JPH08156132A - タイヤコードプライの製造方法 - Google Patents
タイヤコードプライの製造方法Info
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- JPH08156132A JPH08156132A JP6321580A JP32158094A JPH08156132A JP H08156132 A JPH08156132 A JP H08156132A JP 6321580 A JP6321580 A JP 6321580A JP 32158094 A JP32158094 A JP 32158094A JP H08156132 A JPH08156132 A JP H08156132A
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Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】タイヤコードプライの仕上がり巾を埋設される
コード並行体のしかもその位置における横断巾に応じて
設定でき、完成されたタイヤコードプライの仕上がり精
度を高める。 【構成】カレンダー工程Bに先立ちコード並列体3の並
列体3のコード端E1の位置をカレンダー基準点Pを基
準として測定する測定工程Aを設け、又カレンダー工程
以降において前記測定工程の記録に基づき、カレンダー
工程により転写されたトッピングゴムのはみ出し部を切
除することにより、タイヤコードプライ5のトッピング
ゴムのはみ出し長さを揃える巾整形工程Cを設けてい
る。
コード並行体のしかもその位置における横断巾に応じて
設定でき、完成されたタイヤコードプライの仕上がり精
度を高める。 【構成】カレンダー工程Bに先立ちコード並列体3の並
列体3のコード端E1の位置をカレンダー基準点Pを基
準として測定する測定工程Aを設け、又カレンダー工程
以降において前記測定工程の記録に基づき、カレンダー
工程により転写されたトッピングゴムのはみ出し部を切
除することにより、タイヤコードプライ5のトッピング
ゴムのはみ出し長さを揃える巾整形工程Cを設けてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤコードプライの
両側縁におけるゴムのはみ出し寸法を精度よく規制する
ことによって、タイヤコードプライの品質を高めうるタ
イヤコードプライの製造方法に関する。
両側縁におけるゴムのはみ出し寸法を精度よく規制する
ことによって、タイヤコードプライの品質を高めうるタ
イヤコードプライの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばタイヤの骨組体を構成するカーカ
ス、ベルト層は、有機繊維又はスチールコードからなる
タイヤコードを並行に配列し、コード配列体にカレンダ
ーを用いてトッピングゴムを被覆しゴム付きコード配列
体を形成するとともに、このゴム付きコード配列体の両
側部をカッターにより切除することにより定められた巾
寸法を有するタイヤコードプライを得ていた。
ス、ベルト層は、有機繊維又はスチールコードからなる
タイヤコードを並行に配列し、コード配列体にカレンダ
ーを用いてトッピングゴムを被覆しゴム付きコード配列
体を形成するとともに、このゴム付きコード配列体の両
側部をカッターにより切除することにより定められた巾
寸法を有するタイヤコードプライを得ていた。
【0003】従来においては、カッターによる前記切除
に際して、ゴム付きコード配列体の中央へ常に向かおう
とする力が働くカッター刃を使用することにより、カレ
ンダー成形された前記ゴム付きコード配列体の巾寸法変
化にはある程度追随して切除していた。
に際して、ゴム付きコード配列体の中央へ常に向かおう
とする力が働くカッター刃を使用することにより、カレ
ンダー成形された前記ゴム付きコード配列体の巾寸法変
化にはある程度追随して切除していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴム付きコー
ド配列体に急激な巾変化が生じた場合には追随し得ず、
時にはタイヤコードプライの端部を折り曲げ破損させる
ことがあった。
ド配列体に急激な巾変化が生じた場合には追随し得ず、
時にはタイヤコードプライの端部を折り曲げ破損させる
ことがあった。
【0005】このようなタイヤコードプライを用いてタ
イヤを形成した場合には、前記端部における余肉が大き
い部分は、ベルトコードが存在しないため空気充填する
ことによって、タイヤ周面に凹凸が生じ走行性能及び耐
久性を低下させることになる。
イヤを形成した場合には、前記端部における余肉が大き
い部分は、ベルトコードが存在しないため空気充填する
ことによって、タイヤ周面に凹凸が生じ走行性能及び耐
久性を低下させることになる。
【0006】又、このタイヤコードプライを螺旋状に巻
付け広巾のプライを形成する場合には、継ぎ部分でのコ
ード間隔が不揃いとなり、タイヤのユニフォミティを低
下させる。
付け広巾のプライを形成する場合には、継ぎ部分でのコ
ード間隔が不揃いとなり、タイヤのユニフォミティを低
下させる。
【0007】本発明は、カレンダー工程に先立ちコード
並列体のコード端の位置を測定する測定工程と、カレン
ダー工程以後に前記測定工程の記録に基づいて切除する
ことによりトッピングゴムのはみ出し長さを揃える巾整
形工程とを設けることを基本として、タイヤコードプラ
イの両側縁におけるゴムのはみ出し長さを揃えることが
出来、タイヤコードプライの巾寸法精度を高めうるタイ
ヤコードプライの製造方法の提供を目的としている。
並列体のコード端の位置を測定する測定工程と、カレン
ダー工程以後に前記測定工程の記録に基づいて切除する
ことによりトッピングゴムのはみ出し長さを揃える巾整
形工程とを設けることを基本として、タイヤコードプラ
イの両側縁におけるゴムのはみ出し長さを揃えることが
出来、タイヤコードプライの巾寸法精度を高めうるタイ
ヤコードプライの製造方法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺のタイヤ
コードを平行に横に並べたコード並列体にカレンダーを
用いてトッピングゴムを被覆することによりタイヤコー
ドプライを形成するタイヤコードプライの製造方法であ
って、移送される前記コード並列体の移送方向と直角な
コード端の位置をカレンダーに設けるカレンダー基準点
を基準として計測する並列体のコード端位置の測定工程
と、前記並列体のコード端位置の測定工程以降に行わ
れ、コード並列体を挟む2つのゴム付きローラ上のゴム
を両面に転写することにより、ゴム付きコード配列体を
うるトッピングゴムのカレンダー工程と、このカレンダ
ー工程以降に行われ、前記並列体のコード端位置の測定
工程により得られた計測記録に基づいてゴム付きコード
配列体のトッピングゴムのはみ出し部分を切除する切刃
を有し、その切除によって前記トッピングゴムのはみ出
し長さを揃える巾整形工程、とからなるタイヤコードプ
ライの製造方法である。
コードを平行に横に並べたコード並列体にカレンダーを
用いてトッピングゴムを被覆することによりタイヤコー
ドプライを形成するタイヤコードプライの製造方法であ
って、移送される前記コード並列体の移送方向と直角な
コード端の位置をカレンダーに設けるカレンダー基準点
を基準として計測する並列体のコード端位置の測定工程
と、前記並列体のコード端位置の測定工程以降に行わ
れ、コード並列体を挟む2つのゴム付きローラ上のゴム
を両面に転写することにより、ゴム付きコード配列体を
うるトッピングゴムのカレンダー工程と、このカレンダ
ー工程以降に行われ、前記並列体のコード端位置の測定
工程により得られた計測記録に基づいてゴム付きコード
配列体のトッピングゴムのはみ出し部分を切除する切刃
を有し、その切除によって前記トッピングゴムのはみ出
し長さを揃える巾整形工程、とからなるタイヤコードプ
ライの製造方法である。
【0009】なお、整形工程においては、タイヤコード
プライの側縁を前記コード並列体のコード端位置にでき
るだけ近づけて切除するのが好ましい。
プライの側縁を前記コード並列体のコード端位置にでき
るだけ近づけて切除するのが好ましい。
【0010】
【作用】カレンダー工程に先立ち前記方法による並列体
のコード端位置の測定工程が設けられている。これによ
って、コード並列体にゴム転写することによりゴム付き
コード配列体を形成された後であってもコード並列体の
姿態が明確に把握でき、巾整形工程におけるはみ出し部
分の切除が容易となる。
のコード端位置の測定工程が設けられている。これによ
って、コード並列体にゴム転写することによりゴム付き
コード配列体を形成された後であってもコード並列体の
姿態が明確に把握でき、巾整形工程におけるはみ出し部
分の切除が容易となる。
【0011】又、巾整形工程は、測定工程によって得ら
れた計測記録に基づいてはみ出し部分を切除するため、
トッピングゴムのはみ出し長さの設定が容易となる。又
タイヤコードプライの側縁を前記コード並列体のコード
端位置に近づけることが出来、高い巾精度を具えたタイ
ヤコードプライを形成でき、このタイヤコードプライを
用いてタイヤを形成すれば余肉が少なくかつ均等である
ことによって、タイヤ内腔に空気を充填した際にもタイ
ヤ周面に凹凸が生じることがなく、ユニフォミティの安
定を図り、走行性能も高まりかつ耐久性が向上する。
れた計測記録に基づいてはみ出し部分を切除するため、
トッピングゴムのはみ出し長さの設定が容易となる。又
タイヤコードプライの側縁を前記コード並列体のコード
端位置に近づけることが出来、高い巾精度を具えたタイ
ヤコードプライを形成でき、このタイヤコードプライを
用いてタイヤを形成すれば余肉が少なくかつ均等である
ことによって、タイヤ内腔に空気を充填した際にもタイ
ヤ周面に凹凸が生じることがなく、ユニフォミティの安
定を図り、走行性能も高まりかつ耐久性が向上する。
【0012】さらには、このタイヤコードプライを螺旋
巻きすることによって得られる広巾のプライは、タイヤ
コードプライの側縁が衝合することによって形成される
継ぎ部分にあっても埋設されるコード間隔を一定に保持
でき、ユニフォミティの高いかつ剛性段差が生じない均
質な広巾のタイヤプライを形成しうる。
巻きすることによって得られる広巾のプライは、タイヤ
コードプライの側縁が衝合することによって形成される
継ぎ部分にあっても埋設されるコード間隔を一定に保持
でき、ユニフォミティの高いかつ剛性段差が生じない均
質な広巾のタイヤプライを形成しうる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において、タイヤコードプライの製造方法(以下
製造方法という)は、長尺のタイヤコードを平行に横に
並べたコード並列体3にトッピングゴム4を被覆するこ
とによりタイヤコードプライ5を形成する方法である。
る。図において、タイヤコードプライの製造方法(以下
製造方法という)は、長尺のタイヤコードを平行に横に
並べたコード並列体3にトッピングゴム4を被覆するこ
とによりタイヤコードプライ5を形成する方法である。
【0014】この製造方法は、コード並列体3の移送方
向と直角なコード端の位置をカレンダー2に設けるカレ
ンダー基準点Pを基準として計測するコード端位置E
1、E1の測定工程A、この測定工程A以降に行われ、
前記コード並列体3にトッピングゴム4を被覆しゴム付
きコード配列体6をうるトッピングゴムのカレンダー工
程B、及びこのカレンダー工程B以降に行われ、ゴム付
きコード配列体6におけるトッピングゴム4のはみ出し
部分Dを切除し、トッピングゴム4のはみ出し長さw1
を揃えタイヤコードプライ5を形成する巾整形工程Cと
からなる。又本実施例では、巾整形工程C以降におい
て、形成された前記タイヤコードプライ5を巻取る巻取
りドラム10を用いた巻取り工程Kが設けられる。
向と直角なコード端の位置をカレンダー2に設けるカレ
ンダー基準点Pを基準として計測するコード端位置E
1、E1の測定工程A、この測定工程A以降に行われ、
前記コード並列体3にトッピングゴム4を被覆しゴム付
きコード配列体6をうるトッピングゴムのカレンダー工
程B、及びこのカレンダー工程B以降に行われ、ゴム付
きコード配列体6におけるトッピングゴム4のはみ出し
部分Dを切除し、トッピングゴム4のはみ出し長さw1
を揃えタイヤコードプライ5を形成する巾整形工程Cと
からなる。又本実施例では、巾整形工程C以降におい
て、形成された前記タイヤコードプライ5を巻取る巻取
りドラム10を用いた巻取り工程Kが設けられる。
【0015】コード並列体3は、図1に示すように、ボ
ビン11…から巻戻される複数本、本例では5本のタイ
ヤコードS…によって形成される。タイヤコードSは、
ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド
等の有機繊維が用いられる。
ビン11…から巻戻される複数本、本例では5本のタイ
ヤコードS…によって形成される。タイヤコードSは、
ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド
等の有機繊維が用いられる。
【0016】測定工程Aにおいては、コード並列体3の
移送方法と直角なコード端の位置E1、E1をカレンダ
ー2に設けるカレンダー基準点Pを基準として、基準点
Pとコード端E1、E1の位置との間の距離を計測す
る。本実施例では、前記コード端E1、E1の位置は光
センサーからなる計測具14によって行われ、発光体1
5からの光をコード並列体3が遮光することによって、
コード並列体3のコード端の位置E1、E1を連続的に
計測し、その計測記録は記録部16に連続的に記憶され
る。
移送方法と直角なコード端の位置E1、E1をカレンダ
ー2に設けるカレンダー基準点Pを基準として、基準点
Pとコード端E1、E1の位置との間の距離を計測す
る。本実施例では、前記コード端E1、E1の位置は光
センサーからなる計測具14によって行われ、発光体1
5からの光をコード並列体3が遮光することによって、
コード並列体3のコード端の位置E1、E1を連続的に
計測し、その計測記録は記録部16に連続的に記憶され
る。
【0017】カレンダー工程Bは、コード並列体3を挟
んで配される2つの転写ローラの周面にゴムを付着させ
たゴム付きローラ7、7を有するカレンダー2によって
行われる。ゴム付きローラ7、7に付着するゴムは、コ
ード並列体3が両ローラ7、7間を通ることによって、
コード並列体3に転写され、トッピングされることによ
りゴム付きコード配列体6が得られる。
んで配される2つの転写ローラの周面にゴムを付着させ
たゴム付きローラ7、7を有するカレンダー2によって
行われる。ゴム付きローラ7、7に付着するゴムは、コ
ード並列体3が両ローラ7、7間を通ることによって、
コード並列体3に転写され、トッピングされることによ
りゴム付きコード配列体6が得られる。
【0018】なお前記カレンダー工程において、トッピ
ングゴム4は、2つの転写ローラ間の隙間は規制されて
いることにより、均等厚にかつ所定の寸法に仕上がるの
であるが余分なゴムはコード並列体3のコード端E1、
E1から側方にはみ出し、従って形成されたゴム付きコ
ード配列体6は、両側にはみ出し部分D、Dが存在する
こととなる。又このはみ出し部分Dは両側において不均
等に生じることが多い。
ングゴム4は、2つの転写ローラ間の隙間は規制されて
いることにより、均等厚にかつ所定の寸法に仕上がるの
であるが余分なゴムはコード並列体3のコード端E1、
E1から側方にはみ出し、従って形成されたゴム付きコ
ード配列体6は、両側にはみ出し部分D、Dが存在する
こととなる。又このはみ出し部分Dは両側において不均
等に生じることが多い。
【0019】巾整形工程Cは、カレンダー2と、巻取ド
ラム10との間に配される巾整形具21によって行われ
る。巾整形機21は、前記ゴム付きコード配列体6を挟
んで配される案内ローラ22とカッター具23とからな
る。
ラム10との間に配される巾整形具21によって行われ
る。巾整形機21は、前記ゴム付きコード配列体6を挟
んで配される案内ローラ22とカッター具23とからな
る。
【0020】案内ローラ22は、ゴム付きコード配列体
6の移動に追従して回転するフリーローラであり、本例
では、その周面にウレタンゴム等の硬質ゴム22Aが巻
装される。ゴム付きコード配列体6は、案内ローラ22
の周面に沿って湾曲し、これによってこのゴム付きコー
ド配列体6は案内ローラ22に向かって押圧される。
6の移動に追従して回転するフリーローラであり、本例
では、その周面にウレタンゴム等の硬質ゴム22Aが巻
装される。ゴム付きコード配列体6は、案内ローラ22
の周面に沿って湾曲し、これによってこのゴム付きコー
ド配列体6は案内ローラ22に向かって押圧される。
【0021】カッター具23は、前記案内ローラ22に
向く切刃9を有する一対のカッタ24、24を具え、本
例では、このカッタ24は本例ではカッタ支持台25に
回転可能に支持された円形カッタとして形成されてい
る。又カッタ支持台25は、基台26上に、コード並列
体3の横断方向に移動可能にかつそれぞれ独立して配置
される。
向く切刃9を有する一対のカッタ24、24を具え、本
例では、このカッタ24は本例ではカッタ支持台25に
回転可能に支持された円形カッタとして形成されてい
る。又カッタ支持台25は、基台26上に、コード並列
体3の横断方向に移動可能にかつそれぞれ独立して配置
される。
【0022】カッタ支持台25は、ロッド27Aが伸縮
する例えばボールネジを用いたリニアアクチュエータ等
の直線作動機27のそのロッド27Aの先端に接続さ
れ、直線作動機27の作動により、夫々個別に移動させ
ることが出来る。
する例えばボールネジを用いたリニアアクチュエータ等
の直線作動機27のそのロッド27Aの先端に接続さ
れ、直線作動機27の作動により、夫々個別に移動させ
ることが出来る。
【0023】前記切刃9の位置決めは、測定工程Aにお
いて計測しかつ記録部16に収容される計測記録に基づ
き行われる。前記記録部16に連設される制御部17に
は、測長具14と巾整形機21との間の距離Nと、巻取
ドラム10に付設されるモータMの回転数、即ちコード
並列体3の移送速度とによって算出される遅延作動時間
を算出する回路が設けられ、これによって、コード並列
体3の切除位置での両側のコード端E1、E1の位置を
巾成形機21に伝えることが出来る。又コード並列体3
の中心位置Lも併せて記録されており、その指示によ
り、両側に配されるそれぞれの直線作動機27、27を
個別に作動させ、それぞれのカッタ24、24を位置決
めする。
いて計測しかつ記録部16に収容される計測記録に基づ
き行われる。前記記録部16に連設される制御部17に
は、測長具14と巾整形機21との間の距離Nと、巻取
ドラム10に付設されるモータMの回転数、即ちコード
並列体3の移送速度とによって算出される遅延作動時間
を算出する回路が設けられ、これによって、コード並列
体3の切除位置での両側のコード端E1、E1の位置を
巾成形機21に伝えることが出来る。又コード並列体3
の中心位置Lも併せて記録されており、その指示によ
り、両側に配されるそれぞれの直線作動機27、27を
個別に作動させ、それぞれのカッタ24、24を位置決
めする。
【0024】従ってカッタ24、24の切刃9によって
ゴム付きコード配列体6は、その両側に存するはみ出し
部分Dが切除され、しかもその切除によって、形成され
たタイヤコードプライ6は、コード並列体3の前記コー
ド端E1、E1から左右等しいはみ出し長さw1を有し
て巾整形される。
ゴム付きコード配列体6は、その両側に存するはみ出し
部分Dが切除され、しかもその切除によって、形成され
たタイヤコードプライ6は、コード並列体3の前記コー
ド端E1、E1から左右等しいはみ出し長さw1を有し
て巾整形される。
【0025】なお本発明において、測定工程Aにおける
前記コード端E1の位置の計測は、空気圧、空気流量の
変化により計測する空気圧センサ、静電容量の変化によ
り計測する電気センサ等の長さを計測するためのセンサ
ならば広く採用でき、又巾整形工程Cにおける切刃は周
回する帯状の刃体からなるものであってもよく、本発明
は、種々な態様に変形できる。
前記コード端E1の位置の計測は、空気圧、空気流量の
変化により計測する空気圧センサ、静電容量の変化によ
り計測する電気センサ等の長さを計測するためのセンサ
ならば広く採用でき、又巾整形工程Cにおける切刃は周
回する帯状の刃体からなるものであってもよく、本発明
は、種々な態様に変形できる。
【0026】
【発明の効果】叙上の如く本発明のタイヤコードプライ
の製造方法は、カレンダー工程に先立ちコード並列体の
コード端E1の位置を測定する測定工程を設けるととも
に、カレンダー工程以後において前記測定工程の記録に
基づいて切除によりコード並列体の端縁からトッピング
ゴムがはみ出すはみ出し長さを揃える巾整形工程とを設
けたため、形成されたタイヤコードプライにおいて、コ
ード並列体から側方にはみ出すトッピングゴムのはみ出
し長さを揃えることが出来、タイヤコードプライの仕上
がり巾精度を高めうる。又このタイヤコードプライを螺
旋状に巻付け広巾のタイヤプライを形成した場合には、
その衝合部におけるタイヤコード間隔を一定値に保持で
きユニフォミティの高い広巾のタイヤプライを提供する
ことが出来る。
の製造方法は、カレンダー工程に先立ちコード並列体の
コード端E1の位置を測定する測定工程を設けるととも
に、カレンダー工程以後において前記測定工程の記録に
基づいて切除によりコード並列体の端縁からトッピング
ゴムがはみ出すはみ出し長さを揃える巾整形工程とを設
けたため、形成されたタイヤコードプライにおいて、コ
ード並列体から側方にはみ出すトッピングゴムのはみ出
し長さを揃えることが出来、タイヤコードプライの仕上
がり巾精度を高めうる。又このタイヤコードプライを螺
旋状に巻付け広巾のタイヤプライを形成した場合には、
その衝合部におけるタイヤコード間隔を一定値に保持で
きユニフォミティの高い広巾のタイヤプライを提供する
ことが出来る。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】(A)はコード並列体、(B)はゴム付きコー
ド配列体、(C)は完成されたタイヤコードプライの各
断面図である。
ド配列体、(C)は完成されたタイヤコードプライの各
断面図である。
【図3】測長具の一例を示す断面図である。
【図4】巾整形機の一例を示す断面図である。
2 カレンダー 3 コード並列体 4 トッピングゴム 5 タイヤコードプライ 6 ゴム付きコード配列体 7 ゴム付きローラ 9 切刃 A 測定工程 B カレンダー工程 C 巾整形工程 E1 コード端 P 基準点 S タイヤコード W1 基準点からコード端までの距離 w1 はみ出し長さ
Claims (1)
- 【請求項1】長尺のタイヤコードを平行に横に並べたコ
ード並列体にカレンダーを用いてトッピングゴムを被覆
することによりタイヤコードプライを形成するタイヤコ
ードプライの製造方法であって、 移送される前記コード並列体の移送方向と直角なコード
端の位置をカレンダーに設けるカレンダー基準点を基準
として計測する並列体のコード端位置の測定工程と、 前記並列体のコード端位置の測定工程以降に行われ、コ
ード並列体を挟む2つのゴム付きローラ上のゴムを両面
に転写されることにより、ゴム付きコード配列体をうる
トッピングゴムのカレンダー工程と、 このカレンダー工程以降に行われ、前記並列体のコード
端位置の測定工程により得られた計測記録に基づいてゴ
ム付きコード配列体のトッピングゴムのはみ出し部分を
切除する切刃を有し、その切除によって前記トッピング
ゴムのはみ出し長さを揃える巾整形工程、 とからなるタイヤコードプライの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6321580A JPH08156132A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | タイヤコードプライの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6321580A JPH08156132A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | タイヤコードプライの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08156132A true JPH08156132A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18134148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6321580A Pending JPH08156132A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | タイヤコードプライの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08156132A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1994-11-29 JP JP6321580A patent/JPH08156132A/ja active Pending
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