JPH08154448A - 全稈投入型コンバインの刈取前処理部 - Google Patents
全稈投入型コンバインの刈取前処理部Info
- Publication number
- JPH08154448A JPH08154448A JP30729894A JP30729894A JPH08154448A JP H08154448 A JPH08154448 A JP H08154448A JP 30729894 A JP30729894 A JP 30729894A JP 30729894 A JP30729894 A JP 30729894A JP H08154448 A JPH08154448 A JP H08154448A
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- JP
- Japan
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- type
- clipper
- culm
- cutting
- reaping device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 刈取穀稈の余分な株元側部分を切断排除して
脱穀装置に供給することで効率よく脱穀選別するよう構
成した全稈投入型コンバインの二段切断タイプの刈取前
処理部において、下部バリカン型刈取装置の上面側に藁
や草や泥土などが溜まらないようにする。 【構成】 下部バリカン型刈取装置7の上方に、刈取穀
稈を後方に向かってほぼ水平に搬送する吊り下げ搬送装
置8を設け、吊り下げ搬送装置8で搬送される穀稈の株
元側を切断する上部バリカン型刈取装置9を、下部バリ
カン型刈取装置7の後方で上方に設けた全稈投入型コン
バインにおいて、後ろ側程細くなる先細り形状の後方送
り板15を、下部バリカン型刈取装置7の可動刃17に
一体的に左右往復動する状態で付設する。
脱穀装置に供給することで効率よく脱穀選別するよう構
成した全稈投入型コンバインの二段切断タイプの刈取前
処理部において、下部バリカン型刈取装置の上面側に藁
や草や泥土などが溜まらないようにする。 【構成】 下部バリカン型刈取装置7の上方に、刈取穀
稈を後方に向かってほぼ水平に搬送する吊り下げ搬送装
置8を設け、吊り下げ搬送装置8で搬送される穀稈の株
元側を切断する上部バリカン型刈取装置9を、下部バリ
カン型刈取装置7の後方で上方に設けた全稈投入型コン
バインにおいて、後ろ側程細くなる先細り形状の後方送
り板15を、下部バリカン型刈取装置7の可動刃17に
一体的に左右往復動する状態で付設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈取穀稈の余分な株元
側部分を切断排除して脱穀装置に供給することで効率よ
く脱穀選別するよう構成した全稈投入型コンバインの刈
取前処理部に関する。
側部分を切断排除して脱穀装置に供給することで効率よ
く脱穀選別するよう構成した全稈投入型コンバインの刈
取前処理部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記コンバインの刈取前処理部と
しては、例えば特開平6‐253648号公報に開示さ
れているように、下部バリカン型刈取装置の上方に、刈
取穀稈を後方に向かってほぼ水平に搬送する吊り下げ搬
送装置を設け、吊り下げ搬送装置で搬送される穀稈の株
元側を切断する上部バリカン型刈取装置を、下部バリカ
ン型刈取装置の後方で上方に設けることで、株元側の余
分な穀稈部分の投入を少なくして脱穀選別効率を向上す
るようにした二段切断タイプの刈取前処理部が開発され
ている。
しては、例えば特開平6‐253648号公報に開示さ
れているように、下部バリカン型刈取装置の上方に、刈
取穀稈を後方に向かってほぼ水平に搬送する吊り下げ搬
送装置を設け、吊り下げ搬送装置で搬送される穀稈の株
元側を切断する上部バリカン型刈取装置を、下部バリカ
ン型刈取装置の後方で上方に設けることで、株元側の余
分な穀稈部分の投入を少なくして脱穀選別効率を向上す
るようにした二段切断タイプの刈取前処理部が開発され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、下部バリカン
型刈取装置の上面側に藁や草や泥土などが溜まると、そ
の溜まった異物への引っ掛かりが原因となって、吊り下
げ搬送装置による搬送穀稈の姿勢が株元遅れ状態にな
り、上部バリカン型刈取装置の切断不良や搬送詰まりが
生じるおそれがあり、刈取穀稈の吊り下げ搬送機能向上
の面から改良の余地があった。本発明の目的は、下部バ
リカン型刈取装置の上面側に藁や草や泥土などが溜まら
ないようにして、吊り下げ搬送穀稈の良好な株元側切断
や搬送を確実に実現できるようにする点にある。
型刈取装置の上面側に藁や草や泥土などが溜まると、そ
の溜まった異物への引っ掛かりが原因となって、吊り下
げ搬送装置による搬送穀稈の姿勢が株元遅れ状態にな
り、上部バリカン型刈取装置の切断不良や搬送詰まりが
生じるおそれがあり、刈取穀稈の吊り下げ搬送機能向上
の面から改良の余地があった。本発明の目的は、下部バ
リカン型刈取装置の上面側に藁や草や泥土などが溜まら
ないようにして、吊り下げ搬送穀稈の良好な株元側切断
や搬送を確実に実現できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、下
部バリカン型刈取装置の上方に、刈取穀稈を後方に向か
ってほぼ水平に搬送する吊り下げ搬送装置を設け、吊り
下げ搬送装置で搬送される穀稈の株元側を切断する上部
バリカン型刈取装置を、下部バリカン型刈取装置の後方
で上方に設けた全稈投入型コンバインにおいて、後ろ側
程細くなる先細り形状の後方送り板を、下部バリカン型
刈取装置の可動刃に一体的に左右往復動する状態で付設
したことにある。
部バリカン型刈取装置の上方に、刈取穀稈を後方に向か
ってほぼ水平に搬送する吊り下げ搬送装置を設け、吊り
下げ搬送装置で搬送される穀稈の株元側を切断する上部
バリカン型刈取装置を、下部バリカン型刈取装置の後方
で上方に設けた全稈投入型コンバインにおいて、後ろ側
程細くなる先細り形状の後方送り板を、下部バリカン型
刈取装置の可動刃に一体的に左右往復動する状態で付設
したことにある。
【0005】
【作用】つまり、後ろ側程細くなる先細り形状の後方送
り板を可動刃と一体的に左右往復動させると、後方送り
板の後ろ向き縁部のうち平面視で前後方向に対して傾斜
するものによって後方への強制搬送機能が発揮され、し
たがって、後方送り板を下部バリカン型刈取装置の可動
刃に一体的に左右往復動する状態で付設すると、下部バ
リカン型刈取装置の上面側の藁や草や泥土などを後方送
り板の作用で強制的に後方へ排除でき、下部バリカン型
刈取装置の上面側に溜まった異物による吊り下げ搬送穀
稈の姿勢乱れに起因する上部バリカン型刈取装置の切断
不良や搬送詰まりを確実に防止できる。
り板を可動刃と一体的に左右往復動させると、後方送り
板の後ろ向き縁部のうち平面視で前後方向に対して傾斜
するものによって後方への強制搬送機能が発揮され、し
たがって、後方送り板を下部バリカン型刈取装置の可動
刃に一体的に左右往復動する状態で付設すると、下部バ
リカン型刈取装置の上面側の藁や草や泥土などを後方送
り板の作用で強制的に後方へ排除でき、下部バリカン型
刈取装置の上面側に溜まった異物による吊り下げ搬送穀
稈の姿勢乱れに起因する上部バリカン型刈取装置の切断
不良や搬送詰まりを確実に防止できる。
【0006】
【発明の効果】その結果、下部バリカン型刈取装置の上
面側に藁や草や泥土などが溜まらないようにして、吊り
下げ搬送穀稈の良好な株元側切断や搬送を確実に実現で
きる、刈取収穫機能において優れた上下二段切断タイプ
の全稈投入型コンバインを提供できるようになった。
面側に藁や草や泥土などが溜まらないようにして、吊り
下げ搬送穀稈の良好な株元側切断や搬送を確実に実現で
きる、刈取収穫機能において優れた上下二段切断タイプ
の全稈投入型コンバインを提供できるようになった。
【0007】
【実施例】図1及び図2に示すように、クローラ式走行
装置3で走行する走行車体の前部に刈取前処理部1を油
圧シリンダ2により昇降操作自在に連結するとともに、
走行車体上に刈取前処理部1からの穀稈を処理する脱穀
装置4や運転キャビン5等を搭載して、全稈投入型コン
バインを構成してある。
装置3で走行する走行車体の前部に刈取前処理部1を油
圧シリンダ2により昇降操作自在に連結するとともに、
走行車体上に刈取前処理部1からの穀稈を処理する脱穀
装置4や運転キャビン5等を搭載して、全稈投入型コン
バインを構成してある。
【0008】刈取前処理部1を形成するに、植立穀稈に
対する引起し爪6aを駆動回動自在に備えた引起し装置
6を後傾姿勢で設け、引起し装置6で引き起こした植立
穀稈の株元を切断する下部バリカン型刈取装置7を地面
近くに設け、刈取穀稈を後方に向かってほぼ水平に搬送
するための株元側挾持搬送装置8aと穂先側係止搬送装
置8bから成る吊り下げ搬送装置8を設け、吊り下げ搬
送装置8で搬送される穀稈の株元側を切断除去する上部
バリカン型刈取装置9を、下部バリカン型刈取装置7の
後方で上方に設け、吊り下げ搬送装置8からの短く切断
された穀稈を脱穀選別部4への穀稈搬送装置10の始端
部に集めるオーガ11を設け、穀稈搬送装置10からの
穀稈を脱穀装置4に全稈投入するように構成してある。
対する引起し爪6aを駆動回動自在に備えた引起し装置
6を後傾姿勢で設け、引起し装置6で引き起こした植立
穀稈の株元を切断する下部バリカン型刈取装置7を地面
近くに設け、刈取穀稈を後方に向かってほぼ水平に搬送
するための株元側挾持搬送装置8aと穂先側係止搬送装
置8bから成る吊り下げ搬送装置8を設け、吊り下げ搬
送装置8で搬送される穀稈の株元側を切断除去する上部
バリカン型刈取装置9を、下部バリカン型刈取装置7の
後方で上方に設け、吊り下げ搬送装置8からの短く切断
された穀稈を脱穀選別部4への穀稈搬送装置10の始端
部に集めるオーガ11を設け、穀稈搬送装置10からの
穀稈を脱穀装置4に全稈投入するように構成してある。
【0009】オーガ11のうち穀稈搬送装置10の入口
以外に位置する部分に対して底板12と後板13を取付
けるに、側面視において刈取フレーム14が急激に曲が
っているにもかかわらず底板12と後板13を滑らかな
湾曲形状にして、藁や泥土等が底板12や後板13に溜
まらないように構成してある。
以外に位置する部分に対して底板12と後板13を取付
けるに、側面視において刈取フレーム14が急激に曲が
っているにもかかわらず底板12と後板13を滑らかな
湾曲形状にして、藁や泥土等が底板12や後板13に溜
まらないように構成してある。
【0010】図3に示すように、下部バリカン型刈取装
置7のうち未刈側(図において機体左側)の一部におい
て、後ろ側程細くなる先細り形状の後方送り板15の複
数個を、固定受刃16の上面側に位置する可動刃17に
一体的に左右往復動する状態で付設してある。つまり、
後ろ側程細くなる先細り形状の後方送り板15を可動刃
17と一体的に左右往復動させて、平面視で前後方向に
対して傾斜する後方送り板15の後ろ向き縁部15a,
15bによって後方への強制搬送機能が発揮されるよう
に構成し、下部バリカン型刈取装置7の上面側の藁や草
や泥土などを後方送り板15の作用で強制的に後方へ排
除して、下部バリカン型刈取装置7の上面側に溜まった
異物による吊り下げ搬送穀稈の姿勢乱れに起因する上部
バリカン型刈取装置9の切断不良や搬送詰まりを防止す
るようにしてある。
置7のうち未刈側(図において機体左側)の一部におい
て、後ろ側程細くなる先細り形状の後方送り板15の複
数個を、固定受刃16の上面側に位置する可動刃17に
一体的に左右往復動する状態で付設してある。つまり、
後ろ側程細くなる先細り形状の後方送り板15を可動刃
17と一体的に左右往復動させて、平面視で前後方向に
対して傾斜する後方送り板15の後ろ向き縁部15a,
15bによって後方への強制搬送機能が発揮されるよう
に構成し、下部バリカン型刈取装置7の上面側の藁や草
や泥土などを後方送り板15の作用で強制的に後方へ排
除して、下部バリカン型刈取装置7の上面側に溜まった
異物による吊り下げ搬送穀稈の姿勢乱れに起因する上部
バリカン型刈取装置9の切断不良や搬送詰まりを防止す
るようにしてある。
【0011】図4に示すように、後方送り板15を後端
側が高くなるように折曲傾斜させて、藁や草や泥土など
が後方送り板15に引っ掛かりやすくし、後方送り板1
5による藁や草や泥土などの強制排除機能を一層向上す
るように構成してある。
側が高くなるように折曲傾斜させて、藁や草や泥土など
が後方送り板15に引っ掛かりやすくし、後方送り板1
5による藁や草や泥土などの強制排除機能を一層向上す
るように構成してある。
【0012】〔別実施例〕後方送り板15の先細り形状
は適宜変更自在であり、また、後方送り板15の配置、
設置範囲、設置個数などは下部バリカン型刈取装置7に
おける藁や草や泥土などの溜まり具合に応じて適宜設計
変更自在である。
は適宜変更自在であり、また、後方送り板15の配置、
設置範囲、設置個数などは下部バリカン型刈取装置7に
おける藁や草や泥土などの溜まり具合に応じて適宜設計
変更自在である。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】刈取前処理部の側面図
【図3】刈取前処理部の概略平面図
【図4】下部バリカン型刈取装置の部分平面図
【図5】下部バリカン型刈取装置の縦断側面図
7 下部バリカン型刈取装置 8 吊り下げ搬送装置 9 上部バリカン型刈取装置 15 後方送り板 17 可動刃
Claims (1)
- 【請求項1】 下部バリカン型刈取装置(7)の上方
に、刈取穀稈を後方に向かってほぼ水平に搬送する吊り
下げ搬送装置(8)を設け、前記吊り下げ搬送装置
(8)で搬送される穀稈の株元側を切断する上部バリカ
ン型刈取装置(9)を、前記下部バリカン型刈取装置
(7)の後方で上方に設けた全稈投入型コンバインにお
いて、 後ろ側程細くなる先細り形状の後方送り板(15)を、
前記下部バリカン型刈取装置(7)の可動刃(17)に
一体的に左右往復動する状態で付設してあることを特徴
とする全稈投入型コンバインの刈取前処理部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30729894A JPH08154448A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 全稈投入型コンバインの刈取前処理部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30729894A JPH08154448A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 全稈投入型コンバインの刈取前処理部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154448A true JPH08154448A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17967463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30729894A Pending JPH08154448A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 全稈投入型コンバインの刈取前処理部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08154448A (ja) |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP30729894A patent/JPH08154448A/ja active Pending
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