JPH0815907A - 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー及びその製造方法Info
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- JPH0815907A JPH0815907A JP6148074A JP14807494A JPH0815907A JP H0815907 A JPH0815907 A JP H0815907A JP 6148074 A JP6148074 A JP 6148074A JP 14807494 A JP14807494 A JP 14807494A JP H0815907 A JPH0815907 A JP H0815907A
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Abstract
散が良好で帯電特性良好な静電荷像現像用トナーを得
る。 【構成】 製造工程において少なくとも結着樹脂、着色
剤、離型剤より成るトナー組成物を予備混合する事によ
って製造された静電荷像現像用トナーの、完成後のトナ
ー中の着色剤及び離型剤の含有率をそれぞれχA,χBと
したとき、着色剤含有率χC、離型剤含有率χDを持つ、
個数平均粒径D50が0.3〜2.0μmでかつD25/D50=0.4
〜1.0、D75/D50=1.0〜1.8である微粉を、製造工程
中における予備混合工程で5〜40重量%トナー組成物と
混合させることにより、下記関係を満足するよう製造す
ることを特徴とする静電荷像現像用トナー及びその製造
法。 0.7≦χC/χA,χD/χB≦1.3
Description
及びその製造方法に関するものである。
離型剤より成るトナーは、該トナー成分を乾式混合、溶
融混練、粉砕・分級、外添剤混合して得られるが、この
際、樹脂中の着色剤分散は、トナーの摩擦帯電特性や画
像濃度等に大きな影響を及ぼす。
は、特開平1-137267号や特開平1-304467号に記載されて
いるように溶融混練工程で、結着樹脂に高いせん断力を
かけて着色剤の分散を向上させている。しかしながらこ
のような方法では、結着樹脂の分子鎖切断による分子量
低下が起こり、オフセット性能に問題が生じる可能性が
高い。
程で着色剤の分散を向上させることにより、混練時での
分子鎖切断を少なく、着色剤の分散が良好で帯電特性良
好な静電荷像現像用トナーを得る事を目的としている。
のない鮮明な画像を得るのに効果がある。
成を採ることによって達成される。
樹脂、着色剤、離型剤より成るトナー組成物を予備混合
する事によって製造された静電荷像現像用トナーの、完
成後のトナー中の着色剤及び離型剤の含有率をそれぞれ
χA,χBとしたとき、着色剤含有率χC、離型剤含有率
χDを持つ、個数平均粒径D50が0.3〜2.0μmでかつD25
/D50=0.4〜1.0、D75/D50=1.0〜1.8である微粉
を、製造工程中における予備混合工程で5〜40重量%ト
ナー組成物と混合させることにより、下記関係を満足す
るよう製造することを特徴とする静電荷像現像用トナ
ー。
剤、離型剤より成るトナー組成物を予備混合する静電荷
像現像用トナーの製造方法において、完成後のトナー中
の着色剤及び離型剤の含有率をそれぞれχA,χBとした
とき、着色剤含有率χC、離型剤含有率χDを持つ、個数
平均粒径D50が0.3〜2.0μmでかつD25/D50=0.4〜1.
0、D75/D50=1.0〜1.8である微粉を、製造工程中に
おける予備混合工程で5〜40重量%トナー組成物と混合
させることにより、下記関係を満足するようにしたこと
を特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
好ましくは懸濁重合法や乳化重合法などの重合法によっ
て製造される。
用樹脂として用いられる公知のものならば何であっても
良いが、好ましくは、トナーに用いる樹脂と同組成のも
のが好ましい。樹脂の例としては、スチレン系樹脂、ア
クリル系樹脂、スチレン-アクリル共重合樹脂、ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン-ブタジエン樹脂
等が挙げられる。
蛍光X線分析や示差走査熱量分析などの方法で求められ
る。又、本発明に用いる微粉は個数平均粒径D50が0.3
〜2.0μmでかつD25/D50=0.4〜1.0、D75/D50=1.
0〜1.8である必要がある。所望の粒度分布を得るには、
例えば重合時の条件を適当にすることによっても得られ
る。
定装置などで行うことができる。
図1に示すごとくなるから、これによりD50,D25/D
50,D75/D50が定められる。ここにおいてD25/D5
0,D75/D50の値が1に近いほど粒径分布としてはシ
ャープなものといえる。本発明においては上記の粒径分
布を持っていれば充分目的を達成できることがわかっ
た。
と微粉を混合させることによって着色剤の分散を向上さ
せるものである。これは、予備混合工程で微粉を投入す
ると着色剤の分散が向上する知見に基づいたものであ
る。明確な理由は明らかではないが、着色剤粒子が微粉
に付着し、着色剤の凝集が防がれ、結果的に着色剤の分
散が助けられているためであろう。
との混合方法は、最初にトナー組成物を混合して着色剤
を分散させた後、微粉を投入して再び混合するといった
二段階混合方法が好ましい。
ナー組成物中に微粉を40重量%入れた場合、最終的に出
来上がるトナーの組成変動が10%程度に抑えられる範囲
のものである必要がある。10%をかなり上回る変動があ
るとトナーの帯電特性や定着特性が、本来求めているも
のとは異なってしまう。
色剤及び離型剤を含有させた微粉は、結着樹脂中に着色
剤及び離型剤を均一に分散させることが困難となる。特
に、離型剤の分散不良が起き易く、結果としてトナー中
に遊離離型剤が存在し、現像スリーブ上への遊離離型剤
のフィルミングが問題となってくる。また、離型剤の含
有量が少ないと離型剤が極めて微分散されやすく、その
ため、仕上がったトナーのオフセット性能の低下を招き
易い。
に付着しやすいようにという観点から、小さいものが望
ましい。したがって、個数平均粒径が2.0μmを超えるよ
うな粒径のものは、着色剤粒子が付着しにくく、分散助
剤としての微粉の効果が少ない。また、個数平均粒径が
0.3μm以下だと混合時のせん断力が低下して思うような
分散が得られない。更にはハンドリングの面で問題があ
り、製造上の課題が多いといった難点もある。又、微粉
の粒度分布はシャープな方が混合効率が良く、本発明の
効果を十分発揮させるためにはD25/D50=0.4〜1.0、
D75/D50=1.0〜1.8である必要がある。
が、5重量%以下だと着色剤粒子が付着できる部分が少
なく、着色剤の分散向上はほとんどない。逆に、40重量
%以上だと偏析が起こり微粉とトナー組成物との混合性
が低下する。
分現像剤のいずれにも使用することが出来る。2成分現
像剤の場合には無論キャリアを必要とするが、この現像
剤用キャリアの芯材粒子としては、鉄、フェライト、マ
グネタイト等の金属、それらの金属とアルミニウム、鉛
等の金属との合金、左記磁性粉を樹脂中に分散させたバ
インダー型のもの等の従来から公知の材料を用いること
ができる。上記芯材粒子の体積基準50%粒径としては30
〜100μm、特に40〜80μmのものが好ましい。
で被覆したいわゆるコーティングキャリアであることが
望ましい。
樹脂、アクリル系樹脂、スチレン/アクリル酸系樹脂、
エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエチレン等のオ
レフィン系樹脂、フェノール樹脂、カーボネート系樹
脂、ケトン系樹脂、フッ素化メタクリレートやフッ化ビ
ニリデン等のフッ素系樹脂、シリコーン系樹脂又はその
変性品等が挙げられる。
子と被覆用の樹脂微粒子とを水平方向回転体を有する撹
拌混合装置により撹拌して均一に混合し、得られた混合
物にさらに撹拌により繰り返し機械的衝撃力を付与する
ことにより、磁性体粒子の表面に被覆樹脂微粒子による
被覆樹脂層を形成する。又、湿式法である浸積法によっ
て製造することも出来る。
〜15重量%となることが好ましい。
μm程度であるが、4〜10μmが高画質を得る点では特に
望ましい。着色剤、離型剤以外の添加剤としては、例え
ば荷電制御剤、クリーニング性向上剤、流動性向上剤等
を用いることができる。
限定されず、従来この種の用途に使用されている樹脂を
用いることができる。具体的には、例えば、スチレン系
樹脂、スチレン/アクリル系樹脂、スチレン/ブタジエ
ン系樹脂、エステル系樹脂、エポシキ系樹脂を用いるこ
とができる。このうち、トナーの摩擦帯電性が安定して
いるものとして、特にエステル系樹脂、スチレン/アク
リル系樹脂を好ましく用いることができる。これらの樹
脂は単独あるいは2種以上の混合物として用いることが
できる。
の種の用途に使用されているカーボンブラック、フタロ
シアニンブルー、ピグメントグリーンB、ソルベントレ
ッド49等多くの染料及び顔料等を用いることができる。
離型剤としては、例えば低分子量ポリオレフィン、脂肪
族エステル及び脂肪族エステル系ワックス、カルナバワ
ックス等を用いることができる。荷電制御剤としては、
例えばニグロシン系染料、金属錯体系染料等を用いるこ
とができる。クリーニング性向上剤としては、例えばス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸リチウム等の脂肪族金属
塩、ポリマー微粒子等を用いることができる。流動性向
上剤としては、例えば無機微粒子が用いられ、シリカ、
アルミナ、チタニア等の無機酸化物微粒子が好ましく用
いられる。これらの無機酸化物微粒子はシランカップリ
ング剤等により疎水化処理されていることが好ましい。
離型剤等をヘンシェルミキサー等により混合し、種々の
条件により着色剤・離型剤等を所定の分散径に分散させ
ながら混練し、その後粉砕、分級の各工程を経て、更に
場合においてはクリーニング性向上剤流動性向上剤など
を外部添加混合して得る事ができる。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
後、下記に示す微粉を同じく表1に示す割合で投入し、
3分間混合してそれぞれトナー予備混合品を得た。尚、
実施例1〜9用及び比較例1〜7用の各微粉は以下のよ
うに作製した。
微粉〉カーボンブラック(モガールL:キャボット社)
10.4重量部、微粉砕したポリプロピレン(550P:三洋
化成(株))3.9重量部、スチレン100重量部、アクリル酸
-n-ブチル30重量部、tert-ドデシルメルカプタン0.15重
量部を加え、サンドグラインダーを用い分散液を調製し
た。このカーボンブラック分散液を、ポリオキシエチレ
ングリコールノニルフェニルエーテル(ノイゲンEA17
0:第一工業製薬(株))3重量部を溶解した脱気イオン
交換蒸留水250重量部に添加した水溶液に加え、T. K
ホモミキサー(特殊機化工業(株))を用い、5000rpmで
分散を30分間行った後、温度センサー、冷却管、窒素導
入管、撹拌装置付き4頭セパラブルフラスコに入れ、窒
素気流下タービン翼を用い330rpmで撹拌を行った。内温
を70℃まで昇温させた後、過硫酸カリウム3重量部を脱
気イオン交換蒸留水75重量部に溶解した重合開始剤水溶
液を添加し、6時間重合を行った。生成した重合体懸濁
液は、限外濾過装置を用い開始剤断片、乳化剤等の夾雑
物を除去した後、凍結乾燥装置を用い乾燥を行い、更に
解砕を行い微粉を得た。
重量部、ポリプロピレン3.1重量部を用いた以外は実施
例1と同様にして微粉を得た。
重量部、ポリプロピレン4.7重量部を用いた以外は実施
例1と同様にして微粉を得た。
重量部、微粉砕したポリプロピレン4.7重量部、スチレ
ン100重量部、アクリル酸-n-ブチル30重量部、tert-ド
デシルメルカプタン0.15重量部を加え、サンドグライン
ダーを用い分散液を調製した。このカーボンブラック分
散液に、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)
2.8重量部を溶解し、更にこの分散液を脱気イオン交換
蒸留水325重量部にポリオキシエチレングリコールノニ
ルフェニルエーテル1.1重量部、オキシプロピレン-オキ
シエチレンブロックコポリマー(ノニポールPE−68:
三洋化成工業(株))1.1重量部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム0.6重量部を溶解した水溶液に添加
し、T.Kホモミキサーを用い、3000rpmでプレ分散を行
った後、高圧ホモジナイザー、キャビトロン(キャビト
ロン社)を用い分散を行った。この分散液を温度センサ
ー、冷却管、窒素導入管、撹拌装置付き4頭セパラブル
フラスコに入れ、窒素気流下タービン翼を用い150rpmで
撹拌を行った。内温を70℃まで昇温させた後、12時間重
合を行った。生成した、重合体懸濁液は、限外濾過装置
を用い開始剤断片、乳化剤等の夾雑物を除去した後、凍
結乾燥装置を用い乾燥を行い、更に解砕を行い微粉を得
た。
重量部、微粉砕したポリプロピレン3.9重量部、スチレ
ン100重量部、アクリル酸-n-ブチル30重量部、tert-ド
デシルメルカプタン0.15重量部を加え、サンドグラ
インダーを用い分散液を調製した。このカーボンブラッ
ク分散液を用い分散液を調製した。このカーボンブラッ
ク分散液を、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3
重量部を溶解した脱気イオン交換蒸留水250重量部に
添加した水溶液に加え、T. Kホモミキサーを用い、50
00rpmで分散を30分間行った後、温度センサー、冷却
管、窒素導入管、撹拌装置付き4頭セパラブルフラスコ
に入れ、窒素気流下タービン翼を用い330rpmで撹拌を行
った。内温を70℃まで昇温させた後、過硫酸カリウム3
重量部を脱気イオン交換蒸留水75重量部に溶解した重合
開始剤水溶液を添加し、6時間重合を行った。生成し
た、重合体懸濁液は、限外濾過装置を用い開始剤断片、
乳化剤等の夾雑物を除去した後、凍結乾燥装置を用い乾
燥を行い、更に解砕を行い微粉を得た。
重量部、微粉砕したポリプロピレン3.9重量部、スチレ
ン100重量部、アクリル酸-n-ブチル30重量部、tert-ド
デシルメルカプタン0.15重量部を加え、サンドグライン
ダーを用い分散液を調製した。このカーボンブラック分
散液に、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)
2.8重量部を溶解し、更にこの分散液を脱気イオン交換
蒸留水325重量部にポリオキシエチレングリコールノニ
ルフェニルエーテル1.1重量部、オキシプロピレン-オキ
シエチレンブロックコポリマー1.1重量部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム0.6重量部を溶解した水溶
液に添加し、T. Kホモミキサーを用い、3000rpmでプ
レ分散を行った後、高圧ホモジナイザー、キャビトロン
を用い分散を行った。この分散液を温度センサー、冷却
管、窒素導入管、撹拌装置付き4頭セパラブルフラスコ
に入れ、窒素気流下タービン翼を用い150rpmで撹拌を行
った。内温を70℃まで昇温させた後、12時間重合を行っ
た。生成した、重合体懸濁液は、限外濾過装置を用い開
始剤断片、乳化剤等の夾雑物を除去した後、凍結乾燥装
置を用い乾燥を行い、更に解砕を行い微粉を得た。
量部を用いた以外は実施例1と同様にして微粉を得た。
重量部、ポリプロピレン2.0重量部を用いた以外は実施
例1と同様にして微粉を得た。
重量部、ポリプロピレン5.9重量部を用いた以外は実施
例1と同様にして微粉を得た。
重量部、微粉砕したポリプロピレン3.9重量部、スチレ
ン100重量部、アクリル酸-n-ブチル30重量部、tert-ド
デシルメルカプタン0.15重量部を加え、サンドグライン
ダーを用い分散液を調製した。このカーボンブラック分
散液を、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4重量
部を溶解した脱気イオン交換蒸留水250重量部に添加し
た水溶液に加え、T. Kホモミキサーを用い、5000rpm
で分散を30分間行った後、温度センサー、冷却管、窒素
導入管、撹拌装置付き4頭セパラブルフラスコに入れ、
窒素気流下タービン翼を用い330rpmで撹拌を行った。内
温を70℃まで昇温させた後、過硫酸カリウム3重量部を
脱気イオン交換蒸留水75重量部に溶解した重合開始剤水
溶液を添加し、6時間重合を行った。生成した重合体懸
濁液は、限外濾過装置を用い開始剤断片、乳化剤等の夾
雑物を除去した後、凍結乾燥装置を用い乾燥を行い、更
に解砕を行い微粉を得た。
重量部、微粉砕したポリプロピレン3.9重量部、スチレ
ン100重量部、アクリル酸-n-ブチル30重量部、tert-ド
デシルメルカプタン0.15重量部を加え、サンドグライン
ダーを用い分散液を調製した。このカーボンブラック分
散液に、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)
3重量部を溶解し、更に脱気イオン交換蒸留水125重量
部にリン酸三カルシウム6.3重量部及びドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム0.4重量部を溶解した水溶液に
添加し、T.Kホモミキサーを用い、徐々に撹拌速度を
上げ、最終的に10000rpmで分散を行った。この分散液及
び脱気イオン交換蒸留水200重量部を温度センサー、冷
却管、窒素導入管、撹拌装置付き4頭セパラブルフラス
コに入れ、窒素気流下タービン翼を用い150rpmで撹拌を
行った。内温を70℃まで昇温させた後、12時間重合を行
った。生成した重合体懸濁液は、塩酸を加え、リン酸三
カルシウムを分解した後、洗浄、濾過を繰り返し精製を
行った後、減圧乾燥を行い、更に解除を行い微粉を得
た。
が、分散時のT. Kホモミキサーの回転数と時間、及び
重合反応時間をコントロールしてさらに微粒子のものを
作製した。
ルーダーで溶融混練し、冷却後、ハンマーミルにて粗砕
した後、気流式粉砕機で粉砕、風力分級して体積平均粒
径を8μmとし、更に疎水性シリカを0.6重量部添加して
混合し各トナーを得た。
されたフェライトキャリア(個数平均粒径80μm)100重
量部を混合して各現像剤を得た。
重量測定装置SSC5200(セイコー電子社製)により求
めた。
走査熱量計DSC7(パーキンエルマー社製)を用いて
ポリプロピレンの吸熱量を測定し、標準サンプルとの比
較から含有率を計算した。
剤)中に微粉を分散させレーザー回折式粒度測定機SA
LD−1100(島津製作所製)を用いて測定した。
価》得られた各トナーについて、その溶融混練工程後に
得られた混練物中のカーボンブラックの分散状態を、光
学顕微鏡によって観察した。評価方法は、混練物をミク
ロトームにより0.5μmの厚さに薄切し、300倍の倍率で
写真撮影した後、画像解析装置(SPICCA:日本ア
ビオニクス)により、5視野中(1視野は0.4×0.3mm)
の1μm以上のカーボンブラック凝集体個数を求めた。
価》得られた各トナーについて、その溶融混練工程後に
得られた混練物中のポリプロピレンの分散状態を、透過
型電子顕微鏡によって観察した。評価方法は、混練物を
ミクロトームにより0.2μmの厚さに薄切し、1500倍の倍
率で写真撮影した後、画像解析装置(SPICCA:日
本アビオニクス)により、5視野(1視野は0.1×0.08m
m)の個数平均分散径を求めた。
トナー及び各現像剤を用いて、電子写真方式複写機U−
BIX5082(コニカ(株)社製)で定着熱ローラー温度を
120〜240℃まで5℃ずつ段階的に上昇させて複写画像を
形成し、低温オフセット消滅温度及び高温オフセット発
生温度を測定した。オフセット現象の有無は、各設定温
度において、複写画像の形成直後に白紙の普通紙を同様
の条件下で定着熱ローラーに送って、これにトナー汚れ
が生ずるか否かを目視により観察することによって判断
した。
各現像剤を用いて、U−BIX5082で10万枚実写を行っ
た後、原稿濃度が0.000の白地部分の複写画像に対する
相対濃度を、「サクラデンシトメーター」(コニカ(株)
社製)により測定し、かぶり濃度とした。
のものは全ての特性が実用レベルにあるが、比較例とし
て示した本発明外のものは、いずれかの特性に問題があ
り実用上は使用出来ないことがわかる。
分散を向上させることにより、混練時での分子鎖切断を
少なく、着色剤の分散が良好で帯電特性良好な静電荷像
現像用トナーを得る事が出来る。
のない鮮明な画像を得るのに効果がある。
/D50,D75/D50を説明する図。
Claims (2)
- 【請求項1】 製造工程において少なくとも結着樹脂、
着色剤、離型剤より成るトナー組成物を予備混合する事
によって製造された静電荷像現像用トナーの、完成後の
トナー中の着色剤及び離型剤の含有率をそれぞれχA,
χBとしたとき、着色剤含有率χC、離型剤含有率χDを
持つ、個数平均粒径D50が0.3〜2.0μmでかつD25/D5
0=0.4〜1.0、D75/D50=1.0〜1.8である微粉を、製
造工程中における予備混合工程で5〜40重量%トナー組
成物と混合させることにより、下記関係を満足するよう
製造することを特徴とする静電荷像現像用トナー。 0.7≦χC/χA,χD/χB≦1.3 - 【請求項2】 製造工程において少なくとも結着樹脂、
着色剤、離型剤より成るトナー組成物を予備混合する静
電荷像現像用トナーの製造方法において、完成後のトナ
ー中の着色剤及び離型剤の含有率をそれぞれχA,χBと
したとき、着色剤含有率χC、離型剤含有率χDを持つ、
個数平均粒径D50が0.3〜2.0μmでかつD25/D50=0.4
〜1.0、D75/D50=1.0〜1.8である微粉を、製造工程
中における予備混合工程で5〜40重量%トナー組成物と
混合させることにより、下記関係を満足するようにした
ことを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。 0.7≦χC/χA,χD/χB≦1.3
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JP14807494A JP3273286B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
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