JPH08150094A - 入浴補助装置 - Google Patents
入浴補助装置Info
- Publication number
- JPH08150094A JPH08150094A JP6321759A JP32175994A JPH08150094A JP H08150094 A JPH08150094 A JP H08150094A JP 6321759 A JP6321759 A JP 6321759A JP 32175994 A JP32175994 A JP 32175994A JP H08150094 A JPH08150094 A JP H08150094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neck
- bathtub
- person
- bather
- floating device
- Prior art date
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- Pending
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、寝たきりの老人などの首の安定
が悪くなった要介護者を1人の介添えで安全に入浴させ
ることができる安価でかつ取扱が容易で、浴室の改造な
どを必要としない簡便な要介護者用の入浴補助装置を提
供することを目的とするものである。 【構成】 寝たきり老人などの介護を要する入浴者1
の首下に配して首受け浮き装置2と、入浴者の後方で固
定する固着装置3とからなり、首受け浮き装置2は顎下
で首を嵌合させるU字型形状に形成された空気浮き4を
肌触りを考慮した布製の袋で覆って形成してある。固定
装置3は、入浴者(要介護者)の後方に配して設置する
ものであり、浴槽の内面に配置させる吸着性滑り止めマ
ット8と、連結材9とからなり、連結材9によって要介
護者の顎下に配した首受け浮き装置2と長さ調整自在に
連結されている。
が悪くなった要介護者を1人の介添えで安全に入浴させ
ることができる安価でかつ取扱が容易で、浴室の改造な
どを必要としない簡便な要介護者用の入浴補助装置を提
供することを目的とするものである。 【構成】 寝たきり老人などの介護を要する入浴者1
の首下に配して首受け浮き装置2と、入浴者の後方で固
定する固着装置3とからなり、首受け浮き装置2は顎下
で首を嵌合させるU字型形状に形成された空気浮き4を
肌触りを考慮した布製の袋で覆って形成してある。固定
装置3は、入浴者(要介護者)の後方に配して設置する
ものであり、浴槽の内面に配置させる吸着性滑り止めマ
ット8と、連結材9とからなり、連結材9によって要介
護者の顎下に配した首受け浮き装置2と長さ調整自在に
連結されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝たきりの老人や身体
に不自由をきたしている人で一人で入浴するのが困難な
人を介護あるいは介添えしながら入浴させる際に使用す
る入浴補助装置に関するものであり、詳しくは首がぐら
ついて首を支えながら入浴させる必要があるような人
(以下、要介護者と言う)を安全に入浴させることがで
きる簡便な入浴補助装置に関するものである。
に不自由をきたしている人で一人で入浴するのが困難な
人を介護あるいは介添えしながら入浴させる際に使用す
る入浴補助装置に関するものであり、詳しくは首がぐら
ついて首を支えながら入浴させる必要があるような人
(以下、要介護者と言う)を安全に入浴させることがで
きる簡便な入浴補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、寝たきりの老人や身体に不自由を
きたしている人は、首が安定しない人が多く、入浴の際
には、介護者の1名は湯船の中で要介護者の首がお湯の
中に倒れ込まないように頭をしっかりと支えておいて、
万一老人などが浴槽の中で誤ってお湯を飲んだり、お湯
で息が詰まったするような事故がないように介添えとし
て2名を必要としていた。
きたしている人は、首が安定しない人が多く、入浴の際
には、介護者の1名は湯船の中で要介護者の首がお湯の
中に倒れ込まないように頭をしっかりと支えておいて、
万一老人などが浴槽の中で誤ってお湯を飲んだり、お湯
で息が詰まったするような事故がないように介添えとし
て2名を必要としていた。
【0003】一方、我が国は高齢化が進み、介護を必要
とする側が増加するとともに、付き添って介護をする側
も高齢者になっていくことが必至であり、介護出来る人
が少なくなって1人に対して介護者2名が入浴の都度介
添えとしてその場に参加するのが困難になったり、ある
いは介護する側の人も高齢者が担当しなければならない
時期がやがておとずれることが予想される。
とする側が増加するとともに、付き添って介護をする側
も高齢者になっていくことが必至であり、介護出来る人
が少なくなって1人に対して介護者2名が入浴の都度介
添えとしてその場に参加するのが困難になったり、ある
いは介護する側の人も高齢者が担当しなければならない
時期がやがておとずれることが予想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように高齢化社会
が進行する中にあって、寝たきり老人の入浴時の介護は
介護する側にとっても大きな負担になっており、深刻な
問題であった。
が進行する中にあって、寝たきり老人の入浴時の介護は
介護する側にとっても大きな負担になっており、深刻な
問題であった。
【0005】一方、寝たきりの老人を安全に入浴させる
補助装置として、老人をベルトなどで支えながら移動さ
せるトランスファー等と呼ばれている吊り下げ式の移動
装置などが提供されているが、装置が大がかりで高価に
なってしまうとともに、浴室自体を改造して設置せねば
ならない。また浴室を広くしないと設置できないととも
に、操作が複雑で誰でもが簡単に設置したり操作できる
ものではなかった。
補助装置として、老人をベルトなどで支えながら移動さ
せるトランスファー等と呼ばれている吊り下げ式の移動
装置などが提供されているが、装置が大がかりで高価に
なってしまうとともに、浴室自体を改造して設置せねば
ならない。また浴室を広くしないと設置できないととも
に、操作が複雑で誰でもが簡単に設置したり操作できる
ものではなかった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、寝たきりの老人などの首の安定が悪く
なった要介護者を1人の介添えで安全に入浴させること
ができる安価でかつ取扱が容易で、浴室の改造などを必
要としない簡便な要介護者用の入浴補助装置を提供する
ことを目的とするものである。
れたものであり、寝たきりの老人などの首の安定が悪く
なった要介護者を1人の介添えで安全に入浴させること
ができる安価でかつ取扱が容易で、浴室の改造などを必
要としない簡便な要介護者用の入浴補助装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、寝たきり老人などの介護を要する入浴者
の首下に配して顔面がお湯中に倒れ込むのを防止する首
受け浮き装置と、上記首受け浮き装置を浴槽の縁あるい
は内面もしくは浴室壁面など入浴者の後方の安定した位
置に固定する固着装置とからなることを特徴とする要介
護者用の入浴補助装置である。
に、本発明は、寝たきり老人などの介護を要する入浴者
の首下に配して顔面がお湯中に倒れ込むのを防止する首
受け浮き装置と、上記首受け浮き装置を浴槽の縁あるい
は内面もしくは浴室壁面など入浴者の後方の安定した位
置に固定する固着装置とからなることを特徴とする要介
護者用の入浴補助装置である。
【0008】また、請求項2の本発明は、上記首受け浮
き装置が、顎下で首を嵌合させるU字型に形成された空
気浮きからなることを特徴とするものである。
き装置が、顎下で首を嵌合させるU字型に形成された空
気浮きからなることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項3の発明は、上記固定装置
が、表面が滑り止めの凹凸表面に形成され、裏面が浴槽
内面に吸着される吸着性滑り止めマットと、該吸着性滑
り止めマットと首受け浮き装置を連結する連結材とから
なることを特徴とするものである。
が、表面が滑り止めの凹凸表面に形成され、裏面が浴槽
内面に吸着される吸着性滑り止めマットと、該吸着性滑
り止めマットと首受け浮き装置を連結する連結材とから
なることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4の本発明は、上記固定装置
が、浴槽の縁あるいは内面もしくは浴室壁面など浴槽内
面に吸着させる吸盤部材と、該吸盤部材と首受け浮き装
置を連結する連結材とからなることを特徴とするもので
ある。
が、浴槽の縁あるいは内面もしくは浴室壁面など浴槽内
面に吸着させる吸盤部材と、該吸盤部材と首受け浮き装
置を連結する連結材とからなることを特徴とするもので
ある。
【0011】
【作用】従って、本発明の入浴補助装置は、首受け浮き
装置で寝たきり老人などの介護を要する入浴者の顔面が
お湯中に倒れ込むのを防止して入浴させることができる
とともに、上記首受け浮き装置を固定装置によって浴槽
の縁あるいは内面もしくは浴室壁面など入浴者の後方の
安定した位置に固定するようにされているので、入浴者
の頭を別の人が支えておかなくても、首受け装置で支え
ておくことにより介添え人が1名であっても寝たきり老
人などの要介護者の頭を浴槽の中でしっかりと支えて入
浴させることができるようになる。
装置で寝たきり老人などの介護を要する入浴者の顔面が
お湯中に倒れ込むのを防止して入浴させることができる
とともに、上記首受け浮き装置を固定装置によって浴槽
の縁あるいは内面もしくは浴室壁面など入浴者の後方の
安定した位置に固定するようにされているので、入浴者
の頭を別の人が支えておかなくても、首受け装置で支え
ておくことにより介添え人が1名であっても寝たきり老
人などの要介護者の頭を浴槽の中でしっかりと支えて入
浴させることができるようになる。
【0012】また、請求項2の場合には、上記首受け浮
き装置を、顎下で首を嵌合させるU字型形状に形成され
た空気浮きから構成しているので、首を無理に締めつけ
ないで適度のクッション性をもたせて頭を支持させるこ
とが可能であり、さらに、空気浮き袋で構成しているの
で使わない時には空気を抜いて小さくして取り扱うこと
ができるので邪魔にならずコンパクトな状態で収納させ
ておくことができる。
き装置を、顎下で首を嵌合させるU字型形状に形成され
た空気浮きから構成しているので、首を無理に締めつけ
ないで適度のクッション性をもたせて頭を支持させるこ
とが可能であり、さらに、空気浮き袋で構成しているの
で使わない時には空気を抜いて小さくして取り扱うこと
ができるので邪魔にならずコンパクトな状態で収納させ
ておくことができる。
【0013】また、請求項3の場合には、上記入浴補助
装置における固定装置を、表面が滑り止めの凹凸表面に
形成され、裏面が浴槽内面に吸着される吸着性滑り止め
マットで構成して、該吸着性滑り止めマットと首受け浮
き装置を連結材で連結するように形成してあるので、入
浴しているときに背中が浴槽内壁面で滑るのを防いで首
や頭を支えるだけでなく背中の滑りなども防止して、よ
り安定した状態にして入浴させることが出来るようにな
る。
装置における固定装置を、表面が滑り止めの凹凸表面に
形成され、裏面が浴槽内面に吸着される吸着性滑り止め
マットで構成して、該吸着性滑り止めマットと首受け浮
き装置を連結材で連結するように形成してあるので、入
浴しているときに背中が浴槽内壁面で滑るのを防いで首
や頭を支えるだけでなく背中の滑りなども防止して、よ
り安定した状態にして入浴させることが出来るようにな
る。
【0014】また、請求項4の場合には、上記入浴補助
装置における固定装置を、浴槽の縁あるいは内面もしく
は浴室壁面など浴槽内面に吸着させる吸盤部材と、該吸
盤部材と首受け浮き装置を連結する連結材とで構成して
いるので、固定装置がコンパクトにできるので小さな浴
槽にでも取り付けることができるものであり、浴槽や浴
室のサイズに関係なく、最も安定する位置を選んで設置
することができる。
装置における固定装置を、浴槽の縁あるいは内面もしく
は浴室壁面など浴槽内面に吸着させる吸盤部材と、該吸
盤部材と首受け浮き装置を連結する連結材とで構成して
いるので、固定装置がコンパクトにできるので小さな浴
槽にでも取り付けることができるものであり、浴槽や浴
室のサイズに関係なく、最も安定する位置を選んで設置
することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明をその一実施例を示している図
1および図2、図3、図4に従って説明する。本発明
は、例えば図1に示すように寝たきり老人などの介護を
要する入浴者1の首下に配して首受け浮き装置2と、上
記浮き装置2を浴槽の縁あるいは内面もしくは浴室壁面
など入浴者の後方の安定した位置に固定する固着装置3
とからなり、首受け浮き装置2は、図2および図3に示
すように顎下で首を嵌合させるU字型形状に形成された
空気浮き4を肌触りを考慮した布製の袋5で覆って形成
してあり、頭をお湯の中で浮かべておけるだけの浮力を
得ることができるサイズに形成されている。
1および図2、図3、図4に従って説明する。本発明
は、例えば図1に示すように寝たきり老人などの介護を
要する入浴者1の首下に配して首受け浮き装置2と、上
記浮き装置2を浴槽の縁あるいは内面もしくは浴室壁面
など入浴者の後方の安定した位置に固定する固着装置3
とからなり、首受け浮き装置2は、図2および図3に示
すように顎下で首を嵌合させるU字型形状に形成された
空気浮き4を肌触りを考慮した布製の袋5で覆って形成
してあり、頭をお湯の中で浮かべておけるだけの浮力を
得ることができるサイズに形成されている。
【0016】また、布製袋5は、ファスナー6等で空気
浮き4を出し入れできるようになっており、上記袋5の
両端部には、後述する固定装置3と連結するための接合
部7,7がそれぞれ設けられている。又、図5に図示し
ているように、空気浮き4の出し入れをU字型形状の両
側部に板状係合ファスナー6aで開閉できる開口部6b、6b
を形成して、この開口部6bから出し入れするようにする
とよい。
浮き4を出し入れできるようになっており、上記袋5の
両端部には、後述する固定装置3と連結するための接合
部7,7がそれぞれ設けられている。又、図5に図示し
ているように、空気浮き4の出し入れをU字型形状の両
側部に板状係合ファスナー6aで開閉できる開口部6b、6b
を形成して、この開口部6bから出し入れするようにする
とよい。
【0017】このように首受け浮き装置2として、U字
型形状に形成された空気浮き4を用いることによって、
頭が前に倒れ込んでお湯を飲んでしまうような事故や、
頭が横に倒れ込んで耳にお湯が入り込んでしまうような
事故を防ぐことができるようになる。また、空気浮き4
を用いることによって、空気圧を調整して入浴者1の体
格に応じて首を無理に締めつけないで適度のクッション
性をもたせて顎下に配することができるものである。
型形状に形成された空気浮き4を用いることによって、
頭が前に倒れ込んでお湯を飲んでしまうような事故や、
頭が横に倒れ込んで耳にお湯が入り込んでしまうような
事故を防ぐことができるようになる。また、空気浮き4
を用いることによって、空気圧を調整して入浴者1の体
格に応じて首を無理に締めつけないで適度のクッション
性をもたせて顎下に配することができるものである。
【0018】固定装置3は、図4および図6に示すよう
に、入浴者(要介護者)の後方に配して設置するもので
あり、具体的には図1の如く浴槽の内面に配置させる吸
着性滑り止めマット8と、連結材9とからなり、吸着性
滑り止めマット8は、表面が滑り止めの凹凸表面に形成
され、裏面が浴槽内面に吸着される吸盤を備えた柔軟性
を有するゴム製滑り止めマットで構成されている。吸着
性滑り止めマット8表面の突起体10,10は、背中の
形状に沿うように高さを変化させて設けておいてもよ
い。
に、入浴者(要介護者)の後方に配して設置するもので
あり、具体的には図1の如く浴槽の内面に配置させる吸
着性滑り止めマット8と、連結材9とからなり、吸着性
滑り止めマット8は、表面が滑り止めの凹凸表面に形成
され、裏面が浴槽内面に吸着される吸盤を備えた柔軟性
を有するゴム製滑り止めマットで構成されている。吸着
性滑り止めマット8表面の突起体10,10は、背中の
形状に沿うように高さを変化させて設けておいてもよ
い。
【0019】また、上記吸着性滑り止めマット8には、
図7に示すように浴槽の内壁面に吸着させる吸盤11、
11が設けられており、浴槽に吸着させてマット本体が
ずれ動くのを防止するとともに、連結材9で接合した首
受け浮き装置2を固定するだけの固着力で発揮できるサ
イズや数量を設けておく。上記吸着性滑り止めマット8
には、両側に連結材9を取り付ける取付け穴12が設け
られている。
図7に示すように浴槽の内壁面に吸着させる吸盤11、
11が設けられており、浴槽に吸着させてマット本体が
ずれ動くのを防止するとともに、連結材9で接合した首
受け浮き装置2を固定するだけの固着力で発揮できるサ
イズや数量を設けておく。上記吸着性滑り止めマット8
には、両側に連結材9を取り付ける取付け穴12が設け
られている。
【0020】連結材9は、上記吸着性滑り止めマット8
と首受け浮き装置2を連結するものであり、首受け浮き
装置2の布製袋5の接合部7,7にそれぞれ連結すると
ともに、吸着性滑り止めマット8の取付け穴12を接続
して入浴者1の顎下に配置した浮き装置2を確実に浴槽
内面に配した滑り止めマット8に強固に接合固定するこ
とにより首を安定支持するもので長さ調整できるように
形成されている。
と首受け浮き装置2を連結するものであり、首受け浮き
装置2の布製袋5の接合部7,7にそれぞれ連結すると
ともに、吸着性滑り止めマット8の取付け穴12を接続
して入浴者1の顎下に配置した浮き装置2を確実に浴槽
内面に配した滑り止めマット8に強固に接合固定するこ
とにより首を安定支持するもので長さ調整できるように
形成されている。
【0021】上記吸盤部材13には、連結材9と接続す
る接合金具14が設けられている。この吸盤装置13
は、接合金具14と連結材9とを用いて首受け浮き装置
2を浴槽の内面のほか、浴槽の縁または浴室壁面など入
浴者の後方の安定した位置から固定するものである。
る接合金具14が設けられている。この吸盤装置13
は、接合金具14と連結材9とを用いて首受け浮き装置
2を浴槽の内面のほか、浴槽の縁または浴室壁面など入
浴者の後方の安定した位置から固定するものである。
【0022】次にこのように構成された入浴補助装置の
使用方法について説明する。まず、U字型形状に形成さ
れた空気浮き4を膨らませて適度の大きさにしておき、
寝たきり老人などのこれから入浴しようとしている要介
護者の顎の下に、上記空気浮きのU字形の部分を顎下の
首部分が嵌入するように手前側から配設して頭を浮き装
置2によって支える。
使用方法について説明する。まず、U字型形状に形成さ
れた空気浮き4を膨らませて適度の大きさにしておき、
寝たきり老人などのこれから入浴しようとしている要介
護者の顎の下に、上記空気浮きのU字形の部分を顎下の
首部分が嵌入するように手前側から配設して頭を浮き装
置2によって支える。
【0023】次に、浴槽Aのなかに上記空気浮き4を取
り付けた状態で要介護者を運び込み、浴槽の内面に吸着
させた吸着性滑り止めマット8と上記空気浮き4からな
る浮き装置2とを連結して浴槽内に座らせる。
り付けた状態で要介護者を運び込み、浴槽の内面に吸着
させた吸着性滑り止めマット8と上記空気浮き4からな
る浮き装置2とを連結して浴槽内に座らせる。
【0024】この時、要介護者の頭は、首受け浮き装置
2によって浴槽の中で浮かせた状態で支持されるので、
首が安定しない寝たきり老人のような介添えを必要にし
ていた人であっても不意に首がお湯Bの中に入ろうとし
ても空気浮き4によって浴槽の中に頭が沈む心配がな
く、身体を洗ってあげる場合においても首が倒れないか
どうかを心配する必要がなく、1人の介添えで安心して
入浴をさせることが可能となる。
2によって浴槽の中で浮かせた状態で支持されるので、
首が安定しない寝たきり老人のような介添えを必要にし
ていた人であっても不意に首がお湯Bの中に入ろうとし
ても空気浮き4によって浴槽の中に頭が沈む心配がな
く、身体を洗ってあげる場合においても首が倒れないか
どうかを心配する必要がなく、1人の介添えで安心して
入浴をさせることが可能となる。
【0025】また、入浴が終了すると空気浮き4から空
気を抜いて縮めた状態にして片づけることができるもの
であり、その後に健丈な人が入浴するときにも邪魔にな
ることがなく、コンパクトな状態で収納しておくことが
できる。
気を抜いて縮めた状態にして片づけることができるもの
であり、その後に健丈な人が入浴するときにも邪魔にな
ることがなく、コンパクトな状態で収納しておくことが
できる。
【0026】図8は、本発明の入浴補助装置の他の実施
例を示すものであり、上記固定装置の吸着性滑り止めマ
ット8に代えて、固定装置を浴槽の縁あるいは内面もし
くは浴室壁面など浴槽内面に吸着させる吸盤部材13
と、該吸盤部材13と首受け浮き装置2を連結する連結
材9とで構成されている。
例を示すものであり、上記固定装置の吸着性滑り止めマ
ット8に代えて、固定装置を浴槽の縁あるいは内面もし
くは浴室壁面など浴槽内面に吸着させる吸盤部材13
と、該吸盤部材13と首受け浮き装置2を連結する連結
材9とで構成されている。
【0027】図8の実施例は、固定装置3を簡便にして
安価に提供できるようにしたものであり、すでに滑り止
めマットを保有している場合や、浴槽の内面が滑り止め
の凹凸面にされているなどして、前記吸着性滑り止めマ
ット8は不要な場合に使用することができる安価タイプ
を示すものである。
安価に提供できるようにしたものであり、すでに滑り止
めマットを保有している場合や、浴槽の内面が滑り止め
の凹凸面にされているなどして、前記吸着性滑り止めマ
ット8は不要な場合に使用することができる安価タイプ
を示すものである。
【0028】本実施例の吸盤部材13は、充分な吸着力
を発揮するように大きなものを装備させており、これに
よって既存の浴槽の内面や縁もしくは浴室の内壁面に固
定させるものである。連結材9は長さ調整ができるよう
に形成されている。
を発揮するように大きなものを装備させており、これに
よって既存の浴槽の内面や縁もしくは浴室の内壁面に固
定させるものである。連結材9は長さ調整ができるよう
に形成されている。
【0029】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明は、介護を要す
る入浴者の首下に配して顔面がお湯中に倒れ込むのを防
止する首受け浮き装置と、上記首受け浮き装置を浴槽の
縁あるいは内面もしくは浴室壁面など入浴者の後方の安
定した位置に固定する固着装置とからなることを特徴と
する要介護者用の入浴補助装置であるので、首受け浮き
装置で寝たきり老人などの介護を要する入浴者の顔面が
お湯中に倒れ込むのを防止して入浴させることができる
とともに、上記首受け浮き装置を固定装置によって浴槽
の縁あるいは内面もしくは浴室壁面など入浴者の後方の
安定した位置に固定するようにされているので、介添人
が1人であっても、入浴者の頭を支えておかなくても首
受け装置で安定させて支えておくことにより安心して入
浴させることができるようになる。
る入浴者の首下に配して顔面がお湯中に倒れ込むのを防
止する首受け浮き装置と、上記首受け浮き装置を浴槽の
縁あるいは内面もしくは浴室壁面など入浴者の後方の安
定した位置に固定する固着装置とからなることを特徴と
する要介護者用の入浴補助装置であるので、首受け浮き
装置で寝たきり老人などの介護を要する入浴者の顔面が
お湯中に倒れ込むのを防止して入浴させることができる
とともに、上記首受け浮き装置を固定装置によって浴槽
の縁あるいは内面もしくは浴室壁面など入浴者の後方の
安定した位置に固定するようにされているので、介添人
が1人であっても、入浴者の頭を支えておかなくても首
受け装置で安定させて支えておくことにより安心して入
浴させることができるようになる。
【0030】また、本発明の入浴補助装置によれば、老
人ホームや病院あるいは自宅にある既存の浴槽や浴室の
壁面に取り付けて使用することが出来るので、大がかり
な浴室の改造が不要であり、安価にかつ簡便に寝たきり
老人などの要介護者を安心して入浴させることができ、
付き添える人が1人しかいなくても、このような要介護
者の顔が入浴中に不意にお湯の中に倒れ込む心配がな
い。
人ホームや病院あるいは自宅にある既存の浴槽や浴室の
壁面に取り付けて使用することが出来るので、大がかり
な浴室の改造が不要であり、安価にかつ簡便に寝たきり
老人などの要介護者を安心して入浴させることができ、
付き添える人が1人しかいなくても、このような要介護
者の顔が入浴中に不意にお湯の中に倒れ込む心配がな
い。
【0031】さらに、請求項2の場合には、首受け浮き
装置が、顎下で首を勘合させるU字型形状に形成された
空気浮きからなることを特徴としているので、首を無理
に締めつけないで適度のクッション性をもたせて頭を支
持させることが可能であり、かつ、使わない時には空気
を抜いて小さくして取り扱うことができるので邪魔にな
らずコンパクトな状態で収納させておくことができると
いう利点を有するものである。
装置が、顎下で首を勘合させるU字型形状に形成された
空気浮きからなることを特徴としているので、首を無理
に締めつけないで適度のクッション性をもたせて頭を支
持させることが可能であり、かつ、使わない時には空気
を抜いて小さくして取り扱うことができるので邪魔にな
らずコンパクトな状態で収納させておくことができると
いう利点を有するものである。
【0032】また、請求項3の場合には、固定装置が、
表面が滑り止めの凹凸表面に形成され、裏面が浴槽内面
に吸着される吸着性滑り止めマットと、該吸着性滑り止
めマットと首受け浮き装置を連結する連結材とからなる
ことを特徴としているので、入浴しているときに背中が
浴槽内壁面で滑るのを防いで首や頭を支えるだけでなく
背中の滑りなども防止して、より安定した状態にして入
浴させることができ、一層安定した状態で入浴させるこ
とができるという利点を有する。
表面が滑り止めの凹凸表面に形成され、裏面が浴槽内面
に吸着される吸着性滑り止めマットと、該吸着性滑り止
めマットと首受け浮き装置を連結する連結材とからなる
ことを特徴としているので、入浴しているときに背中が
浴槽内壁面で滑るのを防いで首や頭を支えるだけでなく
背中の滑りなども防止して、より安定した状態にして入
浴させることができ、一層安定した状態で入浴させるこ
とができるという利点を有する。
【0033】また、請求項4の場合には、固定装置が、
浴槽の縁あるいは内面もしくは浴室壁面など浴槽内面に
吸着させる吸盤部材と、該吸盤部材と首受け浮き装置を
連結する連結材とからなることを特徴としているので、
固定装置がコンパクトにできるので小さな浴槽にでも取
り付けることができるものであり、既存の浴槽や浴室の
サイズに関係なく、浴槽の縁や浴室内の壁面を利用して
最も安定する位置を選んで設置することができるという
利点を有するものである。
浴槽の縁あるいは内面もしくは浴室壁面など浴槽内面に
吸着させる吸盤部材と、該吸盤部材と首受け浮き装置を
連結する連結材とからなることを特徴としているので、
固定装置がコンパクトにできるので小さな浴槽にでも取
り付けることができるものであり、既存の浴槽や浴室の
サイズに関係なく、浴槽の縁や浴室内の壁面を利用して
最も安定する位置を選んで設置することができるという
利点を有するものである。
【図1】本発明の入浴補助装置を示す斜視図
【図2】図1の入浴補助装置の首受け浮き装置を示す断
面図
面図
【図3】図1の入浴補助装置の首受け浮き装置を装着し
た使用状態を示す斜視図
た使用状態を示す斜視図
【図4】図1の入浴補助装置の使用状態を示す斜視図
【図5】空気浮きの出し入れの開口部を変えた第2の実
施例を示す斜視図、
施例を示す斜視図、
【図6】図1の入浴補助装置の使用状態を示す側面図
【図7】図1の入浴補助装置における吸着性滑り止めマ
ットの拡大断面図
ットの拡大断面図
【図8】本発明の入浴補助装置の他の実施例を示す斜視
図
図
1 要介護者(入浴者) 2 首受け浮き装置 3 固定装置 4 空気浮き 5 布製袋 6 ファスナー 7 接合部 8 吸着性滑り止めマット 9 連結材 10 突起体 11 吸盤 12 取付け穴 13 吸盤部材 14 接合金具 A 浴槽 B お湯
Claims (4)
- 【請求項1】 介護を要する入浴者の首下に配して顔面
がお湯中に倒れ込むのを防止する首受け浮き装置と、上
記首受け浮き装置を浴槽の縁あるいは内面もしくは浴室
壁面など入浴者の後方の安定した位置に固定する固着装
置とからなることを特徴とする要介護者用の入浴補助装
置。 - 【請求項2】 首受け浮き装置が、顎下で首を嵌合させ
るU字型形状に形成された空気浮きからなることを特徴
とする請求項1に記載の入浴補助装置。 - 【請求項3】 固定装置が、表面が滑り止めの凹凸表面
に形成され、裏面が浴槽内面に吸着される吸着性滑り止
めマットと、該吸着性滑り止めマットと首受け浮き装置
を連結する連結材とからなることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の入浴補助装置。 - 【請求項4】 固定装置が、浴槽の縁あるいは内面もし
くは浴室壁面など浴槽内面に吸着させる吸盤部材と、該
吸盤部材と首受け浮き装置を連結する連結材とからなる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入浴
補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6321759A JPH08150094A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 入浴補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6321759A JPH08150094A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 入浴補助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08150094A true JPH08150094A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=18136133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6321759A Pending JPH08150094A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 入浴補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08150094A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003010266A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-14 | Matsuo Kogyosho:Kk | 死者用あご押え具 |
JP2003116734A (ja) * | 2001-10-15 | 2003-04-22 | Sanpack:Kk | バスピロー |
CN113180942A (zh) * | 2021-04-14 | 2021-07-30 | 上海市第十人民医院 | 一种自动身体洗护按摩装置 |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP6321759A patent/JPH08150094A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003010266A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-14 | Matsuo Kogyosho:Kk | 死者用あご押え具 |
JP2003116734A (ja) * | 2001-10-15 | 2003-04-22 | Sanpack:Kk | バスピロー |
CN113180942A (zh) * | 2021-04-14 | 2021-07-30 | 上海市第十人民医院 | 一种自动身体洗护按摩装置 |
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