JPH08158783A - 地中接合型シールド掘進機およびその接合法 - Google Patents

地中接合型シールド掘進機およびその接合法

Info

Publication number
JPH08158783A
JPH08158783A JP29835994A JP29835994A JPH08158783A JP H08158783 A JPH08158783 A JP H08158783A JP 29835994 A JP29835994 A JP 29835994A JP 29835994 A JP29835994 A JP 29835994A JP H08158783 A JPH08158783 A JP H08158783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield machine
peripheral surface
skin plate
seal member
underground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29835994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3496990B2 (ja
Inventor
Toru Matsuzaki
亨 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP29835994A priority Critical patent/JP3496990B2/ja
Publication of JPH08158783A publication Critical patent/JPH08158783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3496990B2 publication Critical patent/JP3496990B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両シールド機間の止水機構を健全に維持し、
その機能を充分に発揮せしめることにより、シールド機
同士の接合を容易にした地中接合型シールド機の提供。 【構成】 貫入側シールド機1が、そのシールド機本体
1aの前端部近傍の外周面に全周にわたるチューブシー
ル9を備え、且つその外周面にチューブシール9の外周
を覆うための保護円筒11を摺動自在に備えており、受
入側シールド機において、そのスキンプレート30と該
スキンプレート内部の構造体とが軸方向に相対移動しう
るように構成されており、該相対移動により内部構造体
が後退したあとの受入側シールド機のスキンプレート内
部空間に、貫入側シールド機の前端部が、チューブシー
ル9に受入側シールド機のスキンプレートの内周面が当
接する状態で貫入しうるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中接合型シールド掘
進機(以下、単に掘進機という)および該掘進機の地中
接合法に関する。さらに詳しくは、第二シールド機(受
入側シールド機)のスキンプレート内へその前端から、
第一シールド機(貫入側シールド機)の前端部を貫入
し、貫入側シールド機のシール部材を健全な状態で作用
させた状態で両シールド機が結合しうるようにされた掘
進機、および該掘進機の地中接合法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近年
トンネルや共同溝等の工事をシールド工法によって行う
ことが多くなっている。しかし、その場合に工事期間や
一機のシールド機によって掘進できる距離等には限界が
あるため、複数の立坑を設けこの立坑間をそれぞれシー
ルド機によって掘削し、連続したトンネルを形成してい
る。
【0003】しかしながら、とくに都市部では地上のみ
ならず地下の建造物や交通網が輻輳しているため、立坑
の建造が困難な場合が多い。そこで中間立坑や到達立坑
を設ける必要なく、たとえば二機のシールド機によって
離間地点から向かい合ってトンネル等を掘進し、最終的
に上記二機のシールド機を接合する技術が開発されてい
る。
【0004】このような地中接合工法の従来技術とし
て、特開昭63−47499号公報記載の発明がある
が、この接合法は、同径の2機のシールド機を、トンネ
ル接合部で対峙させ、その接合部近傍に固化剤を注入し
た後カッターディスク等を解体してトンネルを接合する
ようにしたものである。両シールド機ともに、接合部間
の止水機構等を備えておらず、シールド機外部から地下
水等の漏水を生じることがあるため、両シールド機間の
固化土砂の除去やカッターディスク等の解体作業に多く
の工費と工期を必要とする。
【0005】また同様の接合方法に用いるシールド機と
して特開平5−248170号公報記載の発明がある。
このシールド機は受入側シールド機の前端からそのスキ
ンプレート内へ貫入側シールド機のカッターディスクを
貫入し、スキンプレート内周面に装備されたチューブシ
ールによって貫入側シールド機のカッターディスクの外
周面とのあいだをシールするものである。しかし、チュ
ーブシールが圧接すべき相手はカッターディスクの外周
面であり、一般に回転によって損傷している部位である
ため充分な止水効果が期待できない。また、貫入側シー
ルド機のカッターディスク外周面において、受入側シー
ルド機のスキンプレート内周面とのシールおよび貫入側
シールド機のスキンプレート内周面とのシールを必要と
しているため、両シールド機の接合後に内部構造体を除
去するときに上記二箇所(二部位の円周にわたる箇所)
にシールプレートを溶接する必要がある。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、止水機構を健全に維持し、その機能
を充分に発揮せしめることにより、掘進機同士の接合を
容易にし、その結果、効率のよいトンネル接合を可能に
した地中接合型掘進機を提供し、さらに、かかる地中接
合型掘進機を用いた地中接合法をも提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の掘進機は、第一
シールド機と、該第一シールド機と前端同士が接合され
うる第二シールド機とからなる地中接合型シールド掘進
機であって、上記第一シールド機が、そのシールド機本
体の前端部近傍の外周面に全周にわたる円環状シール部
材を備え、且つその外周面に該円環状シール部材の外周
を覆うための保護円筒を摺動自在に備えており、上記第
二シールド機において、そのスキンプレートと該スキン
プレート内部の構造体とが軸方向に相対移動しうるよう
に構成されており、該相対移動により上記構造体が後退
したあとの第二シールド機のスキンプレート内部空間
に、上記第一シールド機の前端部が、その円環状シール
部材に第二シールド機のスキンプレートの内周面が当接
する状態で貫入しうるように構成されている。
【0008】前記第二シールド機用に装備された推進ジ
ャッキの本体をスキンプレート内部の構造体に形成され
た円環状固定部に接続し、該推進ジャッキのスプレッダ
の後端を組み立て済セグメントに着脱可能に構成し、上
記円環状固定部を第二シールド機のスキンプレート内周
側に着脱可能に構成し、それにより、円環状固定部とス
キンプレートとを接続し且つスプレッダの後端とセグメ
ントとを分離した状態で掘進し、円環状固定部とスキン
プレートとの接続を解除し且つスプレッダの後端とセグ
メントとを接続した状態でスキンプレートと該スキンプ
レート内部の構造体とを軸方向に相対移動しうるように
構成するのが、推進ジャッキによって内部の構造体を後
退させうることにより他の装置を必要としない点で好ま
しい。
【0009】そして、前記円環状シール部材を、第一シ
ールド機の外周面に周方向に形成された溝と、該溝を全
周にわたって閉止する可撓性を有する円筒状閉止板と、
該閉止板の外側にその前方側周縁を固着された可撓性を
有する円筒状シール片とから構成し、上記溝に加圧流体
を供給するための圧入口を形成し、加圧流体の供給によ
って上記円筒状閉止板が外方へ膨出するに伴い、上記円
筒状シール片がその前方側周縁を支点として起立するこ
とにより、円筒状シール片の後方側周縁が第二シールド
機のスキンプレート内周面に当接して第一シールド機の
外周面と第二シールド機のスキンプレート内周面との間
隙が閉塞されうるように構成するのが、簡易な構成で効
果的なシール作用を奏しうる点で好ましい。
【0010】または、前記円環状シール部材を、第一シ
ールド機の外周面に周方向に形成された溝と、該溝に嵌
合された可撓性を有するシールリングとから構成し、該
シールリングの断面形状を、全周にわたって上記溝を閉
止しうるように溝に向かって開くコの字状とし、上記溝
に加圧流体を供給するための圧入口を形成し、加圧流体
の供給によって上記シールリングが外方へ膨出すること
により、その外周面が第二シールド機のスキンプレート
内周面に当接して第一シールド機の外周面と第二シール
ド機のスキンプレート内周面との間隙が閉塞されうるよ
うに構成しても、簡易な構成で効果的なシール作用を奏
しうる点で好ましい。
【0011】さらに、前記保護円筒の前端部近傍の内周
面にシールリングを装備し、該保護円筒が前記円環状シ
ール部材を覆う位置にあるときに、上記シールリングを
円環状シール部材の前方に位置するように構成するの
が、円環状シール部材を保護する機能をより向上せしめ
るとともに、両シールド機の接合時に、保護円筒の内周
面と貫入側シールド機本体の外周面とのあいだのシール
性を向上せしめる点で好ましい。
【0012】また、前記円環シール部材の後方に、凍結
管および/または外方へ固化液を噴出するための固化液
供給管を配設するのが、両シールド機の接合後に両シー
ルド機間のシール性をさらに向上せしめる点で好まし
い。
【0013】さらに、外方へ洗浄用水を噴射するための
ノズルを前記円環シール部材の後方に配設するのが、円
環シール部材が作用状態にいたるまでその健全性を維持
しうる点で好ましい。
【0014】本発明のシールド掘進機の地中接合法は、
地中において、互いに近接してきた第一シールド機本体
および第二シールド機の前端同士を接合する方法であっ
て、(1) 第二シールド機のカッターディスク外周のサイ
ドオーバーカッターをカッターディスク内に収容し、該
カッターディスクを含む内部構造体をスキンプレート内
に後退させる工程と、(2) 第一シールド機のカッターデ
ィスク外周のサイドオーバーカッターをカッターディス
ク内に収容し、第一シールド機本体の外周面に装備され
た円環状シール部材を、その外周を覆って保護する保護
円筒を後方に移動させることによって露出させる工程
と、(3) 内部構造体を後退させることにより生じた第二
シールド機のスキンプレート内の空間に第一シールド機
の先端部が貫入するように、第一シールド機および第二
シールド機の少なくともいずれか一方のシールド機を前
進させ、第二シールド機のスキンプレート内周面に第一
シールド機外周面の円環状シール部材を作用させること
により止水および防砂の機能を奏せしめる工程とからな
ることを特徴としている。
【0015】前記工程(3) において、第一シールド機の
外周面に配設された洗浄水噴射用のノズルから水を噴射
して、上記円環状シール部材の外周から土砂を洗い流す
のが、円環シール部材の健全性を維持しうる点で好まし
い。
【0016】また、前記工程(3) において、円環状シー
ル部材を作用させたのち、第一シールド機の円環状シー
ル部材の後方に配設された凍結管によって周辺の土砂を
凍結するのが、両シールド機の接合後に両シールド機間
のシール性をさらに向上せしめる点で好ましい。
【0017】さらに、前記工程(3) において、円環状シ
ール部材を作用させたのち、第一シールド機の円環状シ
ール部材の後方に配設された固化液供給管から固化液を
噴出することによって周辺の土砂を固化するのが、やは
り両シールド機の接合後に両シールド機間のシール性を
さらに向上せしめる点で好ましい。
【0018】なお、特許請求の範囲でいう「前」および
「後」は、それぞれのシール機にとって進行方向を
「前」と呼び、その反対方向を「後」と呼んでいる。
【0019】
【作用】本発明の掘進機によれば、保護円筒によって、
シールド機同士の接合直前まで両シールド機間をシール
するための円環状シール部を健全な状態に維持すること
ができ、接合時にはこの円環状シール部が、やはり健全
な状態に維持された相手側シールド機のスキンプレート
内周面に作用させることができる。その結果、両シール
ド機間に充分な止水効果が得られる。
【0020】かかる掘進機を用いた地中接合法によって
も、もちろん上記と同様の作用が奏される。
【0021】
【実施例】つぎに、図面を参照しつつ本発明の掘進機の
実施例を説明する。
【0022】図1は本発明の掘進機の貫入側シールド機
の一実施例を示す側面断面図、図2は本発明の掘進機の
受入側シールド機の一実施例を示す側面断面図、図3
(a)は図1の貫入側シールド機のチューブシールの一
実施例の非作動状態を示す断面図であり、図3(b)は
その作動状態を示す断面図、図4は図1の貫入側シール
ド機のチューブシールの他の実施例を示す断面図、図5
は図4のチューブシールのシールリングの一例を示す一
部切欠き斜視図、図6は図4のチューブシールのシール
リングの他の例を示す断面図、図7〜10は図1および
図2のシールド機の接合動作を示す説明図、図11は図
1および図2のシールド機の接合状態の一例を示す要部
断面図、図12は図1および図2のシールド機の接合状
態の他の例を示す要部断面図である。
【0023】図1に示されるのは、地中接合型掘進機の
うちいわば貫入側シールド機1(特許請求の範囲でいう
第一シールド機に該当する)であり、その前端部が図2
に示されるいわば受入側シールド機2(特許請求の範囲
でいう第二シールド機に該当する)の前端部内に貫入し
て互いに接合されるものである。なお、本実施例では図
1の貫入側シールド機1をいわゆる中折れ式シールド機
(互いに屈曲させうる前胴と後胴とからなるもの)と
し、図2の受入側シールド機2を中折れ式ではない一体
式としているが、とくにこのように限定されるものでは
ない。貫入側および受入側のいずれのシールド機に対し
ても中折れ式および一体式のうち所望のタイプを選択し
うる。また、図1および図2ともに、加泥管3と排泥管
4とを有し、カッターチャンバ5内の土砂を泥水化して
吸引、排出するいわゆる泥水式シールド機を用いている
が、とくに泥水式に限定されることはなく、貫入側およ
び受入側のいずれのシールド機も、カッターチャンバ内
の土砂をそのまま搬出するためのスクリュウコンベア等
の手段を備えたいわゆる土圧式とすることも可能であ
る。
【0024】図1の貫入側シールド機1において、6は
推進ジャッキであり、7は中折れジャッキであり、8は
中折れピンである。また、シールド機本体1aの前端近
傍(すなわち、カッターディスク13ではなく、回転し
ない胴部である)の外周には、全周にわたって円環状シ
ール部材(以下、チューブシールという)9が装備され
ている。さらに、シールド機本体1aの外周には、駆動
シリンダ10によって前後方向に摺動させられうる保護
円筒11が嵌装されている。この保護円筒11は、前方
に位置するときにチューブシール9を覆って外部の土砂
等から保護するためのものである。また、9aは駆動シ
リンダ10のスプレッダ10aが往復動する空間をシー
ルド機内部と水密に隔離するための部屋である。したが
って、両シールド機1、2の接合後には、必要なときで
もシールド機本体1aの前端縁と後述の受入側シールド
機のスキンプレート30(図2および図11参照)の内
周とのあいだ、および上記水密に隔離した部屋9aにつ
いてのみシールプレートを溶接すれば済む。
【0025】そして、保護円筒11の前端部の内周には
シールリング12が装備されている(図11および図1
2も併せて参照)。それにより、保護円筒11が前方に
位置するときにシールリング12がシールド機本体1a
の外周におけるチューブシール9の前方に当接し、保護
円筒11の内周面とチューブシール9の作用面とのあい
だに土砂が侵入することを防止することができる。ま
た、保護円筒11が後方に退避したときには上記シール
リング12とシールド機本体1aに装備された後述のシ
ールリング33(図11および図12も併せて参照)と
によって上記部屋9aを止水する。
【0026】カッターディスク13の外周には余堀りの
ための複数個のサイドオーバーカッター14が進退可能
に配設されている。
【0027】図3にはチューブシール9の詳細が示され
ている。図3(a)はその非作動状態を示し、図3
(b)は作動状態を示す。チューブシール9は、シール
ド機本体1aの外周全周にわたって形成された溝15
と、この溝15をスペーサ16を介して全周にわたって
閉止する閉止板17と、閉止板17の外側に、その前端
縁が全周にわたって閉止板17に固定されたシール片1
8と、溝15内へ水を圧入するための給水口19とから
構成されている。なお、必要に応じて水の代わりに空気
を圧入してもよい。閉止板17はたとえばゴム製材等か
ら形成されており、可撓性を有している。シール片18
は、たとえばポリウレタン樹脂またはゴム製材等からな
る板材18aの中に、多数枚の短冊状金属片18bが全
周にわたって整列状態で埋め込まれたものである。シー
ル片18はこの短冊状金属片18bによって必要なシー
ル圧が生じるようにその剛性が高められている。図3
(b)には、水を溝15内へ圧入することにより、閉止
板17の膨出に伴ってシール片18が起立し、後述の受
入側シールド機2のスキンプレート30の内周面に当接
した状態が示されている。こうすることによって、シー
ルド機本体1aの外周面と受入側シールド機2のスキン
プレート30の内周面との間隙が閉塞され、外部の地下
水や土砂が新たに両シールド機1、2内へ侵入すること
が防止される。受入側シールド機2のスキンプレート3
0の内周面は、掘進時には本体の外周面と対向している
(図2参照)ため、外部の土砂との摺動によって損傷す
ることもないのでチューブシール9のシール性を損なう
ことがない。
【0028】なお、図示のスペーサ16を介在させるこ
とに限定されることはなく、溝15の底部に直接閉止板
17を取り付けてもよい。
【0029】図3に示す20はその内部に冷媒が流通す
る凍結管であり、チューブシール9の外方の水や土砂を
凍結させてシール性を向上させるものである。また、凍
結管20に代えて、またはともに固化液供給管(図示し
ていない)を配設し、チューブシール9の外方に固化液
や薬液を噴出させることにより、水や土砂を固化させて
シール性を向上させることもできる。21は洗浄水噴射
管であり、複数個の噴射孔21aを有している。洗浄水
噴射管21は、貫入側シールド機1の受入側シールド機
2への貫入時に洗浄水(単なる水でよい)を噴射させ、
チューブシール9外方の土砂を洗い落とすことによって
そのシール性を向上せしめるものである。
【0030】図4には他の実施例に係るチューブシール
22が示されている。このチューブシール22は、シー
ルド機本体1aの外周全周にわたって形成された溝23
と、この溝23に嵌合されたシールリング24と、溝2
3内に水を圧入するための給水口25とから構成されて
いる。図5も併せて参照すれば明らかなように、シール
リング24は、たとえばゴム製材等からなるその内側が
開いたコの字状断面を有する母材24aの中に、多数枚
のコの字状金属片24bが全周にわたって整列状態で埋
め込まれたものである。シールリング24はコの字状金
属片24bによって必要なシール圧が生じるようにその
剛性が高められており、溝23に嵌合することにより円
環状の隔室を形成するようにされている。シールリング
24の両側面は溝23の両内側面に弾力的に当接してい
る。そして、水を溝23内へ圧入することにより、シー
ルリング24の両側面は内圧によって、より強力に溝2
3の両内側面に当接するとともに、シールリング24が
伸びて外方へ膨出することによってその外周面が受入側
シールド機2のスキンプレート30の内周面に当接す
る。こうすることによって、図3のチューブシール9と
同様の作用効果を奏しうる。なお、シールリング24の
外周面にはシール効果向上のため、複数本の周方向突条
24cが形成されている。
【0031】なお、図4には凍結管、固化液供給管およ
び洗浄水噴射管が省略されているが、図3のチューブシ
ール9と同様にこれらの配管を備えることは可能であ
る。
【0032】図6にはシールリングの他の例が示されて
いる。このシールリング25は図5のシールリング24
とはその外周面の形状のみが異なっている。このシール
リング25の外周面には、やはりシール効果向上のた
め、周方向に連なる山形断面の突条25aが形成されて
いる。
【0033】図2に示すように、受入側シールド機2に
おいては、その推進ジャッキ26の本体26aの前端が
内部構造体に固定されている。内部構造体とは、カッタ
ーディスク27、バルクヘッド28、各種配管3、4
等、スキンプレート30の内部における、前記固定台3
より前方に組み込まれたもの全体を呼んだものである。
【0034】推進ジャッキ本体26aは、具体的にはバ
ルクヘッド28の外周側に設けられた固定台31に固定
されている。また、スキンプレート30の内周側と固定
台31とは着脱自在にされている。また、図示してはい
ないが、推進ジャッキのスプレッダ26bの後端部には
その後方のセグメントSに連結しうる公知の連結手段が
設けられている。 かかる構成により、この推進ジャッ
キ26はシールド機を前進せしめる機能と、スキンプレ
ート30に対して前記内部構造体を後方へ移動せしめる
機能とを併せ持つこととなる。すなわち、受入側シール
ド機2の掘進時には推進ジャッキ26のスプレッダ26
b後端部とセグメントとは連結されておらず、また、ス
キンプレート30と固定台31とは連結されている(ス
キンプレート30と内部構造体とは連結されている)の
で、推進ジャッキ26はシールド機全体を前進させるこ
とができる。なお、図2では、上側の推進ジャッキ26
はスプレッダ26bを伸ばしてセグメントSを押した状
態を示し、下の推進ジャッキ26はスプレッダ26bを
収縮してセグメントSを組み込むスペースを作った状態
を示す。一方、後述の貫入側シールド機1と受入側シー
ルド機2との接合時には、スプレッダ26b後端部とセ
グメントとが連結され、スキンプレート30と固定台3
1との連結は解除される(スキンプレート30と内部構
造体とが分離される)ので、スプレッダ26bを収縮さ
せれば推進ジャッキ本体26aは固定台31との固定に
よって内部構造体と一体に後方へ移動することになる。
【0035】なお、この受入側シールド機2のカッター
ディスク27の外周にも進退可能に複数個のサイドオー
バーカッター32が配設されている。29はエレクタで
ある。
【0036】つぎに、図7〜図10を参照しつつ貫入側
シールド機1と受入側シールド機2との接合動作を説明
する。なお、図7〜図10では、理解容易のために内部
構造体の一部を省略している。
【0037】図7に示すように、貫入側シールド機1お
よび受入側シールド機2が互いに向かい合って掘進して
くる。このとき、貫入側シールド機1の保護円筒11は
その前方位置にあってチューブシール9を保護している
(図1も併せて参照)。受入側シールド機2は当然その
内部構造体は後退させてはいない。また、両シールド機
1、2ともにサイドオーバーカッター14、32を半径
方向外方に突出させている。
【0038】図8には両シールド機1、2が所定の到達
点に到着した状態を示す。図示のごとく、受入側シール
ド機2が上記到達点に到着するときには、その推進ジャ
ッキ26のスプレッダ26bを所定ストローク以上伸ば
した状態で停止する。このストロークは、受入側シール
ド機2の内部構造体の後退距離(図9にLaで示す)に
相当する寸法である。
【0039】貫入側シールド機1が到達点に到着したと
きは、そのサイドオーバーカッター14をカッターディ
スク27内に収納するとともに、その保護円筒11を後
退させてチューブシール9を露出させる。いずれのシー
ルド機が上記到達点に先着してもよいが、貫入側シール
ド機1が先着した場合は、受入側シールド機2の到着を
待ってチューブシール9を露出させるのが好ましい。
【0040】ついで、図9に示すように、受入側シール
ド機2のサイドオーバーカッター32をカッターディス
ク13内に収納し、推進ジャッキ26のスプレッダ26
bの後端部を組み立て済セグメントSの前端に固定する
とともに、バルクヘッド28外周の固定台31とスキン
プレート30との連結を解除する(内部構造体とスキン
プレート30とが分離される)。ついで、推進ジャッキ
26を作動させてそのスプレッダ26bを収縮させるこ
とにより、その本体26aが内部構造体とともに所定距
離La以上後退する。この距離Laは、後退位置にある
保護円筒11の前端から貫入側シールド機1の前端まで
の距離Lbに相当する。
【0041】受入側シールド機2がその内部構造体を後
退させたあとは、図10に示すように受入側シールド機
2を徐々に前進させ、そのスキンプレート30内へ貫入
側シールド機1の前端部を貫入させる。この貫入の過程
で、貫入側シールド機1の前記洗浄水噴射管21の噴射
孔21a(図3参照)から水を噴射してチューブシール
9外方の土砂を吹き飛ばしながらチューブシール9の健
全性を維持する。そして、受入側シールド機2のスキン
プレート30の前端が貫入側シールド機1の保護円筒1
1の前端に当接する程度まで貫入側シールド機1を前進
させたのち停止させる。
【0042】このときの、受入側シールド機2のスキン
プレート30の内周面と貫入側シールド機1本体1aの
外周面とのシール状態を図11および図12に示す。図
11は図3のチューブシール9が備えられた貫入側シー
ルド機1を示し、図12は図4のチューブシール22が
備えられた貫入側シールド機1を示す。
【0043】図11および図12に示すように、保護円
筒11の前端近傍の内周面にシールリング12が装備さ
れているが、これは、保護円筒11がチューブシール9
を保護する前方位置にあるときには保護円筒11による
チューブシール9の保護作用をより向上せしめるためで
あるとともに、図示のごとく保護円筒11が後方に退避
したときには保護円筒11と貫入側シールド機本体1a
とのあいだのシール性を向上せしめるためでり、また、
シールド機本体1aのシールリング33による保護円筒
11とのあいだのシールとともに貫入側シールド機1自
身の止水性を向上せしめるものである。
【0044】このあと、図3に示される凍結管20およ
び/または図示しない固化液供給管を作動させ、チュー
ブシール9、22の外方の水および土砂を凍結または固
化せしめて貫入側シールド機1と受入側シールド機2と
のあいだの止水性および土砂侵入防止性を向上せしめ
る。
【0045】図示しないが、上述の作業のあと、両シー
ルド機1、2のカッターディスクやバルクヘッド等を除
去してトンネルを貫通(接合)する。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、両シールド機間の止水
機構を健全に維持し、その機能を充分に発揮せしめるこ
とにより、シールド機同士の接合を容易にし、その結
果、効率のよいトンネル接合を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掘進機の貫入側シールド機の一実施例
を示す側面断面図である。
【図2】本発明の掘進機の受入側シールド機の一実施例
を示す側面断面図である。
【図3】図3(a)は図1の貫入側シールド機のチュー
ブシールの一実施例の非作動状態を示す断面図であり、
図3(b)はその作動状態を示す断面図である。
【図4】図1の貫入側シールド機のチューブシールの他
の実施例を示す断面図である。
【図5】図4のチューブシールのシールリングの一例を
示す一部切欠き斜視図である。
【図6】図4のチューブシールのシールリングの他の例
を示す断面図である。
【図7】図1および図2のシールド機の接合動作を示す
説明図である。
【図8】図1および図2のシールド機の接合動作を示す
説明図である。
【図9】図1および図2のシールド機の接合動作を示す
説明図である。
【図10】図1および図2のシールド機の接合動作を示
す説明図である。
【図11】図1および図2のシールド機の接合状態の一
例を示す要部断面図である。
【図12】図1および図2のシールド機の接合状態の他
の例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1・・・貫入側シールド機 2・・・受入側シールド機 9、22・・・チューブシール 11・・・保護円筒 13、27・・・カッターディスク 14、32・・・サイドオーバーカッター 26・・・推進ジャッキ 30・・・スキンプレート 31・・・固定台 S・・・セグメント

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一シールド機と、該第一シールド機と
    前端同士が接合されうる第二シールド機とからなる地中
    接合型シールド掘進機であって、上記第一シールド機
    が、そのシールド機本体の前端部近傍の外周面に全周に
    わたる円環状シール部材を備え、且つその外周面に該円
    環状シール部材の外周を覆うための保護円筒を摺動自在
    に備えており、上記第二シールド機において、そのスキ
    ンプレートと該スキンプレート内部の構造体とが軸方向
    に相対移動しうるように構成されており、該相対移動に
    より上記構造体が後退したあとの第二シールド機のスキ
    ンプレート内部空間に、上記第一シールド機の前端部
    が、その円環状シール部材に第二シールド機のスキンプ
    レートの内周面が当接する状態で貫入しうるように構成
    されてなる地中接合型シールド掘進機。
  2. 【請求項2】 前記第二シールド機用に装備された推進
    ジャッキの本体がスキンプレート内部の構造体に形成さ
    れた円環状固定部に接続されており、該推進ジャッキの
    スプレッダの後端が組み立て済セグメントに着脱可能に
    構成されており、上記円環状固定部が第二シールド機の
    スキンプレート内周側に着脱可能に構成されており、そ
    れにより、円環状固定部とスキンプレートとを接続し且
    つスプレッダの後端とセグメントとを分離した状態で掘
    進し、円環状固定部とスキンプレートとの接続を解除し
    且つスプレッダの後端とセグメントとを接続した状態で
    スキンプレートと該スキンプレート内部の構造体とを軸
    方向に相対移動しうるように構成されてなる請求項1記
    載の地中接合型シールド掘進機。
  3. 【請求項3】 前記円環状シール部材が、第一シールド
    機の外周面に周方向に形成された溝と、該溝を全周にわ
    たって閉止する可撓性を有する円筒状閉止板と、該閉止
    板の外側にその前方側周縁を固着された可撓性を有する
    円筒状シール片とから構成されており、上記溝に加圧流
    体を供給するための圧入口が形成されており、加圧流体
    の供給によって上記円筒状閉止板が外方へ膨出するに伴
    い、上記円筒状シール片がその前方側周縁を支点として
    起立することにより、円筒状シール片の後方側周縁が第
    二シールド機のスキンプレート内周面に当接して第一シ
    ールド機の外周面と第二シールド機のスキンプレート内
    周面との間隙が閉塞されうるように構成されてなる請求
    項1記載の地中接合型シールド掘進機。
  4. 【請求項4】 前記円環状シール部材が、第一シールド
    機の外周面に周方向に形成された溝と、該溝に嵌合され
    た可撓性を有するシールリングとから構成されており、
    該シールリングが上記溝を全周にわたって閉止しうるよ
    うに溝に向かって開くコの字状断面を有しており、上記
    溝に加圧流体を供給するための圧入口が形成されてお
    り、加圧流体の供給によって上記シールリングが外方へ
    膨出し、その外周面が第二シールド機のスキンプレート
    内周面に当接して第一シールド機の外周面と第二シール
    ド機のスキンプレート内周面との間隙が閉塞されうるよ
    うに構成されてなる請求項1記載の地中接合型シールド
    掘進機。
  5. 【請求項5】 前記保護円筒の前端部近傍の内周面にシ
    ールリングが装備されており、該保護円筒が前記円環状
    シール部材を覆う位置にあるときに、上記シールリング
    が円環状シール部材の前方に位置するように構成されて
    なる請求項1記載の地中接合型シールド掘進機。
  6. 【請求項6】 前記円環シール部材の後方に凍結管が配
    設されてなる請求項1記載の地中接合型シールド掘進
    機。
  7. 【請求項7】 外方へ固化液を噴出するための固化液供
    給管が前記円環シール部材の後方に配設されてなる請求
    項1記載の地中接合型シールド掘進機。
  8. 【請求項8】 外方へ洗浄用水を噴射するためのノズル
    が前記円環シール部材の後方に配設されてなる請求項1
    記載の地中接合型シールド掘進機。
  9. 【請求項9】 地中において、互いに近接してきた第一
    シールド機および第二シールド機の前端同士を接合する
    方法であって、(1) 第二シールド機のカッターディスク
    外周のサイドオーバーカッターをカッターディスク内に
    収容し、該カッターディスクを含む内部構造体をスキン
    プレート内に後退させる工程と、(2) 第一シールド機の
    カッターディスク外周のサイドオーバーカッターをカッ
    ターディスク内に収容し、第一シールド機本体の外周面
    に装備された円環状シール部材を、その外周を覆って保
    護する保護円筒を後方に移動させることによって露出さ
    せる工程と、(3) 内部構造体を後退させることにより生
    じた第二シールド機のスキンプレート内の空間に第一シ
    ールド機の先端部が貫入するように、第一シールド機お
    よび第二シールド機の少なくともいずれか一方のシール
    ド機を前進させ、第二シールド機のスキンプレート内周
    面に第一シールド機本体の外周面の円環状シール部材を
    作用させることにより止水および防砂の機能を奏せしめ
    る工程とからなるシールド掘進機の地中接合法。
  10. 【請求項10】 前記工程(3) において、第一シールド
    機の外周面に配設された洗浄水噴射用のノズルから水を
    噴射して、上記円環状シール部材の外周から土砂を洗い
    流すことを特徴とする請求項9記載のシールド掘進機の
    地中接合法。
  11. 【請求項11】 前記工程(3) において、円環状シール
    部材を作用させたのち、第一シールド機の円環状シール
    部材の後方に配設された凍結管によって周辺の土砂を凍
    結することを特徴とする請求項9記載のシールド掘進機
    の地中接合法。
  12. 【請求項12】 前記工程(3) において、円環状シール
    部材を作用させたのち、第一シールド機の円環状シール
    部材の後方に配設された固化液供給管から固化液を噴出
    することによって周辺の土砂を固化することを特徴とす
    る請求項9記載のシールド掘進機の地中接合法。
JP29835994A 1994-12-01 1994-12-01 地中接合型シールド掘進機およびその接合法 Expired - Fee Related JP3496990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29835994A JP3496990B2 (ja) 1994-12-01 1994-12-01 地中接合型シールド掘進機およびその接合法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29835994A JP3496990B2 (ja) 1994-12-01 1994-12-01 地中接合型シールド掘進機およびその接合法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08158783A true JPH08158783A (ja) 1996-06-18
JP3496990B2 JP3496990B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=17858673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29835994A Expired - Fee Related JP3496990B2 (ja) 1994-12-01 1994-12-01 地中接合型シールド掘進機およびその接合法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3496990B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087460A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Taisei Corp トンネルの連結方法および連結用リング

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087460A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Taisei Corp トンネルの連結方法および連結用リング

Also Published As

Publication number Publication date
JP3496990B2 (ja) 2004-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3496990B2 (ja) 地中接合型シールド掘進機およびその接合法
JP4079322B2 (ja) 地中接合用トンネル掘削機およびトンネルの地中接合方法
JP2945331B2 (ja) 地中接合型シールド掘進機の接合法
JP3822317B2 (ja) トンネル構築装置およびトンネル構築方法
JP2933278B1 (ja) 地中接合型シールド掘進機
JPH0649662Y2 (ja) シールド掘進機の地中接合装置
JP3890526B2 (ja) セグメント、及びこれを用いたトンネル築造方法
JP4259969B2 (ja) 複断面シールド工法
JP2766352B2 (ja) シールド掘進機
JP3522230B2 (ja) シールド掘削機の地中接合方法及び地中接合装置
JP4037237B2 (ja) 地中接合用シールド掘進機
JP2634633B2 (ja) シールド工法
JP3182099B2 (ja) 到達坑口からのシールド掘削機の取り出し方法
JP3014969B2 (ja) 埋設管の布設替装置及び布設替工法
JP2976830B2 (ja) シールド掘削機と到達立坑との接合方法
JPH0658035B2 (ja) シ−ルド掘進におけるトンネル接合工法
JP4281205B2 (ja) カッタビット交換装置及びその交換方法
JPH08158785A (ja) 異径トンネル掘削用シールド機
JP2611153B2 (ja) 地中接合型異径シールド掘進機およびその接合法
JP3937391B2 (ja) 既設地下構造物と新設シールドトンネルとの接合方法
JP2854369B2 (ja) シールド掘進機のシール保護方法
JP2576946B2 (ja) トンネル接合工法
JP2005097850A (ja) 複断面シールド工法及びこれに用いる止水部材
JP2003278483A (ja) 分岐シールド機の発進用筒体及び分岐シールド機の発進方法
JP2597650Y2 (ja) シールド掘進機の連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees