JPH08155187A - 全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置 - Google Patents

全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置

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JPH08155187A
JPH08155187A JP6301057A JP30105794A JPH08155187A JP H08155187 A JPH08155187 A JP H08155187A JP 6301057 A JP6301057 A JP 6301057A JP 30105794 A JP30105794 A JP 30105794A JP H08155187 A JPH08155187 A JP H08155187A
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gear shaft
gear
washing
shaft
screwed
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Kenichi Akasaka
兼一 赤坂
Katsuaki Yoshida
勝昭 吉田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置におい
て、ギヤーシャフトがロックして回転不能になったりパ
ルセーターの反転に伴い、異常音が発生することなく、
また、生産性を低下させないようにする。 【構成】 モータにより回転されるギヤーシャフト21
に伝達部22を遊嵌しギヤーシャフトとともに回転さ
せ、ギヤーシャフト21に同心状にギヤーケース13を
配設し、クラッチ板10の開放によりスプリング12を
介して伝達部22の回転をギヤーケース13に伝え、こ
のギヤーケース13に嵌着したブレーキホイール14に
脱水シャフト挿着する。クラッチ板10によりスプリン
グ12をゆるみ方向に開動することにより減速ギヤー1
6を介して洗濯シャフト17に伝達する。伝達部22
は、ギヤーシャフト21に螺合する固定部23によりギ
ヤーシャフト21の第2のワッシャ19との間に所定の
間隙を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全自動洗濯機の洗濯・脱
水切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の全自動洗濯機の洗濯・脱
水切換装置は図5から図7に示すように構成していた。
以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、水受槽1は、下方に洗濯
・脱水切換装置2とモータ3を配設し、底部にパルセー
タ4を有する洗濯兼脱水槽5を内包している。脱水時に
は、モータ3の回転はVベルト6およびプーリー7を介
してギヤーシャフト8に伝えられ、このギヤーシャフト
8とともに回転する伝達部9は、クラッチ板を10を開
放することによりクラッチ切換部11に内包されたスプ
リング12により、巻き込み方向の回転をギヤーケース
13に伝え、このギヤーケース13に嵌着したブレーキ
ホイール14に挿着した脱水シャフト15を回転し、洗
濯兼脱水槽5を回転する。
【0004】洗濯時には、クラッチ板10に設けられた
爪部10aがクラッチ切換部11に係合し、中のスプリ
ング12をゆるみ方向に開動することにより、ギヤーシ
ャフト8とともに回転する伝達部9は、ギヤーシャフト
8に伝えられた回転をギヤーケース13に伝えず、ブレ
ーキホイール14に内包された減速ギヤー16を介して
洗濯シャフト17に伝達し、パルセーター4を回転す
る。
【0005】ギヤーシャフト8は、ギヤーケース13に
内包された上メタル13aと下メタル13bによって軸
支され、ギヤーシャフト8上方のつば部8aは、第1の
ワッシャ18を介して上メタル13aに支持されてお
り、また、ギヤーシャフト8の下方の段部8bとプーリ
ー7によって伝達部9を支持している。そして、下メタ
ル13bと伝達部9の間に第2のワッシャ19を設け、
さらに第2のワッシャ19と伝達部9の間の間隙Lは、
所定の範囲a≦L≦bに設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような全自動洗濯
機の洗濯・脱水切換装置では、ギヤーシャフト8の寸法
精度、ギヤーケース13の寸法精度、上メタル13aと
下メタル13bの寸法精度および圧入深さ、第1のワッ
シャ18および第2のワッシャ19の寸法精度などによ
り、第2のワッシャ19と伝達部9の間の間隙Lは、所
定の範囲a≦L≦bに設定できなくなる。
【0007】L<aになると、洗濯時において、クラッ
チ板10に設けられた爪部10aがクラッチ切換部11
に係合し、中のスプリング12をゆるみ方向に開動した
としても、ギヤーシャフト8とともに回転する伝達部9
は、第2のワッシャ19との摩擦、つまり、下メタル1
3bとの摩擦が大きくなり下メタル13bを圧入してい
るギヤーケース13に回転を伝達しようとするため、脱
水シャフト15を回転させることになる。しかし、洗濯
時は、洗濯兼脱水槽5には水と洗濯物が入れられてお
り、重量と水の抵抗により洗濯兼脱水槽5に連結された
脱水シャフト15は回転できずロックすることがあっ
た。
【0008】つぎに、b<Lになると、ギヤーシャフト
8に伝えられた回転が、減速ギヤー16を介して洗濯シ
ャフト17に伝達されるとき、減速ギヤー16が静音化
のためにはすば歯車等を用いた場合、ギヤーシャフト8
に上下方向の力が働き、第2のワッシャ19と伝達部9
の間の間隙Lをギヤーシャフト8が移動し、その結果、
第2のワッシャ19に伝達部9が当たる音と、ギヤーシ
ャフト8上方のつば部8aが、第1のワッシャ18を介
して上メタル13aにあたる音がパルセータ4の反転に
ともない発生することがあった。
【0009】そして、第2のワッシャ19と伝達部9の
間の間隙Lを、所定の範囲a≦L≦bに設定するため
に、各部品を寸法レベルで区分けして、組合せで設定す
るなどにより、生産性を低下させるという問題があっ
た。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、第2
のワッシャと伝達部の間の間隙を所定の範囲に確実に設
定するようにし、ギヤーシャフトがロックして回転不能
になったり、減速ギヤーが静音化のためにはすば歯車な
どを用いた場合でも、パルセータの反転にともない異常
音が発生することなく、また、生産性を低下させないよ
うにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、モータにより回転されるギヤーシャフト
と、このギヤーシャフトに遊嵌しかつギヤーシャフトと
ともに回転する伝達部と、前記ギヤーシャフトに同心状
に配設しクラッチ板の開放によりクラッチ切換部に内包
されたスプリングを介して前記伝達部の回転を伝えるギ
ヤーケースと、このギヤーケースに嵌着したブレーキホ
イールに挿着した脱水シャフトと、前記クラッチ板によ
り前記スプリングをゆるみ方向に開動することにより前
記ブレーキホイールに内包された減速ギヤーを介して伝
達される洗濯シャフトとを備え、前記伝達部は、前記ギ
ヤーシャフトに螺合する固定部により前記ギヤーシャフ
トの支持部材との間に所定の間隙を設けるようにしたこ
とを第1の課題解決手段としている。
【0012】また、上記第1の課題解決手段の伝達部の
下方に所定の深さの円筒形状凹部を設け、固定部は、内
部にギヤーシャフトの略円柱形状部のねじ部に螺合する
ねじ部を設け、外形を前記伝達部の円筒形状凹部の内径
より小さく、かつ円筒形状凹部の深さより高くし、少な
くとも1組の平行な平面を設けた略円柱形状としたこと
を第2の課題解決手段としている。
【0013】また、上記第1の課題解決手段の伝達部の
下方に所定の深さの円筒形状凹部を設け、固定部は、内
部にギヤーシャフトの略円柱形状部のねじ部に螺合する
ねじ部を設け、外形を前記伝達部の円筒形状凹部の内径
より小さく、かつ円筒形状凹部の深さより高くし、底面
に少なくとも2箇所以上の凹部を設けた円柱形状とした
ことを第3の課題解決手段としている。
【0014】また、上記第1の課題解決手段の固定部
は、内部にギヤーシャフトの略円柱形状部のねじ部に螺
合するねじ部を設け、外部に少なくとも1組の平行な平
面を設けた略円柱形状としたことを第4の課題解決手段
としている。
【0015】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
クラッチ切換部によってモータにより回転されるギヤー
シャフトの回転を脱水シャフトまたは洗濯シャフトに伝
達することができ、ギヤーシャフトとともに回転する伝
達部は、ギヤーシャフトに螺合する固定部によりギヤー
シャフトの支持部材との間に所定の間隙を設けているた
め、ギヤーシャフトがロックして回転不能になったり、
減速ギヤーが静音化のためにはすば歯車等を用いた場合
でもパルセータの反転にともない異常音が発生すること
がなくなる。
【0016】また、第2の課題解決手段により、固定部
は、外形を少なくとも1組の平行な平面を設けた略円柱
形状としているので、ギヤーシャフトの略円柱形状部の
ねじ部に螺合することができ、この螺合によって、ギヤ
ーシャフトの支持部材を構成する第2のワッシャと伝達
部の間の間隙Lを所定の範囲a≦L≦bに確実に設定で
き、ギヤーシャフトがロックして回転不能になったり、
減速ギヤーが静音化のためにはすば歯車等を用いた場合
でも、パルセータの反転にともない異常音が発生するこ
となく、また、生産性を低下させることもない。
【0017】また、第3の課題解決手段により、固定部
は、底面に少なくとも2箇所以上の凹部を設けた円柱形
状としているので、ギヤーシャフトの略円柱形状部のね
じ部に螺合することができ、この螺合によって、ギヤー
シャフトの支持部材を構成する第2のワッシャと伝達部
の間の間隙Lを所定の範囲a≦L≦bに確実に設定で
き、ギヤーシャフトがロックして回転不能になったり、
減速ギヤーが静音化のためにはすば歯車等を用いた場合
でも、パルセータの反転にともない異常音が発生するこ
となく、また、生産性を低下させることもない。
【0018】また、第4の課題解決手段により、固定部
は、外部に少なくとも1組の平行な平面を設けた略円柱
形状としているので、ギヤーシャフトの略円柱形状部の
ねじ部に螺合することができ、この螺合によって、ギヤ
ーシャフトの支持部材を構成する第2のワッシャと伝達
部の間の間隙Lを所定の範囲a≦L≦bに確実に設定で
き、ギヤーシャフトがロックして回転不能になったり、
減速ギヤーが静音化のためにはすば歯車等を用いた場合
でも、パルセータの反転にともない異常音が発生するこ
となく、また、生産性を低下させることもない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成の
ものは同一符号を付して説明を省略する。
【0020】図に示すように、ギヤーシャフト21は、
ギヤーケース13に内包された上メタル13aと下メタ
ル13bによって軸支され、ギヤーシャフト21上方の
つば部21aは、第1のワッシャ18を介して上メタル
13aに支持されており、下方は少なくとも1組の平行
な平面を設けた略円柱形状とし、図2(b)に示すよう
に、その略円柱形状部にねじ部21cを設けている。
【0021】伝達部22は、図2(c)に示すように、内
部にギヤーシャフト21の略円柱形状部と遊嵌さめる少
なくとも1組の平行な平面を設けた略円柱形状の穴部2
2aを設け、外部は円柱形状とし、下方に所定の深さの
円筒形状凹部22bを設けている。固定部23は、図2
(d)に示すように、内部にギヤーシャフト21の略円柱
形状部のねじ部21cに螺合するねじ部23aを設け、
外部は、伝達部22の下方の円筒形状凹部22bの内径
より小さく、伝達部22の下方の円筒形状凹部22bの
深さより高くし、少なくとも1組の平行な平面を設けた
略円柱形状としている。
【0022】上記構成において作用を説明すると、固定
部23のねじ部23aとギヤーシャフト21の略円柱形
状部のねじ部21cとの螺合によって、第2のワッシャ
19と伝達部22の間の間隙Lを、図2(a)に示すよう
に、簡単に所定の範囲a≦L≦bに確実に設定すること
ができる。
【0023】したがって、伝達部22と第2のワッシャ
19との摩擦、つまり下メタル13bとの摩擦が大きく
なることなく、また、第2のワッシャ19と伝達部22
の間の間隙Lをギヤーシャフト21が移動することもな
く、さらに、各部品を寸法レベルで区分けして、組合せ
で設定することなどを行う必要もないため、ギヤーシャ
フト21がロックして回転不能になったり、減速ギヤ1
6が静音化のためにはすば歯車などを用いた場合でも、
パルセーター4の反転に伴い、異常音が発生することな
く、また、生産性を低下させることもなくなる。
【0024】ここで、固定部23には少なくとも1組の
平行な平面23bを設けており、この平面部23bを作
用点としてねじの螺合を簡単におこなうことができ、ま
た、伝達部22の下方の円筒形状凹部22bにより固定
部23を内包することで、伝達部22のスプリング12
との接触面が少なくならず、ギヤーシャフト21の回転
をギヤーケース13に十分伝えることができる。
【0025】つぎに、本発明の第2の実施例を図3を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0026】図に示すように、固定部24は、内部にギ
ヤーシャフト21の略円柱形状部のねじ部21cに螺合
するねじ部24aを設け、外形を伝達部22の円筒形状
凹部22bの内径より小さく、円筒形状凹部22bの深
さより高くし、底面に少なくとも2箇所以上の凹部24
bを設けた円柱形状としている。
【0027】上記構成において作用を説明すると、固定
部24の底面の凹部24bによって固定部24のねじ部
24aとギヤーシャフト21の略円柱形状部のねじ部2
1cとを螺合することができ、この螺合によって、第2
のワッシャ19と伝達部22の間の間隙Lを簡単に所定
の範囲a≦L≦bに確実に設定できる。
【0028】したがって、伝達部22と第2のワッシャ
19との摩擦つまり、下メタル13bとの摩擦が大きく
なることなく、また、第2のワッシャ19と伝達部22
の間の間隙Lをギヤーシャフト21が移動することもな
く、さらに、各部品を寸法レベルで区分けして、組合せ
で設定することなどを行う必要もないため、ギヤーシャ
フト21がロックして回転不能になったり、減速ギヤ1
6に静音化のためにはすば歯車などを用いた場合でも、
パルセーター4の反転に伴い、異常音が発生することな
く、また、生産性を低下させることもなくなる。
【0029】ここで、固定部24の底面には少なくとも
2箇所以上の凹部24bを設けており、この凹部24b
を作用点としてねじの螺合を簡単におこなうことがで
き、また、伝達部22の下方の円筒形状凹部22bによ
り固定部22を内包することで、伝達部22のスプリン
グ12との接触面が少なくならず、ギヤーシャフト21
の回転をギヤーケース13に十分伝えることができ、さ
らに、固定部22を円柱形状とすることで、プーリー7
との接触面を大きくでき、ナット20のゆるみを防止す
ることができる。
【0030】つぎに、本発明の第3の実施例を図4を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0031】図に示すように、固定部25は、内部にギ
ヤーシャフト21の略円柱形状部のねじ部21cに螺合
するねじ部25aを設け、外部に少なくとも1組の平行
な平面25bを設けた略円柱形状としている。伝達部2
6は、内部にギヤーシャフト21の略円柱形状部と遊嵌
させる少なくとも1組の平行な平面を設けた略円柱形状
の穴部26aを設け、外部は円柱形状としている。
【0032】上記構成において作用を説明すると、固定
部25の平行な平面25bによって固定部25のねじ部
25aとギヤーシャフト21の略円柱形状部のねじ部2
1cとを螺合することができ、この螺合によって、第2
のワッシャ19と伝達部26の間の間隙Lを簡単に所定
の範囲a≦L≦bに確実に設定できる。
【0033】したがって、伝達部26と第2のワッシャ
19との摩擦つまり、下メタル13bとの摩擦が大きく
なることなく、また、第2のワッシャ19と伝達部26
の間の間隙Lをギヤーシャフト21が移動することもな
く、さらに、各部品を寸法レベルで区分けして、組合せ
で設定するなどをおこなう必要もないため、ギヤーシャ
フト21がロックして回転不能になったり、減速ギヤ1
6に静音化のためにはすば歯車等を用いた場合でも、パ
ルセーター4の反転に伴い、異常音が発生することな
く、また、生産性を低下させることもなくなる。
【0034】ここで、固定部25には少なくとも1組の
平行な平面25bを設けており、この平面部25bを作
用点としてねじの螺合を簡単におこなうことがで、ま
た、固定部25の外径を伝達部26と同等にでき、プー
リー7との接触面を大きくでき、ナット20のゆるみを
防止できる。
【0035】なお、上記各実施例では、伝達部22また
は26と第2のワッシャ19との間の間隙Lを所定の範
囲a≦L≦bに設定するようにしているが、第2のワッ
シャ19を使用しない場合は、下メタル13bまたはギ
ヤーケース13との間の間隙Lを所定の範囲a≦L≦b
に設定する。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明は、モータにより回
転されるギヤーシャフトと、このギヤーシャフトに遊嵌
しかつギヤーシャフトとともに回転する伝達部と、前記
ギヤーシャフトに同心状に配設しクラッチ板の開放によ
りクラッチ切換部に内包されたスプリングを介して前記
伝達部の回転を伝えるギヤーケースと、このギヤーケー
スに嵌着したブレーキホイールに挿着した脱水シャフト
と、前記クラッチ板により前記スプリングをゆるみ方向
に開動することにより前記ブレーキホイールに内包され
た減速ギヤーを介して伝達される洗濯シャフトとを備
え、前記伝達部は、前記ギヤーシャフトに螺合する固定
部により前記ギヤーシャフトの支持部材との間に所定の
間隙を設けるようにしたから、クラッチ切換部によって
モータにより回転されるギヤーシャフトの回転を脱水シ
ャフトまたは洗濯シャフトに伝達することができ、ギヤ
ーシャフトがロックして回転不能になったり、減速ギヤ
ーが静音化のためにはすば歯車等を用いた場合でもパル
セータの反転にともない異常音が発生するのを防止する
ことができる。
【0037】また、伝達部の下方に所定の深さの円筒形
状凹部を設け、固定部は、内部にギヤーシャフトの略円
柱形状部のねじ部に螺合するねじ部を設け、外形を前記
伝達部の円筒形状凹部の内径より小さく、かつ円筒形状
凹部の深さより高くし、少なくとも1組の平行な平面を
設けた略円柱形状としたから、固定部は、外形の平行な
平面によりギヤーシャフトの略円柱形状部のねじ部に螺
合することができ、この螺合によって、ギヤーシャフト
の支持部材を構成する第2のワッシャと伝達部の間の間
隙Lを所定の範囲a≦L≦bに確実に設定でき、ギヤー
シャフトがロックして回転不能になったり、減速ギヤー
が静音化のためにはすば歯車等を用いた場合でも、パル
セータの反転にともない異常音が発生することなく、ま
た、生産性を低下させることもない。さらに、伝達部と
スプリングとの接触面が少なくならず、ギヤーシャフト
の回転を十分伝えることができる。
【0038】また、伝達部の下方に所定の深さの円筒形
状凹部を設け、固定部は、内部にギヤーシャフトの略円
柱形状部のねじ部に螺合するねじ部を設け、外形を前記
伝達部の円筒形状凹部の内径より小さく、かつ円筒形状
凹部の深さより高くし、底面に少なくとも2箇所以上の
凹部を設けた円柱形状としたから、固定部は、底面に設
けた凹部によりギヤーシャフトの略円柱形状部のねじ部
に螺合することができ、この螺合によって、ギヤーシャ
フトの支持部材を構成する第2のワッシャと伝達部の間
の間隙Lを所定の範囲a≦L≦bに確実に設定でき、ギ
ヤーシャフトがロックして回転不能になったり、減速ギ
ヤーが静音化のためにはすば歯車等を用いた場合でも、
パルセータの反転にともない異常音が発生することな
く、また、生産性を低下させることもない。さらに、伝
達部とスプリングとの接触面が少なくならず、ギヤーシ
ャフトの回転を十分伝えることができ、固定部とプーリ
ーとの接触面を大きくでき、ナットのゆるみを防止でき
る。
【0039】また、固定部は、内部にギヤーシャフトの
略円柱形状部のねじ部に螺合するねじ部を設け、外部に
少なくとも1組の平行な平面を設けた略円柱形状とした
から、固定部は、外部の平行な平面によりギヤーシャフ
トの略円柱形状部のねじ部に螺合することができ、この
螺合によって、ギヤーシャフトの支持部材を構成する第
2のワッシャと伝達部の間の間隙Lを所定の範囲a≦L
≦bに確実に設定でき、ギヤーシャフトがロックして回
転不能になったり、減速ギヤーが静音化のためにはすば
歯車等を用いた場合でも、パルセータの反転にともない
異常音が発生することなく、また、生産性を低下させる
こともない。さらに、固定部とプーリーとの接触面を大
きくでき、ナットのゆるみを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全自動洗濯機の洗濯・
脱水切換装置の断面図
【図2】(a) 同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置の要
部断面図 (b) 同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置のギヤーシャ
フトの断面図 (c) 同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置の伝達部の下
面図 (d) 同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置の固定部の下
面図
【図3】(a) 本発明の第2の実施例の同全自動洗濯機の
洗濯・脱水切換装置の要部断面図 (b) 同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置の固定部の下
面図
【図4】(a) 本発明の第2の実施例の同全自動洗濯機の
洗濯・脱水切換装置の要部断面図 (b) 同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置の固定部の下
面図 (c) 同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置の伝達部の下
面図
【図5】従来の全自動洗濯機の断面図
【図6】同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置の断面図
【図7】同全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置の要部断
面図
【符号の説明】
10 クラッチ板 11 クラッチ切換部 12 スプリング 13 ギヤーケース 14 ブレーキホイール 15 脱水シャフト 16 減速ギヤー 17 洗濯シャフト 19 第2のワッシャ(支持部材) 21 ギヤーシャフト 22 伝達部 23 固定部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転されるギヤーシャフト
    と、このギヤーシャフトに遊嵌しかつギヤーシャフトと
    ともに回転する伝達部と、前記ギヤーシャフトに同心状
    に配設しクラッチ板の開放によりクラッチ切換部に内包
    されたスプリングを介して前記伝達部の回転を伝えるギ
    ヤーケースと、このギヤーケースに嵌着したブレーキホ
    イールに挿着した脱水シャフトと、前記クラッチ板によ
    り前記スプリングをゆるみ方向に開動することにより前
    記ブレーキホイールに内包された減速ギヤーを介して伝
    達される洗濯シャフトとを備え、前記伝達部は、前記ギ
    ヤーシャフトに螺合する固定部により前記ギヤーシャフ
    トの支持部材との間に所定の間隙を設けるようにした全
    自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置。
  2. 【請求項2】 伝達部の下方に所定の深さの円筒形状凹
    部を設け、固定部は、内部にギヤーシャフトの略円柱形
    状部のねじ部に螺合するねじ部を設け、外形を前記伝達
    部の円筒形状凹部の内径より小さく、かつ円筒形状凹部
    の深さより高くし、少なくとも1組の平行な平面を設け
    た略円柱形状とした請求項1記載の全自動洗濯機の洗濯
    ・脱水切換装置。
  3. 【請求項3】 伝達部の下方に所定の深さの円筒形状凹
    部を設け、固定部は、内部にギヤーシャフトの略円柱形
    状部のねじ部に螺合するねじ部を設け、外形を前記伝達
    部の円筒形状凹部の内径より小さく、かつ円筒形状凹部
    の深さより高くし、底面に少なくとも2箇所以上の凹部
    を設けた円柱形状とした請求項1記載の全自動洗濯機の
    洗濯・脱水切換装置。
  4. 【請求項4】 固定部は、内部にギヤーシャフトの略円
    柱形状部のねじ部に螺合するねじ部を設け、外部に少な
    くとも1組の平行な平面を設けた略円柱形状とした請求
    項1記載の全自動洗濯機の洗濯・脱水切換装置。
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