JPH0814982A - 液量測定方法 - Google Patents
液量測定方法Info
- Publication number
- JPH0814982A JPH0814982A JP14440894A JP14440894A JPH0814982A JP H0814982 A JPH0814982 A JP H0814982A JP 14440894 A JP14440894 A JP 14440894A JP 14440894 A JP14440894 A JP 14440894A JP H0814982 A JPH0814982 A JP H0814982A
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- JP
- Japan
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- liquid
- compressed air
- volume
- measured
- amount
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気密構造の測定物の内部のオイル等の液量
を、正確にしかも簡便に測定することができる液量測定
方法を提供する。 【構成】 圧縮空気タンク２に充填された圧縮空気を、
内部に未知量の液体が収納された気密構造の測定物１内
に導入する。その間の圧縮空気タンク２の圧力降下から
ボイルの法則を利用して測定物１の上部空間７の容積を
演算し、測定物１の容積からこの上部空間７の容積を引
いて液量を求める。
を、正確にしかも簡便に測定することができる液量測定
方法を提供する。 【構成】 圧縮空気タンク２に充填された圧縮空気を、
内部に未知量の液体が収納された気密構造の測定物１内
に導入する。その間の圧縮空気タンク２の圧力降下から
ボイルの法則を利用して測定物１の上部空間７の容積を
演算し、測定物１の容積からこの上部空間７の容積を引
いて液量を求める。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジン部品
のような気密構造の測定物の内部のオイル等の液量を、
正確にしかも簡便に測定することができる液量測定方法
に関するものである。
のような気密構造の測定物の内部のオイル等の液量を、
正確にしかも簡便に測定することができる液量測定方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車のエンジン部品等を出荷する際に
は、その内部の潤滑オイル等の液量を正確にチェックす
る必要がある。一般に、測定物の内部の液量を測定する
方法として最も簡単な方法は、液面計をその内部に投入
して液面の高さを測定する方法である。ところが気密構
造の測定物の場合には、液面計をその内部に投入するこ
とができない。
は、その内部の潤滑オイル等の液量を正確にチェックす
る必要がある。一般に、測定物の内部の液量を測定する
方法として最も簡単な方法は、液面計をその内部に投入
して液面の高さを測定する方法である。ところが気密構
造の測定物の場合には、液面計をその内部に投入するこ
とができない。
【０００３】そこで従来は、測定物の内部にポンプから
送り込まれる液量を液量計により測定する方法が採用さ
れてきた。しかしこの方法は液量計の測定誤差がかなり
大きいうえに、液量計を通過した液の全てが正確に測定
物の内部に入っているか否かを確認することができず、
もし途中で液漏れがあったとすると、液量計による測定
値は正しかったとしても、実際には測定物の内部の液量
が不足するというおそれもあった。
送り込まれる液量を液量計により測定する方法が採用さ
れてきた。しかしこの方法は液量計の測定誤差がかなり
大きいうえに、液量計を通過した液の全てが正確に測定
物の内部に入っているか否かを確認することができず、
もし途中で液漏れがあったとすると、液量計による測定
値は正しかったとしても、実際には測定物の内部の液量
が不足するというおそれもあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、液面計を投入できないような気密
構造の測定物の内部の液量を、正確にしかも簡便に測定
することができる液量測定方法を提供するためになされ
たものである。
の問題点を解決して、液面計を投入できないような気密
構造の測定物の内部の液量を、正確にしかも簡便に測定
することができる液量測定方法を提供するためになされ
たものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の液量測定方法は、既知の容積の圧
縮空気タンクに充填された圧縮空気を、既知の容積を持
ちその内部に未知量の液体が収納された気密構造の測定
物内に導入し、その間の圧力降下から測定物の上部空間
の容積を演算し、測定物の容積からこの上部空間の容積
を減ずることにより液量を求めることを特徴とするもの
である。
めになされた本発明の液量測定方法は、既知の容積の圧
縮空気タンクに充填された圧縮空気を、既知の容積を持
ちその内部に未知量の液体が収納された気密構造の測定
物内に導入し、その間の圧力降下から測定物の上部空間
の容積を演算し、測定物の容積からこの上部空間の容積
を減ずることにより液量を求めることを特徴とするもの
である。
【０００６】
【作用】本発明の液量測定方法は、温度が一定のときＰ
（圧力）×Ｖ（容積）＝一定というボイルの法則を利用
し、既知の容積の圧縮空気タンクに充填された圧縮空気
を測定物に導入した際の圧力降下から測定物の上部空間
の容積を演算し、液量を求める方法である。このため、
現実に測定物の内部に充填されている液量を正確に測定
することができる。また測定は圧縮空気タンク内の最初
の圧力と、圧縮空気を測定物に導入した後の圧力とを検
出するだけでよく、自動的に演算を行わせることもでき
るので、ごく簡便に行うことができる。
（圧力）×Ｖ（容積）＝一定というボイルの法則を利用
し、既知の容積の圧縮空気タンクに充填された圧縮空気
を測定物に導入した際の圧力降下から測定物の上部空間
の容積を演算し、液量を求める方法である。このため、
現実に測定物の内部に充填されている液量を正確に測定
することができる。また測定は圧縮空気タンク内の最初
の圧力と、圧縮空気を測定物に導入した後の圧力とを検
出するだけでよく、自動的に演算を行わせることもでき
るので、ごく簡便に行うことができる。
【０００７】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図１において、１はエンジン部品等の気
密構造の測定物であり、その内部容積は既知であるが、
その内部に充填された液量は未知のものである。２は既
知の容積の圧縮空気タンクであり、第１のソレノイドバ
ルブ３を介して圧縮空気源から圧縮空気が供給されるよ
うになっている。
細に説明する。図１において、１はエンジン部品等の気
密構造の測定物であり、その内部容積は既知であるが、
その内部に充填された液量は未知のものである。２は既
知の容積の圧縮空気タンクであり、第１のソレノイドバ
ルブ３を介して圧縮空気源から圧縮空気が供給されるよ
うになっている。
【０００８】この第１のソレノイドバルブ３の開閉動作
は、制御ボックス４により制御されている。また５は圧
縮空気タンク２に接続された圧力スイッチであるが、こ
の圧力スイッチ５によって検出される圧縮空気タンク２
内の圧力も、制御ボックス４に入力されている。６は圧
縮空気タンク２の内部の圧縮空気を測定物１に導入する
ための第２のソレノイドバルブであり、やはり制御ボッ
クス４により制御されている。
は、制御ボックス４により制御されている。また５は圧
縮空気タンク２に接続された圧力スイッチであるが、こ
の圧力スイッチ５によって検出される圧縮空気タンク２
内の圧力も、制御ボックス４に入力されている。６は圧
縮空気タンク２の内部の圧縮空気を測定物１に導入する
ための第２のソレノイドバルブであり、やはり制御ボッ
クス４により制御されている。
【０００９】このように構成された液量測定装置によっ
て測定物の内部の液量を測定するには、まず制御ボック
ス４からの指示により第１のソレノイドバルブ３を開い
て圧縮空気タンク２の内部に圧縮空気源から圧縮空気を
供給する。実施例では圧縮空気タンク２の容積Ｖ0 は20
リットルであり、内部の圧力Ｐ0 が例えば１kgf/cm2で
安定したことを確認して測定を開始する。
て測定物の内部の液量を測定するには、まず制御ボック
ス４からの指示により第１のソレノイドバルブ３を開い
て圧縮空気タンク２の内部に圧縮空気源から圧縮空気を
供給する。実施例では圧縮空気タンク２の容積Ｖ0 は20
リットルであり、内部の圧力Ｐ0 が例えば１kgf/cm2で
安定したことを確認して測定を開始する。
【００１０】次に制御ボックス４からの指示により第２
のソレノイドバルブ６を開き、圧縮空気タンク２から圧
縮空気を測定物１に導入する。その結果、圧縮空気タン
ク２と測定物１の上部空間７の圧力は等しくなって安定
する。この第２のソレノイドバルブ６の開閉前後の圧縮
空気タンク２内の圧力の降下量Ｐ1 を圧力スイッチ５に
よって測定すれば、ボイルの法則により測定物１の上部
空間７の容積を正確に求めることができる。そして測定
物１の既知の内部容積から上部空間７の容積を引くこと
によって、測定物１の内部の液量を正確に求めることが
できる。
のソレノイドバルブ６を開き、圧縮空気タンク２から圧
縮空気を測定物１に導入する。その結果、圧縮空気タン
ク２と測定物１の上部空間７の圧力は等しくなって安定
する。この第２のソレノイドバルブ６の開閉前後の圧縮
空気タンク２内の圧力の降下量Ｐ1 を圧力スイッチ５に
よって測定すれば、ボイルの法則により測定物１の上部
空間７の容積を正確に求めることができる。そして測定
物１の既知の内部容積から上部空間７の容積を引くこと
によって、測定物１の内部の液量を正確に求めることが
できる。
【００１１】以上のソレノイドバルブの開閉や、圧力ス
イッチ５の出力に基づく演算等は全て制御ボックス４に
自動的に行わせることができる。なお、この測定では温
度の変化は無視することができるので、必ずしも温度測
定を必要としないが、圧縮空気の断熱膨脹による温度低
下を考慮して演算を行えば、更に優れた測定精度を得る
ことができる。
イッチ５の出力に基づく演算等は全て制御ボックス４に
自動的に行わせることができる。なお、この測定では温
度の変化は無視することができるので、必ずしも温度測
定を必要としないが、圧縮空気の断熱膨脹による温度低
下を考慮して演算を行えば、更に優れた測定精度を得る
ことができる。
【００１２】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の液量測
定方法によれば、液面計や流量計を用いることなくエン
ジン部品のような気密構造の測定物の内部のオイル等の
液量を、正確にしかも簡便に測定することができる利点
がある。このため、本発明は出荷前の最終検査等に適用
するに適したものである。
定方法によれば、液面計や流量計を用いることなくエン
ジン部品のような気密構造の測定物の内部のオイル等の
液量を、正確にしかも簡便に測定することができる利点
がある。このため、本発明は出荷前の最終検査等に適用
するに適したものである。
【図１】本発明に用いられる測定装置を示す配管図であ
る。
る。
【符号の説明】 １ 測定物 ２ 圧縮空気タンク ３ 第１のソレノイドバルブ ４ 制御ボックス ５ 圧力スイッチ ６ 第２のソレノイドバルブ ７ 上部空間
Claims (1)
- 【請求項１】 既知の容積の圧縮空気タンクに充填され
た圧縮空気を、既知の容積を持ちその内部に未知量の液
体が収納された気密構造の測定物内に導入し、その間の
圧力降下から測定物の上部空間の容積を演算し、測定物
の容積からこの上部空間の容積を減ずることにより液量
を求めることを特徴とする液量測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14440894A JPH0814982A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 液量測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14440894A JPH0814982A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 液量測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814982A true JPH0814982A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15361483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14440894A Pending JPH0814982A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 液量測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814982A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103770647A (zh) * | 2012-10-25 | 2014-05-07 | 昆达电脑科技(昆山)有限公司 | 汽车发动机舱内液体量显示装置 |
| CN104034384A (zh) * | 2014-05-27 | 2014-09-10 | 同济大学 | 一种测定质子交换膜燃料电池阳极体积的装置及使用方法 |
| JP2018044887A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 東京エレクトロン株式会社 | ガス供給系の検査方法、流量制御器の校正方法、及び、二次基準器の校正方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01112117A (ja) * | 1987-10-26 | 1989-04-28 | Matsushita Electric Works Ltd | タンク内の液体残量検出装置 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14440894A patent/JPH0814982A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01112117A (ja) * | 1987-10-26 | 1989-04-28 | Matsushita Electric Works Ltd | タンク内の液体残量検出装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103770647A (zh) * | 2012-10-25 | 2014-05-07 | 昆达电脑科技(昆山)有限公司 | 汽车发动机舱内液体量显示装置 |
| CN104034384A (zh) * | 2014-05-27 | 2014-09-10 | 同济大学 | 一种测定质子交换膜燃料电池阳极体积的装置及使用方法 |
| JP2018044887A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 東京エレクトロン株式会社 | ガス供給系の検査方法、流量制御器の校正方法、及び、二次基準器の校正方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960628 |