JPH08148927A - 衛星放送受信用コンバータ - Google Patents

衛星放送受信用コンバータ

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JPH08148927A
JPH08148927A JP30572994A JP30572994A JPH08148927A JP H08148927 A JPH08148927 A JP H08148927A JP 30572994 A JP30572994 A JP 30572994A JP 30572994 A JP30572994 A JP 30572994A JP H08148927 A JPH08148927 A JP H08148927A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導光管型LEDカバーを容易に取り付けるこ
とができるコンバータを提供する。 【構成】 衛星より出力された電波を所定の周波数に変
換して出力すると共に、電波の受信レベルを検出する機
能を備えたコンバータにおいて、複数個の突起部(9)
と、フランジ部(7)とが形成されている導光管部10
と、底面に勾配部が形成されている嵌入部(12)とを
備えており、導光管部(10)を嵌入部(12)に嵌入
し、導光管部(10)を回転させて突起部(9)と嵌入
部(12)の勾配部を圧接させて導光管部(10)を固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星放送の受信用コンバ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】衛星放送は地上から放送衛星(Broadcas
ting Satellite)や通信衛星(Communications Satelli
te)に向けて電波を発射し、衛星から送り出される放送
電波を各家庭で受信するようになされている。このよう
な衛星、例えば放送衛星(以下BSという)からの電波
は地上放送の電波に比べ非常に弱いため、各家庭で受信
する際は高利得の受信アンテナであるパラボラアンテナ
が用いられている。
【0003】パラボラアンテナは例えばおわん形をした
反射鏡と、その反射鏡の焦点に設置される1次放射器
と、この1次放射器に付加されている受信用のコンバー
タによって構成されている。この1次放射器の円錐ホー
ンは衛星から送出された円偏波の電波を直線偏波の電波
に変換してコンバータに出力する。コンバータは例えば
BS放送の場合、円錐ホーンから供給された12GHz
帯の電波を増幅すると共に、1GHz帯の電波に変換し
てBSチューナに出力するようになされている。なお、
コンバータはパラボラアンテナとして屋外に設置される
ため気密性の高い防水構造とされている。
【0004】ところで、パラボラアンテナは指向性が鋭
いため、きちんと衛星に向けて設置しないと電波を受信
することができない。したっがて、所定の受信レべルを
確保するため、電波を遮る障害物のない見通しの良い場
所に衛星に向けて正しく設置する必要がある。
【0005】しかしながら、例えばパラボラアンテナの
方向を調整する場合、はるか彼方の衛星を目で確認しな
がら調整を行うことは不可能である。そこで、コンバー
タに受信レベルが所定の値であるかどうかを検出する機
能を設け、ユーザーが調整する際、例えばLEDなどに
よる表示によって所定の受信レベルが確保されているか
どうか確認できるようになされているものがある。
【0006】図7に上記したような受信レベルを検出す
る機能及び表示機能を備えたコンバータの表示部の構造
をを示す。この図において31は例えばアルミダイカス
ト等で形成されているコンバータのケースであり、後述
するLED33を臨むための開口部32が設けられてい
る。33はLEDであり、例えば受信レベルが所定の値
である場合には点灯するようになされている。34はケ
ース31の開口部32とLED33の間隙部に充填され
ている例えばゴム系の接着剤である。35はケース31
の内部に設けられている基板を示し、LED33がマウ
ントされている。36はコンバータのケース31の外側
に設けられている保護カバーであり、37は保護カバー
36に設けられているLEDカバーである。
【0007】このようなコンバータはパラボラアンテナ
と一体として屋外に設置するため、コンバータのケース
31の内部は気密性の高い防水構造にする必要がある。
このため、ケース31の開口部32とLED33との間
隙部にゴム系の接着剤34を充填してケース31の内部
の気密性を保つようにしている。また、保護カバー36
には図示されていないがLED33を臨む開口部を設け
られており、この開口部上にLED33を保護するため
のLEDカバー37が溶着等によって取り付けられてい
る。このようにして、ユーザーは保護カバー36に取り
付けられているLEDカバー37を介してLEDの表示
を見ることにより受信レべルが確認できるようにされて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなコンバータは気密性を保つために接着剤34を開口
部32とLED33の間隙部に充填する作業が必要であ
り非常に面倒であった。また、LEDカバー37を保護
カバー36に例えば溶着等によって固定する加工工程も
必要であるなどの問題点もあった。
【0009】そこで、このような問題点をやや改善した
コンバータの表示部の構造を図8に示す。この図におい
て、41は導光管型のLEDカバーを示し、42はLE
Dカバー41の先端部、43はネジ部をそれぞれ示して
おり、ネジ部43にはゴム系の接着剤45が塗布されて
いる。44はケース31に設けられている開口部を示
し、開口部44にはメネジ47が形成されている。
【0010】このような構造とされるコンバータはLE
Dカバー41のネジ部43とケース31の開口部44に
設けられているメネジ47と螺着することによって、L
EDカバー41をケース31に取り付けるようになされ
ている。この場合、LEDカバー41とケース31の間
隙部はネジ部43に塗布されている接着剤45によって
塞がれて、ケース31の内部は気密性が保たれるように
なると共に、ケース31の内部に設けられているLED
33の光りがLEDカバー41の内部を伝わって先端部
42から確認できるようになる。したがって、図示され
ていない保護カバーにLEDカバー41の先端部42が
露出する程度の開口部を設けることでLEDによる受信
レベルの確認を行うことができるようになる。
【0011】しかしながら、このような構造とされるコ
ンバータは後加工としてケース31にメネジの加工工程
が必要であると共に、LEDカバー41を螺着する作業
が必要であり工数がかかるといった問題点があった。
【0012】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので導光管型のLEDカバーを容易に取り
付けることができるコンバータを提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、衛星より出力された電波を所定の周波数に変換して
出力すると共に、電波の受信レベルを検出する検出手段
と検出結果を表示する表示手段とを備えた衛星放送受信
用コンバータにおいて、複数個の突起部と、フランジ部
とが形成されてている導光管部と、底面に勾配部が形成
されている嵌入部とを備え、導光管部を嵌入部に嵌入す
ると共に、導光管部を回転させることにより突起部が勾
配部に圧接されて、コンバータに導光管部を固定するこ
とができるように構成する。また、勾配部は導光管部を
90度以内回転させることで勾配部と突起部が圧接でき
るような勾配にする。
【0014】
【作用】本発明によれば、導光管部を嵌入部に嵌入して
回転させることにより導光管部に形成されている突起部
と嵌入部の底面に形成されている勾配部とが圧接され導
光管部を容易に取り付けることができるようになる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。図1
は本発明の実施例である衛星放送受信用のコンバータを
搭載したパラボラアンテナの全体図を示している。この
図において、1は実施例であるコンバータが付加されて
いる1次放射器、2は反射鏡、3は1次放射器1を支え
るアーム部を示している。この図に示すように、1次放
射器1は反射鏡2の焦点となる位置に設置され、反射鏡
で反射された衛星からの円偏波の電波を、図示されてい
ない1次放射器1に付加されている円錐ホーンで直線偏
波の電波に変換してコンバータに出力するようにしてい
る。
【0016】コンバータは例えばBS放送の場合、円錐
ホーンから供給される12GHz帯の電波を増幅すると
共に、1GHz帯の電波に変換して、図示されていない
例えばBSチューナ等に供給している。なお、コンバー
タは図1に示すようにパラボラアンテナと一体となって
屋外に設置されるため気密性の高い防水構造とされてい
る。
【0017】ところで、パラボラアンテナは指向性が鋭
いため、きちんと衛星に向けて設置しないと受信するこ
とができない。したっがて、所定の受信レべルを確保す
るため、電波を遮る障害物のない見通しの良い場所に衛
星にむけて正しく設置する必要がある。
【0018】しかしながら、例えばパラボラアンテナの
向きの調整する場合、はるか彼方の衛星を目で確認しな
がら調整を行うことは不可能であるため、コンバータに
受信レベルが所定の値であるかどうかを検出する機能を
設け、ユーザーが調整する際に例えばLEDの点灯によ
って所定の受信レベルが確保されているかどうか確認で
きるようにされているものがある。
【0019】このような機能を備えた本実施例のコンバ
ータが付加されている1次放射器の外観図を図2に示
す。この図において、4は後述する導光管型のLEDカ
バー10の先端部を示し、5はコンバータが付加された
1次放射器、及び後述するコンバータ16を保護する例
えばプラスチック等で形成された保護カバーであり、1
6は本実施例のコンバータを示している。なお、保護カ
バー5にはコンバータ16に設けられている導光管型の
LEDカバー10の先端部4よりLEDの点灯が確認で
きるように開口部が設けられている。
【0020】図3に上記したような1次放射器1に付加
されているコンバータ16の導光管型のLEDカバーの
組立斜視図を示す。この図の(a)において、10は例
えばアクリル、ポリカーボネート等で形成された導光管
型のLEDカバー(以下LEDカバーという)を示し、
6はナット部、7はフランジ部、8は導光部、9は突起
部を示している。なお、ナット部6、フランジ部7、導
光部8及び突起部9は一体成型してLEDカバー10を
形成するようにしてもよい。
【0021】11は例えばアルミダイカストで形成され
たコンバータ16のケース部を示し、図示されていない
が内部にコンバータ16を構成する基板等が設けられて
いる。12はケース11に設けられている嵌入部であ
り、図に示すようにLEDカバー10が嵌入できるよう
な形状とされている。13は嵌入部12のまわりに設け
られている溝であり、この溝に沿って、接着剤14(例
えば防水型のシリコン接着剤(商品名RTB、信越化学
製等))が塗布されている。
【0022】このように形成されたLEDカバー10を
ケース11に設けられている嵌入部12に嵌入し、同図
(b)に示すように矢印方向に回転させて、LEDカバ
ー10をケース11に保持・固定するようにしている。
【0023】以下、この態様について具体的に説明す
る。図4の(a)はLEDカバー10の側面図を示し、
同図(b)は図3(a)に示す一点鎖線Y−Yおける断
面図、同図(c)は図3(a)に示す一点鎖線X−Xお
ける断面図を示している。この図の(b),(c)に示
すようにケース11の底面には勾配面15が形成されて
いる。
【0024】そして、図5(a)に示すようにLEDカ
バー10をケース11の嵌入部12嵌入する。この場
合、LEDカバー10に設けられている突起部9とケー
ス11の底面とのギャップはd1 となる。
【0025】そして、同図(b)に示すようにLEDカ
バー10を矢印方向に回転させることによって突起部9
はケース11の底面に設けられている勾配面15に沿っ
て移動する。すると、ケース11の底面と突起部9との
間に設けられていたギャップd1 は勾配面15によって
徐々にギャップd2 と狭くなり、さらにLEDカバー1
0を回転させることによって突起部9とケース11の底
面の勾配面15とが圧接されて、導光管型のLEDカバ
ー10がケース11に保持・固定される。なお、勾配面
15はLEDカバー10を90度以内で回転させること
により固定できるような勾配が形成されている。
【0026】さらに、ケース11の溝13に沿って塗布
されている接着剤14によって、LEDカバー10のフ
ランジ部7とケース11が接着され、ケース11とLE
Dカバー10の間隙部がほぼ完全に塞がれる。これによ
って、ケース11とLEDカバー10はより強固に固定
されると共に、ケース11の内部は気密性が保たれる構
造になる。
【0027】図6に上記したような構造としたコンバー
タの断面図を示す。この図で20は基板、21は基板2
0にマウントされているLEDを示している。この図に
示すようにLEDカバー10とケース11は突起部9と
ケース11が圧接されて保持・固定されると共に、間隙
部は接着剤14によってほぼ完全に塞がれケース内部は
気密性が保たれるようになる。また、LED21の光り
はLEDカバー10の導光部8を伝わって保護カバー5
の開口部より露出している先端部4からユーザーが確認
できるようになる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、導
光管部に形成した突起部と嵌入部に形成した勾配部とを
圧接して固定するようにしているため、導光管部を容易
に取り付けることができる。また、勾配面の勾配は導光
管部の底面の90度以内の範囲に設けることにより、よ
り容易に導光管部を取り付けることができるようにな
る。また、ケースに形成されている勾配面、及び導光管
部に形成されている突起部を金型にて形成するようにす
れば、後加工による作業を無くすことができ工数を削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるコンバータを搭載したパ
ラボラアンテナの全体図である。
【図2】本発明の実施例であるコンバータを搭載した1
次放射器を示した図である。
【図3】本発明の実施例であるコンバータの導光管型L
EDカバーの斜視図である。
【図4】本発明の実施例であるコンバータの導光管型L
EDカバー部と嵌入部の側面図、及び断面図である。
【図5】本発明の実施例であるコンバータの導光管型L
EDカバー部を嵌入部に嵌入した場合の断面図である。
【図6】従来のコンバータのLEDカバー部を示した図
である。
【図7】従来のコンバータのLEDカバー部を示した図
である。
【符号の説明】
1 1次放射器 2 反射部 3 アーム部 4 先端部 5 保護カバー 6 ナット部 7 フランジ部 8 導光部 9 突起部 10 導光管型LEDカバー 11 ケース 12 嵌入部 13 溝 14 接着部 15 勾配部 16 コンバータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるコンバータを搭載したパ
ラボラアンテナの全体図である。
【図2】本発明の実施例であるコンバータを搭載した1
次放射器を示した図である。
【図3】本発明の実施例であるコンバータの導光管型L
EDカバーの組立斜視図である。
【図4】本発明の実施例であるコンバータの導光管型L
EDカバー部の側面図、及びコンバータの嵌入部の断面
図である。
【図5】本発明の実施例であるコンバータの導光管型L
EDカバー部をコンバータの嵌入部に嵌入した時の側面
図、及び底面図である。
【図6】本発明の実施例である導光管型LEDカバー部
をコンバータの嵌入部に取り付けた場合の断面図であ
る。
【図7】従来のコンバータの表示部の構造の一例を示し
た図である。
【図8】従来のLEDカバー部と嵌入部とで構成される
コンバータの表示部の構造の一例を示した図である。
【符号の説明】 1 1次放射器 2 反射部 3 アーム部 4 先端部 5 保護カバー 6 ナット部 7 フランジ部 8 導光部 9 突起部 10 導光管型LEDカバー 11 ケース 12 嵌入部 13 溝 14 接着部 15 勾配部 16 コンバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星より出力された電波を所定の周波数
    に変換して出力すると共に、上記電波の受信レベルを検
    出する検出手段と上記検出結果を表示する表示手段とを
    備えた衛星放送受信用コンバータにおいて、 複数個の突起部と、フランジ部とが形成されている導光
    管部と、 底面に勾配部が形成されている嵌入部とを備え、 上記導光管部を上記嵌入部に嵌入すると共に、上記導光
    管部を回転させることにより上記突起部が上記勾配部に
    圧接されて、コンバータに上記導光管部を固定すること
    ができるように構成されていることを特徴とする衛星放
    送受信用コンバータ。
  2. 【請求項2】 上記勾配部は上記導光管部を90度以内
    回転させることで上記勾配部と上記突起部が圧接できる
    ような勾配とされていることを特徴とする請求項1に記
    載の衛星放送受信用コンバータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20180100512A1 (en) * 2016-10-11 2018-04-12 Quanta Computer Inc. Computer device and hot swappable fan module thereof
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