JPH08157558A - 放射線硬化可能のアクリラートの製造方法 - Google Patents

放射線硬化可能のアクリラートの製造方法

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JPH08157558A
JPH08157558A JP7130202A JP13020295A JPH08157558A JP H08157558 A JPH08157558 A JP H08157558A JP 7130202 A JP7130202 A JP 7130202A JP 13020295 A JP13020295 A JP 13020295A JP H08157558 A JPH08157558 A JP H08157558A
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JP7130202A
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Wolfgang Dr Reich
ヴォルフガング、ライヒ
Erich Dr Beck
エーリヒ、ベック
Edmund Keil
エドムント、カイル
Ulrich Erhardt
ウルリッヒ、エールハルト
Adolf Nuber
アドルフ、ヌーバー
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    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
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    • C08G63/46Polyesters chemically modified by esterification
    • C08G63/47Polyesters chemically modified by esterification by unsaturated monocarboxylic acids or unsaturated monohydric alcohols or reactive derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/24Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or derivatives thereof with a carbon-to-oxygen ether bond, e.g. acetal, tetrahydrofuran
    • C07C67/26Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or derivatives thereof with a carbon-to-oxygen ether bond, e.g. acetal, tetrahydrofuran with an oxirane ring
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の方法により得られた放射線硬化性アク
リラートに比し、貯蔵安定性において秀れ、かつこれを
含有する調剤に添加剤を添加した場合に生ずる沈澱をも
たらさないアクリラートを製造する方法を提供する。 【構成】 第1工程において、ヒドロキシ化合物をアク
リル酸もしくはメタクリル酸と反応させ、第1工程反応
生成物を、第2工程において、触媒として、以下の一般
式 【化1】 で表わされ、式中、X- が対抗イオンを、R1 からR4
が相互に無関係に、それぞれ1個もしくは2個のフェニ
ル基で置換されていてもよいC1 −C18アルキル基、ま
たは1個もしくは2個のC1 −C6 アルキル基で置換さ
れていてもよいC6 −C12アリール基を意味する場合の
4級アンモニウム化合物またはホスホニウム化合物の存
在下に、エポキシド化合物と反応させることを特徴とす
る、放射線硬化可能のアクリル酸の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は放射線照射により硬化し得るアク
リラートの製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】EP−A−54105号、DE−A−33
16593号およびEP−A−279303号から、第
1工程において、(メタ)アクリル酸およびヒドロキシ
化合物を反応させて(メタ)アクリルエステルを得、第
2工程において、過剰量の(メタ)アクリル酸をエポキ
シドと反応させる方法は公知である。またこの第2工程
における反応のための触媒としては、上記DE−A−3
316593号に3級アミンまたはチオジグリコールの
ようなルイス塩基が記載されている。EP−A−541
05号には、触媒としてトリフェニルホスフィンが、ま
た上記EP−A−279303号には、3級アミンと、
一般的に4級アンモニウム化合物の形態におけるルイス
塩基が記載されている。
【0003】しかしながら、上述公知方法により製造さ
れた放射線硬化性アクリラートには若干の欠点がある。
すなわち、例えば硬度を高めるためのイソシアナート架
橋剤添加までの放射線硬化性調剤は、貯蔵安定性が低
く、換言すれば架橋剤添加までの加工処理時間が短い。
さらに、従来公知の放射線硬化性アクリラートに、例え
ば充填剤、顔料などの添加剤を添加することにより得ら
れる、放射線硬化性調剤に好ましくない沈澱が認められ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の技術的
課題ないし目的は、上述の欠点を示さない、放射線硬化
性アクリラートを製造する方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかるに上述した課題な
いし目的は、第1工程において、ヒドロキシ化合物をア
クリル酸もしくはメタクリル酸と反応させ、第1工程反
応生成物を、第2工程において、触媒として、以下の一
般式
【0006】
【化2】 で表わされ、式中、X- が対抗イオンを、R1 からR4
が相互に無関係に、それぞれ1個もしくは2個のフェニ
ル基で置換されていてもよいC1 −C18アルキル基、ま
たは1個もしくは2個のC1 −C6 アルキル基で置換さ
れていてもよいC6 −C12アリール基を意味する場合の
4級アンモニウム化合物またはホスホニウム化合物の存
在下に、エポキシド化合物と反応させることを特徴とす
る、放射線硬化可能のアクリル酸の製造方法により、解
決ないし達成され得ることが本発明者らにより見出され
た。また同様にこのような方法で得られたアクリラート
ならびにこれを含有する放射線硬化性調剤により上述の
課題、目的が、解決、達成されることが見出された。
【0007】本発明により、その第1工程において、ア
クリル酸またはメタクリル酸(両者を含めて(メタ)ア
クリル酸と称する)をヒドロキシ化合物と反応させる。
このヒドロキシ化合物としては、1個もしくは複数個の
ヒドロキシル基を有する化合物、例えばモノアルコー
ル、C2 −C8 アルキレンジオール、トリメチロールプ
ロパン、グリセリン、ペンタエリトリットまたはエチレ
ンオキシドないしプロピレンオキシドでアルコキシル化
されたヒドロキシル基含有化合物が使用される。
【0008】好ましいヒドロキシ化合物は、少なくとも
2個の、ことに2から6個の遊離ヒドロキシル基を含有
し、またさらにエーテル基をも含有していてもよい飽和
ポリエステル、あるいは少なくとも2個、ことに2から
6個の遊離ヒドロキシル基を含有するポリエーテルであ
る。
【0009】このようなポリエステルないしポリエーテ
ルの分子量Mn は、100から4000(Mnはゲル透
過クロマトグラフィーで測定)の範囲であるのが好まし
い。
【0010】このようなヒドロキシル基含有ポリエステ
ルは、例えばジカルボン酸ないしポリカルボン酸をジオ
ールないしポリオールによりエステル化することにより
製造され得る。このようなヒドロキシル基含有ポリエス
テルのための出発材料は、この分野の当事者に周知であ
る。ジカルボン酸として好ましいのは、こはく酸、グル
タル酸、アジピン酸、セバチン酸、o−フタル酸、その
異性体および水素化生成物ならびにエステル化可能誘導
体、例えば無水マレイン酸のような無水物、あるいは上
述した酸のジアルキルエステルである。またポリカルボ
ン酸としては、トリメリット酸が挙げられ、シジオール
としては、エチレングリコール、プロピレングリコール
−1,2および−1,3、ブタンジオール−1,4、ヘ
キサンジオール−1,6、ネオペンチルグリコール、シ
クロヘキサンジメタノール、ならびにエチレングリコー
ル、プロピレングリコールのタイプのポリグリコールが
有利に使用され得る。
【0011】ポリオールとしては、まずトリメチロール
プロパン、グリセリンまたはペンタエリトリットが挙げ
られる。
【0012】ジオールないしポリオールとしては、また
オキシアルキル化(例えばエチレンオキシドまたはプロ
ピレンオキシドで)されたジオールまたはポリオールが
挙げられ、ことにそれぞれのジオールまたはポリオール
の水素化度が0ないし10であるのが好ましい。
【0013】この種のヒドロキシル基含有ポリエーテル
としては、公知の方法により、2価のおよび/またはそ
れより多価のアルコールを、各種の異なる量のエチレン
オキシドおよび/またはプロピレンオキシドと反応させ
て得られるポリエーテルが挙げられる。エチレングリコ
ール/プロピレングリコール混合物縮合生成物の場合に
は、末端1級ヒドロキシル基が優勢となるように反応を
調整するのが好ましい。同様にテトラヒドロフランまた
はブチレンオキシドの重合生成物も使用可能である。
【0014】上述したジオールまたはポリオールの、こ
とにこれらの各ヒドロキシル基に対して、0から10、
ことに1から10のオキシアルキル化度を有するオキシ
アルキル化生成物であって、ポリエーテル中に合計して
少なくとも2個のアルコキシ基を有するのが好ましい。
【0015】ヒドロキシル基含有ポリエステルの場合、
(メタ)アクリル酸のエステル化に際しては、例えば
(メタ)アクリル酸を、ヒドロキシル基含有ポリエステ
ルの出発材料、例えばジカルボン酸またはその無水物
と、ジオールないしポリオールとを共に反応器に装填
し、これら出発材料を(メタ)アクリル酸と1工程で反
応させることも可能である。
【0016】ヒドロキシ化合物による(メタ)アクリル
酸のエステル化の場合、ヒドロキシ化合物の1ヒドロキ
シ当量に対して、0.1から1.5当量の、好ましくは
0.5から1.4、ことに0.7から1.3当量の(メ
タ)アクリル酸を使用するのが有利である。この場合、
エステル化においてヒドロキシル基含有ポリエステルの
出発材料が添加される場合には、出発材料の反応後、例
えばジカルボン酸と、ジオールもしくはポリオールとの
反応後に理論的に残留するヒドロキシ当量が関係する。
【0017】例えば硫酸、P−トルオールスルホン酸の
ような酸性エステル化触媒の存在下、また水と共沸混合
物を形成する炭化水素の存在下に、アクリル酸を、例え
ば60から140℃の温度において、ヒドロキシ化合物
のヒドロキシル基の少なくとも85%、ことに90から
95%が反応するようにヒドロキシ化合物と反応させ
る。生成反応水は共沸蒸留除去される。この炭化水素と
して適当であるのは、脂肪族および芳香族の炭化水素、
ことにn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサンの
ようなアルカン、シクロアルカン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン異性体、沸点70から140℃のいわゆる
特殊ベンジンのような芳香族類である。
【0018】過早の重合を回避するため、(メタ)アク
リル酸との反応は、少量の禁止剤の存在下に行うのが好
ましい。この禁止剤としては、熱重合禁止に慣用されて
いる化合物、例えばヒドロキノンモノアルキルエーテル
のようなヒドロキノン類化合物、2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール、フェノチアジンのN−ニトロソアミン、
ホスホル酸エステルが使用される。この禁止剤は、第1
工程反応に関し0.001から2.0%、ことに0.0
05から0.5%の量で使用される。
【0019】エステル化後、溶媒、例えば炭化水素溶媒
は、蒸留により、場合によって減圧下に反応混合物から
除去される。またエステル化触媒は、例えば3級アミン
またはアルカリ金属酸化物の添加により中性化される。
【0020】第2工程においては、第1工程で得られた
反応生成物を、エポキシド化合物と反応させる。エポキ
シド化合物としては、分子内に少なくとも1個の、好ま
しくは少なくとも2個の、ことに2個または3個のエポ
キシド基を有するものが好ましい。
【0021】具体的にはエポキシド化オレフィン、飽和
もしくは不飽和カルボン酸のグリシジルエステルまたは
脂肪族もしくは芳香族ポリオールのグリシジルエーテル
が挙げられる。この種の生成物は多種多様のものが市販
されているが、ことに好ましいのは、ビスフェノール型
のポリグリシジル化合物、例えばブタンジオール、グリ
セリン、ペンタエリトリットのような多官能性アルコー
ルのグリシジルエーテルである。この種のエポキシド化
合物の例としては、シェル社(登録商標)Epikot
e828(エポキシド値約0.67)および(登録商
標)Epikote162(エポキシド値約0.61)
が挙げられる。
【0022】エポキシド化合物は、第1工程の反応生成
物に対して、一般的に1から20重量%、ことに5から
15重量%の量でこれに添加される。エポキシド化合物
は、第1工程反応混合物中になお存在する酸当量に対し
てほぼ等モル量で添加されるのが極めて好ましい。
【0023】第2工程におけるエポキシド化合物との反
応においては、過剰量で使用された、または未反応の
酸、ことに(メタ)アクリル酸、さらには出発材料とし
て反応混合物中に残存するジカルボン酸、さらにはこれ
と残存酸基とのエポキシドエステルとしての半エステル
が使用される。
【0024】エポキシド化合物との反応は、90から1
30℃、ことに100から110℃の温度で、ことに反
応混合物が10mgKOH/g、ことに5mgKOH/
gの酸価を示すに至るまで継続されるのが好ましい。
【0025】第2工程における酸基とエポキシド化合物
との反応のための触媒としては、以下の一般式
【0026】
【化3】 で表わされ、式中、X- が対抗イオンを、R1 からR4
が相互に無関係に、それぞれ1個もしくは2個のフェニ
ル基で置換されていてもよいC1 −C18アルキル基、ま
たは1個もしくは2個のC1 −C6 アルキル基で置換さ
れていてもよいC6 −C12アリール基を意味する場合の
4級アンモニウム化合物またはホスホニウム化合物が使
用される。
【0027】対向イオンX- としてはBr- 、Cl-
- 、HSO4 - 、OH- 、Cl4 -、BF4 - 、アセタ
ートが挙げられる。
【0028】R1 からR4 は、ことにC1 −C8 アルキ
ル基、ことにC1 −C4 アルキル基、またはベンジル基
を意味するのが好ましい。ことに脂肪族基が好ましい。
【0029】4級アンモニウム化合物もしくはホスホニ
ウム化合物は、エポキシド化合物に対して、0.01か
ら5重量%、ことに0.1から2重量%の量で使用され
る。
【0030】本発明方法により得られる放射線硬化性ア
クリラートは、熱的に硬化可能であり、かつ高エネルギ
ー放射線照射によっても硬化可能の材料としてことに適
当である。
【0031】このアクリラートは、層形成材料として、
またはこのような材料、例えばラッカー、印刷インキ、
接着剤の組成分として、または印刷版体、ステレオリト
グラフィーにおけるフォトレジスト製造材料として、ま
たは光学レンズ用成形材料として適する。
【0032】放射線硬化性材料として、またはその組成
分として使用するため、この放射線硬化性アクリラート
には、架橋剤、シックナー、易流動化剤、または顔料な
どの添加剤を添加し得る(この組成物は以下において放
射線硬化性調剤と称する)。
【0033】追加的架橋のための架橋剤としては、少な
くとも2個のイソシアナート基を有するイソシアナート
化合物が好ましい。
【0034】適当な硬化剤は、平均イソシアナート官能
性が少なくとも2.0、ことに2.2から5.0、イソ
シアナート含量が5から30重量%、ことに10から2
5重量%、最大粘度25℃において10000mPas
を示すポリイソシアナートである。理論的には、脂肪
族、脂環式または芳香族のジイソシアナート、例えば
1,4−ブタンジイソシアナート、1,6−ヘキサンジ
イソシアナート、2,2,4−および2,4,4−トリ
メチルヘキサンジイソシアナート、シクロヘキサンジイ
ソシアナート、メチルシクロヘキサンジイソシアナー
ト、イソホロンジイソシアナート、4,4′−ジイソシ
アナートジフェニルメタン、4,4′−ジイソシアナー
トジシクロヘキシルメタン、2,4−および2,6−ト
ルイレンジイソシアナート、テトラメチルキシリレンジ
イソシアナートが適する。イソシアナートまたは上述し
たジイソシアナートのビウレットも適当である。
【0035】例えば、EP−PS358979号に開示
されているような、いわゆる「塗料ポリイソシアナー
ト」も使用され得る。このような化合物として、例えば
ウレトジオン基、ビウレット基、イソシアヌラート基を
有する付加反応生成物、例えば25℃において50から
500、または50から3000mPasの比較的小さ
い粘度を示す、上述した1,6−ジイソシアナートヘキ
サン、イソホロンジイソシアナートのようなジイソシア
ナートが挙げられる。ことに少なくとも1個の、ことに
少なくとも10個のエチレンオキシド単位から成るポリ
エーテル連鎖を有する、1価もしくは多価の非イオン性
ポリエーテルアルコールと、ポリイソシアナートとの反
応生成物を、水中において分散可能である量において、
乳化剤として含有するイソシアナート硬化剤が有利であ
る。
【0036】この種の水中乳化可能のポリイソシアナー
トは、例えばEP−A−206059号もしくはDE−
A−4036927号に記載されている。
【0037】架橋剤としてのイソシアナート化合物含有
分は、放射線硬化性アクリラートに対して、0.05か
ら30重量%、ことに0.5から20重量%であるのが
好ましい。
【0038】本発明によるアクリラートおよびイソシア
ナート化合物を含有する放射線硬化性調剤は、これに対
応する従来の調剤に対して、貯蔵時間の経過に従ってほ
とんど粘度の上昇を認め難い、改善された貯蔵安定性を
示す。
【0039】放射線硬化性アクリラートあるいは、これ
を含有する放射線硬化性調剤に対して添加され得る顔料
および充填剤として、無機ないし有機の顔料、充填剤、
例えばルーティルないし金紅石、鋭錐石、長石、タル
ク、BASO4 などが使用され得る。
【0040】顔料、充填剤は、放射線硬化性アクリラー
トに対して、0から70重量%、ことに1から50重量
%の量で使用され得る。
【0041】本発明によるアクリラート化合物、顔料な
いし充填剤を含有する放射線硬化性調剤も、改善された
貯蔵安定性を示し、調剤組成分の認識し得る沈澱をもた
らすことがない。
【0042】放射線硬化性のアクリラートないしこれを
含有する調剤は、熱的に、ことに高エネルギー放射線、
例えば紫外線照射により硬化し得る。紫外線による硬化
をもたらすために、慣用の光開始剤を添加することがで
きる。
【0043】この光開始剤としては、例えばアルキルベ
ンゾフェノン、ハロゲンメチル化ベンゾフェノン、ミヒ
ラースケトンのようなベンゾフェノン、その誘導体、例
えばエチルベンゾインエーテル、ならびにベンジルジメ
チルケタールのようなベンジルジケタール、ヒドロキシ
−2−メチル−1−フェニルプロパノール、ヒドロキシ
シクロヘキシル−フェニルケトンのようなアセトフェノ
ン誘導体が使用される。アントラキノン、メチルアント
ラキノンのようなその誘導体、ことにLucirin
(登録商標)TPO(2,4,6−トリメチルベンゾイ
ルジフェニルホスフィンオキシド)のようなアシルホス
フィンオキシドが好ましい。
【0044】光開始剤は、本発明材料の使用目的に応じ
て、重合可能組成分に対して、0.1から15重量%、
ことに1から10重量%の量割合範囲で使用される。こ
れは単独で使用され得るが、好ましい相乗効果を期待し
て、じばしば数種類の混合物として使用される。
【0045】
【実施例】
(a)ポリエステルアクリラートの製造 2リットルの内容積の反応装置中において、630mg
KOH/gのOH数を有するエトキシル化トリメチロー
ルプロパン694.6g、アジピン酸190g、メチル
シクロヘキサン327.3g、アクリル酸424.5g
および濃硫酸6.5gを、適当な安定剤の存在下に加熱
した。6.5時間内に156gの生成水分を除去した。
次いでメチルシクロヘキサンおよび過剰量のアクリル酸
を、減圧下に42.6mgKOH/gの酸化(SZ)を
示すまで、除去した。
【0046】沈澱物を以下のように分割した。
【0047】(1)500gの粗エステルに、106か
ら108℃の温度で、18.3gのテトラブチルアンモ
ニウムプロミド(NBu4 Br)と、70.6gのビス
フェノール−A−ジグリシジルエーテルを添加した。7
時間にわたる反応後、生成物を濾別した。
【0048】 SZ; 0.2mgKOH/g 沃素カラー数(IFZ); 3から4 粘度; 3.1Pas (註)NBu4 Brはトリブチルアミンより良好な触媒
作用を果たし、従って使用触媒量は僅少であり、副生成
物も少量のためエポキシド量も少なくて済んだ。
【0049】(2)500gの粗エステルに、10.5
gのトリブチルアミン(等モル量)と、70.6gのビ
スフェノール−A−ジグリシジルエーテルを、同じく1
06から108℃の温度で添加し、同じく7時間にわた
る反応後、生成物を濾別した。
【0050】 最終酸価; 3.9mgKOH/g IFZ; 5から7 粘度; 2.9Pas (b)ジイソシアナートの相容性 上記(1)および(2)で得られたポリエステルアクリ
ラート各100部に、ポリイソシアナート(Bason
at(登録商標)P LR8781)5部を添加し、6
0℃で貯蔵したが、外観変化ないし粘度上昇は認められ
なかった。
【0051】沈澱物(1)からの樹脂は、14時間後
に、すでに完全にゲル化し、沈澱物(2)からの樹脂の
粘度は、105時間後に5.8Pasにたっした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドムント、カイル ドイツ、67259、ホイヒェルハイム、ホッ ホハイマー、エック、5アー (72)発明者 ウルリッヒ、エールハルト ドイツ、68526、ラーデンブルク、カンデ ルバッハヴェーク、7アー (72)発明者 アドルフ、ヌーバー ドイツ、67459、ベール−イゲルハイム、 ザントガセ、36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1工程において、ヒドロキシ化合物を
    アクリル酸もしくはメタクリル酸と反応させ、第1工程
    反応生成物を、第2工程において、触媒として、以下の
    一般式 【化1】 で表わされ、式中、X- が対抗イオンを、R1 からR4
    が相互に無関係に、それぞれ1個もしくは2個のフェニ
    ル基で置換されていてもよいC1 −C18アルキル基、ま
    たは1個もしくは2個のC1 −C6 アルキル基で置換さ
    れていてもよいC6 −C12アリール基を意味する場合の
    4級アンモニウム化合物またはホスホニウム化合物の存
    在下に、エポキシド化合物と反応させることを特徴とす
    る、放射線硬化可能のアクリル酸の製造方法。
JP7130202A 1994-06-08 1995-05-29 放射線硬化可能のアクリラートの製造方法 Withdrawn JPH08157558A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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DE4420012.9 1994-06-08
DE4420012A DE4420012A1 (de) 1994-06-08 1994-06-08 Verfahren zur Herstellung von strahlungshärtbaren Acrylaten

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ID=6520087

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JP7130202A Withdrawn JPH08157558A (ja) 1994-06-08 1995-05-29 放射線硬化可能のアクリラートの製造方法

Country Status (7)

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