JPH08159158A - 回転軸の支持構造 - Google Patents

回転軸の支持構造

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JPH08159158A
JPH08159158A JP6306600A JP30660094A JPH08159158A JP H08159158 A JPH08159158 A JP H08159158A JP 6306600 A JP6306600 A JP 6306600A JP 30660094 A JP30660094 A JP 30660094A JP H08159158 A JPH08159158 A JP H08159158A
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JP
Japan
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rotary shaft
rotating shaft
bearing
protective bearing
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JP6306600A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hiwada
武史 桧皮
Masao Ono
正雄 大野
Masaru Aihara
大 粟飯原
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • F16C39/02Relieving load on bearings using mechanical means
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保護軸受の配置箇所を適切に設定し、支持部
材の薄肉化により、支持部材及び装置の小型化を実現す
る。 【構成】 略円筒状の支持部材(3)内に回転軸(2)
を挿入して配置する。上記支持部材(3)を、基部側を
構成する第1の支持部材(3a)と、第1の支持部材
(3a)上部に連結され、先端部側を構成する第2の支
持部材(3b)とにより構成する。上記第2の支持部材
(3b)内に回転軸(2)をラジアル方向に支持するラ
ジアル磁気軸受(4)を設ける。上記第1の支持部材
(3a)内の上記両支持部材(3a),(3b)との連
結箇所近傍に回転軸(2)の回転異常時に衝撃力を受け
持つ保護軸受(6)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空ポンプ等の回転軸
を回転自在に支持する支持構造に関し、特に、ラジアル
磁気軸受により非接触で回転自在に支持された回転軸の
回転異常時に衝撃を受け持つ保護軸受を備えるものに係
わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転軸を回転自在に支持する
構造として、ラジアル磁気軸受による回転軸の支持構造
が良く知られている。この支持構造は、例えば特願平5
−149337に開示され、図5に示すように、一端が
ロータaと回転一体に設けられ、他端より略円筒状の支
持部材e内に挿入された回転軸bと、上記支持部材e内
の基部側及び先端部側(ロータa寄りの上端部側)にそ
れぞれ設けられ、上記回転軸bの両端部をその回転軸b
の軸心に対してラジアル方向に非接触で回転自在に支持
する上部及び下部ラジアル磁気軸受c,fと、上記支持
部材e内の先端部の、上記上部ラジアル磁気軸受cの配
置箇所よりもロータa寄りに設けられ、上記回転軸bの
回転異常時の衝撃力を受け持つためにロータa側の一端
を支持する上部保護軸受dと、上記支持部材e内の基部
の、上記下部ラジアル磁気軸受fの配置箇所よりも下端
側に設けられ、上記回転軸bの回転異常時の衝撃力を受
け持つために基部側の一端を支持する下部保護軸受gと
を備えている。ここで、上部保護軸受dを上記のような
位置に設けることは、上部保護軸受dの交換を行う場合
にロータaを回転軸bから取り外すのみで良いので、作
業の簡易性及び迅速性の向上が図れる。尚、図4中、h
は回転軸bを回転駆動する駆動モータである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記上部保
護軸受dは、例えば回転軸bの高速回転により回転異常
等の衝撃力が発生する度に負荷を繰り返し受けるもので
あり、該上部保護軸受d背部から上部ラジアル磁気軸受
cの背部の支持部材eに対しても同様の負荷がかかるの
で、支持部材eのその部分の肉厚をも厚くする必要があ
り、支持部材e及び装置の小型化の妨げになるという問
題がある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、支持部材の先端部に設
ける保護軸受の配置箇所を適切に設定して、支持部材の
肉厚を可及的に薄くすることにより、支持部材及び装置
の小型化の実現を図るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、回転軸の支持構造として、
略円筒状の支持部材(3)内に挿入された回転軸(2)
と、上記支持部材(3)の先端部に設けられ、上記回転
軸(2)をその回転軸(2)の軸心に対してラジアル方
向に非接触で回転自在に支持するラジアル磁気軸受
(4)と、上記支持部材(3)の軸方向の、上記ラジア
ル磁気軸受(4)の配置箇所よりも基部寄りに設けら
れ、上記回転軸(2)の回転異常時の衝撃力を受け持つ
保護軸受(6)とを備える構成とする。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の回
転軸の支持構造において、上記支持部材(3)を、基部
側を構成する第1の支持部材(3a)と、該第1の支持
部材(3a)に連結され、先端部側を構成する第2の支
持部材(3b)とにより構成する。また、上記第1の支
持部材(3a)における第2の支持部材(3b)との連
結箇所近傍に上記保護軸受(6)を設ける一方、上記第
2の支持部材(3b)に上記ラジアル磁気軸受(4)を
設ける構成とする。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の回転軸の支持構造を、真空ポンプの回転軸(2)に
適用するものである。すなわち、上記回転軸(2)は真
空ポンプのものであって、上記支持部材(3)の基部
に、回転軸(2)を回転駆動する駆動モータ(7)を設
けると共に、該回転軸(2)にロータ(8)を支持部材
(3)の先端部外周を囲むように装着する構成とする。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか1つに記載の回転軸の支持構造において、上記回
転軸(2)の外周面(2a)にカラー(5)を回転軸
(2)のロータ(8)と反対側端部から挿入して回転一
体に装着し、該カラー(5)が、通常は上記保護軸受
(6)に対して僅かな隙間を保っている一方、上記回転
軸(2)の回転異常時に上記保護軸受(6)に摺接する
ように設ける構成とする。請求項5に係る発明は、請求
項4記載の回転軸の支持構造において、上記カラー
(5)の外周面(5a)に少なくとも2つの環状の切欠
き(5b),(5b)を設け、上記外周面(5a)の上
記2つの切欠き(5b),(5b)に挟まれた部位(5
c)に上記回転軸(2)の回転異常時に上記保護軸受
(6)の内周面(6a)が摺接するように構成する。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
支持部材(3)の先端部に、ラジアル磁気軸受(4)の
配置箇所よりも軸方向の基部寄りに保護軸受(6)が設
けられているため、回転軸(2)の回転異常時に衝撃力
が保護軸受(6)を介して支持部材(3)に伝達された
ときでも、その衝撃力は、支持部材(3)のラジアル磁
気軸受(4)背部に伝達されることはない。このため、
支持部材(3)のラジアル磁気軸受(4)背部及びそれ
より先端の肉厚を薄くすることができることになる。
【0010】請求項2に係る発明では、保護軸受(6)
が破損して該保護軸受(6)を交換するときには、支持
部材(3)の先端部側を構成する第2の支持部材(3
b)を、基部側を構成する第1の支持部材(3a)と分
離して取り外すのみで保護軸受(6)が上記第1の支持
部材(3a)から露出するので、該保護軸受(6)の交
換が簡単にできる。
【0011】請求項4に係る発明では、真空ポンプにお
いて、カラー(5)を回転軸(2)の基端部つまりロー
タ(8)と反対側端部から挿入して、該回転軸(2)の
外周面(2a)に装着しているため、該カラー(5)の
取付け位置よりも上部の回転軸(2)の軸径を太くして
回転軸(2)とロータ(8)との嵌合部を大きくするこ
とができ、該嵌合部のそれぞれのねじ径を太くすること
ができる。
【0012】請求項5に係る発明では、上記カラー
(5)の外周面(5a)に少なくとも2つの環状の切欠
き(5b),(5b)が設けられ、回転軸(2)の回転
異常時の衝撃力が保護軸受(6)に伝達される際には、
該保護軸受(6)の内周面がカラー(5)外周面(5
a)上の上記2つの切欠き(5b),(5b)に挟まれ
た部位(5c)に接触するため、その接触によって発生
する熱は、カラー(5)の切欠き(5b),(5b)に
より該カラー(5)の軸方向への伝達が遮られる。これ
により、カラー(5)の保護軸受(6)に接触する部位
(5c)が高温に上昇しても、カラー(5)の他の部位
(5d),(5d)はそれ程温度上昇することはないた
め、熱膨張によってカラー(5)が位置ズレ及び脱落を
招くことはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】(第1実施例)図1及び図2は本発明の第
1実施例に係る回転軸の支持構造を備える真空ポンプを
示す。これらの図において、(1)は略円筒状に形成さ
れたケーシングであって、該ケーシング(1)の上面に
は真空空間へ連通する吸込口(12)が、側面下部には
該吸込口(12)と流路(19)を介して連通する吐出
口(13)がそれぞれ形成されている。該ケーシング
(1)内の下部には、略円筒状の支持部材(3)がその
基部をケーシング(1)に密着固定して配置されている
と共に、該支持部材(3)内には上下方向に延びる回転
軸(2)が挿入され、該回転軸(2)の上部先端には回
転一体に且つ支持部材(3)の先端部(上端部)の外周
を囲むようにロータ(8)が装着されている。
【0015】上記支持部材(3)は、基部側を構成する
第1の支持部材(3a)と、先端部側を構成する第2の
支持部材(3b)とからなる。上記第1の支持部材(3
a)の上面外縁には段部(3e)が形成され、該段部
(3e)に上記第2の支持部材(3b)の下端が嵌合
し、この状態で第1の支持部材(3a)と第2の支持部
材(3b)とがねじ止め等により連結されている。
【0016】上記第1の支持部材(3a)の内周面(3
c)には、下側から上側に向かって順にスラスト磁気軸
受(17)、下部ラジアル位置センサ(15)、下部ラ
ジアル磁気軸受(11)、駆動モータ(7)及び保護軸
受(6)がそれぞれ回転軸(2)の外周を囲むように配
置されている。
【0017】また、上記第2の支持部材(3b)の内周
面(3d)には、第1の支持部材(3a)との連結側で
ある下側に上部ラジアル磁気軸受(4)が、上側に上部
ラジアル位置センサ(14)がそれぞれ配置されてい
る。
【0018】上記上部及び下部のラジアル磁気軸受
(4),(11)並びに、スラスト磁気軸受(17)
は、いずれも回転軸(2)を両支持部材(3a),(3
b)に対して非接触で回転自在に支持する磁気軸受であ
る。上記両ラジアル磁気軸受(4),(11)は、図示
しないが、いずれも例えば、上記両支持部材(3a),
(3b)の内周面(3c),(3d)の中心に対し対称
に4対の電磁石(4a),(11a)を配置している場
合、該電磁石(4a),(11a)によって回転軸
(2)を吸引して該回転軸(2)を上記両支持部材(3
a),(3b)の内周面(3c),(3d)に対してラ
ジアル方向に非接触で回転自在に支持している。上記ス
ラスト磁気軸受(17)は、例えば、回転軸(2)の下
端部に取付けられたフランジ(16)を挟んで4対の電
磁石(17a),(17a)を配置している場合、該電
磁石(17a),(17a)によって回転軸(2)を吸
引して該回転軸(2)を上記第2の支持部材(3b)の
内周面(3d)に対してスラスト方向に非接触で回転自
在に支持している。上記両ラジアル位置センサ(1
4),(15)は、いずれも上記両支持部材(3a),
(3b)の内周面(3c),(3d)の中心に対する回
転軸(2)の軸心のラジアル方向位置を検出して位置信
号を出力しており、スラスト位置センサ(18)は回転
軸(2)のスラスト方向の非接触で支持されている位置
を検出して位置信号を出力している。尚、上記両ラジア
ル磁気軸受(4),(11)に対向する回転軸(2)上
の外周面(2a)の部分には積層板(20),(21)
が巻かれてある。
【0019】上記駆動モータ(7)は、回転軸(2)を
回転駆動することにより、該回転軸(2)の上部先端に
取付けられたロータ(8)を回転させている。該ロータ
(8)は、上部を閉鎖して略円筒状に形成されており、
ロータ(8)の外周面にはねじ溝(8a)が形成されて
いる。
【0020】上記保護軸受(6)は、第1の支持部材
(3a)の内周面における両支持部材(3a),(3
b)同士の連結部近傍に設けられ、上部外縁が保護軸受
押え板(22)で押さえられている。該保護軸受押え板
(22)は上記第1の支持部材(3a)にネジ止め等に
より固定され、これにより保護軸受(6)が固定されて
いる。一方、上記回転軸(2)の外周面(2a)には、
保護軸受(6)に対向した部位にカラー(5)が回転軸
(2)のロータ(8)と反対側端部から圧入により回転
一体に装着されている。そして、保護軸受(6)は、通
常、上記カラー(5)に対して僅かな隙間を保って取付
けられており、例えば、回転軸(2)の回転異常時に衝
撃力を発生した場合には、上記カラー(5)が保護軸受
(6)に接触し、該保護軸受(6)が衝撃力を受け持つ
ようになっている。また、回転軸(2)の通常回転時の
保護軸受(6)とカラー(5)との上記隙間は、上記両
ラジアル磁気軸受(4),(11)の電磁石(4a),
(11a)と回転軸(2)との隙間よりも狭くなるよう
に設定されている。その設定により、回転軸(2)の回
転異常時にカラー(5)が逸早く保護軸受(6)に接触
して該保護軸受(6)が衝撃力を受け持つため、ラジア
ル磁気軸受(4),(11)に衝撃力がかからないよう
になっている。尚、(25)は第2の支持部材(3b)
を第1の支持部材(3a)に固定する際に、第2の支持
部材(3b)の内周面(3d)側でラジアル磁気軸受
(4)と第1の支持部材(3a)との間に設けたスペー
サである。
【0021】従って、上記第1実施例においては、保護
軸受(6)が支持部材(3)の先端部における上部ラジ
アル磁気軸受(4)の配置箇所よりも軸方向基部寄り
(図1の下側)の部位に設けられているため、回転軸
(2)の回転異常時の衝撃力が支持部材(3)(詳しく
は第2の支持部材(3b))の上部ラジアル磁気軸受
(4)及び上部ラジアル位置センサ(14)の背部に伝
達されることはなく、その上部ラジアル磁気軸受(4)
背部から先端までの肉厚を薄くすることができる。その
結果、上記支持部材(3)ひいては装置の小型・軽量化
が実現できる。また、上記のような配置関係を保ちつつ
上記支持部材(3)の大きさを従来と同じにするなら
ば、従来の回転軸の支持構造に比べて上記支持部材
(3)内の薄肉化された部分に囲まれた空間が広く確保
されるため、装置の大型化を招くことなく、上記空間内
の上部ラジアル磁気軸受(4)の電磁石(4a)が大き
くでき、上記上部ラジアル磁気軸受(4)の支持部にお
いて電磁石(4a)を流れる電流値が小さくても回転軸
(2)を確実に支持できると共に、電磁石(4a)の発
熱量が抑制される。
【0022】さらに、上記支持部材(3)は、基部側を
構成する第1の支持部材(3a)と、先端部側を構成す
る第2の支持部材(3b)とからなり、上記保護軸受
(6)を交換するするときには、上記第2の支持部材
(3b)を上記第1の支持部材(3a)と分離して取り
外すだけで保護軸受(6)が第1の支持部材(3a)か
ら露出するので、該保護軸受(6)の交換作業の簡易化
を図ることができる。
【0023】その上、カラー(5)及び積層板(2
0),(21)を回転軸(2)の基端部つまりロータ
(8)と反対側端部から挿入しているため、回転軸
(2)及びロータ(8)のそれぞれのねじ径を太くする
ことができ、回転軸(2)とロータ(8)とをより確実
に螺合締結できる。また、回転軸(2)とカラー(5)
とが単品よりなるので、加工の容易化をも図ることがで
きる。
【0024】(第2実施例)図3は本発明の第2実施例
に係る回転軸の支持構造を備える真空ポンプの主要部を
示す。この第2実施例の場合、回転軸(2)の外周面
(2a)に装着したカラー(5)の外周面(5a)には
2つの環状の切欠き(5b),(5b)が設けられてい
る。そして、通常、その2つの切欠き(5b),(5
b)に挟まれた部位(5c)が保護軸受(6)の内周面
に僅かな隙間を保って対向しており、回転軸(2)の回
転異常時には、カラー(5)の外周面(5a)上の2つ
の切欠き(5b),(5b)に挟まれた部位(5c)に
保護軸受(6)の内周面(6a)が摺接するようになっ
ている。尚、真空ポンプのその他の構成は、第1実施例
の場合と同じであり、同一部材には同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0025】そして、上記第2実施例においては、第1
実施例と同じ効果を発揮できる上、カラー(5)外周面
(5a)に2つの環状の切欠き(5b),(5b)が設
けられ、回転軸(2)の回転異常時の衝撃力が保護軸受
(6)に伝達される際には、該保護軸受(6)の内周面
がカラー(5)外周面(5a)上の上記2つの切欠き
(5b),(5b)に挟まれた部位(5c)に接触する
ため、その接触によって発生する熱は、カラー(5)の
切欠き(5b),(5b)により該カラー(5)の軸方
向への伝達が遮られる。これにより、カラー(5)の保
護軸受(6)に接触する部位(5c)が高温に上昇して
も、カラー(5)の他の部位(5d),(5d)はそれ
程温度上昇することはないため、熱膨張によるカラー
(5)の位置ズレ及び脱落を防止することができる。
【0026】尚、本発明は上記第1及び第2実施例に限
定されるものではなく、その他種々の変形例を包含する
ものである。例えば、上記第1及び第2実施例では、保
護軸受(6)の上部外縁を保護軸受押え板(22)で押
さえると共に、該保護軸受押え板(22)と上記第1の
支持部材(3a)とがネジ止め等により連結し、保護軸
受(6)を固定した。しかし、図4に示すように、第2
の支持部材(3b)の内周面(3d)に設けられるスペ
ーサ(25)に内径方向に延びる固定板(23)を一体
に設け、該固定板(23)の小径側の一端で保護軸受
(6)を固定しても良い。これにより、部品点数が削減
でき、交換作業の容易化を図ることができる。また、固
定板(23)の他端下部(第2の支持部材(3b)と固
定板(23)との連結部近傍)に切欠きを設けることに
より、固定板(23)の撓みに対する応力を緩和するこ
ともできる。
【0027】また、上記各実施例では、上記第2の支持
部材(3b)内の上部ラジアル磁気軸受(4)上部に上
部ラジアル位置センサ(14)を配置したが、該上部ラ
ジアル磁気軸受(4)の下部に配置しても良い。
【0028】また、第1及び第2実施例では、第1の支
持部材(3a)内の上記両支持部材(3a),(3b)
の連結部近傍に設けられた保護軸受(6)に着目して説
明してきたが、該保護軸受(6)は厳密にいえば上部保
護軸受(6)であり、回転軸(2)の回転異常時に衝撃
力を受け持つよう回転軸(2)の基部寄り(図1の下
側)の軸端(2b)に対向する第1の支持部材(3a)
内の内周面(3c)上に下部保護軸受を配置しても良
い。これにより、回転軸(2)の回転異常時において
も、該回転軸(2)の先端部側及び基部側の両端がラジ
アル方向に支持されるので、衝撃力に対して上部保護軸
受(6)及び下部保護軸受が上記両ラジアル磁気軸受
(4),(11)をより一層確実に保護することができ
る。
【0029】さらに、第1及び第2実施例では、真空ポ
ンプ(10)について説明したが、本発明は、回転機械
全般の回転軸の支持構造にも適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上の如く、本発明における回転軸の支
持構造によれば、支持部材(3)の先端部に、ラジアル
磁気軸受(4)の配置箇所よりも軸方向の基部寄りに保
護軸受(6)を設けることにより、回転軸(2)の回転
異常時の衝撃力が支持部材(3)のラジアル磁気軸受
(6)背部に伝達されることはなく、そのラジアル磁気
軸受(6)背部から先端までの肉厚を薄くすることがで
き、支持部材(3)及び装置の小型化が実現できる。
【0031】特に、請求項2に係る発明によれば、保護
軸受(6)を交換するときには、先端部側の第2の支持
部材(3b)を基部側の第1の支持部材(3a)と分離
して取り外すだけで保護軸受(6)が露出するので、保
護軸受(6)の交換作業の簡易化を図ることができる。
【0032】請求項4に係る発明によれば、真空ポンプ
において、カラー(5)を回転軸(2)の基端部つまり
ロータ(8)と反対側端部から挿入して回転軸(2)の
外周面(2a)にカラー(5)を装着しているため、回
転軸(2)及びロータ(8)のそれぞれのねじ径を太く
することができ、回転軸(2)とロータ(8)とをより
確実に螺合締結できる。また、回転軸(2)とカラー
(5)とが単品よりなるので、加工の容易化をも図るこ
とができる。
【0033】請求項5に係る発明によれば、上記カラー
(5)と保護軸受(6)との接触により発生する熱がカ
ラー(5)の切欠き(5b),(5b)によりカラー
(5)の軸方向への伝達が遮られるため、熱膨張による
カラー(5)の位置ズレ及び脱落を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る回転軸の支持構造を
備える真空ポンプの断面図である。
【図2】同真空ポンプの主要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す図2相当図である。
【図4】本発明の変形例を示すラジアル磁気軸受付近の
断面図である。
【図5】従来例を示す真空ポンプの断面図である。
【符号の説明】 1 ケーシング 2 回転軸 2a 外周面 2b 軸端外周面 3 支持部材 3a 第1の支持部材 3b 第2の支持部材 3c 第1の支持部材の内周面 3d 第1の支持部材の内周面 4 (上部)ラジアル磁気軸受 5 カラー 5a カラー外周面 5b 切欠き 5c 切欠きに挟まれた部位 6 保護軸受 6a 保護軸受の内周面 7 駆動モータ 8 ロータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状の支持部材(3)内に挿入され
    た回転軸(2)と、 上記支持部材(3)の先端部に設けられ、上記回転軸
    (2)をその回転軸(2)の軸心に対してラジアル方向
    に非接触で回転自在に支持するラジアル磁気軸受(4)
    と、 上記支持部材(3)の軸方向の、上記ラジアル磁気軸受
    (4)の配置箇所よりも基部寄りに設けられ、上記回転
    軸(2)の回転異常時の衝撃力を受け持つ保護軸受
    (6)とを備えることを特徴とする回転軸の支持構造。
  2. 【請求項2】 上記支持部材(3)は、基部側を構成す
    る第1の支持部材(3a)と、該第1の支持部材(3
    a)に連結され、先端部側を構成する第2の支持部材
    (3b)とからなり、 上記第1の支持部材(3a)には、第2の支持部材(3
    b)との連結箇所近傍に上記保護軸受(6)が設けられ
    ている一方、 上記第2の支持部材(3b)には、上記ラジアル磁気軸
    受(4)が設けられている請求項1記載の回転軸の支持
    構造。
  3. 【請求項3】 上記回転軸(2)は真空ポンプのもので
    あって、 上記支持部材(3)の基部には、回転軸(2)を回転駆
    動する駆動モータ(7)が設けられていると共に、該回
    転軸(2)にはロータ(8)が支持部材(3)の先端部
    外周を囲むように装着されている請求項1又は2記載の
    回転軸の支持構造。
  4. 【請求項4】 上記回転軸(2)の外周面(2a)には
    カラー(5)が回転軸(2)のロータ(8)と反対側端
    部から挿入して回転一体に装着され、該カラー(5)
    は、通常は上記保護軸受(6)に対して僅かな隙間を保
    っている一方、上記回転軸(2)の回転異常時に上記保
    護軸受(6)に摺接するように設けられている請求項1
    〜3のいずれか1つに記載の回転軸の支持構造。
  5. 【請求項5】 上記カラー(5)の外周面(5a)には
    少なくとも2つの環状の切欠き(5b),(5b)が設
    けられており、上記外周面(5a)の上記2つの切欠き
    (5b),(5b)に挟まれた部位(5c)に上記回転
    軸(2)の回転異常時に上記保護軸受(6)の内周面
    (6a)が摺接するようになっている請求項4記載の回
    転軸の支持構造。
JP6306600A 1994-12-09 1994-12-09 回転軸の支持構造 Withdrawn JPH08159158A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111981041A (zh) * 2020-08-24 2020-11-24 淮阴工学院 一种磁悬浮轴承径向保护结构及其保护方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111981041A (zh) * 2020-08-24 2020-11-24 淮阴工学院 一种磁悬浮轴承径向保护结构及其保护方法
CN111981041B (zh) * 2020-08-24 2021-11-23 淮阴工学院 一种磁悬浮轴承径向保护结构及其保护方法

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