JPH073915Y2 - 表面筋状薄肉こんにゃく - Google Patents

表面筋状薄肉こんにゃく

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JPH073915Y2
JPH073915Y2 JP1988124955U JP12495588U JPH073915Y2 JP H073915 Y2 JPH073915 Y2 JP H073915Y2 JP 1988124955 U JP1988124955 U JP 1988124955U JP 12495588 U JP12495588 U JP 12495588U JP H073915 Y2 JPH073915 Y2 JP H073915Y2
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信彦 川原
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信彦 川原
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はそのまま食べても、あるいは味付けして食して
も美味かつ食感の良好な表面筋状薄肉こんにゃくに関す
るものである。
〈従来の技術〉 こんにゃくは、板こんにゃく、糸こんにゃく等として長
年に亘って食されてきた。近年我国の食生活も欧米型と
なりつつあり、高カロリー、低繊維化傾向が目立ってき
ている。こんにゃくは我国独特の食品であり、低カロリ
ー食品として注目を集めているものの、その食感に難が
あり、普及が停滞しているようである。
これに対しこれまでに、こんにゃく食品業界において種
々の改良が行われてきた。しかし、これらは視覚に訴え
る形態的な改良が主体であった。近年になって、多様化
食品として他の素材を添加したこんにゃく(例えば、特
公昭59−29217号)、あるいはこんにゃく製品を凍結解
凍した製品(例えば、特公昭56−32904号)のように、
風味、歯切れ等の食感を改良した製品が市販されるよう
になった。更に、弾力性を与えるべく多孔質とした製品
も提案されている(例えば特開昭59−146560号)。
こんにゃくの風味、歯切れ等を改良する試みは更になさ
れ、糸状こんにゃくを集束することにより、従来得られ
なかった集束糸状こんにゃく(5)の新製品を得る方法
が提案されている(例えば、特開昭57−155963号、特開
昭58−60967号、実開昭58−50689号、実開昭58−50690
号)。その一例を第4図に示している。
これまでの技術に共通することは、例えば実開昭54-709
72号、同55-139690号、同55-157896号、同60-114688号
のように、主に外観的な改良を目的として押出し多数の
凹凸条が付与されるようにするとか、前記実開昭58-506
89号のように複数のノズルから湯中にそれぞれ独立した
糸状のものを押し出した後に外部から圧力を加えて束状
に多数本を集合させて所定以上の厚みのものを得ること
によって、風味や歯ざわり等の食感に従来にないものを
得ようとするものであった。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、同一材料で試験した場合、こんにゃくの
厚みや直径を従来のものと同程度にしたままで集束した
り、外形を変化させても、歯ざわりとか食感、更には美
味しさに格別の好結果をもたらすものではなかった。
また、従来、集束のための種々の試みがなされている
が、安定的な加工が困難であった。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本考案では従来と全く構造を変えて、厚みを薄く
するとともに、表面長手方向に凹凸条が多数形成された
構造、すなわち、個々に独立した多数個のノズルが1〜
2列に連設された押出ノズルから、太さ3mm以下に押出
された糸状こんにゃくを即横幅方向へ一体化して、長手
方向に多数の凹条(2)と凸条(3)を表面に有し、凸
条(3)部分の厚肉部が3mm以下であって、凹条(2)
部分の薄肉部が半透明の縞模様を形成してなる表面筋状
薄肉こんにゃくを開発して、従来にない美味、かつ食感
良好なこんにゃく製品の提供を可能としたのである。
〈作用〉 従来、例えば第5図にみられるような厚肉のこんにゃく
(10)からそれをスライスして薄肉のこんにゃく(11)
を得ようとすると、こんにゃくの性質上、肉厚にムラな
くその切断をすることが困難で、味の面からみても、厚
肉のままと変りなかった。そして、切断表面の舌触りが
元のままであって、スライスすることの意義がほとんど
無い状態であった。調理の際にも調味料等による味付け
を内部迄充分に浸透させることができない難点があっ
た。
ところが、本考案のような構造の表面筋状薄肉こんにゃ
くは、多数個のノズルが1〜2列に連設された押出ノズ
ルから薄く押出すことによって成形することができるの
で、均一な薄肉製品となり、また、薄い上に表面積が大
きいため成形時に短時間でアルカリ成分の溶出除去(ア
ク抜き)がなされて美味かつ舌触りの良好なものとな
る。更に、調理の際にも表面が凹凸で全体の容積の割に
表面積が大きいため調味料等の付着がし易く、浸透も早
く、しかも、充分に浸透するため美味なものとなる。
外観も最も薄い部分が透明に近い淡い半透明となり、最
も厚い部分は従来のこんにゃく製品では得られ難い白色
に近く、これらが交互に配列して縞模様を形成して食欲
をそそる作用が得られる。このことは、醤油等の着色調
味料を用いた場合に更に顕著なものとなる。
〈実施例〉 以下図面によって本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の表面筋状薄肉こんにゃくを帯(リボ
ン)状に成形したものの実施例の斜視図である。この表
面筋状薄肉こんにゃく(1)は幅が20mm程度であって、
太さ3mm以下に押出された糸状こんにゃくの8本程度を
押出し即横幅方向へ一体化して成形している。そこで、
多数の凹条(2)及び凸条(3)を表面に有している。
これを常法に従って熱処理した後、水洗によって脱アル
カリしたもので、販売容器への都合上6cm長に切断した
ものである。このような表面筋状薄肉こんにゃくは、食
感その他本考案の目的を良好に達成するには、厚さが3m
m以下、好ましくは2.5mm以下が良い。
第2図は本考案の表面筋状薄肉こんにゃくを筒(マカロ
ニ)状に成形したものの実施例の斜視図である。この表
面筋状薄肉こんにゃくは直径が10mm以下であって、太さ
3mm以下に押出された繊維状こんにゃくの複数本を押出
し即隣接するもの同士一体化して成形している。そこ
で、多数の凹凸条(2)(3)を表面及び内面に有して
いる。これを前記実施例のように熱処理した後、水洗に
よって脱アルカリしたものである。
この表面筋状薄肉こんにゃくは前記実施例同様な食感を
有している上に、凹条(2)部分に調味料が入り、更に
穴(4)部にも調味料等が侵入して、味付け良好なもの
となる。
本考案の表面筋状薄肉こんにゃくは、これまでの実施例
に限定されるものではなく、多数の凹凸条を表面に有
し、厚肉部が3mm以下の構造であれば、例えば、第3図
にみられる円形の一部が開いて長手方向に開口溝を有し
たものとか、三角や矩形のもので中央に穴部を有したも
のを例示することができる。
〈考案の効果〉 本考案の表面筋状薄肉こんにゃくは以上のような構造で
あるから、従来のこんにゃく製品で難点となっていた外
観が改良されて、食欲をそそる半透明と白色の清楚で高
級な濃淡縦縞模様の外観を呈している。そのまま食べた
場合、従来のこんにゃく製品にない食感、くせの無い
(アクの無い)淡白な味を呈している。そして、咬んだ
場合、従来品のように単繊維がばらける食感ではなく、
凹凸条の一体のままでの歯切れ感が良好な食感を与え
る。
調味料添加のみによって食べる場合においては、本考案
の表面筋状薄肉こんにゃくは凹部が縞模様となって多数
存在するので、調味料がよくこれに含まれ、味付けが良
好になる。そこで、サラダや酢のものの材料としても好
適である。
調味料を用いて煮炊きした場合でも、調味料が充分に内
部まで浸透して、味付け良好なものとなる。
このような理由から、従来あまりこんにゃくが用いられ
なかった種類の惣菜へのこんにゃくの使用も可能となる
とともに、健康的な食品としての使用を増加させること
ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本考案の表面筋状薄肉こんにゃくの
実施例の斜視図である。第3図は第2図中A−A部拡大
断面図である。第4図は従来品の端面斜視図である。第
5図は従来のこんにゃくをスライスする様子を示す端面
斜視図である。 (1)表面筋状薄肉こんにゃく、(2)凹条 (3)凸条、(4)穴 (5)従来の集束糸状こんにゃく

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々に独立した多数個のノズルが1〜2列
    に連設された押出ノズルから、太さ3mm以下に押出され
    た糸状こんにゃくを即横幅方向へ一体化して、長手方向
    に多数の凹条(2)と凸条(3)を表面に有し、凸条
    (3)部分の厚肉部が3mm以下であって、凹条(2)部
    分の薄肉部が半透明の縞模様を形成してなる表面筋状薄
    肉こんにゃく。
JP1988124955U 1988-09-24 1988-09-24 表面筋状薄肉こんにゃく Expired - Lifetime JPH073915Y2 (ja)

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JPH0246589U JPH0246589U (ja) 1990-03-30
JPH073915Y2 true JPH073915Y2 (ja) 1995-02-01

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ID=31375131

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