JPH08157167A - エレベータのドア駆動装置 - Google Patents

エレベータのドア駆動装置

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JPH08157167A
JPH08157167A JP29857594A JP29857594A JPH08157167A JP H08157167 A JPH08157167 A JP H08157167A JP 29857594 A JP29857594 A JP 29857594A JP 29857594 A JP29857594 A JP 29857594A JP H08157167 A JPH08157167 A JP H08157167A
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浩志 下宮
Masami Yoshikawa
正巳 吉川
Yoshikatsu Hayashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、扉の開閉駆動力の伝達機構を簡
素化し、低コスト化、小型化、軽量化を図るエレベータ
のドア駆動装置を得ることを目的とする。 【構成】 円形の扉5がドアハンガ6を介して円弧軌道
をもつドアレール4に吊り下げられ、一端をドアハンガ
6に固定された駆動リンク7がドアレール4の曲率中心
軸A廻りに回転可能に梁3に軸着されている。かご上部
には配設された減速機13の出力軸13aに固着された
プーリ13bにリンク15が固定されている。また、駆
動リンク7にはL字状の連結部材17が鉛直軸廻りに回
転可能に、リンク15には球面軸受16がそれぞれ取り
付けられている。そして、連結リンク18の一端に設け
られた球面座19が球面軸受16に装着され、連結リン
ク18の他端が連結部材17に水平軸廻りに回転可能に
取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータのドア駆
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のエレベータのドア駆動装
置の構成を示す平面図であり、図において1はエレベー
タのかご(図示せず)に取り付けられたドア装置枠、2
はこのドア装置枠1の上部に取り付けられた天板、3は
エレベータのかごに取り付けられた梁、4はドア装置枠
1に取り付けられ、水平面上に円弧状の軌道を持つドア
レール、5はかごの出入口を開閉する円弧状の水平断面
形状に構成された扉、6は扉5の上縁に取り付けられ、
ドアレール4に吊り下げられたドアハンガ、7は一端が
ドアレール4の円弧軌道の曲率中心軸A廻りに回転可能
に梁3に軸着され、他端がドアハンガ6に固着された駆
動リンクである。8は回転軸8aが水平軸廻り回転する
ように天板2上に設置された扉開閉用の電動機、9は出
力軸9aが水平軸廻りに回転するように天板2上に設置
され、電動機8の回転を入力して該回転を減速する歯車
伝動機構から構成された減速機、10は減速機9の出力
軸9aの水平軸廻りの回転を入力して鉛直軸廻りの回転
に変換する傘歯車機構から構成された変換機、11は一
端が変換機10の出力軸に固着され、変換機10の出力
軸を回転中心として水平面上を回転するリンク、12は
一端が鉛直軸廻りに回転可能に駆動リンク7に軸着さ
れ、他端が鉛直軸廻りに回転可能にリンク11の他端に
軸着されたリンクである。
【0003】つぎに、上記従来のエレベータのドア駆動
装置の動作について説明する。 電動機8を正転駆動さ
せると、電動機8の回転トルクは回転軸8aを介して減
速機9に伝達される。そして、電動機8の回転トルク
は、減速機9で減速されて出力軸9aを介して変換機1
0に伝達される。そこで、電動機8の回転トルクは、水
平軸廻りの回転トルクから鉛直軸廻りの回転トルクに変
換される。そして、変換機10の出力軸に固着されたリ
ンク11が、変換機10の出力軸を回転中心として反時
計廻りに回転される。このリンク11の反時計廻りの回
転にともない、リンク12の節線とリンク11の節線と
の角度が開きつつ、駆動リンク7がドアレール4の円弧
軌道の曲率中心軸A廻りに回転される。そこで、駆動リ
ンク7の他端に固着されたドアハンガ6とともに扉5が
ドアレール4の円弧軌道に沿って移動し、かごの出入口
が開けられる。また、電動機8を逆転駆動させることに
より、上述の扉5の開動作と逆の動作により、かごの出
入口が閉じられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータのド
ア駆動装置は以上のように構成されているので、電動機
8の回転トルクを扉5の開閉駆動力としてリンク機構に
伝達する際に、電動機8の回転軸8aの水平軸廻りの回
転トルクを鉛直軸廻りの回転トルクに変換する変換機1
0が必要となり、部品点数が増加して、装置の高コスト
化、大型化さらには重量化をもたらすとともに、メンテ
ナンス性を低下させるという課題があった。また、電動
機8の駆動力によらずに、扉5を全閉状態に保持する全
閉保持力を確実に作用させることが困難となり、利用者
の安全性を低下させるという課題もあった。さらには、
保守点検作業の際には、エレベータの停止中に、電動機
8の駆動力によらずに、扉5を開状態に保持する全開保
持力が確実に得られず、作業性が低下するという課題も
あった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、扉の開閉駆動力の伝達機構を簡
素化して、低コスト化、小型化さらには軽量化が図られ
るとともに、メンテナンス性を向上させるエレベータの
ドア駆動装置を得ることを目的とする。また、電動機の
駆動力によらずにエレベータの運行中における扉の全閉
保持力を扉に作用させる機構を付加し、エレベータの運
行中の扉の開動作を阻止し、利用者の安全性を高めるこ
とができるエレベータのドア駆動装置を得ることを目的
とする。さらには、電動機の駆動力によらずに保守点検
の際のエレベータの停止中における扉の全開保持力を扉
に作用させる機構を付加し、保守点検中の扉の開動作を
阻止し、作業性を向上させることができるエレベータの
ドア駆動装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るエレベータのドア駆動装置は、水平面上に円弧状の
軌道をもつドアレールと、該ドアレールに吊り下げられ
てかご出入り口を開閉する扉と、かご上部に配設された
扉開閉用の電動機と、該電動機の回転を減速する減速機
と、一端が扉に固定されてドアレールの円弧軌道の曲率
中心軸廻りに回転可能に配設された駆動リンクと、減速
機の出力軸とともに回転する回転部材と、一端側では互
いに直交する少なくとも2軸廻りに回転可能に、他端側
では互いに一点で直交する3軸廻りに回転可能に駆動リ
ンクおよび回転部材にそれぞれ連結された連接リンクと
を備えたものである。
【0007】また、この発明の第2の発明に係るエレベ
ータのドア駆動装置は、上記第1の発明において、鉛直
投影面上で、扉が全開状態と全閉状態との中間位置にあ
るときの駆動リンクの中心線に対し、減速機の出力軸の
軸心が平行となるように減速機を配設したものである。
【0008】また、この発明の第3の発明に係るエレベ
ータのドア駆動装置は、上記第2の発明において、鉛直
投影面上で扉が全開状態と全閉状態との中間位置にある
ときに、連接リンクの節線と減速機の出力軸の軸心とが
互いに直交するように連接リンクを取り付けたものであ
る。
【0009】また、この発明の第4の発明に係るエレベ
ータのドア駆動装置は、上記第1の発明において、連接
リンクおよび回転部材の一部におもりを取り付け、扉が
全開状態にあるときに扉全開保持力を作用させ、扉が全
閉状態にあるときに扉全閉保持力を作用させるようにし
たものである。
【0010】また、この発明の第5の発明に係るエレベ
ータのドア駆動装置は、上記第1の発明において、回転
部材が減速機の出力軸の径方向に沿って取付位置調整可
能に取り付けられているものである。
【0011】また、この発明の第6の発明に係るエレベ
ータのドア駆動装置は、上記第1の発明において、駆動
リンクの一端が扉にドアレールの円弧軌道方向に沿って
取付位置調整可能に取り付けられているものである。
【0012】また、この発明の第7の発明に係るエレベ
ータのドア駆動装置は、水平面上に円弧状の軌道をもつ
ドアレールと、該ドアレールに吊り下げられてかご出入
り口を中央開きに開閉する一対の扉と、かご上部に配設
された扉開閉用の電動機と、該電動機の回転を減速する
減速機と、一端がそれぞれ一対の扉に固定されてドアレ
ールの円弧軌道の曲率中心軸廻りに回転可能に配設され
た一対の駆動リンクと、減速機の出力軸とともに回転す
る回転部材と、一端側では互いに直交する少なくとも2
軸廻りに回転可能に、他端側では互いに一点で直交する
3軸廻りに回転可能に一対の駆動リンクの一方の駆動リ
ンクおよび回転部材にそれぞれ連結された連接リンク
と、かご上部に鉛直軸廻りに回転可能に配設された第1
のリンクと、一端が一対の駆動リンクの一方の駆動リン
クに鉛直軸廻りに回転可能に連結され、他端が第1のリ
ンクに鉛直軸廻りに回転可能に連結された第2のリンク
と、一端が一対の駆動リンクの他方の駆動リンクに鉛直
軸廻りに回転可能に連結され、他端が第1のリンクに鉛
直軸廻りに回転可能に連結された第3のリンクとを備え
たものである。
【0013】また、この発明の第8の発明に係るエレベ
ータのドア駆動装置は、水平面上に円弧状の軌道をもつ
ドアレールと、該ドアレールに吊り下げられてかご出入
り口を中央開きに開閉する一対の扉と、かご上部に配設
された扉開閉用の電動機と、該電動機の回転を減速する
減速機と、一端がそれぞれ一対の扉に固定されてドアレ
ールの円弧軌道の曲率中心軸廻りに回転可能に配設され
た一対の駆動リンクと、減速機の出力軸とともに回転す
る回転部材と、一端側では互いに直交する少なくとも2
軸廻りに回転可能に、他端側では互いに一点で直交する
3軸廻りに回転可能に一対の駆動リンクの一方の駆動リ
ンクおよび回転部材にそれぞれ連結された第1の連接リ
ンクと、一端側では互いに直交する少なくとも2軸廻り
に回転可能に、他端側では互いに一点で直交する3軸廻
りに回転可能に一対の駆動リンクの他方の駆動リンクお
よび回転部材にそれぞれ連結された第2の連接リンクと
を備えているものである。
【0014】
【作用】この発明の第1の発明においては、電動機の回
転トルクは減速機に伝達され、減速されて出力軸に出力
される。そして、減速機の出力軸の回転によって、回転
部材が回転する。さらに、この減速機の出力軸の回転ト
ルクは、回転部材および連接リンクを介して駆動リンク
に伝達される。そこで、駆動リンクがドアレールの円弧
軌道の曲率中心軸廻りに回転され、駆動リンクの一端に
固定された扉がドアレールの円弧軌道に沿って移動し、
かご出入り口が開閉される。この時、連接リンクの両端
の連結部の一端側では互いに直交する少なくとも2軸廻
りに回転可能に連結され、他端側では互いに一点で直交
する3軸廻りに回転可能に連結されているので、連接リ
ンクの両端の連結部における連接リンクの節線方向が駆
動リンクおよび回転部材に対して3次元的に変位して減
速機の出力軸の回転トルクが連接リンクを介して駆動リ
ンクに扉開閉駆動力として伝達される。
【0015】また、この発明の第2の発明においては、
鉛直投影面上で、扉が全開状態と全閉状態との中間位置
にあるときの駆動リンクの中心線に対し、減速機の出力
軸の軸心が平行となるように減速機を配設しているの
で、減速機の出力軸の回転トルクを駆動リンクに伝達す
る際の連接リンクの両端の連結部における鉛直軸廻りの
回転量が小さくなる。
【0016】また、この発明の第3の発明においては、
鉛直投影面上で扉が全開状態と全閉状態との中間位置に
あるときに、連接リンクの節線と減速機の出力軸の軸心
とが互いに直交するように連接リンクを取り付けている
ので、減速機の出力軸の回転トルクを駆動リンクに伝達
する際の連接リンクの移動スペースが小さくなる。
【0017】また、この発明の第4の発明においては、
連接リンクおよび回転部材の一部におもりを取り付け、
扉が全開状態にあるときに扉全開保持力を作用させ、扉
が全閉状態にあるときに扉全閉保持力を作用させるよう
にしているので、電動機の駆動によらずに扉の全開保持
力および全閉保持力が確保される。そこで、かご停止
時、電動機の駆動によらず外力が作用しても扉が開放さ
れず、突然に扉が開かれて乗客がかご出入り口から放り
出されることが防止される。また、保守点検時において
扉全開状態が保持され、作業中に扉が閉じて作業者に当
たり怪我することが防止される。
【0018】また、この発明の第5の発明においては、
回転部材が減速機の出力軸の径方向に沿って取付位置調
整可能に取り付けられているので、回転部材の取付位置
を調整することにより回転部材と連接リンクとの連結部
の出力軸径方向位置が調節される。そこで、ドアレール
の円弧軌道の曲率中心軸廻りの駆動リンクの回転角度範
囲が調整され、扉の開閉移動量を調整することができ
る。
【0019】また、この発明の第6の発明においては、
駆動リンクの一端が扉にドアレールの円弧軌道方向に沿
って取付位置調整可能に取り付けられているので、駆動
リンクの取付位置を調整することにより駆動リンクと扉
との連結部のドアレールの円弧軌道方向位置が調節さ
れ、扉の基準位置を調整することができる。
【0020】また、この発明の第7の発明においては、
電動機の回転トルクは減速機に伝達され、減速されて出
力軸に出力される。そして、減速機の出力軸の回転によ
って、回転部材が回転する。さらに、この減速機の出力
軸の回転トルクは、回転部材および連接リンクを介して
一方の駆動リンクに伝達される。そこで、一方の駆動リ
ンクがドアレールの円弧軌道の曲率中心軸廻りに回転さ
れ、一方の駆動リンクの一端に固定された一方の扉がド
アレールの円弧軌道に沿って移動する。この時、連接リ
ンクの両端の連結部の一端側では互いに直交する少なく
とも2軸廻りに回転可能に連結され、他端側では互いに
一点で直交する3軸廻りに回転可能に連結されているの
で、連接リンクの両端の連結部における連接リンクの節
線方向が一方の駆動リンクおよび回転部材に対して3次
元的に変位して減速機の出力軸の回転トルクが連接リン
クを介して一方の駆動リンクに扉開閉駆動力として伝達
される。そして、ドアレールの円弧軌道の曲率中心軸廻
りに回転する一方の駆動リンクの回転トルクが第2のリ
ンクに作用し、第1のリンクを鉛直軸廻りに回転させ
る。さらに、この第1のリンクの鉛直軸廻りの回転トル
クが、第3のリンクを介して他方の駆動リンクに伝達さ
れる。そして、他方の駆動リンクがドアレールの円弧軌
道の曲率中心軸廻りに一方の駆動リンクと逆方向に回転
され、他方の駆動リンクの一端に固定された他方の扉が
ドアレールの円弧軌道に沿って移動する。そこで、一対
の扉がドアレールの円弧軌道に沿って連動して互いに逆
方向に移動し、かご出入り口が開閉される。
【0021】また、この発明の第8の発明においては、
上記第1の発明と同様に、電動機の駆動力が、減速機、
回転部材および第1の連接リンクを介して一方の駆動リ
ンクに、減速機、回転部材および第2の連接リンクを介
して他方の駆動リンクにそれぞれ扉開閉駆動力として伝
達される。この時、電動機の駆動力は、一対の駆動リン
クのそれぞれをドアレールの円弧軌道の曲率中心軸廻り
に互いに逆方向に回転させるように一対の駆動リンクに
それぞれ伝達される。そこで、一対の扉は、ドアレール
の円弧軌道に沿って連動して互いに逆方向に移動し、か
ご出入り口が開閉される。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るエレベータ
のドア駆動装置の構成を示す平面図であり、図において
図12に示した従来のエレベータのドア駆動装置と同一
または相当部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0023】図において、13は天板2上に設置された
減速機であり、この減速機13はその出力軸13aに回
転部材としてのプーリ13bを取り付け、プーリ8b、
13b間をVベルト14で連結して電動機8の回転を入
力して減速する。15は減速機13のプーリ13bに固
定された回転部材としてのリンクであり、このリンク1
5はプーリ13bの回転とともに出力軸13aと直交す
る鉛直面内を該出力軸13aを回転中心として回転す
る。16はリンク15の端部に取り付けられた球面軸
受、17は駆動リンク7に取り付けられたL字状の連結
部材、18は一端が球面軸受16を介してリンク15に
互いに一点で直交する3軸廻りに回転可能に連結され、
他端が連結部材17を介して駆動リンク7に互いに一点
で直交する2軸廻りに回転可能に連結された連接リンク
である。
【0024】ここで、リンク15と連接リンク18との
連結部の構成について図2を参照しつつ詳細に説明す
る。球面軸受16はリンク15の側端部から水平方向に
突設されている。一方、連接リンク18の一端には、球
面軸受16の外径とほぼ等しい内径を有する球面座19
が固着されている。そして、球面軸受16が球面座19
内に収納されるように球面座19が球面軸受16に装着
されて、リンク15と連接リンク18とが連結されてい
る。そこで、連接リンク18は互いに一点で直交する3
軸廻りに、つまり三次元的に回転可能にリンク15に連
結されている。ついで、駆動リンク7と連接リンク18
との連結部の構成について図3を参照しつつ説明する。
駆動リンク7にはL字状の連結部材17の一方の水平な
辺が鉛直軸廻りに回転可能に取り付けられている。そし
て、連結部材17の他方の鉛直な辺には連接リンク18
の他端が水平軸廻りに回転可能に取り付けられている。
そこで、連接リンク18は連結部材17を介して互いに
一点で直交する2軸廻りに回転可能に駆動リンク7に連
結されている。
【0025】つぎに、この実施例1の動作について図4
および図5を参照しつつ説明する。電動機8を正転駆動
させると、電動機8の回転トルクは出力軸8aに固着さ
れたプーリ8bを介して減速機13のプーリ13bに伝
達される。この時、電動機8の回転は、プーリ8bとプ
ーリ13bとの径比に応じて減速される。そして、減速
機13のプーリ13bの回転により、リンク15が図4
の(a)に示すように、減速機13の出力軸13aを回
転中心として反時計廻りに回転される。このリンク15
の反時計回りの回転にともない、連接リンク18を介し
て駆動リンク7に図中左方向に押圧する力が作用する。
そこで、駆動リンク7はドアレール4の円弧軌道の曲率
中心軸A廻りに回転され、図4の(b)に示す状態を経
て図4の(c)に示す状態に至る。そして、駆動リンク
7の他端に固着されたドアハンガ6とともに扉5が、図
5に示すように、ドアレール4の円弧軌道に沿って移動
し、かごの出入口が開けられる。また、電動機8を逆転
駆動させることにより、上述の扉5の開動作と逆の動作
により、かごの出入口が閉じられる。
【0026】上述の扉5の開閉動作において、球面軸受
16は減速機13の出力軸13aを回転中心として一鉛
直面上を回転移動している。そして、連接リンク18の
節線は、球面軸受16の球中心に対して、図4の(a)
〜(c)に示すように鉛直面における傾きが変化し、さ
らに図5に示すように水平面における傾きも変化するこ
とになる。しかしながら、連接リンク18の一端側で
は、球面座19の内周面が球面軸受16の外周面上を滑
りながら3次元的に回転し、一方連接リンク18の他端
側では、連結部材17の鉛直な辺に対して連接リンク1
8が水平軸廻りに回転し、連結部材17が駆動リンク7
に対して鉛直軸廻りに回転して、上述の連接リンク18
の挙動がスムーズに達成されることになる。
【0027】このように、この実施例1によれば、減速
機13のプーリ13bに固設されたリンク15の端部に
球面軸受16を取り付け、駆動リンク7に鉛直軸廻りに
回転可能に連結部材17を設置し、連接リンク18の一
端側に取り付けられた球面座19を球面軸受16に装着
して連接リンク18の一端側をリンク15に対して一点
で互いに直交する3軸廻りに回転可能に連結し、さらに
連接リンク18の他端側を連結部材17に水平軸廻りに
回転可能に取り付けて連接リンク18の他端側を駆動リ
ンク7に対して一点で互いに直交する2軸廻りに回転可
能に連結しているので、電動機8の回転トルクを扉5の
開閉駆動力としてリンク機構に伝達する際に、従来装置
で必要であった電動機8の水平軸廻りの回転トルクを鉛
直軸廻りの回転トルクに変換する変換機10が不要とな
る。そこで、変換機10が不要となる分、装置構成の簡
素化および部品点数の削減が図られ、装置の低コスト
化、小型化さらには軽量化を図ることができるととも
に、メンテナンス性を向上させることができるという効
果が得られる。さらに、連接リンク18と駆動リンク7
およびリンク15との連結部におけるトルク伝達時の振
動および騒音が低減され、品質の向上が図られる。さら
には、直線形ドア駆動装置との構成部品の共有化が図ら
れ、その分低コスト化が図られる。
【0028】なお、上記実施例1では、連接リンク18
とリンク15との連結部を球面軸受16と球面座19と
で構成して一点で互いに直交する3軸廻りに回転可能に
連結し、連接リンク18と駆動リンク7との連結部をL
字状の連結部材17で構成して一点で互いに直交する2
軸廻りに回転可能に連結するものとしているが、連接リ
ンク18とリンク15との連結部をL字状の連結部材1
7で構成し、連接リンク18と駆動リンク7との連結部
を球面軸受16と球面座19とで構成しても、同様の効
果を奏する。また、連接リンク18とリンク15との連
結部および連接リンク18と駆動リンク7との連結部の
双方とも、球面軸受16と球面座19とで構成して一点
で互いに直交する3軸廻りに回転可能に連結してもよ
い。また、上記実施例1では、連接リンク18の一端側
をリンク15を介してプーリ13bに連結するものとし
ているが、連接リンク18の一端側をプーリ13bに直
接連結するものとしてもよい。この場合、プーリ13b
の側面に球面軸受16を突設させ、連接リンク18の一
端側に取り付けられた球面座19を球面軸受16に装着
すればよい。
【0029】実施例2.上記実施例1では、扉5が全閉
位置にある時に、駆動リンク7の中心線に対して電動機
8の出力軸8aおよび減速機13の出力軸13aの軸方
向が鉛直投影面上で平行となり、かつ、連接リンク18
の節線が鉛直投影面上で直交となるように電動機8、減
速機13および連接リンク18を配置構成するものとし
ているが、この実施例2では、図6に示すように、扉5
が全閉位置B1と全開位置B2との中間位置B3にある時
に、駆動リンク7の中心線に対して電動機8の出力軸8
aおよび減速機13の出力軸13aの軸方向が鉛直投影
面上で平行となり、かつ、連接リンク18の節線が鉛直
投影面上で直交となるように電動機8、減速機13およ
び連接リンク18を配置構成するものとしている。
【0030】この実施例2によれば、扉5が全閉位置B
1と全開位置B2との中間位置B3にある時に、駆動リン
ク7の中心線に対して電動機8の出力軸8aおよび減速
機13の出力軸13aの軸方向が鉛直投影面上で平行と
なるように、電動機8および減速機13を配置構成して
いるので、連接リンク18の両端の連結部における回転
量が小さくなる。そこで、連接リンク18の移動空間が
小さくなり、他の装置との干渉を考慮して装置据え付け
自由度が増大されるとともに、連結部における駆動力の
伝達ロスが少なくなり、電動機8の回転トルクを扉5の
開閉駆動力として駆動リンク7に効率よく伝達すること
ができる。さらに、扉5が全閉位置B1と全開位置B2
の中間位置B3にある時に、駆動リンク7の中心線に対
して連接リンク18の節線が鉛直投影面上で直交するよ
うに連接リンク18を配置構成しているので、連接リン
ク18の両端の連結部における回転量がさらに小さくな
る。そこで、連接リンク18の移動空間がより小さくな
るとともに、電動機8の回転トルクを扉5の開閉駆動力
として駆動リンク7により効率よく伝達することができ
る。
【0031】実施例3.図7はこの発明の実施例3に係
るエレベータのドア駆動装置を示す要部断面図であり、
20はリンク15の一端側に設けられたおもりである。
そして、この実施例3では、扉5の全閉位置におけるリ
ンク15の節線が出力軸13aの軸心を通る鉛直線に対
して角度θ1となり、扉5の全開位置におけるリンク1
5の節線が出力軸13の軸心を通る鉛直線に対して角度
θ2となるように、リンク15がプーリ13bに固着さ
れている。ここで、角度θ1、θ2は、それぞれ0°<θ
1<180°、0°<θ2<180°に構成されている。
なお、他の構成は上記実施例1と同様に構成されてい
る。
【0032】この実施例3によれば、扉5の全閉位置で
は、おもり20の荷重が出力軸13aに扉5を閉じる方
向(図中時計回り方向)の回転力を与えるように加わっ
ている。そして、電動機8の駆動力によらずに減速機1
3に扉5の全閉保持力が確実に作用し、かごの停止時に
電動機8の駆動なしに扉5に外力が作用しても、扉5が
開かれるのが防止されている。そこで、かごの停止時に
扉5が突然開かれて乗客がかごの出入り口から放り出さ
れる事故が防止され、エレベータの安全性の向上が図ら
れる。一方、扉5の全開位置では、おもり20の荷重が
出力軸13aに扉5を開ける方向(図中反時計回り方
向)の回転力を与えるように加わっている。そして、電
動機8の駆動力によらずに減速機13に扉5の全開保持
力が確実に作用し、保守点検時に扉5が自然に閉じられ
るのが防止されている。そこで、保守点検時に、扉5を
押さえつつ作業したり、閉じてきた扉5に作業者が当た
って怪我したり、昇降路内に落下したりする事故が防止
され、エレベータの保守点検の作業性および安全性の向
上が図られる。
【0033】また、この実施例3において、おもり20
の質量や取付寸法Lを調整することにより、扉5の全閉
保持力および全開保持力を任意に設定することができ
る。
【0034】なお、上記実施例3では、おもり20をプ
ーリ13bに固着されたリンク15に取り付けるものと
しているが、おもり20はリンク15以外に取り付けて
もよく、例えばプーリ13bあるいは連接リンク18に
取り付けてもよい。
【0035】実施例4.図8はこの発明の実施例4に係
るエレベータのドア駆動装置の要部を示す図であり、図
8の(a)はドアハンガ6と駆動リンク7との連結部を
示す正面図、図8の(b)はプーリ13bとリンク15
との連結部を示す正面図である。図において、21はド
アハンガ6に水平方向に穿設された細長の長穴、22は
駆動リンク7をドアハンガ6に締着固定する締着ボル
ト、23はプーリ13bに径方向に穿設された細長の長
穴、24はリンク15をプーリ13bに締着固定する締
着ボルトである。なお、他の構成は上記実施例1と同様
に構成されている。
【0036】この実施例4では、長穴21に挿通された
締着ボルト22をリンク7に設けられたねじ穴に締着し
て、駆動リンク7がドアハンガ6に取り付けられてい
る。そこで、長穴21の長手方向が水平方向と一致して
いるので、締着ボルト22を緩めることにより、駆動リ
ンク7とドアハンガ6との水平方向(ドアレール4の円
弧軌道方向)の連結位置が簡易に調整でき、扉5の基準
位置を容易に調整できる。また、長穴23に挿通された
締着ボルト24をリンク15に設けられたねじ穴に締着
して、リンク15がプーリ13bに取り付けられてい
る。そこで、長穴23の長手方向がプーリ13bの径方
向と一致しているので、締着ボルト24を緩めることに
より、プーリ13bからのリンク15の径方向突出量が
簡易に調整でき、扉5の移動量を容易に調整できる。し
たがって、この実施例4によれば、扉5の基準位置およ
び移動量が簡易に調整でき、据付調整および保守調整の
省力化を図ることができる。
【0037】実施例5.図9はこの発明の実施例5に係
るエレベータのドア駆動装置を示す平面図であり、図に
おいて5aは扉5とともに中央開きのかごの出入り口を
開閉する円弧状の水平断面形状に構成された円形の扉、
6aは扉5aの上縁に取り付けられ、ドアレール4に吊
り下げられたドアハンガ、7aは一端がドアレール4の
円弧軌道の曲率中心軸A廻りに回転可能に梁3に軸着さ
れ、他端がドアハンガ6aに固着された駆動リンクであ
り、一対の駆動リンク7、7aは全閉状態の際の一対の
扉5、5aの当接面とドアレール4の円弧軌道の曲率中
心軸Aとを結ぶ中心線Xに対して図中左右対称に配置さ
れている。30はエレベータのかごに固定された梁、3
1は梁30に中心線X上に位置する鉛直軸C廻りに回転
可能に軸着されたくの字状の第1のリンク、32は一端
が駆動リンク7に鉛直軸D廻りに回転可能に軸着され、
他端が第1のリンク31の一端に鉛直軸E廻りに回転可
能に軸着された第2のリンク、33は一端が駆動リンク
7aに鉛直軸F廻りに回転可能に軸着され、他端が第1
のリンク31の他端に鉛直軸G廻りに回転可能に軸着さ
れた第3のリンクである。なお、他の構成は上記実施例
1と同様に構成されている。
【0038】つぎに、この実施例5の動作について説明
する。電動機8を正転駆動させると、電動機8の回転ト
ルクは出力軸8aに固着されたプーリ8bを介して減速
機13のプーリ13bに伝達される。そして、減速機1
3のプーリ13bの回転により、リンク15が減速機1
3の出力軸13aを回転中心として回転される。このリ
ンク15の回転にともない、連接リンク18を介して駆
動リンク7に図中左方向に押圧する力が作用する。そこ
で、駆動リンク7は曲率中心軸A廻りに図中時計回りに
回転され、駆動リンク7の他端に固着されたドアハンガ
6とともに扉5が、ドアレール4の円弧軌道に沿って図
中左方向に移動する。そして、この駆動リンク7の曲率
中心軸Aを回転中心とした回転により、第2のリンク3
2が図中左方向に移動する。この第2のリンク32の移
動により、第1のリンク31が鉛直軸Cを回転中心とし
て図中反時計回りに回転する。さらに、第1のリンク3
1の反時計回りの回転により、第3のリンク33が図中
右方向に移動し、駆動リンク7aが曲率中心軸A廻りに
図中反時計回りに回転される。そこで、駆動リンク7a
の他端に固着されたドアハンガ6aとともに扉5aが、
ドアレール4の円弧軌道に沿って図中右方向に移動す
る。そして、一対の扉5、5aがそれぞれドアレール4
の円弧軌道に沿って連動して図中左右に移動し、かごの
出入り口が開けられる。また、電動機8を逆転駆動させ
ることにより、上述の一対の扉5、5aの開動作と逆の
動作により、かごの出入り口が閉じられる。
【0039】この実施例5によれば、減速機13のプー
リ13bに固設されたリンク15の端部に球面軸受16
を取り付け、駆動リンク7に鉛直軸廻りに回転可能に連
結部材17を設置し、連接リンク18の一端側に取り付
けられた球面座19を球面軸受16に装着して連接リン
ク18の一端側をリンク15に対して一点で互いに直交
する3軸廻りに回転可能に連結し、さらに連接リンク1
8の他端側を連結部材17に水平軸廻りに回転可能に取
り付けて連接リンク18の他端側を駆動リンク7に対し
て一点で互いに直交する2軸廻りに回転可能に連結して
いるので、上記実施例1と同様の効果が得られる。さら
に、一対の扉5、5aをドアハンガ6、6aを介してド
アレール4に吊り下げ、一端をそれぞれドアハンガ6、
6aに固着された一対の駆動リンク7、7aをドアレー
ル4の円弧軌道の曲率中心軸A廻りに回転可能に配設
し、中心線X上の鉛直軸C廻りに回転可能に梁30に軸
着された第1のリンク31を介して第2および第3のリ
ンク32、33により一対の駆動リンク7、7a間を連
結しているので、電動機8と減速機13との一式の駆動
装置により一対の扉5、5aを開閉駆動でき、簡易な構
成で、小型化、軽量化が図られるエレベータの中央開き
のドア駆動装置が得られる。
【0040】実施例6.図10はこの発明の実施例6に
係るエレベータのドア駆動装置を示す平面図、図11は
図10のXI−XI矢視断面図である。この実施例6で
は、出力軸8aの軸心が水平となるように電動機8を天
板2上に配設している。そして、出力軸13aの軸心が
水平で、かつ、中心線Xと一致するように減速機13を
天板2上に配設している。さらに、出力軸13aには、
出力軸8aに固着されたプーリ8bと同一鉛直面上にプ
ーリ13bが固着されている。また、一対の扉5、5a
がかごの出入り口を中央開きできるようにそれぞれドア
ハンガ6、6aを介して円弧軌道を有するドアレール4
に吊り下げられている。そして、一対の駆動リンク7、
7aが一端をそれぞれドアレール4の円弧軌道の曲率中
心軸A廻りに回転可能に梁3に軸着され、他端をそれぞ
れドアハンガ6、6aに固着されて取り付けられてい
る。これらの駆動リンク7、7aは全閉状態の際の扉
5、5aの当接面とドアレール4の円弧軌道の曲率中心
軸Aとを結ぶ中心線Xに対して図中左右対称に配置され
ている。さらに、プーリ13bには、一対のリンク1
5、15aが出力軸13aの軸心を中心として相対して
径方向に延設され、それらの端部にそれぞれ球面軸受1
6、16aが取り付けられている。また、一対のL字状
の連結部材17、17aが一対の駆動リンク7、7aに
それぞれ鉛直軸廻りに回転可能に取り付けられている。
そして、一対の連接リンク18、18aが、一端をそれ
ぞれ球面座19、19aを介してリンク15、15aの
球面軸受16、16aに装着されて互いに1点で直交す
る3軸廻りに回転可能に、他端をそれぞれ連結部材1
7、17aを介して駆動リンク7、7aに互いに一点で
直交する2軸廻りに回転可能に連結されている。なお、
連接リンク18が第1の連接リンクに相当し、連接リン
ク18aが第2の連接リンクに相当する。
【0041】つぎに、この実施例6の動作について説明
する。電動機8を正転駆動させると、電動機8の回転ト
ルクは出力軸8aに固着されたプーリ8bを介して減速
機13のプーリ13bに伝達される。そして、減速機1
3のプーリ13bの回転により、リンク15、15aが
減速機13の出力軸13aを回転中心として回転され
る。このリンク15、15aの回転にともない、連接リ
ンク18を介して駆動リンク7に図中左方向に押圧する
力が作用し、連接リンク18aを介して駆動リンク7a
に図中右方向に押圧する力が作用する。そこで、駆動リ
ンク7は曲率中心軸A廻りに図中時計回りに回転され、
駆動リンク7aは曲率中心軸A廻りに図中反対時計回り
に回転される。そして、駆動リンク7の他端に固着され
たドアハンガ6とともに扉5が、ドアレール4の円弧軌
道に沿って図中左方向に移動し、駆動リンク7aの他端
に固着されたドアハンガ6aとともに扉5aが、ドアレ
ール4の円弧軌道に沿って図中左方向に移動し、かごの
出入り口が開けられる。また、電動機8を逆転駆動させ
ることにより、上述の一対の扉5、5aの開動作と逆の
動作により、かごの出入り口が閉じられる。
【0042】この実施例6によれば、一対の扉5、5a
をドアハンガ6、6aを介してドアレール4に吊り下
げ、一端をそれぞれドアハンガ6、6aに固着された一
対の駆動リンク7、7aをドアレール4の円弧軌道の曲
率中心軸A廻りに回転可能に配設し、減速機13のプー
リ13bに出力軸13aを中心として点対称にリンク1
5、15aを固設し、リンク15、15aのそれぞれの
端部に球面軸受16、16aを取り付け、駆動リンク
7、7aのそれぞれに鉛直軸廻りに回転可能に連結部材
17、17aを設置し、連接リンク18、18aのそれ
ぞれの一端側に取り付けられた球面座19、19aを球
面軸受16、16aに装着して連接リンク18、18a
の一端側をそれぞれリンク15、15aに対して一点で
互いに直交する3軸廻りに回転可能に連結し、さらに連
接リンク18、18aの他端側をそれぞれ連結部材1
7、17aに水平軸廻りに回転可能に取り付けて連接リ
ンク18、18aの他端側をそれぞれ駆動リンク7、7
aに対して一点で互いに直交する2軸廻りに回転可能に
連結しているので、上記実施例1と同様の効果が得られ
るとともに、電動機8と減速機13との一式の駆動装置
により一対の扉5、5aを開閉駆動でき、簡易な構成
で、低コスト化、小型化および軽量化が図られるととも
に、メンテナンス性の向上が図られるエレベータの中央
開きのドア駆動装置が得られる。
【0043】なお、上記各実施例では、駆動リンク7、
7aの一端側をドアハンガ6、6aに取り付けるものと
しているが、駆動リンク7、7aの一端側を扉5、5a
に直接取り付けてもよい。
【0044】また、上記各実施例では、リンク15の端
部に球面軸受16を設け、連接リンク18の一端に球面
座19を設け、球面軸受16に球面座19を装着させて
リンク15と連接リンク18とを一点で互いに直交する
3軸廻りに回転可能に連結するものとしているが、該連
結部は球面軸受16と球面座19とからなる構成に限定
されるものではなく、一点で互いに直交する3軸廻りに
回転可能な、つまり3次元的に回転可能な構成であれば
よい。
【0045】また、上記各実施例では、円弧状の水平断
面形状に構成された円形の扉5,5aを用いるものとし
ているが、水平断面形状がほぼ円弧状となるように多面
に構成された扉を用いても、同様の効果が得られる。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0047】この発明の第1の発明によれば、水平面上
に円弧状の軌道をもつドアレールと、該ドアレールに吊
り下げられてかご出入り口を開閉する扉と、かご上部に
配設された扉開閉用の電動機と、該電動機の回転を減速
する減速機と、一端が扉に固定されてドアレールの円弧
軌道の曲率中心軸廻りに回転可能に配設された駆動リン
クと、減速機の出力軸とともに回転する回転部材と、一
端側では互いに直交する少なくとも2軸廻りに回転可能
に、他端側では互いに一点で直交する3軸廻りに回転可
能に駆動リンクおよび回転部材にそれぞれ連結された連
接リンクとを備えているので、電動機の回転トルクを扉
の開閉駆動力としてリンク機構に伝達する際に、従来装
置で必要であった電動機の水平軸廻りの回転トルクを鉛
直軸廻りの回転トルクに変換する変換機が不要となり、
装置構成の簡素化および部品点数の削減が図られ、装置
の低コスト化、小型化さらには軽量化を図ることができ
るとともに、メンテナンス性を向上させることができる
エレベータのドア駆動装置が得られる。
【0048】また、この発明の第2の発明によれば、上
記第1の発明において、鉛直投影面上で、扉が全開状態
と全閉状態との中間位置にあるときの駆動リンクの中心
線に対し、減速機の出力軸の軸心が平行となるように減
速機を配設しているので、連接リンクの両端の連結部に
おける回転量が小さくなって連接リンクの移動空間が小
さくなり、他の装置との干渉を考慮して装置据え付け自
由度が増大されるとともに、連結部における駆動力の伝
達ロスが少なくなり、電動機の回転トルクを扉の開閉駆
動力として駆動リンクに効率よく伝達することができ
る。
【0049】また、この発明の第3の発明によれば、上
記第2の発明において、鉛直投影面上で扉が全開状態と
全閉状態との中間位置にあるときに、連接リンクの節線
と減速機の出力軸の軸心とが互いに直交するように連接
リンクを取り付けているので、連接リンクの両端の連結
部における回転量がさらに小さくなって連接リンクの移
動空間がより小さくなるとともに、電動機の回転トルク
を扉の開閉駆動力として駆動リンクにより効率よく伝達
することができる。
【0050】また、この発明の第4の発明によれば、上
記第1の発明において、連接リンクおよび回転部材の一
部におもりを取り付け、扉が全開状態にあるときに扉全
開保持力を作用させ、扉が全閉状態にあるときに扉全閉
保持力を作用させるようにしているので、扉に外力が作
用した際に電動機の駆動力がなくても扉の全閉状態が保
持され、乗客の安全性を高めることができるとともに、
保守点検時に電動機の駆動力がなくても扉の全開状態が
保持され、保守点検作業性を向上させることができる。
【0051】また、この発明の第5の発明によれば、上
記第1の発明において、回転部材が減速機の出力軸の径
方向に沿って取付位置調整可能に取り付けられているの
で、回転部材の取付位置の調整により駆動リンクの回転
角度範囲が調節されて扉の移動量を簡易に調整でき、保
守調整の省力化が図られる。
【0052】また、この発明の第6の発明によれば、上
記第1の発明において、駆動リンクの一端が扉にドアレ
ールの円弧軌道方向に沿って取付位置調整可能に取り付
けられているので、駆動リンクの取付位置の調整により
扉の基準位置を簡易に調整でき、据え付け調整の省力化
が図られる。
【0053】また、この発明の第7の発明によれば、水
平面上に円弧状の軌道をもつドアレールと、該ドアレー
ルに吊り下げられてかご出入り口を中央開きに開閉する
一対の扉と、かご上部に配設された扉開閉用の電動機
と、該電動機の回転を減速する減速機と、一端がそれぞ
れ一対の扉に固定されてドアレールの円弧軌道の曲率中
心軸廻りに回転可能に配設された一対の駆動リンクと、
減速機の出力軸とともに回転する回転部材と、一端側で
は互いに直交する少なくとも2軸廻りに回転可能に、他
端側では互いに一点で直交する3軸廻りに回転可能に一
対の駆動リンクの一方の駆動リンクおよび回転部材にそ
れぞれ連結された連接リンクと、かご上部に鉛直軸廻り
に回転可能に配設された第1のリンクと、一端が一対の
駆動リンクの一方の駆動リンクに鉛直軸廻りに回転可能
に連結され、他端が第1のリンクに鉛直軸廻りに回転可
能に連結された第2のリンクと、一端が一対の駆動リン
クの他方の駆動リンクに鉛直軸廻りに回転可能に連結さ
れ、他端が第1のリンクに鉛直軸廻りに回転可能に連結
された第3のリンクとを備えているので、電動機と減速
機との一式の駆動装置により一対の扉を開閉駆動でき、
装置構成の簡素化が図られて、低コスト化、小型化およ
び軽量化が図られるとともに、メンテナンス性の向上が
図られる中央開きのエレベータのドア駆動装置が得られ
る。
【0054】また、この発明の第8の発明によれば、水
平面上に円弧状の軌道をもつドアレールと、該ドアレー
ルに吊り下げられてかご出入り口を中央開きに開閉する
一対の扉と、かご上部に配設された扉開閉用の電動機
と、該電動機の回転を減速する減速機と、一端がそれぞ
れ一対の扉に固定されてドアレールの円弧軌道の曲率中
心軸廻りに回転可能に配設された一対の駆動リンクと、
減速機の出力軸とともに回転する回転部材と、一端側で
は互いに直交する少なくとも2軸廻りに回転可能に、他
端側では互いに一点で直交する3軸廻りに回転可能に一
対の駆動リンクの一方の駆動リンクおよび回転部材にそ
れぞれ連結された第1の連接リンクと、一端側では互い
に直交する少なくとも2軸廻りに回転可能に、他端側で
は互いに一点で直交する3軸廻りに回転可能に一対の駆
動リンクの他方の駆動リンクおよび回転部材にそれぞれ
連結された第2の連接リンクとを備えているので、上記
第7の発明と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るエレベータのドア
駆動装置の構成を示す平面図である。
【図2】 この発明の実施例1に係るエレベータのドア
駆動装置における連接リンクの一端側連結部を示す一部
破断斜視図である。
【図3】 この発明の実施例1に係るエレベータのドア
駆動装置における連接リンクの他端側連結部を示す斜視
図である。
【図4】 この発明の実施例1に係るエレベータのドア
駆動装置の動作を説明する要部断面図である。
【図5】 この発明の実施例1に係るエレベータのドア
駆動装置の動作を説明する要部平面図である。
【図6】 この発明の実施例2に係るエレベータのドア
駆動装置の構成を示す平面図である。
【図7】 この発明の実施例3に係るエレベータのドア
駆動装置を示す要部断面図である。
【図8】 この発明の実施例4に係るエレベータのドア
駆動装置を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施例5に係るエレベータのドア
駆動装置の構成を示す平面図である。
【図10】 この発明の実施例6に係るエレベータのド
ア駆動装置の構成を示す平面図である。
【図11】 図10のXI−XI矢視断面図である。
【図12】 従来のエレベータのドア駆動装置の構成を
示す平面図である。
【符号の説明】
4 ドアレール、5、5a 扉、7、7a 駆動リン
ク、8 電動機、13減速機、13a 出力軸、13b
プーリ(回転部材)、15、15a リンク(回転部
材)、18 連接リンク(第1の連接リンク)、18a
連接リンク(第2の連接リンク)、20 おもり、3
1 第1のリンク、32 第2のリンク、33 第3の
リンク、A 曲率中心軸、C 鉛直軸。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面上に円弧状の軌道をもつドアレー
    ルと、該ドアレールに吊り下げられてかご出入り口を開
    閉する扉と、かご上部に配設された扉開閉用の電動機
    と、該電動機の回転を減速する減速機と、一端が前記扉
    に固定されて前記ドアレールの円弧軌道の曲率中心軸廻
    りに回転可能に配設された駆動リンクと、前記減速機の
    出力軸とともに回転する回転部材と、一端側では互いに
    直交する少なくとも2軸廻りに回転可能に、他端側では
    互いに一点で直交する3軸廻りに回転可能に前記駆動リ
    ンクおよび前記回転部材にそれぞれ連結された連接リン
    クとを備えたことを特徴とするエレベータのドア駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 鉛直投影面上で、扉が全開状態と全閉状
    態との中間位置にあるときの駆動リンクの中心線に対
    し、減速機の出力軸の軸心が平行となるように前記減速
    機を配設したことを特徴とする請求項1記載のエレベー
    タのドア駆動装置。
  3. 【請求項3】 鉛直投影面上で扉が全開状態と全閉状態
    との中間位置にあるときに、連接リンクの節線と減速機
    の出力軸の軸心とが互いに直交するように前記連接リン
    クを取り付けたことを特徴とする請求項2記載のエレベ
    ータのドア駆動装置。
  4. 【請求項4】 連接リンクおよび回転部材の一部におも
    りを取り付け、扉が全開状態にあるときに扉全開保持力
    を作用させ、扉が全閉状態にあるときに扉全閉保持力を
    作用させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    エレベータのドア駆動装置。
  5. 【請求項5】 回転部材が減速機の出力軸の径方向に沿
    って取付位置調整可能に取り付けられていることを特徴
    とする請求項1記載のエレベータのドア駆動装置。
  6. 【請求項6】 駆動リンクの一端が扉にドアレールの円
    弧軌道方向に沿って取付位置調整可能に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のエレベータのドア
    駆動装置。
  7. 【請求項7】 水平面上に円弧状の軌道をもつドアレー
    ルと、該ドアレールに吊り下げられてかご出入り口を中
    央開きに開閉する一対の扉と、かご上部に配設された扉
    開閉用の電動機と、該電動機の回転を減速する減速機
    と、一端がそれぞれ前記一対の扉に固定されて前記ドア
    レールの円弧軌道の曲率中心軸廻りに回転可能に配設さ
    れた一対の駆動リンクと、前記減速機の出力軸とともに
    回転する回転部材と、一端側では互いに直交する少なく
    とも2軸廻りに回転可能に、他端側では互いに一点で直
    交する3軸廻りに回転可能に前記一対の駆動リンクの一
    方の駆動リンクおよび前記回転部材にそれぞれ連結され
    た連接リンクと、前記かご上部に鉛直軸廻りに回転可能
    に配設された第1のリンクと、一端が前記一対の駆動リ
    ンクの一方の駆動リンクに鉛直軸廻りに回転可能に連結
    され、他端が前記第1のリンクに鉛直軸廻りに回転可能
    に連結された第2のリンクと、一端が前記一対の駆動リ
    ンクの他方の駆動リンクに鉛直軸廻りに回転可能に連結
    され、他端が前記第1のリンクに鉛直軸廻りに回転可能
    に連結された第3のリンクとを備えたことを特徴とする
    エレベータのドア駆動装置。
  8. 【請求項8】 水平面上に円弧状の軌道をもつドアレー
    ルと、該ドアレールに吊り下げられてかご出入り口を中
    央開きに開閉する一対の扉と、かご上部に配設された扉
    開閉用の電動機と、該電動機の回転を減速する減速機
    と、一端がそれぞれ前記一対の扉に固定されて前記ドア
    レールの円弧軌道の曲率中心軸廻りに回転可能に配設さ
    れた一対の駆動リンクと、前記減速機の出力軸とともに
    回転する回転部材と、一端側では互いに直交する少なく
    とも2軸廻りに回転可能に、他端側では互いに一点で直
    交する3軸廻りに回転可能に前記一対の駆動リンクの一
    方の駆動リンクおよび前記回転部材にそれぞれ連結され
    た第1の連接リンクと、一端側では互いに直交する少な
    くとも2軸廻りに回転可能に、他端側では互いに一点で
    直交する3軸廻りに回転可能に前記一対の駆動リンクの
    他方の駆動リンクおよび前記回転部材にそれぞれ連結さ
    れた第2の連接リンクとを備えていることを特徴とする
    エレベータのドア駆動装置。
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