JPH08158388A - 足掛金物自動切断装置 - Google Patents

足掛金物自動切断装置

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JPH08158388A
JPH08158388A JP6300458A JP30045894A JPH08158388A JP H08158388 A JPH08158388 A JP H08158388A JP 6300458 A JP6300458 A JP 6300458A JP 30045894 A JP30045894 A JP 30045894A JP H08158388 A JPH08158388 A JP H08158388A
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Hiroshi Yoshikawa
浩 吉川
Shunichi Shishido
俊一 宍戸
Yoshio Aida
好雄 会田
Shigeto Aoki
茂人 青木
Eizo Takahashi
英三 高橋
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TOKYO MET GOV GESUIDO SERVICE KK
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FBS Miyama Co Ltd
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TOKYO MET GOV GESUIDO SERVICE
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Nippon Hume Pipe Co Ltd
Miyama Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者が人孔(マンホール)内に入ること無
く、人孔の昇降用の足掛金物を除去すること。 【構成】 足掛金物自動切断装置1は、架台2に搭載さ
れたホイスト3に懸吊されている多関節ロボット4を設
け、このロボット4の肘回転部35にカメラ37が取り
付けられている。また、地上側にはこれらと電気的に接
続されているモニター23及びロボット制御部22等が
設けられている。作業者はモニター23の映像を見なが
ら、各制御部を操作することで人孔50に入らず足掛金
物を切断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人孔に植設されている
昇降用の足掛金物を切断するために用いられる足掛金物
自動切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、作業者が下水道を点検するとき
などに、その出入口として、通常は人孔(マンホール
等)を利用する。その場合に、作業者が人孔内を昇降す
るため、その壁部には、鉄製のコの字形の足掛金物(ス
テップ等)が配設されている。作業者はこの足掛金物を
手で握りしめ、足を掛けることにより一段、一段移動す
ることで、人孔内を昇降する。しかし、この足掛金物の
多くは配設されてから、数十年を経過しており、腐食性
のガスなども発生していることもあり、腐食の度合いも
今では大きくなってきている。このため、これからは大
量数の足掛金物の取替えが見込まれ、表面に腐食防止用
の樹脂がコーティングされた新しい鉄製の足掛金物と交
換される。
【0003】従来では、その足掛金物を取替えるため
に、作業者自身が直接人孔に入り、その壁部から突出し
た部分を何らかの切削手段で除去してきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人孔内
には時として有毒ガスが発生しているようなこともあ
り、作業者がその内部に直接入るとガス中毒となり、生
命も危ぶまれる場合もある。また、時には足掛金物が腐
食により破損して作業者が足を踏み外したり、不注意に
より落下するような場合も考えられる。それゆえ、作業
者が人孔内に入ること無く、足掛金物の除去作業ができ
れば、安全性の面からも望ましい。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされ、作業者
が人孔に入らないで、その壁部に配設された足掛金物を
除去できる足掛金物自動切断装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、ホイスト
が搭載されている架台と、前記ホイストに懸吊され、前
記架台の底部よりも下に設けられた空所を垂直方向に移
動可能な関節ロボットと、該関節ロボットに取り付けら
れ、前記空所を形成する壁部に突出して配設されている
足掛金物を切断する切断機器と、該切断機器の近傍を撮
影する撮影機と、該撮影機により撮影された映像を受像
する受像機とを備え、該受像機の映像を見ながら、前記
ホイストと、前記関節ロボットと、前記切断機器との制
御部の操作を行えることを特徴とした足掛金物自動切断
装置によって達成される。
【0007】
【作用】関節ロボットが空所を移動するとき、その内部
を撮影機で撮影することにより、空所内の様子を受像機
の映像で見ることができ、作業者は地上に居ながらにし
て空所内の様子を知ることができる。そのため、作業者
はホイスト、関節ロボッ及び切断機器の制御部の操作を
行うことにより、関節ロボットに取り付けられている切
断機器の位置決めが容易にでき、空所を形成する壁部に
突出して配設されている足掛金物を切断機器で切断する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1実施例による足掛金物自
動切断装置について、図面を参照して説明する。
【0009】図1及び図2に示されるように、本第1実
施例における足掛金物自動切断装置1は、主として架台
2に搭載されたホイスト3と、このホイスト3に懸吊さ
れた多関節ロボット4と、これに取り付けられている切
断機器である油圧カッター5により構成される。
【0010】これらのうち、架台2は直方形のフレーム
構造であり、材質は鋼製である。架台2の下方の4つの
角部には、それぞれ取付金具6を介在させてローラー7
が取り付けられ、架台2の移動が容易にできるようにし
ている。また、同様にそれらの角部にはローラー7の取
付金具6に隣接させて、L字金具8が取り付けられ、そ
れに形成された孔に支持部材9の雄ねじ部9bが挿通さ
れている。これに螺合されているナット10,11は支
持部材9の高さ調整用のものである。図示の状態から、
ナット10を反時計方向に回して上方に移動させ、次に
ナット11を時計方向に回転させると、支持部材9の底
部9aとL字金具8の底部の幅hが大きくなり、支持部
材9の底部9aは地面を押圧する。これにより、架台2
はローラー7の支持から支持部材9の支持に変わり、こ
れら4つの支持部材9で地面に固定される。図示の状態
から、逆にナット11を反時計方向に回転させて下方に
移動させ、ナット10を時計方向に回転させると、支持
部材9は上方に移動する。これにより、支持部材9の底
部9aとL字金具8の底部の幅hが小さくなり、底部9
aは地上から離れ、架台2は4つのローラー7の支持に
変わり、架台2を移動するときは、その回転により容易
に移動できるようになる。
【0011】一方、架台2の上端部には、台形状の蓋体
12が取り付けられ、各側面には2個宛、金具13が取
り付けられている。この金具13には、それぞれ孔13
aが形成され、クレーンを使用して足掛金物自動切断装
置1を持ち上げるときには、この孔13aにロープをか
けることができる。
【0012】また、架台2には多関節ロボット4を懸吊
しているホイスト3が搭載されている。このホイスト3
は、架台2の各上部フレームの中央に懸吊されている4
式のウインチ3aを備え、1式につき架台2の上部と下
部に2個の滑車を設けている。下方に設けられている第
1の滑車16は架台2の下部フレームに取付金具を介し
て取り付けられ、上方の第2の滑車17は架台2の上部
フレーム上に設けられている板材に取付けられている。
これらには、滑車16、滑車17の順にウインチ3aか
ら供給されるワイヤー15が巻かれる。そして、ワイヤ
ー15の端部が吊り金具19に取り付けられ、これを介
在させて、多関節ロボット4が取り付けられている平板
20を懸吊する。このウインチ3aのワイヤー15が最
大に伸びたときは、第2の滑車17から下方に約10M
伸びた長さである。ウインチ3aの制御は、これらと電
気的に接続されているホイスト制御部21(図2参照)
の操作により行われる。ワイヤー15が完全に巻き上げ
られる時には、吊り金具19の上部がリミッタスイッチ
18の端子に当接することによりスイッチが入り、ホイ
スト制御部21がこの信号を検知して、ウインチ3aの
作動を自動的に停止させて、ワイヤー15の巻き上げは
終了する。
【0013】ホイスト3のワイヤー15に平板20を介
在させて懸吊される多関節ロボット4は、ボディ31、
肩32、腕33、肘34、肘回転部35、手首36によ
り構成される。このうち、ボディ31はモーター等の機
構部品が収容され、多関節ロボット制御部22と電気的
に接続されるコネクタ31aが設けられている。
【0014】多関節ロボット4は6軸多関節であり、図
3に示されるように肩32は垂直方向を軸心として、矢
印a方向に回動可能であり、腕33はb点を軸心として
曲げが可能である。また、肘34は腕33のc点を軸心
として曲げが可能であり、肘34に取り付けられている
肘回転部35はその長手方向を軸として矢印d方向に回
動可能である。この肘回転部35の先端部に取り付けら
れている手首36は、肘回転部36のe点を軸心とし
て、カッター5を取り付けた状態で曲げが可能であり、
更に手首36はカッター5の長手方向と垂直となる方向
を軸として、矢印f方向に回動可能である。
【0015】多関節ロボット4の肘回転部35にはCC
Dタイプの撮影機であるカメラ37が取り付けられ、こ
のカメラ37は多関節ロボット4の周囲やカッター5の
近傍の様子を撮影するもので、カメラ制御部24と電気
的に接続されている。カメラ37で撮影された映像は受
像機であるモニター23により映しだされる。また、カ
メラ37には一体的に照明用のライトが取り付けられ、
カメラ37が撮影する箇所を照射する。このライトの操
作もカメラ制御部24により行われる。
【0016】図4に示されているカッター5は刃40
a,40bが特殊鋼で形成され、その刃先の先端部分は
45度に屈曲(図1参照)され、平面上での切削作業を
容易にしている。カッター5の刃40a,40bの機構
に関しては、支点となるボルト41a,41b、係合点
となるボルト42a,42b及び作用点となる軸部材4
3が全てその箇所で枢着されている。これにより、入力
部材44がカッター5の長手方向にスライドすると、刃
40a,40bはボルト41a,41bを支点として揺
動し、刃先が開閉する。図示されているように、入力部
材44が刃先側の前方にスライドしたときに、係合点の
ボルト42aと42bとの間の幅が大きくなり、刃40
aと40bの刃先は近づきカッター5は閉じる。逆に、
入力部材44が後方にスライドしたときは、係合点のボ
ルト42aと42bとの間の幅が小さくなり、刃40a
と40bの刃先は離れカッター5は想像線で記載されて
いるように開く。
【0017】このカッター5は油圧式であり、カッター
制御部25と接続されたホースを介してシリンダー45
内に油圧力を受け、その内部に配設されている図示され
ていないピストンの押圧力により、これと連結されてい
る入力部材44が前後にスライドして、上述したように
カッター5の開閉が行われる。
【0018】次に、多関節ロボット4が作業を行う空所
Aを形成している人孔50について説明する。図2に示
されるように、人孔50は数個のブロックにより組み立
てられ、下方については、下から順に同一形状の円筒状
ブロック56,55が積み重ねられる。積み重ねられた
ときの安定度を維持するため、円筒上ブロック55,5
6の上端部及び下端部についてはフランジ形状に形成さ
れている。これらの内径は本実施例では約1200mm
である。人孔50の入口付近については、下から順に略
円錐状の筒状ブロック54,53が積み重ねられ、入口
に近づくにつれて内径は小さくなる。筒状ブロック53
のフランジ部上に配置されている、環状ブロック52及
び蓋支持部材51については内径が600mmである。
【0019】以上のように、人孔50の内部の空所Aは
入口部が狭く、深くなるとそれよりも内径がやや広い空
間となっているが、ここを出入りするために、空所Aの
内壁、すなわち筒状のブロック53〜56の内壁には、
鉄製の足掛金物57a〜57gが上下方向に等間隔で配
設されている。この足掛金物57a〜57gは同一のコ
の字形状であり、その両端部が筒状ブロック53〜56
の内壁に各ブロック毎に2個宛植設されている。作業者
は、人孔50の内部に出入りするときは、この足掛金物
57a〜57gを互い違いに手で握り、足を掛けて、筒
状ブロック53〜56の内壁を昇降することができる。
【0020】以上、本発明の第1実施例による足掛金物
自動切断装置1の構成について説明したが、次にその作
用について説明する。
【0021】図2に示されるように、作業を行う人孔5
0の蓋を開け、架台2をローラー7の回転により人孔5
0の上方に移動させる。多関節ロボット4が人孔50の
穴の直上方に配置されたならば、支持部材9の底部9a
を接地させて、架台2の支持をローラー7から支持部材
9に変えて、地上に架台2を固定させる。次に、作業者
はカメラ制御部24を操作して、カメラ37、モニター
23及びライトの電源をONにする。そして、ホイスト
制御部21を操作して、ウインチ3aからワイヤー15
を供給し、多関節ロボット4を下方に下ろす。多関節ロ
ボット4は平板20を介在させて4本のワイヤー15に
より懸吊されているのでバランス良く下方に移動でき
る。
【0022】多関節ロボット4を空所Aに入れる場合、
人孔50の入口が狭く、多関節ロボット4を折り畳んた
状態で人孔50に下ろすと、例えばカッター5が入口に
当たるようなときがある。このようなときは、多関節ロ
ボット4が架台2に収容されている状態から、カッター
5から先に人孔50の空所Aに入れるようにする。すな
わち、始めに腕33のb点を軸として腕33を時計方向
に回転させ、それと同時にc点を軸として肘34を時計
方向に回転させて、カッター5を下にしてから人孔50
の空所Aに挿入させる。そのあと、b点を軸として腕3
3を反時計方向に戻しながら、腕33及び肘34、肘回
転部35が図3に示されるように垂直方向に伸びるよう
にし、順次、カッター5、肘回転部35、肘34、腕3
3と人孔内に入れるようにする。このようにすれば、多
関節ロボット4を空所Aに入れることができる。
【0023】多関節ロボット4が所定の位置まで下ろさ
れたら、図1に示される多関節ロボット4の収容された
状態から関節を伸ばして作業のできる体勢にする。この
ときに、作業者は空所Aの様子をモニター23の映像で
見ることができるので、多関節ロボット4の操作を安全
に行うことができる。切断作業に入り、例えば、足掛金
物57a〜57gのうち下方の足掛金物57gから切断
するには、作業者はモニター23の映像を見ながらホイ
スト制御部21を操作して、多関節ロボット4を空所A
の底部近くまで下ろす。次に、c点を軸に肘34を回転
させて、カメラ37を空所Aの壁部に向ける。この場合
にカッター5が壁部に当たるようであれば、b点を軸に
腕33をカッター5と逆の方に曲げる。そして、肩32
を回転させながら、ホイスト制御部21を操作して、ゆ
っくり多関節ロボット4を上昇させて、足掛金物57g
をモニターで確認する。
【0024】図2はカッター5が足掛金物57gを切断
しているところを示す。この切断作業を説明すると、モ
ニター23の映像で足掛金物57gが確認できたら、例
えば肩32、腕33を回転させてカッター5の大ざっぱ
な位置決めをし、次に肘回転部35のe点を軸としてカ
ッター5の向きを変えたり、手首36を回転させること
で、カッター5の刃先が足掛金物57gの一端を挟むよ
うにする。この時には、切り残しがないようにカッター
5の刃先が円筒状ブロック56の内壁に平行となって当
接するようにする。作業者が足掛金物57gをカッター
5で切断するときは、カッター制御部25を操作するこ
とにより行われる。足掛金物57gの一端部の切断が終
了したら、足掛金物57gの他端部の切断をし、他の残
りの足掛金物57a〜57fの切断も同様にして、全て
の足掛金物57a〜57gの切断作業を終わらせる。
【0025】足掛金物切断作業が終了したら、作業者は
多関節ロボット4の腕33及び肘34を下方に伸ばし図
3に示されるように一直線状にする。そして、ホイスト
制御部21を操作してウインチ3aを巻き上げ、多関節
ロボット4を地上に上昇させる。これにより多関節ロボ
ット4を懸吊させる吊り金具19の上部がリミッタスイ
ッチ18の端子に当接するとウインチ3aのワイヤー1
5の巻き上げが停止し、多関節ロボット4の上昇は停止
される。そこで、カメラ制御部24を操作して、カメラ
37、モニター23及びライトの電源をOFFする。
【0026】下方に一直線状となっている多関節ロボッ
ト4を架台2内に収容させるには、多関節ロボット4の
腕33を時計方向に回転させ、それと同時に肘34を反
時計方向に回転させる。これにより、人孔50の入口か
ら肘34、肘回転部35及びカッター5を地上に出すこ
とができる。そして、腕33の回転を停止させ、逆方向
の反時計方向に回転させれば、図1の状態で、架台2内
に多関節ロボット4を収容できる。
【0027】このように、本実施例によれば、モニター
の映像で人孔内の様子が分かり、作業者が地上に居なが
らにして、人孔内での足掛金物の切断作業ができる。こ
れにより、作業者が人孔内でガス中毒になることもな
く、足掛金物の腐食などによる作業者の落下事故を防ぐ
ことができる。また、多関節ロボット4を使用してるの
で関節部で折り畳むことができ、架台2内の収容にも便
利であり、全体としてコンパクトになる。
【0028】次に、本発明の第2実施例による足掛金物
自動切断装置60について、図面を参照して説明する。
尚、第1実施例と同じ構成部については同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0029】図5は本実施例による足掛金物自動切断装
置60の一部を示すが、第1実施例の足掛金物自動切断
装置1と異なる点は、ワイヤー15に懸吊されている平
板20と多関節ロボット4との間に位置固定装置63を
設けたことにある。この位置固定装置63は円柱部材6
4に取付板65を介在させて、パンダグラフ状の固定部
材61を設けている。この固定部材61は自動車のジャ
ッキ構造のように、2本のアーム部材68a,68bの
関節部に設けられている雌ねじ部に雄ねじが形成された
軸状部材67を螺合させている。軸状部材67を時計方
向に回転させると、軸状部材67上でアーム部材68a
と68bの関節部の幅が狭くなり、アーム部材68aと
68bの関節部は鋭角から除々に広がり、固定部材61
の高さが大きくなる。これにより、アーム部材68aと
68bが係合している頂き部に設けられている支持部材
69が筒状部材54の内壁に当接して押圧する。
【0030】軸状部材67を反時計方向に回転させる
と、軸状部材67上でアーム部材68aと68bの関節
部の幅が広くなり、アーム部材68aと68bの関節部
は角度が除々に小さくなり、固定部材61の高さが小さ
くなり想像線のようになる。
【0031】この固定部材61は水平面に対して120
度間隔で円柱部材64に3箇所設けられている。そし
て、固定部材61は軸状部材67を回転させるためにこ
れと連結されたモーター66が設けられ、これは地上の
多関節ロボット制御部22で操作される。
【0032】これら以外については本第2実施例は第1
実施例と同じ構成である。但し、位置固定装置63を設
けていることから、本実施例の架台62はその円柱部材
64の高さだけ高くなる。また、架台62のローラ70
を固定するのに、ローラ70のストッパ部材71を使用
している。
【0033】以上、説明したように本実施例の足掛金物
自動切断装置60によれば、多関節ロボット4を空所A
に下ろした場合に、モニター23で足掛金物57a〜5
7hを見つけたときに、位置固定装置63を作動させて
多関節ロボット4を空所Aに固定させることができる。
従って、ワイヤー15の揺れにより、多関節ロボット4
が振り子のように揺れることを防止できる。これによ
り、カッター5の位置調節が容易になり、カッター5の
刃先を各足掛金物57a〜58hの根本にうまく合わせ
ることができ、より正確な切断できる。これ以外の効果
については第1実施例と同じである。
【0034】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0035】例えば、以上の各実施例ではカメラ37を
肘回転部35に取り付けたが、肩32や腕33などに取
り付けてもよい。
【0036】また、以上の各実施例では、切断機器とし
て油圧カッター5を用いて足掛金物を切断したが、回転
によるカッター切断、機械式モーターを使用しているグ
ラインダーのような回転砥石での切断、ノコ歯による切
断、水圧ジェット水による切断装置などをステップ切断
ロボットに取り付けても同様の効果が得られ、これらの
動力源は油圧、電動および空気圧などの使用を問わな
い。
【0037】尚、本明細書でホイストとは、クレーン、
巻上装置などの物を吊り上げるものの全般を含む意味で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の足掛金物自
動切断装置によれば、受像機の映像でで空所の様子が分
かり、作業者が地上に居ながらにして、空所での切断機
器を用いた足掛金物の切断作業ができる。これにより、
作業者が人孔内でガス中毒になることもなく、足掛金物
の腐食による作業者の落下事故を防ぐことができる。ま
た、関節ロボットを使用してるので狭い所でも、関節ロ
ボットを折り畳み空所に入れることができ、架台内にお
ける収容にも便利であり、全体としてコンパクトにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による足掛金物自動切断装
置の多関節ロボットが架台に収容されているところを示
す側面図である。
【図2】同足掛金物自動切断装置の架台が人孔上に設置
され、多関節ロボットが人孔内に下ろされたところを示
す縦断面図である。
【図3】同足掛金物自動切断装置の多関節ロボットの拡
大側面図である。
【図4】同足掛金物自動切断装置のカッターの拡大平面
図である。
【図5】本発明の第2実施例による足掛金物自動切断装
置の多関節ロボットが位置固定装置により人孔内に固定
されたところ示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 足掛金物自動切断装置 2 架台 3 ホイスト 4 多関節ロボット 5 カッター 21 ホイスト制御部 22 ロボット制御部 23 モニター 25 カッター制御部 37 カメラ 57a 足掛金物 57b 足掛金物 57c 足掛金物 57d 足掛金物 57e 足掛金物 57f 足掛金物 57g 足掛金物 57h 足掛金物 60 足掛金物自動切断装置 62 架台 63 位置固定装置 A 空所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592101149 三山工業株式会社 埼玉県草加市栄町2丁目4番5号 (72)発明者 吉川 浩 東京都港区新橋5丁目33番11号 日本ヒュ ーム管株式会社内 (72)発明者 宍戸 俊一 東京都調布市飛田給2−30−12 (72)発明者 会田 好雄 埼玉県大宮市東大宮4−71−8 (72)発明者 青木 茂人 埼玉県上尾市浅間台3−31−7 (72)発明者 高橋 英三 埼玉県草加市栄町2丁目4番5号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイストが搭載されている架台と、前記
    ホイストに懸吊され、前記架台の底部よりも下に設けら
    れた空所を垂直方向に移動可能な関節ロボットと、該関
    節ロボットに取り付けられ、前記空所を形成する壁部に
    突出して配設されている足掛金物を切断する切断機器
    と、該切断機器の近傍を撮影する撮影機と、該撮影機に
    より撮影された映像を受像する受像機とを備え、該受像
    機の映像を見ながら、前記ホイストと、前記関節ロボッ
    トと、前記切断機器との制御部の操作を行えることを特
    徴とする足掛金物自動切断装置。
  2. 【請求項2】 前記関節ロボットを空所で支持するため
    の支持手段を設けたことから成る請求項1に記載の足掛
    金物自動切断装置。
  3. 【請求項3】 前記関節ロボットの関節を畳むことによ
    り、前記架台に収容することを可能とした請求項1に記
    載の足掛金物自動切断装置。
JP30045894A 1994-12-05 1994-12-05 足掛金物自動切断装置 Expired - Fee Related JP3600644B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015090043A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 前澤工業株式会社 ゲート調査装置
JP2016035161A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 栄光テクノ株式会社 埋設構造物の撤去方法
JP2016035160A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 栄光テクノ株式会社 切断装置

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