JPH08150289A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH08150289A
JPH08150289A JP6294442A JP29444294A JPH08150289A JP H08150289 A JPH08150289 A JP H08150289A JP 6294442 A JP6294442 A JP 6294442A JP 29444294 A JP29444294 A JP 29444294A JP H08150289 A JPH08150289 A JP H08150289A
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JP
Japan
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water supply
water
detergent
supply pattern
case
Prior art date
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Application number
JP6294442A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Ioku
辰夫 井奥
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯槽に直接給水する主給水弁と、容器を通
して洗濯槽内に給水することにより、容器内の柔軟仕上
剤を洗濯槽に投入する副給水弁とを備えた洗濯機におい
て、柔軟仕上剤の投入の有無に応じて給水時間を調整す
ること。 【構成】 柔軟仕上剤を使用するにあたって、洗剤ケー
スを開閉し(ステップS2)、液体洗剤・漂白剤貯留容
器を露出させ、液体洗剤・漂白剤貯留容器内に柔軟仕上
剤を投入すると、標準給水パターンが選択され(ステッ
プS3)、主給水弁のみを使って給水が行われる。ま
た、柔軟仕上剤の非使用時には、洗剤ケースが開閉され
ないので(ステップS2)、時短給水パターンが選択さ
れ(ステップS11)、主給水弁および副給水弁の双方
を用いて給水が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯留部に詰込まれた柔
軟仕上剤を水流により洗濯槽に投入する構成の洗濯機に
関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機においては、柔軟仕上剤が詰込ま
れる貯留部としての容器を洗濯機本体の内部に収納し、
「(1)主給水手段→洗濯槽」,「(2)副給水手段→
容器→洗濯槽」といった2種類の給水経路を設けること
が考えられている。この構成の場合、洗濯物を柔軟仕上
げするにあたっては、洗濯機本体から容器を取出し、そ
の内部に柔軟仕上剤を補充する。そして、(1)の経路
を用いて「洗い行程」を行った後、(1)および(2)
の経路を併用して「すすぎ行程」を行うことにより、
「すすぎ行程」に際して容器内の柔軟仕上剤を洗濯槽内
に投入する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、柔軟仕上剤の投入の有無に拘らず、上述の一定
パターンで給水が行われる。このため、柔軟仕上剤を投
入しない場合には、「洗い行程」に際して副給水手段が
無駄に休息していることになる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、柔軟仕上剤投入用の副給水手段を有効
利用することにより、給水時間を短縮できる洗濯機を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の洗濯機
は、移動可能に設けられ、柔軟仕上剤が貯留される貯留
部を有する移動部材と、洗濯槽に水を供給する主給水手
段と、前記貯留部を通して前記洗濯槽内に水を供給する
ことにより、貯留部内の柔軟仕上剤を洗濯槽に投入する
副給水手段とを有し、前記移動部材により前記貯留部を
移動させて、貯留部に柔軟仕上剤を補充する構成のもの
において、前記移動部材の移動を検出する検出手段と、
この検出手段の検出結果に基づいて、前記主給水手段に
より前記洗濯槽に給水する標準給水パターンおよび前記
主副双方の給水手段により洗濯槽に給水する時短給水パ
ターンを選択する給水パターン選択手段と、この給水パ
ターン選択手段が選択した給水パターンに基づいて、前
記主給水手段および前記副給水手段を駆動制御する給水
制御手段とを備えたところに特徴を有する。
【0006】請求項2記載の洗濯機は、洗濯時刻を予約
するための予約手段を設け、給水パターン選択手段を、
前記予約手段の操作を検出すると、検出手段の検出結果
に拘らず標準給水パターンを選択するように構成したと
ころに特徴を有する。請求項3記載の洗濯機は、給水パ
ターン選択手段を、時短給水パターンの実行中に移動部
材の移動が検出されると、時短給水パターンに換えて標
準給水パターンを選択するように構成したところに特徴
を有する。請求項4記載の洗濯機は、移動検出手段をタ
クトスイッチから構成したところに特徴を有する。請求
項5記載の洗濯機は、移動検出手段を近接スイッチから
構成したところに特徴を有する。
【0007】
【作用】請求項1記載の手段によれば、柔軟仕上剤が使
用されるときには、貯留部に柔軟仕上剤を補充すべく移
動部材が移動される。従って、移動部材の移動に基づい
て、主給水手段により洗濯槽に給水する標準給水パター
ンが選択され、この標準給水パターンに基づいて主給水
手段および副給水手段が駆動制御される。また、柔軟仕
上剤が使用されないときには、移動部材が移動されない
ので、主副双方の給水手段を用いて給水する時短給水パ
ターンが選択され、この時短給水パターンに基づいて主
給水手段および副給水手段が駆動制御される。
【0008】請求項2記載の手段によれば、洗濯時刻が
予約されると、移動部材の移動の有無に拘らず標準給水
パターンが選択される。請求項3記載の手段によれば、
時短給水パターンの実行中に移動部材の移動が検出され
ると、時短給水パターンに換えて標準給水パターンが選
択される。請求項4記載の手段によれば、タクトスイッ
チの出力信号に基づいて移動部材の移動が検出される。
請求項5記載の手段によれば、近接スイッチの出力信号
に基づいて移動部材の移動が検出される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を全自動洗濯機に適用した第1
実施例について、図1ないし図17を参照しながら説明
する。まず、洗濯機の縦断面を示す図4において、外箱
1内には複数の吊持機構2が設けられ、これら吊持機構
2には桶3が弾性支持されている。そして、桶3の内部
には、洗濯槽と脱水槽とを兼用する回転槽4,複数の孔
を有する内バスケット5,パルセータ6が収容されてい
る。尚、内バスケット5はステンレスから形成されてい
る。
【0010】桶3の下側にはモータ7が配設されてお
り、モータ7の回転力はベルト8を介して伝達機構9に
伝達される。この伝達機構9は、第1の軸9aと円筒状
をなす第2の軸9bとを有するものであり、第1の軸9
aにはパルセータ6が固定され、第2の軸9bには、取
付部材10を介して回転槽4および内バスケット5が固
定されている。
【0011】伝達機構9には伝達機構切換装置11が設
けられている。この伝達機構切換装置11は、伝達機構
9を洗濯モードまたは脱水モードに切換制御するもので
あり、伝達機構9が洗濯モードに切換えられると、モー
タ7の回転が減速して第1の軸9aに伝達され、パルセ
ータ6が低速回転し、洗い動作が行われる。また、伝達
機構9が脱水モードに切換えられると、モータ7の回転
が第1の軸9aおよび第2の軸9bの双方に直接伝達さ
れ、回転槽4と内バスケット5とパルセータ6とが高速
回転し、脱水動作が行われる。
【0012】回転槽4は上方向へ拡開するテーパ状をな
し、しかも、その上部に複数の孔4aを有している。従
って、回転槽4および内バスケット5が脱水回転する
と、回転槽4内の水が回転槽4の内面に沿って上昇し、
複数の孔4aから桶3内に排出されることになる。尚、
符号12は、回転槽4の上部に取着されたバランスリン
グを示す。
【0013】桶3の底部には排水空間13が形成され、
この排水空間13は、取付部材10の孔10aおよび回
転槽4の孔4bを通して回転槽4内と連通している。ま
た、排水空間13の排水口13aは排水弁14を介して
排水ホース15に接続されている。従って、排水弁14
が閉鎖された状態で回転槽4内に水が供給されると、そ
の水は、回転槽4の孔4bおよび取付部材10の孔10
aを通して、排水空間13から回転槽4内に順次貯溜さ
れる。また、排水弁14が開放されると、回転槽4内の
水は、「排水空間13→排水口13a→排水ホース1
5」の順で排出される。
【0014】排水空間13にはエアトラップ16が形成
されている。このエアトラップ16には水位センサ17
が接続されており、水位センサ17は、エアトラップ1
6内の圧力に基づいて回転槽4内の水位を検出する。ま
た、桶3の底面には排水口3aが形成され、この排水口
3aは、排水弁14を介することになく排水ホース15
に接続されている。従って、桶3内に排出された水は、
排水口3aから排水ホース15を通して排出されること
になる。
【0015】外箱1の上部には上部カバー18が取付け
られている。この上部カバー18には、図15に示すよ
うに、開口部18aが形成されており、開口部18aを
通して、回転槽4内に洗濯物を投入したり、回転槽4内
から洗濯物を取出したりするようになっている。尚、符
号19は上部カバー18の開口部18aを開閉する蓋
体、符号20は外箱1と上部カバー18とから構成され
る洗濯機本体を示す。
【0016】上部カバー18の背面部には、図5に示す
ように、収容部18bが形成され、収容部18bの上面
開口は後部カバー18cにより覆われている。この収容
部18b内には洗剤投入装置21が配設されている。以
下、洗剤投入装置21について詳述する。即ち、収容部
18b内には注水ケース22が収容され、図6に示すよ
うに、注水ケース22の奥壁には主給水口23が形成さ
れ、側壁には副給水口24が形成されている。そして、
主給水口23には主通水ホース23aが接続され、副給
水口24には副通水ホース24aが接続されている。
【0017】主通水ホース23aおよび副通水ホース2
4aにはダブル給水弁25が接続されている。このダブ
ル給水弁25は、主給水手段に相当する主給水弁25a
および副給水手段に相当する副給水弁25bを有するも
のであり、主給水弁25aが開放されると、給水ホース
(図示せず)から主通水ホース23aを通して主給水口
23に水が供給され、副給水弁25bが開放されると、
前記給水ホースから副通水ホース24aを通して副給水
口24に水が供給される。
【0018】注水ケース22内には、主給水口23を前
側から塞ぐように、主注水部材26が装着されている。
そして、主注水部材26の背面には開口部26aが形成
されており、主給水口23から流出した水は、主注水部
材26の開口部26aを通して主注水部材26内に流入
する。また、主注水部材26の前部には、複数の粉末洗
剤用注水口26bおよび1個の液体洗剤用注水口26c
が形成されており、主注水部材26内に流入した水は、
粉末洗剤用注水口26bおよび液体洗剤用注水口26c
から流出する。
【0019】注水ケース22内には副注水部材27が装
着されている。そして、副注水部材27には、副給水口
24に連通するパイプ状の導水部27aおよび導水部2
7aに連通する水溜部27bが形成されており、副給水
口24から流出した水は導水部27aを通して水溜部2
7b内に流入する。また、副注水部材27には、水溜部
27bに位置して1個の仕上剤用注水口27cが形成さ
れており、水溜部27b内の水は仕上剤用注水口27c
を通して流出する。
【0020】主注水部材26の下部には、図8に示すよ
うに、パイプ状の水流抑制部26dが一体形成されてお
り、水流抑制部26dには複数の注水口26eが形成さ
れている。また、副注水部材27の水溜部27bにはパ
イプ状の排水部27dが形成されており、水溜部27b
内の水は、副注水部材27の排水部27dから主注水部
材26の水流抑制部26dをバイパスし、水流抑制部2
6dの注水口26eから流出する。
【0021】注水ケース22の底面には、図12に示す
ように、その前端部に位置して仕切部材28および29
が装着されている。これら仕切部材28および29は注
水ケース22の底面にネジ止めされたものであり、仕切
部材28および29の対向面部には軸部28aおよび2
9aが一体形成されている。また、洗剤ケース30は移
動部材に相当するものであり、2対の二股部30aを一
体に有している(図8参照)。そして、洗剤ケース30
の各二股部30aは、仕切部材28の軸部28aおよび
仕切部材29の軸部29aに係合されている。従って、
洗剤ケース30は、軸部28aおよび29aを中心に回
動する。
【0022】尚、洗剤ケース30は、その下面が注水ケ
ース22の底面に当接することにより奥方向への回動が
規制され、図15に示すように、上部カバー18内に収
納された収納位置に保持される。また、注水ケース22
には凸部(図示せず)が形成されており、洗剤ケース3
0は、注水ケース22の凸部に当接することにより前方
向への回動が規制され、図16に示すように、上部カバ
ー18から突出する使用位置に保持される。また、洗剤
ケース30の前面上部には、図8に示すように、取手部
30bが形成されており、洗剤ケース30を回動操作す
るにあたっては、取手部30bに手を掛けて行う。
【0023】注水ケース22の前端部には、図9の
(a)に示すように、注水ケース22を周回するフラン
ジ22aが形成されている。また、注水ケース22の外
面には、図9の(c)に示すように、3本のリブ22b
〜22dが形成され、このうち上下方向へ対向するリブ
には22bおよび22dには、図9の(b)に示すよう
に、夫々係合爪部22eが形成されている。
【0024】そして、3本のリブ22b〜22dおよび
フランジ22aで囲まれた取付部22f内にタクトスイ
ッチ31を押込むと、上下に位置するリブ22bおよび
22dが撓み、タクトスイッチ31に両係合爪部22e
が係合し、タクトスイッチ31が取付部22f内にワン
タッチで抜止め状態に装着される。尚、符号22gは、
タクトスイッチ31の可動接点31aを前方へ突出させ
るための切欠部を示している。
【0025】洗剤ケース30の前端部には、図6に示す
ように、その側方に位置してフランジ30c,30dが
一体形成されている。そして、洗剤ケース30を収納位
置へ回動すると、洗剤ケース30の右側のフランジ30
cによりタクトスイッチ31の可動接点31aが押圧さ
れ、タクトスイッチ31がオンされるようになってい
る。また、洗剤ケース30を使用位置へ倒すと、可動接
点31aに対する押圧力が除去され、タクトスイッチ3
1がオフされるようになっている。即ち、タクトスイッ
チ31は、洗剤ケース30の移動を検出する検出手段に
相当する。
【0026】洗剤ケース30内には、図8に示すよう
に、液体洗剤・漂白剤貯留容器装着室32と粉末洗剤貯
留室33と柔軟仕上剤貯留容器装着室34とが区画形成
されており、中央部に位置する粉末洗剤貯留室33内に
は粉末洗剤が詰込まれるようになっている。そして、主
注水部材26の粉末洗剤用注水口26bは、図6に示す
ように、粉末洗剤貯留室33の上方に位置しており、粉
末洗剤用注水口26bから流出した水は粉末洗剤貯留室
33内に注入され、図8において、粉末洗剤貯留室33
内の粉末洗剤を洗剤ケース30の背面開口から注水ケー
ス22の底面に押し流す。尚、符号30eは、洗剤ケー
ス30内を区画する仕切板を示す。
【0027】右側に位置する液体洗剤・漂白剤貯留容器
装着室32には液体洗剤・漂白剤貯留容器35が装着さ
れている。この液体洗剤・漂白剤貯留容器35は、図1
1に示すように、ケースカバー35aと内ケース35b
とから構成されたものであり、ケースカバー35aの上
端部には下方へ突出するリブ35cが一体形成され、下
端部には、図10に示すように、2つの係合孔35dが
形成されている。
【0028】内ケース35bには2つの係合爪部35e
が形成されている。そして、図11に示すように、内ケ
ース35bの上端部はケースカバー35aのリブ35c
に嵌合され、内ケース35bの各係合爪部35eはケー
スカバー35aの係合孔35dに係合され、これによ
り、ケースカバー35aと内ケース35bとが一体化さ
れている。従って、上記各係合が解除されるように、ケ
ースカバー35aまたは内ケース35bをこじると、液
体洗剤・漂白剤貯留容器35が分解される。
【0029】ケースカバー35aの上端部には鍔部35
fが形成され、下端部には係合部35gが形成されてい
る。また、洗剤ケース30の上端部には溝部30fが形
成され、下部には係合孔30gが形成されている。そし
て、ケースカバー35aの鍔部35fは洗剤ケース30
の溝部30fに係合され、係合部35gは係合孔30g
に係合されている。従って、液体洗剤・漂白剤貯留容器
35を斜め上方向へ引抜くと、上記各係合が解除され、
液体洗剤・漂白剤貯留容器35が液体洗剤・漂白剤貯留
容器装着室32から取外される。
【0030】液体洗剤・漂白剤貯留容器35のケースカ
バー35aには投入口35hが形成されている。そし
て、液体洗剤・漂白剤貯留容器35内に液体洗剤あるい
は漂白剤を投入するにあたっては、図16に示すよう
に、洗剤ケース30を使用位置へ回動させ、液体洗剤・
漂白剤貯留容器35を上部カバー18から露出させた状
態で、投入口35hから液体洗剤あるいは漂白剤を投入
する。
【0031】主注水部材26の液体洗剤用注水口26c
は、図6に示すように、液体洗剤・漂白剤貯留容器35
の投入口35hの上方に位置している。従って、液体洗
剤用注水口26cから流出した水は、投入口35hを通
して液体洗剤・漂白剤貯留容器35内に注入され、液体
洗剤あるいは漂白剤を希釈する。また、液体洗剤・漂白
剤貯留容器35の内ケース35bには、図11に示すよ
うに、円筒部35iが形成され、ケースカバー35aの
内面には円筒部35jが形成されている。
【0032】そして、円筒部35iは円筒部35jに所
定間隙を存して挿入され、両者の間にサイホン通路35
kが形成されている。従って、粉末洗剤・漂白剤貯留容
器35内の水位がサイホン通路35kを浸漬するまで上
昇すると、液体洗剤あるいは漂白剤を含んだ希釈水が、
サイホン原理によりサイホン通路35kを通じて一気に
円筒部35iから流出し、注水ケース22の底面に排出
される。尚、符号30hは、洗剤ケース30に形成され
た孔を示し、粉末洗剤・漂白剤貯留容器35の円筒部3
5iは孔30h内に挿入されている。
【0033】柔軟仕上剤貯留容器装着室34内には、図
8において、貯留部に相当する柔軟仕上剤貯留容器36
が装着されている。この柔軟仕上剤貯留容器36は液体
洗剤・漂白剤貯留容器35と同一構成になっており、柔
軟仕上剤貯留容器36内に柔軟仕上剤を投入するにあた
っては、図16に示すように、洗剤ケース30を使用位
置へ回動させ、柔軟仕上剤貯留容器36を露出させた状
態で、投入口36hから柔軟仕上剤を投入する。尚、図
10および図11に括弧で記した符号は、柔軟仕上剤貯
留容器36の各部材を示すものである。
【0034】副注水部材27の仕上剤用注水口27c
は、図6に示すように、柔軟仕上剤貯留容器36の投入
口36hの上方に位置しており、仕上剤用注水口27c
から流出した水は、柔軟仕上剤貯留容器36の投入口3
6hを通して柔軟仕上剤貯留容器36内に注入され、柔
軟仕上剤を希釈した後、サイホン原理により,サイホン
通路36k(図11参照)を通して円筒部36iから流
出し、注水ケース22の底面に排出される。
【0035】尚、図8に示す主注水部材26の注水口2
6eは注水ケース22の底面に臨んでおり、副注水部材
27の排水部27dから主注水部材26の水流抑制部2
6dをバイパスする水は、注水口26eを通して注水ケ
ース22の底面に直接排出される。
【0036】液体洗剤・漂白剤貯留容器35のサイホン
通路35kを通じた注水量および柔軟仕上剤貯留容器3
6のサイホン通路36kを通じた注水量は、主注水部材
26の液体洗剤注水口26cから注水される注水量およ
び副注水部材27の柔軟仕上剤注水口27cから注水さ
れる注水量よりも小となるように設定されている。従っ
て、水圧によって給水量が変動しても、サイホン原理に
より確実に希釈水を排出できる。また、図8の符号37
は洗剤ケース30に貼付されたシールであり、これらシ
ール37には、液体洗剤・漂白剤貯留容器装着室32、
粉末洗剤貯留室33、柔軟仕上剤貯留容器装着室34に
対応して「液体洗剤・漂白剤」、「洗剤」、「柔軟仕上
剤」という文字が記入されている。
【0037】注水ケース22の底面には、その両側に位
置して傾斜面部22e,22eが形成されている。従っ
て、液体洗剤・漂白剤貯留容器35の円筒部35iから
流出した水は、右側の傾斜面部22eに沿って注水ケー
ス22の中央部に流れる。また、柔軟仕上剤貯留容器3
6の円筒部36iから流出した水は、左側の傾斜面部2
2eに沿って注水ケース22の中央部に流れる。
【0038】注水ケース22の底面には、その中央部に
位置して注水面部22fが形成されている。この注水面
部22fは、図12に示すように、下方に膨らむ円弧状
をなしており、傾斜面部22e,22eに沿って流れる
水は注水面部22f内に流入する。また、粉末洗剤貯留
室33内から押し流された水および主注水部材26の注
水口26eから流出した水は、注水面部22f内に直接
流入する。
【0039】仕切部材28および29の背面は、図8に
示すように、前方へ傾斜している。従って、傾斜面部2
2e,22eに沿って流れる水は仕切部材28および2
9の背面により塞き止められ、注水ケース22の前端部
からこぼれ落ちることなく、仕切部材28および29の
背面に沿って確実に注水面部22f内に流入することに
なる。尚、符号28bおよび29bは、仕切部材28お
よび29の背面に相当する傾斜面部を示す。
【0040】仕切部材28および29には、背面側へ突
出する鍔部28cおよび29cが一体形成されており、
鍔部28cおよび29cは、仕切部材28および29の
傾斜面部28bおよび29bに当たった水が仕切部材2
8および29を飛び越えて、注水ケース22の前端部か
らこぼれ落ちることを防止している。また、仕切部材2
8および29の前面には溝部28dおよび29dが形成
されている。これら溝部28dおよび29dは、注水面
部22fに向かって傾斜するものであり、仕切部材28
および29を飛び越えた水を受けて、注水面部22f内
に流入させる機能を備えている。
【0041】洗剤ケース30の下面には整流部30iが
一体形成されており、洗剤ケース30を収納位置に回動
すると、図12に示すように、整流部30iと注水面部
22fとの間に間隙部38が形成されるようになってい
る。従って、注水面部22f内に流入した液体は間隙部
38を通して水量が抑制され、その結果、注水面部22
fの前端部から幕状となって安定的に落下する。
【0042】桶3の上部には、図4に示すように、環状
のカバー39が装着されている。このカバー39には内
蓋40が枢支されており、カバー39の上面開口部39
aは内蓋40により開閉される。また、内蓋40の背面
側には、図13に示すように、注水受部40aが形成さ
れている。そして、注水ケース22には、図8に示すよ
うに、注水面部22fの前端部に位置してV字状の切欠
部22gが形成されており、間隙部38を通して落下す
る水は切欠部22gにより案内され、内蓋40の注水受
部40aに確実に注水される。
【0043】内蓋40には、図13に示すように、注水
受部40aの前方に位置して水受部40bが形成され、
水受部40bには複数の注水孔40cが形成されてい
る。従って、注水受部40bにより受けられた水は水受
部40b内に流入し、注水孔40cを通ることによりシ
ャワー状となって回転槽4内に投入される。
【0044】上部カバー18の収容部18b内には、図
14に示すように、制御回路41が収容されている。こ
の制御回路41はマイクロコンピュータおよびその周辺
機器からなるものであり、給水パターン選択手段および
給水制御手段に相当する。そして、モータ4,主給水弁
25a,副給水弁25b,排水弁14,伝達機構切換装
置11は駆動回路42を介して制御回路41に接続され
ている。
【0045】上部カバー18には、図15に示すよう
に、操作パネル43が設けられ、操作パネル43には、
図14に示すように、スタートキー43aや予約タイマ
ー43bやコース選択キー43c等、各種の操作キーが
設けられている。このうちコース選択キー43cは、洗
濯コースを設定するものであり、制御回路41は、コー
ス選択キー43cの設定内容に応じて上記各機構を駆動
制御し、所定の洗濯動作を行う。予約タイマー43bは
予約手段に相当するものであり、制御回路41は、予約
タイマー43bにより予約された時刻に洗濯物が洗い上
がるように、洗濯開始時刻を演算し、演算した時刻に選
択動作を開始する。尚。スタートキー41aは、使用者
が洗濯動作を開始するために操作するものである。
【0046】制御回路41にはタクトスイッチ31が接
続されている。そして、制御回路41は、柔軟仕上剤の
使用を、タクトスイッチ31のオンオフに基づく洗剤ケ
ース30の開閉により検出する。しかも、制御回路41
のROM41aには、標準給水パターンおよび時短給水
パターンの2種類の給水パターンが記憶されており、制
御回路41は、タクトスイッチ31の検出結果に応じて
2種類の給水パターンを選択的に読出し、読出した給水
パターンに応じて主給水弁25aおよび副給水弁25b
を駆動制御し、回転槽4に対する給水時間を制御する。
【0047】制御回路41には水位センサ17が接続さ
れており、制御回路41は、水位センサ17の検出信号
に基づいて回転槽4内の水位を検出する。尚、符号43
dは操作パネル43の表示部、44はブザーを示す。こ
こで、制御回路41は、コース選択キー43cの操作内
容に応じて表示部43dに運転コースを表示したり、洗
濯動作の終了に伴ってブザー44を鳴動させたりする。
【0048】次に上記構成の作用について説明する。柔
軟仕上剤を用いて柔軟仕上げを行う場合、使用者は電源
をオンし、図15において、収納位置にある洗剤ケース
30の取手部30bを前方に引き、図16に示すよう
に、洗剤ケース30を使用位置に回動させ、液体洗剤・
漂白剤貯留容器35,粉末洗剤貯留室33,柔軟仕上剤
貯留容器36を露出させる。すると、洗剤ケース30の
右側のフランジ30cによる押圧力が除去され、オン状
態にあったタクトスイッチ31がオフされる。
【0049】使用者は、洗剤ケース30を使用位置に回
動させると、粉末洗剤を粉末洗剤貯留室33に投入し、
漂白剤または液体洗剤を液体洗剤・漂白剤貯留容器35
の投入口35hに投入する。これと共に、柔軟仕上剤を
柔軟仕上剤貯留容器36の投入口36hに投入した後、
洗剤ケース30を収納位置に回動する。すると、洗剤ケ
ース30の右側のフランジ30cにより押圧され、オフ
状態にあったタクトスイッチ31がオンされる。次に、
使用者は、コース選択キー43cにより洗濯コースを設
定し、予約運転を行わない場合にはスタートキー43a
を操作する。
【0050】これに対して制御回路41は、電源がオン
されると(スタート)、図1のステップS1に移行し、
予約タイマー43bにより予約コースが設定されている
かを判断する。ここでは、予約コースが設定されていな
いので、NOと判断してステップS2に移行する。そし
て、タクトスイッチ31の検出信号が「オン→オフ→オ
ン」と切換わることに基づき、洗剤ケース30の開閉を
検出し、ステップS2でYESと判断してステップS3
に移行する。
【0051】制御回路41は、ステップS3に移行する
と、ROM41aから標準給水パターンを読出し、ステ
ップS4に移行する。そして、スタートキー43aのオ
ンに基づいてスタート信号を検出した後、ステップS5
に移行し、標準給水パターンに基づいて標準洗い給水行
程を行う。
【0052】制御回路41は、標準洗い給水行程に移行
すると、標準給水パターンに基づいて主給水弁25aを
開放する。すると、図6において、主給水弁25aから
主注水部材26に水が供給され、主注水部材26の粉末
洗剤用注水口26bから水が流出し、粉末洗剤貯留室3
3内に貯留されている粉末洗剤が水と共に注水ケース2
2の注水面部22fに押流される。
【0053】これと共に、主注水部材26の液体洗剤用
注水口26cから水が流出し、液体洗剤・漂白剤貯留容
器35の投入口35hに水が注入され、液体洗剤あるい
は漂白剤の希釈水が注水面部22fに排出される。そし
て、注水ケース22の注水面部22fに排出された水は
間隙部38を通り、図4において、内蓋40の注水受部
40aに落下した後、水受部40bの注水孔40cを通
ることによりシャワー状となって回転槽4に供給され
る。これにより、回転槽4内の水位が上昇して行く。
【0054】制御回路41は、回転槽4内に水を供給す
ると、図1のステップS6に移行する。そして、水位セ
ンサ17の検出信号に基づき、回転槽4内の水位が設定
水位に達したかを判断する。ここで、回転槽4内の水位
が設定水位に達していなければ、NOと判断してステッ
プS5に復帰し、標準洗い給水を続行する。この後、回
転槽4内の水位が設定水位に達すると、図1のステップ
S6でYESと判断し、主給水弁25aを閉鎖すること
により、標準洗い給水を終了させる。
【0055】制御回路41は、標準洗い給水を終了させ
ると、図1のステップS7に移行し、洗い行程を行う。
この洗い行程は、図2に示すように、パルセータ6を回
転させる「洗い」、排水弁14を開放する「排出」、洗
剤分を飛ばす「中間脱水」および「脱水すすぎ」からな
る。制御回路41は、洗い行程を終了させると、図1に
おけるステップS8のすすぎ行程に移行し、主給水弁2
5aおよび副給水弁25bを同時に開放する。すると、
図6において、主給水弁25aから主注水部材26の粉
末洗剤用注水口26bおよび液体洗剤用注水口26cを
通して水が流出し、回転槽4内に供給される。
【0056】これと共に、副給水弁25bから副注水部
材27の仕上剤用注水口27cを通して柔軟仕上剤貯留
容器36に水が注入され、柔軟仕上剤の混合水が注水ケ
ース22の注水面部22fに排出される。これと共に、
副注水部材27の排水部27dから主注水部材26の水
流抑制部26dをバイパスした水が、水流抑制部26d
の注水孔26eから注水面部22fに流出し、内蓋40
の注水孔40cを通ることによりシャワー状となって回
転槽4に供給される。
【0057】制御回路41は、回転槽4に水を供給する
と、水位センサ17の検出信号に基づき、回転槽4内に
所定量の水が供給されたことを検出し、パルセータ6を
回転させ、「ためすすぎ」を行う。そして、図1のステ
ップS9の最終すすぎを行った後、回転槽4内の水を排
出し、ステップS10の脱水行程を行う。
【0058】一方、柔軟仕上剤を用いない場合には、柔
軟仕上剤貯留容器36に柔軟仕上剤が投入されないた
め、洗剤ケース30が回動されないことになる。このた
め、タクトスイッチ31は、その可動接点31aが洗剤
ケース30の右側のフランジ30cにより押圧され、オ
ン状態に保持される。
【0059】従って、制御回路41は、タクトスイッチ
31の検出信号が「オン」であることに基づき、図1の
ステップS2で洗剤ケース30の開閉を検出せず、NO
と判断してステップS11に移行する。そして、ROM
41aから時短給水パターンを読出し、ステップS12
でスタートキー43aの操作を検出すると、ステップS
13の時短洗い給水行程に移行し、時短給水パターンに
基づいて時短洗い給水行程を行う。
【0060】制御回路41は、時短洗い給水行程に移行
すると、主給水弁25aおよび副給水弁25bを同時に
開放する。すると、主給水弁25aから主注水部材26
に水が供給され、主注水部材26から回転槽4内に水が
供給される。これと共に、副給水弁25bから副注水部
材27に水が供給され、副注水部材27から空の柔軟仕
上剤貯留容器36等を通して回転槽4内に水が供給され
る。
【0061】制御回路41は、回転槽4内に水を供給す
ると、ステップS14に移行し、洗剤ケース30の開閉
を判断する。このステップS14は、洗い給水を行って
いる最中に洗剤ケース30を回動させ、柔軟仕上剤貯留
容器36内に柔軟仕上剤が投入されたことを判断するた
めのものであり、制御回路41は、洗剤ケース30の開
閉を検出すると、YESと判断し、ステップS15に移
行する。そして、標準給水パターンを読出し、時短給水
パターンを標準給水パターンに書換えた後、ステップS
5に移行して、上述の標準洗い給水行程を行う。
【0062】また、制御回路41は、ステップS14で
NOと判断すると、ステップS16に移行し、回転槽4
内に所定量の水が供給されるまで、ステップS13,1
4,16を繰返す。そして、回転槽4内に所定量の水が
供給されると、ステップS16でYESと判断し、洗い
行程(ステップS7),すすぎ行程(ステップS8)、
最終すすぎ行程(ステップS9)、脱水行程(ステップ
S10)を行う。
【0063】また、使用者により予約タイマー43bが
操作され、予約コースが設定された場合、制御回路41
は、図1のステップS1でYESと判断し、ステップS
3に移行する。そして、予約運転開始時刻を告げる計時
信号が制御回路41の時計装置(図示せず)から出力さ
れることに伴い、ステップS4でスタート信号を検出
し、ステップS5〜S10を行う。
【0064】尚、液体洗剤・漂白剤貯留容器35および
柔軟仕上剤貯留容器36が汚れた際には、洗剤ケース3
0を使用位置に回動し、洗剤ケース30から両容器35
および36を取外す。そして、両容器35および36を
分解して内部の清掃を行った後、両容器35および36
を組立てて洗剤ケース30に装着する。
【0065】上記実施例によれば、柔軟仕上剤の使用を
洗剤ケース30の開閉に基づいて検出し、洗剤ケース3
0の開閉結果に基づいて標準給水パターンおよび時短給
水パターンを選択する構成としたので、柔軟仕上剤を投
入するための副給水弁25bを有効利用でき、その結
果、給水時間が短縮される。
【0066】図2は、標準給水パターンと時短給水パタ
ーンとの給水時間比較結果を示すものである。ここで、
標準給水パターン(シングル給水)では給水量が15リ
ットル/minであるのに対し、時短給水パターン(ダ
ブル給水)では給水量が19リットル/minになる。
このため、標準給水パターンによる給水時間と時短給水
パターンによる給水時間との間に差が生じ、時短給水パ
ターンの給水時間が「470sec−404sec=6
4sec」に短縮される。
【0067】また、予約タイマー43bにより予約コー
スが設定された場合には、洗剤ケース30の開閉タイミ
ングを予想し難く、洗剤ケース30の開閉を種々のタイ
ミングで検出しなければならない事情があるため、ソフ
トウェア構成が複雑になる。この点、本実施例は、予約
コースが設定された場合には給水時間の長短を考慮する
必要がないことに着目し、洗剤ケース30の開閉に拘ら
ず、標準給水パターンが選択される構成とした。このた
め、ソフトウェア構成が簡単になる、洗剤ケース30の
開閉検出ミスが防止されるといった効果を奏する。
【0068】また、時短洗い給水が行われている最中に
洗剤ケース30の開閉が検出されたときには標準洗い給
水に移行する構成としたので、洗い給水に際して柔軟仕
上剤が誤投入されてしまうことが防止される。
【0069】また、洗剤ケース30の開閉を検出する検
出手段としてタクトスイッチ31を適用したので、洗剤
ケース30のフランジ30cによりタクトスイッチ31
の可動接点31aをオンできる。このため、検出手段を
オンするための部材を特別に設ける必要がなくなり、そ
の結果、構成が簡素化される。
【0070】また、タクトスイッチ31を注水ケース2
2に着脱可能に装着する構成としたので、注水ケース2
2からタクトスイッチ31を取外して、注水ケース22
や洗剤ケース30等を洗浄することができる。このた
め、タクトスイッチ31の水濡れを配慮する必要がなく
なる。
【0071】尚、上記実施例においては、洗剤ケース3
0の開閉を検出する手段としてタクトスイッチ31を適
用したが、これに限定されるものではなく、例えば、リ
ードスイッチ等の近接スイッチを用いても良い。図18
は、検出手段にリードスイッチ44を用いた本発明の第
2実施例である。
【0072】ここで、注水ケース22には、タクトスイ
ッチ31に換えてリードスイッチ44が着脱可能に装着
され、洗剤ケース30にはマグネット44aが装着され
ている。そして、洗剤ケース30の回動に伴い、マグネ
ット44aによりリードスイッチ44をオンオフさせ、
制御回路41によりリードスイッチ44のオンオフを検
出し、その検出結果に基づいて給水パターンを選択す
る。従って、接点不良がなく、長期に渡って安定的に洗
剤ケース30の開閉が検出される。
【0073】また、上記実施例においては、近接スイッ
チとしてリードスイッチ44を用いたが、これに限定さ
れるものではなく、要は、非接触にて物体の存在を検出
する近接スイッチであれば良い。磁気センサやホール素
子等の磁気検出手段あるいは光電スイッチ等の光検出手
段は、この一例である。
【0074】また、上記実施例においては、洗剤ケース
30を回動可能に設けたが、これに限定されるものでは
なく、例えばスライド可能に設けても良い。要は、柔軟
仕上剤貯留容器36を取出すために移動可能にされてい
れば良い。
【0075】また、上記実施例においては、洗剤ケース
30に柔軟性仕上剤貯留容器36を着脱可能に設けた
が、これに限定されるものではなく、例えば、洗剤ケー
ス30を区画して貯留部を形成したり、柔軟仕上剤貯留
容器36を洗剤ケース30に固着したりしても良い。
【0076】また、本実施例においては、本発明を脱水
兼用洗濯機に適用したが、これに限定されるものではな
く、例えば二槽式の洗濯機に適用しても良い。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の洗濯機によれば、以下の効果を奏する。請求項1記載
の手段によれば、柔軟仕上剤の使用の有無に応じて給水
時間を調整できるので、副給水手段が有効利用され、給
水時間が短縮される。請求項2記載の手段によれば、移
動部材の移動に拘らず、標準給水パターンを選択できる
ので、ソフトウェア構成が簡単になると共に、移動部材
の移動検出ミスが防止される。
【0078】請求項3記載の手段によれば、時短給水パ
ターンに基づく給水中に移動部材の移動が検出されたと
きに標準給水パターンを選択できるので、洗い給水に際
する柔軟仕上剤の誤投入が防止される。請求項4記載の
手段によれば、検出手段をオンオフするための部材を特
別に設ける必要を無くすことができるので、構成が簡素
化される。請求項5記載の手段によれば、非接触にて移
動部材の移動を検出できるので、長期に亘って安定的に
移動部材の移動が検出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す給水時間調整用のフ
ローチャート
【図2】洗濯パターンを示す行程図
【図3】給水時間の比較結果を示す図
【図4】全体構成を示す縦断面図
【図5】後部カバーを一部破断して示す上面図
【図6】洗剤投入装置の横断面図
【図7】注水ケースの正面図
【図8】洗剤投入装置の分解斜視図
【図9】(a)は注水ケースの斜視図、(b)はタクト
スイッチの取付状態を示す正面図、(c)はタクトスイ
ッチの取付状態を示す側面図
【図10】液体洗剤・漂白剤貯留容器(柔軟仕上剤貯留
容器)の斜視図
【図11】液体洗剤・漂白剤貯留容器(柔軟仕上剤貯留
容器)の装着状態を示す断面図
【図12】洗剤投入装置を一部破断して示す正面図
【図13】内蓋を示す斜視図
【図14】電気的構成の概略を示すブロック図
【図15】作用説明用の全体斜視図
【図16】作用説明用の全体斜視図
【図17】作用説明用の全体斜視図
【図18】本発明の第2実施例を示す図6相当図
【符号の説明】
4は回転槽(洗濯槽)、25aは主給水弁(主給水手
段)、25bは副給水弁(副給水手段)、30は洗剤ケ
ース(移動部材)、31はタクトスイッチ(検出手
段)、36は柔軟仕上剤貯留容器(貯留部)、41は制
御回路(給水パターン選択手段,給水制御手段)、43
bは予約タイマー(予約手段)、44はリードスイッチ
(検出手段,近接スイッチ)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能に設けられ、柔軟仕上剤が貯留
    される貯留部を有する移動部材と、 洗濯槽に水を供給する主給水手段と、 前記貯留部を通して前記洗濯槽内に水を供給することに
    より、貯留部内の柔軟仕上剤を洗濯槽に投入する副給水
    手段とを有し、 前記移動部材により前記貯留部を移動させて、貯留部に
    柔軟仕上剤を補充する構成の洗濯機において、 前記移動部材の移動を検出する検出手段と、 この検出手段の検出結果に基づいて、前記主給水手段に
    より前記洗濯槽に給水する標準給水パターンおよび前記
    主副双方の給水手段により洗濯槽に給水する時短給水パ
    ターンを選択する給水パターン選択手段と、 この給水パターン選択手段が選択した給水パターンに基
    づいて、前記主給水手段および前記副給水手段を駆動制
    御する給水制御手段とを備えたことを特徴とする洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 洗濯時刻を予約するための予約手段を備
    え、 給水パターン選択手段は、前記予約手段の操作を検出す
    ると、検出手段の検出結果に拘らず標準給水パターンを
    選択するように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 給水パターン選択手段は、時短給水パタ
    ーンの実行中に移動部材の移動が検出されると、時短給
    水パターンに換えて標準給水パターンを選択するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  4. 【請求項4】 移動検出手段はタクトスイッチから構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 移動検出手段は近接スイッチから構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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Cited By (3)

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