JPH081587A - 超音波スライサ - Google Patents

超音波スライサ

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JPH081587A
JPH081587A JP16641594A JP16641594A JPH081587A JP H081587 A JPH081587 A JP H081587A JP 16641594 A JP16641594 A JP 16641594A JP 16641594 A JP16641594 A JP 16641594A JP H081587 A JPH081587 A JP H081587A
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blade
circular blade
blade body
horn
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Norihisa Takahashi
典久 高橋
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Kaijo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刃体の取付けを何等の支障もなく簡単かつ迅
速に行うことが出来る超音波スライサを提供すること。 【構成】 刃体1に形成された挿通孔1bの縁部と該挿
通孔に挿通されるべき締結部材3との、少なくともいず
れか一方に、該挿通の案内をなすテーパ面3d,1dを
形成し、以て上記の効果を得ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波スライサに関し、
特にパン類、洋菓子、和菓子等の切断に用いて好適な超
音波スライサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、作動する刃体に
サンドウィッチやケーキ等の被切断物を押し当てて切断
するものであり、超音波励振手段によって該刃体を励振
することによって円滑な切断と切粉の飛散防止を図って
いる。
【0003】図8は、従来の超音波スライサにおける刃
体の取付構造を示すものである。
【0004】図示のように、超音波励振手段が具備する
ホーン101の先端部に、円形刃体102がボルト(六
角穴つき)103によって締結されている。図9に示す
ように、該円形刃体102は全周に刃102aを有し、
中心部に挿通孔102bが形成されている。
【0005】図10は、図8に示した構成に関する一部
断面を含む拡散分解図であるが、該図と図8から明らか
なように、ホーン101の先端には円形刃体102の位
置決め用として円環状のカラー104が固設されてお
り、円形刃体102はその挿通孔102bをこのカラー
104に嵌合させることによって位置決めされ、取り付
けられる。
【0006】かかる構成の超音波スライサにおいては、
円形刃体102が図示しない駆動手段によってホーン1
01と共に回転駆動され、同時に該ホーン101を通じ
て伝達される超音波振動によって円形刃体102が励振
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の超音波
スライサにおいて円形刃体102をホーン101に取り
付ける場合、操作者が該円形刃体102の挿通孔102
bに指を挿入するなどしてこれを持ち、カラー104に
該挿通孔102bを嵌合させ、この嵌合状態を保ちつつ
ボルト103を螺合させる。
【0008】しかしながら、ボルト103を螺合させる
際には該挿通孔102bから指を抜かねばならず、加え
て、円形刃体102は鋭利である故にその取り扱いには
注意を要し、これを上記カラー104に嵌合させた状態
を維持して締結することは必ずしも容易ではない。その
結果、甚だしい場合には、ボルト103を締め付けてい
る途中で、図11に示すように円形刃体102がカラー
104から脱落して該ボルト103上に乗ってしまい、
この状態で勢いを以て行われるボルトの締付けによって
円形刃体102とカラー104とが変形するなどして締
付け不能状態に陥ることがある。
【0009】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、刃体の取
付けを何等の支障もなく簡単且つ迅速に行うことが出来
る超音波スライサを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波スラ
イサは、刃体と、該刃体をして切断を行わせるべくその
刃に沿う方向に作動させる駆動手段と、該刃体を励振す
る超音波励振手段とを備え、該超音波励振手段は、振動
子と、該振動子が発する振動を機械的に増幅させるホー
ンとを含み、前記刃体は該刃体に形成された挿通孔に挿
通された締結部材によって該ホーンに締結され、該挿通
孔の縁部及び締結部材の少なくともいずれか一方に該挿
通の案内をなすテーパ面が形成されているものである。
【0011】
【作用】かかる構成においては、刃体の挿通孔の縁部と
締結部材とが、上記テーパ面によって相互案内されて円
滑に嵌合し、刃体が所望の取付位置に正確に位置決めさ
れ、締結される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面を用いて詳
細に説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例としての超音波
スライサを示すものである。該図において、円形刃体1
はその回転中心部にてホーン2の先端に締結部材として
のボルト3により交換可能に締結されている。なお、ホ
ーン2による超音波振動の振動方向を矢印Uにて示す。
この円形刃体1の直径は、ホーン2から伝達される振動
に基づく半径方向の撓み振動の共振長に定められ、図1
のような撓み曲線Aのような撓み振動を行う。
【0014】因みに、本実施例の場合、円形刃体1は両
刃に形成され、例えば直径が210mm、厚みが約1.
5mm、刃先のテーパ幅約15mmとなされ、素材とし
てSKS2が用いられている。また、ホーン2について
は、約19.5kHzで励振され、先端には振幅が約1
0μmp−p程度の振動がのせられる。これにより、円
形刃体1の振動の節は約13mmの間隔であらわれ、テ
ーパのある両刃の刃先では刃が薄くなるので約7mm程
度の間隔であらわれる。なお、円形刃体1の径及び共振
周波数等については、被切断物等に合わせて最適な振動
振幅が得られるように適宜設定できる。
【0015】一方、ホーン2は、円形刃体1に対する結
合端とは反対側の端部において振動子4と結合されてい
る。この振動子4は発振器9によって駆動されて超音波
振動を発生する。ホーン2は、この振動子4が発する振
動を機械的に増幅するものである。なお、これらホーン
2、振動子4及び発振器9を超音波励振手段と総称す
る。円形刃体1はこの超音波励振手段によって励振さ
れ、上記の振動モードにて振動する。
【0016】振動子4は、ベアリング8bを介してケー
ス8に回転自在に支持された内側回転ケース8a内に収
容されており、該内側回転ケース8aは伝動部6を介し
てモータ7と接続されている。このモータ7は図示せぬ
電源により駆動されて内側回転ケース8aを回転させ
る。上記振動子4と伝導部6との間においては、ブラシ
5a及び5bが、振動子4の電極4aと接続されたリン
グ状電極5c及び5dに摺接されている。このブラシ5
a及び5bに発振器9からの励振電力が常時供給され、
振動子4に伝えられる。なお、上記内側回転ケース8a
とホーン2とは、該ホーン2に形成されたフランジ部2
bにてパッキン2cを介して結合されているので、この
内側回転ケース8aの回転によりホーン2及び円形刃体
1が回転する。
【0017】なお、上記伝導部6とモータ7とにより、
円形刃体1をして被切断物の切断を行わしめるべくその
刃1aに沿う方向に作動、すなわち回転させる駆動手段
が構成されている。
【0018】次に、ホーン2に対する円形刃体1の締結
の構造について詳述する。
【0019】図1乃至図3に示すように、円形刃体1
は、全周に亘って刃1aを有すると共に、その回転中心
部に円形の挿通孔1bが形成されている。締結部材とし
てのボルト3はこの挿通孔1bに挿通される。
【0020】詳しくは、図2及び図3から明らかなよう
に、ボルト3は、断面円形の鍔部3aを備えた頭部3b
と、ホーン2に形成された雌ねじ部2dに螺合すべきね
じ部3cとを有している。そして、その首部近傍には、
該ねじ部3c側から頭部3b側に向って漸次拡径するテ
ーパ面3dと、該テーパ面3dに頭部3b側にて連続す
るように形成されて断面円形の嵌合部3eとが設けられ
ている。図から明らかなように、該テーパ面3dの最小
径はねじ部3cの谷径と略等しく設定され、テーパ面3
dの最大径すなわち嵌合部3eの径は円形刃体1の挿通
孔1bの内径よりも僅かに小さく設定されている。この
構成において、ボルト3の嵌合部3eが円形刃体1の挿
通孔1bに嵌合している。
【0021】なお、図3において符合θ1 にて示すのは
上記テーパ面3dがボルト3の軸中心3fに対してなす
角度であるが、この角度θ1 は45°を基準としてプラ
スマイナス35°に設定されることが好ましい。また、
同図において、上記テーパ面3d及び嵌合部3eの軸方
向における長さを夫々a1 及びb1 にて示しているがこ
の寸法a1 ,b1 に関しては共に、円形刃体1の厚みt
(本実施例においては1.5mmとされている)の10
%〜90%に設定されるのが好ましく、両者の合計a1
+b1 については該厚みtの50%以上に設定されるの
が望ましい。
【0022】上述した構成の超音波スライサにおいて
は、モータ7が作動することによって内側回転ケース8
aが回転し、円形刃体1がホーン2と共に回転駆動され
る。これと同時に、該ホーン2を通じて伝達される超音
波振動によって円形刃体1が励振され、何箇所かに定常
波の腹が同心円状に形成される撓み振動を生ずる。この
起動状態において、円形刃体1に対してパン類や菓子類
等の被切断物(図示せず)が押し当てられると、切り込
まれると共に、円形刃体1の振動によって切断面が分け
離される状態となり、切れ味がシャープになると共に切
粉の発生が抑制される。
【0023】ここで、上記構成の超音波スライサにおい
て、円形刃体1をホーン2に取り付ける際の手順につい
て図4をも参照して簡単に説明する。
【0024】まず、当該装置の操作者が円形刃体1を持
ち、該円形刃体1の挿通孔1b付近をホーン2の先端に
あてがう。この状態にて、ボルト3のねじ部3cを該挿
通孔1bを通じてホーン2の雌ねじ部2dに数山分螺合
させる。このようにボルト3をある程度ねじ込めば脱落
することはない故、操作者は円形刃体1から手を離すこ
とが出来る。すなわち、このとき、図4に示すように、
円形刃体1はその挿通孔1bにてボルト3のねじ部3c
により吊り下げられる状態となる。この状態からボルト
3を更にねじ込むと、該ボルト3のテーパ面3dが円形
刃体1の挿通孔1bの縁部に係合する。すると、ねじ込
みに伴い、該テーパ面3dの作用によって該縁部及びボ
ルト3が相互案内され、その結果、円形刃体1が漸次持
ち上げられる形となり、最終的に該テーパ面3dに続く
嵌合部3eが上記挿通孔1bに嵌合する。これにより、
円形刃体1は所望の取付位置、すなわちホーン2の回転
中心に対して正確に同心的に位置決めされ、締結を完了
する。
【0025】このように、当該超音波スライサにおいて
は、円形刃体1の取付けを何等支障なく、容易に且つ迅
速に完了することが出来、作業能率の向上に寄与するも
のである。
【0026】なお、上述した円形刃体1の位置決めは、
上記テーパ面3dの作用によってなされるもので、位置
決めは該テーパ面3dを設けるのみにて充分に達成され
る。よって、該テーパ面3dに連続して形成された上記
嵌合部3eは位置決め用としては特に必要なものではな
い。但し、この嵌合部3eを設けたことにより、円形刃
体1は該嵌合部3eと上記挿通孔1bとの密接な嵌合に
よってホーン2に対して堅固に固定されてずれを生ずる
ことがなく、円滑な切断作業が保障される。これらの点
は後述する第2実施例及び第3実施例としての超音波ス
ライサに関しても同様である。
【0027】続いて、本発明の第2実施例としての超音
波スライサを、図5に基づいて説明する。なお、当該超
音波スライサは、以下に説明する部分以外は図1乃至図
4に示した第1実施例としての超音波スライサと同様に
構成されているので、装置全体としての説明は省略して
要部のみの説明に留める。また、以下の説明において、
該第1実施例の超音波スライサの構成部分と同一又は対
応する構成部分については同じ参照符合を用いて示して
いる。また、これらのことは後述する第3実施例の説明
に関しても同様である。
【0028】図5に示すように、当該超音波スライサに
おいては、ボルト3にはテーパ面は形成されておらず、
嵌合部3eのみが設けられている。そして、該ボルト3
が挿通されるべく円形刃体1に形成された挿通孔1bの
縁部にテーパ面1dが形成されている。該テーパ面1d
は、該挿通孔1bに対するボルト3の挿通側から非挿通
側に向かって漸次縮径するように形成されている。この
構成においては、ボルト3の嵌合部3eの径が円形刃体
1の挿通孔1bの内径よりも僅かに小さく設定されてお
り、該嵌合部3eが該挿通孔1bに嵌合している。
【0029】なお、図5において符合θ2 にて示すのは
上記テーパ面1dが円形刃体1の軸中心1fに対してな
す角度であるが、この角度θ2 は45°を基準としてプ
ラスマイナス35°に設定されることが好ましい。ま
た、同図において、上記嵌合部3e及びテーパ面1dの
軸方向における長さを夫々b2 及びc2 にて示している
が、この寸法b2 に関しては、円形刃体1の厚みtの5
0%以上に設定されるのが好ましく、寸法c2 について
はこのb2 の10%〜90%に設定されることが好まし
い。
【0030】かかる構成の超音波スライサにおいては、
円形刃体1をボルト3によってホーン2に締結する際、
ボルト3のねじ込みに伴い、円形刃体1の挿通孔1bの
縁部と該ボルト3とが上記テーパ面1dの作用によって
相互案内される。そして、最終的にボルト3の嵌合部3
eが該挿通孔1bに嵌合し、円形刃体1はホーン2の回
転中心に対して正確に同心的に位置決めされ、締結され
る。
【0031】次いで、本発明の第3実施例としての超音
波スライサの要部について、図6を参照して説明する。
【0032】図示のように、当該超音波スライサにおい
ては、円形刃体1の挿通孔1bの縁部とボルト3との双
方に、該挿通孔1bに対するボルト3の挿通の案内をな
すテーパ面1d,3dが形成されている。そして、締結
状態において、該両テーパ面1d,3d同士が互いに当
接するようになされている。
【0033】なお、図6において符号θ3 にて示すのは
上記両テーパ面1d,3dが円形刃体1及びボルト3の
各軸中心1f,3fに対してなす角度であるが、この角
度θ3 は45°を基準としてプラスマイナス35°に設
定されることが好ましい。また、同図において、ボルト
3のテーパ面3d及び嵌合部3e、並びに円形刃体1の
テーパ面1dの軸方向における長さを夫々a3 ,b3
3 にて示しているが、該寸法a3 及びb3 に関しては
共に、円形刃体1の厚みtの10%〜90%に設定され
るのが好ましく、両者の合計a3 +b3 については該厚
みtの50%以上に設定されることが好ましい。また、
寸法c3 については、このa3 の50%以上に設定され
ることが好ましい。
【0034】かかる構成の超音波スライサにおいても、
円形刃体1をボルト3によってホーン2に締結する際、
ボルト3のねじ込みに伴い、円形刃体1の挿通孔1bの
縁部と該ボルト3とが上記テーパ面1d,3dの作用に
よって相互案内される。そして、最終的にボルト3の嵌
合部3eが該挿通孔1bに嵌合し、円形刃体1はホーン
の回転中心に対して正確に同心的に位置決めされ、締結
される。
【0035】なお、上述したように、当該超音波スライ
サにおいては、円形刃体1及びボルト3に形成された各
テーパ面1d及び3dが、締結状態において互いに当接
するようになされている。これによって、円形刃体1の
ずれ止めがより強固となる。
【0036】ところで、前述した各実施例の超音波スラ
イサにおいては、円形刃体1をホーン2に締結する締結
部材として六角頭を有するボルト3を採用しているが、
締結部材としてはこの他に種々のものが適用可能であ
る。例えば、図7に示す六角穴つきボルト11を用いる
ことが考えられる。図示のように、この六角穴つきボル
ト11は、六角穴11aが形成された頭部11bと、ホ
ーン2(図3など参照)に形成された雌ねじ部2dに螺
合すべきねじ部11cとを有している。そして、その首
部近傍には、該ねじ部11c側から頭部11b側に向っ
て漸次拡径するテーパ面11dと、該テーパ面11dに
頭部11b側にて連続するように形成されて断面円形の
嵌合部11eとが設けられている。図から明らかなよう
に、該テーパ面11dの最小径はねじ部11cの谷径と
略等しく設定され、テーパ面11dの最大径すなわち嵌
合部11eの径は円形刃体1(図3など参照)の挿通孔
1bの内径よりも僅かに小さく設定されている。この構
成において、ボルト11の嵌合部11eが該挿通孔1b
に嵌合する。
【0037】なお、上記ボルト3の材質としてはチタニ
ウム等が採用され、六角穴つきボルト11は鋼等を素材
として成形される。
【0038】なお、これまで説明した各実施例において
は、回転する円形刃体1を備えた超音波スライサを示し
たが、長手方向に沿って刃が形成された直線状の刃体を
該長手方向において往復動させる形式の超音波スライサ
にも本発明が適用可能であることは勿論である。但し、
前述した各効果は、振動を全周に亘って均等に伝えるべ
く高い精度を以て回転中心部をホーン2に締結させるこ
とが必要であって、しかも取扱いに比較的注意を要する
円形刃体1に関して特に有効である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による超音
波スライサにおいては、刃体に設けた挿通孔の縁部と締
結部材とがテーパ面の作用によって円滑に相互案内され
て嵌合し、刃体が所望の取付位置に正確に位置決めさ
れ、締結を完了する。従って、刃体の取付けを極めて容
易に且つ迅速に完了することが出来、作業能率の向上に
寄与するものである。また、本発明による超音波スライ
サにおいては、上記締結部材が、上記テーパ面に連続す
るように形成されて刃体の挿通孔に嵌合する嵌合部を有
している。よって、刃体は、該嵌合部と挿通孔との密接
な嵌合によってホーンに対して堅固に固定されてずれを
生ずることがなく、円滑な切断作業が保障される。更
に、本発明による超音波スライサにおいては、刃体に設
けられた挿通孔の縁部と締結部材との双方にテーパ面が
形成され、締結状態において該テーパ面同士が互いに当
接するようになされている。これによって、刃体のずれ
止めがより強固となる。上記した効果は、振動を全周に
亘って均等に伝えるべく高い精度を以て回転中心部をホ
ーンに締結させることが必要であって、しかも取扱いに
比較的注意を要する円形刃体に関して特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例としての超音波ス
ライサの、一部断面を含む平面図である。
【図2】図2は、図1に示した超音波スライサの要部の
拡大図である。
【図3】図3は、図2に示した構成の、一部断面を含む
拡散分解図である。
【図4】図4は、図1に示した超音波スライサにおい
て、円形刃体をホーンに取り付ける際の手順を説明する
ための、一部断面を含む要部正面図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施例としての超音波ス
ライサの要部の、一部断面を含む正面図である。
【図6】図6は、本発明の第3実施例としての超音波ス
ライサの要部の、一部断面を含む正面図である。
【図7】図7は、締結部材の変形例としての六角穴つき
ボルトの正面図である。
【図8】図8は、従来の超音波スライサの要部の正面図
である。
【図9】図9は、図8に示した超音波スライサが具備す
る円形刃体の平面図である。
【図10】図10は、図8に示した構成の、一部断面を
含む拡散分解図である。
【図11】図11は、図8に示した超音波スライサにお
いて、円形刃体をホーンに取り付ける際の問題を説明す
るための、一部断面を含む要部正面図である。
【符号の説明】
1 円形刃体(刃体) 1a 刃 1b 挿通孔 1d テーパ面 1f 軸中心 2 ホーン 2d 雌ねじ部 3 ボルト(締結部材) 3c ねじ部 3d テーパ面 3e 嵌合部 3f 軸中心 4 振動子 7 モータ 9 発振器 11 六角穴つきボルト(締結部材) 11c ねじ部 11d テーパ面 11e 嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B26F 3/00 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃体と、該刃体をして切断を行わせるべ
    くその刃に沿う方向に作動させる駆動手段と、該刃体を
    励振する超音波励振手段とを備え、該超音波励振手段
    は、振動子と、該振動子が発する振動を機械的に増幅さ
    せるホーンとを含み、前記刃体は該刃体に形成された挿
    通孔に挿通された締結部材によって該ホーンに締結さ
    れ、該挿通孔の縁部及び締結部材の少なくともいずれか
    一方に該挿通の案内をなすテーパ面が形成されているこ
    とを特徴とする超音波スライサ。
  2. 【請求項2】 前記締結部材は、前記テーパ面に連続す
    るように形成されて前記挿通孔に嵌合する嵌合部を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の超音波スライサ。
  3. 【請求項3】 前記挿通孔の縁部及び締結部材の双方に
    前記テーパ面が形成され、締結状態において該テーパ面
    同士が互いに当接することを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の超音波スライサ。
  4. 【請求項4】 前記刃体は外周側に刃が形成された円形
    刃体であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のう
    ちいずれか1記載の超音波スライサ。
JP16641594A 1994-06-24 1994-06-24 超音波スライサ Pending JPH081587A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167535A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Sonotec Co Ltd 加工具ホルダー
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