JPH08159453A - 蓄熱式バーナ装置の廃ガス温度制御装置 - Google Patents

蓄熱式バーナ装置の廃ガス温度制御装置

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JPH08159453A
JPH08159453A JP6306674A JP30667494A JPH08159453A JP H08159453 A JPH08159453 A JP H08159453A JP 6306674 A JP6306674 A JP 6306674A JP 30667494 A JP30667494 A JP 30667494A JP H08159453 A JPH08159453 A JP H08159453A
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雅康 福井
Yoji Fujimoto
洋二 藤本
Atsushi Shimizu
淳 清水
Hiroyasu Shigemori
弘靖 茂森
Katsuyuki Nakanishi
克之 中西
Katsuaki Nishi
勝昭 西
Koichi Shiotani
好一 塩谷
Toshio Toki
俊雄 登木
Koji Hirokawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排気系機器の長寿命化及び蓄熱体の排熱回収率
を向上させつつ、複数種の燃料使用が可能な蓄熱式バー
ナ装置の廃ガス温度制御装置を提供する。 【構成】非燃焼側の蓄熱体23bの出側には、廃ガスの
温度を検出する気体温度センサ23b2 が配設されてい
る。一方、蓄熱体23bは、廃ガス分岐路42a〜42
eと、所定の廃ガス分岐路を選択して廃ガスを通過させ
る流路調整弁43a〜43eとを備えている。そして、
気体温度センサ23bにより検出された廃ガス温度が、
第1の設定値TL 以下となったとき、所定の流路調整弁
が閉操作を行い、閉操作が行われた廃ガス分岐路への廃
ガスの通過が遮断される。それにより蓄熱体23bの伝
熱面積が減少する。また、気体温度センサ23bにより
検出された廃ガス温度が、第2の設定値TH 以上となっ
たとき、所定の流路調整弁が開操作を行い、開操作が行
われた廃ガス分岐路へ廃ガスが通過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱室内に少なくとも一
対のバーナを配設し、これらバーナを交互に燃焼させる
と共に、非燃焼側バーナから排出される廃ガスを蓄熱体
で熱交換することにより蓄熱し、燃焼時に蓄熱体で燃焼
空気を加熱するようにした蓄熱式バーナ装置の廃ガス温
度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄熱式バーナ装置の燃焼制御装置として
は、例えば特開平1−219411号公報に記載されて
いるものが知られている。この従来例では、加熱室に一
対のバーナを配設し、このバーナに燃焼空気及び加熱室
からの廃ガスを選択的に通過させる燃焼管を接続し、こ
の燃焼管の途上に蓄熱体を配設することにより、一方の
バーナを燃焼させているときには、この燃焼バーナに対
して燃焼空気を蓄熱体を介して供給することにより蓄熱
体の蓄熱で加熱し、他方の非燃焼バーナ側では、加熱室
内の廃ガスを蓄熱体を介して一定の流量で外部に排出さ
せるようにしている。この従来装置によれば、燃焼バー
ナの切換が所定時間のサイクルで行われることにより、
廃ガスの熱量が非燃焼バーナ側の蓄熱体に蓄熱されよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記装置を
連続式加熱炉として適用する場合には、燃料として例え
ば、銑鋼一貫製鉄所においては、副性ガスBFG、CO
G、LDGの各単味ガス、LPG、LNGあるいはそれ
らの混合ガス(例えばM23、M26)若しくは重油等
の複数種類の燃料が使用される場合が多い。これら複数
種類の燃料を使用する際には、各燃料の(空気比熱×空
気流量)/(廃ガス比熱×廃ガス流量)で示される比熱
がそれぞれ異なるので、同一のバーナ、同一の燃焼量
(kcal/h)及び切換えサイクル時間(sec/サイクル)で
作動しても、図8に示すように、燃料種によって蓄熱体
の出側の廃ガス温度レベルが大きく異なる。このよう
に、使用される燃料によって廃ガス温度が高い値を示す
と、廃ガスを外部に排出するための排気系機器、例えば
バルブ、ダクトや排気ファン等の耐熱構造の面で問題が
ある。また、使用される燃料によって廃ガス温度が低い
値を示すと、排出される廃ガスが廃ガス中のS(硫黄)
成分(SO3 、H2 S等)と化学反応して硫酸を生成す
る酸露点以下の温度となるおそれがあり、排気系機器に
対する酸腐食の面で問題がある。
【0004】このように、従来装置においては、複数種
の燃料が使用されることによって蓄熱体の出側の廃ガス
温度が高温若しくは低温に変化し、排気系機器の短期寿
命の点で問題がある。ここで、複数種の燃料を使用して
も蓄熱体の出側の廃ガス温度を所定値に調節する方法と
して、上記装置のバーナの切換えサイクル時間を所定値
に変更することが考えられる。すなわち、廃ガス温度が
高くなる燃料を使用する場合には、図9に示すように、
切換えサイクル時間を短く(例えば30sec/サイクル)
設定することにより、廃ガス温度を低下させ、且つ排熱
回収率を向上させることができる。しかしながら、この
方法ではバーナの切換え回数が多くなるので、燃料切換
え弁等の燃料供給系機器寿命が短くなり、しかも、バー
ナの停止時間が増大するので実質燃焼量も大幅に減少し
てしまう。また、廃ガス温度が低下してしまう燃料を使
用する場合には、切換えサイクル時間を延長(例えば9
0sec/サイクル)することにより廃ガス温度を上昇させ
ることができるが、逆に、排熱回収率が低下してしまう
という問題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、排気系機器の長寿命化及び蓄熱体の排熱回収率
を向上させることが可能となるとともに、複数種の燃料
を使用しても蓄熱体出側の廃ガス温度を所定範囲内に制
御して上記目的を達成することが可能な蓄熱式バーナ装
置の廃ガス温度制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、複数種の
燃料が使用される際の蓄熱式バーナの上記問題について
種々検討を加えた結果、図10に示すように、蓄熱体の
伝熱面積の増大により蓄熱体の出側の廃ガス温度が低下
し、逆に、伝熱面積の減少により廃ガス温度が上昇する
との関係を見い出した。これにより、本発明では、蓄熱
体の伝熱面積を所定値まで増大若しくは減少させる制御
を行うことにより、複数種の燃料を使用しても、蓄熱体
の出側の廃ガス温度を所定範囲内に調整することが可能
であるとの知見を得、本発明を完成した。
【0007】請求項1記載の本発明は、加熱室内に配設
した少なくとも一対のバーナと、各バーナに接続された
燃料供給管及び空気供給兼廃ガス排出管と、前記空気供
給兼廃ガス排出管の途上に介装された蓄熱体とを備え、
各バーナを交互に切換燃焼させると共に、非燃焼側バー
ナから前記加熱室内の廃ガスを前記蓄熱体に導入して熱
交換を行うようにした蓄熱式バーナ装置において、廃ガ
スの温度を非燃焼側の蓄熱体の出側で検出する廃ガス温
度検出手段と、該廃ガス温度検出手段の検出温度が第1
の設定値以下となったときに伝熱面積を減少させ、前記
検出温度が第2の設定値以上となったときに伝熱面積を
増大させる蓄熱体とを備えていることを特徴とする蓄熱
式バーナ装置の廃ガス温度制御装置である。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、蓄熱体が、蓄熱媒体をそれぞれ充填
している複数の廃ガス分岐路と、所定の廃ガス分岐路を
選択して廃ガスを通過させる流路調整手段とを備えてい
ることを特徴とする蓄熱式バーナ装置の廃ガス温度制御
装置である。
【0009】
【作用】本発明の請求項1記載に係る発明によれば、廃
ガス温度検出手段により廃ガスの温度が非燃焼側の蓄熱
体の出側で検出されることにより、廃ガス温度が第1の
設定値を下回ると蓄熱体の伝熱面積が減少するので、廃
ガス温度の酸露点以下への低下が確実に防止される。ま
た、廃ガス温度が第2の設定値を上回ると蓄熱体の伝熱
面積が増大するので、排気系機器に悪影響を及ぼす可能
性のある高温度への上昇が防止される。したがって、蓄
熱体の出側の廃ガス温度が、常に正常温度に設定される
ので、排気系機器の長寿命化が図られるとともに、複数
種の燃料を使用することが可能な蓄熱式バーナ装置を提
供することが可能となる。
【0010】また、伝熱面積を適宜変化させることによ
り、予想される廃ガスの温度の熱許容量に対応する蓄熱
体とされるので、熱回収効率が大幅に向上する。請求項
2記載の発明によれば、請求項1記載の作用に加えて、
流路調整手段にによって所定の気体分岐路に対して廃ガ
スの通過が選択されることにより、蓄熱体の伝熱面積を
適宜変化させることができるので、伝熱面積の変更制御
の簡便化と、蓄熱体の小型化が図られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明を連続式加熱炉に適用した場合を示
す概略構成図である。図中、1は連続して搬送されるス
ラブを加熱する連続式加熱炉であって、スラブを左側か
ら搬入し、予熱帯2、第1加熱帯3、第2加熱帯4及び
均熱帯5を順次通過して加熱され、加熱を終了したスラ
ブが右側から搬出されて次工程に搬送される。
【0012】第1加熱帯3及び第2加熱帯4には、夫々
4台の蓄熱式バーナ装置6A〜6D及び7A〜7Dが取
付けられ、これら蓄熱式バーナ装置6A〜6D及び7A
〜7Dから排出される廃ガスが廃ガス吸引ファン(ID
F)8によって吸引されて煙突9から大気に放出され
る。蓄熱式バーナ装置6A〜6D及び7A〜7Dの夫々
は、図2に示すように、第1加熱帯3及び第2加熱帯4
の左右側壁に互いに対向して配設された一対のガスバー
ナ10a,10bを有する。これらガスバーナ10a,
10bの夫々は、図3に示すように、左右側壁に配設さ
れるバーナ本体11の中心部に燃料ガス供給口13aか
ら供給される燃焼ガスを噴射するガスノズル13が配設
され、且つこのガスノズル13の回りに燃料空気給排口
14aに接続された燃焼空気室14が形成され、この燃
焼空気室14にガスノズル13から噴射される燃料ガス
に対して燃焼空気を噴射する空気1次ノズル15が連通
されていると共に、これらの外側に燃焼空気を噴射する
空気2次ノズル16が配設され、ガスノズル13から噴
射される燃料ガスと空気1次ノズル15から噴射される
燃焼空気との合流点近傍にパイロットバーナ17a,1
7bが配設された構成を有する。ここで、空気一次ノズ
ル15、空気二次ノノズル16は、第1加熱帯3又は第
2加熱帯4の燃焼廃ガスを吸引する機能を持っている。
【0013】そして、ガスバーナ10a,10bの燃料
ガス供給口13aが燃料遮断弁18a,18bを介し、
さらにメイン遮断弁19、流量調節弁20を介して燃料
ガスとしてのMガスを供給するMガス供給源21に接続
されている。また、パイロットバーナ17a,17bも
遮断弁22a,22bを介してMガス供給源21に接続
されている。
【0014】また、ガスバーナ10a,10bの燃焼空
気給排口14aが蓄熱体23a,23bの一端に接続さ
れ、この蓄熱体23a,23bの他端が空気遮断弁24
a,24bを介し、さらに流量調節弁25を介して燃焼
空気を圧送する空気ブロアー26に接続されていると共
に、廃ガス遮断弁27a,27bを介し、さらに流量調
節弁28を介して廃ガス吸引ファン8に接続されてい
る。なお、図2ではパイロットバーナ17a、17bに
供給する燃焼空気系統は省略している。この燃焼空気系
統は、空気ブロアー26、若しくはパイロットバーナ専
用のブロアーに接続されている そして、蓄熱体23a,23bの廃ガス入側(燃焼空気
の出側)23a1 、23b1 は燃焼空気給排気口14a
と接続され、廃ガス出側(燃焼空気の入側)23a2
23b2 は廃ガス遮断弁27a、27b(若しくは空気
遮断弁24a、24b)と接続されている。そして、廃
ガス出側23a2 、23b2 と接続する流路には、廃ガ
ス温度若しくは燃焼空気温度を検出する例えばPR熱電
温度計で構成される気体温度センサ30a,30bが配
設されている。
【0015】ここで、図4に示すものは、蓄熱体23
a,23bの内部構造を示すものである。なお、図4の
実線で示す矢印は廃ガスの流れを示し、破線で示す矢印
は、燃焼空気の流れを示している。これら蓄熱体23
a、23bには、ケーシング40内に所定間隔をあけて
配設た仕切壁41により、内部を廃ガス若しくは燃焼空
気が通過することが可能な複数の気体分岐路42a〜4
2eが設けられている。そして、これら気体分岐路42
a〜42eには、予想される最大の蓄熱容量に相当する
重量のアルミナボール(あるいはアルミナナゲット)が
分割されて充填されている。そして、廃ガス出側23a
2 、23b2 近くのケーシング40内には、各気体分岐
路42a〜42e内部を臨む位置に流路調節弁43a〜
43eが配設されており、開操作が行われている流路調
節弁(図4の43a、43b)では、気体分岐路42
a、42b内部を廃ガス若しくは燃焼空気が通過して充
填されているアルミナボールと熱交換が行われる。ま
た、閉操作が行われている流量調節弁(図4の43c、
43d、43e)では、廃ガス若しくは燃焼空気と、気
体分岐路42c、42d、42e内部のアルミナボール
との熱交換が行われない。これにより、流路調節弁43
a〜43eの全てが開操作されると、蓄熱体23a、2
3bの伝熱面積が最大値に設定され、一つの流路調節弁
に対してだけ閉操作が行われると、1/5の伝熱面積に
設定されるようになっている。
【0016】また、燃料遮断弁18a,18b、遮断弁
19、流量調節弁20、空気遮断弁24a,24b、流
量調節弁25、廃ガス遮断弁27a,27b、流量調節
弁28及び複数の流路調整弁43a〜43eは、連続式
加熱炉1全体を統括するプロセスコンピュータ31に接
続されたダイレクトディジタルコントローラ(以下、D
DCと称す)32によって制御される。
【0017】このDDC32は、少なくとも気体温度セ
ンサ30a,30b及び第1加熱帯3及び第2加熱帯4
間の炉温を検出する炉温センサ33a,33bの温度検
出値を読込み、炉温センサ33a,33bの温度検出値
に基づいて燃料ガス流量、燃焼空気流量及び廃ガス流量
を設定し、気体温度センサ30a,30bの温度検出値
に基づいて燃焼バーナの切換えタイミングを決定し、こ
れに応じて燃料遮断弁18a,18b、空気遮断弁24
a,24b及び廃ガス遮断弁27a,27bを開閉制御
して、燃焼状態の一方のガスバーナ例えば10aを燃焼
停止させ、非燃焼状態の他方のガスバーナ10bを燃焼
状態に切換える。
【0018】ここで、DDC32の記憶部(図示せず)
には、後述する蓄熱体容量制御処理の実行に必要なデー
タが予め記憶されている。このデータは、過去の実績デ
ータに基づいて記憶テーブルとされたものであり、図5
に示すように、蓄熱体の出側で計測される廃ガス温度T
Aiに対して、所定の廃ガス温度TAiから最適な廃ガス温
度Ts (例えば195℃)に達するために必要とされる
蓄熱体23a若しくは23bの伝熱面積の制御特性を示
したものである。
【0019】次に、本実施例の連続式加熱炉の昇温処
理、定常切換制御処理及び本発明に係るDDC32によ
る蓄熱体容量制御処理について説明する。DDC32
は、連続式加熱炉1の操業を開始する際に、所定の初期
化処理を行って炉内温度を予め設定された目標温度TT
(例えば1300℃)まで昇温する昇温処理を実行す
る。この昇温処理を簡単に説明すると、先ずパイロット
バーナ17a,17bに点火した状態で、一対のガスバ
ーナ10a,10bの双方の燃料遮断弁18a,18
b、メイン遮断部19を開状態とすると共に、空気遮断
弁24a,24bを開状態、廃ガス遮断弁27a,27
bを閉状態に夫々制御することにより、両ガスバーナ1
0a,10bを燃焼状態に制御する。そして、炉温セン
サ33a,33bで検出される温度検出値TD1,TD2
共に設定温度TS (例えば燃焼が安定する温度700
℃)に達したときに、予め設定された何れか一方、例え
ばガスバーナ10bを燃焼停止させて非燃焼状態に切換
えるために、先ず燃料遮断弁18bに対する指令信号C
F2をオフ状態として、燃料遮断弁18bを閉操作し、
次いで、燃料遮断弁18bが完全に閉状態となるまでに
要する所定時間(例えば1秒以内)経過した後に空気遮
断弁24bに対する制御信号CS A2をオフ状態として、
空気遮断弁24bを閉操作し、これと同時に廃ガス遮断
弁27bに対する制御信号CSG2をオン状態として廃ガ
ス遮断弁27bを開操作する。その後、予め設定された
所定時間tS (例えば60秒)が経過する毎に、燃焼バ
ーナを交互に切換え、炉温センサ33a,33bで検出
される温度検出値T D1,TD2が目標温度TT に達する
と、昇温処理を終了して、定常切換制御処理を実行す
る。なお、この状態となると、各ガスバーナ10a,1
0bの蓄熱体23a,23bの廃ガス入り側23a1
23b1 での蓄熱体温度が1000℃以上1300℃以
下の範囲内となり、燃焼空気の予熱に好適な状態とな
る。
【0020】そして、定常切換制御処理では、一方のガ
スバーナ10aが燃焼状態にあり、他方のバスバーナ1
0bが非燃焼状態にあるものとすると、この状態では、
燃焼状態のガスバーナ10aに対しては、外気から空気
ブロア26によって圧送される冷風状態(例えば20
℃)の燃焼空気が流量調節弁25、空気遮断弁24aを
介して蓄熱体23aに供給され、この蓄熱体23aで蓄
熱されたアルミナボールと熱交換されて1000℃以上
に予熱されてガスバーナ10aの燃焼空気給排口14a
に供給され、ガスノズル13から噴射される燃料ガスと
混合されて燃焼されて、炉内を加熱する。
【0021】これと同時に、他方の非燃焼状態のガスバ
ーナ10bでは、空気一次ノズル15及び空気2次ノズ
ル16が燃焼空気室14、燃焼空気給排口14a、蓄熱
体23b、廃ガス遮断弁27b、流量調節弁28を介し
て廃ガス吸引ファン8に連通され、この廃ガス吸引ファ
ン8によって炉内の廃ガスが吸引されて蓄熱体23bを
通って排出されることにより、蓄熱体23b内のアルミ
ナボールと熱交換することにより、蓄熱体23bの蓄熱
温度が徐々に上昇される。
【0022】そして、気体温度センサ23aで検出され
る燃焼空気温度が、所定値に達すると、ガスバーナ10
aを非燃焼状態とし、ガスバーナ10bを燃焼状態に切
換える。また、DDC32による蓄熱体容量制御処理
は、前述した昇温処理及び定常切換制御処理に対する並
行処理として実行され、その処理手順を図6のフローチ
ャートを伴って説明する。
【0023】この蓄熱体容量制御処理は、所定時間毎の
タイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS1
で、現在非燃焼中のガスバーナ10i(i=b、a)を
検出し、次いで、ステップS2に移行して、非燃焼中の
ガスバーナ10i側の気体温度センサ30iで検出した
廃ガス温度TAiを読み込む。次いでステップS3に移行
して、廃ガス温度TAiが予め設定した下限設定温度TL
(例えば170℃)に達したか否かを判定する。この判
定は、蓄熱体23iで放熱された廃ガスの温度が170
℃前後の酸露点温度となり、排気系装置(廃ガス遮断弁
27i、廃ガス流量調節弁28、廃ガス吸引ファン8
等)に対して酸腐食を発生させる要因となるか否かを判
定するものであり、TAi≧TL であるときには、蓄熱体
23iで放熱した廃ガスの温度低下によって排気系装置
に酸腐食を発生させることがないものと判断してステッ
プS4に移行し、TAi<TL であるときには、廃ガスの
温度低下により排気系装置に酸腐食を発生させる要因と
なるものと判断してステップS5に移行する。
【0024】ステップS4では、廃ガス温度TAiが予め
設定した上限設定温度TH (例えば220℃)に達した
か否かを判定する。この判定は、蓄熱体23iで放熱さ
れた廃ガスの温度が高温状態となることにより、排気系
装置に対して高温腐食を発生させる要因となるか否かを
判定するものであり、TAi≦TH であるときには、蓄熱
体23iで蓄熱された後の廃ガスの温度上昇により排気
系装置に高温腐食を発生させることがないものと判断し
てタイマ割込処理を終了してメインプログラムに復帰す
る。一方、ステップS4においてTAi>TH であるとき
には、廃ガスの温度上昇により排気系装置に高温腐食を
発生させる要因となるものと判断してステップS6に移
行する。
【0025】TAi<TL の判定により移行したステップ
S5では、図5のデータから低い廃ガス温度TAiに対応
する伝熱面積制御量を参照する。この伝熱面積制御量
は、蓄熱体23iの伝熱面積を減少させる制御量であ
り、流路調節弁43a〜43eのそれぞれに開閉操作を
行うための制御信号CSc1 〜CSc5 を出力した後、
タイマ割込処理を終了してメインプログラムに復帰す
る。
【0026】一方、TAi>TH の判定により移行したス
テップS6では、図5のデータから高い廃ガス温度TAi
に対応する伝熱面積制御量を参照する。この伝熱面積制
御量は、蓄熱体23iの伝熱面積を増大させる制御量で
あり、流路調節弁43a〜43eのそれぞれに開閉操作
を行うための制御信号CSc1 〜CSc5 を出力した
後、タイマ割込処理を終了してメインプログラムに復帰
する。
【0027】このため、例えばM26ガスを燃料として
図6の処理を実行すると、ステップS1で現在非燃焼中
のガスバーナ10bを検出し、ステップS2に移行し
て、非燃焼中のガスバーナ10b側の気体温度センサ3
0bで検出した廃ガス温度TAbを読み込む。その際、廃
ガス温度TAbが例えば160℃であると、ステップS3
に移行した下限設定温度TL との比較判定により、廃ガ
スの温度低下により排気系装置に酸腐食を発生させる要
因となるものと判断してステップS5に移行する。ステ
ップS5では、図6に示した記憶テーブルの特性を参照
し、現在の廃ガス温度TAbに対応する伝熱面積制御量S
1 を参照する。そして、この伝熱面積制御S1 に基づい
て、例えば、流路調節弁43a、43bを開操作する制
御信号CSc1 、CSc2 が出力され、流路調節弁43
c、43d、43eを閉操作する制御信号CSc3 、C
Sc4 、CSc5 が出力される。これにより、蓄熱体2
3bは、図4に示すように、気体分岐路42a、42b
のみに廃ガスが通過可能とされ、伝熱面積が減少するよ
うに(2/5の伝熱面積)変更される。
【0028】また、ステップS2で読み込まれた廃ガス
温度TAbが例えば230℃であると、ステップS4に移
行した上限設定温度TH との比較判定により、廃ガスの
温度上昇により排気系装置に高温腐食を発生させる要因
となるものと判断してステップS6に移行する。ステッ
プS6では、図5に示した記憶テーブルの特性を参照
し、現在の廃ガス温度TAbに対応する蓄熱体23bの伝
熱面積S2 を参照する。そして、この伝熱面積制御S2
に基づいて、例えば図4の蓄熱体23bの状態から、流
路調節弁43c、43dを開操作する制御信号CS
3 、CSc4 が出力され、気体分岐路42c、42d
にも廃ガスが通過可能とされ、伝熱面積が増大するよう
に(4/5の伝熱面積)変更される。
【0029】また、M26ガスからM23ガスに燃焼種
を変更した状態で図6の処理を実行すると、蓄熱体23
bの出側の廃ガス温度TAbは高温度となりやすいが、そ
の際にも、ステップS2で読み込まれた廃ガス温度TAb
と上限設定温度TH との判定結果により、TAb>TH
あると、廃ガスの温度上昇により排気系装置に高温腐食
を発生させる要因となるものと判断してステップS6に
移行し、前述したように、現在の廃ガス温度TAbに対応
する蓄熱体23bの伝熱面積S2 を参照し、この伝熱面
積制御S2 に基づいて流路調節弁43a〜、43eに対
して制御信号CSc1 〜CSc5 が出力され、蓄熱体の
伝熱面積が増大される。
【0030】このように、本実施例においては、非燃焼
側の蓄熱体23iの廃ガス温度TAiが下限設定温度TL
を下回ると、蓄熱体23iの伝熱面積を減少させる制御
が行われるので、廃ガス温度TAiが酸露点以下へ低下す
ることが抑制されると共に、廃ガス温度が上限設定温度
H を上回ると、蓄熱体23iの伝熱面積を増大させる
制御が行われるので、廃ガス温度TAiが排気系機器に悪
影響を及ぼす高温へ上昇することが防止される。また、
生成ガス組成の異なる複数種の燃料を使用しても、常
に、蓄熱体23iの出側の廃ガス温度が所定範囲に調整
可能となる。さらに、伝熱面積を適宜変化させることに
より、予想される廃ガスの温度の熱許容量に対応した蓄
熱体とされているので、熱回収効率が大幅に向上する。
【0031】また、蓄熱体23a、23bは、流路調節
弁42a〜43eに対して開閉制御を行うだけで、流路
調節弁が開操作されている気体分岐路のみに廃ガスを通
過させて伝熱面積を変化させることができるので、伝熱
面積の変更制御の簡便化と、蓄熱体の小型化を図ること
ができる。次に、図7に示すものは、図4に示した蓄熱
体23の変形例である。なお、図4に示した蓄熱体と同
一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0032】この蓄熱体50は、廃ガス出側23a2
23b2 近くのケーシング40内に、図の左右方向に移
動可能にスライド板51が配設されている。このスライ
ド板51は、DDC32から出力される制御信号CSc
6 によって左右方向の移動量が設定されるようになって
いる。そして、図7に示す位置にスライド板51が移動
すると、気体分岐路42a、42b内部を廃ガスが通過
して充填されているアルミナボールと熱交換が行われる
が、気体分岐路42c、42d、42eには廃ガスが通
過せず、アルミナボールとの熱交換は行われない。
【0033】この蓄熱体50を使用して図6の処理を実
行すると、ステップS1で現在非燃焼中のガスバーナ1
0bを検出し、ステップS2に移行して、非燃焼中のガ
スバーナ10b側の気体温度センサ30bで検出した廃
ガス温度TAbを読み込む。その際、廃ガス温度TAbが例
えば160℃であると、ステップS3に移行した下限設
定温度TL との比較判定により、廃ガスの温度低下によ
り排気系装置に酸腐食を発生させる要因となるものと判
断してステップS5に移行する。ステップS5では、図
5に示した記憶テーブルの特性を参照し、現在の廃ガス
温度TAbに対応する伝熱面積制御量S1 を参照する。そ
して、この伝熱面積制御S1 に基づいて、スライド板5
1を移動させる制御信号CSc6 が出力され、蓄熱体5
0は、図7に示すように、気体分岐路42a、42bの
みに廃ガスが通過可能とされ、伝熱面積が減少するよう
に(2/5の伝熱面積)変更される。
【0034】また、ステップS2で読み込まれた廃ガス
温度TAbが例えば230℃であると、ステップS4に移
行した上限設定温度TH との比較判定により、廃ガスの
温度上昇により排気系装置に高温腐食を発生させる要因
となるものと判断してステップS6に移行する。ステッ
プS6では、図5に示した記憶テーブルの特性を参照
し、現在の廃ガス温度TAbに対応する蓄熱体23bの伝
熱面積S2 を参照する。そして、この伝熱面積制御S2
に基づいて、例えば図7の蓄熱体50の状態から、スラ
イド板51をさらに移動させる制御信号CSc6 が出力
され、気体分岐路42c、42dにも廃ガスが通過可能
とされ、伝熱面積が増大するように(4/5の伝熱面
積)変更される。
【0035】また、M26ガスからM23ガスに燃焼種
を変更した状態で図6の処理を実行すると、蓄熱体23
bの出側の廃ガス温度TAbは高温度となりやすいが、そ
の際にも、ステップS2で読み込まれた廃ガス温度TAb
と上限設定温度TH との判定結果により、TAb>TH
あると、廃ガスの温度上昇により排気系装置に高温腐食
を発生させる要因となるものと判断してステップS6に
移行し、前述したように、現在の廃ガス温度TAbに対応
する蓄熱体23bの伝熱面積S2 を参照し、この伝熱面
積制御S2 に基づいてスライド板51に対して制御信号
CSc6 が出力され、蓄熱体の伝熱面積が増大される。
【0036】したがって、この蓄熱体50を使用する
と、前述した蓄熱体23a若しくは23bと同様に、非
燃焼側の蓄熱体50の廃ガス温度TAiが下限設定温度T
L を下回ると、蓄熱体50の伝熱面積を減少させる制御
が行われるので、廃ガス温度T Aiが酸露点以下へ低下す
ることが抑制されると共に、廃ガス温度が上限設定温度
H を上回ると、蓄熱体50の伝熱面積を増大させる制
御が行われるので、廃ガス温度TAiが排気系機器に悪影
響を及ぼす高温へ上昇することが防止される。また、生
成ガス組成の異なる複数種の燃料を使用しても、常に、
蓄熱体50の出側の廃ガス温度が所定範囲に調整可能と
なるとともに、伝熱面積を適宜変化させることにより、
予想される廃ガスの温度の熱許容量に対応した蓄熱体と
されているので、熱回収効率が大幅に向上する。
【0037】また、本実施例の蓄熱体50は、スライド
板51に対して移動制御を行うだけで、所定の気体分岐
路に廃ガスを通過させて伝熱面積を変化させることがで
きるので、伝熱面積の変更制御の簡便化と、蓄熱体の小
型化を図ることができる。なお、上記実施例において
は、ガスバーナ10a、10bに供給する燃料としてM
23ガスやM26ガスを使用する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、他の燃料ガスや重
油等の液体燃料を適用することができるものである。
【0038】また、上記実施例においては、気体温度セ
ンサ30a、30bで検出された燃焼空気温度によって
バーナ10a、10bの燃焼切換え操作を行うものとし
たが、これに限るものではなく、ガス成分分析器や空気
・排ガス流量測定器などによりバーナの燃料切換え操作
を行っても、本発明の作用効果を得ることができる。ま
た、上記各実施例においては、ガスバーナ10a、10
bの燃焼切換制御をDDC32で行うようにした場合に
ついて説明したが、これに限らず他のプログラマブルコ
ントローラやシーケンス制御回路等によってシーケンス
制御するようにしてもよい。
【0039】さらに、上記各実施例においては、ガスバ
ーナ10a、10bに対する燃焼空気の供給及び廃ガス
の排出を個別の空気遮断弁24a、24b及び廃ガス遮
断弁27a、27bで行う場合について説明したが、こ
れに限らずエアシリンダ等によって流路を切り換える方
向切換弁や、特開平1−219411号公報に開示され
ているように流体力学的にコアンダ効果を利用して切換
機構を構成するようにしてもよい。
【0040】さらにまた、上記各実施例においては、温
度検出手段としてPR熱電温度計を適用した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、他の熱
電温度計を適用することができる。また、上記各実施例
においては、本発明を連続式加熱炉に適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、他の
加熱炉や熱処理炉等にも適用し得るものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の蓄熱式
バーナ装置の廃ガス温度制御装置は、廃ガス温度検出手
段により廃ガスの温度が非燃焼側の蓄熱体の出側で検出
されることにより、廃ガス温度が第1の設定値を下回る
と蓄熱体の伝熱面積が減少するので、廃ガス温度の酸露
点以下への低下を確実に防止することができるととも
に、廃ガス温度が第2の設定値を上回ると蓄熱体の伝熱
面積が増大するので、排気系機器に悪影響を及ぼす可能
性のある高温度への上昇を防止することができ、従っ
て、蓄熱体の出側の廃ガス温度が常に正常温度に設定さ
れ、排気系機器の長寿命化を図ることができるととも
に、廃ガス温度レベルの大きく異なる複数種の燃料を使
用することが可能な蓄熱式バーナ装置を提供することが
できる。
【0042】また、伝熱面積を適宜変化させることによ
り、予想される廃ガスの温度の熱許容量に対応する蓄熱
体となるので、熱回収効率を大幅に向上させることがで
きる。また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の効
果に加えて、流路調整手段にによって所定の気体分岐路
に対して廃ガスの通過が選択されることにより、蓄熱体
の伝熱面積を適宜変化させることができるので、伝熱面
積の変更制御の簡便化と、蓄熱体の小型化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を連続式加熱炉に適用した場合の一実施
例を示す概略構成図である。
【図2】蓄熱式バーナ装置を備えた加熱装置の一例を示
す概略構成図である。
【図3】ガスバーナの一例を示す断面図である。
【図4】本発明に係る蓄熱体の第1の実施例を示す概略
構成図である。
【図5】ダイレクトディジタルコントローラに記憶され
ている廃ガス温度と伝熱面積制御量の特性データであ
る。
【図6】ダイレクトディジタルコントローラでの蓄熱体
容量制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る蓄熱体の第2の実施例を示す概略
構成図である。
【図8】複数種の燃料に対する蓄熱体の出側の廃ガス温
度を示すグラフである。
【図9】蓄熱式バーナ装置の切換えサイクルの変化に対
する廃ガス温度と排熱回収率を示すグラフである。
【図10】蓄熱体の伝熱面積と蓄熱体出側の廃ガス温度
との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 連続式加熱炉 2 予熱帯 3 第1加熱帯 4 第2加熱帯 6A〜6D、7A〜7D 蓄熱バーナ装置 23a、23b、50 蓄熱体 30a、30b 気体温度センサ(廃ガス温度検出手
段) 40 ケーシング 41 仕切り壁 42a〜42e 廃ガス分岐路 43a〜43e 流路調整弁(流路調整手段) 51 スライド板(流路調整手段) 32 ダイレクトディジタルコントローラ(DDC) TL 第1の設定値 TH 第2の設定値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 洋二 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 清水 淳 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 茂森 弘靖 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 中西 克之 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 西 勝昭 大阪府大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外炉工業株式会社内 (72)発明者 塩谷 好一 大阪府大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外炉工業株式会社内 (72)発明者 登木 俊雄 大阪府大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外炉工業株式会社内 (72)発明者 広川 広司 大阪府大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外炉工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室内に配設した少なくとも一対のバ
    ーナと、各バーナに接続された燃料供給管及び空気供給
    兼廃ガス排出管と、前記空気供給兼廃ガス排出管の途上
    に介装された蓄熱体とを備え、各バーナを交互に切換燃
    焼させると共に、非燃焼側バーナから前記加熱室内の廃
    ガスを前記蓄熱体に導入して熱交換を行うようにした蓄
    熱式バーナ装置において、 廃ガスの温度を非燃焼側の蓄熱体の出側で検出する廃ガ
    ス温度検出手段と、 該廃ガス温度検出手段の検出温度が第1の設定値以下と
    なったときに伝熱面積を減少させ、前記検出温度が第2
    の設定値以上となったときに伝熱面積を増大させる蓄熱
    体とを備えていることを特徴とする蓄熱式バーナ装置の
    廃ガス温度制御装置。
  2. 【請求項2】 蓄熱体が、蓄熱媒体をそれぞれ充填して
    いる複数の廃ガス分岐路と、所定の廃ガス分岐路を選択
    して廃ガスを通過させる流路調整手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の蓄熱式バーナ装置の廃ガ
    ス温度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255396A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Nippon Steel Engineering Co Ltd 蓄熱式バーナを備えた加熱炉の操炉方法
JP2011007375A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Miyamoto Kogyosho Co Ltd 蓄熱式バーナの燃焼制御装置及びそれに使用する蓄熱式バーナ
KR101341180B1 (ko) * 2011-04-13 2013-12-13 재단법인 포항산업과학연구원 폐열 회수 장치
KR20160014380A (ko) * 2014-07-29 2016-02-11 현대제철 주식회사 축열 컨테이너

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KR101341180B1 (ko) * 2011-04-13 2013-12-13 재단법인 포항산업과학연구원 폐열 회수 장치
KR20160014380A (ko) * 2014-07-29 2016-02-11 현대제철 주식회사 축열 컨테이너

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