JPH08150127A - 血圧計用カフ - Google Patents
血圧計用カフInfo
- Publication number
- JPH08150127A JPH08150127A JP6294150A JP29415094A JPH08150127A JP H08150127 A JPH08150127 A JP H08150127A JP 6294150 A JP6294150 A JP 6294150A JP 29415094 A JP29415094 A JP 29415094A JP H08150127 A JPH08150127 A JP H08150127A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cuff
- antibacterial
- cloth
- pressurized air
- living body
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カフの悪臭問題を解決する血圧計用カフを提
供することである。 【構成】 加圧空気を収容する空気袋1は、外側布6a
と内側布6bを有し、身体に接触する少なくとも内側布
6bが抗菌布からなる。 【作用】 空気袋1(即ち内側布6b)に汗や皮脂等が
吸収されたり付着しても、抗菌布6bにより細菌類の繁
殖が抑制され、悪臭が防止される。
供することである。 【構成】 加圧空気を収容する空気袋1は、外側布6a
と内側布6bを有し、身体に接触する少なくとも内側布
6bが抗菌布からなる。 【作用】 空気袋1(即ち内側布6b)に汗や皮脂等が
吸収されたり付着しても、抗菌布6bにより細菌類の繁
殖が抑制され、悪臭が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗菌化された血圧計用
カフに関する。
カフに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、血圧計において、腕用ではカフ
を腕に、指用ではカフを指に、手首用ではカフを手首に
装着して血圧を測定する。
を腕に、指用ではカフを指に、手首用ではカフを手首に
装着して血圧を測定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
血圧計では、カフに抗菌対策が施されていないため、何
度も使用しているうちにカフに汗や皮脂等が吸収された
り付着し、それに細菌類が繁殖し、悪臭を放つという問
題点がある。本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、カフの悪臭問題を解決する血圧計用カフ
を提供することを目的としている。
血圧計では、カフに抗菌対策が施されていないため、何
度も使用しているうちにカフに汗や皮脂等が吸収された
り付着し、それに細菌類が繁殖し、悪臭を放つという問
題点がある。本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、カフの悪臭問題を解決する血圧計用カフ
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の血圧計用カフは、生体部位に装着されて加
圧空気が導入されることで生体部位を圧迫する加圧空気
収容体の少なくとも生体に接触する部分に抗菌材を設け
たことを特徴とする。
に、本発明の血圧計用カフは、生体部位に装着されて加
圧空気が導入されることで生体部位を圧迫する加圧空気
収容体の少なくとも生体に接触する部分に抗菌材を設け
たことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明のカフでは、少なくとも生体に接触する
部分に抗菌材が施されているので、カフに汗や皮脂等が
吸収されたり付着しても、抗菌材により細菌類の繁殖が
抑制され、悪臭が防止される。
部分に抗菌材が施されているので、カフに汗や皮脂等が
吸収されたり付着しても、抗菌材により細菌類の繁殖が
抑制され、悪臭が防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の血圧計用カフを実施例に基づ
いて説明する。一実施例のカフとして手首用カフの上面
図を図1に、側面図を図2に示す。この手首用カフは、
加圧空気を収容する空気袋(加圧空気収容体)1と、こ
の空気袋1の上部に設けられ、血圧計本体の加圧手段
(加圧ポンプ)に接続される加圧空気出入口を覆うカバ
ー2と、カバー2に取付けられ、加圧空気出入口に連通
するプラグ3と、空気袋1を円形状に保持するカーラ4
と、空気袋1の一端に連続するバイヤステープ5とを備
える。
いて説明する。一実施例のカフとして手首用カフの上面
図を図1に、側面図を図2に示す。この手首用カフは、
加圧空気を収容する空気袋(加圧空気収容体)1と、こ
の空気袋1の上部に設けられ、血圧計本体の加圧手段
(加圧ポンプ)に接続される加圧空気出入口を覆うカバ
ー2と、カバー2に取付けられ、加圧空気出入口に連通
するプラグ3と、空気袋1を円形状に保持するカーラ4
と、空気袋1の一端に連続するバイヤステープ5とを備
える。
【0007】空気袋1は、その外側(身体との非接触面
側)が外側布6aとなり、内側(身体との接触面側)が
内側布6bとなっている。又、プラグ3には血圧計本体
の加圧ポンプからの加圧空気を空気袋1内に送るための
チューブ7が接続されると共に、空気袋1の外側布6a
の適所には面ファスナ8が、これに対応してバイヤステ
ープ5の内面には面ファスナ9が設けられている。
側)が外側布6aとなり、内側(身体との接触面側)が
内側布6bとなっている。又、プラグ3には血圧計本体
の加圧ポンプからの加圧空気を空気袋1内に送るための
チューブ7が接続されると共に、空気袋1の外側布6a
の適所には面ファスナ8が、これに対応してバイヤステ
ープ5の内面には面ファスナ9が設けられている。
【0008】このようなカフの構造自体は従来と同様の
ものであるが、本発明の特徴は空気袋1に抗菌材が施さ
れていることである。この実施例では、空気袋1の少な
くとも身体と接触する部分、例えば内側布6bのみに、
或いは外側布6aと内側布6bの両方に抗菌材を施せば
よい。抗菌材としては、抗菌布、抗菌ゴム等が示され
る。抗菌布には、例えば抗菌剤として抗菌性ゼオライト
を練り込んだナイロン糸で織った布、抗菌性ゼオライト
を練り込んだポリ塩化ビニルをコーティングした布等が
ある。抗菌ゴムには、例えば抗菌性ゼオライトを練り込
んだシリコンゴムがある。ここで、抗菌剤としての抗菌
性ゼオライトは、周知のように化学名がアルミノ硅酸塩
で、その中に含まれる金属イオン(例えばAg,Zn,
Cu等)が細菌類(大腸菌、肺炎かん菌、尿素分解菌、
黄色ブドウ状球菌等)に対して優れた抗菌効果を発揮す
るものであり、その構造式は、XM2/n O・Al2 O3
・YSiO2 ・ZH2 O(この式で、X及びYはAl2
O3 を基準として1とした場合の金属酸化物及びシリカ
の係数であり、Zは結晶水の係数を表している。更にn
は金属の原子価を表している。)で表される。又、その
化学式は、例えばAg2 O、及びNa2 O・Al2 O 3
・2SiO2 ・ZH2 Oで表される。この抗菌性ゼオラ
イトの他に使用可能な抗菌剤としては、有機系抗菌剤、
例えばTBZ(チアベンタゾール)がある。
ものであるが、本発明の特徴は空気袋1に抗菌材が施さ
れていることである。この実施例では、空気袋1の少な
くとも身体と接触する部分、例えば内側布6bのみに、
或いは外側布6aと内側布6bの両方に抗菌材を施せば
よい。抗菌材としては、抗菌布、抗菌ゴム等が示され
る。抗菌布には、例えば抗菌剤として抗菌性ゼオライト
を練り込んだナイロン糸で織った布、抗菌性ゼオライト
を練り込んだポリ塩化ビニルをコーティングした布等が
ある。抗菌ゴムには、例えば抗菌性ゼオライトを練り込
んだシリコンゴムがある。ここで、抗菌剤としての抗菌
性ゼオライトは、周知のように化学名がアルミノ硅酸塩
で、その中に含まれる金属イオン(例えばAg,Zn,
Cu等)が細菌類(大腸菌、肺炎かん菌、尿素分解菌、
黄色ブドウ状球菌等)に対して優れた抗菌効果を発揮す
るものであり、その構造式は、XM2/n O・Al2 O3
・YSiO2 ・ZH2 O(この式で、X及びYはAl2
O3 を基準として1とした場合の金属酸化物及びシリカ
の係数であり、Zは結晶水の係数を表している。更にn
は金属の原子価を表している。)で表される。又、その
化学式は、例えばAg2 O、及びNa2 O・Al2 O 3
・2SiO2 ・ZH2 Oで表される。この抗菌性ゼオラ
イトの他に使用可能な抗菌剤としては、有機系抗菌剤、
例えばTBZ(チアベンタゾール)がある。
【0009】この実施例では、そのような抗菌性ゼオラ
イトを含有する抗菌布(又は抗菌ゴム)を空気袋1の内
側布6bとして、又は外側布6aと内側布6bとして使
用すればよい。別実施例に係る指用カフの要部断面図を
図3に示す。この指用カフは、長尺状の固定用フィルム
11上に、加圧空気出入口14を有するカフ下部12を
固着し、このカフ下部12上にカフ上部13を伸縮自在
に接着したものを、フィルム11が外周に位置するよう
に円筒状に巻き、フィルム11を固定用テープ15で固
定したものであり、フィルム11、カフ下部12及びカ
フ上部13で加圧空気収容体が構成されるが、この構造
自体は従来周知のものである。この指用カフでは、加圧
空気はカフ下部12とカフ上部13との空隙に導入さ
れ、カフ上部13の伸縮部が膨張することで指が圧迫さ
れる。この指用カフでは、例えば指との接触部分である
カフ上部13に前記の抗菌ゴムを使用することにより、
抗菌化することができる。
イトを含有する抗菌布(又は抗菌ゴム)を空気袋1の内
側布6bとして、又は外側布6aと内側布6bとして使
用すればよい。別実施例に係る指用カフの要部断面図を
図3に示す。この指用カフは、長尺状の固定用フィルム
11上に、加圧空気出入口14を有するカフ下部12を
固着し、このカフ下部12上にカフ上部13を伸縮自在
に接着したものを、フィルム11が外周に位置するよう
に円筒状に巻き、フィルム11を固定用テープ15で固
定したものであり、フィルム11、カフ下部12及びカ
フ上部13で加圧空気収容体が構成されるが、この構造
自体は従来周知のものである。この指用カフでは、加圧
空気はカフ下部12とカフ上部13との空隙に導入さ
れ、カフ上部13の伸縮部が膨張することで指が圧迫さ
れる。この指用カフでは、例えば指との接触部分である
カフ上部13に前記の抗菌ゴムを使用することにより、
抗菌化することができる。
【0010】なお、上記実施例では、手首用カフと指用
カフを示したが、腕用カフも同様に抗菌材を施せばよ
い。
カフを示したが、腕用カフも同様に抗菌材を施せばよ
い。
【0011】
【発明の効果】本発明の血圧計用カフは、加圧空気収容
体の少なくとも生体に接触する部分に抗菌材を設けたた
め、カフに吸収されたり付着した汗や皮脂等に細菌類が
繁殖するのが抑制され、それにより悪臭を防止できる。
体の少なくとも生体に接触する部分に抗菌材を設けたた
め、カフに吸収されたり付着した汗や皮脂等に細菌類が
繁殖するのが抑制され、それにより悪臭を防止できる。
【図1】一実施例に係る手首用カフの上面図である。
【図2】図1に示す手首用カフの側面図である。
【図3】別実施例に係る指用カフの要部断面図である。
1 空気袋(加圧空気収容体) 6a 外側布 6b 内側布 12 カフ下部 13 カフ上部
Claims (3)
- 【請求項1】生体部位に装着されて加圧空気が導入され
ることで生体部位を圧迫する加圧空気収容体の少なくと
も生体に接触する部分に抗菌材を設けたことを特徴とす
る血圧計用カフ。 - 【請求項2】前記抗菌材は、抗菌布であることを特徴と
する請求項1記載の血圧計用カフ。 - 【請求項3】前記抗菌材は、抗菌ゴムであることを特徴
とする請求項1記載の血圧計用カフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6294150A JPH08150127A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 血圧計用カフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6294150A JPH08150127A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 血圧計用カフ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08150127A true JPH08150127A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17803961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6294150A Pending JPH08150127A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 血圧計用カフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08150127A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329162A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Fukuda Denshi Co Ltd | 指用カフ |
JP2010200893A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Terumo Corp | 血圧計及びその製造方法 |
JP2011072414A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Terumo Corp | 電子血圧計 |
JP2011125628A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Terumo Corp | 電子血圧計 |
JP2013502940A (ja) * | 2009-08-28 | 2013-01-31 | ユーピー メッド ゲーエムベーハー | 血圧測定装置及び生物の血圧を測定する方法 |
US8998817B2 (en) | 2009-08-28 | 2015-04-07 | Up-Med Gmbh | Blood pressure measuring device and method for measuring the blood pressure of a living being |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP6294150A patent/JPH08150127A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329162A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Fukuda Denshi Co Ltd | 指用カフ |
JP4559119B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2010-10-06 | フクダ電子株式会社 | 指用カフ |
JP2010200893A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Terumo Corp | 血圧計及びその製造方法 |
JP2013502940A (ja) * | 2009-08-28 | 2013-01-31 | ユーピー メッド ゲーエムベーハー | 血圧測定装置及び生物の血圧を測定する方法 |
US8998817B2 (en) | 2009-08-28 | 2015-04-07 | Up-Med Gmbh | Blood pressure measuring device and method for measuring the blood pressure of a living being |
JP2011072414A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Terumo Corp | 電子血圧計 |
JP2011125628A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Terumo Corp | 電子血圧計 |
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