JP2565529B2 - 記録液 - Google Patents

記録液

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録液、特にインクジェット記録に適した新
規な染料を用いた記録液に関する。
〔従来の技術〕
インクジェット記録用記録液には、基本的に染料と溶
剤が含まれており、この種記録液に用いられる溶剤に対
しては、印字に際してPPC用紙、ファンホールド紙の様
な一般的なオフィスにおいて汎用されている紙に対し、
定着が速く、かつ印字品位が良好であることが要求され
るため、使用できる溶剤が著しく制限されるのが現状で
ある。一方これらの記録液に用いられる染料に関しては
前記の様な限られた溶剤に対し、十分な溶解性を有し又
長期に保存した場合でも安定であることの他、印字され
た画像の濃度が高く、耐水性、耐光性に優れていること
等が要求されている。
上記の様な多くの要求を同時に満足させることは相当
に困難である。
このため、例えば特公昭62−37070号、特公昭61−189
47号、特開昭55−151071号、特開昭57−36693号、特開
昭57−209971号、特開昭62−32150号、特開昭62−62−1
56177号、特開昭62−156181号、特開昭62−156182号等
からわかるように、多くの改良が試みられているものの
市場の要求を完全に満足するには至っていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、溶解性が高く、長期間保存した場合でも安
定であり、かつ印字された画像の濃度が高くしかも耐水
性、耐光性に優れた褐色味を帯びた黒色を呈する染料を
用いた記録液の提供を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は水性媒体及び下記一般式〔I〕 (式中、Rは水素原子、低級アルキル基又はヒドロキシ
低級アルキル基を表わし、XはCN基、CONH2基又はCOOM
基を表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム又はアミ
ン塩類を表わす。) で示される染料の少くとも1種を含有してなる記録液に
関する。
一般式〔I〕においてRで表わされる低級アルキル
基、ヒドロキシ低級アルキル基のアルキル基としては、
炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、Mで表わされる
アルカリ金属としては、Na、K、Liが挙げられ、アミン
塩類としては、低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキ
ル基等の基を有するアミン塩類が挙げられる。
上記一般式〔I〕で示される染料は本発明の記録液に
おいて一種のみを含有していてもよいが、必要に応じて
置換基の異なる数種を混合して含有していてもよい。
本発明の記録液に含有される一般式〔I〕の染料とし
ては具体的には以下の第一表の様なものが挙げられる。
本発明の化合物は例えば細田豊著「新染料化学」(昭
和48年12月1日発行)技報堂第148頁下から14行〜第148
頁下から2行の記載に従い通常のジアゾ化カップリング
を重ねることにより製造することができる。例えば以下
のような製造法が挙げられる。
〔染料の製造法〕
に稀塩酸中0〜10℃にて亜硝酸ソーダを作用させてテト
ラゾ化した後、 とpH8〜10、0〜10℃でカップリングさせて を得る。
この化合物を更に稀塩酸中0〜10℃亜硝酸ソーダと処
理してテトラゾ化した後、下記一般式〔II〕の化合物 (式中、XはCN基、CONH2基、COOH基を表わし、Rは水
素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基を
表わす。) とpH2〜4、5〜20℃でカップリングせしめて下記の構
造で表わされる様な化合物を得る。
本発明の記録液において、上記染料の含有量として
は、記録液全重量に対して0.5〜10重量%の範囲、好ま
しくは2〜8重量%の範囲が挙げられる。
本発明の記録液に用いられる水性媒体としては水の
他、水溶性有機溶剤としてエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール(#200)、ポリエチレングリコール(#400)、グ
リセリン、N−メチル−ピロリドン、N−エチル−ピロ
リドン、N−ビニル−ピロリドン、1,3−ジメチル−イ
ミダゾリジノン、エチレングリコールモノアリルエーテ
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル等を含有しているのが
好ましく、水溶性有機溶剤の含有量としては、記録液全
重量に対し、10〜89.5重量%の範囲が挙げられる。
さらに本発明の記録液は記録液全重量に対し0.1〜10
重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、チオ尿素、
ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化合物を添加
したり、又0.001〜0.5重量%の界面活性剤を添加するこ
とにより印字後の速乾性及び印字品位をより一層改良す
ることができる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例で更に詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例により何等限定されるものではない。
実施例1 記録液の組成 使用量(重量%) エチレングリコールモノアリルエーテル 25 エチレングリコール 22 第一表No.1の染料 3.5水 残量 合計 100 上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔径1μ
のテフロンフィルターで加圧過したのち、真空ポンプ
及び超音波洗浄機を用いて脱気処理し記録液を調製し
た。
得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター
(IP−130K、エプソン株式会社製造)を用いて電子写真
用紙(富士ゼロックス(株)製造)にインクジェット記
録を行ない、下記(a)(b)及び(c)の方法に従っ
て、諸評価を行った。
(a) 記録画像の耐光性 記録物にキセノンフェードメーター(スガ試験機
(株)製造)を用いて100時間照射した後の変退色は小
さかった。
(b) 記録画像の耐水性 記録物を水中に24時間浸漬した後の画像のにじみはわ
ずかであり又濃度の低下も小さかった。
(c) 記録液の保存安定性 記録液をテフロン容器に密閉し5℃と60℃で1ヶ月保
存したのちでも不溶分の析出は認められなかった。
実施例2 記録液の組成 使用量(重量%) グリセリン 10 エチレングリコール 10 第一表No.2の染料 5水 残量 合計 100 実施例1と同様にして上記組成の記録液を調製し、イ
ンクジェット記録を行い、(a)〜(c)の検討を行っ
た結果、いずれも良好な結果を得た。
実施例3 記録液の組成 使用量(重量%) ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5 グリセリン 15 第一表No.3の染料 7水 残量 合計 100 実施例1の方法に従って、上記の組成から成る記録液
を調製し、インクジェット記録を行い実施例1に記載の
(a)〜(c)の方法に従って、評価を行なった結果、
いずれも良好であった。
実施例4〜7 実施例1におけるNo.1の染料の代りに各々No.4、5、
6、7の染料を用いて記録紙を調製し、インクジェット
記録を行い、実施例1と同様にして(a)〜(c)の評
価を行った結果いずれも良好であった。
〔発明の効果〕
本発明の記録紙は、インクジェット記録用、筆記用具
用等として用いられ、普通紙に記録した場合でも記録画
像の耐光性、耐水性に優れている他記録液としての保存
安定性も良好である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性媒体及び下記一般式〔I〕 (式中、Rは水素原子、低級アルキル基又はヒドロキシ
    低級アルキル基を表わし、XはCN基、CONH2基又はCOOM
    基を表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム又はアミ
    ン塩類を表わす。) で示される染料の少くとも1種を含有していることを特
    徴とする記録液。
  2. 【請求項2】一般式〔I〕で示される染料が、記録液全
    重量に対して0.5〜10重量%含有されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の記録液。
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