JPH0815331B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0815331B2
JPH0815331B2 JP60075975A JP7597585A JPH0815331B2 JP H0815331 B2 JPH0815331 B2 JP H0815331B2 JP 60075975 A JP60075975 A JP 60075975A JP 7597585 A JP7597585 A JP 7597585A JP H0815331 B2 JPH0815331 B2 JP H0815331B2
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貞信 川辺
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数のテレビジョン信号を同時に磁気テ
ープに記録し、このテープから同時に複数のテレビジョ
ン再生信号を出力するようにした磁気記録再生装置に関
する。
〔従来の技術〕
第4図は従来の磁気記録再生装置(以下VTRと記す)
の一実施例を示すブロック図であり、図において、1L,1
Rはそれぞれステレオの左(L)チャンネル及び右
(R)チャンネルの音声信号入力端子、2L,2Rは音声信
号のノイズリダクションや周波数変調などの処理を行な
う音声信号記録処理回路、3L,3Rは再生信号から音声信
号を分離抽出する帯域ろ波器(BPF)、4L,4Rは周波数復
調やノイズリダクションなどの処理を行なう音声信号再
生処理回路、5L,5Rは音声信号出力端子である。7は映
像信号入力端子、8は映像信号中の輝度信号を周波数変
調するとともに、該映像信号中のカラー信号を低域に周
波数変換し、これらを合成するなどの処理を行なう映像
信号記録処理回路、9は音声信号記録処理回路2L,2Rの
出力と映像信号記録処理回路8の出力とが混合された信
号を磁気ヘッドに適切なレベルの信号として供給するた
めの記録アンプである。また、10は映像信号から垂直同
期信号を抽出し、それを1/2分周した垂直同期信号の形
で出力する垂直同期分離回路、11は1/2分周された垂直
同期信号に基づき、コントロールヘッドに適切なレベル
の信号を供給するコントロール信号記録回路、12は切換
えスイッチ、13は磁気テープにコントロール信号を記録
し、または磁気テープよりコントロール信号を再生する
ためのコントロールヘッド、14は切換えスイッチ、15L,
15Rは磁気テープから再生された信号を増幅する再生ア
ンプ、17は切換えスイッチ、18は周波数変調された輝度
信号を復調し、低減変換されたカラー信号をもとの周波
数に変換し、これらを合成するなどの処理を行なって、
再生された信号を映像信号に戻すための映像信号再生処
理回路、19は再生映像信号出力端子、20は再生アンプ15
L,15Rの出力を交互に切換えて連続した再生信号とする
ために切換えスイッチ17を制御するヘッドスイッチパル
ス発生回路である。21は映像信号と音声信号の混合信号
を磁気テープに記録し、または磁気テープより該混合信
号を再生するための第1の回転磁気ヘッド、22も同様の
第2の回転磁気ヘッド、23はこれらの磁気ヘッド21,22
が180゜の角間隔をもって装着された回転シリンダ、24
は該回転シリンダ23の回転位相を検知するための回転検
知器である。35はL及びRチャンネルの音声信号を混合
する混合器、36は音声信号と映像信号とを混合する混合
器である。
また、磁気テープは上記回転シリンダ23に対して約18
0゜巻つけられ、斜めに走行し、従って上記磁気ヘッド2
1及び22は該磁気テープに対して斜めの方向に記録又は
再生走査する。また上記コントロールヘッド13は該磁気
テープの幅方向の下端に磁気テープに対向して配置さ
れ、従って該コントロールヘッド13はテープの長手方向
の記録又は再生を行なう。
第5図はテープパターンを示す図で、40は磁気テー
プ、42はコントロールトラック、43は音声・映像トラッ
クである。
また、第6図は映像と音声信号のスペクトラムの関係
を示す図で、Yは映像信号中の輝度信号成分、Cは映像
信号中のカラー信号成分、Lは音声信号のLチャンネル
成分、Rは音声信号のRチャンネル成分を示す。
次に動作について説明する。
記録時においては、記録すべきテレビジョン信号に対
応するステレオ音声信号がそれぞれ音声信号入力端子1
L,1Rに加えられ、これらの信号は音声信号記録処理回路
2L,2Rにてそれぞれノイズリダクション,プリエンファ
シス,振幅制限,周波数変調等の処理を受ける。そして
これらの信号は、互いに周波数の異なるキャリア周波数
の周波数変調信号となり、次の混合器35で多重される。
また、上記テレビジョン信号の映像信号が映像信号入力
端子7に加えられ、この信号が映像信号記録処理回路8
に印加され、ここで低減ろ波器(LPF)と帯域ろ波器(B
PF)にてそれぞれ輝度信号とカラー信号とに分離され
る。そして上記輝度信号はプリエンファシス,クラン
プ,ホワイトクリップなどの処理が施された後周波数変
調されてFM信号となり、一方カラー信号はバースト強調
などが施された後、低域に周波数変換された低域変換カ
ラー信号となり、該カラー信号と上記FM信号とがそれぞ
れ適切なレベルで合成され映像信号記録処理回路8から
出力される。
以上のようにして得られた音声信号と映像信号とは混
合器36で混合される。この混合された信号のスペクトラ
ムは第6図に示すようになっている。このようにして混
合された信号は記録アンプ9にて増幅され、切換えスイ
ッチ14の記録側接点Rを介して回転シリンダ23に180゜
の角間隔をもって取付けられた第1及び第2の回転磁気
ヘッド21,22に供給され、第5図に示すように、磁気テ
ープ40に対して斜めのトラック43となって音声信号と映
像信号の混合信号が記録される。
また、上記入力端子7に加えられた映像信号は垂直同
期分離回路10にも印加され、ここで映像信号から垂直同
期信号のみが抜き取られる。そしてこの垂直同期信号は
さらに1/2分周され、この1/2分周された垂直同期信号は
次のコントロール信号記録回路11に印加され、波形整形
される。この波形整形されたコントロール信号は、切換
えスイッチ12の記録側接点Rを介してコントロールヘッ
ド13に導かれ、第5図に示すように磁気テープ40の側端
に位置するコントロールトラック42にパルス信号として
記録される。
さらに記録時においては、図示しないサーボ回路に
て、シリンダ23の回転は上記垂直同期分離回路10の出力
に同期して回転するように制御され、またその位相も所
定の値となるよう制御されている。このため、回転シリ
ンダ23が半回転する間に、一方の磁気ヘッドにより上記
映像信号の丁度1フィールド分のトラックが一本記録さ
れ、次の半回転で他方の磁気ヘッドにより次の1フィー
ルド分のトラックが隣に一本記録され、以下これが繰り
返されて次々とトラックが形成される。また映像信号中
の垂直同期信号が記録される位置は、上記サーボにより
映像トラックの始端(第5図の斜めトラックの下端)よ
り少し内側に入った位置となるよう制御され、第5図に
示すように映像トラックの下端部の一定位置、即ち図示
のV−syncの位置となるよう上記回転シリンダ23の位置
が調整されている。この理由は再生映像信号の継目がテ
レビジョン画面の下部のオーバスキャン部に位置するよ
うにして、画面上の継目を目立たないようにするためで
ある。
以上のようにして、音声信号及び映像信号が磁気テー
プ40に斜めのトラックとして記録され、その記録パター
ンは、上述したように第5図に示す通りである。第5図
において、トラック43はトラックT1及びT2よりなり、ト
ラックT1は磁気ヘッド21により形成され、トラックT2
磁気ヘッド22により形成される。またこれらのトラック
は、上記両音声信号が連続的に順に第5図に示すよう
に、A1,A2,……として記録されるとともに、映像信号の
各フィールドP1,P2,…が順に記録され、第5図に示すよ
うに、P1,P2,の順に配列される。
再生時においては、磁気テープ40のトラック43のトラ
ックT1及びトラックT2からそれぞれ磁気ヘッド21及び22
により、順次音声信号と映像信号の混合信号が再生さ
れ、この中の映像信号については順次フィールドP1,P2,
…の映像信号が再生される。この混合信号は切換えスイ
ッチ14の再生側接点Pを介して再生アンプ15L,15Rに印
加され、該再生アンプ15L,15Rの出力は切換えスイッチ1
7に印加される。ここで、このスイッチ17は、回転検知
器24の信号に基づいてヘッドスイッチパルス発生回路20
にて作成されたスイッチパルスにより制御され、交互に
ヘッド出力を切換えて連続した再生信号を出力する。
このようにして得られた音声信号と映像信号よりなる
再生混合信号は、次の音声系統に属するBPF3L,3Rと、映
像系統である映像信号再生処理回路18に印加される。BP
F3L,3Rでは、それぞれL,Rチャンネルに対応する周波数
変調信号が分離抽出され、それぞれ次の音声信号再生処
理回路4L,4Rに導かれる。ここでL,R両信号は周波数復
調,ディエンファシス,ノイズリダクション等の処理が
施され、元の音声信号に戻され、次いでそれぞれ音声信
号出力端子5L,5Rに導かれて音声再生出力が得られる。
一方、映像信号再生処理回路18に印加された上記混合
信号は、ここで高域通過フィルタ(HPF)と低域通過フ
ィルタ(LPF)によりそれぞれFM信号と低域変換カラー
信号とに分離され、FM信号はドロップアウト補正,振幅
制限,復調,デイエンファシスなどの処理が施されて輝
度信号に戻され、カラー信号は自動レベル制御,周波数
変換,バースト圧縮,ジッタ補正などの処理が施されて
元のカラー信号に戻される。次いで該カラー信号と上記
輝度信号とが合成されて映像信号へと戻される。このよ
うにして得られる映像信号再生処理回路18の出力は映像
信号出力端子19に導かれ、再生映像信号が得られる。
さらにこの再生時においては、回転シリンダ23は映像
信号のフレーム周波数(フイールド周波数の1/2)で一
定回転させておき、磁気テープ40のコントロールトラッ
ク42からコントロールヘッド13により再生したコントロ
ールパルスを、切換えスイッチ12の再生側接点Pを介し
て図示しないサーボ回路に供給し、これにより磁気テー
プ40の送り制御を行なうことにより、磁気ヘッド21がト
ラックT1を、磁気ヘッド22がトラックT2をそれぞれ正し
く走査するように制御される。
以上のようにして、再生時には再生音声信号及び再生
映像信号がそれぞれ出力端子5L,5R及び出力端子19に得
られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のVTRは以上のように構成されているので、1つ
のテレビジョン番組を記録しているときは他のテレビジ
ョン番組は記録できず、同時に2つのテレビジョン番組
を記録しようとすれば、装置を2台準備することが必要
であり、また磁気テープも2巻準備しなければならない
といった問題があった。
本発明は上記のような問題を解決するためになされた
もので、同時に2つのテレビジョン信号を1つの磁気テ
ープに記録できるようにし、また、上記2つのテレビジ
ョン信号を同時に再生できる磁気記録再生装置を提供す
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る磁気記録再生装置は、複数の入力テレ
ビジョン信号の映像信号を相互に時間軸合わせを行う時
間軸合わせ回路と、Nフィールド期間おきに1フィール
ド期間の映像信号を抽出する映像信号記録処理手段と、
これに複数の音声を多重した多重音声信号を混合する混
合手段と、2個の回転磁気ヘッドにより交互に上記混合
した信号を磁気テープに記録し、再生する記録再生手段
と、前記ヘッドで交互に再生した混合信号より各テレビ
ジョン信号に対応した音声信号を抽出する音声信号再生
処理手段と、前記混合信号から再生処理された再生映像
信号を記憶するメモリと、該メモリより読み出した信号
と前記再生映像信号とを合成して時間的に連続した映像
信号とする映像信号補間手段とを設け、同時に複数のテ
レビジョン信号に対応する音声及び映像信号をそれぞれ
の出力端子に得るようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、2個の回転磁気ヘッドで、時間
軸合わせが行われた複数の映像信号をフィールド飛ばし
で、また複数の音声信号を多重信号として映像信号と混
合して記録することにより、同時に入力された複数のテ
レビジョン信号の記録を可能にし、再生時においては、
再生された映像信号をメモリに記憶した再生信号でフィ
ールド飛ばしの映像信号を補間することにより、連続し
た再生出力を得ることを可能にし、これらにより複数の
テレビジョン信号を同時に記録し、複数のテレビジョン
信号を同時に再生信号として出力する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図について説明する。第1
図は本発明の一実施例によるVTRを示すブロック図であ
り、図において、1,1Aはそれぞれ第1,第2の音声信号入
力端子、2,2Aはそれぞれ第1,第2の音声信号記録処理回
路、3,3AはBPF、4,4Aはそれぞれ第1,第2の音声信号再
生処理回路、5,5Aはそれぞれ第1,第2の音声信号出力端
子である。7,7Aはそれぞれ第1,第2の映像信号入力端
子、8,8Aはそれぞれ第1,第2の映像信号記録処理回路、
9,9Aはそれぞれ第1,第2の記録アンプ、10は垂直同期分
離回路、11はコントロール信号記録回路、12は切換えス
イッチ、13はコントロールヘッドである。
また、14は切換えスイッチ、15,15Aはそれぞれ第1,第
2の再生アンプ、18,18Aはそれぞれ第1,第2の映像信号
再生処理回路、19,19Aはそれぞれ第1,第2の再生映像信
号出力端子、20はヘッドスイッチパルス発生回路、21は
第1,第2の音声信号を混合した多重音声信号と第1の映
像信号とを磁気テープに記録し、または磁気テープより
多重音声信号と第1の映像信号とを再生するための第1
の回転磁気ヘッド、22は上記混合した多重音声信号と第
2の映像信号とを磁気テープに記録し、または磁気テー
プより多重音声信号と、第2の映像信号を再生するため
の第2の回転磁気ヘッド、23はこれら回転磁気ヘッド2
1、22が180゜の各間隔をもって装着された回転シリン
ダ、24は該回転シリンダ23の回転位相を検知するための
回転検知器である。
25は第1の映像信号入力端子7より導入された第1の
映像信号より、垂直及び水平同期信号を抜き取るための
同期分離回路、26は第1の映像信号再生処理回路18の出
力を記憶し、また該記憶した出力を任意の時間に読み出
しするための電荷結合素子(CCD)よりなるアナログメ
モリ又はアナログデジタル変換器(A/D)、ランダムア
クセスメモリ(RAM)、デジタルアナログ変換器(D/A)
よりなるデジタルメモリ等で構成したメモリ回路、28も
同様のメモリ回路、27は第1の映像信号再生処理回路18
の出力と、メモリ回路26の出力とを交互に切換えて連続
した再生信号を第1の映像信号出力端子19に送り出すた
めの切換えスイッチ、29は第2の映像信号再生処理回路
18Aの出力と、メモリ回路28の出力とを交互に切換えて
連続した再生信号を第2の映像信号出力端子19Aに送り
出すための切換えスイッチ、30はヘッドスイッチパルス
発生回路20の出力を反転させるためのインバータであ
る。
また、31は第2の映像信号入力端子7Aより導入された
映像信号を第1の映像信号を同期化させるために、上記
メモリ26、28と同様のメモリで構成された時間軸合わせ
回路である。35は音声信号記録処理回路2及び2Aの両出
力を混合する混合器、36は映像信号記録処理回路8の出
力と混合器35の出力とを混合する混合器、36Aは映像信
号記録処理回路8Aの出力と混合器35の出力とを混合する
混合器である。
また磁気テープは上記従来例と同様に配置、走行さ
れ、従来例と全く同様の走査軌跡をもって記録又は再生
が行なわれる。また映像信号及び音声信号の記録スペク
トラムは第6図に示した従来例と同様に構成される。但
し、図中(L+R)帯域は第1,第2の音声信号の帯域と
なる。
次に動作について説明する。
まず記録時について説明する。記録すべき2種類のテ
レビジョン信号のうち、第1のテレビジョン信号におけ
る音声信号と映像信号がそれぞれ、第1の音声信号入力
端子1と第1の映像信号入力端子7に加えられ、第2の
テレビジョン信号における音声信号と映像信号がそれぞ
れ、第2の音声信号入力端子1Aと第2の映像信号入力端
子7Aに加えられる。これら各信号の波形図の例を順に第
2図A,B,C,Dに示す。上記2種類の音声信号はそれぞれ
音声信号記録処理回路2及び2Aにて、それぞれノイズリ
ダクション、プリエンファシス、周波数変調等の処理を
受け、その後両者が混合器35により合成され多重された
音声信号となる。なお多重された周波数変調信号の音声
キャリアはここでは2キャリアとしておくが、1キャリ
アにすることも可能である。
一方、第1の映像信号入力端子7より導入された第1
の映像信号は、第1の映像信号記録処理回路に印加さ
れ、ここで輝度信号とカラー信号とに分離され、輝度信
号とカラー信号は前記従来例で述べたと同様の処理を受
けた後混合され、該映像信号記録処理回路8の出力とな
る。次いで、該出力と上記多重音声信号とが混合器36で
混合され、次の第1の記録アンプ9に印加されて増幅さ
れる。該記録アンプ9の出力は切換えスイッチ14の記録
側接点Rを介して、回転シリンダ23に180゜の角間隔を
もって取付けられた2個の回転磁気ヘッドのうちの第1
の回転磁気ヘッド21に供給される。そして該回転磁気ヘ
ッド21が、回転シリンダ23に斜めに180゜にわたって巻
き付けられた磁気テープに接触して半回転する間に、前
記多重音声信号と映像信号とが同時に記録され、映像信
号については、上記第1の映像信号のうち第2図のFの
実線で模式的に示すように第1フィールドP1が記録され
る。次の半回転では、上記回転磁気ヘッド21は磁気テー
プに接触しないので信号は記録されず、映像信号につい
ては第1の映像信号のうち、第2図のFの点線で示すよ
うに第2フィールドP2は磁気テープは記録されない。こ
のようにして多重音声信号とともにP1,P3,P5…が抽出さ
れ記録されていく。
また、上記第1の映像信号は垂直同期分離回路10にも
印加され、ここで1/2分周された垂直同期信号が抜き出
されて、次のコントロール信号記録回路11に印加されて
波形整形される。この波形整形されたコントロール信号
は切換スイッチ12の記録側接点Rを介してコントロール
ヘッド13に印加され、磁気テープの側端にパルス信号と
して記録される。なお、前記従来例で述べたと同様に、
上記垂直同期分離回路10の出力は、図示しないサーボ回
路に印加され、該サーボ回路により、シリンダ23の回転
は該出力に同期して回転し、またその回転位相も所定の
値となるよう制御されている。
また、第2の映像信号入力端子7Aより導入された第2
の映像信号は、時間軸合わせ回路31に印加される。時間
軸合わせ回路31は前述のように信号を記憶し、該記憶し
た信号を任意の時刻に読み出すメモリにより構成されて
おり、まず第2の映像信号をメモリに書き込み、次いで
上記第1の映像信号より同期分離回路25にて抽出した垂
直同期信号及び水平同期信号を基準として、これら基準
の信号に該メモリから読み出された第2の映像信号の垂
直同期信号及び水平同期信号の時間軸が一致するよう
に、該メモリの読み出し回路を制御する。このようにし
て第1の映像信号と第2の映像信号との時間合わせが行
なわれる。この様子を第2図のD,Eに示す。即ち、第2
図Dに示す第2の映像信号はメモリに書き込まれた後、
同図Eに示すように遅延して読み出され、同図Bに示す
第1の映像信号と時間軸が合わされる。このようにして
得られた第2の映像信号は第2の映像信号記録処理回路
8Aに印加され、前述の第1の映像信号記録処理回路8で
述べたと同様の処理を受けた後、混合器36Aに入力され
る。混合器36Aでは該処理を受けた映像信号と上記多重
音声信号が混合され、該混合信号は次の第2の記録アン
プ9Aに印加されて増幅される。該記録アンプ9Aの出力
は、切換えスイッチ14の記録側接点Rを介して第2の回
転磁気ヘッド22に供給され、該ヘッド22が前記磁気テー
プに接触している期間に上記多重音声信号と第2の映像
信号とが記録される。この期間は第1の回転磁気ヘッド
21が磁気テープに接触する期間の次に位置するので、多
重音声信号は途切れることなく前の期間に引き続き連続
して記録され、映像信号については第2図Gに示すよう
に、第2の映像信号のうち実線で示すように、第1のフ
ィールドQ1が記録される。第2図Gに示す点線の期間
は、第2の磁気ヘッド22は磁気テープに接触しないの
で、第2のフィールドQ2は磁気テープに記録されない。
このようにして磁気テープ上には、多重音声信号ととも
に、Q1,Q3,Q5,…が抽出記録されていく。
以上のようにして、第1及び第2の音声信号が合成さ
れた多重音声信号,第1及び第2の映像信号,コントロ
ール信号が磁気テープに記録され、第3図に示すように
磁気テープ40には回転磁気ヘッド21,22によりトラック4
3が形成される。このうちトラックT1は回転磁気ヘッド2
1により記録され、多重音声信号とともに第1の映像信
号のうちの一定区間、即ち1フィールド区間の信号が飛
び飛びにP1,P3,P5,…の如く記録される。またトラックT
2は回転磁気ヘッド22により記録され、上記多重音声に
連続する音声多重信号とともに、第2の映像信号のうち
の一定区間、即ち1フィールド区間の信号が飛び飛びに
Q1,Q3,Q5,…の如く記録されるこのように、各映像信号
は1フィールド毎に飛び飛びに記録されるが、音声信号
については連続的にA1,A2,A3,…の如く記録される。こ
のとき垂直同期信号は従来例の場合と同様に各トラック
の一定位置に記録され、さらにコントロールヘッド13に
よりコントロールトラック42が形成される。
ここで、通常のテレビジョン信号の映像信号は、隣接
するフィールドでは非常に類似した信号となっており、
例えば上記第1の映像信号ではP1とP2,P2とP3,P3とP4,
…、上記第2の映像信号では、Q1とQ2,Q2とQ3,Q3とQ4,
…などが互いによく似た信号で形成されている。次に述
べる再生時の映像出力はこの性質を利用して連続した信
号とする。
以上のようにして両映像信号については回転磁気ヘッ
ドの半回転毎に時間的に間欠的に抽出記録され、音声信
号については時間的に連続的に記録される。
次に再生時について説明する。
回転シリンダ23は前述の従来例の説明と同様に一定回
転させられ、また磁気テープ40の送り制御も前述の従来
の説明と同様に行なわれて、回転磁気ヘッド21がトラッ
クT1を、回転磁気ヘッド22がトラックT2をそれぞれ正し
く走査する。
磁気テープ40のトラックT1及びT2からは、それぞれ第
1,第2の回転磁気ヘッド21,22により、多重音声信号と
第1の映像信号の混合信号、及び多重音声信号と第2の
映像信号の混合信号がそれぞれ再生され、切換えスイッ
チ14の再生側接点Pを介して、それぞれ第1,第2の再生
アンプ15,15Aに印加される。これら再生アンプ15,15Aに
より増幅された上記両混合信号の一部は切換えスイッチ
17に導かれる。この切換えスイッチ17は、ヘッドスイッ
チパルス発生回路20の出力により回転シリンダ23の半回
転毎に切換えられ、該切換えスイッチ17の出力には連続
した混合信号が得られる。こうして得られた混合信号
は、BPF3,3Aに印加され、この混合信号から、それぞれ
第1の音声信号と第2の音声信号が分離抽出される。こ
れらはそれぞれ第1,第2の音声信号再生処理回路4,4Aに
導かれて、それぞれ周波数復調,ディエンファシス,ノ
イズリダクション等の処理が施されて元の音声信号に戻
され、それぞれ音声信号出力端子5,5Aに第1の音声再生
信号と第2の音声再生出力が同時に出力される。
一方、再生アンプ15,15Aの出力の一部はそれぞれ第1,
第2の映像信号再生処理回路18,18Aにも印加されて、上
記混合信号中に含まれている映像信号の再生処理が行な
われる。ここで、再生アンプ15の出力端には、第1の映
像信号のフィールドP1,P3,P5,…が順次間欠的に出力さ
れ、再生アンプ15Aの出力端には第2の映像信号のフィ
ールドQ1,Q3,Q5,…が順次間欠的に出力され、これらは
第1の映像信号再生処理回路18及び第2の映像信号再生
処理回路18Aに印加されて、前述の従来例の説明で述べ
たと同様の処理を受けてP1,P3,P5,…、及びQ1,Q3,Q5,…
の各フィールドの信号は元の映像信号に戻される。こう
して得られた第1の映像信号及び第2の映像信号はそれ
ぞれ次のメモリ回路26及びメモリ回路28に印加される。
メモリ回路26はヘッドスイッチパルス発生回路20により
発生したパルスの高レベル(“H")で上記再生された第
1の映像信号の丁度1フィールド分を書き込み、該パル
スの低レベル(“L")で該1フィールド分を読み出すよ
う制御される。そして上記映像信号再生処理回路18から
の第1の映像信号と上記メモリ回路26より読み出された
第1の映像信号とが、次の切換えスイッチ27に導かれ
る。該スイッチ27は上記ヘッドスイッチパルス発生回路
20の出力にて切換えられ、これにより該スイッチ27の出
力には連続した映像信号が得られる。即ち、各フィール
ドがP1,P1,P3,P3,P5,P5,…の如く2度ずつ出力され、第
1の映像信号の再生出力が第1の映像信号出力端子19に
得られる。なお、この出力は同一フィールドが2度ずつ
繰り返されるが、前述した通り、元の映像信号は隣接フ
ィールド同志でよく似ているので、解像度の低下を伴う
が、通常のテレビジョン信号では実用に十分供し得る。
メモリ回路28と、その後の切換え29の動作も上述と同
様であり、ただ書き込みと読み出しのタイミングが上記
メモリ回路26の場合と逆にする必要がある。このため、
ヘッドスイッチパルス発生回路20により発生したパルス
をインバータ30により反転してメモリ回路28及び切換え
スイッチ29に印加する。このようにして第2の映像信号
出力端子19Aには、連続した映像信号Q1,Q1,Q3,Q3,Q5,
Q5,…が得られる。第1の映像信号出力端子19及び第2
の映像信号出力端子19Aにはこのようにして同時に第1
の映像信号及び第2の映像信号が出力される。
以上のように本実施例では、2種類のテレビジョン信
号が同時に同一の磁気テープに記録され、また同時に上
記2種類のテレビジョン信号が再生できる。従って、同
時に2つのテレビジョン番組を、1台の装置で1巻の磁
気テープに記録再生でき、その実用的価値は非常に大き
いものである。
なお、上記実施例では2種類の映像信号をそれぞれ2
フィールド毎に1フィールドを抽出して記録するように
構成したが、これは2種類に限るものではなく、2種類
以上の、例えば3種類の映像信号を記録するようにして
もよく、この場合はそれぞれ3フィールド毎に1フィー
ルドを抽出して、テープ上のトラックがP1,Q1,R1,P4,
Q4,R4,P7,Q7,R7,…(Pn,Qn,Rn各映像信号のフィールド
番号nを示す)の順に並ぶように記録し、再生する場合
は、各再生された信号と、これをメモリに書き込み、そ
れぞれを2フィールドの期間に2度読み出すメモリ出力
とを合成して連続した映像信号となるようにすればよ
い。この場合、音声信号も3種類の周波数変調信号とし
た後多重信号となし、上記映像信号と混合して記録し、
再生時これらを分離し、それぞれの映像信号に対応する
音声を記録再生すればよい。
また、上記実施例では第2の映像信号を第1の映像信
号の時間軸に合わせるため、遅延時間調整による時間操
作を行ない、一方、音声はそのまま記録するようにした
ので、映像とそれに対応する音声は時間的ずれが生ずる
が、このずれが1フィールド程度では実用上問題ない。
しかし厳密さを要求する場合は、音声信号も遅延時間調
整して記録するか、または再生時に遅延時間調整するよ
うにしてもよい。
また上記実施例において各音声をステレオにする場合
は、周波数変調信号のキャリアの数を増せばよいが、必
ずしも増すことなしにステレオ化することもできる。
また、上記実施例では2種類の映像信号の記録再生系
統をそれぞれ独立した系統としたが、一部を共用するよ
うにしてもよい。例えば、ヘッド21とヘッド22はシリン
ダ23の半回転毎にテープ上に交互に記録するので、映像
信号記録処理回路8と記録アンプ9よりなる系と、映像
信号記録回路8Aと記録アンプ9Aよりなる系とは互いに異
なる時間に記録動作を行なっているので、これらの系を
共用して1つの系となし、第1の映像信号と第2の映像
信号とを例えばヘッドスイッチパルス発生回路20の出力
にて交互に切換え、上記共用の系に導入してその出力を
ヘッド21とヘッド22に供給するようにしてもよい。同様
に映像信号再生処理回路18よりなる系と、映像信号再生
処理回路18Aよりなる系とを共用の1つの系とすること
もできる。また時間軸合わせ回路31のメモリは記録時に
のみ使用されるので、再生時には、メモリ26又は28の代
りとして使用してもよい。また時間軸合わせ回路31は第
2の入力映像信号のみに適用して第1の入力映像信号に
時間軸を合わせたが、その逆でもよいし、また両信号に
同時に適用して両信号の時間軸を合わせるようにしても
よい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、2種類以上の映像
信号を、それぞれの一定区間毎に抽出し、テープ上に記
録する際、上記各映像信号を互いに時間軸が合うよう調
整した後、各トラックに別々に記録し、再生時におい
て、再生された各映像信号をメモリに書き込み、該メモ
リから読み出した映像信号と、上記再生された映像信号
とを合成して連続する映像信号となし、2種類の映像信
号をそれぞれの出力端子に同時に取り出せるように、ま
た音声信号は多重音声信号にして、上記映像信号と混合
して記録し、再生時にBPFで分離して復調し、上記複数
の映像信号に対応する再生音声信号をそれぞれの出力端
子に同時に取り出せるようにしたので、1つの装置で同
時に2種類のテレビジョン信号を記録または再生できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置を
示すブロック図、第2図は本実施例を説明するための波
形図、第3図は本実施例により記録されたテープにおけ
るパターン図、第4図は従来の磁気記録再生装置の一例
を示すブロック図、第5図は従来装置により記録された
テープにおけるパターン図、第6図はそのスペクトラム
図である。 2,2A……音声信号記録処理回路、8,8A……映像信号記録
処理回路、21,22……回転磁気ヘッド、26,28……メモリ
回路、31……時間軸合わせ回路、35,36,36A……混合
器。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録すべきn種(n≧2)のテレビジョン
    信号のそれぞれに対応する各音声信号をそれぞれ周波数
    変調した後混合して多重音声信号とする音声信号記録処
    理手段と、 上記n種のテレビジョン信号の各映像信号間の相互の時
    間軸を合わせた各映像信号からそれぞれ(n−1)フィ
    ールドおきに1フィールドの映像信号を順次抽出する映
    像信号記録処理手段と、 該抽出された各映像信号のそれぞれと前記多重音声信号
    とを混合する混合手段と、 磁気テープを順次走査する複数の回転磁気ヘッドを有し
    前記混合手段から出力される複数の混合信号を前記磁気
    テープを走査する複数の回転磁気ヘッドにより磁気テー
    プに順次記録する手段と、 再生時に前記各回転ヘッドからの混合信号を合成して得
    られる時間的に連続する信号より前記各音声信号を分離
    抽出し,周波数復調する音声信号再生処理手段と、 前記再生された各混合信号を再生処理して再生映像信号
    を得る映像信号再生処理手段と、 該各再生映像信号を記憶するメモリ回路と、 前記映像信号再生処理手段からの再生映像信号と前記メ
    モリ回路から読出されたnフィールド前の再生映像信号
    とを各々合成して複数の再生映像信号を出力する映像信
    号補間手段とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】上記n種のテレビジョン信号のうちの1つ
    のテレビジョン信号の同期信号に基づいて各映像信号間
    の相互の時間軸を合わせる手段を備え、 上記混合手段から出力される複数の混合信号を磁気テー
    プに順次記録する手段は、上記1つのテレビジョン信号
    の同期信号に基づいて前記抽出した各映像信号部が上記
    磁気テープに対して各1走査期間内に入るように上記回
    転ヘッドを回転制御することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の磁気記録再生装置。
JP60075975A 1985-04-10 1985-04-10 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0815331B2 (ja)

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JPS59221086A (ja) * 1983-05-30 1984-12-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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