JPH08154296A - スリム矩形スピーカ - Google Patents
スリム矩形スピーカInfo
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- JPH08154296A JPH08154296A JP29287294A JP29287294A JPH08154296A JP H08154296 A JPH08154296 A JP H08154296A JP 29287294 A JP29287294 A JP 29287294A JP 29287294 A JP29287294 A JP 29287294A JP H08154296 A JPH08154296 A JP H08154296A
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- Japan
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- frame
- damper
- rectangular
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テレビジョン受像機などの映像機器やコンピ
ューターディスプレイ等に利用されるスピーカに関し、
スリムなスピーカ形状で高音質の音響再生を可能とし、
かつ、テレビジョン受像機などの小形スリム化を図るこ
とが可能な高性能なスリム矩形スピーカを提供すること
を目的とする。 【構成】 スリムでほぼ矩形形状に近い形状のコーン形
振動板１７およびエッジ２にてスピーカの振動部材を構
成し、前記振動部材を多点駆動方式にて駆動する複数の
磁気回路と、大振幅可能な複数のダンパー１９を有し、
前記磁気回路にはリング状のネオジュウム・マグネット
２０を用いた構成とすることにより、高音質化および高
性能化を可能にするスリム矩形スピーカを実現すること
ができる。
ューターディスプレイ等に利用されるスピーカに関し、
スリムなスピーカ形状で高音質の音響再生を可能とし、
かつ、テレビジョン受像機などの小形スリム化を図るこ
とが可能な高性能なスリム矩形スピーカを提供すること
を目的とする。 【構成】 スリムでほぼ矩形形状に近い形状のコーン形
振動板１７およびエッジ２にてスピーカの振動部材を構
成し、前記振動部材を多点駆動方式にて駆動する複数の
磁気回路と、大振幅可能な複数のダンパー１９を有し、
前記磁気回路にはリング状のネオジュウム・マグネット
２０を用いた構成とすることにより、高音質化および高
性能化を可能にするスリム矩形スピーカを実現すること
ができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は主にテレビジョン受像機
などの映像機器やコンピューターディスプレイ等に利用
される長細い矩形形状に形成された構成のスリム矩形ス
ピーカに関するものである。
などの映像機器やコンピューターディスプレイ等に利用
される長細い矩形形状に形成された構成のスリム矩形ス
ピーカに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スピーカの前面部にホーンや音響管を設
け、スピーカから発生した音波をスリムな開口部まで導
く方法は、テレビジョン受像機などのスリム化が図れる
などの利点があり、従来から多く用いられている。しか
しながら、音響管を用いてすなおな音響再生を実現する
ためには、音響管内部構造が複雑となるほかコスト的に
も高くなるといった欠点を有していた。
け、スピーカから発生した音波をスリムな開口部まで導
く方法は、テレビジョン受像機などのスリム化が図れる
などの利点があり、従来から多く用いられている。しか
しながら、音響管を用いてすなおな音響再生を実現する
ためには、音響管内部構造が複雑となるほかコスト的に
も高くなるといった欠点を有していた。
【０００３】従って、これらの問題を解決するための手
段として、従来の技術を用いてスリムな形状に構成され
たスピーカをテレビジョン受像機などの陰極線管の側面
に配置する方式が考えられていた。
段として、従来の技術を用いてスリムな形状に構成され
たスピーカをテレビジョン受像機などの陰極線管の側面
に配置する方式が考えられていた。
【０００４】以下、図面を参照しながら従来の技術を用
いてスリムな形状に構成したスピーカについて説明す
る。
いてスリムな形状に構成したスピーカについて説明す
る。
【０００５】図８は従来の技術を用いて振動板およびエ
ッジの形状をスリムでほぼ矩形形状に近い形状に構成し
たスピーカの断面図である。
ッジの形状をスリムでほぼ矩形形状に近い形状に構成し
たスピーカの断面図である。
【０００６】図８において１はスリムでほぼ矩形形状の
構成としたコーン形振動板、２は前記コーン形振動板１
の外周部を保持するように設けられたエッジ、３はエッ
ジ２の外周を固着したフレーム、４はダストキャップ、
５はボイスコイル、６はボイスコイルボビン、７は前記
ボイスコイル５に信号を入力するための金糸線、８はボ
イスコイル５を支持するように内外周端をボイスコイル
ボビン６とフレーム３に固着したダンパー、９はメイン
マグネット、１０は上部プレート、１１は下部プレー
ト、１２はキャンセルマグネット、１３はキャンセルカ
バーを示す。
構成としたコーン形振動板、２は前記コーン形振動板１
の外周部を保持するように設けられたエッジ、３はエッ
ジ２の外周を固着したフレーム、４はダストキャップ、
５はボイスコイル、６はボイスコイルボビン、７は前記
ボイスコイル５に信号を入力するための金糸線、８はボ
イスコイル５を支持するように内外周端をボイスコイル
ボビン６とフレーム３に固着したダンパー、９はメイン
マグネット、１０は上部プレート、１１は下部プレー
ト、１２はキャンセルマグネット、１３はキャンセルカ
バーを示す。
【０００７】図９は図８に示した従来のスピーカの平面
図である。以上のように構成された従来のスピーカにつ
いて以下に説明する。図９に示すように、フレーム３お
よびコーン形振動板１やエッジ２の形状をスリムでほぼ
矩形形状に近い形状としたスピーカとすることで、テレ
ビジョン受像機などの陰極線管の側面に配置した場合、
スピーカのコーン形振動板１より放射される音波を直接
音放射を主体とすることが可能となり、自然な音響再生
が可能となるものである。
図である。以上のように構成された従来のスピーカにつ
いて以下に説明する。図９に示すように、フレーム３お
よびコーン形振動板１やエッジ２の形状をスリムでほぼ
矩形形状に近い形状としたスピーカとすることで、テレ
ビジョン受像機などの陰極線管の側面に配置した場合、
スピーカのコーン形振動板１より放射される音波を直接
音放射を主体とすることが可能となり、自然な音響再生
が可能となるものである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、図９に示すようにフレーム３の矩形側寸法
に比べ磁気回路を構成する上部プレート１０およびキャ
ンセルカバー１３の寸法が大きくなり、テレビジョン受
像機などのスリム化を図る場合にデザイン的な制約を受
けることとなるといった欠点を有していた。
の構成では、図９に示すようにフレーム３の矩形側寸法
に比べ磁気回路を構成する上部プレート１０およびキャ
ンセルカバー１３の寸法が大きくなり、テレビジョン受
像機などのスリム化を図る場合にデザイン的な制約を受
けることとなるといった欠点を有していた。
【０００９】さらに、図１０は両端自由振動時の各周波
数における棒状振動体の振動モードを図示したものであ
るが、図１０に示すように、スリムでほぼ短形形状に近
い形状に構成したコーン形振動板１には各周波数におい
て同様の振動モードが発生し、単にコーン形振動板１の
中心駆動方式を用いた場合、コーン形振動板１の中心部
と両端部とでは音波を伝達するための振動方向の位相が
異なるといった現象が発生することとなり、図１１に示
すように高域特性の平坦な再生がこの現象によって得る
ことができないといった課題を有していた。
数における棒状振動体の振動モードを図示したものであ
るが、図１０に示すように、スリムでほぼ短形形状に近
い形状に構成したコーン形振動板１には各周波数におい
て同様の振動モードが発生し、単にコーン形振動板１の
中心駆動方式を用いた場合、コーン形振動板１の中心部
と両端部とでは音波を伝達するための振動方向の位相が
異なるといった現象が発生することとなり、図１１に示
すように高域特性の平坦な再生がこの現象によって得る
ことができないといった課題を有していた。
【００１０】なお図１０に示した符号１４は基音に対す
る節の位置を示し、符号１５は第一上音の周波数に対す
る節の位置を示し、符号１６は第二上音の周波数に対す
る節の位置を示したものである。
る節の位置を示し、符号１５は第一上音の周波数に対す
る節の位置を示し、符号１６は第二上音の周波数に対す
る節の位置を示したものである。
【００１１】また、従来のキャンセルマグネット１２お
よびキャンセルカバー１３を用いて構成した磁気回路を
単に一つ用いた構成のスピーカでは充分な音圧が得られ
ないほか、スピーカを構成するフレーム３の内部にダン
パー８を収納する必要があるため、図９に示すようにダ
ンパー８の形状を小さくする必要があるが、これによっ
て、ダンパー８の振幅能力が決定されることとなるた
め、結果としてスピーカの耐入力が抑えられてしまうと
いった欠点も有していた。
よびキャンセルカバー１３を用いて構成した磁気回路を
単に一つ用いた構成のスピーカでは充分な音圧が得られ
ないほか、スピーカを構成するフレーム３の内部にダン
パー８を収納する必要があるため、図９に示すようにダ
ンパー８の形状を小さくする必要があるが、これによっ
て、ダンパー８の振幅能力が決定されることとなるた
め、結果としてスピーカの耐入力が抑えられてしまうと
いった欠点も有していた。
【００１２】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、テレビジョン受像機などの映像機器やコンピュータ
ーディスプレイなどに利用されるスリム矩形スピーカの
さらなる高音質化と高性能化を図ることを目的とするも
のである。
で、テレビジョン受像機などの映像機器やコンピュータ
ーディスプレイなどに利用されるスリム矩形スピーカの
さらなる高音質化と高性能化を図ることを目的とするも
のである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のスリム矩形スピーカは、スリムでほぼ矩形形
状に近い形状のコーン形振動板およびエッジにてスピー
カの振動部材を構成し、前記振動部材を多点駆動方式に
て駆動する複数の磁気回路と、大振幅可能な複数のダン
パーを有し、かつ、前記コーン形振動板に生じる複数の
節の位置を駆動すると共に、複数配置した磁気回路にリ
ング状のネオジュウム・マグネットを用い、磁気回路を
構成するギャップと対向するように前記マグネットを配
置しかつ円周方向に放射状に着磁する構成とすると共
に、さらに複数配置したダンパー形状を、大振幅が可能
なように楕円形状ダンパーまたは菱形形状ダンパーで構
成したものである。
に本発明のスリム矩形スピーカは、スリムでほぼ矩形形
状に近い形状のコーン形振動板およびエッジにてスピー
カの振動部材を構成し、前記振動部材を多点駆動方式に
て駆動する複数の磁気回路と、大振幅可能な複数のダン
パーを有し、かつ、前記コーン形振動板に生じる複数の
節の位置を駆動すると共に、複数配置した磁気回路にリ
ング状のネオジュウム・マグネットを用い、磁気回路を
構成するギャップと対向するように前記マグネットを配
置しかつ円周方向に放射状に着磁する構成とすると共
に、さらに複数配置したダンパー形状を、大振幅が可能
なように楕円形状ダンパーまたは菱形形状ダンパーで構
成したものである。
【００１４】
【作用】この構成により、テレビジョン受像機などの映
像機器やコンピューターディスプレイなどに利用される
スリム矩形スピーカの高音質化と高性能化が可能となる
ものである。
像機器やコンピューターディスプレイなどに利用される
スリム矩形スピーカの高音質化と高性能化が可能となる
ものである。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。なお上記従来例で説明した図８〜図
１１と同一符号のものは同一部分を示す。
しながら説明する。なお上記従来例で説明した図８〜図
１１と同一符号のものは同一部分を示す。
【００１６】図１は本発明の一実施例におけるスリム矩
形スピーカの正面断面図である。図１において１７は複
数の駆動位置を有したスリムでほぼ矩形形状に近い形状
の構成としたコーン形振動板、２は前記コーン形振動板
１７の外周部を保持するように設けられたエッジ、１８
はエッジ２の外周を固着しかつ複数の磁気回路を固着す
る構成としたフレーム、４はダストキャップ、５はボイ
スコイル、６はボイスコイルボビン、７は金糸線、１９
はボイスコイル５を支持するように内外両端をボイスコ
イルボビン６とフレーム１８に固着したダンパー、２０
はリング状のネオジュウム・マグネット、２１は前記リ
ング状のネオジュウム・マグネット２０を磁気回路を構
成するギャップ２２と対向するように配置する構成とし
たヨークである。
形スピーカの正面断面図である。図１において１７は複
数の駆動位置を有したスリムでほぼ矩形形状に近い形状
の構成としたコーン形振動板、２は前記コーン形振動板
１７の外周部を保持するように設けられたエッジ、１８
はエッジ２の外周を固着しかつ複数の磁気回路を固着す
る構成としたフレーム、４はダストキャップ、５はボイ
スコイル、６はボイスコイルボビン、７は金糸線、１９
はボイスコイル５を支持するように内外両端をボイスコ
イルボビン６とフレーム１８に固着したダンパー、２０
はリング状のネオジュウム・マグネット、２１は前記リ
ング状のネオジュウム・マグネット２０を磁気回路を構
成するギャップ２２と対向するように配置する構成とし
たヨークである。
【００１７】図２は上記図１に示した本発明の一実施例
におけるスリム矩形スピーカの平面図である。
におけるスリム矩形スピーカの平面図である。
【００１８】以上のように構成された本発明のスリム矩
形スピーカの場合、機器への組み込みを考慮しフレーム
１８およびコーン形振動板１７やエッジ２の形状をスリ
ムでほぼ矩形形状に近い形状とした場合においても、磁
気回路にリング状のネオジュウム・マグネット２０を用
い、磁気回路を構成するギャップ２２と対向するように
配置し、かつ図４の２３に示すように円周方向に放射状
の着磁方向とした構成とすることで、図３に示すように
フレーム１８の短形側寸法に比べ磁気回路を構成するヨ
ーク２１の寸法を小さく設定することが可能となり、ひ
いてはテレビジョン受像機などのスリム化がデザイン的
に制約を受けることなく可能となるものである。
形スピーカの場合、機器への組み込みを考慮しフレーム
１８およびコーン形振動板１７やエッジ２の形状をスリ
ムでほぼ矩形形状に近い形状とした場合においても、磁
気回路にリング状のネオジュウム・マグネット２０を用
い、磁気回路を構成するギャップ２２と対向するように
配置し、かつ図４の２３に示すように円周方向に放射状
の着磁方向とした構成とすることで、図３に示すように
フレーム１８の短形側寸法に比べ磁気回路を構成するヨ
ーク２１の寸法を小さく設定することが可能となり、ひ
いてはテレビジョン受像機などのスリム化がデザイン的
に制約を受けることなく可能となるものである。
【００１９】なお、図３は前記図１に示した本発明の一
実施例におけるスリム矩形スピーカの側面断面図を示し
たものであり、図４は前記図１に示した本発明の一実施
例におけるスリム矩形スピーカの磁気回路部の要部平面
図を示したものである。
実施例におけるスリム矩形スピーカの側面断面図を示し
たものであり、図４は前記図１に示した本発明の一実施
例におけるスリム矩形スピーカの磁気回路部の要部平面
図を示したものである。
【００２０】また、前記構成の磁気回路を複数配置する
構成としたことで、スリム矩形スピーカの能率向上が図
れ、音圧レベルも満足できるものとすることが可能とな
るものである。
構成としたことで、スリム矩形スピーカの能率向上が図
れ、音圧レベルも満足できるものとすることが可能とな
るものである。
【００２１】また、図５および図６は前記図１に示した
本発明の一実施例におけるスリム矩形スピーカ用のダン
パー１９として楕円形状ダンパー１９−ａまたは菱形形
状ダンパー１９−ｂの構成を示した平面図であり、図７
は本発明のスリム矩形スピーカと従来のコーン形振動板
を用いたスピーカの音圧周波数特性を比較して示した特
性図である。
本発明の一実施例におけるスリム矩形スピーカ用のダン
パー１９として楕円形状ダンパー１９−ａまたは菱形形
状ダンパー１９−ｂの構成を示した平面図であり、図７
は本発明のスリム矩形スピーカと従来のコーン形振動板
を用いたスピーカの音圧周波数特性を比較して示した特
性図である。
【００２２】図５および図６に示したように、ダンパー
１９を楕円形状ダンパー１９−ａまたは菱形形状ダンパ
ー１９−ｂとすることによって、フレーム１８の内部に
収納可能でかつ振幅特性に優れ、ひいては耐入力の向上
を図ることも可能となるものであり、さらに、スリムで
ほぼ矩形形状に近い形状の構成としたコーン形振動板１
７に生じる複数の節の位置に複数の駆動位置を配置する
構成とすることで、図７の特性図に示すように、本発明
のスリム矩形スピーカの場合高域特性まで平坦な音圧周
波数特性を得ることが可能となるものである。
１９を楕円形状ダンパー１９−ａまたは菱形形状ダンパ
ー１９−ｂとすることによって、フレーム１８の内部に
収納可能でかつ振幅特性に優れ、ひいては耐入力の向上
を図ることも可能となるものであり、さらに、スリムで
ほぼ矩形形状に近い形状の構成としたコーン形振動板１
７に生じる複数の節の位置に複数の駆動位置を配置する
構成とすることで、図７の特性図に示すように、本発明
のスリム矩形スピーカの場合高域特性まで平坦な音圧周
波数特性を得ることが可能となるものである。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明は、スリムでほぼ矩
形形状に近い形状のコーン形振動板およびエッジにてス
ピーカの振動部材を構成し、前記振動部材を多点駆動方
式にて駆動する複数の磁気回路と、大振幅可能な複数の
ダンパーを有し、かつ、前記コーン形振動板に生じる複
数の節の位置を駆動すると共に、複数配置した磁気回路
にリング状のネオジュウム・マグネットを用い、磁気回
路を構成するギャップと対向するように前記マグネット
を配置しかつ円周方向に放射状に着磁する構成とすると
共に、さらに複数配置したダンパー形状を、大振幅が可
能なように楕円形状ダンパーまたは菱形形状ダンパーで
構成したことによって、テレビジョン受像機などの映像
機器やコンピューターディスプレイなどに利用されるス
リム矩形スピーカの高音質化と高性能化が可能となるも
のであり、かつ、超低漏洩化も実現できるものである。
形形状に近い形状のコーン形振動板およびエッジにてス
ピーカの振動部材を構成し、前記振動部材を多点駆動方
式にて駆動する複数の磁気回路と、大振幅可能な複数の
ダンパーを有し、かつ、前記コーン形振動板に生じる複
数の節の位置を駆動すると共に、複数配置した磁気回路
にリング状のネオジュウム・マグネットを用い、磁気回
路を構成するギャップと対向するように前記マグネット
を配置しかつ円周方向に放射状に着磁する構成とすると
共に、さらに複数配置したダンパー形状を、大振幅が可
能なように楕円形状ダンパーまたは菱形形状ダンパーで
構成したことによって、テレビジョン受像機などの映像
機器やコンピューターディスプレイなどに利用されるス
リム矩形スピーカの高音質化と高性能化が可能となるも
のであり、かつ、超低漏洩化も実現できるものである。
【図１】本発明の一実施例におけるスリム矩形スピーカ
の正面断面図
の正面断面図
【図２】同実施例におけるスリム矩形スピーカの平面図
【図３】同実施例におけるスリム矩形スピーカの側面断
面図
面図
【図４】同実施例におけるスリム矩形スピーカの磁気回
路部の要部平面図
路部の要部平面図
【図５】同実施例におけるスリム矩形スピーカに、楕円
形状ダンパーを用いた状態を示したダンパーの平面図
形状ダンパーを用いた状態を示したダンパーの平面図
【図６】同実施例におけるスリム矩形スピーカに、菱形
形状ダンパーを用いた状態を示したダンパーの平面図
形状ダンパーを用いた状態を示したダンパーの平面図
【図７】本発明のスリム矩形スピーカと従来のコーン形
振動板を用いたスピーカの音圧周波数特性を比較して示
した特性図
振動板を用いたスピーカの音圧周波数特性を比較して示
した特性図
【図８】従来の技術を用いて振動板およびエッジの形状
をスリムでほぼ矩形形状に近い形状に構成したスピーカ
の正面断面図
をスリムでほぼ矩形形状に近い形状に構成したスピーカ
の正面断面図
【図９】図８に示した従来のスピーカの平面図
【図１０】両端自由振動時の各周波数における棒状振動
体の振動モード図
体の振動モード図
【図１１】図８に示した従来のコーン形振動板を用いた
スピーカの音圧周波数特性を示した特性図
スピーカの音圧周波数特性を示した特性図
２ エッジ ４ ダストキャップ ５ ボイスコイル ６ ボイスコイルボビン ７ 金糸線 １７ コーン形振動板 １８ フレーム １９ ダンパー １９−ａ 楕円形状ダンパー １９−ｂ 菱形形状ダンパー ２０ リング状のネオジュウム・マグネット ２１ ヨーク ２２ ギャップ ２３ 放射状の着磁方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｒ 9/02 １０３ Ｚ
Claims (4)
- 【請求項１】 磁気ギャップを形成した複数の磁気回路
と、この複数の磁気回路を長径方向に所定の間隔で結合
した長細い矩形形状のフレームと、上記磁気ギャップに
それぞれはまり込んで多点駆動を行う複数のボイスコイ
ルを所定の間隔で結合すると共に外周部に結合されたエ
ッジを介して上記フレームの周縁に外周部を結合した長
細い矩形形状のコーン形振動板と、上記複数のボイスコ
イルをそれぞれ支持する複数のダンパーからなるスリム
矩形スピーカ。 - 【請求項２】 複数のボイスコイルの結合位置が長細い
矩形形状のコーン形振動板に発生する複数の節の位置に
それぞれ結合されたものである請求項１記載のスリム矩
形スピーカ。 - 【請求項３】 磁気回路がセンターポール部を有する壺
型のヨークと、このセンターポール部の外周面との間に
磁気ギャップを形成するようにヨークの内周面の上部に
結合されると共にラジアル方向に着磁されたリング状の
ネオジュウム・マグネットにより構成され、かつこの磁
気回路の外径寸法がフレームの短径側の寸法より小さい
ものである請求項１または請求項２記載のスリム矩形ス
ピーカ。 - 【請求項４】 ダンパーが楕円形状、もしくは菱形形状
に形成されたものである請求項１〜請求項３いずれか記
載のスリム矩形スピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29287294A JPH08154296A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | スリム矩形スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29287294A JPH08154296A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | スリム矩形スピーカ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08154296A true JPH08154296A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17787476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29287294A Pending JPH08154296A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | スリム矩形スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08154296A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002003748A3 (en) * | 2000-07-03 | 2002-12-05 | Elina Sa | Electroacoustic transducer with replaceable diaphragm |
| KR20040032028A (ko) * | 2002-10-08 | 2004-04-14 | 신교원 | 평판형 스피커 시스템 |
| WO2005081580A1 (en) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Jin Young Acoustic Co., Ltd. | Multi-way plate speaker system |
| CN101815233A (zh) * | 2009-02-24 | 2010-08-25 | 安桥株式会社 | 音圈组件及使用该音圈组件的扬声器 |
| JP2017017602A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | フォスター電機株式会社 | スピーカ |
| CN110248297A (zh) * | 2019-07-15 | 2019-09-17 | 苏州茹声电子有限公司 | 一种多路输入驱动的小型扬声器及中高音扬声器 |
| CN110278516A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-09-24 | 苏州茹声电子有限公司 | 多路输入驱动的扬声器 |
| CN110381422A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-10-25 | 苏州上声电子股份有限公司 | 一种多路输入驱动的扬声器 |
| JP2021118490A (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-10 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | スピーカ装置 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP29287294A patent/JPH08154296A/ja active Pending
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