JPH08158940A - スターリング機関 - Google Patents

スターリング機関

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JPH08158940A
JPH08158940A JP29738594A JP29738594A JPH08158940A JP H08158940 A JPH08158940 A JP H08158940A JP 29738594 A JP29738594 A JP 29738594A JP 29738594 A JP29738594 A JP 29738594A JP H08158940 A JPH08158940 A JP H08158940A
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JP
Japan
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cylinder bore
chamber
working chamber
piston
working
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JP29738594A
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English (en)
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Takashi Ban
孝志 伴
Hidefumi Mori
英文 森
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】効率低下を回避しながらスターリング機関のコ
ンパクト化を図る。 【構成】駆動変換室13の上下のシリンダボア16,1
7は駆動変換室13を挟んで直列に対向配置されてい
る。シリンダボア16,17内を第1の作動室16-1,
17-1と第2の作動室16-2,17-2とに区画するピス
トン18,19のピストンロッド18-2,19-2は連結
体20によって一体的に連結されている。偏心軸2-1に
は旋回体21がラジアルベアリング22を介して回転可
能に支持されている。旋回体21の上下の辺面21-1,
21-2と連結体20の上下の辺部20-1,20-2との間
には平面ベアリング23,24が介在されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンによってシリ
ンダボア内を第1の作動室と第2の作動室とに区画し、
第1のシリンダボア内の第1の作動室と第2のシリンダ
ボア内の第2の作動室とを作動通路で接続すると共に、
第2のシリンダボア内の第1の作動室と第3のシリンダ
ボア内の第2の作動室とを作動通路で接続し、第3のシ
リンダボア内の第1の作動室と第4のシリンダボア内の
第2の作動室とを作動通路で接続すると共に、第4のシ
リンダボア内の第1の作動室と第1のシリンダボア内の
第2の作動室とを作動通路で接続し、各作動通路上に高
温熱交換器、再生熱交換器及び低温熱交換器を介在した
スターリング機関に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−247846号公報、特開
平1−280668号公報に開示されるように、スター
リング機関ではシリンダボア内のピストンを往復動させ
るたの機構として斜板式駆動機構、クランク式駆動機構
が用いられている。回転運動を斜板式駆動機構あるいは
クランク式駆動機構によって往復直線運動されるシリン
ダボア内のピストンのロッドにはガイドピストンが止着
されている。シリンダボア内のピストンの傾きはシリン
ダボア内にピストンによって区画された一対の作動室間
のガス洩れをもたらす。このようなガス洩れはスターリ
ング機関の効率低下に繋がる。ガイドピストンはシリン
ダボア内のピストンの傾きを防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シリンダボア
内のピストンの傾きを防止するにはシリンダボア内のピ
ストンからガイドピストンを適度に離間しておかねばな
らない。シリンダボア内のピストンとガイドピストンと
のこのような離間構成はスターリング機関のコンパクト
化の上で不利である。
【0004】本発明は、効率低下を回避しながらスター
リング機関のコンパクト化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、第1のシリンダボアと第3のシリンダボアとを
直列配置する共に、第2のシリンダボアと第4のシリン
ダボアとを直列配置し、各シリンダボアにピストンを収
容し、直列配置した一方のシリンダボア内のピストンと
他方のシリンダボア内のピストンとを連結体で結合して
一体化し、駆動軸の回転を連結体の往復直線運動に変換
する往復駆動機構を連結体と駆動軸との間に介在した。
【0006】請求項2の発明では、直列配置された一対
のシリンダボア内の第2の作動室を前記往復駆動機構を
挟んで対向させ、第2の作動室から遮断された駆動変換
室に往復駆動機構を収容した。
【0007】請求項3の発明では、ハウジング内に駆動
変換室を形成すると共に、駆動変換室内に予圧を付与
し、駆動軸の端部をオイルシール室によって包囲すると
共に、オイルシール室に駆動変換室の予圧を作用させ
た。
【0008】請求項4の発明では、駆動軸に対して偏心
した偏心軸と、偏心軸に相対回転可能に支持された旋回
体と、旋回体の旋回運動におけるピストンの往復動方向
の成分を回転子を介して受承する連結体とを備えた往復
駆動機構を構成した。
【0009】請求項5の発明では、前記回転子を平面ベ
アリングとした。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、駆動軸の回転が往復駆動
機構によって連結体の往復直線運動に変換される。連結
体に一体的に結合された一対のピストンは直列配置され
た一対のシリンダボア内で往復動する。一方のピストン
は他方のピストンのガイドとなり、各ピストンがシリン
ダボア内で傾くことはない。
【0011】請求項2の発明では、対向する一対の第2
の作動室から遮断された駆動変換室内で往復駆動機構が
駆動軸の回転運動を連結体の往復直線運動に変換する。
請求項3の発明では、ハウジングの外部と駆動変換室と
がオイルシール室によって隔てられる。駆動変換室の予
圧はオイルシール室に波及し、オイルシール室が予圧の
漏洩を阻止する。
【0012】請求項4の発明では、駆動軸の回転に伴っ
て偏心軸が駆動軸の周りを旋回し、偏心軸上の旋回体の
旋回運動におけるピストンの往復動方向の成分が回転子
を介して連結体に伝達される。
【0013】請求項5の発明では、偏心軸上の旋回体の
旋回運動におけるピストンの往復動方向の成分が平面ベ
アリングを介して連結体に伝達される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図1
〜図6に基づいて説明する。図1に示すようにハウジン
グ1内には駆動軸2が一対のラジアルベアリング3,4
を介して回転可能に支持されている。駆動軸2には偏心
軸2-1が一体形成されている。ハウジング1には開口筒
部1-1が一体形成されており、駆動軸2の一端部2-2が
開口筒部1-1から外部に突出している。この突出端部2
-2は図示しない外部駆動源に連結されている。
【0015】開口筒部1-1内には区画リング5及びリッ
プシール6が嵌入止着されている。区画リング5の外周
面と開口筒部1-1の内周面との間にはシールリング5-1
が介在されている。区画リング5とリップシール6との
間の突出端部2-2にはばね座7及びゴム製のシールリン
グ8がスライド可能に嵌合支持されている。シールリン
グ8の背面にはばね受け9が接合支持されており、ばね
座7とばね受け9との間には圧縮ばね10が介在されて
いる。シールリング8と区画リング5との間にはカーボ
ン系のシールリング11が介在されている。ばね座7は
突出端部2-2の段差2-3によって図1の右方向の移動を
規制されている。従って、圧縮ばね10はばね受け9及
びシールリング8を介してシールリング11を区画リン
グ5の端面に押接する。
【0016】区画リング5とリップシール6との間には
液状の潤滑油が充填されており、区画リング5とリップ
シール6との間がオイルシール室12となっている。リ
ップシール6はハウジング1内に駆動変換室13を区画
する。一対のラジアルベアリング3,4及び偏心軸2-1
は駆動変換室13内に収容されている。駆動変換室13
内の駆動軸2にはバランスウェイト14,15が止着さ
れている。バランスウェイト14,15は偏心軸2-2の
回転アンバランスを相殺する。
【0017】図1及び図2に示すように駆動変換室13
の上下には一対のシリンダボア16,17が形成されて
いる。シリンダボア16,17は駆動変換室13を挟ん
で直列に対向配置されている。各シリンダボア16,1
7内にはピストン18,19が収容されている。ピスト
ン18,19の周面にはシール用ピストンリング18-
1,19-1が嵌められている。ピストン18はシリンダ
ボア16内を第1の作動室16-1と第2の作動室16-2
とに区画する。ピストン19はシリンダボア17内を第
1の作動室17-1と第2の作動室17-2とに区画する。
第2の作動室16-2,17-2側のピストン18,19の
端面にはピストンロッド18-2,19-2が結合されてい
る。各ピストンロッド18-2,19-2の端部は駆動変換
室13と第2の作動室16-2,17-2とを隔てる隔壁1
-2,1-3を貫通して駆動変換室13に突出している。隔
壁1-2とピストンロッド18-2との間にはロッドシール
25が介在されており、隔壁1-3とピストンロッド19
-2との間にはロッドシール26が介在されている。
【0018】図2に示すようにピストンロッド18-2,
19-2の突出端部は四角環状の連結体20によって一体
的に連結されている。連結体20の上辺部20-1と下辺
部20-2とは平行である。ピストンロッド18-2の突出
端部は連結体20の上辺部20-1に結合しており、ピス
トンロッド19-2の突出端部は連結体20の下辺部20
-2に結合している。
【0019】四角環状の連結体20の環内部にて偏心軸
2-1には四角環状の旋回体21がラジアルベアリング2
2を介して相対回転可能に支持されている。旋回体21
の上辺面21-1と下辺面21-2とは平行である。旋回体
21の上辺面21-1と連結体20の上辺部20-1との間
には平面ベアリング23が介在されている。旋回体21
の下辺面21-2と連結体20の下辺部20-2との間には
平面ベアリング24が介在されている。
【0020】図3に示すように駆動変換室13の左右に
は一対のシリンダボア27,28が形成されている。シ
リンダボア27,28は駆動変換室13を挟んで直列に
対向配置されている。各シリンダボア27,28内には
ピストン29,30が収容されている。ピストン29,
30の周面にはシール用ピストンリング29-1,30-1
が嵌められている。ピストン29はシリンダボア27内
を第1の作動室27-1と第2の作動室27-2とに区画す
る。ピストン30はシリンダボア28内を第1の作動室
28-1と第2の作動室28-2とに区画する。第2の作動
室27-2,28-2側のピストン29,30の端面にはピ
ストンロッド29-2,30-2が結合されている。各ピス
トンロッド29-2,30-2の端部は駆動変換室13と第
2の作動室27-2,28-2とを隔てる隔壁1-4,1-5を
貫通して駆動変換室13に突出している。隔壁1-4とピ
ストンロッド29-2との間にはロッドシール31が介在
されており、隔壁1-5とピストンロッド30-2との間に
はロッドシール32が介在されている。
【0021】ピストンロッド29-2,30-2の突出端部
は四角環状の連結体33によって一体的に連結されてい
る。連結体33の左辺部33-1と右辺部33-2とは平行
である。ピストンロッド29-2の突出端部は連結体33
の左辺部33-1に結合しており、ピストンロッド30-2
の突出端部は連結体33の右辺部33-2に結合してい
る。
【0022】四角環状の連結体33の環内部にて偏心軸
2-1には四角環状の旋回体34がラジアルベアリング3
5を介して相対回転可能に支持されている。旋回体34
の左辺面34-1と右辺面34-2とは平行である。旋回体
34の左辺面34-1と連結体33の左辺部33-1との間
には平面ベアリング36が介在されている。旋回体34
の右辺面34-2と連結体33の右辺部33-2との間には
平面ベアリング37が介在されている。
【0023】本発明でいう第1のシリンダボア、第2の
シリンダボア、第3のシリンダボア及び第4のシリンダ
ボアは、シリンダボア16、シリンダボア27、シリン
ダボア17及びシリンダボア28となる。
【0024】第1の作動室16-1と第2の作動室27-2
とは作動通路38で接続されている。作動通路38上に
は低温熱交換器38-1、再生熱交換器38-2及び高温熱
交換器38-3が介在されている。第1の作動室17-1と
第2の作動室28-2とは作動通路39で接続されてい
る。作動通路39上には低温熱交換器39-1、再生熱交
換器39-2及び高温熱交換器39-3が介在されている。
第1の作動室27-1と第2の作動室17-2とは作動通路
40で接続されている。作動通路40上には低温熱交換
器40-1、再生熱交換器40-2及び高温熱交換器40-3
が介在されている。第1の作動室28-1と第2の作動室
16-2とは作動通路41で接続されている。作動通路4
1上には低温熱交換器41-1、再生熱交換器42-2及び
高温熱交換器43-3が介在されている。
【0025】駆動軸2の回転に伴い、偏心軸2-1が駆動
軸2の周りを旋回し、旋回体21,34は偏心軸2-1の
回りを相対回転しながら駆動軸2の周りを旋回する。旋
回体21の旋回運動における上下方向の成分、即ちピス
トン18,19の往復動方向の成分は平面ベアリング2
3,24を介して連結体20に伝達される。従って、連
結体20によって一体化されたピストン18,19はシ
リンダボア16,17内を往復動する。又、旋回体34
の旋回運動における左右方向の成分、即ちピストン2
9,30の往復動方向の成分は平面ベアリング36,3
7を介して連結体34に伝達される。従って、連結体3
4によって一体化されたピストン29,30はシリンダ
ボア27,28内を往復動する。
【0026】図2及び図3ではピストン18が第1の作
動室16-1に対して上死点位置にあり、ピストン19が
第1の作動室17-1に対して下死点位置にある。ピスト
ン29,30はシリンダボア27,28内の中間位置に
ある。図4は図2及び図3の状態から駆動軸2を左回り
に90°回転した状態を示し、図5は図4の状態から駆
動軸2を左回りに90°回転した状態を示す。図6は図
5の状態から駆動軸2を左回りに90°回転した状態を
示す。ピストン18,29の往復動により第1の作動室
16-1、作動通路38及び第2の作動室27-2からなる
領域が容積変化し、ピストン29,19の往復動により
第1の作動室27-1、作動通路39及び第2の作動室1
7-2からなる領域が容積変化する。ピストン19,30
の往復動により第1の作動室17-1、作動通路40及び
第2の作動室28-2からなる領域が容積変化し、ピスト
ン30,18の往復動により第1の作動室28-1、作動
通路41及び第2の作動室16-2からなる領域が容積変
化する。これら各領域内の作動ガスが前記容積変化によ
って圧縮と膨張とを繰り返す。即ち、シリンダボア16
を第1のシリンダボアとすれば、シリンダボア27がシ
リンダボア16に対して第2のシリンダボアとなる。
又、シリンダボア17を第1のシリンダボアとすれば、
シリンダボア28がシリンダボア17に対して第2のシ
リンダボアとなる。
【0027】第2の作動室16-2,17-2,27-2,2
8-2から駆動変換室13へのガス洩れを防止するため、
駆動変換室13内には作動ガスを封入すると共に、第2
の作動室16-2,17-2,27-2,28-2内の平均圧と
同程度の予圧が駆動変換室13内に付与されている。駆
動変換室13内の高圧はリップシール6を介してオイル
シール室12へ波及し、オイルシール室12内は駆動変
換室13内の圧力と同じになる。オイルシール室12内
の圧力は、シールリング8を偏心軸2-1に押接すると共
に、シールリング11を区画リング5に押接する。従っ
て、オイルシール室12内の液状潤滑油がハウジング1
外へ洩れることはない。又、駆動変換室13内の圧力が
リップシール6を偏心軸2-1に押接するため、オイルシ
ール室12内の液状潤滑油が駆動変換室13側へ洩れる
こともない。
【0028】ピストン18,19,29,30を介した
第1の作動室16-1,17-1,27-1,28-1と第2の
作動室16-2,17-2,27-2,28-2との間のガス洩
れ防止はスターリング機関の効率を高める上で重要であ
る。ピストン18,19,29,30のシリンダボア1
6,17,27,28内での傾きはピストンリング18
-1,19-1,29-1,30-1のシール性能を低下させ
る。ピストンリング18-1,19-1,29-1,30-1の
シール性能の低下はガス洩れをもたらす。そのため、ピ
ストン18,19,29,30のシリンダボア16,1
7,27,28内での傾き防止はガス洩れ防止のために
必要である。ピストン18,19の一方は他方のガイド
ピストンとなっており、一方が他方のシリンダボア1
6,17内での傾きを防止する。同様に、ピストン2
9,30の一方は他方のガイドピストンとなっており、
一方が他方のシリンダボア27,28内での傾きを防止
する。連動するピストンの一方を他方のガイドとする構
成は専用のガイドを用いる従来構成に比してスターリン
グ機関のコンパクト化の上で有利である。
【0029】作動ガスに混入した潤滑油は低温熱交換
器、再生熱交換器及び高温熱交換器での熱交換効率を低
下させるため、シリンダボア16,17,27,28内
への潤滑油の侵入防止が必要である。そのためには駆動
変換室13内での液状潤滑油の使用を行わなければよ
い。特開平1−280668号公報の従来装置では往復
駆動機構としてクランク機構が用いられており、クラン
ク機構は直列配置された一対のシリンダ間に配置されて
いる。クランク機構では液状潤滑油の使用が避けられ
ず、この液状潤滑油がシリンダ内に侵入する。しかし、
本実施例では偏心軸2-1と旋回体21,34との間に介
在されたラジアルベアリング22,35、旋回体21,
34と連結体20,33との間に介在された平面ベアリ
ング23,24,36,37の潤滑には流動しないグリ
ースを使用できる。従って、駆動変換室13からシリン
ダボア16,17,27,28へ潤滑油が侵入すること
はない。
【0030】なお、ばね座7、シールリング8、ばね受
け9、圧縮ばね10及びシールリング11からなるシャ
フトシール機構の代わりにリップシールを用いることも
できる。
【0031】次に、図7及び図8の実施例を説明する。
この実施例では駆動軸2に一対のカム42,43が止着
されており、ピストン18,19のピストンロッド18
-2,19-2を連結する四角環状の連結体44には回転子
45,46が取り付けられている。上側の回転子45は
カム42に接しており、下側の回転子46はカム43に
接している。駆動軸2の回転に伴ってカム42は回転子
45を介して連結体44を押し上げ、カム43は回転子
46を介して連結体44を押し下げる。従って,ピスト
ン18,19が連結体44と一体的に上下動する。ピス
トン29,30も同様にカムを用いた往復駆動機構によ
って上下動される。ピストン29,30側の往復駆動機
構のカムはカム42,43に対して90°位相をずらし
てある。その他の構成は第1実施例と同じである。図8
は図7の状態から駆動軸2を180°回転した状態を示
す。
【0032】回転子45,46とカム42,43のカム
面との間の潤滑には流動しないグリースを使用できる。
従って、駆動変換室13からシリンダボア16,17,
27,28へ潤滑油が侵入することはない。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明で
は、直列配置された一対のシリンダボア内の一方のピス
トンと他方のピストンとを連結体で結合して一体化し、
往復駆動機構によって駆動軸の回転を連結体の往復直線
運動に変換するようにしたので、一方のピストンが他方
のピストンのガイドとなって各ピストンがシリンダボア
内で傾くことはなく、第1の作動室と第2の作動室との
間でのガス洩れを防止しながらスターリング機関のコン
パクト化を図り得る。
【0034】請求項2の発明では、直列配置された一対
のシリンダボア内の第2の作動室を前記往復駆動機構を
挟んで対向させ、第2の作動室から遮断された駆動変換
室に往復駆動機構を収容したので、一方のピストンが駆
動変換室を挟んで他方のピストンのガイドとなって各ピ
ストンがシリンダボア内で傾くことはなく、第1の作動
室と第2の作動室との間でのガス洩れを防止しながらス
ターリング機関のコンパクト化を図り得る。
【0035】請求項3の発明では、駆動変換室内に予圧
を付与し、ハウジングから外部に突出する駆動軸の端部
をオイルシール室によって包囲すると共に、オイルシー
ル室に駆動変換室の予圧を作用させたので、オイルシー
ル室が予圧の漏洩を阻止し、シリンダボアから駆動変換
室へのガス洩れが防止される。
【0036】請求項4及び請求項5の発明では、駆動軸
に対して偏心した偏心軸と、偏心軸に相対回転可能に支
持された旋回体と、旋回体の旋回運動におけるピストン
の往復動方向の成分を回転子を介して受承する連結体と
を備えた往復駆動機構を構成したので、往復駆動機構の
潤滑に流動しない潤滑剤を使用でき、シリンダボアへの
潤滑油侵入を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例の側断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】図2の状態から駆動軸を90°回転した状態を
示す断面図。
【図5】図4の状態から駆動軸を90°回転した状態を
示す断面図。
【図6】図5の状態から駆動軸を90°回転した状態を
示す断面図。
【図7】別例を示す断面図。
【図8】図7の状態から駆動軸を180°回転した状態
を示す断面図。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…駆動軸、2-1…往復駆動機構を構
成する偏心軸、2-2…突出端部、12…オイルシール
室、13…駆動変換室、16,17,27,28…シリ
ンダボア、16-1,17-1,27-1,28-1…第1の作
動室、16-2,17-2,27-2,28-2…第2の作動
室、20,33,44…連結体、21,34…旋回体、
23,24,36,37…平面ベアリング、42,43
…往復駆動機構を構成するカム、45,46…回転子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンによってシリンダボア内を第1の
    作動室と第2の作動室とに区画し、第1のシリンダボア
    内の第1の作動室と第2のシリンダボア内の第2の作動
    室とを作動通路で接続すると共に、第2のシリンダボア
    内の第1の作動室と第3のシリンダボア内の第2の作動
    室とを作動通路で接続し、第3のシリンダボア内の第1
    の作動室と第4のシリンダボア内の第2の作動室とを作
    動通路で接続すると共に、第4のシリンダボア内の第1
    の作動室と第1のシリンダボア内の第2の作動室とを作
    動通路で接続し、各作動通路上に高温熱交換器、再生熱
    交換器及び低温熱交換器を介在したスターリング機関に
    おいて、 第1のシリンダボアと第3のシリンダボアとを直列配置
    する共に、第2のシリンダボアと第4のシリンダボアと
    を直列配置し、各シリンダボアにピストンを収容し、直
    列配置した一方のシリンダボア内のピストンと他方のシ
    リンダボア内のピストンとを連結体で結合して一体化
    し、駆動軸の回転を連結体の往復直線運動に変換する往
    復駆動機構を連結体と駆動軸との間に介在したスターリ
    ング機関。
  2. 【請求項2】直列配置された一対のシリンダボア内の第
    2の作動室を前記往復駆動機構を挟んで対向させ、第2
    の作動室から遮断された駆動変換室に往復駆動機構を収
    容した請求項1に記載のスターリング機関。
  3. 【請求項3】駆動変換室をハウジング内に形成すると共
    に、駆動変換室内に予圧を付与し、駆動軸の端部をオイ
    ルシール室によって包囲し、駆動変換室の予圧をオイル
    シール室に作用させた請求項1及び請求項2のいずれか
    1項に記載のスターリング機関。
  4. 【請求項4】駆動軸に対して偏心した偏心軸と、偏心軸
    に相対回転可能に支持された旋回体と、旋回体の旋回運
    動におけるピストンの往復動方向の成分を回転子を介し
    て受承する連結体とを備えた往復駆動機構を構成した請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のスターリン
    グ機関。
  5. 【請求項5】前記回転子は平面ベアリングである請求項
    4に記載のスターリング機構。
JP29738594A 1994-11-30 1994-11-30 スターリング機関 Pending JPH08158940A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013064501A (ja) * 2011-09-17 2013-04-11 Chun Chang 完全なシールを容易にする回転駆動軸カプラ
US10010153B2 (en) 2014-02-14 2018-07-03 Lg Household & Health Care Ltd. Cosmetic container

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JP2013064501A (ja) * 2011-09-17 2013-04-11 Chun Chang 完全なシールを容易にする回転駆動軸カプラ
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