JPH0814958B2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH0814958B2
JPH0814958B2 JP9067488A JP9067488A JPH0814958B2 JP H0814958 B2 JPH0814958 B2 JP H0814958B2 JP 9067488 A JP9067488 A JP 9067488A JP 9067488 A JP9067488 A JP 9067488A JP H0814958 B2 JPH0814958 B2 JP H0814958B2
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JP9067488A
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孝志 隅田
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は切換え式の誤消去防止手段を備えたテープ
カートリッジに関し,誤消去防止機能の確実化を図った
ものである。
〔従来の技術〕
従来の切換え式の誤消去防止手段では,検出孔を開閉
するスライドピースを本体ケース内に備えており,該ピ
ースをケース外からスライド操作して,磁気信号を記録
可能な許可状態と記録不能な禁止状態とに切換える。そ
こでは一般にスライドピースを各切換え状態において不
測に移動しないよう係合保持している。
この種の誤消去防止手段において,禁止状態から許可
状態への切換え操作を,許可状態から禁止状態への切換
え操作よりも困難化したものが公知である。例えば,実
開昭61−118189号公報では,スライドピースと一体のロ
ック腕が禁止位置で係合孔に掛止状に係合保持されるよ
うにし,ロック腕をケース内方に押し込んで係合姿勢を
解除してからでないと,スライドピースを許可位置へ戻
し操作できないようになっている。また,禁止位置と許
可位置で係合凹部の斜面の傾斜角を異ならせ,禁止位置
ではロック爪が係合凹部から外れ難くしたものもある
(実開昭62−117782号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかる従来の誤消去防止手段は,許可状態への切換え
操作が困難ではあるが,基本的には禁止状態から許可状
態への復帰切換えを使用者の意思によって自由に行え
る。そのため,使用者の錯誤や他者の誤操作,あるいは
いたずら等によって意図的にスライドピースが許可状態
に切換え操作される可能性を残している。また,禁止位
置におけるスライドピースの位置保持機構によっては,
落下衝撃などでスライドピースが許可状態に切換わるこ
ともある。従っていずれにしても,重要な記録情報を確
実に保護できない点に不満があった。
そこで本発明の目的は,誤消去防止用のピースを禁止
状態から許可状態へ復帰操作することが不可能にできる
ものとし,以て誤消去防止の確実性を期したテープカー
トリッジを得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では,第1図に示すように,検出孔10を開閉
する切換えピース11に,ケース外から変位操作可能なロ
ック片27を設け,このロック片27に対応して本体ケース
1側に拘束壁30を設ける。そして,この拘束壁30は切換
えピース11が禁止位置にある状態において,変位操作さ
れたロック片27を受け止め支持し,切換えピース11が許
可状態に復帰するのを阻止するようにしたものである。
〔作用〕
切換えピース11を禁止状態に移動操作した後,例えば
第1図の想像線で示すように,ケース外から棒状体Sを
差し込んでロック片27をケース内方に押し込み変位させ
ると,ロック片27が拘束壁30で受け止め支持される。こ
の状態で切換えピース11を許可状態に移動させようとし
ても,ロック片27が突っ支い棒状に作用して切換えピー
ス11の復帰操作力に対抗するので,切換えピース11の許
可状態への移動を確実に阻止する。
〔第1実施例〕 第1図ないし第7図は本発明をディジタル・オーディ
オ・テープカートリッジに適用した第1実施例を示す。
第3図において,1は上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に
結合してなる本体ケースである。この本体ケース1の内
部左右にはテープ2が巻かれるハブ3・3を回転自在に
収容してある。テープ2はケース前端のテープガイド4
・4を介して左方のハブ3から引き出され,ローディン
グ用のポケット5を横断したのち右方のハブ3に巻き取
られる。本体ケース1の前面には,ポケット5の前端に
引き出したテープ部分を不使用時に保護するための前蓋
6を備えており,本体ケース1の底壁外面には前後にス
ライドしてポケット5を開閉するシャッタ7を備えてい
る。シャッタ7は各ハブ3・3に対応してケース底壁に
通設された駆動軸挿入孔8・8も同時に開閉する。
テープ2への磁気信号の書き込みの可否を判別するた
めに,本体ケース1の後方右隅部に切換え式の誤消去防
止手段を備えている。この誤消去防止手段は,下ケース
1bの底壁に通設された検出孔10と,この孔10を開閉する
スライド式の切換えピース11と,切換えピース11に関連
して上下ケース1a・1bに設けられる構造壁などで構成す
る。
第1図において,検出孔10に面する下ケース1b側の後
側壁12には,切換えピース11をスライド操作する四角形
状の窓口13を切欠き形成してあり,この窓口13に対向す
るケース内方にガイド壁14が前記後側壁12と平行に立設
されている。ガイド壁14の左端からはストッパ壁15を後
側壁12に向かって突設し,更にストッパ壁15からは後側
壁12と平行な係合壁16が連設されている。第4図に示す
ように,上ケース1aの内面には,前記ガイド壁14および
ストッパ壁15の上半分が下ケース1bと同一位置に形成し
てあり,これら上下の構造壁によって切換えピース11を
収容する室を区画している。
第4図において,切換えピース11は板状のピース本体
19の後面右側に上下に長いリブ状の操作片20を突設す
る。また,ピース本体19の下端に連続して水平の翼片21
を前方(内方)に張り出し形成してあり,この翼片21で
検出孔10が開閉される。ピース本体19の上側に翼片21と
同一形状の横壁22を水平に張り出し形成し,更にピース
本体19の上部につかみ片23を上向きに連設してある。
つかみ片23をつまんで横壁22と翼片21がガイド壁14と
後側壁12との間に位置するよう切換えピース11を上方か
ら落とし込み装着し,操作片20を窓口13からケース外に
臨ませることにより,切換えピース11は操作片20を介し
てケース外から左右にスライド操作することができる。
第6図に示すように,操作片20が窓口13の右端に接当
するまで切換えピース11を移動させると,翼片21が検出
孔10を塞いで磁気信号の書き込みを許容する許可状態と
なり,逆に切換えピース11を第7図に示すように操作片
20が窓口13の左端に位置するようスライド変位させる
と,翼片21が検出孔10を開放して磁気信号の書き込みを
阻止する禁止状態となる。
許可状態と禁止状態のそれぞれにおいて,切換えピー
ス11を遊動不能に位置保持するために,節度手段を有す
る。図の節度手段はピース本体19の下側に弾性変形可能
な係合腕24を連出し,該係合腕24の先端前側に三角形状
の係合爪25を突設したものであり,第6図の許可状態に
おいては係合爪25がストッパ壁15の突端基部と係合し,
第7図の禁止状態においては係合爪25が係合壁16の遊端
部と係合する。また,前記各状態への切換え途中では,
係合爪25が係合壁16に圧接して切換えピース11のガタ付
きを防いでいる。
書き込み禁止状態において,錯誤や意図的な操作等に
よって切換えピース11が書き込み許可状態へ復帰操作さ
れるのを防ぐために,ピース本体19のつかみ片23の側端
からロック片27を横向きに連出する。第4図において,
このロック片27はつかみ片23から片持ち連出した腕部28
の先端にくさび状の爪29を形成したものであり,腕部28
の前後厚みをやや薄く設定して,全体がケース内方に向
かって変形できる。
このロック片27に対応して,上ケース1a側のガイド壁
14の左右途中部位に拘束壁30を突設してあり,その突端
一側に逆止リブ31が膨出形成されている。拘束壁30およ
び逆止リブ31は上ケース1aの上壁と連続している。拘束
壁30と対向する上ケース1a側の後側壁12に,ロック片27
を変形操作するためにアーチ形の操作窓32が切欠き形成
されており,第2図に示すごとく切換えピース11を禁止
状態に移動すると,ロック片27の先端後面が該操作窓32
の内側に位置する。
第6図の許可状態においては,ロック片27の腕部28の
前面が拘束壁30の突端と接しており,第7図の切換えピ
ース11を禁止状態にスライド変位させると,ロック片27
の爪29が拘束壁30の突端を乗り越えて逆止リブ31と接当
する位置関係にある。この状態では,前述のように係合
爪25が係合壁16で受け止め支持されており,しかも爪29
が逆止リブ31に受け止め支持されているので,許可状態
への復帰操作は,許可状態から禁止状態への操作に比べ
て困難ではあるものの,使用者の意思によってなお自由
に行える。
切換えピース11の許可状態への復帰を不可能とするに
は,第1図に示すように,操作窓32から棒状体Sを差し
込んでロック片27の腕部28をケース内方に向かって押し
込み,爪29が逆止リブ31を乗り越えて拘束壁30の基端部
と係合するように変位させる。つまり,ロック片27が拘
束壁30に受け止め支持されて,突っ支い棒状に切換えピ
ース11の移動を阻止する姿勢にする。この状態におい
て,ロック片27は半ば塑性変形しており,しかも爪29が
逆止リブ31を乗り越えてしまっているので,落下衝撃等
が作用する場合でも,ロック片27が拘束壁30から抜け外
れることはない。
〔第2実施例〕 第8図はロック片27および拘束壁30を変更した本発明
の第2実施例を示す。これではロック片27をケース上方
に向かって変形させることにより,その爪29が拘束壁30
の逆止爪31を乗り越えるようにした。このようにロック
片27の変形方向はケース内方に限られず,要は禁止状態
において拘束壁30に係合する方向であれば,前後・左右
・上下あるいは斜め方向のいずれであってもよい。
〔第3実施例〕 第9図は係合爪25と係合壁16の関係構造を変更した本
発明の第3実施例を示す。これでは係合壁16の左右両端
に係合突起35・36を設け,両突起35・36間の係合爪25と
の摺接面37を溝状に凹ませた。つまり,許可状態と禁止
状態との間の切換え途中状態において,係合腕24がクリ
ープ変形することを避けるために摺接面37を凹ませたの
である。摺接面37の凹み量eは,許可状態における係合
爪25の突端と係合突起36との前後間距離Eよりも小さく
設定し,好ましくは凹み量eを距離Eの約1/2に設定す
る。
この第3実施例によれば,切換え途中状態において切
換えピース11が左右に遊動してガタ付くことはもちろん
のこと,切換えピース11が切換え途中状態のまま放置さ
れるときも,係合腕24がクリープ変形することを抑止で
き,たとえクリープ変形を受けたとしても節度機能が失
われるのを防止できる。
〔別実施態様例〕
上記の各実施例では,切換えピース11を左右にスライ
ド操作して許可状態と禁止状態に切換えるものとした
が,例えば該ピース11を揺動操作して状態切換えを行っ
てもよい。
ロック片27を切換えピース11と別体に形成し,切換え
ピース11に対して揺動あるいはスライド変位可能に支持
することもできる。この場合は,ロック片27を突っ支い
状態にした後は,その姿勢を解除できないようにしてお
く。
第1実施例において,ロック片27は拘束壁30に対して
弾性変形状態で係合保持されるように構成してあっても
よい。
本発明は,切換え式の誤消去防止手段を備えたテープ
カートリッジの全てに適用できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では,検出孔10を開閉する
切換えピース11にケース外から変位操作可能なロック片
27を設け,切換えピース11を書き込み禁止位置に移動さ
せた状態において,ロック片27を変位操作し,これを本
体ケース1側の拘束壁30で受け止め支持することによ
り,切換えピース11が許可位置側に移動するのを物理的
に阻止して切換えを不可能にした。従って,一旦ロック
片27を変位操作した後は,使用者の錯誤や他者の誤操作
等によって、あるいはいたずら目的で意図的に切換えピ
ース11が書き込み許可状態に操作されるのを解消し,テ
ープ2に記録された磁気信号を確実に保護できる。これ
により,とくに放送やセミナーの記録等の半永久的な保
存を前提とする業務上の使用形態において,誤消去防止
の信頼性を向上できることとなった。
また,ロック片27をケース外から変位操作して初め
て,ロック片27が拘束壁30に受け止め保持されるように
したので,使用者は従来通り禁止状態に切換えピース11
を操作して仮保護状態にし,この後に必要に応じて許可
状態に復帰させることもでき,禁止状態から許可状態へ
の復帰拘束を絶対必要なものに限って行うことができ
る。つまり,記録された磁気信号の保護を内容や重要度
に応じて選択して行え,使い勝手も向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明に係るテープカートリッジ
の第1実施例を示しており, 第1図は切換えピースの復帰拘束状態を示す要部の平面
図, 第2図は本体ケースの一部を破断した背面図, 第3図は内部の平面図, 第4図は誤消去防止手段の分解斜視図, 第5図は第6図におけるA−A線断面図, 第6図は切換えピースが書き込み許可状態にあるときの
要部の平面図、 第7図は切換えピースが書き込み禁止状態にあるときの
要部の平面図である。 第8図は本発明に係るテープカートリッジの第2実施例
を示す一部破断背面図である。 第9図は本発明に係るテープカートリッジの第3実施例
を示す要部の平面図である。 1……本体ケース, 10……検出孔, 11……切換えピース, 13……窓口, 20……操作片, 27……ロック片, 28……腕部, 29……爪, 30……拘束壁, 31……逆止リブ, 32……操作窓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース1に設けられた検出孔10を開閉
    する誤消去防止用の切換えピース11を有し,この切換え
    ピース11が磁気信号の書き込み許可状態と,磁気信号の
    書き込み禁止状態とに移動自在に支持されているテープ
    カートリッジにおいて, 切換えピース11にケース外から変位操作可能なロック片
    27を設け, 書き込み禁止状態において,変位されたロック片27を受
    け止め支持して,切換えピース11の書き込み許可状態へ
    の復帰移動を阻止する拘束壁30が本体ケース1側に設け
    てあることを特徴とするテープカートリッジ。
JP9067488A 1988-04-13 1988-04-13 テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH0814958B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH087589Y2 (ja) * 1990-12-27 1996-03-04 花王株式会社 テープカセット
JP3748173B2 (ja) * 1999-03-05 2006-02-22 富士写真フイルム株式会社 磁気テープカートリッジ

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