JPH08152138A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH08152138A
JPH08152138A JP29149394A JP29149394A JPH08152138A JP H08152138 A JPH08152138 A JP H08152138A JP 29149394 A JP29149394 A JP 29149394A JP 29149394 A JP29149394 A JP 29149394A JP H08152138 A JPH08152138 A JP H08152138A
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JP
Japan
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cooking
heating
heater
accessory
heating chamber
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JP29149394A
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English (en)
Inventor
Reiko Kawaguchi
玲子 川口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の付属品の選択の幅を広げる。 【構成】 調理物を加熱するための上ヒータ,下ヒー
タ,熱風ファンヒータを設ける。加熱室内において調理
物を支持するための付属品として、角皿、下段用丸皿、
上段用丸皿を配備する。角皿は加熱室側壁の角皿支持部
に支持される。下段用丸皿は、加熱室底部の載置板上に
載置され、上段用丸皿は脚部を介してその下段用丸皿上
に載置される。制御回路は、各調理メニュー毎に、各付
属品を用いた場合に最適な加熱態様となる調理モードを
記憶している。制御回路は、重量センサにより載置板上
の載置物の重量を検出し(S1)、その重量区分により
用いられている付属品を判断し、調理モードを決定する
(S2〜S6)。その調理モードにより調理が実行され
る(S7,S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱室内に収容された
調理物を加熱するための複数の加熱手段を備える加熱調
理器に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱調理器例えばオーブン・グリル機能
付きの電子レンジにおいては、レンジ調理以外にも、加
熱室の背壁部に設けられた熱風ファンヒータを用いるオ
ーブン調理や、加熱室内の天井部及び床部に設けられた
上ヒータ及び下ヒータを用いるグリル調理の実行が可能
とされている。そして、使用者が、調理物を加熱室内に
収容させ、操作パネルのキー操作により調理メニューを
指定し、調理開始を指示することにより、調理メニュー
毎に予め設定された調理モード(どの加熱源を使用する
か、加熱温度、ヒータのON/OFFパターンなど)に
て調理が実行されるように構成されている。
【0003】ところで、この種のオーブン・グリル機能
付き電子レンジにあっては、耐熱ガラス製の回転皿や、
金属製の角皿(天板)、金属製の丸皿など調理物を支持
するための複数の付属品が配備されている。そして、付
属された取扱説明書(料理集)には、調理メニューに応
じて使用すべき付属品が指定されている。この場合、例
えば「バターロール」等のオーブン調理を行う場合に
は、角皿が使用され、「ハンバーグ」等のグリル調理に
は、丸皿が使用されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の加熱調
理器にあっては、1種類の調理メニューに対して所定の
付属品を用いた1種類の調理モードが設定されているに
過ぎず、取扱説明書(料理集)に指定されている付属品
以外の付属品を用いて調理を実行することはできなかっ
た。例えば、角皿の使用が指定されている「バターロー
ル」の調理を、丸皿を用いて行うことはできず、仮に、
丸皿に「バターロール」生地を載置した状態で加熱室内
に収容し、「バターロール」の調理メニューを選択して
調理を開始させようとしても、エラー表示がなされて調
理実行が禁止されるようになっていた。
【0005】このため、従来では、使用者が付属品を自
由に選択することができず、いちいち取扱説明書(料理
集)を見て付属品を確認しなければならなかったり、あ
るいは、誤った付属品をセットしてしまった場合には、
一旦加熱室内に収容した調理物を取出して、別の付属品
へ交換する作業を行わなければならず、使用者にとって
の使い易さの面で、改善の余地があった。
【0006】また、予め設定されている調理モードは、
指定された付属品を用いた場合に最適な調理の仕上り具
合となるものであるから、もし、指定以外の付属品を用
いた調理の実行を許容するようにしても、付属品の形状
や配置される位置等が異なるため、最適な加熱態様での
調理が行われずに、調理の仕上り具合の低下を招いてし
まうことになる。
【0007】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、使用者の付属品の選択の幅を広げて
使い易さを向上させることができる加熱調理器を提供す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の加熱
調理器は、加熱室内に収容された調理物を加熱する複数
の加熱手段と、1つの調理メニューに対して異なる加熱
態様の複数の調理モードを格納する記憶部と、この記憶
部内に格納された複数の調理モードのうちの1つを選択
する選択手段と、この選択手段により選択された調理モ
ードに基づいて前記加熱手段を制御する制御部とを設け
たところに特徴を有するものである。
【0009】この場合、前記加熱手段としては、加熱室
の上部及び下部に夫々設けられた上ヒータ及び下ヒータ
と、加熱室内に熱風を供給する熱風ファンヒータとを含
ませることができる(請求項2の発明)。そして、前記
選択手段を、加熱室内に配置された調理物支持用の付属
品の種類に基づいて調理モードを選択するように構成す
ることができる(請求項3の発明)。
【0010】また、前記付属品に基づいて調理モードを
選択する場合、加熱室内の底部の載置板に載置された載
置物の重量を検出する重量センサを設け、この重量セン
サの検出重量に基づいて付属品を判断するように構成す
ることができ(請求項4の発明)、付属品を検出するた
めの光センサを設け、この光センサの検出に基づいて付
属品の種類を判断するように構成することもできる(請
求項5の発明)。
【0011】そして、上ヒータ及び下ヒータ、熱風ファ
ンヒータを含むものにあっては、複数の調理モードを、
使用するヒータの組合せにより特定することができる
(請求項6の発明)。また、前記複数の調理モードを、
前記調理物及び付属品の種類に応じた設定加熱温度を有
して構成することができ(請求項7の発明)、さらに
は、前記複数の調理モードを、加熱室内の調理物の配置
される高さ位置に応じたヒータ出力制御パターンを有し
て構成することもできる(請求項8の発明)。
【0012】
【作用】本発明の請求項1の加熱調理器によれば、1つ
の調理メニューに対して異なる加熱態様の複数の調理モ
ードによる加熱調理の実行が可能とされ、選択手段によ
り1つの調理モードが選択されて調理が実行される。こ
の場合、1つの調理メニューであっても、複数の調理モ
ードの実行が可能となるので、例えばその調理物を支持
する付属品の種類や使用する加熱手段の種類の異なる様
々なケースにおいて夫々適切な調理モードで調理を実行
することが可能となる。従って、1つの調理メニューで
あっても、付属品の種類や加熱手段の種類を1種類に固
定しなくとも済むようになる。
【0013】この場合、前記加熱手段として、上ヒータ
及び下ヒータと、熱風ファンヒータとを含ませるように
すれば(請求項2の発明)、それら複数のヒータによ
り、加熱態様の異なる複数の調理モードを実行すること
が可能となる。そして、前記選択手段を、調理物支持用
の付属品に基づいて調理モードを選択するように構成す
れば(請求項3の発明)、用いられている付属品に対応
した最適な調理モードで調理を実行することができる。
【0014】また、付属品に基づいて調理モードを選択
する場合、重量センサの検出重量に基づいて付属品を判
断するように構成すれば(請求項4の発明)、予め重量
の判明している付属品が加熱室内にセットされているか
どうかを容易に判断することができる。重両センサによ
り、調理物の重量を判断することができることは勿論で
あり、その調理物の重量を加熱調理の制御に利用するこ
ともできる。
【0015】付属品に基づいて調理モードを選択する場
合、光センサの検出に基づいて付属品の種類を判断する
ように構成することもでき(請求項5の発明)、これに
より、加熱室内の所定の位置にセットされる付属品の有
無を容易に判断することができる。
【0016】そして、前記上ヒータ及び下ヒータ、熱風
ファンヒータを含むものにあっては、前記複数の調理モ
ードを、使用するヒータの組合せにより特定するように
構成すれば(請求項6の発明)、調理物及び付属品の種
類に応じてそれらのヒータを組合せて用いるような調理
モードを設定することができる。
【0017】また、複数の調理モードを、調理物及び付
属品の種類に応じた設定加熱温度を有するものとすれば
(請求項7の発明)、調理物及び付属品の種類に応じて
使用するヒータが異なる場合でも、最適な設定加熱温度
の調理を実行することができる。
【0018】さらには、複数の調理モードを、加熱室内
の調理物の配置される高さ位置に応じたヒータ出力制御
パターンを有するものとすれば(請求項8の発明)、付
属品の種類に応じて調理物の高さ位置および使用するヒ
ータが異なる場合でも、最適なヒータ出力制御パターン
で調理を実行することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明をオーブン・グリル機能付き電
子レンジに適用したいくつかの実施例について、図面を
参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 図1ないし図5は、本発明の第1の実施例(請求項1,
2,3,4,6に対応)を示している。まず、図3ない
し図5を参照して、本実施例に係る加熱調理器(電子レ
ンジ)の概略構成について述べる。
【0020】図3に示すように、この加熱調理器は、図
示しない外箱内に加熱室(オーブン庫)1を備えて構成
されている。この加熱室1内の底部には、図示しないモ
ータにより回転駆動される回転軸2が貫通状態に設けら
れており、この回転軸2の先端部に載置板3が設けられ
ている。また、回転軸2の基端部は、前記載置板3上に
載置された載置物の重量を検出するための重量センサ4
に接続されている。さらに、加熱室1内の左右の内側壁
部には、ほぼ中間の高さに位置して、後述する角皿の左
右の側縁部を支持するための角皿支持部5が設けられて
いる。尚、加熱室1の側壁部には該加熱室1内の温度を
検出するための温度センサも設けられている。
【0021】そして、本実施例では、前記加熱室1内に
収容された調理物を加熱するための複数の加熱手段とし
て、オーブン・グリル調理用の複数のヒータが次のよう
に設けられている。即ち、前記加熱室1の上部である天
井部には例えばランプヒータからなる上ヒータ6が設け
られており、該加熱室1の下部である底部には例えば平
面ヒータからなる下ヒータ7が設けられている。さら
に、加熱室1の背壁部には、例えばシーズヒータ及びフ
ァン装置からなり加熱室1内に熱風を供給する熱風ファ
ンヒータ8が設けられている。
【0022】この場合、前記上ヒータ6は、詳しく図示
はしないが、加熱室1の天井部の奥行き方向前側及び中
央部に位置して2本が設けられている。以下、これら2
本の上ヒータ6を区別する必要がある場合には、夫々上
前ヒータ、上奥ヒータと称することとする。また、これ
ら上ヒータ6の出力は、例えば上前ヒータが500W、
上奥ヒータが800Wとされている。さらに、前記下ヒ
ータ7の出力は500W、熱風ファンヒータ8の出力は
1000Wとされている。尚、この加熱調理器は、加熱
室1内にマイクロ波を供給してレンジ調理を行うための
図示しないマグネトロンも備えている。
【0023】前記上ヒータ6(上前ヒータ及び上奥ヒー
タ)は、リレー9及び10を介して交流電源11に接続
されている。また、前記下ヒータ7は、リレー12を介
して交流電源11に接続され、前記熱風ファンヒータ8
はリレー13を介して交流電源11に接続されている。
そして、前記リレー9,10,12,13のオン,オフ
つまり各ヒータ6,7,8の通断電は、制御回路14に
よって制御されるようになっている。
【0024】この制御回路14はマイコンなどから構成
され、前記重量センサ4の信号を処理する重量検出回路
15からの重量検知信号が入力されるようになっている
と共に、外箱の前面に設けられた図示しない操作パネル
の各種操作キー16からの調理メニューの選択信号、調
理開始,停止などの信号が入力されるようになってい
る。また、制御回路14は、前記操作パネルの表示部1
7の表示を制御するようになっている。
【0025】さて、このように構成された加熱調理器に
は、加熱室1内において調理物(図示せず)を支持する
ための複数種類の付属品が配備されている。本実施例で
は、ヒータを用いるオーブン・グリル調理用の付属品と
して、金属製の角皿(天板)18、下段用丸皿19、上
段用丸皿20が設けられている。また、図示はしない
が、マグネトロンを用いるレンジ調理用の付属品とし
て、耐熱ガラス製の回転皿や専用鍋も配備されている。
【0026】前記角皿18は、図5に示すように、前記
角皿支持部5に支持されて、調理物を加熱室1内の高さ
方向中間部分に支持するようになっている。また、前記
下段用丸皿19は、図3に示すように、前記載置板3上
に載置状態でセットされ、これにて、調理物を加熱室1
内の下部寄り部分に支持するようになっている。さら
に、前記上段用丸皿20は、図4に示すように、脚部2
0aを介して前記載置板3上の下段用丸皿19の上に載
置され、調理物を加熱室1内の上部寄り部分に支持する
ようになっている。このときには、下段用丸皿19及び
上段用丸皿20の双方に調理物を支持させることによ
り、一度に多量の調理物を調理できるようになってい
る。
【0027】これにて、使用者は、ヒータを用いるオー
ブン・グリル調理を行う場合、付属品として角皿18を
使用した角皿コース(図5参照)、下段用丸皿19のみ
を使用した丸皿1段コース(図3参照)、下段用丸皿1
9及び上段用丸皿20を使用した丸皿2段コース(図4
参照)の3種類の付属品を使用した調理を実行させるこ
とができるのである。尚、前記下段用丸皿19及び上段
用丸皿20の重量は、例えば共に700g程度とされて
いる。
【0028】そして、前記制御回路14は、ヒータを用
いるオーブン・グリル調理に係る調理メニュー毎に、加
熱態様(どのヒータを使用するか、加熱温度、ヒータの
ON/OFFパターンなど)を設定した調理モードを備
え、その調理モードに従って調理を実行するように構成
されている。このとき、本実施例では、1種類の調理メ
ニューにあっても、上記3種類のコース(角皿,丸皿1
段,丸皿2段)に夫々対応して、異なる加熱態様(用い
るヒータの種類)の調理モードを記憶して構成されてい
る。
【0029】図2は、「バターロール」調理の場合の、
上記3種類のコース(角皿,丸皿1段,丸皿2段)に対
応した調理モードの一具体例を示している。ここで、付
属品(角皿18,下段丸皿19,上段丸皿20)の加熱
室1内での高さ位置(ひいては調理物の高さ位置)の相
違や、形状の相違(角皿18では、加熱室1内が上下に
仕切られてしまう)等によって、最適な加熱態様が異な
ることになる。
【0030】例えば、丸皿2段コースの場合には、上下
のヒータ6,7では、下段用丸皿19上の調理物が十分
加熱されなくなり、また、角皿コースの場合には、角皿
18により加熱室1内が上下に仕切られて熱風ファンヒ
ータ8では熱風が十分に循環しなくなる等の事情があ
る。そこで、上記3種類のコースに応じた最適な加熱態
様が、調理モードとして予め記憶,格納されているので
ある。
【0031】後の作用説明にて述べるように、前記制御
回路14は、そのソフトウエア構成により、使用者が自
由に選択した付属品を判断し、その判断に基づいて付属
品に対応した調理モードを選択して調理を実行するよう
に構成されている。従って、制御回路14が本発明にい
う記憶部,選択手段,制御部として機能するようになっ
ている。そして、本実施例では、制御装置14は、前記
重量センサ4の検出重量に基づいて、付属品(コース)
を判断するように構成されている。
【0032】次に、上記構成の作用について、調理メニ
ューとして「バターロール」調理を具体例として上げな
がら、図1及び図2も参照して述べる。使用者は、ヒー
タを用いるオーブン・グリル調理例えば「バターロー
ル」調理を行いたい場合、調理物(バターロール生地)
を、上記付属品のいずれかに支持させた状態で、加熱室
1内に収容し、操作パネルの各種操作キー16から「バ
ターロール」調理を選択操作し、調理開始を指示する。
尚、調理の出来上り具合を調節したい場合には、必要に
応じて「強め」あるいは「弱め」の操作キーを併せてオ
ン操作するようにする。
【0033】すると、制御回路14は、図1のフローチ
ャートに示す手順にて、付属品を判断し、調理モードを
選択して調理を実行する。即ち、ステップS1では、重
量センサ4により、載置板3上の載置物の重量Wを検出
する。次のステップS2では、その重量Wが0であるか
どうかが判断され、0でないときには(No)、ステッ
プS3にて、重量Wが1kg以下かどうかが判断される。
【0034】ここで、上記した角皿コースの場合には、
角皿18及び調理物は角皿支持部5に支持され、載置板
3上には載置物が存在しないので、検出重量Wが0とな
る筈である。また、丸皿1段あるいは丸皿2段のコース
では、その分の重量Wを検出するのであるが、丸皿1
9,20は共に700g程度であり、且つ調理物は重く
とも200g程度なので、丸皿1段コースの場合には、
検出重量Wが1kg以下となる筈である。一方、丸皿2段
コースの場合、下段用丸皿19の上に更に上段用丸皿2
0が載置されるので、検出重量Wは少なくとも1.4kg
以上となる筈である。
【0035】従って、検出重量Wが0であれば(ステッ
プS2にてYes)、角皿コースと判断することがで
き、対応した調理モードが決定されるのである(ステッ
プS4)。検出重量Wが0でないときには、重量Wが1
kg以下であれば(ステップS3にてYes)、丸皿1段
コースと判断することができ、対応した調理モードが決
定され(ステップS5)、一方、重量Wが1kgを越えて
いれば(ステップS3にてNo)、丸皿2段コースと判
断することができ、対応した調理モードが決定されるの
である(ステップS6)。
【0036】このようにして調理モードが決定される
と、決定された調理モードに従って調理が実行される
(ステップS7)。このとき、図2に示すように、角皿
コースの場合には、上ヒータ6及び下ヒータ7が使用さ
れ、丸皿1段コースの場合には、上ヒータ6及び下ヒー
タ7並びに熱風ファンヒータ8の全てが使用され、丸皿
2段コースの場合には、熱風ファンヒータ8が使用され
るのである。
【0037】また、加熱時間もコースによって異ならせ
ており、丸皿1段コースの場合には、全てのヒータを使
用することから最も短時間で済むようになっている。
尚、加熱時間は、強めあるいは弱めが設定されることに
より変動するようになっている。さらには、各ヒータ
6,7,8は、例えば30秒サイクルで、所定時間のO
N/OFFが繰返されることにより、出力制御がなされ
るようになっており、調理モードに応じて所定のON/
OFFのパターンが設定されている。
【0038】これにて、使用する付属品の異なる各コー
スにおいて、いずれも最適な調理モードでの調理が実行
され、どの付属品を用いた場合でも同等な仕上り具合の
調理が行われるのである。設定された加熱時間が経過す
ると(ステップS8にてYes)、調理が終了する。
尚、レンジ調理時においては、前記重量センサ4により
調理物の重量を検出し、その重量に応じて適切な加熱時
間が設定されるようになっている。
【0039】このように本実施例によれば、1つの調理
メニューであっても、複数の調理モードの実行を可能と
し、用いられている付属品に対応した最適な調理モード
で調理を実行することができるようになった。従って、
従来のような1つの調理メニューに対して用いる付属品
の種類が1種類に固定されているものと異なり、使用者
は、調理に使用する付属品を複数の付属品の中から自由
に選ぶことができ、使い易さを大幅に向上させることが
できるものである。
【0040】また、特に本実施例では、本来、レンジ調
理時における調理物の重量検出を行うために設けられて
いる重量センサ4を、付属品(コース)の判断のために
利用するようにしたので、特に構成の複雑化を招くこと
なく付属品の検出を行うことができ、付属品のいずれが
加熱室1内にセットされているかどうかを容易且つ確実
に判断することができるといった利点も得ることができ
るものである。
【0041】(2)第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例(請求項7,8に対応)
を示すものであり、例えば「バターロール」調理に係る
3通りの調理モードの内容を示している。この実施例が
上記第1の実施例(図2)と異なる点は、調理モード
(コース)毎に設定加熱温度を異ならせると共に、ヒー
タ6,7,8のON/OFFパターンに関しても、変動
させるようにしたところにある。
【0042】この場合、例えば角皿コースと丸皿1段コ
ースとでは、調理物の支持される高さ位置が異なり、角
皿18を用いた方が調理物が上ヒータ6に近くて上ヒー
タ6からの熱を受けやすいといった事情がある。このた
め、角皿コースよりも丸皿1段コースの方が上ヒータ6
側の出力を大きくし、設定温度も高くすることにより、
調理物の表面に同様な焼き色を付すことができ、いずれ
のコースでも同等な仕上り具合で調理を実行することが
できるものである。
【0043】(3)第3の実施例 図7及び図8は、本発明の第3の実施例(請求項4に対
応)を示すものである。本実施例が上記第1の実施例と
異なるところは、付属品(コース)の判断に、重量セン
サ4に代えて、光センサを用いるようにした点にある。
【0044】即ち、図8に示すように、本実施例におい
ては、加熱室1の左右の側壁部には、この場合3組の透
過形の光センサ21,22,23が設けられている。こ
れら光センサ21,22,23は、夫々加熱室1の図で
右壁部に設けられ左方に水平に光を発する投光素子21
a,22a,23aと、加熱室1の図で左壁部に設けら
れそれら投光素子21a,22a,23aからの光を受
ける受光素子21b,22b,23bとから構成されて
いる。各投光素子21a,22a,23aは、制御回路
14により制御され、また、各受光素子21b,22
b,23bの検知信号は、検知回路24を介して制御回
路14に与えられるようになっている。
【0045】このとき、光センサ21の光路が、上段用
丸皿20の配置高さに位置され、光センサ22の光路
が、角皿18の配置高さに位置され、光センサ23の光
路が、下段用丸皿19の配置高さに位置されるように、
各光センサ21,22,23は配設されている。これに
て、光センサ21により、加熱室1内に上段用丸皿20
が配置されているかどうかを検出することができ、光セ
ンサ22により、加熱室1内に角皿18が配置されてい
るかどうかを検出することができ、光センサ23によ
り、加熱室1内に下段用丸皿19が配置されているかど
うかを検出することができるのである。尚、これら光セ
ンサ21,22,23は、レンジ調理時においても、調
理物の種類の判断などに用いられる。
【0046】図7のフローチャートは、例えば「バター
ロール」調理を行う場合に、制御回路14が付属品を判
断し、調理モードを選択して調理を実行する手順を示し
ている。即ち、ステップS11では、各光センサ21,
22,23が動作され、各投光素子21a,22a,2
3aからの投光が行われる。次のステップS12では、
光センサ22の受光素子22bに受光があるかどうかが
判断され、受光があるときには(Yes)、ステップS
13にて、光センサ21の受光素子21bに受光がある
かどうかが判断される。
【0047】ここで、光センサ22の受光素子22bに
受光がなければ(ステップS12にてNo)、角皿18
が配置されていると考えられるから、角皿コースと判断
することができ、対応した調理モードが決定される(ス
テップS14)。そして、光センサ22の受光素子22
b及び光センサ21の受光素子21bの双方に受光があ
れば(ステップS13にてYes)、角皿18及び上段
用丸皿20が存在しないと考えられるから、丸皿1段コ
ースと判断することができ、対応した調理モードが決定
される(ステップS15)。
【0048】光センサ21の受光素子21bに受光がな
ければ(ステップS13にてNo)、上段用丸皿20が
配置されていると考えられるから、丸皿2段コースと判
断することができ、対応した調理モードが決定されるの
である(ステップS16)。このようにして調理モード
が決定されると、上記第1,第2の実施例と同様に決定
された調理モードに従って、設定された加熱時間が経過
するまで、調理が実行される(ステップS17,S1
8)。
【0049】このような本実施例によれば、上記第1の
実施例と同様に、1つの調理メニューであっても、用い
られている付属品に対応した最適な調理モードで調理を
実行することができ、使用者の付属品の選択の幅を広げ
て使い易さを大幅に向上させることができる。また、特
に本実施例では、光センサ21,22,23によって付
属品(コース)を判断するように構成したので、付属品
のいずれが加熱室1内にセットされているかどうかを容
易且つ確実に判断することができる。
【0050】尚、上記各実施例では、「バターロール」
調理を具体例として上げながら説明したが、「バターロ
ール」以外の各種のメニュー(調理物)にも適用するこ
とができることは勿論である。また、ヒータの種類とし
ても、様々な組合わせが考えられ、電子レンジ機能のな
い加熱調理器にも適用することができる。
【0051】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものではなく、例えば使用者が手動で付属品の種
類(コース)を指定するための操作キーを設けてその操
作に基づいて調理モードを選択するような構成としても
良く、また、重量センサと光センサとの双方を用いるよ
うにすれば、より確実に付属品の種類(コース)を判断
することができるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変更して実施し得るものである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、次のような優れた効果を奏するものである。
【0053】即ち、請求項1の加熱調理器によれば、加
熱室内に収容された調理物を加熱する複数の加熱手段
と、1つの調理メニューに対して異なる加熱態様の複数
の調理モードを格納する記憶部と、この記憶部内に格納
された複数の調理モードのうちの1つを選択する選択手
段と、この選択手段により選択された調理モードに基づ
いて前記加熱手段を制御する制御部とを設けた1つの調
理メニューであっても、付属品の種類や加熱手段の種類
を1種類に固定しなくとも済むようになり、この結果、
使用者の付属品の選択の幅を広げて使い易さを向上させ
ることができるものである。
【0054】この場合、前記加熱手段として、上ヒータ
及び下ヒータと、熱風ファンヒータとを含ませるように
すれば(請求項2の加熱調理器)、それら複数のヒータ
により、加熱態様の異なる複数の調理モードを実行する
ことが可能となる。そして、前記選択手段を、調理物支
持用の付属品の種類に基づいて調理モードを選択するよ
うに構成すれば(請求項3の加熱調理器)、用いられて
いる付属品に対応した最適な調理モードで調理を実行す
ることができる。
【0055】また、付属品に基づいて調理モードを選択
する場合、重量センサの検出重量に基づいて付属品を判
断するように構成すれば(請求項4の加熱調理器)、予
め重量の判明している付属品が加熱室内にセットされて
いるかどうかを容易に判断することができる。重両セン
サにより、調理物の重量を判断することができることは
勿論であり、その調理物の重量を加熱調理の制御に利用
することもできる。
【0056】付属品に基づいて調理モードを選択する場
合、光センサの検出に基づいて付属品の種類を判断する
ように構成することもでき(請求項5の加熱調理器)、
これにより、加熱室内の所定の位置にセットされる付属
品の有無を容易に判断することができる。
【0057】そして、前記上ヒータ及び下ヒータ、熱風
ファンヒータを含むものにあっては、前記複数の調理モ
ードを、使用するヒータの組合せにより特定するように
構成すれば(請求項6の加熱調理器)、調理物及び付属
品の種類に応じてそれらのヒータを組合せて用いるよう
な調理モードを設定することができる。また、複数の調
理モードを、調理物及び付属品の種類に応じた設定加熱
温度を有するものとすれば(請求項7の加熱調理器)、
調理物及び付属品の種類に応じて使用するヒータが異な
る場合でも、最適な設定加熱温度の調理を実行すること
ができる。さらには、複数の調理モードを、加熱室内の
調理物の配置される高さ位置に応じたヒータ出力制御パ
ターンを有するものとすれば(請求項8の加熱調理
器)、付属品の種類に応じて調理物の高さ位置および使
用するヒータが異なる場合でも、最適なヒータ出力制御
パターンで調理を実行することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、付属品判
断及び調理モード選択の手順を示すフローチャート
【図2】「バターロール」調理における付属品の種類と
調理モードとの関係を示す図
【図3】全体構成を概略的に示す図
【図4】加熱室内に丸皿を2段配置した様子を示す正面
【図5】加熱室内に角皿を配置した様子を示す正面図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図2相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示すもので、付属品判
断及び調理モード選択の手順を示すフローチャート
【図8】図3相当図
【符号の説明】
図面中、1は加熱室、3は載置板、4は重量センサ、5
は角皿支持部、6は上ヒータ、7は下ヒータ、8は熱風
ファンヒータ、14は制御回路(記憶部,選択手段,制
御部)、18は角皿、19は下段用丸皿、20は上段用
丸皿、21,22,23は光センサを示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室内に収容された調理物を加熱する
    複数の加熱手段と、 1つの調理メニューに対して異なる加熱態様の複数の調
    理モードを格納する記憶部と、 この記憶部内に格納された複数の調理モードのうちの1
    つを選択する選択手段と、 この選択手段により選択された調理モードに基づいて前
    記加熱手段を制御する制御部とを有することを特徴とす
    る加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段は、前記加熱室の上部及び
    下部に夫々設けられた上ヒータ及び下ヒータと、前記加
    熱室内に熱風を供給する熱風ファンヒータとを含むこと
    を特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記加熱室内に配置さ
    れた調理物支持用の付属品の種類に基づいて調理モード
    を選択するように構成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記加熱室内の底部に設けられ前記付属
    品及び調理物を載置するための載置板と、その載置板に
    載置された載置物の重量を検出する重量センサとを備え
    ると共に、前記選択手段は、前記重量センサの検出重量
    に基づいて前記付属品を判断するように構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 前記加熱室内の付属品を検出するための
    光センサを備えると共に、前記選択手段は、前記光セン
    サの検出に基づいて前記付属品の種類を判断するように
    構成されていることを特徴とする請求項3記載の加熱調
    理器。
  6. 【請求項6】 前記複数の調理モードは、使用するヒー
    タの組合せにより特定されることを特徴とする請求項2
    記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 前記複数の調理モードは、前記調理物及
    び付属品の種類に応じた設定加熱温度を有して構成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 前記複数の調理モードは、前記加熱室内
    の調理物の配置される高さ位置に応じたヒータ出力制御
    パターンを有して構成されていることを特徴とする請求
    項2記載の加熱調理器。
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