JPH08161215A - ファイル管理システム - Google Patents
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- JPH08161215A JPH08161215A JP6303944A JP30394494A JPH08161215A JP H08161215 A JPH08161215 A JP H08161215A JP 6303944 A JP6303944 A JP 6303944A JP 30394494 A JP30394494 A JP 30394494A JP H08161215 A JPH08161215 A JP H08161215A
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Abstract
ファイル管理を行うことのできるファイル管理システム
及びリンクを用いてそれが関係付けるファイルを制御で
きるようなファイル管理システムを実現することを目的
とする。 【構成】 各ユーザのファイルに対するアクセス権を少
なくとも含むファイル管理情報及び該ファイルを他のフ
ァイルに関係付けるリンクの情報及び各ユーザの該リン
クへのアクセス権を少なくとも含むリンク管理情報を規
定しテーブルを有し、上記ファイル管理情報及びリンク
管理情報に基づいて、ユーザからの要求に従ったファイ
ルの処理及びリンクの利用を制御するようにした。また
更に、上記リンク管理情報は、第一のファイルに対する
処理がリンクにて関係付けられる第二のファイルに反映
されるか否かを示す処理伝搬情報を含み、第一のファイ
ルが処理されたときに該処理伝搬情報に基づいて第二の
ファイルの処理を制御するようにした。
Description
可能なファイルを管理するファイル管理システムに係
り、特に、複数のファイルを関係づけるリンク情報を各
ファイルを管理する情報として有するファイル管理シス
テムに関する。
て、ファイルを複数のユーザにて共有するこのできるフ
ァイルシステムが提案されている。このようなシステム
では、各ユーザが端末ユニットからファイルサーバに格
納されたファイルにアクセスすることが可能である。こ
のようなシステムでは、ファイルサーバは、予め定めた
管理情報に従って、各ユーザからのファイルに対するア
クセスを制御(ファイルの読込の可否、ファイルの書込
の可否、ファイルの複写の可否、ファイルの削除の可否
等)している。
いて、複数のファイルを関係付けるようにして管理する
ことが提案されている。このような複数のファイルの関
係を記述したものをリンクという。この従来のリンクは
関係付けるファイルと一体となって管理されており、フ
ァイルを利用できる全てのユーザは、そのファイルを関
係付けているリンクの存在を知ることができる。
てファイルの利用形態が異なるにも関わらず、あるユー
ザがファイルを関係付けるためにリンクを設定すると、
このリンクもファイルを利用できる全てのユーザに共有
されてしまう。このため、各ユーザがリンクを用いた独
自のファイル管理を行うことができない。
単に関係しているということのみを記述するものであ
り、関係づけられたファイルの制御機能を有するもので
はない。即ち、従来のファイル管理システムにおいて
は、リンクを用いてファイルを制御することが全く考慮
されていない。そこで、本発明の目的は、第一に、各ユ
ーザがリンクを用いた独自のファイル管理を行うことの
できるファイル管理システムを提供することであり、ま
た、第二に、リンクを用いてそれが関係付けるファイル
を制御できるようなファイル管理システムを提供するこ
とである。
るため、本発明は、請求項1に記載されるように、端末
ユニットからのユーザの要求に応じて利用されるファイ
ルの管理を行うファイル管理システムにおいて、各ユー
ザがファイルに対して行うことのできる処理に関する情
報を少なくとも含むファイル管理情報を規定した第一の
手段と、該ファイルを他のファイルに関係付けるリンク
の情報及び各ユーザが該リンクの利用を許容されている
か否かを示す情報を少なくとも含むリンク管理情報を規
定した第二の手段と、ユーザからの要求に従ったファイ
ルの処理及びリンクの利用を上記第一及び第二の手段に
規定されたファイル管理情報及びリンク管理情報に基づ
いて制御する制御手段とを有するものとした。
に対して行うことのできる処理を変更できるようにする
という観点から、請求項2に記載されるように、上記フ
ァイル管理情報は、更に、ファイルに対して行うことの
できる処理に関する情報の更新を当該各ユーザが許容さ
れているか否かを示す第一の情報を含み、更に、該第一
の情報に基づいて、ユーザからの要求に従ったファイル
に対して行うことのできる処理に関する情報の更新を制
御する更新制御手段を有するようにした。
を変更できるようにするという観点から、請求項3に記
載されるように、上記リンク管理情報は、更に、各ユー
ザが該リンク管理情報の更新を許容されているか否かを
示す第二の情報を含み、更に、該第二の情報に基づい
て、ユーザからの要求に従ったリンク情報の更新を制御
する手段を有するようにした。
発明は、請求項4に記載されるように、上記ファイル管
理システムにおいて、上記リンク管理情報は、更に、第
一のファイルに対する処理がリンクにて関係付けられる
第二のファイルに反映されるか否かを示す第一の処理伝
搬情報を含み、上記制御手段は、第一のファイルが処理
されたときに該第一の処理伝搬情報に基づいて第二のフ
ァイルの処理を制御する手段を有するようにした。
ムにおいて、ユーザがファイルに対して行うことのでき
る処理の変更が該ファイルにリンクにて関係付けられた
他のファイルに反映できるようにするという観点から、
請求項6に記載されるように、上記リンク管理情報は、
更に、各ユーザが第一のファイルに対して行うことがで
きる処理に関する情報の更新がリンクにて関係付けられ
る第二のファイルに対して対応するユーザが行うことの
できる処理に関する情報に反映されるか否かを示す第二
の処理伝搬情報を含み、上記更新制御手段は、あるユー
ザが第一のファイルに対して行うことができる処理に関
する情報が更新されたときに、該第二の処理伝搬情報に
基づいて、該ユーザが第二のファイルに対して行うこと
ができる処理に関する情報の更新の制御を行う手段を有
するようにした。
いて、ファイルに対する処理が該ファイルを他のファイ
ルに関係付けるリンクに反映できるようにするという観
点から、請求項9に記載されるように、上記リンク管理
情報は、更に、リンクが関係付ける第一のファイルと第
二のファイルのうち第一のファイルに対する処理がリン
クに反映されることを示す第一のリンク処理情報を含
み、更に、第一のファイルが処理されたときに該第一の
リンク処理情報に基づいて第一のファイルの処理に対応
した処理をリンクに対して行う手段を有する。
に、上記リンク管理情報は、更に、リンクが関係付ける
第一のファイルと第二のファイルのいずれかに対する処
理がリンクに反映されることを示す第二のリンク処理情
報を含み、更に、第一及び第二のファイルのうちいずれ
かが処理されたときに該第二のリンク処理情報に基づい
て該ファイルに対する処理に対応した処理をリンクに対
して行う手段を有するようにした。
て、ファイルを関係付けるリストに関連する他のリスト
の利用も可能にするという観点から、請求項13に記載
されるように、上記リンク管理情報は、第一のファイル
と第二のファイルとを関係づけるリンクと関連するリン
クを示す関係リンクリストを含み、上記制御手段は、更
に、該関係リンクリストに示されたリンクの利用を制御
する手段を有するようにした。
は、端末ユニットからユーザのファイルに対する処理
(読出、書込、複写、削除等)の要求がなされると、制
御手段は、第一の手段に格納されたファイル管理情報に
基づいて、該要求に従ったファイルの処理を制御する。
また、端末ユニットからユーザのリンクに対する利用
(関連するファイルを見るため等)の要求がなされる
と、制御手段は、第二の手段に格納されたリンク管理情
報に基づいて、該ユーザによる要求に従ったリンクの利
用を制御する。
ムでは、例えば、第一のユーザから、ファイルに対して
第二のユーザが行うことのできる処理に関する情報を変
更するように要求がなされると、第一の情報に基づい
て、該第二のユーザが該ファイルに対して行うことので
きる処理に関する情報の変更が制御される。請求項3に
記載されるファイル管理システムでは、ユーザからリン
ク管理情報を変更するように要求がなされると、第二の
情報に基づいて、リンク管理情報の変更が制御される。
ムでは、ユーザの要求に基づいて第一のファイルが処理
(削除、複写等)されると、第一の処理伝搬情報に基づ
いて、リンクにて第一のファイルに関係付けられる第二
のファイルの処理(削除、複写等)が制御される。請求
項6に記載されるファイル管理システムでは、例えば、
第一のユーザからの要求によって、第二のユーザが第一
のファイルに対して行うことのできる処理の情報が更新
されると、第二の処理伝搬情報に基づいて、該第二のユ
ーザが第二のファイルに対して行うことのできる処理の
情報の更新が制御される。
ムでは、ユーザからの要求によって第一のファイルが処
理(削除、複写等)されると、第一のリンク処理情報に
基づいて、該ファイルの処理に対応した処理が該第一の
ファイルを第二のファイルに関係づけるリンクに対して
なされる。請求項11に記載されるファイル管理システ
ムでは、ユーザからの要求によって第一または第二のフ
ァイルが処理(削除、複写等)、第二のリンク処理情報
に基づいて、該処理に対応した処理が第一及び第二のフ
ァイルを関係付けるリンクに対してなされる。
テムでは、ユーザからの要求に従って、関係ファイルリ
ストに示されたリストの利用(該リストにて関係付けら
れるファイルの処理すること等)が制御される。
する。図1は、本発明の実施例に係るファイル管理シス
テムが適用されるファイルシステムの基本構成を示すブ
ロック図である。図1において、複数の端末ユニット2
1(1)、21(2)、・・・、21(n)がLAN等
のネットワーク50を介してファイルサーバ10に接続
されている。各端末ユニット21(1)、21(2)、
・・・、21(n)はパーソナルコンピュータ等で構成
される。ファイルサーバ10として大型コンピュータあ
るいはワークステーション等が利用される。ユーザは、
端末ユニットでのログイン処理により該端末ユニットを
介してファイルサーバ10内のファイルの利用等が可能
となる。
すように処理ユニット12及びファイル格納ユニット1
4を有する。処理ユニット12は、CPU(中央演算処
理ユニット)、メモリ等によって構成され、ファイル格
納ユニット14はハードディスクユニット、光磁気ユニ
ット等が利用される。ファイル格納ユニット14には、
ファイル1、ファイル2、・・・、ファイルnと共に、
ファイル管理テーブル141が格納されている。上記複
数のファイルにはリンクによって関係付けられたものが
含まれている。ファイル管理テーブル141は、ファイ
ルのID(ファイル名に対応)を管理するためのファイ
ルID管理テーブル141aを有している。各ファイル
の構造は、大きく制御ブロック部分とデータブロック部
分に分けられている。データブロック部分は、テキスト
データ、イメージデータ等のファイルの内容に対応して
いる。制御ブロック部分は、更に、ファイルの管理情報
に対応したファイル制御ブロック及びリンクの管理情報
に対応したリンク制御ブロックに分けられている。この
各ファイルの構造については後に詳述する。
121とファイル操作処理部122とから構成されてい
る。ファイル操作受付部121は、各端末ユニットにて
ログインしたユーザからのファイル操作の処理依頼を一
括して受け付け、該処理依頼に基づいてファイル操作処
理部122にて得られた処理結果を対応する各端末ユニ
ットに返送する。ファイル操作処理部122はファイル
操作受付部121にて受け付けられた処理依頼に従って
ファイル操作の処理を行う。このファイル操作処理部1
22は、ファイル操作処理統括部123、アクセス権処
理部124、リンクデータ処理部125及びファイルデ
ータ処理部126から構成されている。ファイル操作処
理統括部123は、処理依頼の内容に応じてアクセス権
処理部124、リンクデータ処理部125及びファイル
データ処理部126を選択的に制御する。アクセス権処
理部124は、各ユーザ毎に設定されたファイルとリン
クのアクセス権を判定し、必要に応じてアクセス権の変
更を行う。ファイルのアクセス権及びリンクのアクセス
権については後述する。リンクデータ処理部125は、
リンクの制御情報の更新を行い、リンクの制御情報に従
ってリンク及び又はファイルの制御を行う。ファイルデ
ータ処理部126は、ファイルデータの読出し及び書込
みを行う。
た各ファイルの詳細な構造は、図3に示すようになって
いる。各ファイルは、前述したように、ファイル制御ブ
ロック、リンク制御ブロック及びデータブロックにて構
成される。ファイル制御ブロックには、図3(a)に示
すように、各ユーザのファイルに対するアクセス権、フ
ァイル名、ファイル作成者名等のファイルの管理情報が
規定されている。ファイルに対するアクセス権とは、各
ユーザがファイルに対して行うことのできる処理に対応
した権利であり、可視権、読込権、書込権、複写権、削
除権及び所有権からなっている。ファイルの可視権と
は、ユーザがそのファイルの存在を知ることができる権
利、ファイルの読込権とは、ユーザがそのファイルのデ
ータを読み込むことができる権利、ファイルの書込権と
は、ユーザがそのファイルのデータを更新することがで
きる権利である。また、ファイルの複写権とは、ユーザ
がそのファイルのデータを他の新規のファイルとして複
写できる権利、ファイルの削除権とは、ユーザがそのフ
ァイルをシステム内から削除できる権利、所有権とは、
ユーザがそのファイルの管理情報を更新できる権利であ
る。ファイル制御ブロックにおいて、各ユーザの上記各
権利の有無は対応するフラグの状態(オンまたはオフ)
にて表される。
すように、該ファイルと他のファイルとを関係付けてい
るリンクを特定するリンクID、リンクIDにて特定さ
れたリンクと関連するリンクを順序をつけて格納するリ
ンクリスト、各ユーザの該リンクIDにて特定されたリ
ンクに対するアクセス権、該リンクにて関係付けられた
ファイルを該リンクを介して制御するためのファイル制
御情報等のリンクの管理情報が規定されている。上記リ
ンクIDは当該ファイルシステム内においてグローバル
ユニークとなるように作成される。リンクに対するアク
セス権とは、各ユーザがリンクに対して行使できる権利
であり、可視権と所有権とからなっている。リンクの可
視権とは、ユーザがそのリンクの存在を知り、その内容
を確認できる権利であり、リンクの所有権とは、ユーザ
がそのリンクの管理情報を更新できる権利である。各ユ
ーザは、リンクの可視権に基づいて該リンクを利用する
ことができる。各ユーザのリンクに対する各権利の有無
は対応するフラグの状態(オンまたはオフ)にて表され
る。
ブロックの後に、図3(c)に示すように、テキストデ
ータ、イメージデータ等のファイルの実際の内容を表す
データブロックが設けらる。上記リンク制御ブロックに
おけるファイル制御情報は、例えば、図4に示すように
リンクで関係付けられたファイル1及びファイル2を制
御するための情報であり、そのリンクの属性として規定
される。ここで、リンクの元になるファイル1をソース
ファイルといい、リンクによってファイル1(ソースフ
ァイル)に結合されるファイル2をデスティネーション
ファイルという。そして、ソースファイルのリンク制御
ブロックにおけるファイル制御情報と、該ソースファイ
ルにリンクにて結合されるデスティネーションファイル
のリンク制御ブロックにおけるファイル制御情報とは同
一である。
御情報のフィールドは、図3(b)に示すように、アク
セス増加伝搬、アクセス減少伝搬、削除伝搬、リンク種
別、リンク消滅の各フィールドを有している。アクセス
増加伝搬フィールドには、図5(a)に示すように、フ
ァイルの6つアクセス権(可視権、読出権、書込権、複
写権、削除権及び所有権)のそれぞれに対応した6つの
フラグが設定されている。このアクセス増加伝搬フィー
ルドのオン状態となるフラグは、あるユーザの該フラグ
に対応するソースファイルのアクセス権のオフからオン
への変更(増加という)をデスティネションファイルに
伝搬させるための制御情報となる。即ち、この制御情報
に基づいてデスティネーションファイルの対応するアク
セス権が自動的にオフからオンに変更(増加)され得
る。
(b)に示すように、ファイルの6つのアクセス権(可
視権、読出権、書込権、複写権、削除権及び所有権)の
それぞれに対応した6つのフラグが設定されている。こ
のアクセス減少伝搬フィールドのオン状態となるフラグ
は、あるユーザの該フラグに対応するソースファイルの
アクセス権のオンからオフへの変更(減少という)をデ
スティネーションファイルに伝搬させるための制御情報
となる。即ち、この制御情報に基づいてデスティネーシ
ョンファイルの対応するアクセス権が自動的にオンから
オフに変更(減少)され得る。
ルとデスティネーションファイルを関係付けるリンクの
種類を表す情報(リンク種別値)が格納される。リンク
の種類とリンク種別値との関係は、例えば、図6に示す
ようになっている。リンク種別値「1」はメモリンクを
表す。メモリンクとは、1つのソースファイルと1つの
デスティネーションファイルとを親子の関係にて結合さ
せるリンクであり、ある書類(ソースファイル)とその
書類に添付されたメモ書き(デスティネーションファイ
ル)のような関係を表している。リンク種別値「2」は
ステイプルリンクを表す。ステイプルリンクとは、1つ
のソースファイルと複数のデスティネーションファイル
とを、ソースファイルを親とし、複数のデスティネーシ
ョンファイルを子とする関係にて結合させ、更に、子で
あるデスティネーションファイルの間に順序付きの関係
をもたせて結合させるリンクであり、複数ページを綴じ
た書類における表紙(ソースファイル)と1ページ目以
降の各ページ(デスティネーション)のような関係を表
している。リンク種別値「3」は上記2種類のリンク以
外のその他の参照リンクを表す。
すように、ソースファイル、デスティネーションファイ
ル及びリンクの消滅方法を規定する整数値が格納され
る。消滅方法を規定する整数値はリンク消滅値として図
7(b)の消滅方法管理テーブルに示される。即ち、リ
ンク消滅値「1」にて規定されるリンク消滅方法では、
ソースファイルが削除された場合にリンクも削除され、
また、リンク消滅値「2」にて規定されるリンク消滅方
法では、ソースファイルが削除された場合、更にデステ
ィネーションファイルが削除された場合にもリンクが削
除される。
の削除がデスティネーションファイルに伝搬するか否か
を表すフラグが設定されている。即ち、このフラグがオ
ン状態においてソースファイルを削除すると、デスティ
ネーションファイルが自動的に削除され得る。例えば、
図8に示すように、各ファイル1、ファイル2、・・
・、ファイルnがリンク1、リンク2、・・・、リンク
n−1にて関係付けられる場合、各ファイルにおけるリ
ンク制御ブロックには、図9及び図10に示すようなリ
ンク管理情報が設定される。即ち、リンク1にて関係付
けられるファイル1(ソースファイル)及びファイル2
(デスティネーションファイル)に設定されるリンク1
の管理情報は図9に示される。図9に示されないフィー
ルドの管理情報は任意である。このリンク1(リンクI
D)の種別はステイプルリンク「2」(図6参照)で、
リンク1はリンク2、・・・、リンクn−1と関係を有
する。また、削除伝搬フィールドのフラグがオフとな
り、ファイル1を削除してもファイル2は削除されな
い。リンク消滅方法がリンク消滅値「2」で規定され、
ファイル1及びファイル2のいずれを消去してもリンク
1は消去され得る。また、リンクm(m=1,・・・、
n−1)にて関係付けられるファイル1(ソースファイ
ル)及びファイルm+1(デスティネーションファイ
ル)に設定されるリンクmの管理情報は図10に示され
る。図10に示されないフィールドの管理情報は任意で
ある。このリンクm(リンクID)の種別はステイプル
リンク「2」(図6参照)であり、リンクmは特に他の
リンクとの関係は無い。削除伝搬フィールド及びリンク
消滅フィールドの情報は、図9に示すリンク1の場合と
同様である。
とファイル2がリンク1にて関係付けられてい場合、各
ファイルにおけるリンク制御ブロックには、図12また
は図13に示すようなリンクの管理情報が設定される。
なお、図12及び図13に示されないフィールドの管理
情報は任意である。図12において、リンクの種別はメ
モリンク「1」(図6参照)である。即ち、ファイル1
(ソースファイル)とファイル2(デスティネーション
ファイル9と)がメモリンクによって関係付けられてい
る。そして、アクセス権増加伝搬フィールドのファイル
の各アクセス権に対応したフラグは全てオン状態とな
り、アクセス減少伝搬フィールドでは、ファイルの各ア
クセス権のうち削除権に対応したフラグのみがオフ状態
となっている。従って、ファイル1の各アクセス権をオ
フからオン(増加)あるいは、オフからオンに変更する
と(減少)、ファイル2の対応するアクセス権が自動的
にオフからオン(増加)あるいはオンからオフ(減少)
に変更できる。但し、ファイル1の削除権をオンからオ
フに変更しても(減少)ファイル2の対応する削除権は
オン状態を保持する(変更されない)。削除伝搬フィー
ルドのフラグがオン状態となり、ソースファイル(ファ
イル1)を削除する操作(削除)がデスティネーション
ファイル(ファイル2)に伝搬する。リンク消滅フィー
ルドのリンク消滅方法が消滅値「1」にて規定され、ソ
ースファイル(ファイル1)が削除された場合にリンク
1が削除される。
リンク「3」(図6参照)である。即ち、ファイル1
(ソースファイル)とファイル2(デスティネーション
ファイル)とがその他の参照リンクによって関係付けら
れている。この場合、削除伝搬フィールドのフラグがオ
フ状態となり、ファイル1を削除しても強制的なファイ
ル2の削除は実行されない。また、リンク消滅フィール
ドには、図12の場合と同様に、リンク消滅方法が消滅
値「1」にて規定されている。
うな処理が実行される。ユーザがある端末ユニット(例
えば、端末ユニット21(1))にてログイン操作を行
うと、該ユーザのID情報及びログイン情報が端末ユニ
ット21(1)からネットワーク50を介してファイル
サーバ10に送られる。ファイルサーバ10は、ユーザ
ID情報及びログイン情報に基づいて該ユーザがシステ
ムにログインしたことを認識すると、該ユーザからの操
作を受け付ける。
ザが端末ユニット21(1)にて作成した新規ファイル
(例えば、テキストデータによって構成される)を端末
ユニット21(1)からネットワーク50を介してファ
イルサーバ10に転送すると、ファイルサーバ10にお
いては、ファイルデータ処理部126によって該新規フ
ァイルがファイル格納ユニット14に格納される。この
とき、該新規ファイルのIDがファイルID管理テーブ
ルに加えられる。該新規ファイルを作成したユーザが各
ユーザの該新規ファイルに対するアクセス権に関する情
報を端末ユニット21(1)からファイルサーバ10に
送ると、ファイルサーバ10においては、アクセス権処
理部124が転送された情報に基づいて該新規ファイル
のファイル制御ブロックにおける各ユーザのアクセス権
に対応したフラグの設定処理を行う。
ット21(2)からログインした他のユーザが、上記の
ように作成されたファイルサーバ10内のファイルに対
してアクセスすると、アクセス権処理124は該ファイ
ルのファイル制御ブロックを参照して、該ユーザからの
ファイルに対するアクセスの内容(読出、書込、複写、
削除等)が設定されているアクセス権に基づいて許容さ
れるか否かを判定する。もし、許容されるものであれ
ば、ファイルデータ処理部126がアクセスされたファ
イルのデータを読みだし、この読みだされたファイルデ
ータがファイルサーバ10からネットワーク50を介し
て端末ユニット21(2)に送られる。そして、ユーザ
は、端末ユニット21(2)において、該ファイルに対
するアクセス権に対応した処理を行う。
る可視権を少なくとも有するユーザは、ファイル1とフ
ァイル2を関係付けるリンクを作成することができる。
即ち、ある端末ユニット(例えば、端末ユニット21
(1))から、該リンクの管理情報を入力すると、その
管理情報が端末ユニット21(1)からネットワーク5
0を介してファイルサーバ10に送られる。ファイルサ
ーバ10においては、リンクデータ処理部125が該リ
ンクの管理情報をファイル1及びファイル2のリンク制
御ブロックの各フィールドに書き込む。該リンクの管理
情報は、前述したように、リンクID,関係リンクリス
ト、各ユーザの該リンクに対するアクセス権(可視権、
所有権)の状態、及びアクセス増加伝搬の状態、アクセ
ス減少伝搬の状態、削除伝搬の状態、リンク種別、ソー
スファイル、デスティネーションファイル及びリンク消
滅に関する情報等のファイル制御情報を含む(図3参
照)。
0内に格納されたファイル及びリンクは、ファイルの内
容となるデータブロックと共にファイル格納ユニット1
4内に保持されたファイルの管理情報及びリンクの管理
情報に従って、例えば、次のように管理される。ファイ
ル1及びファイル2がリンク1によって関係付けられ、
ファイル1が図14(a)に示すように規定され、ま
た、ファイル2が図14(b)に示すように規定される
場合において、ユーザ1は、ファイル1の可視権に基づ
いて、ファイル1の存在を知ることができる。即ち、ユ
ーザ1がある端末ユニット21(1)からシステム内の
ファイルリストをファイルサーバ10に要求すると、ア
クセス権処理部124での判定結果(ユーザ1はファイ
ル1の可視権を有する)に基づいて、ファイルサーバ1
0は、ファイル1を含むファイルリストを端末ユニット
21(1)に返送し、該ファイルリストが端末ユニット
21(1)のディスプレイユニットに表示される。
の読込権を有しておらず、ユーザ1からのファイル1の
読出要求に対してファイルサーバ10は拒絶の応答を端
末ユニット21(1)に返送する。そして、この場合、
リンク1の可視権のないユーザ1は、図23に示すよう
に、ファイル1がソースファイルとなるリンク1の存在
を知ることができない。
って関係付けられ、ファイル1が図15(a)に示すよ
うに規定され、また、ファイル2が図15(b)に示す
ように規定される場合において、ユーザ1は、ファイル
1の読込権に基づいて、ファイル1をファイルサーバ1
0から端末ユニット21(1)に読出すことができる。
即ち、ユーザ1が端末ユニット21(1)からファイル
1の読出要求をファイルサーバ10に行うと、アクセス
権処理部124での判定結果(ユーザ1がファイル1の
読出権を有する)に基づいて、ファイルデータ処理部1
26がファイル1のデータブロックフィールドのファイ
ルデータ(例えば、テキストデータ)を読出す。そし
て、その読出されたファイルデータがファイルサーバ1
0から端末ユニット21(1)に送られ、該ファイルデ
ータが端末ユニット21(1)のディスプレイユニット
に表示される。
基づいてファイル1がソースファイルとなるリンク1の
存在を知ることができる。即ち、ファイル1と他のファ
イルとを関係付けるリンクのリストを端末ユニット21
(1)からファイルサーバ10に要求すると、アクセス
権処理部124での判定結果(ユーザ1はファイル1の
読出権を有する)に基づいて、ファイルサーバ10はリ
ンク1(リンクID)を含むリンクリストを端末ユニッ
ト21(1)に返送する。そして、このリンク1を含む
リストが端末ユニット21(1)のディスプレイユニッ
トに表示される。
1の可視権に基づいて、リンク1の内容及び図24に示
すようにファイル1にリンク1にて関係付けられたファ
イル2の存在を知ることができる。ファイル1及びファ
イル2がリンク1によって関係付けられ、ファイル1が
図16(a)に示すように規定され、また、ファイル2
が図16(b)に示すように規定される場合において、
ユーザ1は、ファイル1の削除権に基づいて、ファイル
1をファイルサーバ10から削除することができる。即
ち、ユーザ1が端末ユニット21(1)からファイル1
を削除する要求をファイルサーバ10に行うと、アクセ
ス権処理部124での判定結果(ユーザ1はファイル1
の削除権を有する)に基づいて、処理ユニット12はフ
ァイル格納ユニット14からファイル1を削除する。
ァイルサーバ10になされると、さらに、リンクデータ
処理部125がファイル1の管理情報を調べる。そし
て、この場合(図16(a)(b))、削除伝搬フィー
ルドのフラグがオンになっていることが検出される。す
ると、処理ユニット12は、ファイル2の削除権をどの
ユーザが有するかに関わりなく、リンク1の所有権を有
するユーザ2の権限に基づいて、リンク1によってファ
イル1に関係付けられたファイル2をファイル格納ユニ
ット14から削除する。
ンク消滅方法の消滅値が「1」であることを検出する。
この検出された消滅値「1」に基づいて、ソースファイ
ルであるファイル1の削除に伴って、処理ユニット12
はリンク1の管理情報を全てファイル格納ユニット14
から削除する。従って、この場合、ソースファイルであ
るファイル1をシステムから削除すると、図25に示す
ように、該ファイル1にリンク1にて関係付けられたフ
ァイル2も削除されるとともに、該リンク1も本システ
ムから消去される。
って関係付けられ、ファイル1が図17(a)に示すよ
うに規定され、また、ファイル2が図17(b)に示す
ように規定される場合において、ユーザ1は、ファイル
1の削除権に基づいて、ファイル1をファイルサーバ1
0から削除することができる。即ち、図16(a)
(b)を用いて説明した例と同様に、ユーザ1からのフ
ァイル1の削除要求に基づいてファイルサーバ10はフ
ァイル格納ユニット14内のファイル1を削除する。そ
して、また、リンクデータ処理部125での判定結果
(リンク消滅方法の消滅値が「1」である)に基づい
て、上記例と同様に、リンク1の管理情報がファイル格
納ユニット14(ファイル1及びファイル2の管理情
報)から消去される。
フになっているので、リンクデータ処理部125での判
定結果(削除伝搬のフラグがオフである)に基づいて、
ファイル2は保存される。即ち、ファイル1を削除した
場合、図26に示すように、リンク1はシステムから消
去されるが、該ファイル1とリンク1にて関係付けられ
たファイル2はそのままシステム内に保存される。
(b)に示すようファイル1及びファイル2が規定され
る場合において、ユーザ1は、ファイル2の削除権に基
づいて、ファイル2をファイルサーバ10から削除する
とができる。即ち、ユーザ1が端末ユニット1からファ
イルサーバ10に対してファイル2の削除を要求する
と、アクセス権処理部124での判定結果(ユーザ1は
ファイル2の削除権を有する)に基づいて、処理ユニッ
ト12がファイル格納ユニット14からファイル2を削
除する。このとき、リンク消滅方法の消滅値が「1」で
あるので、消去されたファイル2がデスティネーション
ファイルとなるリンク1がそのまま保存される。即ち、
ファイル2を消去した場合、図27に示すように、ファ
イル1及びリンク1はそのままシステム内に保存され
る。なお、ファイル2が削除さたとき、ファイル1のリ
ンク制御ブロックにおけるデスティネーションファイル
に関する情報も自動的に削除さるようにしても良い。ま
た、リンク1の所有権を有するユーザがファイル2のシ
ステムからの削除を知ったときに、リンク1のデスティ
ネーションファイルに関する情報を更新してもよい。
って関係付けられ、ファイル1が図18(a)に示すよ
うに規定され、また、ファイル2が図18(b)に示す
ように規定される場合において、ユーザ1は、上記例と
同様に、ファイル2の削除権に基づいて、ファイル2を
ファイルサーバ10から削除することができる。また、
この場合、リンクデータ処理部125がリンク消滅方法
の消滅値が「2」であることを判定する。この判定結果
に基づいて、処理ユニット12はファイル格納ユニット
14内のリンク1の管理情報を消去する。即ち、図18
(a)に示すファイル1のリンク制御ブロック内の情報
が消去される。従って、この場合、図28に示すよう
に、ファイル2の消去に伴ってリンク1も同時に消去さ
れる。
1によって関係付けられ、ファイル1が図19(a)に
示すように規定され、また、ファイル2が図19(b)
に示すように規定されている場合、ユーザ1は、ファイ
ル1の所有権に基づいて、ユーザ3のファイル1に対す
る削除権をオフからオンに変更(増加)することができ
る。即ち、ユーザ1が端末ユニット21(1)からユー
ザ3のファイル1に対する削除権をオンに変更すること
を要求すると、アクセス権処理部124での判定結果
(ユーザ1はファイル1の所有権を有する)に基づい
て、該アクセス権処理部124は、ファイル1における
ユーザ3の削除権に対応したフラグをオフからオンに変
更する。その結果、ファイル1の管理情報は図20
(a)に示すように更新される。
る削除権をオンからオフに変更するよう要求があったと
き、ファイルサーバ10では、リンクデータ処理部12
5は、ファイル1のアクセス権増加伝搬フィールドの削
除権に対応したフラグの状態を調べる。この場合、リン
クデータ処理部125は該アクセス権増加伝搬フィール
ドの削除権に対応したフラグがオン状態であると判定す
る(図19(a)参照)。すると、アクセス権処理部1
24は、ファイル2の所有権を有するユーザがだれであ
るかに関わり無く、リンク1の所有権を有したユーザ2
の権限に基づいて、ユーザ3のファイル2に対する削除
権をオフからオンに変更する。その結果、ファイル2の
管理情報は図20(b)に示すように更新される。
ルドの削除権がオンとなっている場合、ユーザ1がソー
スファイルであるファイル1に対するユーザ3の削除権
をオフからオンに変更(増加)すると、ファイル2に対
するアクセス権とは無関係にリンク1の所有者であるユ
ーザ2の権限により、デスティネーションファイルであ
るファイル2に対するユーザ3の削除権が自動的にオフ
からオンに変更(増加)される。
ンク1によって関係付けられ、ファイル1が図21
(a)に示すように規定され、また、ファイル2が図2
1(b)に示すように規定されている場合、ユーザ1
は、ファイル1の所有権に基づいて、ユーザ3のファイ
ル1に対する削除権をオンからオフに変更(減少)する
ことができる。即ち、ユーザ1が端末ユニット21
(1)からファイルサーバ10に対してユーザ3のファ
イル1に対する削除権をオンからオフに変更することを
要求すると、アクセス権処理部124がファイル1の管
理情報におけるユーザ3の削除権に対応したフラグをオ
ンからオフに変更(減少)する。その結果、ファイル1
の管理情報が図22(a)に示すように更新される。
ファイル1のアクセス権減少伝搬フィールドの削除権に
対応したフラグの状態を調べ、該アクセス権減少伝搬フ
ィールドの削除権に対応したフラグがオン状態であると
判定(図21(a)参照)する。この判定結果及びユー
ザ2がファイル1及びファイル2を関係付けるリンク1
の所有権を有するという情報がリンクデータ処理部12
5からアクセス権処理部124に与えられる。アクセス
権処理部124は、リンク1の所有権を有するユーザ2
のファイル2の権限に基づいて、ユーザ3の削除権をオ
ンからオフに変更する。その結果、ファイル2の管理情
報は図22(b)に示すように更新される。
ルドの削除権がオンとなっている場合、ユーザ1がソー
スファイルであるファイル1に対するユーザ3の削除権
をオンからオフに変更(減少)すると、ファイル2に対
するアクセス権とは無関係にリンク1の所有者であるユ
ーザ2の権限により、デスティネーションファイルであ
るファイル2に対するユーザ3の削除権が自動的にオン
からオフに変更(減少)される。
及びステイプルリンク(リンク種別値「2」)は特に次
のような特徴を有する。まず、ファイル1(ソースファ
イル)とファイル2(デスティネーションファイル)が
メモリンクにて関係付けられ(図11及び図12参
照)、ユーザが少なくともファイル1の複写権を有する
場合を考える。この場合、端末ユニット21(1)にお
いて該ユーザがファイル1の複写をして新たなファイル
1’を作成すると、ファイルサーバ10において、該メ
モリンク1によってファイル1にデスティネーションフ
ァイルとして関係付けられたファイル2が複写されて新
たなファイル2’が作成される。そして、更に、ファイ
ル1’とファイル2’を関係付ける新たなメモリンク
1’が設定される。元のメモリンク1のリンクID以外
の管理情報が新たなメモリンク1’の管理情報として複
写される。そして、新たなファイル1’がソースファイ
ルとして、また、ファイル2’がデスティネーションフ
ァイルとして設定される。
にて関係付けられる新たなファイル1’及びファイル
2’(図11に示す構造)が新たにファイルサーバ10
内にて管理されるようになる。また、新たなファイル
1’及びファイル2’を単にファイルサーバ10内に保
持するだけで、特に、他のファイルと同様の管理を行わ
なくてもよい。
ァイル2(デスティネーションファイル)がリンク1
(ステイプルリンク)にて関係付けられ、更に、ファイ
ル1が複数のファイルn(n=1,2・・・)とリンク
n−1(ステイプルリンク)にて関係付けられ(図8、
図9、図10参照)、ユーザが少なくともファイル1の
複写権を有する場合を考える。この場合、端末ユニット
21(1)において該ユーザがファイル1の複写をして
新たなファイル1’を作成すると、ファイルサーバ10
において、ファイル1のリンク管理情報の関係リンクリ
ストからリンク1に関連するリンク2・・・リンクn−
1がこの順番で検索される。すると、リンク1によって
ファイル1にデスティネーションファイルとして関係付
けられるファイル2が複写されて新たなファイル2’が
作成される。さらに、上記リンク2・・・リンクn−1
によってファイル1にデスティネーションファイルとし
て関係付けられたファイル3・・・ファイルnが順次複
写されて新たなファイル3’・・・ファイルn’が作成
さえれる。その後、複写によって作成されたファイル
1’とファイル2’を関係付けるリンク1’(ステイプ
ルリンク)が形成されると共に、該ファイル1’と各フ
ァイル3’・・・ファイルn’を関係付けるリンク2’
・・・リンクn−1’(ステイプルリンク)が順次形成
される。元のリンク1のリンクID以外の管理情報が新
たなリンク1’の管理情報として複写され、新たなファ
イル1’及びファイル2’がそれぞれソースファイル及
びデスティネーションファイルとして設定される。更
に、各リンク2・・・リンクnのリンクID以外の管理
情報が新たなリンク2’・・・リンクn’の管理情報と
して複写され、ファイル1’及び各ファイルm’(m’
=3’・・・n−1’)がそれぞれソースファイル及び
デスティネーションファイルとして設定される。そし
て、リンク1’の関係リンクリストに新たなリンク2’
・・・リンクn−1’がこの順番で記録される。
リンク2’・・・リンクn−1’にて関係付けられたフ
ァイル1’及びリンク2’・・・リンクn’(図8に示
す構造)が新たにファイルサーバ10内で管理されるよ
うになる。また、新たなファイルを単にファイルサーバ
内に保持するだけで、特に、他のファイルと同様の管理
を行わなくてもよい。
において、ファイルに対する各ユーザのアクセス権とフ
ァイルを関係付けるリンクに対する各ユーザのアクセス
権とが別々に記述され、それぞれのアクセス権に基づい
てファイル及びリンクが管理される。従って、各ユーザ
は、ファイル間に他のユーザに意識させることの無い状
態でリンクを設定することが可能となる。また、リンク
の管理情報として、削除伝搬に関するフラグ及びアクセ
ス権増加及び減少伝搬に関するフラグ等のファイル制御
情報を含むので、一つのファイルに対する制御を、リン
クの管理情報に基づいて、他方のファイルに反映させる
ことが可能となる。
はなく、各請求項に記載された事項の範囲内において適
宜変形例が可能である。
れば、ファイルの処理がファイル管理情報に基づいて行
われ、また、ファイルを関係付けるリンクの利用が、各
ユーザのリンクの利用を許容されているか否かを含むリ
ンク管理情報に基づいて行われるので、各ユーザ毎にフ
ァイルの処理及びリンクの利用の制御が可能となる。従
って、各ユーザがリンクを用いた独自のファイル管理を
行うことが可能となる。また、第一のファイルが処理さ
れたときに、第一のファイルに対する処理がリンクにて
関係付けられる第二のファイルに反映されるか否かを示
す第一の処理伝搬情報に基づいて、第二のファイルが処
理されるようにしたので、リンクを用いてそれが関係付
けるファイルを制御できるようになる。
適用されるファイルシステムの基本構成を示すブロック
図である。
示すブロック図である。
る。
図である。
図である。
例を示す図である。
の例を示す図である。
る。
報の例を示す図である。
報の例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
ク1にて関係付けられる場合のファイル1及びファイル
2の構造例を示す図である。
る。
る。
ト 12 処理ユニット 14 ファイル格納ユニット 121 ファイル操作受付部 122 ファイル操作処理部 123 ファイル操作処理統括部 124 アクセス権処理部 125 リンクデータ処理部 126 ファイルデータ処理部 141 ファイル管理テーブル
Claims (13)
- 【請求項1】 端末ユニットからのユーザの要求に応じ
て利用されるファイルの管理を行うファイル管理システ
ムにおいて、 各ユーザがファイルに対して行うことのできる処理に関
する情報を少なくとも含むファイル管理情報を規定した
第一の手段と、 該ファイルを他のファイルに関係付けるリンクの情報及
び各ユーザが該リンクの利用を許容されているか否かを
示す情報を少なくとも含むリンク管理情報を規定した第
二の手段と、 上記第一及び第二の手段に規定されたファイル管理情報
及びリンク管理情報に基づいて、ユーザからの要求に従
ったファイルの処理及びリンクの利用を制御する制御手
段とを有するファイル管理システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のファイル管理システムに
おいて、 上記ファイル管理情報は、更に、ファイルに対して行う
ことのできる処理に関する情報の更新を当該各ユーザが
許容されているか否かを示す第一の情報を含み、 更に、該第一の情報に基づいて、ユーザからの要求に従
ったファイルに対して行うことのできる処理に関する情
報の更新を制御する更新制御手段を有するファイル管理
システム。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のファイル管理シ
ステムにおいて、 上記リンク管理情報は、更に、各ユーザが該リンク管理
情報の更新を許容されているか否かを示す第二の情報を
含み、 更に、該第二の情報に基づいて、ユーザからの要求に従
ったリンク情報の更新を制御する手段を有するファイル
管理システム。 - 【請求項4】 請求項1乃至3いずれか記載のファイル
管理システムにおいて、 上記リンク管理情報は、更に、第一のファイルに対する
処理がリンクにて関係付けられる第二のファイルに反映
されるか否かを示す第一の処理伝搬情報を含み、 上記制御手段は、第一のファイルが処理されたときに該
第一の処理伝搬情報に基づいて第二のファイルの処理を
制御する手段を有するファイル管理システム。 - 【請求項5】 請求項4記載のファイル管理システムに
おいて、 上記第一の処理伝搬情報は、第一のファイルの当該シス
テムからの削除が、第二のファイルに反映されるか否か
を示す削除伝搬情報を含み、 第一のファイルが当該システムから削除されたときに該
削除伝搬情報に基づいて第二のファイルの当該システム
からの削除が制御されるようにしたファイル管理システ
ム。 - 【請求項6】 請求項2記載のファイル管理システムに
おいて、 上記リンク管理情報は、更に、各ユーザが第一のファイ
ルに対して行うことができる処理に関する情報の更新が
リンクにて関係付けられる第二のファイルに対して対応
するユーザが行うことのできる処理に関する情報に反映
されるか否かを示す第二の処理伝搬情報を含み、 上記更新制御手段は、あるユーザが第一のファイルに対
して行うことができる処理に関する情報が更新されたと
きに、該第二の処理伝搬情報に基づいて、該ユーザが第
二のファイルに対して行うことができる処理に関する情
報の更新の制御を行う手段を有するファイル管理システ
ム。 - 【請求項7】 請求項6記載のファイル管理システムに
おいて、 上記第二の処理伝搬情報は、ユーザが第一のファイルに
対して行うことができる処理の数が増えるような該処理
に関する情報の更新がリンクにて関係付けられる第二の
ファイルに対して対応するユーザが行うことのできる処
理に関する情報に反映されるか否かを示す処理増加伝搬
情報を含み、 ユーザが第一のファイルに対して行うことのできる処理
の数を増加するように該処理に関する情報が変更された
ときに、該ユーザが第二のファイルに対して行うことの
できる処理に関する情報も同様に変更されるようにした
ファイル管理システム。 - 【請求項8】 請求項6記載のファイル管理システムに
おいて、 上記第二の処理伝搬情報は、ユーザが第一のファイルに
対して行うことができる処理の数を減らすような該処理
に関する情報の更新がリンクにて関係付けられる第二の
ファイルに対して対応するユーザが行うことのできる処
理に関する情報に反映されるか否かを示す処理減少伝搬
情報を含み、 ユーザが第一のファイルに対して行うことのできる処理
の数を増加するように該処理に関する情報が変更された
ときに、該ユーザが第二のファイルに対して行うことの
できる処理に関する情報も同様に変更されるようにした
ファイル管理システム。 - 【請求項9】 請求項1乃至8いずれか記載のファイル
管理システムにおいて、 上記リンク管理情報は、更に、リンクが関係付ける第一
のファイルと第二のファイルのうち第一のファイルに対
する処理がリンクに反映されることを示す第一のリンク
処理情報を含み、 更に、第一のファイルが処理されたときに該第一のリン
ク処理情報に基づいて第一のファイルの処理に対応した
処理をリンクに対して行う手段を有するファイル管理シ
ステム。 - 【請求項10】 請求項9記載のファイル管理システム
において、 第一のリンク処理情報は、第一のファイルの削除がリン
クに反映されることを示す第一のリンク消滅情報を含
み、 第一のファイルが削除されたときに該第一のリンク消滅
情報に基づいてリンクが当該システムから消去されるよ
うにしたファイル管理システム。 - 【請求項11】 請求項1乃至8いずれか記載のファイ
ル管理システムにおいて、 上記リンク管理情報は、更に、リンクが関係付ける第一
のファイルと第二のファイルのいずれかに対する処理が
リンクに反映されることを示す第二のリンク処理情報を
含み、 更に、第一及び第二のファイルのうちいずれかが処理さ
れたときに該第二のリンク処理情報に基づいて該ファイ
ルに対する処理に対応した処理をリンクに対して行う手
段を有するファイル管理システム。 - 【請求項12】 請求項11記載のファイル管理システ
ムにおいて、 第二のリンク処理情報は、第一及び第二のファイルのい
ずれかの削除がリンクに反映されることを示す第二のリ
ンク消滅情報を含み、 第一及び第二のファイルのいずれかが削除されたときに
該第二のリンク消滅情報に基づいてリンクが当該システ
ムから消去されるようにしたファイル管理システム。 - 【請求項13】 請求項1乃至12いずれか記載のファ
イル管理システムにおいて、 上記リンク管理情報は、第一のファイルと第二のファイ
ルとを関係づけるリンクと関連するリンクを示す関係リ
ンクリストを含み、 上記制御手段は、更に、該関係リンクリストに示された
リンクの利用を制御する手段を有するファイル管理シス
テム。
Priority Applications (3)
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JP6303944A JP2912840B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | ファイル管理システム |
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JP6303944A JP2912840B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | ファイル管理システム |
Publications (2)
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JPH08161215A true JPH08161215A (ja) | 1996-06-21 |
JP2912840B2 JP2912840B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=17927175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6303944A Expired - Lifetime JP2912840B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | ファイル管理システム |
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