JPH08161612A - 買物ピッキングシステムおよびロッカ - Google Patents

買物ピッキングシステムおよびロッカ

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Publication number
JPH08161612A
JPH08161612A JP29989194A JP29989194A JPH08161612A JP H08161612 A JPH08161612 A JP H08161612A JP 29989194 A JP29989194 A JP 29989194A JP 29989194 A JP29989194 A JP 29989194A JP H08161612 A JPH08161612 A JP H08161612A
Authority
JP
Japan
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product
customer
designated
designating
storage
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Pending
Application number
JP29989194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Takebayashi
一 竹林
Toshisada Hashimoto
利貞 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP29989194A priority Critical patent/JPH08161612A/ja
Publication of JPH08161612A publication Critical patent/JPH08161612A/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 顧客が指定した商品を所定の場所に搬送して
収納し、顧客にこの場所で商品を受け取らせることで、
顧客に購入する商品を持って店舗内を移動させることを
なくして顧客サービスを向上させるとともに、商品陳列
棚への商品の陳列を不要にする買物ピッキングシステム
を提供する。 【構成】顧客は商品選択装置2で商品の選択を行う。こ
のとき商品の搬送場所も同時に指定する。ホスト装置1
は、自走車4またはコンベア5によって指定された商品
を指定された搬送場所に搬送する。そして、顧客IDが
入力されると自走車4または商品受取棚6から商品を取
り出すことを許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、顧客が指定した商品
を商品保管場所にて顧客に引き渡す買物ピッキングシス
テム、および、この買物ピッキングシステムの用いられ
る商品を保管するロッカに関する。
【0002】
【従来の技術】店舗では売り場に設けた商品陳列棚に商
品を陳列しておき、顧客が購入を希望する商品を商品陳
列棚から取り出して、レジに持って行く。レジでは、顧
客が持ってきた商品をPOS端末装置等の取引処理装置
に登録し、登録が完了した後に精算処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、店舗で
は商品陳列棚に商品を陳列しておかなければならず、商
品を陳列するためのスペースによって、店舗内の通路等
が狭くなり顧客に対するサービスが良くないという問題
があった。
【0004】また、店舗では商品陳列棚に陳列されてい
る商品の個数を確認し、陳列されている個数が少ない商
品があると、該商品を倉庫等から取り出してきて商品陳
列棚に補充する係員が必要であり、係員の人手確保や、
人件費等の問題があった。
【0005】この発明の目的は、店舗内での商品を陳列
するスペースを削減することで通路等を広くして顧客サ
ービスを向上させるとともに、商品陳列棚に陳列されて
いる商品の個数の確認や商品陳列棚への商品の補充を不
要にすることで人件費を低減することができる買物ピッ
キングシステムを提供することにある。
【0006】また、この発明は上記買物ピッキングシス
テムで使用され、確実に保管している商品を顧客に引き
渡すことができるロッカを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の買物ピッキン
グシステムは、購入を希望する商品を指定する商品指定
手段と、前記商品指定手段で商品を指定するときにID
を入力する第1のID入力手段と、前記商品指定手段で
指定された商品を取り出す商品取出手段と、前記商品取
出手段で取り出した商品を商品保管場所へ搬送する商品
搬送手段と、前記商品保管場所で商品を保管する商品保
管手段と、前記商品保管場所で保管している商品の取出
を許可する取出許可手段と、を備え、前記取出許可手段
は、前記商品保管場所で入力されたIDが前記第1のI
D入力手段で入力されたIDと一致するときにのみ商品
の取出を許可する手段であることを特徴とする。
【0008】また、前記商品保管手段は、商品の取出口
に設けた扉に錠を備え、前記商品取出許可手段は、前記
錠を開錠する手段であることを特徴とする。
【0009】また、前記商品保管場所は、駐車上である
ことを特徴とする。
【0010】また、前記商品指定手段に、前記商品保管
場所で商品を取り出す時刻を入力する取出時刻入力手段
を備えたことを特徴とする。
【0011】また、前記商品指定手段に、前記商品保管
場所で指定された商品の保管を開始する時刻を表示する
保管開始時刻表示手段を備えたことを特徴とする。
【0012】また、前記商品指定手段に、前記商品保管
場所を指定する保管場所指定手段を備えたことを特徴と
する。
【0013】また、前記商品指定手段で指定された商品
の精算を行う精算手段を備えたことを特徴とする。
【0014】また、この発明のロッカは、IDが与えら
れ、錠を有する扉を備えた複数の商品収納部と、IDを
入力するID入力手段と、を備え、前記ID入力手段で
IDが入力された時に該IDが与えられている商品収納
部の錠を開錠する手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】この発明の買物ピッキングシステムにおいて
は、商品指定手段によって指定された商品が商品取出手
段によって取り出される。この取り出された商品は商品
搬送手段によって商品保管場所へ搬送されて保管され
る。商品保管場所ではIDの入力を受付、入力されたI
Dが商品が指定された時に入力されたIDと一致すると
きに保管している商品の取出を許可する。
【0016】したがって、商品陳列棚に同じ商品を複数
陳列せずに、商品のサンプルを1つ、または、商品の写
真等を置いておき、顧客に購入を希望する商品を指定さ
せる。ここで指定された商品は商品取出手段によって取
り出され、この商品が商品保管場所に搬送されて保管さ
れる。顧客は、商品保管場所でIDを入力するだけで商
品保管場所で保管されている自分が指定した商品の取り
出しが許可される。したがって、店舗内の商品を陳列し
ておくスペースを削減して、店舗内の通路等を広くする
ことができ、顧客サービスを向上させることができる。
また、商品陳列棚には、サンプルまたは写真等を陳列し
ておくだけでよいので、商品陳列棚に陳列されている商
品の個数の確認や、商品陳列棚に商品を補充する係員が
不要になり、係員の人手および人件費にかかる費用等の
問題を解消することができる。
【0017】また、商品の取出口に設けた扉に備えた錠
を開錠して、商品の取り出しを許可する。したがって、
確実に商品を購入した人に引き渡すことができる。
【0018】また、駐車場に商品保管場所を設けたこと
で、顧客が商品保管場所から取り出した商品を持って移
動する距離を短くすることができ、顧客サービスを向上
させることができる。
【0019】また、顧客は取出時刻入力手段によって商
品保管場所から商品を取り出す時刻を指定することがで
きる。したがって、顧客は自分にとって最も都合の良い
時間を商品の受け取り時間とすることができる。
【0020】また、保管開始時刻表示手段が商品保管場
所で商品の保管を開始する時刻を表示して、顧客に知ら
せる。したがって、顧客に商品保管場所で商品の受取可
能となる時刻を知らせることができる。よって、顧客は
商品保管場所で持つことなく商品を受け取ることができ
る。
【0021】また、顧客は保管場所指定手段で商品が保
管される場所を指定する。したがって、顧客は自分にと
って都合のよい場所で商品を受け取ることができる。
【0022】また、清算手段によって商品指定手段で指
定された商品の清算が行われる。したがって、店舗では
レジ係を不要にすることができ、レジ係にかかる人手や
人件費等を低減することができる。
【0023】さらに、この発明のロッカにおいては、I
D入力手段によって入力されたIDと一致するIDが与
えられている商品収納部の扉の錠を開錠する。したがっ
て、IDが入力されない限り商品収納部に収納されてい
る商品を受け取ることができないので、IDを知らない
他人に商品収納部に収納されている商品を取り出される
ことがない。よって、確実に商品収納部に収納している
商品を引き渡すことができる。
【0024】
【実施例】図1は、この発明の実施例である買物ピッキ
ングシステムの構成を示す図である。この実施例の買物
ピッキングシステムは、システム全体の制御を行うホス
ト装置1と、顧客が購入希望商品の指定等を行う商品選
択装置2(2-1〜2-n)と、前記商品選択装置2で選択
された商品を取り出す商品取出装置3と、前記商品取出
装置3が取り出した商品を搬送する自走車4(4-1〜4
-k)と、前記商品取出装置3が取り出した商品を保管す
る商品受取棚5(5-1〜5-m)とを備えている。商品受
取棚5は、この発明のロッカである。ホスト装置1は事
務所、商品選択装置2は店舗の売り場、商品取出装置3
は商品倉庫、商品受取棚5は売り場の出口近傍や駐車場
に設置されている。また、商品取出装置3が取り出した
商品は、図示していないコンベアによって商品受取棚5
まで搬送される。自走車4にはホスト装置1から移動指
示が与えられる。ホスト装置1は、商品選択装置2、商
品取出装置3、自走車4、および商品受取棚5と無線ま
たは有線で通信を行うことができる。
【0025】図2は、商品選択装置2の構成を示す図で
ある。商品選択装置2は、CPU11と、ROM12
と、RAM13と、入力操作を行う入力部14と、ホス
ト装置1と無線または有線で通信を行う通信部15と、
顧客が所有するIDカードから情報を読み出すカードリ
ーダ16と、紙幣や硬貨の入金を受け付ける自動入出金
部17と、レシート等を発行するプリンタ18と、商品
の画像を表示する表示部19とを備えている。なお、表
示部19を備えるかわりに、サンプル商品を陳列するス
ペースを設けて陳列するようにしてもよい。なお、商品
選択装置2にサンプル商品を陳列するスペースを表示部
19の代わりに設けてよいが、商品陳列棚に商品を陳列
し、この近傍に表示部19を備えていない商品選択装置
2を設置するようにしてもよい。なお、サンプル商品を
陳列する場合には商品毎に1つずつ陳列しておけばよ
い。また、陳列されているサンプル商品の近傍には、商
品を識別する商品番号が顧客に見えるように表示されて
いる。
【0026】商品倉庫には商品を収納しておく商品収納
棚が設けられており、商品選択装置2の表示部19に表
示またはサンプルを陳列した商品を分類して収納してい
る。
【0027】商品収納棚は、商品を種類別に収納し、各
商品収納部には識別番号を与えている。ホスト装置1で
はこの識別番号と収納されている商品番号とを対応させ
て管理している。図3は、商品取出装置3の構成を示す
図である。商品取出装置3は、CPU21と、ROM2
2と、RAM23と、ホスト装置1と無線または有線で
通信を行う通信部24と、商品収納棚から商品を取り出
す商品ハンドリング部25とを備えている。商品選択装
置2で商品が選択されると、ホスト装置1は商品取出装
置3に商品収納部を識別する識別番号を送信し、商品取
出装置3はこの識別番号に対応する商品収納部に収納さ
れている商品を商品ハンドリング部25で取り出す。
【0028】図4は自走車の構成を示す図であり、図5
は自走車の正面図である。自走車4は、CPU31と、
ROM32と、RAM33と、ホスト装置と無線で通信
を行う通信部34と、顧客が所有するIDカードから情
報を読み出すカードリーダ35と、紙幣や硬貨の入金を
受け付ける自動入出金部36と、伝票等を発行するプリ
ンタ37と、操作方法等を表示する表示部38とを備え
ている。また、自走車4は内部に商品を収納する商品収
納部41を有し、商品収納部41には扉42と、前記扉
42の開閉を制限する錠43とを有している。自走車4
の商品収納部41には、商品取出装置3が商品収納部か
ら取り出した商品が収納される。商品を収納した自走車
4はホスト装置1からの移動指示にしたがって、指定さ
れた場所に移動する。なお、商品取出装置3が商品収納
部から取り出した商品を自走車4ではなくコンベアで搬
送することもできる。この場合には、商品取出装置3は
取り出した商品を自走車4ではなくコンベアに載せる。
【0029】図6は商品受取棚の構成を示す図であり、
図7は 商品受取棚の正面図である。商品受取棚5は、
CPU51と、ROM52と、RAM53と、入力操作
を行う入力部54と、ホスト装置1と無線または有線で
通信を行う通信部55と、顧客が所有するIDカードか
ら情報を読み出すカードリーダ56と、紙幣や硬貨の入
金を受け付ける自動入出金部57と、レシート等を発行
するプリンタ58と、操作方法の表示等を行う表示部5
9と、コンベアによって搬送されてきた商品を取り込む
商品ハンドリング部60とを備えている。また、商品受
取棚5には前記商品ハンドリング部60で取り込んだ商
品を収納する複数の商品収納部61を有し、各商品収納
部61には扉62と、前記扉の開閉を制御する錠63が
設けられている。商品ハンドリング部60は、商品受取
棚5の背面に設けられており、コンベアで搬送されてき
た商品を後ろ側から商品収納部61に収納する。
【0030】図8〜図11を参照しながらこの発明の買
物ピッキングシステムの動作を説明する。図8は商品の
選択時の処理を示し、図9は商品搬送時の処理を示し、
図10は自走車での商品引渡時の処理を示し、図11は
商品受取棚での商品引渡時の処理を示す。最初に図8を
参照しながら商品の選択時の処理を示す。この実施例で
は、顧客は店舗に入る時にIDカードが渡される。顧客
は、店舗内の売り場を移動しながら商品陳列棚に陳列さ
れているサンプル商品や、商品選択装置2の表示部19
に表示されている商品の画像を見て購入を希望する商品
を確認する。顧客は、購入を希望する商品があると、商
品選択装置2の入力部14を操作してこの商品を識別す
る商品番号を入力する(n1)。商品番号は、商品陳列
棚または商品の画像とともに表示部19に表示されてお
り、顧客は簡単に商品番号を知ることができる。顧客
は、商品番号の入力が完了すると商品の搬送場所の入力
を行う(n2)。この商品の搬送場所は、例えば店舗の
出口近傍や駐車場等予め決められている商品搬送先から
顧客が自分にとって都合のよい場所を選択するものであ
る。例えば、店舗に車で来店している顧客は、商品搬送
場所として駐車場を選択することで、該商品を駐車場で
受け取ることができ、商品を持って移動する距離が短く
なる。なお、商品搬送場所として指定可能な場所には、
自走車4が商品を収納した状態で待機可能あるいは商品
受取棚6が設けられている。顧客は、搬送場所の指定を
完了すると店舗に入る時に渡されたIDカードを商品選
択装置2のカードリーダ16に挿入する。商品選択装置
2は、挿入されたIDカードに記憶されているID番号
を読出(n3)、選択された商品の商品番号、商品の搬
送場所、ID番号を含む取引データを作成して通信部1
5から無線または有線でホスト装置1に送信する(n
4)。
【0031】ホスト装置1では、商品選択装置2から送
信されてきた取引データを受信すると(n21)、n2
で指定された場所にn1で指定された商品の搬送が完了
する搬送完了時刻を算出する(n22)。この時刻の算
出は、商品の取出を開始するまでの待ち時間(他の顧客
の商品の取出等が完了するまでの時間)、商品の取出に
要する時間および取り出した商品を指定場所まで搬送す
る時間を現在の時刻に加えることにより算出する。この
ようにして算出した搬送完了時刻を無線または有線で商
品選択装置2に送信する(n23)。
【0032】商品選択装置2では、通信部15でホスト
装置1が出力した搬送完了時刻を受信すると(n5)、
この搬送完了時刻を表示部19に表示する(n6)。し
たがって、顧客は指定した搬送場所へ商品の搬送が完了
する時刻を、表示部19の表示によって知ることができ
る。よって、顧客はこの表示された搬送完了時刻に商品
の搬送場所に行けば、商品が到着するのを待つことなく
すぐに商品を受け取ることができる。
【0033】また、顧客は入力部14を操作をして、こ
の表示された商品到着時刻を変更することもできる(n
7)。例えば、表示部19に表示された商品到着時刻に
なっても自分が商品を受取に行けない場合等には、商品
を受け取るのに自分の都合がよい時刻を指定することが
できる。なお、ここで指定できる時刻は、n6で表示さ
れた時刻よりも遅い時刻である。商品選択装置2は、n
7で搬送完了時刻が指定された場合にはホスト装置1に
指定時刻を通信部15から送信する(n8)。
【0034】ホスト装置1は、商品選択装置2から指定
時刻が送信されてきた場合にはこの指定時刻に商品の搬
送が完了するようにスケジューリングを行い、商品選択
装置2から指定時刻が送信されてこなかった場合にはn
22で算出した時刻に商品の搬送が完了するようにスケ
ジューリングを行う(n25)。
【0035】一方、商品選択装置2では指定された商品
の精算処理も行われる(n9)。精算処理は、取引金
額、該取引金額の入金方法等を表示部19に表示する。
顧客は、表示部19に表示にしたがって取引金額の精算
を行う。この取引金額の精算は、自動入出金部17に現
金を挿入することで行われる。商品選択装置2は、自動
入出金部17に挿入された現金の金額を算出し、釣銭が
有る場合には、釣銭を放出する。精算処理が完了する
と、レシートを発行し(n10)、n3で挿入されたI
Dカードを排出し(n11)、ホスト装置1に精算が完
了した旨を通知する(n12)。ホスト装置1は、精算
結果を受信し(n26)、これに基づいて取引の管理す
る。レシートには、商品名、価格、商品搬送場所、商品
到着時刻等が印字されている(図12参照)。
【0036】以上のようにして、顧客は購入を希望する
商品を選択することができる。なお、他に購入を希望す
る商品がある場合には、上記した処理を再度繰り返せば
よい。このようにして、商品の選択を行うようにしたた
め、顧客に購入を希望する商品を持たせずに店舗の売り
場を移動させることができ、顧客サービスを向上するこ
とができる。また、商品を1つ選択する毎に精算を行う
処理になっているが、商品選択装置2で精算処理を行わ
ず、後述するように商品の搬送場所で商品を受け取る時
に一括して行うようにしてもよい。
【0037】次に、図9を参照しながら商品取出時の処
理を示す。ホスト装置1は、n25で行ったスケジュー
リング時間になると(n31)、商品取出装置3に商品
の取出指示を送信する(n32)。この商品の取出指示
にはn2で指定された商品に与えられている商品が収納
されている商品収納部の識別番号やこの商品を載せる自
走車4の識別番号またはコンベアの識別番号が含まれて
いる。
【0038】商品取出装置3は、商品の取出指示を受信
すると(n41)、この指示に含まれる識別番号の商品
収納部に収納されている商品を商品ハンドリング部25
で取り出し(n42)、この取り出した商品を指定され
た自走車4の商品収納部41または指定されたコンベア
に載せる(商品セットを行う)(n43)。そして、商
品取出装置2は商品のセットが完了したことをホスト装
置1に無線または有線で通知し(n44)、処理を完了
する。
【0039】図10を参照しながら自走車による商品の
搬送および受取処理を説明する。n44で商品取出装置
3から完了通知を受信すると(n51)、自走車4に移
動指示を無線で送信する(n52)。この移動指示に
は、顧客のID番号、精算結果、搬送場所等が含まれて
いる。
【0040】自走車4は、ホスト装置1から移動指示を
受信すると(n61)、指示された搬送場所へ移動を開
始し(n62)、指示された搬送場所に到着すると停止
して待機する(n63)。なお、自走車4が搬送場所に
到着する時刻はn22で算出した搬送完了時刻またはn
7で顧客が指定した搬送完了時刻となるようにホスト装
置1が移動指示を送っている。したがって、顧客は指定
した時刻または表示された時刻に商品の搬送場所に行け
ば、待つことなくすぐに商品を受け取ることができる。
【0041】顧客は以下の操作を行って商品収納部41
に収納されている商品の受取を行う。顧客は、待機して
いる自走車4のカードリーダ35に商品を選択する時に
使用したIDカードを挿入する。自走車4は挿入された
IDカードを取り込み(n64)、ID番号を読み出し
てこのID番号がホスト装置1から送信されてきた移動
指示に含まれていたID番号と一致しているかどうかを
判定する(n65)。
【0042】ここで、ID番号が一致している場合には
錠40を開錠し(n66)、一致していない場合には錠
40を開錠しない。
【0043】したがって、自走車4によって搬送されて
きた商品を他人が商品収納部41から取り出すことはで
きない。また、上記の説明においては、精算は商品選択
装置2ですでに完了しているが、商品選択装置2で精算
を行わずに自走車4で行うようにしてもよい。精算処理
は上記した商品選択装置2で行う場合と同様に、顧客が
自動入出金部36に現金を挿入することで行える。な
お、精算処理を自走車4で行う場合には、精算が完了し
た時点で錠40を開錠して、搬送してきた商品の取り出
しを許可するようにすればよい。
【0044】顧客は、扉42を開いて、商品収納部41
に収納されている商品を取り出し、扉42を閉じる。上
記したように、商品を選択した時に使用されたIDカー
ドを所有していない人物が、自走車4の扉42を開け
て、商品収納部41に収納されている商品を取り出すこ
とはできない。自走車4は顧客が商品を全て取り出した
ことを確認すると、ホスト装置1に商品の引き渡し完了
を通知する(n67)。
【0045】なお、自走車4はn64で取り込んだID
カードを排出せずに回収する。このようにIDカードを
回収することで、回収したIDカードを別の顧客に再使
用することができ、システムの運用にかかる費用を低減
することができる。
【0046】ホスト装置1は、自走車4から商品の引渡
完了の通知を受けると(n52)、この自走車4に商品
倉庫に戻るように指示する(n53)。自走車4は、ホ
スト装置1から戻りの指示を受けると、移動を開始し
(n68)、商品倉庫に到着すると停止して、戻り完了
をホスト装置1に通知する(n69)。
【0047】つぎに、図11を参照しながらコンベアに
よる商品の搬送および受取処理を説明する。n44で商
品取出装置3から完了通知を受信すると(n81)、コ
ンベアを動作して載せられている商品をn2で指定され
ている搬送場所の商品受取棚5の近傍まで搬送し、コン
ベアを停止させる(n82、n83)。なお、商品は、
商品受取棚5の背面側に搬送されている。商品受取棚5
には、上記したように、背面側に商品ハンドリング部6
0を備え、この商品ハンドリング部60で搬送されてき
た商品を拾い上げ、商品収納部61に収納する。なお、
商品受取棚5は、正面には扉が設けられているが背面に
は開口部が設けられており(扉は設けられていない)、
背面から商品を挿入することができる構造になってい
る。そして、ホスト装置1は商品受取棚5に商品の収納
指示を送信する(n83)。この商品の収納指示には商
品を収納する商品収納部を識別する識別番号、この商品
を指定した顧客のID番号、精算結果等が含まれてい
る。
【0048】商品受取棚5は、収納指示を受信すると
(n91)、コンベアで搬送されてきている商品を商品
ハンドリング部50で拾い上げ、商品の収納指示に含ま
れていた識別番号の商品収納部61の背面の開口部から
この拾い上げた商品を挿入することで商品収納部61に
該商品を収納する(n92)。商品受取棚5は、商品の
収納が完了すると、商品収納完了をホスト装置1に通知
する(n93)。なお、n22で算出した時刻またはn
7で指定された時刻に商品の収納が完了するように、ホ
スト装置1は商品の搬送を開始していることはいうまで
もない。また、商品受取棚5は商品収納部61に商品の
収納が完了すると、商品収納部61の識別番号と収納指
示に含まれて送信されてきたID番号を対応させてRA
M53に記憶する。
【0049】したがって、顧客は指定した時刻または表
示された時刻に商品の搬送場所に行けば、待つことなく
すぐに商品を受け取ることができる。顧客は以下の操作
を行って商品収納部60に収納されている商品の受取を
行う。顧客は、自分が指定した場所の商品受取棚5に行
き、カードリーダ46に商品を選択する時に使用したI
Dカードを挿入する。商品受取棚5は挿入されたIDカ
ードを取り込んで(n94)、このIDカードからID
番号を読み出し、このID番号に対応させてRAM53
に記憶している商品収納部61の識別番号があるかどう
かを判定する(n95)。一致しているID番号がある
場合には、該当する商品収納部61の錠63を開錠し
(n96)、一致しているID番号が無い場合には全て
の商品収納部61の扉62に設けられれた錠63を開錠
しない。ホスト装置1は、商品引き渡し完了の通知を受
信し(n85)、処理を完了する。
【0050】したがって、自走車4で商品を受け取る場
合と同様に、他人が商品収納部61に収納されている商
品を取り出すことはできない。また、精算を商品選択装
置2で行わず、商品受取棚6で行う用にしてもよい。こ
の場合には、精算が完了した時点で錠63を開錠して、
商品の取り出しを許可するようにすればよい。なお、上
記と同様に挿入されたIDカードは排出せずに回収し、
再使用される。
【0051】なお、POS端末装置等の取引処理装置を
店舗内に設けて、ここで精算を行うようにしてもよい。
この場合には、ホスト装置1で顧客別に選択された商品
を管理し、取引処理装置から精算の要求があった場合に
取引データを送信し、精算を行うようにすればよい。ま
た、商品選択装置で商品が選択された時に発行されるレ
シートにID番号を印字するようにして、商品の受取時
にこのID番号を入力させるようにしてもよい。この場
合には、IDカードを不要にすることができる。また、
IDカードの代わりに顧客が所有するクレジットカード
を使用するようにしてもよいし、精算を現金で行うとし
たがクレジットカードで行うようにしてもよい。
【0052】以上のように、店舗では、売り場にサンプ
ル商品または商品の表示等を行えばよいので、商品を陳
列するためのスペースを削減し、通路等を広くして顧客
サービスを向上させることができる。また、商品陳列棚
に陳列されている商品の個数の確認や、商品陳列棚に商
品を補充する必要がないため、これらの作業を行う係員
の人手や人件費を削減することができる。さらに、顧客
が商品を持って移動する距離を短くすることができ、よ
り顧客サービスを向上させることができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、店舗
では顧客に購入予定の商品を持たして店舗内を移動させ
ることがなくなり、顧客に対するサービスを向上させる
ことができる。また、商品毎に売り場に陳列されている
数を確認したり、陳列されている数の少ない商品を補充
する等の作業が不要になり、店舗では人手を減らすこと
ができ、人件費等にかかる費用を低減することができ
る。
【0054】また、商品収納部の扉に錠を設け、顧客を
識別して錠の開閉を制御するため、他人に商品が取り出
されることを防止することができる。
【0055】また、商品を駐車場に搬送することによ
り、顧客は駐車場で商品を受け取ることができる。した
がって、顧客は商品を受け取ると直ぐに自分の車に商品
を載せることができ、商品を持って移動する距離が短く
なり、顧客に対するサービスを向上させることができ
る。
【0056】また、商品が指定された場所に収納される
時間を表示することで、顧客を待たせることなくすぐに
商品を引き渡すことができ、顧客サービスをより一層向
上させることができる。
【0057】また、商品を受け取る場所が指定できるた
め、顧客は自分にとって都合のよい場所を選択すること
ができる。
【0058】さらに、ID番号を正確に入力しないかぎ
りロッカに収納されている商品を取り出すことができな
いようにしたので、ID番号を知らない他人が該商品を
取り出すことができない。したがって、確実に顧客に商
品を引き渡すことができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である買物ピッキングシステ
ムの構成を示す図である。
【図2】商品選択装置の構成を示す図である。
【図3】商品取出装置の構成を示す図である。
【図4】自走車の構成を示す図である。
【図5】自走車の正面図である。
【図6】商品受取棚の構成を示す図である。
【図7】商品受取棚の正面図である。
【図8】同買物ピッキングシステムの商品の選択処理を
示す図である。
【図9】同買物ピッキングシステムの商品の取出処理を
示す図である。
【図10】自走車による商品の搬送および商品の受渡し
の処理を示す図である。
【図11】コンベアによる商品の搬送および商品受取棚
での商品の受渡しの処理を示す図である。
【図12】発行されるレシート印字例を示す図である。
【符号の説明】
1−ホスト装置 2(2-1〜2-n)−商品選択装置 3−商品取出装置 4−自走車 5−商品受取棚

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 購入を希望する商品を指定する商品指定
    手段と、前記商品指定手段で商品を指定するときにID
    を入力する第1のID入力手段と、前記商品指定手段で
    指定された商品を取り出す商品取出手段と、前記商品取
    出手段で取り出した商品を商品保管場所へ搬送する商品
    搬送手段と、前記商品保管場所で商品を保管する商品保
    管手段と、前記商品保管場所で保管している商品の取出
    を許可する取出許可手段と、を備え、 前記取出許可手段は、前記商品保管場所で入力されたI
    Dが前記第1のID入力手段で入力されたIDと一致す
    るときにのみ商品の取出を許可する手段であることを特
    徴とする買物ピッキングシステム。
  2. 【請求項2】 前記商品保管手段は、商品の取出口に設
    けた扉に錠を備え、 前記商品取出許可手段は、前記錠を開錠する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の買物ピッキングシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記商品保管場所は、駐車上であること
    を特徴とする請求項1または2記載の買物ピッキングシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記商品指定手段に、前記商品保管場所
    で商品を取り出す時刻を入力する取出時刻入力手段を備
    えたことを特徴とする請求項1、2、または、3記載の
    買物ピッキングシステム。
  5. 【請求項5】 前記商品指定手段に、前記商品保管場所
    で指定された商品の保管を開始する時刻を表示する保管
    開始時刻表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜
    3、または、4記載の買物ピッキングシステム。
  6. 【請求項6】 前記商品指定手段に、前記商品保管場所
    を指定する保管場所指定手段を備えたことを特徴とする
    請求項1〜4、または、5記載の買物ピッキングシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記商品指定手段で指定された商品の精
    算を行う精算手段を備えたことを特徴とする請求項1〜
    5、または、6記載の買物ピッキングシステム。
  8. 【請求項8】 IDが与えられ、錠を有する扉を備えた
    複数の商品収納部と、IDを入力するID入力手段と、
    を備え、 前記ID入力手段でIDが入力された時に該IDが与え
    られている商品収納部の錠を開錠する手段を備えたこと
    を特徴とするロッカ。
JP29989194A 1994-12-02 1994-12-02 買物ピッキングシステムおよびロッカ Pending JPH08161612A (ja)

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