JPH08157A - 麺および麺の押出加工機 - Google Patents
麺および麺の押出加工機Info
- Publication number
- JPH08157A JPH08157A JP6136013A JP13601394A JPH08157A JP H08157 A JPH08157 A JP H08157A JP 6136013 A JP6136013 A JP 6136013A JP 13601394 A JP13601394 A JP 13601394A JP H08157 A JPH08157 A JP H08157A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noodle
- extrusion
- noodles
- buckwheat
- japanese
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- Pending
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- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
- Noodles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 湯がいた後も、手打風の四角い角張った日本
そばを、押出し加工によって得る。 【構成】 押出加工機の押出孔５を、断面の形状がほぼ
矩形で、各辺が内側に湾曲し、且つコーナ部に丸みが付
いた形状に形成する。
そばを、押出し加工によって得る。 【構成】 押出加工機の押出孔５を、断面の形状がほぼ
矩形で、各辺が内側に湾曲し、且つコーナ部に丸みが付
いた形状に形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、手打風の日本そばの
外観を呈する麺とその押出加工機に関するものである。
外観を呈する麺とその押出加工機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術とその課題】日本そばは、「二八そば」、
「十割そば」のように、そば粉の含有率が高い程、旨い
とされているが、そば粉の含有率が高いと、つなぎにく
く、旨い日本そばは、高度の技能を有するそば職人でな
いと打てず、近年では旨い日本そばを食することが段々
と困難になっている。
「十割そば」のように、そば粉の含有率が高い程、旨い
とされているが、そば粉の含有率が高いと、つなぎにく
く、旨い日本そばは、高度の技能を有するそば職人でな
いと打てず、近年では旨い日本そばを食することが段々
と困難になっている。
【０００３】このため、本発明者らは、旨い日本そばを
もっと簡単に製造できないかということから研究に着手
し、そば粉の含有率が高いと、そば粉を練り、延ばし、
それから細く切り出すまでに時間が掛かると、そばを湯
がくまでに一旦結合したそば粉のタンパク質が外れてつ
ながらなくなってしまうため、そば粉を練って、すぐに
押出加工機で押出し加工すれば、そば粉のタンパク質が
外れる前に、そばを打ち出し湯に投入できるのではない
かということに着眼した。
もっと簡単に製造できないかということから研究に着手
し、そば粉の含有率が高いと、そば粉を練り、延ばし、
それから細く切り出すまでに時間が掛かると、そばを湯
がくまでに一旦結合したそば粉のタンパク質が外れてつ
ながらなくなってしまうため、そば粉を練って、すぐに
押出加工機で押出し加工すれば、そば粉のタンパク質が
外れる前に、そばを打ち出し湯に投入できるのではない
かということに着眼した。
【０００４】そして、麺の押出加工機によって、練った
そば粉を押出し加工して見たが、外観、食味とも全く日
本そばとして満足できるものではなかった。
そば粉を押出し加工して見たが、外観、食味とも全く日
本そばとして満足できるものではなかった。
【０００５】まず、従来の麺の押出加工機は、押出孔が
丸く形成されているため、押出されたそばの断面も丸
く、四角い日本そばの外観を呈していない。
丸く形成されているため、押出されたそばの断面も丸
く、四角い日本そばの外観を呈していない。
【０００６】日本そばにとって、断面が四角い角張った
形状をしているということは、見た目だけでなく、食味
にも影響を及ぼす非常に重要な問題である。
形状をしているということは、見た目だけでなく、食味
にも影響を及ぼす非常に重要な問題である。
【０００７】日本そばの旨い、まずいは、食した時の感
触、即ち、唇にふれた時の感じや、のどを落ちていく時
の感じ、いわゆるのどごしに影響を受け、日本そばは、
うどん、そうめん、ひやむぎ等の他の麺類と異なり、噛
んだ時に歯切れがよく、口あたり、のどごしに一種ざら
つくような感じが旨さの重要な条件になっている。
触、即ち、唇にふれた時の感じや、のどを落ちていく時
の感じ、いわゆるのどごしに影響を受け、日本そばは、
うどん、そうめん、ひやむぎ等の他の麺類と異なり、噛
んだ時に歯切れがよく、口あたり、のどごしに一種ざら
つくような感じが旨さの重要な条件になっている。
【０００８】このような日本そばの歯切れ、のどごし
は、断面が四角い角張った形状でなければ得られず、う
どんやそうめんのように断面が丸くては得られないの
で、本発明者らは、押出加工機の押出孔の形状を四角形
に形成して、日本そばを押出し加工して見た。
は、断面が四角い角張った形状でなければ得られず、う
どんやそうめんのように断面が丸くては得られないの
で、本発明者らは、押出加工機の押出孔の形状を四角形
に形成して、日本そばを押出し加工して見た。
【０００９】ところが、押出し孔のコーナ部が直角に形
成されていると、押出した麺の角部がささくれ立ったよ
うになりやすい。特に、麺生地に、そば粉の比率が高く
なると、この傾向が著しくなり、結局、四角い日本そば
を押出し加工することができなかった。
成されていると、押出した麺の角部がささくれ立ったよ
うになりやすい。特に、麺生地に、そば粉の比率が高く
なると、この傾向が著しくなり、結局、四角い日本そば
を押出し加工することができなかった。
【００１０】このため、押出し孔の角部を丸く形成し
て、麺の角部のささくれ立ちを少なくしようとすること
も試みられたが、麺の角部に丸みを付けると、押出し加
工後、麺を湯がくと、各面が膨らむため、全体として丸
い形状になってしまって、手打風の四角い日本そばが得
られない。
て、麺の角部のささくれ立ちを少なくしようとすること
も試みられたが、麺の角部に丸みを付けると、押出し加
工後、麺を湯がくと、各面が膨らむため、全体として丸
い形状になってしまって、手打風の四角い日本そばが得
られない。
【００１１】そこで、この発明は、湯がいた後も、手打
風の四角い日本そばの外観と食味を有する麺と、この麺
を押出し加工することができる麺の押出加工機を得よう
とするものである。
風の四角い日本そばの外観と食味を有する麺と、この麺
を押出し加工することができる麺の押出加工機を得よう
とするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】この発明の麺は、断面の
形状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、かつコーナ部
に丸みが付けられている。
形状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、かつコーナ部
に丸みが付けられている。
【００１３】また、この発明の麺の押出加工機は、押出
孔が、断面の形状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、
かつコーナ部に丸みが付いた形状に形成されている。
孔が、断面の形状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、
かつコーナ部に丸みが付いた形状に形成されている。
【００１４】
【作用】上記のように、押出孔のコーナ部に丸みが付け
られていると、押出し加工の際に、麺の角部がささくれ
立たず、きれいに押出し加工することができる。
られていると、押出し加工の際に、麺の角部がささくれ
立たず、きれいに押出し加工することができる。
【００１５】そして、押出し加工された麺は、角部が丸
く形成されていても、ほぼ矩形の断面の各辺が、内側に
湾曲しているため、湯がいて膨らんでも、全体として、
四角い角張った感じになる。
く形成されていても、ほぼ矩形の断面の各辺が、内側に
湾曲しているため、湯がいて膨らんでも、全体として、
四角い角張った感じになる。
【００１６】
【実施例】図１は、この発明に係る押出加工機の全体図
であり、機台１の中程に、麺生地を充填する押出シリン
ダ２が設置されている。
であり、機台１の中程に、麺生地を充填する押出シリン
ダ２が設置されている。
【００１７】この押出シリンダ２の上方には、押出シリ
ンダ２内に挿入されるとピストン３が、油圧シリンダ４
によって昇降自在に設けられている。
ンダ２内に挿入されるとピストン３が、油圧シリンダ４
によって昇降自在に設けられている。
【００１８】上記押出シリンダ２の下端には、多数の押
出孔５を有するキャップ６が取付けられている。この押
出シリンダ２とキャップ６とは、押出シリンダ２の下端
外面に形成した雄ねじ部と、キャップ６の内面に形成し
た雌ねじ部とによって着脱自在に構成されている。
出孔５を有するキャップ６が取付けられている。この押
出シリンダ２とキャップ６とは、押出シリンダ２の下端
外面に形成した雄ねじ部と、キャップ６の内面に形成し
た雌ねじ部とによって着脱自在に構成されている。
【００１９】上記押出孔５は、上端の入口部が広く形成
され、その下方が、出口部まで真直ぐに形成されてい
る。そして、出口部の形成は、図３及び図４に示すよう
に、断面の形状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、か
つコーナ部に丸みが付いた形状になっている。
され、その下方が、出口部まで真直ぐに形成されてい
る。そして、出口部の形成は、図３及び図４に示すよう
に、断面の形状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、か
つコーナ部に丸みが付いた形状になっている。
【００２０】上記押出シリンダ２内に、日本そば等の麺
生地を充填して、ピストン３を下降させると、キャップ
６の押出孔から麺生地が押出される。
生地を充填して、ピストン３を下降させると、キャップ
６の押出孔から麺生地が押出される。
【００２１】押出された麺７の形状は、図５に示すよう
に、キャップ６の押出孔５の形状に対応して、断面の形
状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、かつコーナ部に
丸みが付いた形状になる。
に、キャップ６の押出孔５の形状に対応して、断面の形
状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、かつコーナ部に
丸みが付いた形状になる。
【００２２】上記の形状に押出加工された麺７は、各部
が丸く形成されていても、ほぼ矩形の各辺が、内側に湾
曲しているため、湯がいて膨らんでも、全体として四角
い角張った感じになる。
が丸く形成されていても、ほぼ矩形の各辺が、内側に湾
曲しているため、湯がいて膨らんでも、全体として四角
い角張った感じになる。
【００２３】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、湯が
いた後も、手打風の四角い角張った感じの日本そばを押
出加工によって得ることができるという効果がある。
いた後も、手打風の四角い角張った感じの日本そばを押
出加工によって得ることができるという効果がある。
【００２４】また、この発明の麺は、各辺が内側に湾曲
しているので、手打ちの日本そばよりも、より角張った
感じがするため、歯切れとのどごしは、手打ちの日本そ
ば以上となる。
しているので、手打ちの日本そばよりも、より角張った
感じがするため、歯切れとのどごしは、手打ちの日本そ
ば以上となる。
【図１】この発明に係る麺の押出加工機の全体図
【図２】同上のキャップ部分の一部切欠き側断面図
【図３】同上のキャップ部分の下面図
【図４】同上の押出孔の拡大図
【図５】この発明に係る麺の斜視図
１ 機台 ２ 押出シリンダ ３ ピストン ４ 油圧シリンダ ５ 押出孔 ６ キャップ ７ 麺
Claims (2)
- 【請求項１】 断面の形状がほぼ矩形で、各辺が内側に
湾曲し、かつコーナ部に丸みが付けられている麺。 - 【請求項２】 麺生地が充填され、ピストンが挿入され
る押出シリンダの下端に、押出孔を有するキャップを被
せた麺の押出加工機において、上記押出孔を、断面の形
状がほぼ矩形で、各辺が内側に湾曲し、かつコーナ部に
丸みが付いた形状に形成したことを特徴とする麺の押出
加工機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6136013A JPH08157A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 麺および麺の押出加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6136013A JPH08157A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 麺および麺の押出加工機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08157A true JPH08157A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15165148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6136013A Pending JPH08157A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 麺および麺の押出加工機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08157A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6522386B1 (en) | 1997-07-24 | 2003-02-18 | Nikon Corporation | Exposure apparatus having projection optical system with aberration correction element |
| JP2006325473A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Eiichi Suzuki | 十割そば麺およびその製造法 |
| JP2009055849A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Rheon Autom Mach Co Ltd | 多角形食品の切断方法及び装置 |
| JP2010115147A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Masahiko Yamaoka | 製麺装置 |
| WO2014030538A1 (ja) * | 2012-08-22 | 2014-02-27 | 日清フーズ株式会社 | 押出し製麺機及び押出し麺帯 |
| CN106826758A (zh) * | 2015-10-16 | 2017-06-13 | 发那科株式会社 | 机器人用支架 |
| KR20180017937A (ko) * | 2016-08-11 | 2018-02-21 | 박동일 | 이형면의 제조장치와 그 제조장치에 의해 제조되는 이형면 |
| CN114073258A (zh) * | 2020-08-10 | 2022-02-22 | 财团法人食品工业发展研究所 | 用于形成特殊形状面条的模具 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP6136013A patent/JPH08157A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6522386B1 (en) | 1997-07-24 | 2003-02-18 | Nikon Corporation | Exposure apparatus having projection optical system with aberration correction element |
| JP2006325473A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Eiichi Suzuki | 十割そば麺およびその製造法 |
| JP2009055849A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Rheon Autom Mach Co Ltd | 多角形食品の切断方法及び装置 |
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| WO2014030538A1 (ja) * | 2012-08-22 | 2014-02-27 | 日清フーズ株式会社 | 押出し製麺機及び押出し麺帯 |
| CN104519745A (zh) * | 2012-08-22 | 2015-04-15 | 日清富滋株式会社 | 挤压制面机及挤压面条 |
| JPWO2014030538A1 (ja) * | 2012-08-22 | 2016-07-28 | 日清フーズ株式会社 | 押出し製麺機及び押出し麺帯 |
| CN106826758A (zh) * | 2015-10-16 | 2017-06-13 | 发那科株式会社 | 机器人用支架 |
| CN106826758B (zh) * | 2015-10-16 | 2018-03-06 | 发那科株式会社 | 机器人用支架 |
| KR20180017937A (ko) * | 2016-08-11 | 2018-02-21 | 박동일 | 이형면의 제조장치와 그 제조장치에 의해 제조되는 이형면 |
| CN114073258A (zh) * | 2020-08-10 | 2022-02-22 | 财团法人食品工业发展研究所 | 用于形成特殊形状面条的模具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040826 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050412 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050809 |