JPH079001Y2 - 極低温冷凍機 - Google Patents
極低温冷凍機Info
- Publication number
- JPH079001Y2 JPH079001Y2 JP1987143395U JP14339587U JPH079001Y2 JP H079001 Y2 JPH079001 Y2 JP H079001Y2 JP 1987143395 U JP1987143395 U JP 1987143395U JP 14339587 U JP14339587 U JP 14339587U JP H079001 Y2 JPH079001 Y2 JP H079001Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compression
- expansion
- piston
- space
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、極低温冷凍機に関するものであり、特に極低
温冷凍機の作動回路に作動媒体を供給する一方向弁の配
設位置に関する。
温冷凍機の作動回路に作動媒体を供給する一方向弁の配
設位置に関する。
(従来の技術) 従来の極低温冷凍機、例えば特公昭61-36143号公報に開
示されたものにおいては、作動回路に作動媒体の供給を
許容する一方向弁は、作動回路の外部に配設されてお
り、この一方向弁の一端部および他端部は、夫々、作動
回路の圧縮空間と貯冷器と連結する配管および最低圧室
の壁部に接続されていた。
示されたものにおいては、作動回路に作動媒体の供給を
許容する一方向弁は、作動回路の外部に配設されてお
り、この一方向弁の一端部および他端部は、夫々、作動
回路の圧縮空間と貯冷器と連結する配管および最低圧室
の壁部に接続されていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、一方向弁の一端部(他端部)と作動回路の圧
縮空間と貯冷器と連結する配管(最低圧室の壁部)の接
続が加工上の不具合等があると、作動媒体が外部に漏洩
し、この漏洩に伴う機内の作動媒体の圧力低下により、
冷凍機能が低下するおそれがあつた。
縮空間と貯冷器と連結する配管(最低圧室の壁部)の接
続が加工上の不具合等があると、作動媒体が外部に漏洩
し、この漏洩に伴う機内の作動媒体の圧力低下により、
冷凍機能が低下するおそれがあつた。
それ故に、本考案は、作動媒体が外部に漏洩しないよう
にすることを、その技術的課題とする。
にすることを、その技術的課題とする。
(問題点を解決するための手段) 上記した技術的課題を解決するために、本考案において
講じた技術的手段は、圧縮シリンダと、圧縮シリンダ内
に上下方向に往復動可能に配設され圧縮シリンダとの間
で圧縮空間を形成する圧縮ピストンと、膨張シリンダ
と、膨張シリンダ内に上下方向に往復動可能に配設され
膨張シリンダとの間で膨張空間を形成する膨張ピストン
と、圧縮空間と膨張空間とを連結する作動回路と、作動
回路の途中に設けられた貯冷器と、圧縮ピストンの下側
及び膨張ピストンの下側に形成された最低圧室と、圧縮
ピストンと膨張ピストンを所定の位相差で上下方向に往
復動させる駆動機構と、圧縮ピストンの内部に配設され
最低圧室から圧縮空間へのみ作動媒体の流通を許容する
一方向弁とを備えたことである。
講じた技術的手段は、圧縮シリンダと、圧縮シリンダ内
に上下方向に往復動可能に配設され圧縮シリンダとの間
で圧縮空間を形成する圧縮ピストンと、膨張シリンダ
と、膨張シリンダ内に上下方向に往復動可能に配設され
膨張シリンダとの間で膨張空間を形成する膨張ピストン
と、圧縮空間と膨張空間とを連結する作動回路と、作動
回路の途中に設けられた貯冷器と、圧縮ピストンの下側
及び膨張ピストンの下側に形成された最低圧室と、圧縮
ピストンと膨張ピストンを所定の位相差で上下方向に往
復動させる駆動機構と、圧縮ピストンの内部に配設され
最低圧室から圧縮空間へのみ作動媒体の流通を許容する
一方向弁とを備えたことである。
(作用) この構成においては、最低圧室から圧縮空間へ作動媒体
の供給を許容する一方向弁を圧縮ピストン内部に配設し
ており従来のような接続部分がないので、作動媒体が接
続部分から漏洩するようなことはなく、従来のような不
具合は生じない。
の供給を許容する一方向弁を圧縮ピストン内部に配設し
ており従来のような接続部分がないので、作動媒体が接
続部分から漏洩するようなことはなく、従来のような不
具合は生じない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、添付図面にもとづいて説明す
る。単一図において、逆スターリング式極低温冷凍機10
は圧縮シリンダ11を備える。圧縮シリンダ11内には圧縮
ピストン12が上下方向に往復動可能に装架されており、
圧縮シリンダ11と圧縮ピストン12の上側との間には圧縮
空間13が画成されている。また、膨張シリンダ14内には
膨張ピストン15が上下方向に往復動可能に装架されてお
り、膨張シリンダ14と膨張ピストン15の上側との間には
膨張空間16が画成されている。しかして、圧縮空間13
は、蓄冷器17を介して膨張空間16と連結されており、圧
縮空間13、蓄冷器17および膨張空間16は作動回路18を構
成する。
る。単一図において、逆スターリング式極低温冷凍機10
は圧縮シリンダ11を備える。圧縮シリンダ11内には圧縮
ピストン12が上下方向に往復動可能に装架されており、
圧縮シリンダ11と圧縮ピストン12の上側との間には圧縮
空間13が画成されている。また、膨張シリンダ14内には
膨張ピストン15が上下方向に往復動可能に装架されてお
り、膨張シリンダ14と膨張ピストン15の上側との間には
膨張空間16が画成されている。しかして、圧縮空間13
は、蓄冷器17を介して膨張空間16と連結されており、圧
縮空間13、蓄冷器17および膨張空間16は作動回路18を構
成する。
圧縮ピストン12の下側および膨張ピストン15の下側には
共通の最低圧室19が形成されており、圧縮空間13(膨張
空間16)から作動媒体が最低圧室19に漏洩しないよう
に、圧縮ピストン12(膨張ピストン15)の外周には、シ
ールリング21(シールリング22)が装架されている。ま
た、最低圧室19から圧縮空間13へ作動媒体の供給を許容
する一方向弁23が圧縮ピストン内部に配設されている。
共通の最低圧室19が形成されており、圧縮空間13(膨張
空間16)から作動媒体が最低圧室19に漏洩しないよう
に、圧縮ピストン12(膨張ピストン15)の外周には、シ
ールリング21(シールリング22)が装架されている。ま
た、最低圧室19から圧縮空間13へ作動媒体の供給を許容
する一方向弁23が圧縮ピストン内部に配設されている。
最低圧室19の下側には隔壁25を介して駆動装置室26が配
置されている。駆動装置室26内には、駆動機構27のクラ
ンク軸28が設置されており、このクランク軸28の第1ク
ランク部28a(第2クランク部28b)は、第1ロツド29
(第2ロツド30)を介して圧縮ピストン12(膨張ピスト
ン15)に連結されており、原動機31が駆動されるとクラ
ンク軸28が回転し、圧縮ピストン12と膨張ピストン15と
が所定の位相差で上下方向に往復動するようになつてお
り、膨張ピストン15の下降に伴う膨張空間16の容積増加
時に、周知のように、膨張シリンダ14に所定の温度の冷
凍が発生するようになつている。
置されている。駆動装置室26内には、駆動機構27のクラ
ンク軸28が設置されており、このクランク軸28の第1ク
ランク部28a(第2クランク部28b)は、第1ロツド29
(第2ロツド30)を介して圧縮ピストン12(膨張ピスト
ン15)に連結されており、原動機31が駆動されるとクラ
ンク軸28が回転し、圧縮ピストン12と膨張ピストン15と
が所定の位相差で上下方向に往復動するようになつてお
り、膨張ピストン15の下降に伴う膨張空間16の容積増加
時に、周知のように、膨張シリンダ14に所定の温度の冷
凍が発生するようになつている。
また、圧縮ピストン12(膨張ピストン15)の外周に装架
されたシールリング21(シールリング22)は、圧縮ピス
トン12(膨張ピストン15)が往復上下動すること等によ
り、そのシール機能は完全を期せないので、作動媒体の
最低圧室19への漏洩は不可避であるが、この漏洩に伴い
冷凍能力が低下した時は、作動を一旦停止せしめ、作動
媒体を最低圧室19に供給すると、この作動媒体は、一方
向弁23を通過して、作動回路18に補給されるようになつ
ている。
されたシールリング21(シールリング22)は、圧縮ピス
トン12(膨張ピストン15)が往復上下動すること等によ
り、そのシール機能は完全を期せないので、作動媒体の
最低圧室19への漏洩は不可避であるが、この漏洩に伴い
冷凍能力が低下した時は、作動を一旦停止せしめ、作動
媒体を最低圧室19に供給すると、この作動媒体は、一方
向弁23を通過して、作動回路18に補給されるようになつ
ている。
以上述べたように、本考案は、圧縮シリンダと、圧縮シ
リンダ内に上下方向に往復動可能に配設され圧縮シリン
ダとの間で圧縮空間を形成する圧縮ピストンと、膨張シ
リンダと、膨張シリンダ内に上下方向に往復動可能に配
設され膨張シリンダとの間で膨張空間を形成する膨張ピ
ストンと、圧縮空間と膨張空間とを連結する作動回路
と、作動回路の途中に設けられた貯冷器と、圧縮ピスト
ンの下側及び膨張ピストンの下側に形成された最低圧室
と、圧縮ピストンと膨張ピストンを所定の位相差で上下
方向に往復動させる駆動機構と、圧縮ピストンの内部に
配設され最低圧室から圧縮空間へのみ作動媒体の流通を
許容する一方向弁とを備えた極低温冷凍機を構成したこ
とである。
リンダ内に上下方向に往復動可能に配設され圧縮シリン
ダとの間で圧縮空間を形成する圧縮ピストンと、膨張シ
リンダと、膨張シリンダ内に上下方向に往復動可能に配
設され膨張シリンダとの間で膨張空間を形成する膨張ピ
ストンと、圧縮空間と膨張空間とを連結する作動回路
と、作動回路の途中に設けられた貯冷器と、圧縮ピスト
ンの下側及び膨張ピストンの下側に形成された最低圧室
と、圧縮ピストンと膨張ピストンを所定の位相差で上下
方向に往復動させる駆動機構と、圧縮ピストンの内部に
配設され最低圧室から圧縮空間へのみ作動媒体の流通を
許容する一方向弁とを備えた極低温冷凍機を構成したこ
とである。
この構成においては、最低圧室から圧縮空間へ作動媒体
の供給を許容する一方向弁を圧縮ピストン内部に配設し
ており従来のような接続部分がないので、作動媒体が接
続部分から漏洩するようなことがなく、該漏洩に伴う冷
凍能力の低下も生じない。また、一方向弁が専有するス
ペースというものが全体として見ればないので、装置の
小型化に少なからず寄与出来、実用上多大な効果を奏す
る。
の供給を許容する一方向弁を圧縮ピストン内部に配設し
ており従来のような接続部分がないので、作動媒体が接
続部分から漏洩するようなことがなく、該漏洩に伴う冷
凍能力の低下も生じない。また、一方向弁が専有するス
ペースというものが全体として見ればないので、装置の
小型化に少なからず寄与出来、実用上多大な効果を奏す
る。
図面は本考案に係る極低温冷凍機の一実施例の回路図で
ある。 11:圧縮シリンダ、12:圧縮ピストン、13:圧縮空間、14:
膨張シリンダ、15:膨張ピストン、16:膨張空間、17:蓄
冷器、18:作動回路、19:最低圧室、23:一方向弁、27:駆
動機構。
ある。 11:圧縮シリンダ、12:圧縮ピストン、13:圧縮空間、14:
膨張シリンダ、15:膨張ピストン、16:膨張空間、17:蓄
冷器、18:作動回路、19:最低圧室、23:一方向弁、27:駆
動機構。
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮シリンダと、 前記圧縮シリンダ内に上下方向に往復動可能に配設さ
れ、前記圧縮シリンダとの間で圧縮空間を形成する圧縮
ピストンと、 膨張シリンダと、 前記膨張シリンダ内に上下方向に往復動可能に配設さ
れ、前記膨張シリンダとの間で膨張空間を形成する膨張
ピストンと、 前記圧縮空間と前記膨張空間とを連結する作動回路と、 前記作動回路の途中に設けられた貯冷器と、 前記圧縮ピストンの下側及び前記膨張ピストンの下側に
形成された最低圧室と、 前記圧縮ピストンと前記膨張ピストンを所定の位相差で
上下方向に往復動させる駆動機構と、 前記圧縮ピストンの内部に配設され、前記最低圧室から
前記圧縮空間へのみ作動媒体の流通を許容する一方向弁
とを備えた極低温冷凍機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987143395U JPH079001Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | 極低温冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987143395U JPH079001Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | 極低温冷凍機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6448557U JPS6448557U (ja) | 1989-03-24 |
JPH079001Y2 true JPH079001Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31410180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987143395U Expired - Lifetime JPH079001Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | 極低温冷凍機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079001Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5674573A (en) * | 1979-11-22 | 1981-06-20 | Aisin Seiki | Single cylinder drive type gas refrigerator |
JPS6136143A (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-20 | 日本磁力選鉱株式会社 | 製鋼スラグの処理方法 |
-
1987
- 1987-09-18 JP JP1987143395U patent/JPH079001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6448557U (ja) | 1989-03-24 |
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