JPH08149037A - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JPH08149037A
JPH08149037A JP6289788A JP28978894A JPH08149037A JP H08149037 A JPH08149037 A JP H08149037A JP 6289788 A JP6289788 A JP 6289788A JP 28978894 A JP28978894 A JP 28978894A JP H08149037 A JPH08149037 A JP H08149037A
Authority
JP
Japan
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channel
frequency
oscillator
call
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6289788A
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English (en)
Inventor
Masaru Morimura
勝 森村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビートノイズのない通話チャネルを選択し、
快適な通話を行えるコードレス電話機を得る。 【構成】 マイコン8により通話時に複数の通話チャネ
ルのうち、発振子4の分周したクロックの整数倍した周
波数と、送受信部2で使用される通話チャネルの周波数
の差分が可聴帯域となる通話チャネルを選択せず、それ
以外の通話チャネルを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コードレス電話機の
通話チャネルの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のコードレス電話機の主要部
分を示すブロック図である。図において、1は後述する
送受信部,ベースバンドICの制御を行うマイコン、2
は送受信部、3は音声等を加工するベースバンドIC、
4はベースバンドIC3の音声加工に使用される発振
子、5はアンテナ、6はハンドセット、7はハンドセッ
ト6および公衆電話回線に接続されるスピーチICであ
る。なお、マイコン1にはコードレス電話機の無線の通
話チャネル87個を全て選択するプログラムMCA(m
ulti−channel access)方式を有す
る。
【0003】次に、動作について説明する。コードレス
電話機は、無線通信チャネルとして2個の制御チャネル
と87個の通話チャネルを有しており、マイコン1から
のチャネル設定データにより、送受信部2を制御し、通
話チャネルを決定している。音声の送信については、ハ
ンドセット6から入力した音声信号がスピーチIC7を
介してベースバンドIC3の内部で音声圧縮や秘話設定
などの音声処理加工が行われ、送受信部2でFM変調さ
れ、前述の通話チャネルによりアンテナ5から子機(図
示せず)へ送信される。一方、音声の受信については、
前述の通話チャネルによりアンテナ5で受信した音声信
号が送受信部2で復調され、ベースバンドIC3の内部
で音声伸長や秘話解除などの音声処理加工が行われハン
ドセット6から音声出力される。
【0004】次に、ビートノイズについて説明する。ベ
ースバンドIC3は、発振子4のクロックを分周して音
声の加工に利用しているが、この分周したクロックの整
数倍した周波数と、送受信部2で使用している各チャネ
ルの周波数の差分が約300Hz〜3KHzの可聴帯域
となる特定の場合にビートノイズが発生することがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のコードレス電話
機は以上のように構成され、87個の全通話チャネルか
ら1個を選択し使用しているので、選択したチャネルで
ビートノイズが発生した場合には、それがノイズ音とし
て聞こえ、快適な通話が損なわれてしまうという問題点
があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ビートノイズのないチャネルで
通話を行うことができ、また、87個の通話チャネルの
内、ビートノイズのないチャネルを多くすることのでき
るコードレス電話機を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコードレ
ス電話機は、電波による音声信号の送受信を行う送受信
部と、この送受信部による音声信号を加工処理する音声
処理部と、この音声処理部に設けられた発振子と、複数
の無線の通話チャネルの中から1つの通話チャネルを選
択し、送受信部および音声処理部を制御し、音声信号の
送受信を行う制御部とを備え、複数の通話チャネルのう
ち、発振子の分周したクロックの整数倍した周波数と、
送受信部で使用される通話チャネルの周波数との差分
が、可聴帯域となる通話チャネルを選択しないものであ
る。
【0008】また、発振子にマッチング用コンデンサを
設け、このマッチング用コンデンサにより発振子の周波
数をずらし、複数の通話チャネルのうち発振子の分周し
たクロックの整数倍した周波数と、送受部で使用される
通話チャネルの周波数との差分が、可聴帯域となる通話
チャネルを、親機および子機の両機間で一致させ、この
通話チャネルを選択しないものである。
【0009】また、温度検出部を備え、この温度検出部
により温度変化を検出し温度により変化する発振子の分
周したクロックの整数倍した周波数と、送受信部で使用
される通話チャネルの周波数との差分が、可聴帯域とな
る通話チャネルを、複数の通話チャネルから選択しない
ものである。
【0010】
【作用】この発明におけるコードレス電話機は、制御部
により複数の通話チャネルのうち、発振子の分周したク
ロックの整数倍した周波数と、送受信部で使用される通
話チャネルの周波数との差分が、可聴帯域となる特定の
通話チャネルを選択しないことにより、ビートノイズの
発生する通話チャネルを選択せず、ビートノイズのない
通話チャネルで通話を行う。
【0011】また、マッチング用コンデンサにより親機
と子機でビートノイズの発生する通話チャネルを一致さ
せるようにしたことにより、親機と子機間でビートノイ
ズのない通話チャネル数を多くすることができる。
【0012】さらに、温度検出部により、コードレス電
話機の使用温度環境に応じて変化し、ビートノイズの発
生する通話チャネルを選択しないようにしたことによ
り、温度変化に対応した通話チャネルの選択が行われ
る。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示すコードレス
電話機の主要部分のブロック図である。図において、
2,3,4は従来例と同一または相当部分であるため説
明を省略するとともに、ハンドセット,スピーチICの
図示も省略している。8は送受信部2,ベースバンドI
C3の制御を行うマイコンであり、ビートノイズのない
チャネルのみで通話するように制御を行う。なお、ベー
スバンドIC3は音声処理部、マイコン8は制御部を示
す。
【0014】次に、通話チャネルの選択について説明す
る。コードレス電話機の通話チャネルの選択は通常MC
A方式を用いており、使用していない通話チャネルを判
断してチャネルを決定するが、マイコン8において、発
振子4の分周したクロックの整数倍した周波数と送受信
部2で使用される通話チャネルの周波数の差分が、約3
00Hzから3KHzの可聴帯域となるビートノイズの
発生しやすい特定の通話チャネルを選出し、87個の通
話チャネルの中からこの特定の通話チャネル以外の通話
チャネルを選択する。そして、この選択された通話チャ
ネルを用い、従来例と同様に、アンテナ5,送受信部
2,ベースバンドIC3等による子機(図示せず)との
音声信号の送受信を行う。これにより、ビートノイズの
発生しない通話チャネルを選択でき、快適な通話が可能
となる。
【0015】また、以上の説明では、親機側の通話チャ
ネルの選択動作について述べているが、前述の特定の通
話チャネルは、親機,子機の両機の通話チャネルに存在
するため、親機側のマイコン8によって、両機の特定の
通話チャネルを選出し、これらの特定の通話チャネル以
外の通話チャネルを使用するように、通話チャネルの選
択制御を行っている。さらに、特に図示していないが、
子機の主要部分の構成は、図1のベースバンドICにハ
ンドセットを接続したものであり、親機と同様にマイコ
ンによって特定の通話チャネルを選出し、親機側のマイ
コンにその情報を伝えている。
【0016】実施例2.なお、上記実施例1では、当然
のことながらコードレス電話機の親機と子機のいずれか
一方の通話チャネルにビートノイズが発生した場合に
は、他方の通話チャネルビートノイズが発生しなくとも
その通話は使用できなくなる。そこで、親機と子機の各
通話チャネルにおいて、ビートノイズの発生する通話チ
ャネルと発生しない通話チャネルをできるだけ親機と子
機で一致させ、使用できる通話チャネルを極力多くする
ものについて説明する。
【0017】図2はこの発明の他の実施例を示すコード
レス電話機の主要部分を示すブロック図、図3は通話チ
ャネルの使用可否を示す図であり、(a)はマッチング
用コンデンサ設置前、(b)は設置後をそれぞれ示し、
○印は使用しないチャネルを意味する。図において、上
記実施例と同一または相当部分には同一符号を付し、説
明を省略する。9は発振子4に設けられたマッチング用
コンデンサである。なお、図2は子機の説明に用い、親
機の説明には図1を流用する。
【0018】次に、動作について説明する。まず、マッ
チング用コンデンサ設置前では、例えば、図3(a)の
ようにビートノイズ発生する特定の通話チャネルが、親
機では第1チャネル,第9チャネル,第10チャネル、
子機では第2チャネル,第10チャネル,第11チャネ
ルであり、この場合、使用しないチャネルは第1チャネ
ル,第2チャネル,第9チャネル,第10チャネル,第
11チャネルの計5個となる。そこで、子機の発振子4
にマッチング用コンデンサ9を設置し、発振子4の周波
数をずらし、ビートノイズの発生する特定の通話チャネ
ルを1チャネルずつずらす。
【0019】これにより、子機の使用しないチャネル
は、第2チャネルが第1チャネル、第10チャネルが第
9チャネル、第11チャネルが第10チャネルへずれて
いき、親機と子機との間で特定の通話チャネルが一致
し、使用しないチャネルが第1チャネル,第9チャネ
ル,第10チャネルの計3個と減少する。よって、ビー
トノイズの発生しない使用できる通話チャネルを2個多
くすることができる。なお、上記実施例2では、子機に
マッチング用コンデンサ9を設けたものを示したが、親
機に設けてもよく、特定の通話チャネルをずらし、実施
例2と同様の効果を奏する。
【0020】実施例3.また、コードレス電話機の使用
環境により温度変化が生じるが、例えば、発振子4にセ
ラミック発振子を用いた場合には、この温度変化によ
り、発振子4の発振周波数が変化することがある。この
発振周波数の変化によりビートノイズの発生する特定の
チャネルも変化してしまうため、以下に温度変化も考慮
した通話チャネルの選択制御について説明する。
【0021】図4はこの発明の他の実施例を示すコード
レス電話機の主要部分のブロック図、図5はその動作を
示すフローチャートである。図において、上記実施例1
と同一または相当部分には同一符号を付し、説明を省略
する。10はマイコン8へ温度情報を入力する温度セン
サであり、温度検出部を示す。
【0022】次に動作について説明する。まず、マイコ
ン8で温度センサ10によるコードレス電話機の温度を
読み取る(ステップ1)。次にステップ2でこの温度が
10℃以上であるかどうかを判断し、10℃以上でなけ
れば、10℃未満の状況における発振子4の分周したク
ロックの整数倍した周波数と送受信部2で使用される通
話チャネルの周波数の差分が、約300Hzから3KH
zの可聴帯域となる通話チャネル、例えば、第4,第1
3,第22,第31チャネルを選出し、これらの通話チ
ャネルは使用しないことにする(ステップ3)。
【0023】次に、ステップ2で10℃以上であれば、
ステップ4で20℃以上であるかどうかを判断し、20
℃以上でなければ10℃以上20℃未満の状況における
発振子4の分周したクロックの整数倍した周波数と、送
受信部2で使用される通話チャネルの周波数の差分が前
述の可聴帯域となる通話チャネル、例えば、第3,第1
2,第21,第30チャネルを選出し、これらの通話チ
ャネルは使用しないことにする(ステップ5)。
【0024】次に、ステップ4で20℃以上であれば、
ステップ6で30℃以上であるかどうかを判断し、30
℃以上でなければ、20℃以上30℃未満の状況におけ
る発振子4の分周したクロックの整数倍した周波数と、
送受信部2で使用される通話チャネルの周波数の差分
が、前述の可聴帯域となる通話チャネル、例えば第2,
第11,第20,第29チャネルを選出し、これらの通
話チャネルは使用しないことにする(ステップ7)。
【0025】次に、ステップ6で30℃以上であれば、
30℃以上の状況における発振子4の分周したクロック
の整数倍した周波数と、送受信部2で使用される通話チ
ャネルの周波数の差分が、前述の可聴帯域となる通話チ
ャネル、例えば第1,第10,第19,第28チャネル
を選出し、これらの通話チャネルは使用しないことにす
る(ステップ8)。
【0026】以上のように、コードレス電話機が使用さ
れる温度環境による発振子4の周波数変化によって、使
用しない通話チャネルを設定する。なお、この実施例で
は、コードレス電話機の温度変化に伴い、使用しない通
話チャネルを設定したが、コードレス電話機毎の発振子
4の特性の違いにより、上記通話チャネルと異なるチャ
ネルが設定されることもあり得る。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の通話チャネルのうち、発振子の分周したクロックの整
数倍した周波数と、送受信部で使用される通話チャネル
の周波数との差分が、可聴帯域となる通話チャネルを選
択しないようにしたので、ビートノイズのない通話チャ
ネルで通話ができ、異音ノイズのない快適な通話を行
え、通話品質の向上したコードレス電話機を得ることが
できるという効果がある。
【0028】また、マッチング用コンデンサにより発振
子の周波数をずらし、親機および子機の両機でビートノ
イズの発生する通話チャネルを一致させ、親機または子
機のいずれか一方だけでビートノイズの発生する通話チ
ャネルを少なくしたので、親機と子機間でビートノイズ
のない通話チャネルを多くすることができるという効果
がある。
【0029】さらに、温度検出部により温度変化を検出
し、温度により変化し、ビートノイズの発生する通話チ
ャネルを選択しないようにしたので、温度が変化しても
ビートノイズのない快適な通話が行え、ビートノイズの
ない通話チャネルを多くすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるコードレス電話機の
主要部分のブロック図である。
【図2】この発明の実施例2によるコードレス電話機の
主要部分のブロック図である。
【図3】この発明の実施例2による通話チャネルの使用
可否を示す図である。
【図4】この発明の実施例3によるコードレス電話機の
主要部分のブロック図である。
【図5】この発明の実施例3によるフローチャートであ
る。
【図6】従来のコードレス電話機の主要部分のブロック
図である。
【符号の説明】
2 送受信部 3 ベースバンドIC 4 発振子 8 マイコン 9 マッチング用コンデンサ 10 温度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波による音声信号の送受信を行う送受
    信部と、この送受信部による音声信号を加工処理する音
    声処理部と、この音声処理部に設けられた発振子と、複
    数の無線の通話チャネルの中から1つの通話チャネルを
    選択し、前記送受信部および前記音声処理部を制御し、
    音声信号の送受信を行う制御部とを備え、前記複数の通
    話チャネルのうち、前記発振子の分周したクロックの整
    数倍した周波数と、前記送受信部で使用される通話チャ
    ネルの周波数との差分が、可聴帯域となる通話チャネル
    を選択しないことを特徴とするコードレス電話機。
  2. 【請求項2】 電波による音声信号の送受信を行う送受
    信部と、この送受信部による音声信号を加工処理する音
    声処理部と、この音声処理部に設けられた発振子と、こ
    の発振子に設けられ、発振子の周波数をずらすマッチン
    グ用コンデンサと、複数の無線の通話チャネルの中から
    1つの通話チャネルを選択し、前記送受信部および前記
    音声処理部を制御し、音声信号の送受信を行う制御部と
    を備え、前記マッチング用コンデンサにより前記発振子
    の分周したクロックの整数倍した周波数と、前記送受信
    部で使用される通話チャネルの周波数との差分が、可聴
    帯域となる通話チャネルを、親機および子機の両機間で
    一致させ、この通話チャネルを選択しないことを特徴と
    するコードレス電話機。
  3. 【請求項3】 電波による音声信号の送受信を行う送受
    信部と、この送受信部による音声信号を加工処理する音
    声処理部と、この音声処理部に設けられた発振子と、温
    度を検出する温度検出部と、複数の無線の通話チャネル
    の中から1つの通話チャネルを選択し、前記送受信部お
    よび前記音声処理部を制御し、音声信号の送受信を行う
    制御部とを備え、前記温度検出部により温度変化を検出
    し、温度により変化する前記発振子の分周したクロック
    の整数倍した周波数と、前記送受信部で使用される通話
    チャネルの周波数との差分が、可聴帯域となる通話チャ
    ネルを、前記複数の通話チャネルから選択しないことを
    特徴とするコードレス電話機。
JP6289788A 1994-11-24 1994-11-24 コードレス電話機 Pending JPH08149037A (ja)

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