JPH08154047A - 検出スイッチ - Google Patents

検出スイッチ

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JPH08154047A
JPH08154047A JP29147394A JP29147394A JPH08154047A JP H08154047 A JPH08154047 A JP H08154047A JP 29147394 A JP29147394 A JP 29147394A JP 29147394 A JP29147394 A JP 29147394A JP H08154047 A JPH08154047 A JP H08154047A
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JP
Japan
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bit
variable resistor
reference level
point reference
hysteresis width
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Pending
Application number
JP29147394A
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English (en)
Inventor
Satoru Ichimura
悟 市村
Kazuhiro Otsuka
数博 大塚
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Panasonic Industrial Devices SUNX Co Ltd
Original Assignee
Sunx Ltd
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Publication date
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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的手段を用いずに、感度とヒステリシス
幅とを連動して調整すること。 【構成】 受光回路6の受光信号Voを増幅器7で増幅
し、増幅信号Vo´´を比較器10で比較することによ
り、物体の有無を検出するにあたって、ノイズによる誤
動作を防止するため、比較器10のオン点基準レベルと
オフ点基準レベルとの間に所定のヒステリシス幅を持た
せている。ここで、感度調整用の第1の可変抵抗器8と
ヒステリシス幅調整用の第2の可変抵抗器12との間を
ギア機構19により連結し、操作部材を回転操作する
と、その回転運動が、ギア機構19により両可変抵抗器
8および12に伝達され、感度およびヒステリシス幅が
連動して調整されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電スイッチや近接ス
イッチ等の検出スイッチにおいて、特にヒステリシス幅
を可変にするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】検出スイッチの一例として反射形の光電
スイッチがあげられる。この光電スイッチは、投光素子
から物体に向けて光を投射し、物体により反射された光
を受光素子により受光する構成であり、受光素子の受光
信号は、感度調整用の可変抵抗器を有する増幅回路によ
り増幅され、増幅回路の増幅信号は比較器により基準レ
ベルと比較される。そして、比較器の比較結果が所定回
連続して基準レベルを上回ったときに検出信号が出力さ
れる。
【0003】この構成の場合、ノイズによる誤動作(チ
ャタリング)を防止するため、比較器の基準レベルにオ
ン点基準レベルとオフ点基準レベルとを設け、両者の間
に所定のヒステリシス幅を持たせることが行われてい
る。図13は、感度とヒステリシス幅との関係を示すも
のであり、縦軸が電圧レベル、横軸が感度(増幅回路の
増幅率)である。ここで、感度最大時にノイズの増幅率
が最大になるため、ヒステリシス幅を感度最大時のノイ
ズ幅より大きい一定値に設定すれば、チャタリングを防
止することができる。
【0004】この種の光電スイッチにおいては、受光素
子に対する入力信号が大きい場合、増幅回路の増幅率
(感度)を絞っても、入力信号が小さい場合と同レベル
の増幅信号が得られるので、微小な受光信号の変動を検
出できる。これに対して、ヒステリシス幅を一定値に設
定すると、受光素子に対する入力信号が大きい場合に感
度を絞っても、微小な受光信号の変動を検出できない。
このため、従来では、特開平3−179816号公報に
開示されているように、FET等の半導体素子あるいは
抵抗を主体とした電気的手段により、増幅回路の増幅率
(感度)に合せてヒステリシス幅を自動的に調整するよ
うにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−179816号公報では、電気的手段を用いている
ため、回路構成の複雑化や部品点数の増大といった不具
合が生じ、その結果、装置がコストアップされていた。
特に、抵抗によりヒステリシス幅を調整する場合には、
段階的な調整しか行うことができないため、ヒステリシ
ス幅を微調整しようとすると、抵抗の数が多くなり、部
品点数が一層増大する。また、半導体素子によりヒステ
リシス幅を調整する場合には、半導体素子の特性のばら
つきに伴いヒステリシス幅も大きくばらつくことにな
る。従って、そのばらつきを相殺するため、ノイズ幅に
対してヒステリシス幅を大きく設定する必要が生じ、そ
の結果、微小な受光信号の検出という面に対してマイナ
ス要素になる。
【0006】また、近年では、検出スイッチの小形化に
伴って、増幅器や比較器を含む大部分の回路部品が1つ
のIC素子に集積化されている。例えば光電スイッチに
おいては、製品毎に値が相違する抵抗や投受光回路を除
く部品が1つのIC素子に集積されており、前記抵抗や
前記投受光回路を基板に接続すれば、製品が完成するこ
とになる。従って、近年の光電スイッチは必要最小限度
の接続端子しか有しておらず、回路設計の自由度が極め
て小さい。これに対して上記従来構成は、多数の抵抗や
半導体素子をIC素子に接続する必要があるので、回路
構成の複雑化や部品点数の増大がより顕著になる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、感度に合せてヒステリシス幅を調整
する構成を簡単安価に実現し得る検出スイッチを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の検出スイ
ッチは、入力信号を増幅して出力する増幅器と、オン点
基準レベルおよびオフ点基準レベルを作成する基準レベ
ル作成回路と、前記増幅器により増幅された入力信号を
オン点基準レベルまたはオフ点基準レベルと比較する比
較器とを有し、この比較器の比較結果に基づいて物体を
検出する構成のものにおいて、前記増幅器の入力信号増
幅率を調整する第1の可変抵抗器と、前記オン点基準レ
ベルと前記オフ点基準レベルとの差分であるヒステリシ
ス幅を調整する第2の可変抵抗器と、操作可能に設けら
れた操作部材と、この操作部材の操作力を前記第1およ
び前記第2の両可変抵抗器に伝達することに伴い、第1
の可変抵抗器の抵抗値と第2の可変抵抗器の抵抗値とを
連動して調整する操作力伝達機構とを備えたところに特
徴を有する。
【0009】請求項2記載の検出スイッチは、操作部材
を回転可能に設け、操作力伝達機構を、操作部材の回転
運動を第1および第2の両可変抵抗器に伝達するギア機
構から構成したところに特徴を有する。請求項3記載の
検出スイッチは、操作部材の回転運動を減速してギア機
構に伝達する減速機構を設けたところに特徴を有する。
【0010】
【作用】請求項1記載の手段によれば、操作部材を操作
すると、操作部材の操作力が増幅率調整用の第1の可変
抵抗器およびヒステリシス幅調整用の第2の可変抵抗器
の双方に伝達され、第1の可変抵抗器の抵抗値と第2の
可変抵抗器の抵抗値とが連動して調整され、感度に合せ
てヒステリシス幅が調整される。請求項2記載の手段に
よれば、操作部材を回転操作すると、ギア機構が作動
し、両可変抵抗器の抵抗値が連動して調整される。請求
項3記載の手段によれば、操作部材を回転操作すると、
操作部材の回転運動が減速してギア機構に伝達され、両
可変抵抗器の抵抗値が連動して微調整される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を反射形の光電スイッチに適用
した一実施例について、図面を参照しながら説明する。
まず、図2において、合成樹脂製の本体ケース1内には
FPC基板2が収容されている。このFPC基板2には
IC素子(図示せず)が実装され、このIC素子には、
図1に示すように、発振回路3が集積されている。この
発振回路3は所定周期のクロック信号を出力するもので
あり、発振回路3から出力されたクロック信号は投光回
路4および信号処理回路5に供給される。尚、信号処理
回路5は前記IC素子に集積されたものである。
【0012】投光回路4は、前記IC素子とは別にFP
C基板2に実装されたものであり、発光ダイオードから
なる投光素子4aを主体に構成されている。そして、こ
の投光素子4aは、図2に示すように、本体ケース1の
投光窓部1aに臨んでおり、投光素子4aが発振回路3
のクロック信号に応じて点滅すると、投光窓部1aから
光が投射される。尚、投光窓部1aには、ケーブルファ
イバ(図示せず)が装着されるようになっており、投光
素子4aの投射光はケーブルファイバを通して投射され
る。
【0013】FPC基板2には、図1に示すように、前
記IC素子と別に受光回路6が実装されている。この受
光回路6は、フォトダイオードからなる受光素子6aを
主体に構成されたものであり、受光素子6aは、図2に
示すように、本体ケース1の受光窓部1bに臨んでい
る。そして、受光素子6aは、物体からの反射光を受光
窓部1bを通して受光することに伴い、受光信号Voを
出力する。尚、受光窓部1bには、ケーブルファイバ
(図示せず)が装着されるようになっており、物体から
の反射光はケーブルファイバを通して受光される。
【0014】受光回路6には、図1に示すように、増幅
器7が接続されている。この増幅器7は前記IC素子に
集積されたものであり、受光回路6の受光信号Voを増
幅し、増幅信号Vo´として出力する。また、増幅器7
の出力端子には第1の可変抵抗器8が接続されている。
この第1の可変抵抗器8は、図4に示すように、2つの
固定端子8a,8bと1つの可動端子8cとを有する三
端子形の可変抵抗器から構成されたものであり、操作部
8dを回転操作すると、可動端子8cが移動して増幅信
号Vo´の増幅率が調整され、増幅信号Vo´´として
出力される。
【0015】尚、本体ケース1には、図6の(b)に示
すように、収納部1a,1bが形成され、FPC基板2
の上端部には、図7に示すように、図示手前側に折曲が
る二股状の折曲部2a,2bが形成されている。そし
て、第1の可変抵抗器8は右側の折曲部2aに実装さ
れ、右側の収納部1a内に収納されている。また、図1
の符号9は、増幅器7と第1の可変抵抗器8とから構成
される増幅回路を示す。
【0016】第1の可変抵抗器8の出力端子には、図1
に示すように、比較器10の反転入力端子が接続されて
おり、第1の可変抵抗器8から出力された増幅信号Vo
´´は比較器10の反転入力端子に入力される。また、
比較器10の非反転入力端子には、基準レベル作成回路
に相当する基準電圧発生回路11が接続されている。こ
の基準電圧発生回路11は、基準電圧発生用抵抗器11
aおよび11bを主体に構成されたものであり、信号処
理回路5の出力がHiレベルの場合にオン点基準レベル
Vthを作成し、信号処理回路5の出力がLoレベルの場
合にオフ点基準レベルVtlを作成し、作成した基準レベ
ルVth,Vtlを比較器10の非反転入力端子に出力す
る。尚、比較器10および基準電圧発生回路11は前記
IC素子に集積されている。
【0017】基準電圧発生回路11と信号処理回路5と
の間には第2の可変抵抗器12が接続されている。この
第2の可変抵抗器12は、図4に示す第1の可変抵抗器
8と同様、三端子形の可変抵抗器から構成されたもので
あり、図7に示すように、FPC基板2の左側の折曲部
2bに実装され、左側の収納部1b内に収納されてい
る。尚、図4において、括弧内の符号12は第2の可変
抵抗器、12aおよび12bは固定端子、12cは可動
端子、12dは操作部を示す。
【0018】そして、第2の可変抵抗器12の操作部1
2dを回転操作すると、第2の可変抵抗器12の抵抗値
が変化し、図11に示すように、オン点基準レベルVth
およびオフ点基準レベルVtlの双方が変化するようにな
っている。これにより、「オン点基準レベルVth−オフ
点基準レベルVtl」で示されるヒステリシス幅が調整さ
れる。尚、図1の符号12´は、第2の可変抵抗器12
の抵抗値が「0」になったときでもヒステリシスを発生
させる補助抵抗器である。
【0019】図5はヒステリシス幅の調整原理を示すも
のである。ここで、基準電圧発生用抵抗器11aの抵抗
値をR1 ,基準電圧発生用抵抗器11bの抵抗値をR2
,第2の可変抵抗器12の抵抗値をRx ,補助抵抗器
12´の抵抗値をR3 とすると、オン点基準レベルVth
は(1)式、オフ点基準レベルVtlは(2)式のように
なる。従って、ヒステリシス幅「Vth−Vtl」は(3)
式で現される。この(3)式から明らかなように、Rx
が大きくなると、(3)式の分母が大きくなり、ヒステ
リシス幅が小さくなる。また、Rx が小さくなると、
(3)式の分母が小さくなり、ヒステリシス幅が大きく
なる。
【0020】図1の比較器10は、第1の可変抵抗器8
から出力される増幅信号Vo´´を基準電圧発生回路1
1のオン点基準レベルVthまたはオフ点基準レベルVtl
と比較し、その比較結果に応じた判定信号(Hiレベル
信号またはLoレベル信号)を出力する。また、信号処
理回路5は比較器10の判定信号に基づいて物体の有無
を検出する。例えば、投光素子4aの点灯時に比較器1
0の判定信号が所定回連続して「オン点基準レベルVth
≦増幅信号Vo´´」になると、物体が有ることを検出
し、Hiレベル信号を出力する。また、投光素子4aの
点灯時に比較器10の判定信号が所定回連続して「オフ
点基準レベルVtl>増幅信号Vo´´」になると、物体
が無いことを検出し、Loレベル信号を出力する。
【0021】信号処理回路5には出力回路13が接続さ
れている。そして、出力回路13は、信号処理回路5の
Hiレベル信号を受けると、負荷(図示せず)を駆動す
る。尚、信号処理回路5の検波タイミングは、発振回路
3のクロック信号に基づいて、投光素子4aの点灯タイ
ミングと同期が取られている。また、出力回路13は前
記IC素子に集積されている。
【0022】本体ケース1の右側には、図6の(b)に
示すように、収納部1cが形成され、この収納部1c内
には、図7に示すように、VRビット14が収納されて
いる。このVRビット14は、図8に示すように、ギア
部14aと円柱状の軸部14bとを合成樹脂により一体
形成したものであり、軸部14bには平板状の凸部14
cが一体形成されている。そして、第1の可変抵抗器8
の操作部8dには、図4の(a)に示すように、溝部8
eが形成され、VRビット14の凸部14cは、図7に
示すように、FPC基板2の折曲部2aを貫通して第1
の可変抵抗器8の溝部8e内に挿入されている。従っ
て、VRビット14が回転すると、第1の可変抵抗器8
の操作部8dが回転し、増幅信号Vo´´の増幅率が調
整されることになる。
【0023】本体ケース1の右側には、図6の(a)に
示すように、円弧状の案内溝部1dが形成されている。
そして、VRビット14のギア部14aには、図7に示
すように、係合凸部14dが一体形成され、この係合凸
部14dは本体ケース1の案内溝部1d内に挿入されて
いる。従って、VRビット14は、係合凸部14dが案
内溝部1dに案内されながら安定的に回転することにな
る。尚、図6の符号1eは、VRビット14の凸部14
cを第1の可変抵抗器8の溝部8eに挿入するための貫
通孔を示す。また、図8の符号14eは、VRビット1
4の回転位置を調整するためのドライバー挿入穴を示
す。
【0024】本体ケース1の左側には、図6の(b)に
示すように、収納部1fが形成され、この収納部1f内
には、図7に示すように、VRビット15が収納されて
いる。このVRビット15は、図8に示すVRビット1
4と共通の部材からなるものであり、その凸部15c
が、FPC基板2の折曲部2bを貫通して第2の可変抵
抗器12の溝部12e内に挿入されている。従って、V
Rビット15が回転すると、第2の可変抵抗器12の操
作部12dが回転し、ヒステリシス幅が調整されること
になる。尚、図8の符号15aはVRビット15のギア
部、15bは軸部、15dは係合凸部、15eはドライ
バー挿入穴を示す。
【0025】本体ケース1には、図6の(a)に示すよ
うに、円弧状の案内溝部1gが形成され、図7に示すよ
うに、VRビット15の係合凸部15dは案内溝部1g
内に挿入されている。従って、VRビット15は、係合
凸部15dが案内溝部1gに案内されながら安定的に回
転することになる。尚、図6の符号1hは、VRビット
15の凸部15cを第2の可変抵抗器12の溝部12e
内に挿入するための貫通孔を示す。
【0026】本体ケース1の中央部には、図6の(b)
に示すように、貫通孔1iが形成され、貫通孔1iに
は、図7に示すように、VRビット16の軸部16aが
回転可能に挿入されている。このVRビット16は、図
9に示すように、軸部16aと小ギア部16bと大ギア
部16cとを合成樹脂により一体形成したものであり、
VRビット16の小ギア部16bは、図7に示すよう
に、VRビット14のギア部14aおよびVRビット1
5のギア部15aの双方に噛合されている。
【0027】従って、VRビット16が回転すると、V
Rビット14および15の双方が回転し、増幅信号Vo
´´の増幅率に連動してヒステリシス幅が調整されるこ
とになる。図11は、VRビット16の回転に伴い、感
度とヒステリシス幅とが連動して変化する様子を示すも
のであり、縦軸が電圧レベル、横軸が感度である。同図
から明らかなように、感度が小さくなるに連れてオン点
基準レベルVthとオフ点基準レベルVtlとが接近し、ヒ
ステリシス幅「Vth−Vtl」が小さくなる。
【0028】本体ケース1の上面には、図6の(b)に
示すように、開口部1jが形成され、この開口部1j
は、図7に示すように、透明な合成樹脂製のカバー17
により覆われている。そして、カバー17の中央部には
開口部17fが形成されており、VRビット16は、そ
の軸部16aが開口部17f内に回転可能に挿入されて
いる。
【0029】カバー17には、VRビット14の上側に
位置して段付きの開口部17aが形成されており、本体
ケース1内には、開口部17aを通して合成樹脂製のV
Rビット18が挿入されている。このVRビット18に
は、図10に示すように、2つの係合爪部18aが一体
形成されており、VRビット18を開口部17a内に押
込むと、開口部17aの端面に押圧されて2つの係合爪
部18aが弾性変形し、VRビット18が開口部17a
内に挿入されるようになっている。
【0030】VRビット18には円形状の鍔部18bが
形成されている。そして、VRビット18をカバー17
の開口部17a内に押込むと、2つの係合爪部18aと
鍔部18bとの間で開口部17aの端面が挟み込まれ、
VRビット18がカバー17に抜止め状態で回転可能に
装着される。尚、図10の符号18cは、VRビット1
8をカバー17の開口部17aに押込むにあたって、各
係合爪部18aを弾性変形させるための溝部である。
【0031】VRビット14の上面には、図8に示すよ
うに、丸穴14fが形成されている。また、VRビット
18には、図10に示すように、軸部18dと操作部1
8eとが一体形成されており、VRビット18の軸部1
8dは、図7に示すように、VRビット14の丸穴14
f内に回転可能に挿入され、VRビット14を抜止め状
態に保持している。尚、カバー17の下面には、その左
側に位置して軸部17bが一体形成されている。そし
て、この軸部17bはVRビット15の丸穴15f内に
挿入され、VRビット15を抜止め状態に保持してい
る。
【0032】VRビット18には、図10に示すよう
に、ギア部18fが一体形成されている。そして、VR
ビット18のギア部18fは、図7に示すように、VR
ビット16の大ギア部16cに噛合されており、VRビ
ット18の操作部18eを回転操作すると、VRビット
18の回転がVRビット16の大ギア部16cに伝達さ
れ、VRビット16に連動してVRビット14および1
5が回転し、感度に連動してヒステリシス幅が調整され
る。即ち、VRビット18は操作部材に相当するもので
ある。尚、符号19は、VRビット14,15,16,
18から構成されるギア機構(操作力伝達機構に相当す
る)を示す。
【0033】VRビット14の上面には、図8に示すよ
うに、指示部14gが一体形成されている。また、カバ
ー17の上面には、図7に示すように、目張り用のシー
ル17cが貼付され、このシール17cには、図3に示
すように、感度目盛り17dが記入されている。そし
て、VRビット14の指示部14gは、シール17cの
開口部17eを通して外部から視認できるようになって
いる。従って、VRビット18の操作部18eを回転操
作し、VRビット14の指示部14gを所定の感度目盛
り17dに合わせることにより、感度を調整することに
なる。尚、図7に示すように、VRビット15にも指示
部15gが一体形成されているが、この指示部15g
は、VRビット14と15とを共通部品から構成する都
合上のものであり、数値を指示する機能は有していな
い。
【0034】ギア機構19のギア比は以下のように設定
されている。 N1 :N2 :N3 :N4 :N5 =n:n:1:n:1 ……(4) 但し、N1 はVRビット14のギア部14aの歯数、N
2 はVRビット15のギア部15aの歯数、N3 はVR
ビット16の小ギア部16bの歯数、N4 はVRビット
16の大ギア部16cの歯数、N5 はVRビット18の
ギア部18fの歯数である。従って、図7において、V
Rビット18の操作部18eを操作量n回回転操作す
ると、その回転がVRビット16により減速された後、
VRビット14および15に伝達され、VRビット14
および15が1回転することになる。即ち、VRビット
16は減速機構に相当する。
【0035】VRビット14のギア部14aおよびVR
ビット15のギア部15aは、図8に示すように、その
ギア形成範囲が第1の可変抵抗器8および第2の可変抵
抗器12の夫々の操作部8dおよび12dの回転可動範
囲に対応するα°に設定されている。従って、VRビッ
ト18の操作量がα°を越えると、図7において、VR
ビット16の小ギア部16bと噛合するギアが無くな
り、VRビット14および15が回転不能になる。これ
により、第1の可変抵抗器8の操作部8dおよび第2の
可変抵抗器12の操作部12dが過剰に回転されること
がなくなる。
【0036】本体ケース1には、図6の(a)に示すよ
うに、収納部1b内に突出する2つの弾性片1kが一体
形成されており、VRビット18の操作量がα°を越え
ると、図7において、VRビット14の係合凸部14d
が2つの弾性片1kに選択的に当接し、弾性片1kが撓
むようになっている。従って、VRビット18の操作量
がα°を越え、VRビット14のギア部14aがVRビ
ット16の小ギア部16bから外れると、VRビット1
4の指示部14gがカバー17の感度目盛り17dを振
切るのに加え、クリック音が発生するといった異常報知
動作が行われることになる。しかも、VRビット14
が、弾性片1kの撓み力により反操作方向へ付勢され、
そのギア部14aがVRビット16の小ギア部16bと
直ちに噛合する。
【0037】尚、図6の(a)に示す符号1m,1mは
本体ケース1に一体形成された弾性片であり、これら各
弾性片1mは、弾性片1kと同様、VRビット15を反
操作方向へ付勢し、そのギア部15aをVRビット16
の小ギア部16bに噛合させる機能を有している。
【0038】次に上記構成の組立手順について説明す
る。まず、IC素子,投光回路4,受光回路6,第1の
可変抵抗器8,第2の可変抵抗器12等の電子部品をF
PC基板2に半田付けし、FPC基板2を本体ケース1
内に組込む。次に、図7において、本体ケース1の収納
部1cおよび1dにVRビット14および15を収納
し、VRビット14の凸部14cを第1の可変抵抗器8
の溝部8eに挿入し、VRビット15の凸部15cを第
2の可変抵抗器12の溝部12eに挿入する。
【0039】凸部14cおよび15cを第1および第2
の可変抵抗器8および12に挿入したら、図3におい
て、VRビット14のドライバー挿入穴14eおよびV
Rビット15のドライバー挿入穴15eにドライバーを
挿入し、指示部14gおよび15gが反対側を指すよう
に、VRビット14および15の初期位置を調整する。
次に、図7において、本体ケース1の貫通孔1iにVR
ビット16の軸部16aを挿入し、VRビット16の小
ギア部16bをVRビット14のギア部14aおよびV
Rビット15のギア部15aに噛合させる。
【0040】本体ケース1にVRビット16を装着した
ら、本体ケース1の開口部1jをカバー17により塞
ぎ、カバー17の開口部17aにVRビット18を押込
む。すると、開口部17aの端面に押圧されてVRビッ
ト18の係合爪部18a,18aが弾性変形し、VRビ
ット18が開口部17aを通して本体ケース1内に挿入
される。これと共に、VRビット18の係合爪部18
a,18aと鍔部18bとの間で開口部17aの端面が
挟み込まれ、VRビット18がカバー17に装着され、
VRビット18のギア部18fがVRビット16の大ギ
ア部16cに噛合する。
【0041】次に上記構成の作用について説明する。物
体を検出するにあたっては、図7において、VRビット
18の操作部18eを回転操作し、入力信号(物体から
の反射光)の大きさに合せて感度およびヒステリシス幅
を調整する。例えば、図3において、VRビット18が
時計回り方向へ回転操作されると、図7において、VR
ビット18の回転運動がVRビット18のギア部18f
からVRビット16の大ギア部16cに伝達され、図3
において、VRビット16がVRビット18とは異なる
反時計回り方向へ回転する。
【0042】VRビット16が反時計回り方向へ回転す
ると、図7において、VRビット16の回転がVRビッ
ト16の小ギア部16bからVRビット14のギア部1
4aに伝達され、図3において、VRビット14がVR
ビット16とは異なる時計回り方向(VRビット18と
同方向)へ回転する。そして、VRビット14の回転が
第1の可変抵抗器8の操作部8dに伝達され、図1にお
いて、第1の可変抵抗器8の可動端子8cが固定端子8
b側へ移動し、第1の可変抵抗器8の抵抗値が大きくな
り、VRビット18の操作量に応じて増幅信号Vo´´
の増幅率が大きくなる。
【0043】これと共に、図3において、VRビット1
6の回転がVRビット16の小ギア部16bからVRビ
ット15のギア部15aに伝達され、VRビット15が
VRビット16とは異なる時計回り方向へ回転する。そ
して、VRビット15の回転が第2の可変抵抗器12の
操作部12dに伝達され、図1において、第2の可変抵
抗器12の可動端子12cが固定端子12b側へ移動
し、第2の可変抵抗器12の抵抗値が小さくなり、VR
ビット18の操作量に応じてヒステリシス幅が大きくな
る。
【0044】尚、図3において、VRビット18の操作
部18eを反時計回り方向へ回転操作すると、VRビッ
ト16が時計回り方向へ回転し、VRビット14および
15が反時計回り方向へ回転する。すると、図1におい
て、第1の可変抵抗器8の可動端子8cおよび第2の可
変抵抗器12の可動端子12cが固定端子8aおよび1
2a側へ移動し、VRビット18の操作量に応じて感度
およびヒステリシス幅が小さくなる。
【0045】この状態で、物体が接近すると、図1にお
いて、投光回路4から物体に向けて投射された光が物体
により反射され、受光回路6により受光される。する
と、受光回路6から受光信号Voが出力され、増幅回路
9から増幅信号Vo´´が出力され、増幅信号Vo´´
が比較器10に入力される。これと共に、基準電圧発生
回路11から比較器10にオン点基準レベルthおよびオ
フ点基準レベルVtlが出力され、比較器10は、オン点
基準レベルthおよびオフ点基準レベルVtlと増幅信号V
o´´とを比較する。
【0046】そして、信号処理回路5は、比較器10の
判定信号が所定回連続して「オン点基準レベルth≦増幅
信号Vo´´」であることを検出すると、物体が接近し
たと判断し、Hiレベル信号を出力回路13に出力す
る。これにより、出力回路13から検出信号が出力さ
れ、負荷が駆動する。また、信号処理回路5は、比較器
10の判定信号が所定回連続して「オフ点基準レベルV
tl>増幅信号Vo´´」であると判断すると、物体が遠
ざかったと判断し、検出信号の出力を停止することによ
り、負荷を駆動停止させる。
【0047】上記実施例によれば、VRビット18の回
転操作に伴い、大感度時にはヒステリシス幅を大きくで
き、小感度時にはヒステリシス幅を小さくできるので、
全ての感度領域においてチャタリングが防止される。こ
れと共に、感度を小さくすれば、微小な受光信号の変動
が検出されるようになる。しかも、VRビット18の操
作に伴い、感度とヒステリシス幅とを連続的に調整でき
るので、ヒステリシス幅調整用の抵抗を多数個使用して
いた従来に比べ、少ない部品点数で緻密な制御が可能に
なる。さらに、半導体素子の特性のばらつきに伴うヒス
テリシス幅の余裕度を考慮する必要がなくなるので、微
小な入力信号の検出という面に対してプラス要素にな
る。
【0048】これと共に、感度に合わせてヒステリシス
幅を調整する構成をギア機構19といった機械的な手段
により実現できるので、VRビット18の回転運動をV
Rビット16から14に伝達して感度を調整する既存の
光電スイッチに対してVRビット15という一部品を追
加するだけで良く、その結果、機械的な面で構成が簡素
化される。しかも、IC素子化された近年の光電スイッ
チは、必要最小限度の接続端子しか有しておらず、他の
回路機有を付加するための抵抗や半導体といった電気的
手段を接続し難いが、従来のヒステリシス発生用の抵抗
器を第2の可変抵抗器12に置換えるだけで良いので、
電気的な面でも構成が簡素化され、総じて、装置が大幅
にコストダウンされる。
【0049】また、VRビット18の操作力を第1の可
変抵抗器8および第2の可変抵抗器12に伝達する手段
としてギア機構19を用いたので、ベルト伝達機構を用
いる場合の滑りやクランク機構を用いる場合の構成の複
雑化等を考慮しなくても良い。しかも、ギア機構19の
ギア比やギア構成を換えるだけでVRビット18の操作
量に対する感度およびヒステリシス幅の変更量を簡単に
調整できる。また、VRビット16により、VRビット
18の操作力をVRビット14および15へ減速して伝
達するので、感度およびヒステリシス幅が微調整される
ようになり、その結果、使い勝手が向上する。
【0050】また、VRビット14のギア部14aおよ
びVRビット15のギア部15aのギア形成範囲をα°
(第1の可変抵抗器8および第2の可変抵抗器12のそ
れぞれの操作部8dおよび12dの回転可動範囲)に設
定し、VRビット18の操作量がα°を越えるとVRビ
ット14および15が回転不能になる構成としたので、
第1および第2の可変抵抗器8および12が過剰に抵抗
調整されることがなくなり、その結果、両可変抵抗器8
および12の破損が防止される。
【0051】また、VRビット18の操作量がα°を越
えると、VRビット14の指示部14gがカバー17の
感度目盛り17dを振切る、クリック音が発生するとい
った異常報知動作が行われる構成としたので、この点か
らもVRビット18の過剰な回転操作が防止されるよう
になる。
【0052】また、VRビット18の操作量がα°を越
えると、VRビット14および15の係合凸部14dお
よび15dにより本体ケース1の弾性片1kおよび1m
が押圧され、反操作方向に付勢力を発揮する構成とした
ので、VRビット18の操作量がα°を越えると、弾性
片1kおよび1mの付勢力により、VRビット14のギ
ア部14aおよびVRビット15のギア部15aがVR
ビット16の小ギア部16bと直ちに噛合する。このた
め、VRビット18を操作量α°回転操作した後、反対
方向へ回転操作すると、VRビット14および15が応
答性良く回転することになり、その結果、操作性が向上
する。
【0053】また、VRビット14の係合凸部14dお
よびVRビット15の係合凸部15dを本体ケース1の
案内溝部1dおよび1gに沿って回転させる構成とした
ので、VRビット18の回転操作に伴いVRビット14
および15が安定的に回転するようになる。
【0054】また、VRビット18をカバー17の開口
部17aに押込むと、VRビット18の係合爪部18a
と鍔部18bとの間でカバー17が挟み込まれ、VRビ
ット18がカバー17に装着される構成としたので、V
Rビット18の組付作業性が向上する。
【0055】また、VRビット14に指示部14gを設
け、VRビット18の回転操作に伴い、VRビット14
の指示部14gを感度目盛り17dに合わせる構成とし
たので、使い勝手が向上する。
【0056】尚、上記実施例においては、VRビット1
8の回転運動を減速してVRビット14および15に伝
達する構成としたが、これに限定されるものではなく、
減速機構は必要に応じて設ければ良い。図12は減速機
構を廃止した一例であり、VRビット14には操作部材
20が一体形成されている。但し、符号21は、VRビ
ット14とVRビット15と操作部材20とから構成さ
れるギア機構(操作力伝達機構)を示す。この構成によ
れば、VRビット16および18を廃止できるので、構
成が一層簡素化される。また、図12に示す変形例で
は、VRビット14に操作部材20を一体形成したが、
VRビット15に一体形成しても良い。
【0057】また、上記実施例においては、ギア機構1
9を4個のVRビット14〜16,18から構成し、そ
のギア比を(4)式のように設定したが、これに限定さ
れるものではなく、ギアの組合わせおよびギア比の設定
は、感度およびヒステリシス幅の調整範囲等に応じて適
宜変更すれば良い。
【0058】また、上記実施例においては、VRビット
18の回転に伴い、VRビット14および15がVRビ
ット18と同方向へ回転し、第1および第2の可変抵抗
器8および12の抵抗値が調整される構成としたが、こ
れに限定されるものではなく、例えばVRビット14が
VRビット18と同方向へ回転し、VRビット15がV
Rビット18と反対方向へ回転する等、VRビット14
および15の回転方向は、第1および第2の可変抵抗器
8および12の構成や接続形態等に応じて変更すれば良
い。
【0059】また、上記実施例においては、第1および
第2の可変抵抗器8および12に1回転形の可変抵抗器
を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば
多回転形の可変抵抗器やリニアスライド形の可変抵抗器
を適用しても良い。特に、多回転形の可変抵抗器を適す
る場合には、可変抵抗器に減速機構が内蔵されているた
め、減速機構を改めて設けなくても良い利点がある。
【0060】また、上記実施例においては、第1の可変
抵抗器8と第2の可変抵抗器12とを別体としたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、第1および第2
の可変抵抗器を兼用する二連形の連動式可変抵抗器を用
いても良い。
【0061】また、上記実施例においては、オン点基準
レベルVthとオフ点基準レベルVtlとの双方を変化させ
ることによりヒステリシス幅を調整する構成としたが、
これに限定されるものではなく、例えばオン点基準レベ
ルVthを一定としてオフ点基準レベルVtlを変化させた
り、オフ点基準レベルVtlを一定としてオン点基準レベ
ルVthを変化させたりしても良い。
【0062】また、上記実施例においては、VRビット
18の回転運動をギア機構19により伝達する構成とし
たが、これに限定されるものではなく、例えばベルト伝
達機構やカム機構やクランク機構等により伝達する構成
としても良い。また、上記実施例においては、VRビッ
ト18を回転運動させる構成としたが、これに限定され
るものではなく、例えばスライド運動や押込運動等であ
っても良い。
【0063】また、上記実施例においては、本発明を光
電スイッチに適用したが、これに限定されるものではな
く、要は、入力信号を基準レベルと比較することに基づ
いて物体の有無を検出する構成の検出スイッチであれば
良い。光電スイッチは、この一例である。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の検出スイッチによれば以下の効果を奏する。請求項1
記載の手段によれば、電気的手段を用いることなく、感
度とヒステリシス幅とを連動して調整できるので、機械
的および電気的な両面において回路構成の簡素化や部品
点数の削減が実現され、装置がコストダウンされる。
【0065】請求項2記載の手段によれば、操作部材の
回転運動をギア機構により伝達できるので、操作部材の
操作力が両可変抵抗器に簡単な構成で確実に伝達され
る、操作部材の操作量に対する感度およびヒステリシス
幅の調整量の変更が簡単化されるという利点がある。請
求項3記載の手段によれば、操作部材の回転運動を減速
して伝達できるので、感度およびヒステリシス幅が微調
整される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成のブロック
【図2】図3のイ−イ線に沿う断面図
【図3】本体ケースの内部を示す上面図
【図4】第1および第2の可変抵抗器を示す図
【図5】ヒステリシス幅の調整原理を示す図
【図6】(a)は本体ケースの要部を示す上面図,
(b)は(a)のロ−ロ線に沿う断面図
【図7】VRビットの組付状態を示す図6の(b)相当
【図8】VRビットを示す図
【図9】VRビットを示す図
【図10】VRビットを示す図
【図11】感度とヒステリシス幅との関係を示す図
【図12】操作力伝達機構の変形例を示す斜視図
【図13】従来例を示す図11相当図
【符号の説明】
7は増幅器、8は第1の可変抵抗器、10は比較器、1
1は基準電圧発生回路(基準レベル作成回路)、12は
第2の可変抵抗器、16はVRビット(減速機構)、1
8はVRビット(操作部材)、19はギア機構(操作力
伝達機構)、20は操作部材、21はギア機構(操作力
伝達機構)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01H 35/00 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅して出力する増幅器と、
    オン点基準レベルおよびオフ点基準レベルを作成する基
    準レベル作成回路と、前記増幅器により増幅された入力
    信号をオン点基準レベルまたはオフ点基準レベルと比較
    する比較器とを有し、この比較器の比較結果に基づいて
    物体を検出する構成の検出スイッチにおいて、 前記増幅器の入力信号増幅率を調整する第1の可変抵抗
    器と、 前記オン点基準レベルと前記オフ点基準レベルとの差分
    であるヒステリシス幅を調整する第2の可変抵抗器と、 操作可能に設けられた操作部材と、 この操作部材の操作力を前記第1および前記第2の両可
    変抵抗器に伝達することに伴い、第1の可変抵抗器の抵
    抗値と第2の可変抵抗器の抵抗値とを連動して調整する
    操作力伝達機構とを備えたことを特徴とする検出スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 操作部材は回転可能に設けられ、操作力
    伝達機構は、操作部材の回転運動を第1および第2の両
    可変抵抗器に伝達するギア機構から構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の検出スイッチ。
  3. 【請求項3】 操作部材の回転運動を減速してギア機構
    に伝達する減速機構を設けたことを特徴とする請求項2
    記載の検出スイッチ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192636A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Fuji Xerox Co Ltd 磁性体検知装置
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JP2015135158A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 株式会社デンソー 動力伝達装置
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