JPH08160872A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH08160872A
JPH08160872A JP30111394A JP30111394A JPH08160872A JP H08160872 A JPH08160872 A JP H08160872A JP 30111394 A JP30111394 A JP 30111394A JP 30111394 A JP30111394 A JP 30111394A JP H08160872 A JPH08160872 A JP H08160872A
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lever
main body
display unit
display
engaging
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Application number
JP30111394A
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English (en)
Inventor
Atsushi Fujii
厚志 藤井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作性の向上と、部品点数の削減と、角度固定
機能の向上を図る。 【構成】本体部31と表示部32とのうちの一方に、表
示部枢支軸βと平行な軸回りに揺動可能に設けられ、か
つ、その揺動先端部に係合凸部36を有する弾性変形可
能な支えレバー35を設ける。さらに、本体部31と表
示部32とのうちの他方に表示部枢支軸βと直交する方
向に沿って設けられて係合凸部36と係合する係合溝部
38とを設ける。そして、係合溝部38の内壁に、係合
凸部36に当接して支えレバー35の揺動を阻止する突
起39を設けることで、表示部32を所定角度で固定で
きるようにした電子機器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンディデータターミ
ナル、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等と
いったように、本体部と、表示部と、付加機能カード装着
部とを備えた電気電子機器、および本体部に回動自在に
表示部を枢支してなる電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、本体部に回動自在に表示部を
枢支してなる電子機器として、特開平4−273283
号に示すものがある。この電子機器は、歯切構造を持つ
支えレバーを装置背面に取り付け、この支えレバーの歯
切部を、装置背面の爪に引っ掛けることで、装置と支え
レバーとの角度を段階的に調整するようにしている。
【0003】さらには、表示部を回動できる電子機器と
して、従来から、実開平5−46184号に示すものが
ある。この電子機器は、本体上面に配置された表示ユニ
ットの後面に、支えアームを揺動可能に取り付けるとと
もに、本体上面に設けた側板に、支えアームを固定する
複数の切り欠き部を形成している。そして、切り欠き部
のいずれに支えアームのボスを係合させることにより、
表示部の角度を段階的に調整するようにしている。
【0004】さらにまた、表示部を回動できる電子機器
として、従来から、実開平4−63487号に示す第5
の従来例がある。この電子機器は、本体に揺動可能に取
り付けられた表示部に、弾性体からなる伝達部材を取り
付け、この伝達部材の先端に取り付けた爪を、本体に設
けたラチェットに係合させることで、表示部の角度を段
階的に調整するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例には、表示
部の角度調整のための部品点数が多く、その分、コスト
アップの要因になるうえ、組み立て作業が繁雑になって
いた。
【0006】さらには、昨今、透明キースイッテを表示
部の表面部に一体的に組み込み、表示部で表示した機能
を、透明キースイッテで選択操作する、いわゆるタッチ
キー機能を表示部に組み込むことが行われている。この
ような機能を表示部に備えさせる場合には、表示部の角
度固定構造に、ある程度、タッチキー操作時の押し圧に
対する耐久力を表示部の角度固定構造に与える必要があ
る。しかしながら、これら従来例には、このような押し
圧に対する耐久力が十分あるとはいえなかった。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであって、操作性の向上と、部品点数の削
減と、角度固定機能の向上を図ることを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明においては、本体部と、この
本体部に回動自在に枢支された表示部と備えた電子機器
において、前記本体部と前記表示部とのうちの一方に、
表示部枢支軸と平行な軸回りに揺動可能に設けられ、か
つ、その揺動先端部に係合凸部を有する弾性変形可能な
支えレバーと、前記本体部と前記表示部とのうちの他方
に表示部枢支軸と直交する方向に沿って設けられて前記
係合凸部を係合させる係合溝部とを有し、かつ、前記係
合溝部の内壁には、前記係合凸部に当接して前記支えレ
バーの揺動を阻止する突起を設けたことに特徴を有して
いる。
【0009】請求項3の発明においては、本体部と、こ
の本体部に回動自在に枢支された表示部とを備えた電子
機器において、前記表示部と前記本体部とのうちの一方
に、表示部枢支軸と平行な軸回りに揺動可能に設けられ
た支えレバーと、前記表示部と前記本体部とのうちの他
方に、表示部枢支軸と直交する方向に沿って設けられて
前記支えレバーの揺動先端を係合させる係合溝部と、前
記支えレバーの揺動を阻止する揺動阻止機構とを備えて
おり、前記揺動阻止機構は、前記支えレバーの揺動基端
に、回転一体に設けられたかみ合い凹凸体と、前記支え
レバーを有する前記表示部ないし前記本体部に、支えレ
バーの軸方向に沿って移動可能にかつ支えレバーの揺動
軸回りに回転不能に設けられて前記かみ合い凹凸体と係
合する揺動阻止凹凸体と、前記揺動阻止凹凸体を前記か
み合い凹凸体側に付勢する弾性体と、前記揺動阻止凹凸
体を、前記弾性体に抗して前記かみ合い凹凸体とのかみ
合い位置から離間させる解除レバーとを備えていること
に特徴を有している。
【0010】請求項4の発明においては、本体部と、こ
の本体部に回動自在に枢支された表示部とを備えた電子
機器において、前記本体部ないし前記表示部とのうちの
一方に、表示部枢支軸と平行な軸回りに揺動可能に設け
られた支えレバーと、前記本体部と前記表示部とのうち
の他方に、表示部枢支軸と直交する方向に沿って設けら
れて前記支えレバーの揺動先端を係合させる係合溝部
と、前記支えレバーの揺動を阻止する揺動阻止機構とを
備えており、前記揺動阻止機構は、前記係合溝部が設け
られた表示部ないし本体部の係合溝部近くに回動自在に
設けらて支えレバーの揺動先端側に当接するとともに、
その回動先端部には係合溝部側に突出して支えレバーの
揺動先端に係合する揺動阻止突起を有するロックレバー
と、前記ロックレバーの回動先端側を前記係合溝部側に
付勢する弾性体とを備えていることに特徴を有してい
る。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、部材としては、支え
レバーを追加するだけでよいので、部品点数の増加は必
要最小限となる。また、係合溝部に設けた突起と支えレ
バーに設けた係合凸部とが係合して支えレバーの揺動を
阻止し、これによって表示部の角度を固定するので、表
示部は、押し圧に対してある程度の耐久力を持つことに
なる。
【0012】請求項3の発明によれば、通常の状態で
は、弾性体の付勢により、かみ合い凹凸体と揺動阻止凹
凸体とが係合するため、表示部は、回動不能になる。こ
のとき、両凹凸体による係合で、表示部の回動は阻止さ
れるので、表示部は押し圧に対してある程度の耐久力を
持つことになる。
【0013】そして、解除レバーを操作して、揺動阻止
凹凸体をかみ合い位置から離間させて、かみ合い凹凸体
とのかみ合いを解除する。すると、表示部は回動可能状
態になる。さらに、任意に角度位置まで表示部を回動さ
せたのち、解除レバーの操作を操作を停止して、揺動阻
止凹凸体とかみ合い凹凸体とを再度かみ合わせること
で、表示部を任意の角度位置に固定する。
【0014】請求項4の発明によれば、表示部を回動さ
せていくと、支えレバーの揺動先端側は、ロックレバー
に設けられた揺動阻止突起を弾性体に抗して乗り上げた
のち、この揺動阻止突起と係合する。このとき、ロック
レバーは弾性体によって係合溝部側、すなわち、支えレ
バーの揺動先端側に付勢されているので、支えレバーの
揺動先端と揺動阻止突起との係合は、弾性体の付勢力に
応じて維持されることになり、したがって、表示部は所
定の角度位置で固定される。また、このとき、表示部
は、弾性体の付勢力に応じた、押し圧に対する耐久力を
持つことになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0016】第1実施例 図1は本発明の第1実施例の電子機器の斜視図、図2は
その分解斜視図、図3,図4は、使用中の状態をそれぞ
れ示す断面図である。
【0017】この電子機器1は、本体部2と、本体部2
に回動可能に枢支された表示部3とを備えている。本体
部2の上面には、キー入力部4を備えている。表示部3
はタッチキー入力部を組み込んだ液晶等の表示装置を内
蔵して構成されている。また、この表示部3は、メモリ
カード、モデムカード等のICカードを装着する付加機
能カード装着部5を内蔵している。
【0018】次に、図2に基にして、表示部3の構造、
および表示部3と本体部2との枢支構造を説明する。
【0019】表示部3は、上側キャビネット6aと下側
キャビネット6bとを一体化してなるキャビネット6の
内部に、上側から順に、両面テープ付きのスペーサ7、
タッチキー入力装置8、ゴムスペーサ9、液晶表示装置
10、ゴムスペーサ11、および液晶表示装置10の背
面照明となるELパネル12とを積層して、組み込まれ
ている。キャビネット6には、ELパネル12の下側
に、保護シート13を介してカードコネクタ14と、カ
ードコネクタ14からの信号を処理するコネクタ基板1
5とが組み込まれている。カードコネクタ14とコネク
タ基板15とから付加機能カード装着部5が構成されれ
ている。
【0020】このように構成された表示部3の一端の両
側には軸穴3a,3aが形成されている。また、本体部
2には、軸穴3aに対応した位置に、軸穴2a,2aが
形成されており、これら軸穴3a,2aにわたって合わ
せ軸16を挿通させることで、表示部3は本体部2に対
してβ軸回りに回動自在に枢支されている。そして、表
示部3の回動先端側端面には、前記したカードコネクタ
14のカード挿入孔14aが開口している。また、表示
部3が本体部2に面着された状態では、表示部3の回動
先端側端面は本体部2に設けられた縁部2fによって覆
われて露出しないようになっている。なお、図中符号1
7は合わせ軸16を本体部2に固定する固定金具であ
り、2cは固定金具17を本体部2に取り付けるボスで
ある。また、表示部3と本体部2との間には、回動する
表示部3を支える支えレバー18が取り付けられてい
る。
【0021】さらには、表示部3の側縁には、ロック用
爪19aを有する開閉レバー19と、この開閉レバー1
9を付勢するスプリング20が組み込まれている。この
開閉レバー19は、表示部3が本体部2に面着すると、
ロック用爪19aが本体部2の係合孔2dと係合して、
表示部3を回動不能のロックするようになっている。な
お、表示部3を回動させる際には、開閉レバー19をス
プリング20に抗して移動させてロック用爪19aと係
合孔2dとの係合を解くことで、表示部3を回動可能の
状態にしてから回動させる。
【0022】この電子機器1は、図3に示すように、表
示部3を本体部2に面着させた状態では、表示部の回動
先端側端面に設けられたカードコネクタ14の挿入孔1
4aは、縁部2fによって覆われており、このカード挿
入孔14aにICカードCを抜き差しすることはできな
い。
【0023】入力操作時には、図4に示すように、開閉
レバー19を操作して表示部3を回動可能状態にしたの
ち、表示部3を所定の角度位置まで回動させる。このと
き、カード挿入孔14aは、斜め上向きになって、露出
することになる。そのため、入力操作時、必要に応じ
て、カードコネクタ14にICカードCを装着する。こ
のようにして装着されたICカードがケーブルKを有す
るカプラカードであった場合、ケーブルKは、本体部2
の上方位置から、斜め上方に向かって延出することにな
るので、このケーブルKがキー入力の邪魔になることは
ない。
【0024】図5は電子機器1のさらに要部を示す一部
切欠側面図である。
【0025】表示部3の両側縁の長手方向中央位置にβ
と平行な軸回りに設けられた支えレバー18は図6に示
すように、一対の板状のレバー本体18a、18aを連
結部18bで連結した構造をしている。レバー本体18
aの揺動先端には、係合凸部36が形成されている。係
合凸部36は支えレバー揺動軸方向外側に向けて突出し
ている。また、レバー本体18aは弾性体材料から構成
されており、その厚み方向にたわむようになっている。
【0026】一方、本体部2の上面には表示部3の背面
側を収納する収納凹部37が形成されている。そして、
この収納凹部37の側壁部には係合溝部38が形成され
ている。係合溝部38は環状をしている。さらには、詳
細にいえば、係合溝部38は、その上側溝38aを軸β
側に傾けた平行四辺形状をしている。係合溝部38の底
部には、角度固定用突起39と逆回転防止用突起40,
41とが形成されている。係合溝部38の上側溝38a
の中央部に設けられた角度固定用突起39と、同じく上
側溝38aの軸β側端部に設けられた逆回転防止用突起
40とは次のような形状をしている。すなわち、図5の
A−A線断面図である図7(a)示すように、これら突
起39,40は、軸β側に設けられた側壁39a,40
aが垂直状に切り立っている一方、側壁39a,40a
の反対側に位置する側壁39b,40bが傾斜面形状と
なっている。また、図5のB−B線断面図である図7
(b)に示すように、係合溝部38の下側溝38bに設
けられた逆回転防止用突起41は、軸β側側壁41aが
傾斜面形状となっている一方、側壁41aの反対側に位
置する側壁41bが垂直状に切り立っている。
【0027】このように構成された係合溝部38に支え
レバー18の係合凸部36が係合している。係合凸部3
6はその頂部を係合溝部38の底部に当接させて係合溝
部38に係合している。そのため、表示部3の回動に伴
って支えレバー18が揺動すると、係合凸部36が係合
溝部38内を移動するようになっている。
【0028】次にこの電子機器1の表示部回動動作を説
明する。
【0029】表示部3を本体部2に面着させた状態で
は、図8、図9に示すように、係合凸部36は軸βから
離間する側の下側溝38b端部に位置している。この状
態では、開閉レバー19のロック用爪19aが本体部2
の係合孔2dに係合しており、表示部3を開動作するこ
とはできない。
【0030】開閉レバー19を操作して、係合孔2dと
の係合を解き、表示部3を開いていく。すると、係合凸
部36は逆回転防止用突起41の切り立った側壁41b
が邪魔をして下側溝38b側に移動できないため、上側
溝38a側に移動する。そして、さらに係合凸部36が
上側溝38aを移動していくと、図10、図11
(a),(b),(c)に示すように、支えレバー18が
たわんで、角度固定用突起39を乗り越える。この乗り
越え動作は、角度固定用突起39の側壁39bが傾斜し
ているので比較的スムーズに行える。なお、図11の各
図は、図10のD−D線断面図である。
【0031】このようにして、係合凸部36が角度固定
用突起39を乗り越えると、係合凸部36が、切り立っ
ている側壁39aに当接するので、表示部3に力を加え
て閉じようとしても、支えレバー18は揺動しない。し
たがって、表示部3は閉じることはできない。このよう
な角度固定状態でこの電気機器1は使用される。
【0032】次に、表示部3の閉動作を説明する。表示
部3をさらに開いていくと、係合凸部36は逆回転防止
用突起40を乗り越えて図12、図13(図12のE−
E線断面図)に示す上側溝38aの軸β側端部まで移動
する。ここまでくると、表示部32はこれ以上開くこと
ができなくなる。そこで、今度は、表示部3を閉じてい
く。すると、係合凸部36は逆回転防止用突起40の切
り立っている側壁40aに当接するので、上側溝38a
を移動することができなくなる。そのため、係合凸部3
6は、下側溝38b側に移動する。したがって、表示部
3は係合凸部36の下側溝38b内移動に伴って閉じら
れていく。そして、最後には、図14,図15(図14
のF−F線断面図)に示すように、係合凸部36が逆回
転防止用突起41を乗り越えて、図8、図9に示した状
態、すなわち、表示部3が本体部2に面着した状態に戻
る。なお、逆回転防止用突起41の乗り越え動作は、逆
回転防止用突起41の側壁41aが傾斜しているので比
較的スムーズに行える。表示部3が本体部2に面着する
と、開閉レバー19のロック用爪19aが係合孔2dに
係合するので、表示部3は開動作不能に固定される。
【0033】上記実施例では、角度固定用突起39をひ
とつだけ設けていたが、図16(a),(b)に示す
(図16(b)は図16(a)のH−H線断面図)よう
に、角度固定用凹凸部39を数箇所設けると、段階的に
角度を調整することが可能になる。また、上記実施例で
は、表示部3に支えレバー18を設ける一方、本体部2
に係合溝部38を設けていたが、これとは反対に、表示
部3に係合溝部38を設ける一方、本体部2に支えレバ
ー18を設けてもよいのはいうまでもない。
【0034】第2実施例 図17は本発明の第2実施例の電子機器の一部切欠側面
図、図18は図17のM−M線断面図である。
【0035】この電子機器50は、基本的構造、すなわ
ち、図1〜図4に示す構造が第1実施例と同様であり、
それらの構造についての詳細な説明は省略する。
【0036】この電子機器はキー入力部(図示省略)を
備えた本体部51に軸β回りに表示部52を回動自在に
枢支して構成されており、表示部52の角度固定構造に
特徴がある。すなわち、表示部52の両側縁の長手方向
中央位置には、支えレバー53が軸βと平行な軸回りの
揺動可能に取り付けられている。支えレバー53の揺動
先端には係合凸部54が形成されている。係合凸部54
は支えレバー揺動軸方向外側に向けて突出している。一
方、本体部51の上面には表示部52の背面側を収納す
る収納凹部55が形成されている。そして、この収納凹
部55の側壁部には係合溝部56が形成されている。係
合溝部56は収納凹部55の側壁部の長手方向に沿って
形成されている。この係合溝部56に前記した係合凸部
54が係合しており、表示部52の回動に伴って支えレ
バー53が揺動すると、係合凸部54が係合溝部56内
を移動しながら、表示部52を支えるようになってい
る。
【0037】支えレバー53は、枢支軸58を介して表
示部52に連結されている。この枢支軸58はその軸方
向に沿って移動できるものの、その軸回りには回転しな
いように表示部51に取り付けられている。そして、支
えレバー53の揺動基端には、かみ合い歯車体57が一
体に設けられている。かみ合い歯車体57の歯車は、軸
βと直交する面上に、表示部内側に向けて形成されてい
る。
【0038】一方、枢支軸58には、回転一体に揺動阻
止歯車体59が取り付けられている。揺動阻止歯車体5
9の歯車は軸βと直交する方向に、かみ合い歯車体57
に対向して形成されている。これら歯車体57,59の
歯車突起は傾斜した山形になっており、歯車体57,5
9どうしが互いに入り込み合って一体化する形状をして
いる。
【0039】枢支軸58は、スプリング60によってそ
の軸方向、揺動阻止歯車体59がかみ合い歯車体57と
かみ合う方向に付勢されている。また、枢支軸58の端
部は、表示部52の側面から突出しており、この突出端
が開閉ボタン61を構成している。開閉ボタン61はス
プリング60によって表示部52から突出する方向に付
勢されている。また、枢支軸58には、ロック用爪62
が取り付けられている。このロック用爪62は、表示部
52が本体部51に面着した際に本体部51の係合孔5
1aに係合するようになっている。一方、開閉ボタン6
1が押されると、係合孔51aとの係合を解除するよう
になっている。
【0040】なお、本実施例では、かみ合い歯車体5
7、揺動阻止歯車体59、およびスプリング60から揺
動阻止機構63が構成されている。また、本実施例で
は、開閉ボタン61を備えた枢支軸58が解除レバーを
兼ねている。
【0041】次に、この電子機器50の表示部開閉動作
を説明する。
【0042】図17、図18に示すように、表示部52
が本体部51と面着している状態では、ロック用爪62
が係合孔51aに係合しており、この状態では、表示部
52を開動作させることはできない。また、支えレバー
53は、かみ合い歯車体57が揺動阻止歯車体59に結
合しているために、揺動できない状態になっている。
【0043】そして、この状態で、図19、図20に示
すように、開閉ボタン61を押すと、ロック用爪62と
係合孔51aとの係合状態が解かれ、表示部52は回動
可能になる。また、開閉ボタン61の押圧操作により、
揺動阻止歯車体59がかみ合い歯車体57から離れるの
で、支えレバー53は揺動できるようになる。
【0044】そして、開閉ボタン61を押したまま、表
示部52を持ち上げる。すると、開閉ボタン61を押し
たままなので、揺動阻止歯車体59はかみ合い歯車体5
7に噛合せず、そのため、支えレバー53は揺動し、表
示部52は回動していく。
【0045】このようにして、所定角度位置まで、表示
部52を回動させたのち、図21、図22に示すよう
に、その回動動作を停止して開閉ボタン61の押圧動作
をやめる。すると、枢支軸58はスプリング60の付勢
力で移動し、揺動阻止歯車体59がかみ合い歯車体57
と噛合する。すると、支えレバー53は揺動不能にロッ
クされ、さらには、表示部52は回動不能に固定され
る。このようにして表示部52は所定角度に固定される
のであるが、その固定角度は、両歯車体57,59の噛
み合わせにより、任意の角度位置に設定することができ
る。
【0046】電子機器50は上記のような所定角度位置
で使用されたのち、再度、開閉ボタン61を押圧操作す
ることで、揺動阻止歯車体59とかみ合い歯車体57と
の噛合を解き、支えレバー53を揺動可能にする。そし
て、開閉ボタン61を押したまま、表示部52を本体部
51と面着するまで閉じる。すると、ロック用爪62が
係合孔51aに係合するので、表示部52は回動不能に
ロックされる。表示部52がロックされると、開閉ボタ
ン61の押圧操作をやめる。このように、この電子機器
50では、開閉ボタン61を表示部52に設けているの
で、開閉ボタン61を押しながら、同時に表示部52を
開閉動作することができ、揺動阻止解除動作と表示部開
閉動作とをひとつの動作で一度に行うことができ、その
動作が簡単である。
【0047】ところで、この電子機器50では、揺動阻
止歯車体59と、かみ合い歯車体57との噛合により表
示部52の角度を固定するようにしている。さらには、
各歯車体59,57の歯車形状を傾斜した山形にしてい
る。そのため、角度固定中に、表示部52に過度の力が
加わった場合には、スプリング60に抗して、両歯車体
59,57が互いに乗り越え合うことになる。そのた
め、表示部52は、支えレバー53を破損させることな
く、回動する。
【0048】なお、上記実施例では、揺動阻止機構63
を表示部52側に設けていたが、本体部51側に揺動阻
止機構63を設けてもよいのはいうまでもない。ただ、
この場合、本実施例のように、開閉ボタン61を押しな
がら、同時に表示部52を開閉動作するといった、揺動
阻止解除動作と表示部開閉動作をひとつの動作で一度に
行うことはできず、それぞれの動作を別々に行う必要は
ある。
【0049】第3実施例 図23に本発明の第3実施例の電子機器の一部切欠面図
を示す。
【0050】この電子機器70は、基本的構造が図1〜
図4に示す第1実施例の構成と同様であり、それらの構
造についての詳細な説明は省略する。
【0051】この電子機器70は、キー入力部(図示省
略)を備えた本体部71に軸β回りに表示部72を回動
自在に枢支して構成されている。
【0052】表示部72の回動先端側側縁には、ロック
用爪73aを有する開閉レバー73が設けられており、
この開閉レバー73はスプリング74によって付勢され
ている。そして、表示部72が本体部71に面着した状
態において、ロック用爪73aが本体部71の係合孔7
1aに係合することで、表示部72を開動作不能にロッ
クする。一方、開閉レバー73をスプリング74に抗し
て移動させることで、ロック用爪73aと係合孔71a
との係合を解除し、これによって表示部72の開動作を
許容する。
【0053】この電子機器70は、表示部72の角度固
定構造に特徴がある。すなわち、本体部71の上面には
表示部72の背面側を収納する収納凹部75が形成され
ている。そして、この収納凹部75の側壁部には支えレ
バー76が軸βと平行な軸回りに揺動可能に取り付けら
れている。支えレバー76の揺動先端には、係合凸部7
7が形成されている。係合凸部77は支えレバー揺動軸
方向に内側に向けて突出している。
【0054】一方、表示部72の側端には、前記係合凸
部77が係合する係合溝部78が形成されている。係合
溝部78は、表示部72の側端に軸βと直交する方向に
沿って側端の中央位置に設けられている。また、表示部
72の側端にはロックレバー79が取り付けられてい
る。ロックレバー79は係合用溝部78の上側に取り付
けられている。ロックレバー79は係合用溝部78の上
方に設けられた支軸80を中心にして回動自在に表示部
72に取り付けられている。ロックレバー79の図中右
側端部には、係合突起81が設けられている。この係合
突起81は、開閉レバー73に設けられた解除爪73b
と係合するようになっている。ロックレバー79の図中
左端端部には、係合溝部78側に突出するカム突起82
が形成されている。カム突起82の両側面は傾斜面とな
っている。また、カム突起82は係合溝部78の形成高
さ位置と同等の高さ位置まで突出しており、係合凸部7
7が係合溝部78の軸β側端部に達すると、カム突起8
2が係合凸部77と係合するようになっている。
【0055】表示部72の側端には、スプリング84が
取り付けられている。このスプリング84はロックレバ
ー79を図中反時計方向に回転付勢している。さらに
は、表示部72の側端には突起状のストッパ83が設け
られている。ストッパ83は、係合溝部78の溝長手方
向軸β側の縁に設けられており、ロックレバー79のカ
ム突起82側端部と係合して、これ以上ロックレバー7
9を反時計方向に回動付勢できないよう規制している。
なお、本実施例では、ロックレバー79とスプリング8
4とから揺動阻止機構85が構成されている。
【0056】次に、この電子機器70の表示部開閉動作
を説明する。
【0057】図23に示すように、表示部72が本体部
71に面着した状態では、開閉レバー73のロック用爪
73aが突起71aに係合しており、表示部72は回動
不能状態になっている。このとき、係合凸部77は係合
溝部78において軸βから離間する側の端部(図中右
端)に位置している。
【0058】そして、図24,図25に示すように、開
閉レバー73を操作して、ロック用爪73aと係合孔7
1aとの係合を解除し、表示部72を開く方向に回動さ
せる。このとき、支えレバー76は揺動し、係合凸部7
7は、係合溝部78の軸β側端部に向けて移動してい
く。
【0059】さらに、表示部72を開いていくと、図2
6,図27に示すように、支えレバー76がさらに揺動
し、係合凸部77はスプリング84に抗して、カム突起
82を乗り越える。係合凸部77がカム突起82を乗り
越えてしまうと、表示部72を閉方向に回動されようと
しても閉方向に回動できなくなる。これはスプリング8
4の弾性力によってカム突起82が後ろ支えになるため
である。これによって表示部72は角度固定され、この
状態で電子機器70は使用される。
【0060】電子機器70の使用が終了し、表示部72
を本体部71に面着させた状態に戻す動作(閉動作)は
次のように行われる。すなわち、図28に示すように、
開閉レバー73をロック解除方向に移動させる。する
と、開閉レバー73の解除爪73bがロックレバー79
の係合突起81と係合して、ロックレバー79をスプリ
ング84に抗して図中時計方向に回動させる。そうする
と、係合凸部77とカム突起82の係合が解かれる。こ
の状態で表示部72を閉方向に回動させる。そうする
と、係合凸部77は、係合溝部78に沿って移動し始
め、支えレバー76は揺動可能になる。この状態で、図
29に示すように、表示部72をさらに閉方向に回動さ
せて、最後には、本体部71に面着させる。表示部72
が本体部71に面着すると、開閉レバー73のロック用
爪73aが本体部71の係合孔71aに係合するので、
表示部72は、開動作不能にロックされる。
【0061】ところで、角度固定中の表示部72に、閉
方向、無理な力が加わった場合、その力によって支えレ
バー76やロックレバー79が破損することが考えられ
る。そこで、この電子機器70では、次のようにして、
支えレバー76やロックレバー79の破損を防止してい
る。
【0062】すなわち、図31それぞれに示すように、
角度固定時、カム突起82の図中左側傾斜面82aと係
合凸部77とが当接する点をイ点とし、このイ点と支軸
80の中心とを結んだ線を線ロとし、傾斜面82aの垂
線を垂線ハとした場合、線ロに対してカム突起82の傾
斜面82aを次のようにして角度設定されている。すな
わち、表示部72に閉方向無理な力が加わった場合、ロ
ックレバー79は、図中、時計方向に回動すれば、係合
凸部77との係合を解かれて、閉方向回動できるように
なる。これに対して図31(a)に示すように、垂線ハ
が線ロに対して図中角度α1だけ時計方向に移行する角
度になるように、傾斜面82aの角度を規定した場合に
は、ロックレバー79には反時計方向に回動される力が
働いてロックされる。そのため、表示部72は閉方向に
回動できない。
【0063】また、図31(b)に示すように、角度α
が0になるように傾斜面82aの角度を規定した場合に
は、ロックレバー79には、どちらの方向に回動する力
も加わることがなく、やはり、表示部72は閉方向に回
動できない。
【0064】これに対して、図31(c)に示すよう
に、垂線ハが線ロに対して図中角度α2だけ反時計方向
に移行する角度になるように、傾斜面82aの角度を規
定した場合には、ロックレバー79には時計方向に回動
される力が働き、したがって、ロックレバー79は時計
方向に回動して、係合凸部77との係合が解かれて表示
部72は閉方向に回動する。
【0065】なお、上記実施例では、ロックレバー79
に、単一のカム突起82を設けており、そのため、表示
部72の角度固定位置は、一か所だけであったが、図3
0に示すように、カム突起82を複数(図では2つ)設
ければ、表示部72の角度を段階的に固定することでき
るようになる。また、本実施例では、支えレバー76を
本体部71に設ける一方、揺動阻止機構85を表示部7
2に設けていたが、反対に、支えレバー76を表示部7
1に設ける一方、揺動阻止機構85を本体部71に設け
てもよいのはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】
請求項1の発明の効果 係合溝部に設けた突起と支えレバーに設けた係合凸部と
が係合して支えレバーの揺動を阻止し、これによって表
示部の角度を固定するので、押し圧に対するある程度の
耐久力を表示部に持たせることができた。そのため、表
示部に透明スイッチ等の入力機能を持たせた場合であっ
ても、表示部の角度を保持することできるようになっ
た。
【0067】また、部材としては、支えレバーを追加す
るだけでよいので、部品点数の増加を必要最小限に止め
ることができ、その分、コストダウンを図ることができ
た。
【0068】さらには、請求項2に示すように、係合溝
部を環状に形成すれば、表示部の角度変更操作を容易に
行えるという効果がある。
【0069】請求項3の発明の効果 入力/表示面の操作角度調整をほとんど無段階的に行え
るようになった。
【0070】また、揺動阻止凹凸体とかみ合い凹凸体と
をかみ合いによって表示部を角度固定するので、押し圧
に対するある程度の耐久力を表示部に持たせることがで
きた。そのため、表示部に透明スイッチ等の入力機能を
持たせた場合であっても、表示部の角度を保持すること
できるようになった。
【0071】請求項4の発明の効果 ロックレバーに設けられた揺動阻止突起と支えレバーと
の係合により表示部を角度固定するので、押し圧に対す
るある程度の耐久力を表示部に持たせることができた。
そのため、表示部に透明スイッチ等の入力機能を持たせ
た場合であっても、表示部の角度を保持することできる
ようになった。
【0072】また、LCDユニットを無理な力で閉めた
場合、弾性体に抗して揺動阻止突起が移動して支えレバ
ーとの係合を外すので、揺動阻止機構を破損することな
く表示部を閉めることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電子機器の外観構造
を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の電子機器の内部構造を示す分解斜
視図である
【図3】第1実施例の電子機器の表示部閉じ状態の内部
構造を示す断面図である。
【図4】第1実施例の電子機器の表示部開き状態の内部
構成を示す断面図である
【図5】第1実施例にかかる電子機器の表示部開き状態
の要部切欠側面図である。
【図6】第1実施例の電子機器の支えレバーの構造を示
す斜視図である。
【図7】(a)は図5のA−A線断面図、(b)は図5
のB−B線断面図である。
【図8】第1実施例の電子機器の表示部閉じ状態の一部
切欠側面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】第1実施例の電子機器の表示部角度固定状態
を示す一部切欠側面図である。
【図11】それぞれ図10のD−D線断面図である。
【図12】第1実施例の電子機器の表示部閉じ操作始め
の状態を示す一部切欠側面図である。
【図13】図12のE−E線断面図である。
【図14】第1実施例の電子機器の表示部閉じ操作途中
の状態を示す一部切欠側面図である。
【図15】図14のF−F線断面図である。
【図16】第1実施例の変形例を示しており、(a)は
要部拡大図、(b)は(a)のH−H線断面図である。
【図17】本発明の第2実施例にかかる電子機器の表示
部閉じ状態を示す一部切欠側面図である。
【図18】図17のM−M線断面図である。
【図19】第2実施例の電子機器の表示部開き操作の途
中状態を示す一部切欠側面図である。
【図20】図19のN−N線断面図である。
【図21】第2実施例の電子機器の表示部角度固定状態
を示す一部切欠側面図である。
【図22】図21のO−O線断面図である。
【図23】本発明の第3実施例にかかる電子機器の表示
部閉状態を示す一部切欠側面図である。
【図24】第3実施例の電子機器の表示部開き操作始め
状態を示す一部切欠側面図である。
【図25】第3実施例の電子機器の表示部開き操作途中
の状態を示す一部切欠側面図である。
【図26】第3実施例の電子機器の表示部開き操作途中
の状態を示す一部切欠側面図である。
【図27】第3実施例の電子機器の表示部角度固定状態
を示す一部切欠側面図である。
【図28】第3実施例の電子機器の表示部閉じ始め状態
を示す一部切欠側面図である。
【図29】第3実施例の電子機器の表示部閉じ途中状態
を示す一部切欠側面図である。
【図30】第3実施例の電子機器の変形例を示すロック
レバーの側面図である。
【図31】それぞれ第3実施例の電子機器のロック解除
機構の説明に供する要部拡大図である。
【符号の説明】
2 本体部 3 表示部 4 キー入力部 5 付加機能カード
装着部 14a カード挿入孔 31 本体部 32 表示部 33 開閉レバー 35 支えレバー 38 係合溝部 39 角度固定用突起 40 逆回転防止用
突起 41 逆回転防止用突起 51 本体部 52 表示部 53 支えレバー 56 係合溝部 57 かみ合い歯車
体 58 枢支軸 59 揺動阻止歯車
体 60 スプリング 61 開閉ボタン 63 揺動阻止機構 71 本体部 72 表示部 73 開閉レバー 76 支えレバー 77 係合凸部 78 係合溝部 79 ロックレバー 82 カム突起 84 スプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、この本体部に回動自在に枢支
    された表示部とを備えた電子機器であって、 前記本体部と前記表示部とのうちの一方に、表示部枢支
    軸と平行な軸回りに揺動可能に設けられ、かつ、その揺
    動先端部に係合凸部を有する弾性変形可能な支えレバー
    と、 前記本体部と前記表示部とのうちの他方に表示部枢支軸
    と直交する方向に沿って設けられて前記係合凸部と係合
    する係合溝部とを有し、 かつ、前記係合溝部の内壁には、前記係合凸部に当接し
    て前記支えレバーの揺動を阻止する突起を設けたことを
    特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記係合溝部を環状に形成したことを特
    徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 本体部と、この本体部に回動自在に枢支
    された表示部とを備えた電子機器であって、 前記表示部と前記本体部とのうちの一方に、表示部枢支
    軸と平行な軸回りに揺動可能に設けられた支えレバー
    と、 前記表示部と前記本体部とのうちの他方に、表示部枢支
    軸と直交する方向に沿って設けられて前記支えレバーの
    揺動先端を係合させる係合溝部と、 前記支えレバーの揺動を阻止する揺動阻止機構とを備え
    ており、 前記揺動阻止機構は、 前記支えレバーの揺動基端に、回転一体に設けられたか
    み合い凹凸体と、 前記支えレバーを有する前記表示部ないし前記本体部
    に、支えレバーの軸方向に沿って移動可能にかつ支えレ
    バーの揺動軸回りに回転不能に設けられて前記かみ合い
    凹凸体と係合する揺動阻止凹凸体と、 前記揺動阻止凹凸体を前記かみ合い凹凸体側に付勢する
    弾性体と、 前記揺動阻止凹凸体を、前記弾性体に抗して前記かみ合
    い凹凸体とのかみ合い位置から離間させる解除レバーと
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 本体部と、この本体部に回動自在に枢支
    された表示部とを備えた電子機器であって、 前記本体部ないし前記表示部とのうちの一方に、表示部
    枢支軸と平行な軸回りに揺動可能に設けられた支えレバ
    ーと、 前記本体部と前記表示部とのうちの他方に、表示部枢支
    軸と直交する方向に沿って設けられて前記支えレバーの
    揺動先端を係合させる係合溝部と、 前記支えレバーの揺動を阻止する揺動阻止機構とを備え
    ており、 前記揺動阻止機構は、 前記係合溝部が設けられた表示部ないし本体部の係合溝
    部近くに回動自在に設けらて支えレバーの揺動先端側に
    当接するとともに、その回動先端部には係合溝部側に突
    出して支えレバーの揺動先端に係合する揺動阻止突起を
    有するロックレバーと、 前記ロックレバーの回動先端側を前記係合溝部側に付勢
    する弾性体とを備えていることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 前記ロックレバーを前記弾性体に抗して
    回動させて前記揺動阻止突起と前記支えレバーの揺動先
    端との係合を解除する解除レバーを備えていることを特
    徴とする請求項4記載の電子機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007086585A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Brother Ind Ltd 電子機器
JP2007163951A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Sony Corp 表示パネルの回動機構及び電子機器
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JP2012254710A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Nifco Inc 表示部の支持構造

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