JPH08159135A - アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法 - Google Patents
アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法Info
- Publication number
- JPH08159135A JPH08159135A JP29758094A JP29758094A JPH08159135A JP H08159135 A JPH08159135 A JP H08159135A JP 29758094 A JP29758094 A JP 29758094A JP 29758094 A JP29758094 A JP 29758094A JP H08159135 A JPH08159135 A JP H08159135A
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- wedge
- bar
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンカー孔内に挿入して所定の位置で引動す
るだけでアンカー孔に確実に係止固定できる構造簡単な
アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体
係止固定法を提供する。 【構成】 アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカー
などの棒体１の下端部に棒体１の下端部側面を切欠する
ことにより上方に向かって次第に肉薄となる摺動傾斜面
２を設けた楔押圧部３を垂設し、この摺動傾斜面２に係
合し棒体１を上方に引動したとき棒体１をアンカー孔ａ
に係止固定する逆傾斜面４を有する楔体５を摺動傾斜面
２に重合状態に添設し、棒体１を上方に引動することに
より楔体５をアンカー孔ａの内面に押圧して棒体１を係
止固定する差し筋アンカー。
るだけでアンカー孔に確実に係止固定できる構造簡単な
アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体
係止固定法を提供する。 【構成】 アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカー
などの棒体１の下端部に棒体１の下端部側面を切欠する
ことにより上方に向かって次第に肉薄となる摺動傾斜面
２を設けた楔押圧部３を垂設し、この摺動傾斜面２に係
合し棒体１を上方に引動したとき棒体１をアンカー孔ａ
に係止固定する逆傾斜面４を有する楔体５を摺動傾斜面
２に重合状態に添設し、棒体１を上方に引動することに
より楔体５をアンカー孔ａの内面に押圧して棒体１を係
止固定する差し筋アンカー。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は上方に引動することによ
りアンカー孔に係止固定できるアンカー，アンカーボル
ト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法に係るもので
ある。
りアンカー孔に係止固定できるアンカー，アンカーボル
ト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法に係るもので
ある。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体
係止固定法は、例えば図７，図８に示すように異形棒鋼
32の下端に下方ほど次第に径大となるテーパ部30を設
け、このテーパ部30の外側に開口部下縁より上方に向か
って複数個の切り込み溝31’を有する係止筒体31を被嵌
して差し筋アンカーを構成し、コンクリートに係止筒体
31の外径よりやや径大のアンカー孔ａを穿孔してこのア
ンカー孔ａに該差し筋アンカーを挿入し、異形棒鋼32に
工具用押圧筒体ｂを被嵌してその下端面を係止筒体31の
上端面に当接させ、工具用押圧筒体ｂの上部を打叩する
ことにより係止筒体30の切り込み溝30’が異形棒鋼32の
下端のテーパ部30により拡開して係止筒体31とテーパ部
30とが重合状態に一体物となってアンカー孔ａの壁内面
に止着するので異形棒鋼32の棒体１がアンカー孔ａに固
定されていた。しかし、この種のものは係止筒体31を打
ち込む工具用押圧筒体ｂが必要なうえに、差し筋アンカ
ーの径によりその径に合った工具用押圧筒体ｂがその都
度必要になり、作業現場においてややもするとこの工具
をどこかに置き忘れて難渋することが多かった。
アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体
係止固定法は、例えば図７，図８に示すように異形棒鋼
32の下端に下方ほど次第に径大となるテーパ部30を設
け、このテーパ部30の外側に開口部下縁より上方に向か
って複数個の切り込み溝31’を有する係止筒体31を被嵌
して差し筋アンカーを構成し、コンクリートに係止筒体
31の外径よりやや径大のアンカー孔ａを穿孔してこのア
ンカー孔ａに該差し筋アンカーを挿入し、異形棒鋼32に
工具用押圧筒体ｂを被嵌してその下端面を係止筒体31の
上端面に当接させ、工具用押圧筒体ｂの上部を打叩する
ことにより係止筒体30の切り込み溝30’が異形棒鋼32の
下端のテーパ部30により拡開して係止筒体31とテーパ部
30とが重合状態に一体物となってアンカー孔ａの壁内面
に止着するので異形棒鋼32の棒体１がアンカー孔ａに固
定されていた。しかし、この種のものは係止筒体31を打
ち込む工具用押圧筒体ｂが必要なうえに、差し筋アンカ
ーの径によりその径に合った工具用押圧筒体ｂがその都
度必要になり、作業現場においてややもするとこの工具
をどこかに置き忘れて難渋することが多かった。
【０００３】また、工具用押圧筒体ｂの上部を打叩し係
止筒体31の切り込み溝部31’を拡開してアンカー孔ａに
異形棒鋼32の棒体１を止着するとき、打叩によりアンカ
ー孔ａのコンクリート面に微細なヘアークラックができ
コンクリートの強度を弱め、係止筒体31とアンカー孔ａ
との係止力が弱くなって棒体１が弛むおそれがあった。
止筒体31の切り込み溝部31’を拡開してアンカー孔ａに
異形棒鋼32の棒体１を止着するとき、打叩によりアンカ
ー孔ａのコンクリート面に微細なヘアークラックができ
コンクリートの強度を弱め、係止筒体31とアンカー孔ａ
との係止力が弱くなって棒体１が弛むおそれがあった。
【０００４】本発明は上記欠点を解決し、アンカー，ア
ンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体をアンカー孔
ａに挿入して上方に引動することにより簡単にアンカ
ー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体をアン
カー孔ａに係止固定することができるアンカー，アンカ
ーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法を提供
するものである。
ンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体をアンカー孔
ａに挿入して上方に引動することにより簡単にアンカ
ー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体をアン
カー孔ａに係止固定することができるアンカー，アンカ
ーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法を提供
するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００６】アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカ
ーなどの棒体１の下端部に棒体１の下端部側面を切欠す
ることにより上方に向かって次第に肉薄となる摺動傾斜
面２を設けた楔押圧部３を垂設し、この摺動傾斜面２に
係合し棒体１を上方に引動したとき棒体１をアンカー孔
ａに係止固定する逆傾斜面４を有する楔体５を摺動傾斜
面２に重合状態に添設し、棒体１を上方に引動すること
により楔体５をアンカー孔ａの内面に押圧して棒体１を
係止固定することを特徴とするアンカー，アンカーボル
ト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法に係るもので
ある。
ーなどの棒体１の下端部に棒体１の下端部側面を切欠す
ることにより上方に向かって次第に肉薄となる摺動傾斜
面２を設けた楔押圧部３を垂設し、この摺動傾斜面２に
係合し棒体１を上方に引動したとき棒体１をアンカー孔
ａに係止固定する逆傾斜面４を有する楔体５を摺動傾斜
面２に重合状態に添設し、棒体１を上方に引動すること
により楔体５をアンカー孔ａの内面に押圧して棒体１を
係止固定することを特徴とするアンカー，アンカーボル
ト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法に係るもので
ある。
【０００７】また、棒体１の楔押圧部３の下部に弾性体
６を配設したことを特徴とする請求項１記載のアンカ
ー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固
定法に係るものである。
６を配設したことを特徴とする請求項１記載のアンカ
ー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固
定法に係るものである。
【０００８】また、棒体１の摺動傾斜面２と楔体５の逆
傾斜面４との重合面に雄雌の係合部７を設けたことを特
徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載のアンカ
ー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固
定法に係るものである。
傾斜面４との重合面に雄雌の係合部７を設けたことを特
徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載のアンカ
ー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固
定法に係るものである。
【０００９】
【作用】棒体１の摺動傾斜面２に逆傾斜面４を有する楔
体５を重合状態に添設したアンカー，アンカーボルト，
差し筋アンカーなどの棒体１をアンカー孔ａに挿入した
あと上方に引動すると、摺動傾斜面２と逆傾斜面４によ
る楔作用により楔体５がアンカー孔ａ内壁を押圧して係
止固定されるのでアンカー，アンカーボルト，差し筋ア
ンカーなどの棒体１がアンカー孔ａに固定される。
体５を重合状態に添設したアンカー，アンカーボルト，
差し筋アンカーなどの棒体１をアンカー孔ａに挿入した
あと上方に引動すると、摺動傾斜面２と逆傾斜面４によ
る楔作用により楔体５がアンカー孔ａ内壁を押圧して係
止固定されるのでアンカー，アンカーボルト，差し筋ア
ンカーなどの棒体１がアンカー孔ａに固定される。
【００１０】棒体１の楔押圧部３の下部に弾性体６を配
設したアンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなど
の棒体１をアンカー孔ａに挿入し、該弾性体６の下端面
をアンカー孔ａの孔底に圧縮状態に押し込んで手を離す
と、弾性体６の圧縮復元力で棒体１が上方に移動し、摺
動傾斜面２と逆傾斜面４の楔作用によりアンカー，アン
カーボルト，差し筋アンカーなどの棒体１がアンカー孔
ａ内壁に係止固定される。
設したアンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなど
の棒体１をアンカー孔ａに挿入し、該弾性体６の下端面
をアンカー孔ａの孔底に圧縮状態に押し込んで手を離す
と、弾性体６の圧縮復元力で棒体１が上方に移動し、摺
動傾斜面２と逆傾斜面４の楔作用によりアンカー，アン
カーボルト，差し筋アンカーなどの棒体１がアンカー孔
ａ内壁に係止固定される。
【００１１】アンカーやアンカーボルトや差し筋アンカ
ーなどの棒体１をアンカー孔ａに挿入し、棒体１を上方
に引動したり若しくは棒体１をアンカー孔ａに挿入し、
楔押圧部３の下部に配設した弾性体６がアンカー孔ａの
孔底に圧縮状態になるよう押し込んで手を離すと、棒体
１の摺動傾斜面２が楔体５の逆傾斜面４の係合部に沿っ
て上動し、両者の楔作用によりアンカー，アンカーボル
ト，差し筋アンカーなどの棒体１がアンカー孔ａに係止
固定される。
ーなどの棒体１をアンカー孔ａに挿入し、棒体１を上方
に引動したり若しくは棒体１をアンカー孔ａに挿入し、
楔押圧部３の下部に配設した弾性体６がアンカー孔ａの
孔底に圧縮状態になるよう押し込んで手を離すと、棒体
１の摺動傾斜面２が楔体５の逆傾斜面４の係合部に沿っ
て上動し、両者の楔作用によりアンカー，アンカーボル
ト，差し筋アンカーなどの棒体１がアンカー孔ａに係止
固定される。
【００１２】
【実施例】添付図面は本発明に好適な実施の一例を示し
たもので、図１，図２，図３は差し筋アンカー11に本発
明を採用した場合の第一実施例，図２はアンカー12に本
発明を採用した場合の第二実施例，図３はアンカーボル
ト13に本発明を採用した場合の第三実施例を図示したも
のである。
たもので、図１，図２，図３は差し筋アンカー11に本発
明を採用した場合の第一実施例，図２はアンカー12に本
発明を採用した場合の第二実施例，図３はアンカーボル
ト13に本発明を採用した場合の第三実施例を図示したも
のである。
【００１３】図示した差し筋アンカー11は異形棒鋼32の
棒体１の下端部に棒体１の下端部側面を切欠することに
より上方に向かって次第に肉薄となる摺動傾斜面２を設
けた楔押圧部３を垂設し、この摺動傾斜面２に係合し異
形棒鋼32を上方に引動したとき異形棒鋼32の棒体１をア
ンカー孔ａに係止固定する逆傾斜面４を有する楔体５を
摺動傾斜面２に重合状態に添設する。
棒体１の下端部に棒体１の下端部側面を切欠することに
より上方に向かって次第に肉薄となる摺動傾斜面２を設
けた楔押圧部３を垂設し、この摺動傾斜面２に係合し異
形棒鋼32を上方に引動したとき異形棒鋼32の棒体１をア
ンカー孔ａに係止固定する逆傾斜面４を有する楔体５を
摺動傾斜面２に重合状態に添設する。
【００１４】また、棒体１の楔押圧部３の下部に凹部を
設け、この凹部に係合する凸部を有する円筒形状の弾性
合成樹脂体やスプリング等で形成した弾性体６を係止状
態に止着する。
設け、この凹部に係合する凸部を有する円筒形状の弾性
合成樹脂体やスプリング等で形成した弾性体６を係止状
態に止着する。
【００１５】また、棒体１の摺動傾斜面２と楔体５の逆
傾斜面４との重合面に雄雌の係合部７を設ける。
傾斜面４との重合面に雄雌の係合部７を設ける。
【００１６】図示した実施例では、この棒体１の下端部
の外径及び楔体５の割円状の外径部に図のように複数個
のリング状又はねじ状の係止溝９を付設し、棒体１を上
方に引動若しくは弾性体６の圧縮復元力により異形棒鋼
１が上動したときこの係止溝９がアンカー孔ａ壁に喰い
込み、アンカー12，アンカーボルト13，差し筋アンカー
11の棒体１をアンカー孔ａに強固に係止固定するよう設
ける。
の外径及び楔体５の割円状の外径部に図のように複数個
のリング状又はねじ状の係止溝９を付設し、棒体１を上
方に引動若しくは弾性体６の圧縮復元力により異形棒鋼
１が上動したときこの係止溝９がアンカー孔ａ壁に喰い
込み、アンカー12，アンカーボルト13，差し筋アンカー
11の棒体１をアンカー孔ａに強固に係止固定するよう設
ける。
【００１７】また図では楔押圧部３を棒体１の下端部一
側に設けた場合を図示しているが、図６のように楔押圧
部３を棒体１の下端部両側に設け、楔体５を両側に添設
したり、異形棒鋼32のリム32’とホネ32”をそのまま係
止溝９として使用するよう構成しても良い。また、逆傾
斜面４を有する楔体５を棒体１の摺動傾斜面２に重合状
態に添設する手段として、図の符号10のように両者の外
径を薄い粘着テープで囲繞したり、両者の傾斜面を接着
剤で仮付け状態で係止しても良い。
側に設けた場合を図示しているが、図６のように楔押圧
部３を棒体１の下端部両側に設け、楔体５を両側に添設
したり、異形棒鋼32のリム32’とホネ32”をそのまま係
止溝９として使用するよう構成しても良い。また、逆傾
斜面４を有する楔体５を棒体１の摺動傾斜面２に重合状
態に添設する手段として、図の符号10のように両者の外
径を薄い粘着テープで囲繞したり、両者の傾斜面を接着
剤で仮付け状態で係止しても良い。
【００１８】また、棒体１の所定の位置に棒体１の埋設
深さを規定するマークＳを印する。
深さを規定するマークＳを印する。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、従
来のアンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの
棒体のように係止筒体を打叩して係止筒体の切り込み溝
を拡開するための特別な工具を必要としないうえに、打
叩することにより係止筒体の切り込み溝の端縁が裂しく
アンカー孔の内壁に喰い込むように当接してアンカー孔
壁に微細なヘアクラックが発生してアンカー強度を弱め
たり、係止筒体とアンカー孔との係止固定力が弱くなっ
て棒体が弛むおそれがなくなり、現場において本発明の
アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体
をアンカー孔に挿入して所望の位置で停止して棒体を上
方に引動したり、棒体の楔押圧部の下部に弾性体を配設
したアンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの
棒体をアンカー孔に挿入し、弾性体の下端面をアンカー
孔の孔底に当接させて弾性体を圧縮状態に押し込むだけ
で弾性体の圧縮復元力により棒体が楔体の係合部に沿っ
て上動し、楔体の楔作用によりアンカー，アンカーボル
ト，差し筋アンカーなどの棒体の楔押圧部と楔体の傾斜
面に沿った外径両側面部がほぼ全線に亘りほぼ均一にア
ンカー孔壁に当接して棒体をアンカー孔に係止固定する
ので、アンカー孔に微細なヘアクラックの発生するおそ
れがなく、地震等によりアンカー強度が弱くなる危険の
ほとんどない構造簡単で実用的な秀れたアンカー，アン
カーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法とな
る。
来のアンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの
棒体のように係止筒体を打叩して係止筒体の切り込み溝
を拡開するための特別な工具を必要としないうえに、打
叩することにより係止筒体の切り込み溝の端縁が裂しく
アンカー孔の内壁に喰い込むように当接してアンカー孔
壁に微細なヘアクラックが発生してアンカー強度を弱め
たり、係止筒体とアンカー孔との係止固定力が弱くなっ
て棒体が弛むおそれがなくなり、現場において本発明の
アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体
をアンカー孔に挿入して所望の位置で停止して棒体を上
方に引動したり、棒体の楔押圧部の下部に弾性体を配設
したアンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの
棒体をアンカー孔に挿入し、弾性体の下端面をアンカー
孔の孔底に当接させて弾性体を圧縮状態に押し込むだけ
で弾性体の圧縮復元力により棒体が楔体の係合部に沿っ
て上動し、楔体の楔作用によりアンカー，アンカーボル
ト，差し筋アンカーなどの棒体の楔押圧部と楔体の傾斜
面に沿った外径両側面部がほぼ全線に亘りほぼ均一にア
ンカー孔壁に当接して棒体をアンカー孔に係止固定する
ので、アンカー孔に微細なヘアクラックの発生するおそ
れがなく、地震等によりアンカー強度が弱くなる危険の
ほとんどない構造簡単で実用的な秀れたアンカー，アン
カーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法とな
る。
【図１】第一実施例の構成を示す分解正面図である。
【図２】第一実施例の差し筋アンカーに請求項２の弾性
体を配設し、この差し筋アンカーをアンカー孔に挿入す
る状態を示す一部を切欠ける正面図である。
体を配設し、この差し筋アンカーをアンカー孔に挿入す
る状態を示す一部を切欠ける正面図である。
【図３】上記の使用例を示す一部を切欠ける正面図であ
る。
る。
【図４】第二実施例のアンカーの構成を示す一部を切欠
ける分解正面図である。
ける分解正面図である。
【図５】第三実施例のアンカーボルトの構成を示す一部
を切欠ける正面図である。
を切欠ける正面図である。
【図６】第一実施例の他の実施例の構成を示す分解正面
図である。
図である。
【図７】従来の差し筋アンカーの構成を示す一部を切欠
ける正面図である。
ける正面図である。
【図８】従来の差し筋アンカーの使用例を示す一部を切
欠ける正面図である。
欠ける正面図である。
ａ アンカー孔 １ 棒体 ２ 摺動傾斜面 ３ 楔押圧部 ４ 逆傾斜面 ５ 楔体 ６ 弾性体 ７ 係合部
Claims (3)
- 【請求項１】 アンカー，アンカーボルト，差し筋アン
カーなどの棒体の下端部に棒体の下端部側面を切欠する
ことにより上方に向かって次第に肉薄となる摺動傾斜面
を設けた楔押圧部を垂設し、この摺動傾斜面に係合し棒
体を上方に引動したとき棒体をアンカー孔に係止固定す
る逆傾斜面を有する楔体を摺動傾斜面に重合状態に添設
し、棒体を上方に引動することにより楔体をアンカー孔
の内面に押圧して棒体を係止固定することを特徴とする
アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体
係止固定法。 - 【請求項２】 棒体の楔押圧部の下部に弾性体を配設し
たことを特徴とする請求項１記載のアンカー，アンカー
ボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法。 - 【請求項３】 棒体１の摺動傾斜面と楔体の逆傾斜面と
の重合面に雄雌の係合部を設けたことを特徴とする請求
項１，２のいずれか１項に記載のアンカー，アンカーボ
ルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29758094A JPH08159135A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29758094A JPH08159135A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08159135A true JPH08159135A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17848398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29758094A Pending JPH08159135A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | アンカー，アンカーボルト，差し筋アンカーなどの棒体係止固定法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08159135A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4323465Y1 (ja) * | 1966-09-05 | 1968-10-03 | ||
| JPS4844535U (ja) * | 1971-09-28 | 1973-06-11 | ||
| JPS497645A (ja) * | 1972-04-03 | 1974-01-23 | ||
| JPS49113064A (ja) * | 1973-02-14 | 1974-10-28 | ||
| JPS5325761A (en) * | 1976-08-19 | 1978-03-09 | Hilti Ag | Freely expansible dowel |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29758094A patent/JPH08159135A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4323465Y1 (ja) * | 1966-09-05 | 1968-10-03 | ||
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| JPS49113064A (ja) * | 1973-02-14 | 1974-10-28 | ||
| JPS5325761A (en) * | 1976-08-19 | 1978-03-09 | Hilti Ag | Freely expansible dowel |
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