JPH081544B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH081544B2
JPH081544B2 JP4320059A JP32005992A JPH081544B2 JP H081544 B2 JPH081544 B2 JP H081544B2 JP 4320059 A JP4320059 A JP 4320059A JP 32005992 A JP32005992 A JP 32005992A JP H081544 B2 JPH081544 B2 JP H081544B2
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利枝子 片岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示装置に関し、さらに
詳しくはユーザ向けの輝度調整機能として、入力信号の
信号増幅率を制御するためのコントラスト調整つまみ
と、背景の白色輝度(ラスター輝度)を制御するための
ブライトネス調整つまみの2つの調整つまみを有するC
RT(陰極線管)表示装置の輝度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ画像信号を受け取るアナログイ
ンタフェースを有するCRT表示装置は輝度階調が周囲
の明るさで見えにくくなる、または低輝度域が見えにく
くなるという現象がある。すなわち、真っ暗な背景(バ
ックグランド)でも外光反射があるので、背景画面は外
光の強度に応じたある輝度を有する。そのためCRT表
示画面に出力輝度が複数レベルにより表示されている場
合、例えばグレースケールが表示されている場合に、非
常に明るい室内では黒に近い階調が見えにくく背景と区
別がつかなくなる。従来、これを補正するために、ブラ
イトネス調整つまみによりCRTのカソードに加わる電
圧を調整することによりビデオ信号の輝度を上昇する輝
度調整が一般に行われている。このブライトネス調整つ
まみの操作に応じて、背景色の黒レベルおよび階調情報
を白方向に単純にシフトするもの、そのシフトした信号
の中である一定レベル以上の輝度信号を全て同じレベル
の輝度信号として画面出力するもの、あるいは自動輝度
制限回路により、出力輝度を自動調整するものが提供さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単純に
背景色の黒レベルを白方向にシフトすると、図1の
(A)に示すように、最大輝度レベルで出力されていた
表示信号がそのレベルを越えるために、その信号は人間
の目からみて白の識別ができなくなるとともに、過大電
流が受像管に流れるのでホーカスがぼけるというフォー
カス劣化や画面歪が生じ、かつ過剰の電子がシャドウマ
スクにぶつかることによるシャドウマスクの熱変形が原
因の色ずれ(ドーミング、またはthermal de
formationと称する)が生じて本来の色が出な
い、またX線輻射が増大するという弊害がある。
【0004】そこで、ホワイトピーククリップ回路を用
いて上記シフト後のある一定レベル以上の輝度信号を全
て同じレベルの輝度として画面出力するという方式のも
のが提案されている。この場合は人間の目が飽和してし
まうことでTV画面のような自然画(動画)においては
効果を発揮する。しかし、コンピュータ端末としてある
レベル以上の輝度階調を同一輝度として出画すること
は、図1の(C)に示すように、意味のある階調が表示
されず、情報が欠落することになり、出力情報を制限し
てしまうことになるので許されない。
【0005】一方、輝度が異常に高くなると受像管に大
きなアノード電流が流れて高圧回路が過負荷となり、水
平出力用トランジスタなどが破壊するのを防ぐために自
動輝度制限(ABL)回路が用いられている。この自動
輝度制限回路では、フライバックトランスのアノード電
流を検出し、ある一定時間内のその電流が一定量を越え
た場合には、受像管のカソード電圧を上げてビーム電流
を制限する。この結果、入力信号の増幅率を全体的に縮
めるという作用を行っている。この制御方式はフライバ
ックトランスの負荷が増大しないようにフライバックト
ランスの平均出力総電力を押えることによって安全動作
領域を確保し、同時にX線輻射の抑制と全体ドーミング
の防止に効果がある。しかしながら、この制御方式は平
均電流を検出しているため、出画率が非常に小さい場合
は、例えば真っ暗な背景である一部のみが高輝度の場合
はかなりの高輝度情報であってもABLが動作せず、増
幅率の抑制がないので、フォーカス劣化や部分ドーミン
グに対して効果がない。さらに、全体的に増幅率を圧縮
するので、図1の(B)に示すように、背景色の黒レベ
ルも全体に圧縮されて下がってしまうため、黒に近い階
調が見えるところまで背景色を白方向に上げたブライト
ネス調整つまみによるブライトネス調整が無意味になる
という重大な欠点がある。
【0006】本発明の目的は、上述の点に鑑み、コント
ラスト調整によって輝度調整された画面上の情報(文
字,図形,絵等)の輝度が、ブライトネス調整によって
背景輝度を上げた時に、予め定められた最大輝度を越え
ないように制御されてフォーカス性能や高圧負荷が適度
なレベルに保たれ、またブライトネス調整はユーザの調
整したい所に設定され、かつこの時の輝度階調比(階調
輝度情報)も保持されるように図った表示装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力アナログビデオ信号を増幅する信号
増幅手段と、該信号増幅手段の信号増幅率を調整するこ
とにより表示画像のコントラストを調整するコントラス
ト調整手段と、前記信号増幅手段で増幅されたビデオ信
号の黒レベルを直流再生し、該直流再生の電圧レベルを
変更して表示画面の背景の輝度を調整するブライトネス
調整手段と、前記コントラスト調整手段で設定されたコ
ントラスト制御量と前記ブライトネス調整手段で設定さ
れたブライトネス制御量を入力として受け取り、両制御
量をそれぞれパラメータとする2つの値を発生し、該2
つの値の合計値が、表示画面のあらかじめ決められた最
大輝度に対応する所定値を越えるか否かを検知して、該
所定値を越える場合には前記コントラスト制御量を減少
することにより前記信号増幅手段の信号増幅率を制限す
る信号増幅率制限手段とを具備することを特徴とする。
【0008】本発明は、その一態様として好ましくは、
前記信号増幅率制限手段は、前記コントラスト調整手段
で設定されたコントラスト制御量と前記ブライトネス調
整手段で設定されたブライトネス制御量を入力として受
け取り、両制御量をそれぞれパラメータとする2つの値
を発生し、該2つの値の合計値が、表示画面のあらかじ
め決められた最大輝度に対応する所定値を越えることを
検知して、前記2つの値の合計値が前記所定値に等しく
なるような値に前記コントラスト制御量を減少すること
を特徴とすることができる。
【0009】また、本発明は、他の形態として、入力ア
ナログビデオ信号を増幅する信号増幅手段と、該信号増
幅手段の信号増幅率を調整することにより表示画像のコ
ントラストを調整するコントラスト調整手段と、前記信
号増幅手段で増幅されたビデオ信号の黒レベルを直流再
生し、該直流再生の電圧レベルを変更して表示画面の背
景の輝度を調整するブライトネス調整手段と、前記ブラ
イトネス調整手段で設定されたブライトネス制御量を入
力として受け取り、該ブライトネス制御量に応答して前
記コントラスト制御量を減少することにより前記信号増
幅手段の信号増幅率を制限する信号増幅率制限手段とを
具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、好ましくは、請求項1〜
3のいずれかに記載の表示装置と、前記入力アナログビ
デオ信号を発生するアナログビデオ信号発生源とを有す
ることを特徴とすることができる。
【0011】
【作用】本発明では、ビーム電流の平均レベルがいかに
あろうともそれにはかかわらず、最大輝度をあらかじめ
設定し、ブライトネス調整による背景色のレベルと増幅
信号の最大値の合計値が最大輝度の範囲内の場合は入力
信号レベルの増幅率(ゲイン)は調整せず、その合計値
が最大輝度の範囲内からはみ出すときに、入力信号レベ
ルの増幅率を下げるという調整を行う。このとき、ブラ
イトネス調整値はそのまま確保されるとともに、上記合
計値が最大輝度内におさまるように入力信号レベルの増
幅率だけが下げられる。このように、本発明ではブライ
トネス調整値はそのまま確保されるので黒レベルの変動
は生じない。また、増幅率は圧縮されるがビデオ階調情
報は保持される。さらに、最大輝度範囲内に調整してい
るので、オーバビームによるフォーカス劣化,ドーミン
グの発生は防止される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図2は本発明の一実施例のCRT表示装置
の回路構成を示す。図2において、パーソナルコンピュ
ータのような情報処理装置内のアナログビデオ信号発生
源100から出力されるアナログビデオ信号は、ターミ
ネーション抵抗器1によって終端され、増幅時のダイナ
ミックレンジ拡大のための直流分除去を行うコンデンサ
2を通して前置増幅器3に入力される。通常このアナロ
グビデオ信号は最大振幅が0.7VP-P である。その入
力されたアナログビデオ信号は前置増幅器3により0V
P-P 〜10VP-P 位の範囲で増幅または減衰されて出力
される。前置増幅器3の増幅率は、コントラスト調整つ
まみ(不図示)に結合されたコントラスト調整可変抵抗
器4のコントラスト調整によって制御される。本発明で
はこの制御方式は電圧または電流の直流制御であるもの
に限定される。
【0014】前置増幅器3によって中間増幅されたビデ
オ信号は直流再生部5に入力され、この直流再生部5に
おいてビデオ信号入力時に直流分除去コンデンサ2によ
って除去された直流成分がブライトネス調整を反映して
再生され、黒レベルが決定される。直流再生部5を構成
する方式としてはパルスクランプ方式,フィードバック
パルスクランプ方式等多数あるが、本発明はいずれの方
式も適用可能である。図2の構成は以下に述べるように
フィードバックパルスクランプ方式を採用しており、こ
の方式では増幅器等の温度変動分を吸収できる利点があ
る。
【0015】CRTのカソード200に印加する最終ビ
デオ信号は反転増幅器6から出力される。この最終ビデ
オ信号をフィードバック抵抗器7および8を介して誤差
増幅器9にフィードバックする。誤差増幅器9は一定の
基準電圧10とビデオ信号のフィードバック量とを比較
して増幅を行うが、これらの動作はトリガパルスが入力
された時にのみ行われる。一般的にはトリガパルスとし
て水平帰線パルスが用いられる。水平帰線パルス期間は
ビデオ信号の状態が黒レベル確定状態であるので、黒レ
ベルを決定し直流再生を行うのに最も都合が良いからで
ある。一方、他の状態の時は、逆にクランプ動作の禁止
期間となる。よって、水平帰線パルス期間のみビデオ信
号のフィードバック量と基準電圧との差に比例した電圧
がクランプパルスとして誤差増幅器9から直流再生部5
へ出力される。
【0016】誤差増幅器9の出力は水平帰線パルス期間
において低インピーダンス状態であり、他の期間は高イ
ンピーダンス状態である。この誤差増幅器9の増幅率は
ブライトネス調整つまみ(不図示)の位置で抵抗値が変
わるブライトネス調整可変抵抗器11のブライトネス調
整によって制御される。本発明ではこの制御方式も電圧
または電流による直流制御であることに限定される。
【0017】クランプパルス電圧は誤差増幅器9の増幅
率を変化することによって制御されるので、ブライトネ
ス調整可変抵抗器11によるブライトネス調整によって
その調整目的が達成される。すなわち、直流再生部5に
おいて水平帰線パルス期間に誤差増幅器9から発生する
クランプパルスの電圧レベルに応じた電圧に背景の黒レ
ベルが決定され、直流成分が再生される。このとき、ク
ランプパルス電圧レベルによってビデオ信号のゼロレベ
ルを表わす黒レベルの電位が変位し、黒背景色の輝度が
カット・オフレベル(真の黒)から10NIT (または1
NIT )程度変化する。
【0018】直流再生部5で黒レベルクランプされた中
間ビデオ信号は反転増幅器6によってCRTのカソード
駆動レベルに増幅され出力される。このカソード駆動レ
ベルに増幅されたビデオ信号は直流接続型のカットオフ
調整回路13により、カットオフレベルが調整され、C
RTのカソード200に出力される。
【0019】さらに、コントラスト調整可変抵抗器4と
ブライトネス調整可変抵抗器11との間にコントラスト
調整の制御量を伝達・変換する伝達変換回路12が接続
されている。
【0020】この伝達変換回路12の詳細は図5に示さ
れている。図5の(a)において、ツェナーダイオード
21はコントラスト調整において最低電圧を決めるため
のもので、これらの両端の電位差はV0 contに等しい。
さらに抵抗23は、電源電圧に接線され、23aにおけ
る電圧がコントラスト調整において最大電圧を決めるも
ので、23aの電位はVmax contに等しい。同様に、ツ
ェナーダイオード22は、ブライトネス調整において最
低電圧を決めるためのもので、これの両端の電位差はV
0 clamp に等しい。さらに抵抗24は、ブライトネス調
整において最大電圧を決めるためのもので、24aにお
ける電位はVmax clamp に等しい。伝達変換回路12
は、増幅器121,123,125およびダイオード1
26、さらに基準電圧124により構成される。
【0021】増幅器121の反転入力端子には、コント
ラスト調整の最低電圧V0 contが入力され、非反転入力
端子には中間映像増幅器3の利得制御電圧Vcontが入力
される。この利得制御電圧Vcontは、コントラスト調整
可変抵抗器4によって変化される。
【0022】増幅器123の反転入力端子には、ブライ
トネス調整の最低電圧V0 clamp が入力され、非反転入
力端子にはブライトネス制御電圧Vclamp が入力され
る。
【0023】従って、増幅器121の入力には、コント
ラスト調整可変抵抗器4の利得制御電圧Vcontと最低電
圧V0 contとの差の電圧が印加され、そして増幅器12
3の入力にはブライトネス調整可変抵抗器11のブライ
トネス制御電圧Vclamp と最低電圧V0 clamp との差の
電圧が印加される。
【0024】次に、増幅器121の増幅率G121 および
増幅器123の増幅率G123 は次式により表わされる。
【0025】G121 =(Vs ×ΔG3 ×G6 )×1/M G123 =(V10×ΔG9 ×G6 )×1/M ここで、Mは1より大きい定数である。
【0026】Vs(ボルト)はビデオ入力信号の最大振幅
である。
【0027】V10(ボルト)は基準電圧10の値であ
る。
【0028】ΔG3 は前置増幅器3のコントラスト制御
電圧Vcontによる単位電圧当たりの増幅率変化量であ
る。
【0029】ΔG9 は誤差増幅器9のブライトネス制御
電圧Vclamp による単位電圧当たりの増幅率変化量であ
る。
【0030】G6 は反転増幅器6の増幅率である。
【0031】線202は、誤差増幅器9へ接続され、そ
して線203は前置増幅器3へ接続される。
【0032】増幅器121の出力信号は、最大ビデオ入
力信号があった時のビデオ出力振幅の1/M倍であり、
そして増幅器123の出力信号は白色背景を得るビデオ
出力信号分の1/M倍の電圧になっている。これらの出
力信号は、加算器122で電圧加算され、増幅器125
の反転入力端子に入力される。この増幅器125の非反
転入力端子には基準電圧124が接続されている。この
基準電圧124の電圧値V124 は、最大ビデオ出力信号
振幅の1/M倍に選ばれる。これらを図示すると図5の
(b)のようになる。
【0033】次に、ダイオード126は、カソード側を
増幅器125の出力に接続され、アノード側をコントラ
スト調整可変抵抗器4の調整端子に接続される。
【0034】その動作は次の通りである。
【0035】加算器122の出力電圧は、基準電圧12
4と比較され、基準電圧値V124 以下であれば増幅器1
25の出力端電圧は増加し、V124 と等しくなるように
フィードバックが動作しようとする。しかし、ダイオー
ド126によって阻止され、コントラスト調整電圧V
contはコントラスト調整可変抵抗器4によって調整され
た電圧となる。しかし、加算器122の出力電圧が基準
電圧値V124 を越えると、増幅器125の出力は減少
し、そしてダイオード126が導通するために、電流が
dc電源から抵抗23,可変抵抗器4およびダイオード
126を通して増幅器126と流れて、コントラスト調
整電圧Vcontは増幅器125の出力電圧レベルにクリッ
プされる。
【0036】この伝達変換回路12は(a)ブライトネ
ス調整の制御量Vclamp とV0 clamp との差を増幅した
電圧と、(b)コントラスト調整の制御量VcontとV0
contとの差を増幅した電圧との合計値があらかじめ設定
した最大輝度を表わす所定値K、すなわちV124 を越え
るか否かを検知して、その合計値がその所定値Kに達す
るまで可変抵抗器4の抵抗値のみで決められるコントラ
スト調整の制御量を増幅率として前置増幅器3にそのま
ま伝達させ、その合計値が所定値に以上になった場合は
可変抵抗器4により決められるコントラスト調整の制御
量Vcontを変換して減少された増幅率を前置増幅器3に
供給し、これにより線13a上のビデオ信号の振幅の最
大値と背景の黒レベルの合計値があらかじめ設定した最
大輝度の範囲内に常におさまるように増幅率の自動調整
をする。
【0037】あるいはまた、伝達変換回路12は、例え
ば上記可変抵抗器4および11が直流電圧制御のタイプ
で、高電圧であるほど前置増幅器3および誤差増幅器9
の増幅率が高くなるようなタイプである場合は、両可変
抵抗器4および11からの電圧値を入力して、例えば図
3に示すような動作をする。
【0038】図3において、コントラスト調整可変抵抗
器4において決められる電圧をVcontとし、増幅器3の
ゲインをゼロにする電圧をV0 contとし、増幅器3のゲ
インを最大にする電圧をVmax contとし、V0 contとV
max contとの区間をVcontのコントラスト調整範囲とし
てある。一方、ブライトネス調整可変抵抗器11によっ
て決められる電圧をVclamp とし、カットオフを与える
クランプパルス電圧を与える時の電圧をV0 clamp
し、10NIT 程度の背景白色を出すクランプパルス電圧
を与える時の電圧をVmax clamp とし、V0 clamp とV
max clamp との区間をVclamp のブライトネス調整範囲
としてある。
【0039】現在のブライトネス調整電圧Vclamp がポ
イントαにあり、そして現在のコントラスト調整電圧V
contがポイントβにあるとすると、αおよびβは次式に
より表わされる。
【0040】α=Vclamp −V0 clamp β=Vcont−V0 cont もしも、0≦α×g123 +β×g121 ≦V124 ならば、
コントラスト調整可変抵抗器4のみにより決められる現
電圧Vcontが前置増幅器3に供給される。
【0041】もしも、V124 ≦α×g123 +β×g121
ならば、V124 =α×g123 +β′×g121 を生じるよ
うな新しいβ′=V′cont−V0 contが求められる。す
なわち、上記Vcontを変換した新たなV′contが前置増
幅器3に供給される。この新たなV′contにより、線1
3a上のビデオ信号の最も明るいレベル43は図4の
(B)に示すように最大輝度レベルに一致される。
【0042】図4は上記電圧変換回路12の動作内容と
その動作により実現される効果を示している。いまビデ
オ信号の輝度の階調幅が十分に小さい場合(図4の
(C))、あるいはビデオ信号の輝度が背景と同じ黒色
の場合(図4の(E))、ブライトネス調整で白背景色
の黒レベルがかなり大きく設定され、ビデオ信号の出力
レベルが白方向にシフトしてもビデオ信号のレベル41
または42は最大輝度レベルに達せず、ある程度余裕が
生ずる(図4の(D)および(F))。従って、このよ
うな場合はコントラスト調整系4は前述のように独立制
御系となり、その制御量が伝達変換回路12により変換
・調整されることはない。しかし、ビデオ信号の階調幅
が大きく(図4の(A))、黒レベルの設定量が大きい
時にコントラスト調整可変抵抗器4のみで決められる利
得制御電圧を前置増幅器3に与える場合には、図4の
(B)で破線の波形で示すように、ビデオ信号の高い輝
度の階調部分がCRTの最大輝度を越えてしまう。この
ときは、前述したように伝達変換回路12が作動して増
幅器3のゲインを縮小する制御をするので、その制御さ
れたビデオ信号の階調輝度は図4の(B)の実線の波形
で示すようになり、全て最大輝度レベルが正しく表示さ
れる。またこのとき、黒レベルの変動がないのが本発明
の特徴の1つである。
【0043】(他の実施例)図6は伝達変換回路12の
第2の実施例を示す。線202は誤差増幅器9へ接続さ
れ、そして線203は前置増幅器3へ接続される。この
回路12は反転増幅器201およびダイオード126を
有する。ブライトネス制御量を表わすVclamp 信号が電
圧の高い方へ調整されると、すなわち線13a上の背景
色を決める信号電圧の振幅が増大すると、反転増幅器2
01の出力電圧は低くなる。ダイオード126の陽極の
電圧が陰極の電圧よりも小さい時はダイオード126は
導通せず、従って可変抵抗器4により設定される電圧V
contが前置増幅器3へ利得制御信号として印加される。
ダイオード126が導通すると、ダイオード126を介
して反転増幅器201へ電流が流れ、電圧Vcontが減少
して前置増幅器3の利得を下げ、その結果線13a上の
ビデオ信号電圧の振幅が小さくなり、図5の(b)のビ
デオ信号波形のレベル51がレベル52を越えるのを防
ぐ。
【0044】本発明は、図7に示されるように、赤,青
および緑の3つの電子ビームを生じるカラーCRT表示
装置に使用されることができる。線79の制御電圧はバ
ッファ77を介して可変抵抗器71,72および73の
一端に印加される。線80の制御電圧はバッファ78を
介して可変抵抗器74,75および76の一端に印加さ
れる。3色を表示するために、図2に示されている回路
100,3,5,6,13が3組設けられる。赤色のた
めの増幅器3および9に線203Rおよび202Rがそ
れぞれ接続され、緑色のための増幅器3および9に線2
03Gおよび202Gがそれぞれ接続され、そして青色
のための増幅器3および9に線203Bおよび202B
がそれぞれ接続される。可変抵抗器71および74は赤
色ビームを微調整するために設けられ、可変抵抗器72
および75は緑色ビームを微調整するために設けられ、
そして可変抵抗器73および76は青色ビームを微調整
するために設けられている。これらの微調整は、赤色,
緑色および青色の発色特性の差を補償するために出荷前
に工場で行われる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
黒レベルは動かさないので黒レベルの変動が生じな
い、ビデオ階調情報は圧縮されるが保持される、ビ
デオ信号の輝度がCRTの最大輝度を越えないようにゲ
インを自動調整するのでオーバービームによるフォーカ
ス劣化,ドーミングの発生を防止することができる等の
顕著な効果が得られる。従って、本発明によれば、極め
て見やすく高品質な画面が実現可能となり、特に高解像
度ディスプレイやマルチメディア用ディスプレイ等に多
くの分野への適用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術でのブライトネス調整方法による調整
結果を示す特性図である。
【図2】本発明の一実施例のCRT表示装置の回路構成
を示すブロック図である。
【図3】図2の伝達変換回路の動作の一例を示す特性図
である。
【図4】図2の本発明実施例の伝達変換回路による調整
結果を示す特性図である。
【図5】図2の伝達変換回路をアナログ回路構成で実現
した場合の一例を示す回路図である。
【図6】図2の伝達変換回路の他の実施例を示す回路図
である。
【図7】カラーCRT表示装置のための回路図である。
【符号の説明】
1 ターミネーション抵抗器 2 直流分除去コンデンサ 3 前置増幅器 4 コントラスト調整可変抵抗器 5 直流再生部 6 反転増幅器 7,8 フィードバック抵抗器 9 誤差増幅器 10 基準電圧 11 ブライトネス調整可変抵抗器 12 伝達変換回路 13 カットオフ調整回路 21,22 ツェナー・ダイオード 121,123,125 増幅器 122 加算器 201 反転増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−45088(JP,A) 実開 平1−115378(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 入力アナログビデオ信号の直流成分を
    除去するための直流成分除去手段と、 (b) 該直流成分を除去された入力アナログビデオ信号を
    増幅するための前置増幅手段と、 (c) 該前置増幅手段の信号増幅率を調整することにより
    表示画像のコントラストを調整するためのコントラスト
    調整手段と、 (d) 背景輝度を示す電圧レベルに応じて、該前置増幅手
    段で増幅されたビデオ信号を直流再生するための直流再
    生手段と、 (e) 該直流再生されたビデオ信号を反転増幅して最終ビ
    デオ信号として出力するための反転増幅手段と、 (f) 該最終ビデオ信号と所定の基準電圧との差分を増幅
    して、背景輝度を示す電圧レベルとして前記直流再生手
    段にフィードバックするための誤差増幅手段と、 (g) 該誤差増幅手段の信号増幅率を調整することにより
    表示画像の背景輝度を調整するためのブライトネス調整
    手段と、 (h) 前記コントラスト調整手段で設定されたコントラス
    ト制御量と前記ブライトネス調整手段で設定されたブラ
    イトネス制御量を入力として受け取り、両制御量をそれ
    ぞれパラメータとする2つの値を発生し、該2つの値の
    合計値が、表示画面の予め決められた最大輝度に対応す
    る所定値を越えるか否かを検知して、該所定値を越える
    場合には前記コントラスト制御量を減少することにより
    前記前置増幅手段の信号増幅率を制限する増幅率制限手
    段と、 を具備することを特徴とする表示装置
  2. 【請求項2】前記増幅率制限手段は、前記コントラスト
    調整手段で設定されたコントラスト制御量と前記ブライ
    トネス調整手段で設定されたブライトネス制御量を入力
    として受け取り、両制御量をそれぞれパラメータとする
    2つの値を発生し、該2つの値の合計値が、表示画面の
    予め決められた最大輝度に対応する所定値を越えること
    を検知して、前記2つの値の合計値が前記所定値に等し
    くなるような値に前記コントラスト制御量を減少するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の表示装置
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2のいずれかに記載の
    表示装置と、前記入力アナログビデオ信号を発生するア
    ナログビデオ発生源とを有することを特徴とする情報処
    理装置。
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