JP2565530B2 - 記録液 - Google Patents

記録液

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JP2565530B2
JP2565530B2 JP2101688A JP2101688A JP2565530B2 JP 2565530 B2 JP2565530 B2 JP 2565530B2 JP 2101688 A JP2101688 A JP 2101688A JP 2101688 A JP2101688 A JP 2101688A JP 2565530 B2 JP2565530 B2 JP 2565530B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録液、特にインクジェット記録に適した新
規な染料を用いた記録液に関する。
〔従来の技術〕
インクジェット記録用の記録液には、基本に染料と溶
剤とが用いられるが、この種の溶剤に対しては印字に際
してPPC用紙、ファンホールド紙の様な一般的なオフィ
スにおいて汎用されている紙に対し、定着が速く、かつ
印字品位が良好であることが要求されるため、使用でき
る溶剤が著しく制限されるのが現状である。一方これら
の記録液に用いられる染料に関しては、前記の様な限ら
れた溶剤に対し、十分な溶解性を有し又長期に保存した
場合でも安定であることの他、印字された画像の濃度が
高く、耐水性、耐光性に優れていること等が要求されて
いる。
上記の様な多くの要求を同時に満足させることは相当
に困難である。
このため、例えば特開昭59−202273号、特開昭59−21
5368号、特開昭59−213776号、特開昭60−94476号、特
開昭60−94478号、特開昭61−101574号、特開昭61−101
571号、特開昭61−101572号、特開昭61−195176号等に
みられるごとく多くの対策が提案されているものの市場
の要求を完全に満足するには至っていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は溶解性が高く、長期間保存した場合でも安定
であり、かつ印字された画像の濃度が高くしかも耐水
性、耐光性に優れた新規なマゼンタ色の染料を用いた記
録液の提供を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は水性媒体及び下記一般式〔I〕 (式中、Xは水素原子、低級アルキル基、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基又はSO3M基を表わし、Yは を表わし、Zは置換基を有していてもよいナフタリン残
基を表わし、Wは塩素原子、OH基、NH2基、低級アルキ
ルアミノ基又はヒドロキシ低級アルキルアミノ基を表わ
し、Mは、アルカリ金属、アンモニウム、アミン塩類を
表わす。) で示される染料を含有してなる記録液に関する。
上記一般式〔I〕において、Xで表わされる低級アル
キル基、低級アルコキシ基としては炭素数1〜4のアル
キル基、アルコキシ基が挙げられ、ハロゲン原子として
は、例えば塩素原子が挙げられる。
Zで表わされるナフタリン残基の置換基としてはアシ
ルアミノ基、ジアミノトリアジニルアミノ基、アルコキ
シ基等が挙げられる。Wで表わされる低級アルキルアミ
ノ基と、ヒドロキシ低級アルキルアミノ基の低級アルキ
ル基としては炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
Mで表わされるアルカリ金属としてはNa、K、Liが挙げ
られる。
アミン塩類としては、低級アルキル基、ヒドロキシ低
級アルキル基の基を有するアミン塩類が挙げられる。
本発明の記録液に含有される一般式〔I〕の染料とし
ては具体的には以下の第一表の様なものが挙げられる。
本発明の記録液に用いられる染料は例えば細田豊著
「新染料化学」(昭和48年12月21日発行)技報堂第441
頁〜第442頁の記載に従い通常のジアゾ化カップリング
により製造することができる。例えば以下のような製造
法が挙げられる。
〔染料の製造法〕
塩化シアヌルとm−フェニレンジアミン−4−スルホ
ン酸ナトリウムを水媒中0〜25℃、pH5〜7で反応させ
て、 を得る。
この化合物に、稀塩酸中0〜5℃にて亜硝酸ナトリウ
ムを作用させてテトラゾ化した後、下記一般式〔II〕で
示される化合物 (式中、Zは置換基を有してもよいナフタリン残基を表
わす。) と5〜20℃、pH8〜10でカップリングさせて を得る。
この化合物を希アンモニア水で80〜90℃に加熱して目
的物を得る。
本発明の記録液における上記染料の含有量としては、
記録液全重量に対して0.1〜6重量%の範囲、好ましく
は0.3〜3重量%の範囲が挙げられる。
本発明の記録液に用いられる水性媒体としては、水の
他、水溶性有機溶剤としてエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール(#200)、ポリエチレングリコール(#400)、グ
リセリン、N−メチル−ピロリドン、N−エチル−ピロ
リドン、N−ビニル−ピロリドン、1,3−ジメチル−イ
ミダゾリジノン、エチレングリコールモノアリルエーテ
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル等を含有しているのが
好ましく、水溶性有機溶剤の含有量としては、記録液全
重量に対し、10〜89.5重量%の範囲が挙げられる。
さらに本発明の記録液は記録液全重量に対し0.1〜10
重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、チオ尿素、
ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化合物を添加
したり、又0.001〜0.5重量%の界面活性剤を添加するこ
とにより印字後の速乾性及び印字品位をより一層改良す
ることができる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例で更に詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例により何等限定されるものではない。
実施例1 記録液の組成 使用量(重量%) エチレングリコールモノアリルエーテル 25 エチレングリコール 22 第1表No.1の染料 3水 残量 合計 100 上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔径1μ
のテフロンフィルターで加圧過したのち、真空ポンプ
及び超音波洗浄機を用いて脱気処理し記録液を調製し
た。
得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター
(IP−130K、エプソン株式会社製造)を用いて電子写真
用紙(富士ゼロックス(株)製造)にインクジェット記
録を行ない、下記(a)(b)及び(c)の方法に従っ
て、諸評価を行った。
(a) 記録画像の耐光性 キセノンフェードメーター(スガ試験機(株)製造)
を用いて100時間照射した後の変退色は小さかった。
(b) 記録画像の耐水性 水中に24時間浸漬した後の画像のにじみはわずかであ
り又濃度の低下も小さかった。
(c) 記録液の保存安定性 記録液をテフロン製容器に密閉し、5℃と60℃で1ヶ
月保存したのちでも不溶分の析出は認められなかった。
実施例2 記録液の組成 使用量(重量%) グリセリン 10 エチレングリコール 10 第1表No.2の染料 2水 残量 合計 100 実施例1と同様にして上記組成の記録液を調製し、
(a)〜(c)の検討を行った結果、いずれも良好な結
果を得た。
実施例3 記録液の組成 使用量(重量%) ジエチレングリコール モノブチルエーテル 5 グリセリン 15 第1表No.3の染料 0.9水 残量 合計 100 実施例1の方法に従って、上記の組成から成る記録液
を調製し、実施例1に記載の(a)〜(c)の方法に従
って、評価を行なった結果、いずれも良好であった。
〔発明の効果〕
本発明の記録液は、インクジェット記録用、筆記用具
用等として用いられ、普通紙に記録した場合でも記録画
像の耐光性、耐水性に優れている他記録液としての保存
安定性も良好である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性媒体及び下記一般式〔I〕 (式中、Xは水素原子、低級アルキル基、ハロゲン原
    子、低級アルコキシ基又はSO3M基を表わし、Yは を表わし、Zは置換基を有していてもよいナフタリン残
    基を表わし、Wは塩素原子、OH基、NH2基、低級アルキ
    ルアミノ基又はヒドロキシ低級アルキルアミノ基を表わ
    し、Mは、アルカリ金属、アンモニウム又はアミン塩類
    を表わす。) で示される染料を含有していることを特徴とする記録
    液。
  2. 【請求項2】一般式〔I〕で示される染料が記録液全重
    量に対して0.1〜6重量%含有されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の記録液。
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WO2009078252A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha 水溶性アントラピリドン化合物又はその塩、インク組成物及び着色体

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