JPH08150161A - 骨盤治療装置 - Google Patents

骨盤治療装置

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JPH08150161A
JPH08150161A JP6319023A JP31902394A JPH08150161A JP H08150161 A JPH08150161 A JP H08150161A JP 6319023 A JP6319023 A JP 6319023A JP 31902394 A JP31902394 A JP 31902394A JP H08150161 A JPH08150161 A JP H08150161A
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JP
Japan
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bed
fixing means
upper body
fixing
leg
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Application number
JP6319023A
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English (en)
Inventor
Sueo Hoyama
末男 保山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自宅などにおいて、1人で腰痛の治療や予防の
できる骨盤治療装置を提供することにある。 【構成】全身を仰向けに横たえるベッド11と、上半身
を該ベッド11上に固定する上半身固定手段9、および
左右の脚部M1を別々に支持する脚部固定手段3,3を
備え、前記脚部固定手段3はベッド長さ方向へ往復移動
する駆動手段(2,22,23,24)に結合されて往
復移動自在に構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギックリ腰や椎間板ヘ
ルニアなどによって引き起こされる腰痛を治療するため
の骨盤治療装置に関し、詳細には骨盤における仙腸関節
を運動させることにより前記腰痛の発生を予防できると
共に腰痛を治療することのできる骨盤治療装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ギックリ腰、椎間板ヘルニア、座骨神経
痛、股間節脱臼、脊椎変形症、脊椎すべり症などによる
腰痛の原因は、骨盤における仙腸関節のずれによって引
き起こされることが知られている(PLAYBOOKS
「腰痛我慢すれば悪くなる」,株式会社青春出版社刊,
著者 五味雅吉)。すなわち骨盤を構成する仙骨と一対
の腸骨の間に仙腸関節が存在し、この仙腸関節を支える
筋肉が萎縮の方向に引っ張られると、周囲の毛細血管を
圧迫して血液の通りを悪くし、その結果、筋肉組織細胞
に栄養分や酸素が充分行き渡らなくなり、組織の活性を
失い痛みなどを生じると言われている。
【0003】したがって上記不具合を引き起こさないた
めには、仙腸関節のずれを生じないように、組織細胞へ
栄養分と酸素の補給を充分に行う必要があり、それには
仙腸関節を支える筋肉のまんべんない運動が有効だと考
えられる。すなわち腰痛の防止または治療には仙腸関節
を適度に運動させることが必要であり、仙腸関節を動か
す整体治療やマッサージ、体操などを行うことが、腰痛
の予防および治療に効果があると知られるに至ってい
る。
【0004】例えば実公平3−3311号においては、
上記仙腸関節のずれを治療するための治療台が提案され
ており、整体士が手掌で押圧治療を施すに当たり、被症
者の横臥姿勢が良好に変移するように工夫された治療台
が開示されている。
【0005】しかしながら被症者が一人で正しい方法で
マッサージ治療や整体体操などを行うことは、現実的に
不可能であり(上記公報の技術においては治療する整体
士が必要である)、腰痛治療を受けたい被症者は施設の
整った病院や治療所におもむかなければならないという
不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、自宅などに置いて1人で腰痛の治療や予防の行える
骨盤治療装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
発明は、全身を仰向けに横たえるベッドと、上半身を該
ベッド上に固定する上半身固定手段、および左右の脚部
を別々に支持する脚部固定手段を備え、前記脚部固定手
段はベッド長さ方向へ往復移動する駆動手段に結合され
て往復移動自在に構成することを特徴とする。
【0008】また好ましくは、全身を仰向けに横たえる
ベッドを備えると共に、上半身を該ベッド上に固定する
上半身固定手段として、ベッドの左右側部に長さ方向に
位置移動可能な把持桿を設け、また左右の脚部を別々に
支持する脚部固定手段として足先固定部材を備え、さら
にベッド長さ方向に往復移動する往復作用桿を前記足先
固定部材に接合し、該往復作用桿は、連結桿およびクラ
ンク部材を介して、回転駆動手段に接続し、前記足先固
定部材をベッド長さ方向に往復移動自在に構成すること
を特徴とする。
【0009】さらに、左右にある脚部固定手段はベッド
長さ方向に沿って互いに前後逆方向、或いは同じ方向に
往復移動するように構成することが望ましい。
【0010】
【作用】本発明においては、被症者が仰向けに横たわる
ベッドが備えられ、このベッドには被症者の上半身を固
定する上半身固定手段と、被症者の両足をそれぞれ別々
に固定する脚部固定手段が前記上半身固定手段に分離し
て設けられ、さらに該脚部固定手段はそれぞれベッド長
さ方向に往復移動するように構成されているので、被症
者の上半身を固定した状態で、両足を身体長さ方向に牽
引または圧迫できる。この結果、被症者は1人で自らの
骨盤の仙腸関節を強制的に揺動運動させることができ、
該関節の周囲の筋肉組織を活性化して血行の流れを良好
に保つことができ、腰痛の治療または予防が可能とな
る。
【0011】また、上半身固定手段として位置移動が可
能な把持桿を採用することにより、被症者の身長の長短
に合わせて上半身の固定ができるようになる。さらに脚
部固定手段を往復移動させる手段として、往復作用桿、
連結桿、クランク部材および回転駆動手段(電動モータ
を含む)を採用することにより、家庭で容易に使用でき
る回転駆動手段(電動モータ)の動力を用いて脚部の牽
引運動および圧迫運動が行え、治療装置は簡単な構造で
安価に製造できることとなる。
【0012】一方、脚部固定手段をそれぞれ逆方向に往
復移動する構成とし、被症者の左右の脚部において牽引
運動と圧迫運動がそれぞれ相互に行われるようにする
と、仙腸関節は被症者が歩行しているのと同様の運動を
できることになり、被症者に無理を強いることなく腰痛
治療等が行える。
【0013】逆に左右の脚部固定手段を同時に同方向に
往復移動させると、仙腸関節へは強い牽引力または圧迫
力が負荷され、関節の揺動運動をさらに強力に行える。
【0014】
【実施例】図1は本発明骨盤治療装置の実施例を示す一
部破断平面図、図2は図1の側面説明図である。骨盤治
療装置1は身体を仰向けに横たえるベッド11と、上半
身の一部を固定する上半身固定手段9および被症者Mの
脚部M1を固定すると共に矢印X−Y方向に往復移動す
る一対の脚部固定手段3、3によって構成される。なお
前記ベッド11の頭側には延長板11aが伸縮自在に設
けられ、伸長の高い被症者Mが使用する場合に頭部がベ
ッド11の床面からはみ出ないように形成することが好
ましい。
【0015】一方、前記上半身固定手段9はベッド11
の左右側部に配置され、該固定手段9は、ベッド長さ方
向に配設されるレール18と該レール18上を移動可能
で且つ任意位置で固定できる把持桿19によって構成さ
れる。すなわち把持桿19は被症者Mの手M3によって
握られ、上半身が移動しないようベッド11上に固定す
る。上記把持桿19はレール18の上を滑らせて被症者
Mが腕を伸ばした状態で握れる位置に移動させ、この位
置で把持桿19を螺合締結手段(ネジ固定)やスナップ
手段によって固定する。なお上半身固定手段9の横にあ
る符号17は電気スイッチを示し、後述する駆動手段
(電動モータ2)を作動または非作動するのに使用す
る。
【0016】他方、前記ベッド11の下方部には図2に
示すように下部台12を設け、該下部台12には前記脚
部固定手段3、3を稼働させるために設ける駆動手段と
しての往復作用桿24や電動モータ2などを配設する
(後に図3によって説明する)。またベッド11の上面
には脚部固定手段3として一対の足先固定部材30、3
0が、ガイド孔13を貫通して突設され、該足先固定部
材30の後側には断面がT字形の補強部材31を取付
け、この補強部材31の下端縁は下部台12に至らせし
め、その下端には回転自在なローラ32を配設する(該
ローラ32は下部台12に形成した溝12a内に嵌装さ
れ、横方向へのずれ移動が規制される)。
【0017】即ち図3に示すように足先固定部材30の
裏側には鋼製の補強部材31が取付けられ、該補強部材
31の下端にはベッド長さ方向に沿って回転自在なロー
ラ32が軸支されると共に、該補強部材31の一部には
往復作用桿24が接合される。該往復作用桿24は下部
台に固定された支承部材27に往復移動自在(矢印方
向)に支持され、その端部には支軸26を介して連結桿
23が揺動自在に軸支される。
【0018】また前記連結桿23の他端はクランク部材
22aの先端軸25bに回転自在に接続され、該クラン
ク部材22aの主軸25aはプーリ22に連結される。
さらに該主軸25aは下部台に固定される支承部材22
bに軸支されており、駆動ベルト21によって回転され
るプーリ22の回転はクランク部材22aを矢印方向に
回転するように伝達される。なお前記駆動ベルト21は
図1に示す通り駆動プーリ20を介して電動モータ2に
接続されている。
【0019】他方、上記プーリ22には、180度対峙
する位置に2つのクランク部材22a,22aが配設さ
れており、これらは図3に示す駆動機構を介してそれぞ
れの足先固定部材30、30(図1参照)に連結され、
以下に詳述する往復運動を行う(図1ないし図3に示す
例においては、左右の脚部固定部材3、3は逆方向へ相
互に往復運動する)。
【0020】すなわち電動モータ2が駆動されると、プ
ーリ20および駆動ベルト21を介してプーリ22を回
転し、これによりクランク部材22aを主軸25aを中
心にして回動する。そしてクランク部材22aの先端軸
25bの回転により、連結桿23の端部を変移させ、こ
の変移を往復作用桿24に伝達する。このとき往復作用
桿24は支承部材27によって上下方向および左右方向
への動きが規制されているので、往復作用桿24は矢印
に示す前後方向だけへ往復移動する。この往復移動長さ
はクランク部材22aの長さによって決定され、好まし
くは20mmから50mmの範囲とし、後述する通り脚
部への適正な牽引および圧迫を達成する。
【0021】前記往復作用桿24の往復動作は、これに
接合された足先固定部材30に伝達される。この足先固
定部材30には、固定帯33および踵固定具35を介し
て、被症者の足M1が固定されており、これによって脚
部の牽引または圧迫が行われる。その結果、骨盤の仙腸
関節は強制的に身体の長さ方向に揺動移動するように動
かされ、該関節の周囲の筋肉組織をも運動させて、筋肉
組織の疲労を解消させて血行を良くする。
【0022】図1ないし図3に示す実施例において、被
症者Mの左右の足M1は片方が圧迫運動のとき、他方が
牽引されるように、足先固定部材30、30は相互に逆
方向へ移動する構成を示しているが、図4(駆動手段の
平面説明図)に示すように足先固定部材30、30を同
方向へ往復移動する構成としても良い。この場合、クラ
ンク部材22a,22aをプーリ22の2側面に同じ角
度で取り付ければ良く、クランク部材22aの長さも同
じにすれば、足先固定部材30の往復移動ストロークを
も同じにできる。
【0023】他方、上記往復作用桿24やプーリ22の
配設位置は上記例のものに限定されるものではなく、図
5に示すように足先固定部材30の後側に配設するもの
であっても構わない。すなわち足先固定部材30の下部
にはレール43にそって滑動する移動子44を取り付け
ると共に、ベッド11にはガイド板4を立設させる。
【0024】そして足先固定部材30に接合される往復
作用桿24は、前記ガイド板4に設けた支承部材41で
その動き方向を規制し(前後方向の動きを除く他の動き
を規制する)、プーリ22の回転をクランク部材22a
および連結桿23を介して往復作用桿24の往復移動に
変換する。なお足先固定部材30が転倒しないように、
これにはガイド棒42をその上部に接合し、該ガイド棒
42はガイド板4を貫通して支持されることとする。ま
たプーリ22を駆動する電動モータ2はベッド11の余
剰空間に配設する。
【0025】また図6は脚部固定手段3の他の実施例を
示す一部平面説明図であり、左右の脚部固定手段3はそ
れぞれ矩形に形成され、2本のレール6、6上に係合さ
れ、矢印方向に沿って往復移動自在に構成される。各脚
部固定手段3上の端部には足先固定部材30が突設され
ると共に、締めつけおよび解除ができる固定帯51、5
1が取り付けられ、足M1はこれらによって脚部固定手
段3の上に固定される。これら脚部固定手段3、3は、
前述した往復作用桿24などによって往復移動され、被
症者骨盤の仙腸関節の運動を行う。
【0026】上記脚部固定手段3、3による足M1の牽
引運動と圧迫運動において、牽引頂点から圧迫頂点まで
変移する時間は、4秒から20秒の範囲内とすることが
好ましく、4秒未満だと急激な移動に体がついて行け
ず、20秒を超えると牽引または圧迫時間が長すぎて体
に無理がかかる。また牽引頂点から圧迫頂点まで変移す
るストロークは、装置に脚部などを固定したときのずれ
誤差や機械の遊び誤差を勘案して20mmから70mm
の範囲とすることが推奨される。
【0027】本発明は、以上の実施例に限定されるもの
ではなく、ベッド11の延長板11aをスライド式や9
0度または180度反転式にしたものを採用したもので
あっても良く、さらに上記電動モータの回転力を利用し
て、ベッド中央部に複数の回転円盤を配設し、併せて被
症者の背中をマッサージできる機能を付加したものであ
っても良い。また脚部固定手段3を往復移動させる駆動
手段は、回転力を必要としない往復動シリンダ(油圧式
または空気圧式)を採用したものであっても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、被症者の上半身を固定した状態で、脚部を身体長さ
方向へ牽引運動または圧迫運動でき、骨盤の仙腸関節を
揺動運動させ、腰痛の治療および腰痛発生の予防ができ
ることとなった。この仙腸関節の揺動運動は、被症者が
ベッドに仰向けに横たわって電動モータなどの駆動装置
を作動させるだけで足りるので、被症者1人で行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部破断平面図である。
【図2】図1の側面説明図である。
【図3】図1、図2に示す駆動手段の具体的な斜視説明
図である。
【図4】本発明における他の駆動手段を示す平面説明図
である。
【図5】本発明における他の駆動手段を示す平面説明図
である。
【図6】本発明における他の脚部固定手段を示す平面説
明図である。
【符号の説明】
1 骨盤治療装置 2 電動モータ 3 脚部固定手段 9 上半身固定手段 11 ベッド 22 プーリ 22a クランク部材 23 連結桿 24 往復作用桿 27 支承部材 30 足先固定部材 31 補強部材 33 固定帯 34 バックル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全身を仰向けに横たえるベッドと、上半
    身を該ベッド上に固定する上半身固定手段、および左右
    の脚部を別々に支持する脚部固定手段を備え、前記脚部
    固定手段はベッド長さ方向へ往復移動する駆動手段に結
    合されて往復移動自在に構成されていることを特徴とす
    る骨盤治療装置。
  2. 【請求項2】 全身を仰向けに横たえるベッドが備えら
    れると共に、上半身を該ベッド上に固定する上半身固定
    手段として、ベッドの左右側部に長さ方向に位置移動可
    能な把持桿が設けられ、また左右の脚部を別々に支持す
    る脚部固定手段として足先固定部材が備えられ、さらに
    ベッド長さ方向に往復移動する往復作用桿が前記足先固
    定部材に接合され、該往復作用桿は、連結桿およびクラ
    ンク部材を介して、回転駆動手段に接続され、前記足先
    固定部材はベッド長さ方向に往復移動自在に構成されて
    いることを特徴とする骨盤治療装置。
  3. 【請求項3】 左右にある脚部固定手段はベッド長さ方
    向に沿って互いに前後逆方向に往復移動するように構成
    されている請求項1または2のいずれかに記載の骨盤治
    療装置。
  4. 【請求項4】 左右にある脚部固定手段はベッド長さ方
    向に沿って前後同方向に往復移動するように構成されて
    いる請求項1または2のいずれかに記載の骨盤治療装
    置。
JP6319023A 1994-11-28 1994-11-28 骨盤治療装置 Pending JPH08150161A (ja)

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JP6319023A JPH08150161A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 骨盤治療装置

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JP6319023A JPH08150161A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 骨盤治療装置

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JP6319023A Pending JPH08150161A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 骨盤治療装置

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JP (1) JPH08150161A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003126190A (ja) * 2001-10-26 2003-05-07 Me System:Kk 関節治療装置
KR100446866B1 (ko) * 2002-01-10 2004-09-07 (주)대연이엔지 골반 교정장치
JP2008054725A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Yasunori Hori ベッド

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