JPH0815650A - 眼鏡のレンズ取付構造 - Google Patents

眼鏡のレンズ取付構造

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Publication number
JPH0815650A
JPH0815650A JP12575595A JP12575595A JPH0815650A JP H0815650 A JPH0815650 A JP H0815650A JP 12575595 A JP12575595 A JP 12575595A JP 12575595 A JP12575595 A JP 12575595A JP H0815650 A JPH0815650 A JP H0815650A
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JP
Japan
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lens
screw member
component
hole
support portion
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Application number
JP12575595A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Hayase
直之 早瀬
Mitsuo Kimura
三男 木村
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Murai Co Ltd
Original Assignee
Murai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レンズの穴明け加工及びレンズへの取付手段の
取付作業を簡単に、しかもガタツキ無く行い得る眼鏡の
レンズ取付構造を提供する。 【構成】レンズ面支持部5の孔9を、端面支持部5がレ
ンズ端面4から接離する方向に長くしてレンズ3に設け
た孔8との位置ずれを調整可能としたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はいわゆるリムレスタイプ
の眼鏡に関し、特にそのレンズ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のリムレスタイプの眼鏡の
レンズ取付構造としては、たとえば、図22に示すよう
なツーポイントフレームが知られている。すなわち、リ
ムを用いないで、眼鏡部品としてのヨロイ100先端に
設けられたレンズ取付具101を介して、レンズ102
がヨロイ100に直接取り付けられている。
【0003】レンズ取付具101は、レンズ端面102
aに当接する端面支持部103と、端面支持部103に
連接されレンズ裏面102bを部分的に支持するレンズ
面支持部104とを備えている。レンズ102とレンズ
面支持部104には互いに重なり合うように孔105,
106が設けられ、この孔105,106にネジ部材1
07を差込み、ナット部材108によって締め付け固定
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術の場合には、レンズ102に設ける孔105を
かなり正確に開けないと、即レンズ102のガタツキに
つながるために、かなり加工に気を使わなければならな
い。すなわち、レンズ102の孔103の位置とレンズ
端面102aまでの距離L1と、レンズ面支持部104
の孔106と端面支持部103の支持面までの距離L2
とが同一寸法となるにようにレンズ102の穴明けを行
うのが理想である。
【0005】従来は、レンズ102の孔105の加工位
置を決める際、予め正確に穴明け加工したダミーレンズ
を準備し、このダミーレンズから孔の位置を計測して実
際のレンズ102に穴明け加工を施している。しかし、
ダミーレンズの孔の位置計測が面倒で手間がかかる。ま
た、計測時にどうしても誤差が生じるので、最初は実際
の穴よりも小さな孔を明け、枠の調整をしながら徐々に
孔を拡げて明けており、作業に長時間かかるという問題
があった。
【0006】一方、このようなレンズ取付具の孔とレン
ズの孔との位置ずれの問題を解消する技術としては、た
とえば、実開平2ー64916号公報及び特開昭63ー
6521号公報に記載されるようなものがある。
【0007】実開平2ー64916号公報の技術は、レ
ンズ周縁に凹溝を設け、端面支持部に凹溝に嵌り込む凸
部を設けることによってレンズ取付具のガタツキを防止
するものである。
【0008】しかし、この従来例の場合には、レンズの
周縁に凹溝加工を施すために手間がかかり作業時間が長
くなってしまう。
【0009】また、特開昭63ー6521号公報のもの
は、レンズ取付具のガタツキが生じると、レンズ端面支
持部を曲げてガタツキを調整するものであり、やはり調
整に時間がかかるという問題があった。
【0010】さらに、従来のレンズ取付構造の場合に
は、ネジ止めする際に、ナットを回しながらネジ部材を
押さえておかないと、ネジ部材が同じ方向に回ってしま
うため、締め付け作業も面倒であった。
【0011】本発明は上記した従来技術の問題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、レ
ンズの穴明け加工及びレンズの取付作業を簡単に、しか
もガタツキ無く行い得る眼鏡のレンズ取付構造を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、眼鏡部品に設けられたレンズ取付手段を
介して、レンズを眼鏡部品に取付けるものであって、前
記レンズ取付手段を、レンズ端面に当接する端面支持部
と、該端面支持部に連接されレンズ表裏面の片面を部分
的に支持するレンズ面支持部と、レンズ面支持部とレン
ズに重ねて設けられる孔に挿通されるネジ部材と、該ネ
ジ部材に螺合されてレンズ面支持部とレンズとを締結す
るナット部材と、から構成される眼鏡のレンズ取付構造
において、前記レンズ面支持部の孔を、端面支持部がレ
ンズ端面から接離する方向に長くしてレンズに設けた孔
の位置ずれを調整可能としたことを特徴とする。
【0013】前記レンズ取付手段のレンズ面支持部にお
ける前記ネジ部材とナット部材による軸方向締め付け力
が作用する部位に、該軸方向締め付け力の分力として、
前記レンズ面支持部に対して前記端面支持部をレンズ端
面に近づく方向に移動させる方向の力成分を生じさせる
分力発生用傾斜面を設けたことを特徴とする。
【0014】ネジ部材がレンズ側から挿入されてレンズ
面支持部側においてナット部材が螺着される場合には、
前記ネジ部材とナット部材による軸方向締め付け力が作
用する部位として前記レンズ面支持部のナット座面に分
力発生用傾斜面を設けたことを特徴とする。
【0015】ネジ部材がレンズ面支持部側から挿入され
てレンズ側においてナット部材が螺着される場合には、
前記ネジ部材とナット部材による軸方向締め付け力が作
用する部位として前記レンズ面支持部のネジ部材頭部座
面に分力発生用傾斜面を設けたことを特徴とする。
【0016】前記レンズ面支持部とレンズとの間に分力
発生用ピースを介在させ、前記ネジ部材とナット部材に
よる軸方向締め付け力が作用する部位として前記分力発
生用ピースが当接する座面に分力発生用傾斜面を設けた
ことを特徴とする。
【0017】ナットとレンズ面支持部の座面間にナット
の回り止め手段を設けたことを特徴とする。
【0018】また、レンズ取付手段が眼鏡部品とは別体
構成で、眼鏡部品には前記取付手段のレンズ面支持部に
重ねられる支持腕部を有し、レンズ,レンズ面支持部及
び眼鏡部品の支持腕部を重ね合わせてネジ部材によって
共締めすることを特徴とする。
【0019】前記ネジ部材とナット部材による軸方向締
め付け力が作用する部位として、前記レンズ面支持部の
前記眼鏡部品の支持腕部との当接面に、分力発生用傾斜
面を設けたことを特徴とする。
【0020】前記レンズ取付手段のレンズ面支持部と前
記眼鏡部品の支持腕部との当接面間には、前記端面支持
部のレンズ端面に対して接離する方向の相対移動を許容
し、かつ前記レンズ面支持部と前記支持腕部間のネジ部
材回りの回り止めを図る回り止め手段を設けたことを特
徴とする。
【0021】
【作用】本発明の眼鏡のレンズ取付構造にあっては、取
付作業としては、レンズ取付手段の端面支持部をレンズ
端面に当接させた状態でレンズ面支持部の孔をレンズの
孔に重ねる。レンズ面支持部の孔を、端面支持部がレン
ズ端面から接離する方向に長くしているので、レンズに
設けた孔の位置がずれていてもレンズ面支持部の孔と重
なる。次いで、ネジ部材をレンズとレンズ面支持部の重
ねられた孔に挿通しナット部材によって締め付けて取付
作業が完了する。
【0022】このようにレンズ面支持部の孔を、レンズ
端面支持部がレンズ外周から接離する方向に長くしてレ
ンズの孔の位置ずれを調整可能としているので、レンズ
の孔の加工に気を使わなくてもよく、また、始めから所
定の大きさの孔を明ければよいので、作業時間が飛躍的
に短くなる。
【0023】また、レンズ取付手段のレンズ面支持部に
おけるネジ部材とナット部材による軸方向締め付け力が
作用する部位に、軸方向締め付け力の分力として、前記
レンズ面支持部に対して前記端面支持部をレンズ端面に
近づく方向に移動させる方向の力成分を生じさせる分力
発生用傾斜面を設けておけば、端面支持部をレンズ端面
に隙間が無いように手で押し当てて当接させなくても、
ネジ部材を締め付けていくだけで自動的に端面支持部が
レンズ端面に隙間なく押圧される。
【0024】レンズ面支持部のナット座面やネジ部材頭
部座面に分力発生用傾斜面を設ければ、簡単な構成で分
力を発生させることができる。
【0025】前記レンズ面支持部とレンズとの間に分力
発生用ピースを介在させ、ネジ部材とナット部材による
軸方向締め付け力が作用する部位として前記分力発生用
ピースが当接する座面に分力発生用傾斜面を設ければ、
分力発生用傾斜面が外部に現れず、見栄えがよく、また
デザインの自由度も向上する。
【0026】さらに、ネジ部材とナット部材の回り止め
を設けておけば、手を離してネジ部材あるいはナット部
材を回転させるだけでよく、ネジの締め付け作業がやり
やすくなる。
【0027】一方、レンズ取付手段を眼鏡部品とは別体
構成として、眼鏡部品の支持腕部とレンズ取付手段のレ
ンズ面支持部をレンズに共締めするようにすれば、レン
ズ面支持部の長孔によって調整しきれない程度の位置ず
れが生じた場合でも、別体構成のレンズ取付手段のみを
取り替えることによって簡単に修正が可能であり、ま
た、レンズ取付手段を交換するだけで、デザインを変更
することもできる。
【0028】また、ネジ部材とナット部材による軸方向
締め付け力が作用する部位として、前記レンズ面支持部
と前記眼鏡部品の支持腕部との当接面に分力発生用傾斜
面を設けた場合には、分力発生用傾斜面が外部に現れ
ず、見栄えがよく、またデザインの自由度も向上する。
【0029】さらに、レンズ取付手段のレンズ面支持部
と眼鏡部品の支持腕部との当接面間に、端面支持部のレ
ンズ端面に対して接離する方向の相対移動を許容し、か
つレンズ面支持部と前記支持腕部間のネジ部材回りの回
り止めを図る回り止め手段を設けておけば、取付作業と
してネジ部材とナット部材を締め付けるだけでよく、作
業性が向上する。
【0030】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0031】本発明の第1実施例に係る眼鏡のレンズ取
付構造を示す図1において、1は眼鏡部品としてのヨロ
イを示しており、このヨロイ1に設けられたレンズ取付
手段を構成するレンズ取付具2を介して、レンズ3がヨ
ロイ1に取付けられている。
【0032】レンズ取付具2は略T字形状部材で、レン
ズ端面4に当接する端面支持部5と、端面支持部5の中
央部に連接され略水平方向に延びてレンズ裏面6を部分
的に支持するレンズ面支持部7と、から構成されてい
る。そして、レンズ面支持部7とレンズ3に重ねて孔
8,9が設けられ、この孔8,9にネジ部材10が挿通
されると共に、ネジ部材10にナット部材12が螺合さ
れてレンズ面支持部7とレンズ3とを締結される。ヨロ
イ1は端面支持部5にロウ付け等によって接合されてい
る。もちろん、レンズ取付部2はヨロイ1と別体に製作
してヨロイ1に固定してもよいし、ヨロイ1と一体成形
とし、ヨロイ1の一部として構成してもよい。
【0033】ネジ部材10は、レンズ3の前面(表側)
側から孔8に差し込まれるもので、その頭部10aがレ
ンズ前面13の孔8開口縁に係合し、ネジ軸部10bが
孔8,9を貫通して端部にナット部材12が螺着され
る。
【0034】レンズ面支持部7の孔9は、端面支持部5
がレンズ端面4から接離する方向に長くした横長穴形状
となっており、レンズ3に設けられた孔8の位置ずれを
調整可能としている。
【0035】また、レンズ面支持部7の裏面のナット座
面14は、レンズ端面4に向かって徐々にレンズ裏面6
からの高さが低くなるように傾斜して、ナット部材12
の締付け力が作用した際に、端面支持部5がレンズ端面
4に近づく方向の締付け力の力成分が出るようになって
いる。この傾斜面は直線的な傾斜面としているが、曲線
的な斜面であってもよい。
【0036】ナット部材12の底面はネジ軸に対して垂
直面なので、テーパー状のナット座面14に対して、そ
の一側12aが圧接されることになる。このようにする
と、ナット部材12と支持具2との間に隙間が空くた
め、ナット部材12を締める程ネジ部材10が矢印方向
へ曲がろうとるするモーメントが作用する。このような
モーメントの発生を避けるために、図1(e)に示すよう
に、ナット部材12´の底面形状をナット座面14の形
状に合わせたテーパ状としてもよい。
【0037】このようにナット座面14とナット部材1
2の底面形状をテーパー形状とすれば、ナット部材12
の回り止め手段ともなり、締め付け作業が容易になる。
【0038】図2は上記レンズ取付構造が適用された眼
鏡の全体構成を例示している。すなわち、この眼鏡は左
右一対のレンズ20と、このレンズ20の内側縁間を連
結するブリッジ21と、レンズ20の外側縁に取付られ
る上記ヨロイ1と、ヨロイ1に丁番22を介して開閉自
在に連結されるテンプル23と、テンプルの耳掛け部に
被着されるモダン24と、から構成されている。そし
て、ヨロイ1だけなく、ブリッジ21についても、上記
取付具2を介してレンズ3に取り付けられている。この
ブリッジ21の取付具2の構成はヨロイ1の取付具2の
構成と全く同一である。
【0039】上記眼鏡のレンズ取付構造にあっては、取
付作業としては、レンズ取付具2の端面支持部5をレン
ズ端面4に当接させた状態でレンズ面支持部7の孔9を
レンズ3の孔8に重ねる。レンズ面支持部7の孔9を、
端面支持部5がレンズ端面4から接離する方向に長くし
ているので、レンズ3に設けた孔8の位置がずれていて
もレンズ面支持部7の孔9と重なる。次いで、ネジ部材
10をレンズ3とレンズ面支持部7の重ねられた孔8,
9に挿通してナット部材12によって締め付けることに
より取付作業が完了する。
【0040】このようにレンズ面支持部7の孔9を、端
面支持部5がレンズ端面4から接離する方向に長くして
レンズ3の孔8の位置ずれを調整可能としているので、
レンズ3の孔8の加工に気を使わなくてもよい。また、
従来のように調整しながら徐々に孔を拡大していく必要
はなく、始めから所定の大きさの孔8を明ければよいの
で作業時間が飛躍的に短くなる。
【0041】また、レンズ面支持部7のナット座面14
が、ナット部材12の締付け力が作用した際に、端面支
持部5がレンズ端面4に近づく方向の締付け力の力成分
がでるような傾斜面となっているので、端面支持部5を
レンズ端面4に隙間が無いように手で押し当てて当接さ
せなくても、締め付けていくだけで自動的に端面支持部
5がレンズ端面4に隙間なく押圧される。
【0042】次ぎに本発明の他の実施例を説明する。以
下の説明では第1実施例と相違する点のみを説明するも
のとし、第1実施例と同一の構成部分については同一の
符号を付して説明を省略する。
【0043】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
この例ではレンズ端面4に切欠き215を設け、この切
欠き215に端面支持部205を嵌合したものである。
【0044】このようにすれば、デザインのシンプル化
を図ることができる。
【0045】図4は本発明の第3実施例を示している。
【0046】この第3実施例は、レンズ面支持部307
のナット部材312の座面314が、テーパーが設けら
れていない平坦面となっている。したがって、レンズ取
付具2のレンズ面支持部307を締め付ける前に、端面
支持部305をレンズ端面304に当接させて位置決め
しておく必要がある。
【0047】このレンズ面支持部307に設けられる孔
309は横方向に長い長方形状で、ナット部材312は
孔309の長手方向に移動自在に部分的に嵌り込む四角
形状で回り止めが図られ、孔309に嵌り込まない部分
に孔309の周縁に係合する鍔部312aが設けられて
いる。また、ナット部材の312の周面は先端に向かっ
て小径となるようなテーパー形状となっている。そし
て、レンズ3の孔8の位置ずれに応じて、孔8の位置が
レンズ端面4から離れている時は、図4(c)に示すよう
に、端面支持部305からナット部材312までの距離
Aが大きくなり、レンズ3の孔8の位置がレンズ端面4
に近い場合には、図4(d)に示すように端面支持部30
5からナット部材312まで距離Bが小さくなる。
【0048】図5は本発明の第4実施例を示している。
【0049】この第4実施例は、図4の第3実施例と基
本的に同一であり、端面支持部405から延びるレンズ
面支持部407の孔409が横長穴形状となっており、
特にナット部材412の形状を楕円形としたものであ
る。
【0050】図6は本発明の第5実施例を示している。
【0051】この第5実施例も基本的に第3実施例と同
じで、端面支持部505から延びるレンズ面支持部50
7の孔509が横長穴形状となっており、第3実施例と
異なる点は、ナット部材512に鍔部がなく、ナットの
みで構成されている。ナット部材512の周面は先端に
向かって徐々に小径となるようなテーパー形状となって
いる。
【0052】図7は本発明の第6実施例が示されてい
る。
【0053】この第6実施例も基本的に第3実施例と同
じで、端面支持部605から延びるレンズ面支持部60
7の孔609が横長穴形状となっており、第3実施例と
異なる点は、断面がU字形状のナット部材612の凹部
612aにレンズ面支持部607が嵌り込み、ネジ部材
610によって締結されるようになっている。
【0054】図8は本発明の第7実施例が示されてい
る。
【0055】この第7実施例は基本的には第6実施例と
同じで、端面支持部705から延びるレンズ面支持部7
07の孔709が横長穴形状となっており、第3実施例
と異なる点は、第6実施例と同様のU字状のナット部材
712のナット凹部712a及びレンズ面支持部707
の表面に互いに係合する凹凸部712b,707bを設
けてグラツキをなくすようにしたものである。
【0056】図9は本発明の第8実施例を示している。
【0057】この第8実施例は、端面支持部705から
延びるT字形状のレンズ面支持部707と、対向するナ
ット部材612の表面に、互いに係合する凹凸部607
b,612bを設けてグラツキをなくすようにしたもの
である。
【0058】図10は本発明の第9実施例を示してい
る。
【0059】この第9実施例は、レンズ面支持部907
の外側面と、U字形状ナット部材912の内側面に互い
に係合する凹凸部907b,912bを設けたものであ
る。
【0060】端面支持部905から延びるレンズ面支持
部907の孔909が横長穴形状となっている点は上記
各実施例と同様である。
【0061】図11(a),(b)は本発明の第10実施例
を示している。
【0062】この第10実施例は、端面支持部1005
から延びるレンズ面支持部1007に設けた孔1009
の内周縁に凹凸部1007bを形成し、この孔1009
に嵌り込むナット部材1012を上記凹凸部1007b
と係合する形状としたものである。
【0063】図11(a)に示す例は、ナット部材101
2の外周に孔内周縁の凹凸部1007bと係合する凹凸
部1012bを設けたもの、図11(b)に示す例はナッ
ト部材1012に凹凸部を特に設けないで、ナット部材
1012の角部を凹凸部1012bに係合させたもので
ある。
【0064】図12は、本発明の第11実施例を示すも
のである。
【0065】この実施例は、レンズ取付手段を構成する
レンズ取付具をヨロイやブリッジ等の眼鏡部品とは別体
構成とし、眼鏡部品をレンズ取付具と共締めしてレンズ
を取り付けたものである。また、レンズ取付具のレンズ
面支持部がレンズの裏面側ではなく前面側を支持してい
る点で第1〜第10実施例と相違する。
【0066】すなわち、レンズ取付具1102は略T字
形状部材で、レンズ端面1104に沿って当接するよう
に略垂直に延びる振れ止め用の端面支持部1105と、
端面支持部1105のレンズ面側の側縁略中央から端面
支持部1105に対して略直角に折れ曲り、レンズの前
面に沿って略水平方向に延びてるレンズ面支持部110
7と、から構成されている。
【0067】一方、眼鏡部品としてのヨロイ1101は
レンズ1103の側方からレンズ前面1106側に回り
込むようにL字状に折曲され、この折曲部が支持腕部1
115を構成している。支持腕部1115はレンズ取付
具1102のレンズ面支持部1107に重ね合わされる
ように延びており、レンズ1103,レンズ取付具11
02のレンズ面支持部1107及びヨロイ1101の支
持腕部1115が重ね合わされてネジ部材1110によ
って一体的に固定される。
【0068】すなわち、支持腕部1115先端にはネジ
部材1110が挿通される丸孔1115aが、レンズ取
付具1102のレンズ面支持部1107にはネジ部材1
110が挿通される長孔1109が、レンズ1103に
はネジ部材1110が挿通される丸孔1108がそれぞ
れ設けられている。ネジ部材1110はレンズ1103
の前面側のヨロイ1101の支持腕部1115から差し
込まれるもので、その頭部1110aが支持腕部111
5の孔1115aの孔縁に当接し、ネジ軸部1110b
が丸孔1108、長孔1109及び丸孔1115aを貫
通して端部にナット部材1112が螺着される。
【0069】レンズ取付具1102のレンズ面支持部1
107に設けられた長孔1109は横長形状で、端面支
持部1105がレンズ端面1104から接離する方向に
移動可能で、レンズ1103に設けられた丸孔1108
の位置ずれを調整可能としている。
【0070】そして、ネジ部材1110とナット部材1
112による軸方向締め付け力が作用する部位として、
レンズ面支持部1107のヨロイ1101の支持腕部1
115との当接面に分力発生用傾斜面1107aが設け
られている。この分力発生用傾斜面1107aによっ
て、レンズ面支持部1107の厚さが、端面支持部11
05との付け根部の厚さが先端部の厚さよりも薄いテー
パ形状に成形されている。
【0071】また、支持腕部1115のレンズ面支持部
1107の分力発生用傾斜面1107aとの合わせ面1
115bは、分力発生用傾斜面1107aとは逆の傾斜
を有するテーパ面で、分力発生用傾斜面1107aと面
接触している。このテーパ状の合わせ面1107aによ
って、支持腕部1115の厚さは、レンズ端面1104
側の基端部よりも丸穴1115aが設けられた先端側が
薄肉となるようにテーパ形状となっている。
【0072】支持腕部1115は、ネジ部材1110に
よって、レンズ1103に対して、丸孔1108及び1
115aとの若干の遊び以外は移動不能であり、支持腕
部1115とレンズ1103の間に介在するレンズ面支
持部1107が、ネジ部材1110が挿通される長孔1
109の長さ分だけ移動可能となっている。
【0073】したがって、ネジ部材1110とナット部
材1112による締め付け力が作用した際に、支持腕部
1115から分力発生用傾斜面1107aに作用する押
圧力の分力によって、レンズ面支持部1107が長孔1
109に沿って移動し、自動的にレンズ取付具1102
の端面支持部1105がレンズ端面1104に隙間無く
密接する。
【0074】一方、レンズ面支持部1105の分力発生
用傾斜面1107aとヨロイ1102の支持腕部111
5の合わせ面1115bとの間には、レンズ面支持部1
105の長孔1109に沿う方向の相対移動を許容し、
かつレンズ面支持部1105と支持腕部1115間のネ
ジ部材1110回りの回り止めを図る回り止め機構11
16が設けられている。
【0075】回り止め機構1116は、ヨロイ1102
の支持腕部1115に設けられた横長の抜き穴1116
aと、レンズ取付具1102のレンズ面支持部1107
に設けられた前記抜き穴1116aに係合する係合ピン
1116bと、から構成されている。この係合ピン11
16bはロウ付けあるいはプレス成形等により成形され
る。したがって、支持腕部1115とレンズ面支持部1
107間は、ネジ部材1110と、係合ピン1116b
の2点で支持され、支持腕部1115のレンズ取付具1
102に対する回り止めが図られている。
【0076】このように、レンズ面支持部1105を有
するレンズ取付具1102を別体構成としておけば、も
し、レンズ1103に設けられた丸孔1108が、レン
ズ面支持部1105の長孔1109によって調整しきれ
ない程度の位置ずれが生じた場合でも、レンズ取付具1
102のみを取り替えることによって簡単に修正が可能
である。
【0077】さらに、レンズ取付具1102を交換する
だけで、デザインを変更することもできる。
【0078】図13〜図18は、上記第11実施例の回
り止め機構の変形例を示している。
【0079】図13は、回り止め機構の第1変形例を示
すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115に形成さ
れた横方向に延びる断面半円状の係合溝1116a1
と、レンズ取付具1102に設けられた係合溝1116
a1に係合する断面半円状の係合凸部1116b1と、
を設けたものである。
【0080】図14は、回り止め機構の第2変形例を示
すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115に形成さ
れた横方向に部分的に延びる断面矩形状の係合溝111
6a2と、レンズ取付具1102の端面支持部1105
のレンズ面支持部1107に形成された断面矩形状の係
合凸部1116b2と、を設けたものである。
【0081】図15(a)は、回り止め機構の第3変形例
を示すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115の両
側縁に係合する係合凸部1116a3をレンズ取付具1
102に設けたものである。
【0082】図15(b)は、回り止め機構の第4変形例
を示すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115裏面
に形成された横方向に略全長にわたって延びる断面矩形
状の係合溝1116a4と、レンズ取付具1102のレ
ンズ面支持部1107に形成された断面矩形状の係合凸
部1116b4と、を設けたものである。
【0083】図16(a)は、回り止め機構の第5変形例
を示すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115に形
成された横方向に部分的に延びる断面円弧状の係合溝1
116a5と、この係合溝1116a5に係合するレン
ズ取付具1102に形成された係合ピン1116b5
と、を設けたものである。
【0084】図16(b)は、回り止め機構の第6変形例
を示すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115裏面
に形成された係合ピン1116a6を設け、この係合ピ
ン1116a6がレンズ取付具1102のレンズ面支持
部1107に形成された長孔1109に係合するように
したものである。
【0085】図16(c)は、回り止め機構の第7変形例
を示すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115に形
成された横方向に延びる断面V字状の係合溝1116a
7と、レンズ取付具1102に形成された断面V字状の
係合凸部1116b7と、を設けたものである。この実
施例では、レンズ取付具1102の係合凸部1116b
7はレンズ面支持部1107のヨロイ1101の支持腕
部1115との接合面全体に形成されている。
【0086】図16(d)は、回り止め機構の第8変形例
を示すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115裏面
に、レンズ取付具1102のレンズ面支持部1107全
体が横方向に移動可能に係合される係合溝1116a8
を設けたものである。また、この係合溝1116a8
は、レンズ端面1105側に向けて徐々に浅くなるよう
なテーパ形状となっている。
【0087】図16(e)は、回り止め機構の第9変形例
を示すもので、ヨロイ1101の支持腕部1115裏面
に、レンズ取付具1102のレンズ面支持部1107全
体が横方向に移動可能に係合される断面円弧状の係合溝
1116a9を設けたものである。レンズ取付具110
2のレンズ面支持部1107の接合面1116b9も、
断面円弧形状に成形されている。
【0088】図17は、回り止め機構の第10変形例を
示すもので、レンズ取付具1102のレンズ面支持部1
107の上下両側縁にヨロイ1101の支持腕部111
5の上下両側縁に係合する係合凸条1116a10を設
けたものである。
【0089】図18は、回り止め機構の第11変形例を
示すもので、レンズ取付具1102に、丸線1116a
を巻き付けて端面支持部1105を構成したもので、丸
線1116aの両端を支持腕部1105の上下両側縁に
係合させたものである。
【0090】上記した第11実施例の各変形例では、ネ
ジ部材1110が別体構成として説明したが、図19に
示すように、ネジ部材1110を支持腕部1115と一
体成形してもよい。
【0091】たとえば、図19(a)は、図15(a)に示
す第3変形例において、ネジ部材1110をヨロイ11
01の支持腕部1115と一体成形した例である。
【0092】また、図19(b),(c)は、図15(b)に
示す第4変形において、ネジ部材1110をヨロイ11
01の支持腕部1115と一体成形した例である。
【0093】図20は、本発明の第12実施例を示して
いる。
【0094】この第12実施例は、第1〜第10実施例
と同様に、レンズ取付け具1202をヨロイ1101と
一体構成とした例であるが、この第12実施例では、第
11実施例と同様に、レンズ取付け具1202の端面支
持部1205をレンズ1203の前面側に回したもの
で、ネジ部材1210をレンズ1203の前面側から挿
入して、レンズ裏面側でナット部材1212で固定され
る。特に、この実施例ではヨロイ1201の一部を曲げ
てレンズ面支持部1207を構成し、ヨロイ1201に
振れ止め用の端面支持部1205をロウ付け等によって
固定している。
【0095】そして、レンズ面支持部1207の前面の
ネジ部材1212の頭部ピース1212aの座面120
7aを、レンズ端面1204に向かって徐々にレンズ表
面からの高さが低くなるように傾斜させて、ネジ部材1
210とナット部材1212による締め付け力が作用し
た際に、端面支持部1205をレンズ端面1204に近
づく方向の分力が生じるようにしている。
【0096】この実施例では、ヨロイ1201に設けた
レンズ取付け具1202のレンズ面支持部1207の前
側面に、ネジ部材1210の頭部ピース1210aが横
方向に移動可能に嵌合する凹部1207aを設け、凹部
1207aの底面にテーパ状の座面1207bを形成し
ている。そして、凹部1207aの底面にネジ軸部12
10が挿入される長孔1209が形成されている。
【0097】図21は、本発明の第13実施例を示して
いる。
【0098】この第13実施例も、第1〜第10実施例
と同様に、レンズ取付け具1302をヨロイ1301と
一体構成とした例であり、第11実施例と同様に、レン
ズ取付け具1302のレンズ面支持部1307をレンズ
1303の前面側に回したもので、ネジ部材1310を
レンズ1303の前面側から挿入してレンズ裏面側でナ
ット部材1312によって固定される。
【0099】この第13実施例では、テーパ状ピース1
315を介してレンズ取付け具1302のレンズ面支持
部1307が固定されている。このテーパ状ピース13
15はレンズ1303に当接する平坦面1315aと、
レンズ面支持部1307に当接するテーパ面1315b
とを備えている。
【0100】一方、レンズ面支持部1307のテーパ状
ピース1315側の側面には、テーパ状ピース1315
が嵌合する凹部1307aが設けられ、凹部1307a
の底面がテーパ形状となっている。
【0101】そして、テーパ状ピース1315にネジ部
材1310が挿入される丸穴1315cが、レンズ取付
け具1302のレンズ面支持部1307にネジ部材13
10が挿入される横方向に長い長穴1309が設けられ
ている。したがって、締め付け力が作用すると、テーパ
状ピース1315のテーパ面1315bを案内面として
レンズ面支持部1307がレンズ端面1304側からレ
ンズ1303中央に向かって移動し、自動的に端面支持
部1305がレンズ端面1304に隙間無く密接する。
テーパ状ピース1315に設ける孔は、丸孔1315c
の代わりに長孔としてもよい。
【0102】なお、上記第1〜第10実施例は、レンズ
取付具によってレンズの裏面(後面)側を支持している
が、そのまま逆にしてレンズの表面(前面)側を支持す
るようにしてもよい。
【0103】逆に、第11〜第13実施例では、レンズ
取付具によってレンズの表面(前面)側を支持している
が、レンズの裏面側を支持するようにしてもよい。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズ面支持部の孔を、レンズ外周支持部がレンズ外周
から接離する方向に長くしてレンズの孔の位置ずれを調
整可能としているので、レンズの孔の加工に気を使わな
くてもよく、また、始めから所定の大きさの孔を明けれ
ばよいので、作業時間が飛躍的に短くなる。
【0105】また、レンズ取付手段のレンズ面支持部に
おけるネジ部材とナット部材による軸方向締め付け力が
作用する部位に、軸方向締め付け力の分力として、前記
レンズ面支持部に対して前記端面支持部をレンズ端面に
近づく方向に移動させる方向の力成分を生じさせる分力
発生用傾斜面を設けておけば、端面支持部をレンズ端面
に隙間が無いように手で押し当てて当接させなくても、
ネジ部材を締め付けていくだけで自動的に端面支持部が
レンズ端面に隙間なく押圧され、作業がより一層簡単で
かつ確実に行うことができる。
【0106】レンズ面支持部のナット座面やネジ部材頭
部座面に分力発生用傾斜面を設ければ、簡単な構成で分
力を発生させることができる。
【0107】レンズ面支持部とレンズとの間に分力発生
用ピースを介在させ、ネジ部材とナット部材による軸方
向締め付け力が作用する部位として前記分力発生用ピー
スが当接する座面に分力発生用傾斜面を設ければ、分力
発生用傾斜面が外部に現れず、見栄えがよく、またデザ
インの自由度も向上する。
【0108】さらに、ネジ部材とナット部材の回り止め
を設けておけば、手を離してネジ部材あるいはナット部
材を回転させるだけでよく、ネジの締め付け作業がやり
やすくなる。
【0109】一方、レンズ取付手段を眼鏡部品とは別体
構成として、眼鏡部品の支持腕部とレンズ取付手段のレ
ンズ面支持部をレンズに共締めするようにすれば、レン
ズ面支持部の長孔によって調整しきれない程度の位置ず
れが生じた場合でも、別体構成のレンズ取付手段のみを
取り替えることによって簡単に修正が可能であり、ま
た、取付けピースを交換するだけで、デザインを変更す
ることもできる。
【0110】また、ネジ部材とナット部材による軸方向
締め付け力が作用する部位として、前記レンズ面支持部
と前記眼鏡部品の支持腕部との当接面に分力発生用傾斜
面を設けた場合には、分力発生用傾斜面が外部に現れ
ず、見栄えがよく、またデザインの自由度も向上する。
【0111】さらに、レンズ取付手段のレンズ面支持部
と眼鏡部品の支持腕部との当接面間に、端面支持部のレ
ンズ端面に対して接離する方向の相対移動を許容し、か
つレンズ面支持部と前記支持腕部間のネジ部材回りの回
り止めを図る回り止め手段を設けておけば、取付作業と
してネジ部材とナット部材を締め付けるだけでよく、作
業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例に係る眼鏡のレンズ
取付構造を示す図である。
【図2】図2は本発明の眼鏡のレンズ取付構造が適用さ
れた眼鏡の全体構成例を示す図である。
【図3】図3は本発明の第2実施例に係る眼鏡のレンズ
取付構造を示す図である。
【図4】図4は本発明の第3実施例に係る眼鏡のレンズ
取付構造を示す図である。
【図5】図5は本発明の第4実施例に係る眼鏡のレンズ
取付構造を示す図である。
【図6】図6は本発明の第5実施例に係る眼鏡のレンズ
取付構造を示す図である。
【図7】図7は本発明の第6実施例に係る眼鏡のレンズ
取付構造を示す図である。
【図8】図8は本発明の第7実施例に係る眼鏡のレンズ
取付構造を示す図である。
【図9】図9は本発明の第8実施例に係る眼鏡のレンズ
取付構造を示す図である。
【図10】図10は本発明の第9実施例に係る眼鏡のレ
ンズ取付構造を示す図である。
【図11】図11は本発明の第10実施例に係る眼鏡の
レンズ取付構造を示す図である。
【図12】図1は本発明の第11実施例に係る眼鏡のレ
ンズ取付構造を示す図である。
【図13】図13は第11実施例の回り止め機構の第1
変形例を示す図である。
【図14】図14は第11実施例の回り止め機構の第2
変形例を示す図である。
【図15】図15(a),(b)は第11実施例の回り止め
機構の第3,第4変形例を示す図である。
【図16】図16(a)〜(e)は第11実施例の回り止め
機構の第5〜第9変形例を示す図である。
【図17】図17は第11実施例の回り止め機構の第1
0変形例を示す図である。
【図18】図18は第11実施例の回り止め機構の第1
1変形例を示す図である。
【図19】図19(a),(b)は第11実施例の回り止め
機構の第12,第13変形例を示す図である。
【図20】図20は本発明の第12実施例に係る眼鏡の
レンズ取付構造を示す図である。
【図21】図21は本発明の第13実施例に係る眼鏡の
レンズ取付構造を示す図である。
【図22】図22は従来の眼鏡のレンズ取付構造を示す
図である。
【符号の説明】
1 ヨロイ(眼鏡部品) 2 レンズ取付具 3 レンズ 4 レンズ端面 5 端面支持部 6 レンズ裏面 7 レンズ面支持部 8 孔(レンズ側) 9 孔(レンズ面支持部側) 10 ネジ部材 12 ナット部材 13 レンズ前面 14 ナット座面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡部品に設けられたレンズ取付手段を介
    して、レンズを眼鏡部品に取付けるものであって、 前記レンズ取付手段を、レンズ端面に当接する端面支持
    部と、該端面支持部に連接されレンズ表裏面の片面を部
    分的に支持するレンズ面支持部と、レンズ面支持部とレ
    ンズに重ねて設けられる孔に挿通されるネジ部材と、該
    ネジ部材に螺合されてレンズ面支持部とレンズとを締結
    するナット部材と、から構成される眼鏡のレンズ取付構
    造において、 前記レンズ面支持部の孔を、端面支持部がレンズ端面か
    ら接離する方向に長くしてレンズに設けた孔の位置ずれ
    を調整可能としたことを特徴とする眼鏡のレンズ取付構
    造。
  2. 【請求項2】前記レンズ取付手段のレンズ面支持部にお
    ける前記ネジ部材とナット部材による軸方向締め付け力
    が作用する部位に、該軸方向締め付け力の分力として、
    前記レンズ面支持部に対して前記端面支持部をレンズ端
    面に近づく方向に移動させる方向の力成分を生じさせる
    分力発生用傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の眼鏡のレンズ取付構造。
  3. 【請求項3】ネジ部材はレンズ側から挿入されてレンズ
    面支持部側においてナット部材が螺着される構成とし、
    前記ネジ部材とナット部材による軸方向締め付け力が作
    用する部位として前記レンズ面支持部のナット座面に分
    力発生用傾斜面を設けたことを特徴とする請求項2に記
    載の眼鏡のレンズ取付け構造。
  4. 【請求項4】ネジ部材はレンズ面支持部側から挿入され
    てレンズ側においてナット部材が螺着される構成とし、
    前記ネジ部材とナット部材による軸方向締め付け力が作
    用する部位として前記レンズ面支持部のネジ部材頭部座
    面に分力発生用傾斜面を設けたことを特徴とする請求項
    2に記載の眼鏡のレンズ取付け構造。
  5. 【請求項5】前記レンズ面支持部とレンズとの間に分力
    発生用ピースを介在させ、前記ネジ部材とナット部材に
    よる軸方向締め付け力が作用する部位として前記分力発
    生用ピースが当接する座面に分力発生用傾斜面を設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の眼鏡のレンズ取付け
    構造。
  6. 【請求項6】ナットとレンズ面支持部の座面間にナット
    の回り止め手段を設けたことを特徴とする請求項1,
    2,3,4または5に記載の眼鏡のレンズ取付構造。
  7. 【請求項7】レンズ取付手段が眼鏡部品とは別体構成
    で、眼鏡部品には前記取付手段のレンズ面支持部に重ね
    られる支持腕部を有し、レンズ,レンズ面支持部及び眼
    鏡部品の支持腕部を重ね合わせてネジ部材によって共締
    めすることを特徴とする請求項1または2に記載の眼鏡
    のレンズ取付け構造。
  8. 【請求項8】前記ネジ部材とナット部材による軸方向締
    め付け力が作用する部位として、前記レンズ面支持部の
    前記眼鏡部品の支持腕部との当接面に、分力発生用傾斜
    面を設けたことを特徴とする請求項7に記載の眼鏡のレ
    ンズ取付け構造。
  9. 【請求項9】前記レンズ取付手段のレンズ面支持部と前
    記眼鏡部品の支持腕部との当接面間には、前記端面支持
    部のレンズ端面に対して接離する方向の相対移動を許容
    し、かつ前記レンズ面支持部と前記支持腕部間のネジ部
    材回りの回り止めを図る回り止め手段を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の眼鏡のレンズ取付け構造。
JP12575595A 1994-04-26 1995-04-26 眼鏡のレンズ取付構造 Withdrawn JPH0815650A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003012530A1 (fr) * 2001-08-01 2003-02-13 Vision Optic Co., Ltd. Lunettes non cerclees
CN103217806A (zh) * 2013-04-07 2013-07-24 巨龙光学(福建)有限公司 无框眼镜

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WO2003012530A1 (fr) * 2001-08-01 2003-02-13 Vision Optic Co., Ltd. Lunettes non cerclees
CN103217806A (zh) * 2013-04-07 2013-07-24 巨龙光学(福建)有限公司 无框眼镜

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