JP4730104B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、非接触で被検知物の検知を行う磁性体検知装置を備える画像形成装置に関する。
機密情報や個人情報等の漏洩防止、及び有価証券等の偽造防止を目的とした複写防止印刷物がある。(特許文献1)
この複写防止印刷物には、反射率や色相の異なる潜像等が形成されている。この印刷用紙を複写機で複写すると、印刷用紙に形成された潜像の反射率や色相の差等により複写を困難とするか、又は複写物であることを複写機に印刷させ、不正複写物であることを認識できるようにしている。
特開平7−76195公報
しかしながら、この方法は、印刷用紙(被検知物)に形成された反射率や色相の異なる潜像等を検知するため、印刷用紙を読み取るか又は所定方向から光を照射する等の機構が必要となるため、装置構成が複雑になる。
また、複写をする際には、印刷用紙(被検知物)の有無を判断すること無く、その印刷用紙(被検知物)が複写防止印刷物でありながら、複写されてしまう場合があり、この場合には、不正複写物であることは認識できるが、その内容が理解できる程度に複写されてしまうことがある。
本発明は上記事実を考慮して、被検知物に磁性体を付与し、その被検知物から発生した磁界を検知することで、たとえば、被検知物の有無を検知した上で複写を許可するか否の判定を可能とする磁性体検知装置を提供することが目的である。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、被検知物としてのシート材が載置されるプラテンガラスと、前記プラテンガラスを開閉可能に覆うプラテンカバーと、前記プラテンカバーに設けられ、面状に配置され、被検知物に付与された磁性体を磁化させ、前記磁性体から磁界を発生させる励磁コイルと、面状に配置され、前記磁性体から発生した磁界を検知する検知コイルと、前記被検知物の有無を検知する検知センサと、を備える磁性体検知装置と、前記検知センサが前記プラテンガラスに載置されたシート材を検知しないときは前記シート材を読み取らず、さらに、前記検知センサがシート材を検知したときは前記検知コイルによる磁界の検知結果によりシート材の読み取りを許可するか否かを決定する制御部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、磁性体検知装置に備えられた励磁コイルが被検知物に付与された磁性体を磁化させる。磁性体は、磁化されることで磁界を発生し、この磁界は、検知コイルによって検知される。たとえば、この磁性体検知装置を原稿読取り装置の原稿台であるプラテンガラスの上に置かれた被検知物である原稿を押えるプラテンカバーに取付けることにより、原稿から磁界が検知されるか否かにより、複写を許可するか否かを決定するシステムを構築することができる。
また、制御部は、検知センサがプラテンガラスに載置されたシート材を検知しないときはシート材を読み取らず、さらに、検知センサがシート材を検知したときは検知コイルによる磁界の検知結果によりシート材の読み取りを許可するか否かを決定する。このため、プラテンカバーが開いているときでも不正複写を防止することができる。
本発明の磁性体検知装置によれば、被検知物に磁性体を付与し、その被検知物から発生した磁界を検知することで、たとえば、被検知物の有無を検知した上で複写を許可するか否の判定を可能とすることができる。
本発明の磁性体検知装置10が採用された画像形成装置30の第1実施形態を図1〜4に従って説明する。
なお、この第1実施形態では、画像形成装置30による不正な印刷出力等を防止するために用いられる場合を例に挙げて説明するが、本発明がこれに限定されないことは勿論である。
図4に示されるように、画像形成装置30は、被検知物としてのシート材32が載置されるプラテンガラス34と、そのプラテンガラス34上を開閉可能に覆うプラテンカバー36とを備えている。さらに、プラテンカバー36には、シート材32に付与されている磁性体110(図1参照)を検知するための磁性体検知装置10が設けられている。
また、磁性体検知装置10には検知部40が接続されており、その検知部40が、磁性体検知装置10からの検知信号に基づいて、プラテンガラス34上にシート材32が載置されているか否か、さらにそのシート材32に磁性体110が付与されているか否かを認識するようになっている。
また、検知部40には制御部42が接続されており、その制御部42が、検知部40での認識結果に基づいて、プラテンガラス34上に載置されたシート材32に対する光学的な画像読み取りを行う画像読取処理部44の動作を制御するとともに、その画像読取処理部44が読み取った画像データの印刷出力を行う画像生成処理部46の動作を制御するようになっている。
図1に示されるように、検知部40は、後述する磁性体検知装置10の励磁コイル12を介して所定の交番磁界を発生させるための制御を行う励磁回路120を備えている。この励磁回路120により、励磁コイル12から発せられる所定の交番磁界をシート材32に付与された磁性体110が受けることで、磁性体110は磁化され、さらに磁化反転時に発する磁界である急峻な磁気パルスを発生する。
この磁気パルスは、検知コイル14に検知され、検知回路121が、タイミング制御部124から出力された基準信号のタイミングに基づき検知コイル14で検出された検出信号を取り込み図示せぬ記憶装置のメモリへ格納する。
また、タイミング制御部124は、励磁回路120で生成された電流の立ち上がり方向で電流値が0になる時間、すなわち電流の向きが負から正へ逆転する時の時間を検出し、この検出した時間に基づいて交番磁界の一周期に一回のタイミングで検知回路121へ基準信号を出力する。
メモリに格納された検出信号は、信号処理部122によって交番磁界成分が除去され、交番磁界成分除去後の信号のうちの正の信号成分を増幅してノイズ成分を除去し、磁性体110の磁化反転の磁気パルスに対応したパルス信号を検出する。
信号処理部122で検出された検出パルス信号は、ビット出力部123へ出力され、ビット出力部123が検出パルス信号に基づき「1」または「0」の値で表現されたビット情報に変換して図4に示す画像形成装置30の制御部42へ出力する。
なお、ビット出力部123からは、シート材32に付与された磁性体110が検出された場合は、例えば「1」の値、検出しなかった場合は、例えば「0」の値で表現して出力される。
さらに、検知部40には、後述する検知センサ16がシート材32の有無を検知した信号を検出するシート材検出部126が設けられている。
一方、図3(A)に示されるように、シート材32には、複写不可を示す磁性体110が付与されており、シート材32に所定の交番磁界を与えることで磁性体110が磁化され、磁化反転時に発する磁界である磁気パルスが検知コイル14(図1参照)を介して検出される。
磁性体110は、図3(B)に示すような長方形状の磁化曲線(B−H曲線)の磁気特性を有するアモルファス磁性ワイヤであり、このような磁化曲線を有する磁性体110が、磁性体110固有の保磁力H1を超える磁界強度の交番磁界を受けることで磁化反転時に急峻な磁気パルスを発する。所謂大バルクハウゼン効果の特性を示す。
なお、一般に、アモルファス磁性ワイヤの磁性体110が有する固有の保磁力は、磁性体110の大きさや形状等により異なり、磁性体110が有する固有の保磁力に応じて磁化反転時に発する磁気パルスの強度も異なる。
このようなアモルファス磁性ワイヤの磁性体110の特性を用いて、例えば、保磁力の異なる形状や大きさ等の複数種類の磁性体を組み合わせてシート材32に付与すれば、シート材32固有の識別情報として検知することも可能である。
このようにシート材32には、複写不可を示す磁性体110が付与されており、シート材32が図4に示す画像形成装置30のプラテンガラス34上に載置されて、プラテンカバー36が閉じられると、図1に示す励磁コイル12から発せられた交番磁界をシート材32に付与された磁性体110が受ける。これにより、磁性体110が磁化反転し、その際に大バルクハウゼン効果による磁気パルスを発する。
図3に示されるように、この磁気パルスは、検出信号波形402の中で交番磁界の波形信号401の他に磁性体110が磁化反転時に発する磁気パルスに対応した検出パルス信号A、Bである。
例えば、保持力H1を有する磁性体110は、波形信号401がタイミング制御部124(図1参照)から出力された基準信号からの時間t1で磁界強度が略H1になった時に磁化反転し、その際に急峻な磁気パルスAを発する。
また、時間t2で波形信号401の磁界強度が−H1になった時に磁性体110は、正の磁化から負の磁化へ磁化反転し、その際に急峻な磁気パルス信号Bを発する。
なお、上述した検知回路121(図1参照)で検出された検出信号波形402に基づき検出パルス信号を検出する方法は、一例を示したものであり、この信号処理方法に限定されるものではなく、例えばパルス信号Bに基づき信号処理してもよく、パルス信号A、Bのうちのどちらかのパルス信号を反転させて信号処理させてもよく、パルス信号A、Bの両方の信号に基づき信号処理してもよく、検出パルス信号が検出可能な種々の方法が適用可能である。
次に、本第1実施形態の画像形成装置30に用いられる磁性体検知装置10の構成について詳細に説明する。
図1、図2に示されるように、磁性体検知装置10には、被検知物であるシート材32に付与された磁性体110を磁化させるために所定領域範囲に交番磁界を発生させる励磁コイル12と、その交番磁界によって磁性体110から発生した磁界である磁気パルスを検知する検知コイル14とが設けられている。また、励磁コイル12と検知コイル14は、絶縁層としてのフレキシブル基板13の上に面状に積層されている。
さらに、このフレキシブル基板13において検知コイル14が積層されている平面上には、シート材32の有無を検知する円筒形状の検知センサ16と、検知センサ16の動作を安定させる抵抗部材22が検知コイル14を避けて実装されている。フレキシブル基板13に検知センサ16を取付けるための凹部等を設けることなく、検知センサ16をフレキシブル基板13の平面上に実装しているため、安価な構成となっている。また、検知コイル14が積層されている側に検知センサ16が実装されているため、効率よく、検知コイル14側のシート材32の有無、及び磁界を検知する。
なお、この検知センサ16の一例として、自然光に反応しない赤外線反射式センサを用いることが考えられる。
さらに、磁性体検知装置10には、検知コイル14を保護する保護シート18が設けられ、保護シート18には、検知センサ16の検出用の窓として角部を有しないティアドロップ形状(涙型)の開口部18Aが設けられている。開口部18Aの形状がティアドロップ形状であるため、保護シート18の平面上をシート材32が移動する時には、シート材32が開口部の縁部に引っ掛ることはない。
また、保護シート18の厚み(接着層も含む)は検知センサ16の高さより、厚くされており、この開口部18Aから、検知コイル14側の平面上に実装された検知センサ16が、突出しない構成となっている。このため、検知センサ16がシート材32に損傷を与えることはない。
次に、本発明の磁性体検知装置10が採用された画像形成装置30の作用について説明する。
図1、図4に示されるように、画像形成装置30のプラテンガラス34上にシート材32が置かれ、プラテンカバー36が閉じられると、そのシート材32から画像読取処理部44が画像データを読み取るのに先立ち、制御部42が検知部40を起動させる。この検知部40の起動により、検知部40のタイミング制御部124によって制御された励磁回路120が、所定の交番磁界を励磁コイル12から発生させる。
この交番磁界は、プラテンガラス34上の平面内で一様な強度の磁界分布となる。これにより、プラテンガラス34上に載置されたシート材32に磁性体110が付与されている場合、磁性体110は、交番磁界を受けて磁化し、磁化反転時に急峻な磁化パルスを発生する。
このようにして、磁性体110が磁気パルスを発すると、その磁気パルスは、磁性体検知装置10の検知コイル14に起電力を生じさせることで検知され、検知部40の検知回路121で検出される。
また、検知部40の信号処理部122は、磁性体110が発する磁気パルスに対応した検出信号や検知回路121が検出した交番磁界を信号処理する。
さらに、ビット出力部123は、信号処理部122で信号処理された情報に基づき、シート材32に付与された磁性体110の情報を画像形成装置30の制御部42へ出力する。
また、検知コイル14上に実装された検知センサ16によって、シート材32の有無が検知され、検知部40のシート材検出部126で検出される。
例えば、磁性体110がシート材32に付与されているものであれば、制御部42は、検知部40での結果を受けて、画像生成処理部46での印刷出力動作を不可能とする。
このように、磁性体検知装置10を備えた画像形成装置30では、プラテンガラス34上のシート材32の複写処理動作を行う前に、その磁性体検知装置10を用いて磁性体110の有無を検知し、そのシート材32が複写可又は複写不可のいずれかのシート材32であるかを識別し、複写不可の原稿であると識別した場合には印刷出力動作を実行させない制御を行う。
一方、プラテンカバー36を開けた状態で、複写不可のシート材32を複写しようとした場合には、検知コイル14は磁性体110の発した磁界を検知することができないが、検知センサ16がシート材32を検知しないため、制御部42は複写不可のシート材32と判断して複写しない。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、磁性体検知装置10がプラテンカバー36に配置されている場合を例に挙げたが、これに限らず、その配置位置は、シート材32の磁性体110を検知するのに可能な位置であれば特に限定されることはなく、例えばプラテンカバー36に代わって自動原稿給送機能(以下、ADFという。)の原稿搬送路に沿うように磁性体検知装置10を配置してもよい。
次に本発明の磁性体検知装置10が採用された配送品検知装置60の第2実施形態を図5に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、この実施形態では第1実施形態のように、磁性体検知装置10は、画像形成装置のプラテンガラスの上に載置されたシート材を検知するのではなく、それに代えて、ベルトコンベア80にて運ばれる配送品62を包装する被検知物としての包装紙62Aを検知する構成となっている。
詳細には、配送品検知装置60には、磁性体検知装置10が設けられ、この磁性体検知装置10には検知部40が接続されている。この検知部40が、磁性体検知装置10の検知コイルの検知信号に基づいて、ベルトコンベア80上の配送品62を包装する包装紙62Aに磁性体が付与されているか否かを認識する。さらに、検知部40は、磁性体検知装置10の検知センサの検知信号に基づいて、ベルトコンベア80によって配送品62が何個搬送されたかを検出する。
また、検知部40には、管理モニター72が接続されており、検知部40が検出した情報を管理モニター72に表示できる構成となっている。
例えば、厳重に取り扱われるA社の配送品62に磁性体が付与された包装紙62Aを使用することにより、A社の配送品62が他の配送品と混流しても、配送品検知装置60を用いることにより、A社の配送品62を検知する。これにより、管理モニター72に、ベルトコンベア80にて運ばれた配送品の全個数と、その内、A社の配送品62が何個あったのかを表示することができる。
次に本発明の磁性体検知装置10が採用された画像形成装置200の第3実施形態を図6に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、この実施形態では第1実施形態のように、磁性体検知装置10は、画像形成装置のプラテンガラスの上に載置されたシート材を検知するためにプラテンカバーに配置するのではなく、それに代えて、第一給紙トレイ202に給紙され最上位に載置されたシート材32に対向して配置されている。さらに、第一排出トレイ206の載置面に配置されている。
詳細には、画像形成装置200の筐体204内の下部には、筐体204に脱着可能な第一給紙トレイ202と第二給紙トレイ210が配置されている。また、第一給紙トレイ202には、磁性体110を付与したシート材32が給紙され、ピックアップロール208によってシート材32を順次取り出して搬送する構成となっている。さらに、第一給紙トレイ202には、第一給紙トレイ202に給紙され最上位に載置されたシート材32に対向して磁性体検知装置10が設けられており、最上位に載置されたシート材32を検知できる構成となっている。
また、第二給紙トレイ210には、磁性体110を付与しないシート材212が給紙され、ピックアップロール208によってシート材212を順次取り出して搬送する構成となっている。
さらに、筐体204内の所定位置には、搬送ロール214が配置されており、シート材32及びシート材212を搬送する搬送経路216を構成している。また、搬送経路216の両側にはガイド部材252が配置されている。
搬送経路216の途中には、感光体ドラム218がシート材32及びシート材212に接触するように配置されており、シート材32及びシート材212に接触しつつ回転するようになっている。感光体ドラム218の表面は、図示しない帯電装置で帯電された後、露光装置220によって画像情報に応じたレーザービームが照射されて静電潜像が形成される。そしてこの静電潜像に対し、現像装置222からトナーが供給されて現像(可視化)される。
感光体ドラム218は、転写ロール224との間でシート材32及びシート材212を挟持して、シート材32及びシート材212に密着する。これにより、感光体ドラム218上のトナー像がシート材32及びシート材212に転写され、シート材32及びシート材212に画像が形成される。
感光体ドラム218の下流側には、定着装置226が配置されている。定着装置226には、加熱ロール226Hと加圧ロール226Nが設けられ、これら2つのロールでシート材32及びシート材212を挟持しつつ回転することでシート材32及びシート材212を加熱し、トナー像を定着させる。
定着装置226の下流側には、排出ロール230が配置されており、ゲート232によって振分けられたシート材32を筐体204の側面に配置された第一排出トレイ206へ排出する。さらに、第一排出トレイ206の下方には、第二排出トレイ242、及び第三排出トレイ244が設けられており、ゲート232及びゲート234によって振分けられたシート材212が排出される。
さらに、筐体204の上方にはスキャナ240が設けられており、シート材に形成された画像情報を読み取ることができるようになっている。
ここで、スキャナ240で機密書類の画像情報を読み取らせ複写を行う場合には、ユーザーは、機密書類であることを画像形成装置200に設けられた図示しない操作部に入力する。制御部250は、ユーザーからの機密書類である指示を受け、第一給紙トレイ202に給紙された、シート材32を搬送させ、シート材32に画像を形成させた後、ゲート232を制御して、第一排出トレイ206に機密書類の複写物を排出する構成となっている。
また、第一給紙トレイ202から、シート材32を搬出させるときに、第一給紙トレイ202の上方に配置された磁性体検知装置10によって、シート材に磁性体110が付与されているか否かが検知され、この情報に基づいて、磁性体110が付与されていない場合には、制御部250は、複写を停止させる構成となっている。このため、機密書類は、確実に磁性体110が付与されたシート材32に複写され、第一排出トレイ206に排出される。
さらに、第一排出トレイ206には、磁性体検知装置10が設けられているため、第一排出トレイ206に、シート材32が載置されているか否かが磁性体検知装置10によって検知される。これにより、第一排出トレイ206に載置された機密書類の複写物を持ち出すときには、磁性体検知装置10は、シート材32が持ち出されたことを検知し、この磁性体検知装置10の情報により制御部250が警告音を図示しないスピーカーから発生させる構成となっている。機密書類の複写物を持ち出すことが許可されたユーザーは、許可されたユーザーだけが知っている方法で警告音を解除してから複写物を持ち出す。このため、機密書類の複写物を持ち出すことを許可されていないユーザーは、警告音が解除できず、この持ち出しが知られてしまう。
また、機密書類は、磁性体110が付与されたシート材32に複写されるため、たとえば、事務所の出入り口等に、磁性体検知装置10を設けることにより、シート材32を検知して機密書類の持ち出しを防止することができる。
なお、機密ではない書類をスキャナ240で画像情報を読み取らせ複写を行う場合には、ユーザーは、操作部に機密書類であることを入力しないため、制御部250は、第二給紙トレイ210に給紙された、シート材212を搬送させ、シート材212に画像を形成させた後、ゲート232及びゲート234を制御して、第二排出トレイ242及び第三排出トレイ244に複写物を排出する構成となっている。
従って、機密書類は確実にシート材32に複写され、許可されたユーザだけが、これを画像形成装置200から持ち出すことができ、さらに、事務所の出入り口等に、磁性体検知装置10を設けることにより、機密書類の持ち出しを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る磁性体検知装置を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る磁性体検知装置を示した断面図である。 (A)本発明の第1実施形態に係るシート材を示す平面図である。(B)本発明の第1実施形態に係るシート材に付与された磁性体の磁気特性を示す図である。(C)本発明の第1実施形態に係る検知回路により検出される検出信号波形を示す図である。(D)本発明の第1実施形態に係る信号処理部から出力された検出パルス信号の波形を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る磁性体検知装置が採用された画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る磁性体検知装置が採用された配送品検知装置の使用例を示した説明図である。 本発明の第3実施形態に係る磁性体検知装置が採用された画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
10 磁性体検知装置
12 励磁コイル
13 フレキシブル基板
14 検知コイル
16 検知センサ
18 保護シート
18A 開口部
22 抵抗部材
32 シート材(被検知物)
62A 包装紙(被検知物)
110 磁性体

Claims (6)

  1. 被検知物としてのシート材が載置されるプラテンガラスと、
    前記プラテンガラスを開閉可能に覆うプラテンカバーと、
    前記プラテンカバーに設けられ、面状に配置され、被検知物に付与された磁性体を磁化させ、前記磁性体から磁界を発生させる励磁コイルと、面状に配置され、前記磁性体から発生した磁界を検知する検知コイルと、前記被検知物の有無を検知する検知センサと、を備える磁性体検知装置と、
    前記検知センサが前記プラテンガラスに載置されたシート材を検知しないときは前記シート材を読み取らず、さらに、前記検知センサがシート材を検知したときは前記検知コイルによる磁界の検知結果によりシート材の読み取りを許可するか否かを決定する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記励磁コイルと前記検知コイルはフレキシブル基板上に積層され、前記フレキシブル基板上に前記検知センサが実装されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記検知センサに接続され前記検知センサの動作を安定させる抵抗部材が前記フレキシブル基板上に実装されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記フレキシブル基板に接着され、前記検知センサを保護する保護シートに形成された検出用の開口部から前記検知センサが突出しないことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知センサは、前記検知コイル側に実装されることを特徴とする請求項2乃至4いずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記開口部の形状は、角部を有しないティアドロップ形状であることを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
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