JPH08148883A - 角チップ部品供給装置 - Google Patents

角チップ部品供給装置

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JPH08148883A
JPH08148883A JP6312383A JP31238394A JPH08148883A JP H08148883 A JPH08148883 A JP H08148883A JP 6312383 A JP6312383 A JP 6312383A JP 31238394 A JP31238394 A JP 31238394A JP H08148883 A JPH08148883 A JP H08148883A
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square chip
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強 伊藤
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鉄郎 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルク状の角チップ部品の表裏や極性を揃え
て整列、供給可能な角チップ部品供給装置を得る。 【構成】 角チップ部品を収納したホッパー13から部
品落下通路21内に落下した角チップ部品の表裏を検出
する部品表裏検出センサ120と、横方向固定通路34
を有する固定部31、固定部31に外接する回転部32
及び回転部32に対し直径方向で対称位置にそれぞれ形
成されていて角チップ部品を1個収納可能なスリット3
5を有する方向変換機構30と、横方向固定通路34と
スリット35との一致状態にて当該スリット35に接続
する横方向部品給送路70とを備え、部品落下通路21
を落下した角チップ部品をスリット35で受ける回転部
32の回転方向を、センサ120の表裏検出結果に応じ
て制御して、スリット35を横方向部品給送路70に接
続する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角チップ部品をプリン
ト基板に装着するためのチップ部品装着機等において使
用する角チップ部品供給装置に係り、とくにバルク状の
(ばら部品の)角チップ部品を分離し、部品表裏又は部
品極性を揃えて整列し、供給するのに適した角チップ部
品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人提案になる特願平5−3453
18号の角チップ部品供給装置は、角チップ部品をばら
状で収納部としてのホッパーに入れると、該ホッパーの
上下動に伴って角チップ部品が分離整列パイプ内に円滑
に落下し、整列シュート先端の部品取出用開口に角チッ
プ部品が整列して供給される構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の特願平5−34
5318号のチップ部品供給装置は、バルク状の角チッ
プ部品を整列する機能は有するが、表裏又は極性の区別
が必要な角チップ部品の表裏又は極性を一方に揃えて整
列、供給する機能は無く、表裏の別の無い角チップ部品
のみが供給対象であるため、適用範囲が狭い問題があ
る。
【0004】なお、チップ部品の表裏判別式分離整列装
置として特開平5−193725号があり、整列路の入
り口付近に設置したセンサがチップ部品の表裏を判別し
たときに、噴気孔からの噴気でいずれか一方のチップ部
品を拡散室に噴き戻すものであるが、噴き戻しの際に部
品が傷む可能性があり、またホッパーから垂直に落下し
てくる角チップ部品の表裏を揃える構成には不向きな構
造となっている。
【0005】本発明の第1の目的は、バルク状の角チッ
プ部品の表裏や極性を揃えて整列、供給可能な角チップ
部品供給装置を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、角チップ部品の分
離、角チップ部品の表裏や極性を揃えるための方向変換
及び方向変換後の給送を確実に実行でき、信頼性の高い
角チップ部品供給装置を提供することにある。
【0007】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の角チップ部品供給装置は、角チップ部品を
収納した上下動する収納部と、該収納部内の角チップ部
品が1個通過可能な断面形状の貫通穴又は溝を有する部
品落下通路と、該部品落下通路の途中乃至下端位置に設
けられた部品表裏又は部品極性を検出するセンサと、横
方向固定通路を有する固定部、該固定部に外接する回転
部、該回転部の回転駆動部、及び前記回転部に対し直径
方向で対称位置に形成されていて角チップ部品を1個収
納可能なスリットを有する方向変換機構と、前記横方向
固定通路と前記スリットとの一致状態にて当該スリット
に接続する横方向部品給送路とを備えている。
【0009】そして、前記部品落下通路を落下した角チ
ップ部品を前記スリットで受ける前記回転部の回転方向
を、前記センサの検出結果に応じて制御、選択して、前
記スリットを前記横方向部品給送路に接続するようにし
ている。
【0010】前記角チップ部品供給装置が、前記横方向
固定通路と前記スリットとの一致状態にて前記横方向部
品給送路の反対側に位置するスリットに連通する噴気経
路を有し、該噴気経路からの噴気により前記スリット内
の角チップ部品を前記横方向部品給送路に送出する構成
としてもよい。
【0011】また、前記横方向部品給送路の先端側の部
品ピックアップ位置に部品取出用開口を設け、該部品取
出用開口を開閉するためのシャッタを設けるとともに、
前記横方向部品給送路内を空気吸引する空気吸引経路を
設け、前記シャッタを閉じた状態で前記横方向部品給送
路内の空気吸引を行い、前記シャッタを開いた状態で前
記空気吸引経路を遮断する構成としてもよい。
【0012】さらに、前記横方向部品給送路の途中位置
に部品通過検出センサを設け、前記方向変換機構から角
チップ部品が送出されたことを当該部品通過検出センサ
で検出後、次の角チップ部品を前記方向変換機構に受け
入れる構成としてもよい。
【0013】
【作用】本発明の角チップ部品供給装置においては、バ
ルク状の角チップ部品を収納した収納部を上下動させ
て、角チップ部品を1個通過可能な断面形状の貫通穴又
は溝を有する部品落下通路に落下させ、この部品落下通
路の途中乃至下端位置に設けられた部品表裏又は部品極
性を検出するセンサで角チップ部品の表裏又は極性を検
出する。そして、方向変換機構の回転部が有するスリッ
トで部品表裏又は極性を検出した後の角チップ部品を受
け、例えば、角チップ部品の表側が前記センサで検出さ
れたときは角チップ部品が入ったスリットを横方向給送
路に直接接続するように前記回転部を第1の方向に回転
駆動し、そのスリットから前記横方向給送路に送出す
る。逆に、角チップ部品の裏側が前記センサで検出され
たときは、前記回転部を前記第1の方向とは逆の第2の
方向に回転駆動し、前記方向変換機構の固定部が有する
横方向固定通路を介して角チップ部品の入ったスリット
を横方向給送路に接続して、前記横方向固定通路を通し
て角チップ部品を前記横方向部品給送路に送出する。前
記第1の方向の回転時と、逆向きの第2の方向の回転時
とでは角チップ部品の表裏が反転するから、前記センサ
の表裏検出結果に応じて前記回転部の回転方向を制御す
ることで、横方向給送路に角チップ部品の表裏を揃えて
送出することができる。
【0014】前記横方向固定通路と前記スリットとの一
致状態にて前記横方向部品給送路の反対側に位置するス
リットに連通する噴気経路を有する場合、該噴気経路か
らの噴気により前記スリット内の角チップ部品を前記横
方向部品給送路に確実に送出可能である。
【0015】前記横方向部品給送路の先端側の部品ピッ
クアップ位置に部品取出用開口を設け、該部品取出用開
口を開閉するためのシャッタを設けるとともに、前記横
方向部品給送路内を空気吸引する空気吸引経路を設けた
場合、前記シャッタを閉じた状態で前記横方向部品給送
路内の空気吸引を行って部品ピックアップ位置に向かう
気体流を発生して角チップ部品を確実に前記部品ピック
アップ位置にまで給送できる。また、前記シャッタを開
いた状態では前記空気吸引経路を遮断するようにして、
吸着ピン等のピックアップ手段による角チップ部品の取
り出しを円滑に実行できる。
【0016】また、前記横方向部品給送路の途中位置に
部品通過検出センサを設ける場合、前記方向変換機構か
ら角チップ部品が送出されたことを当該部品通過検出セ
ンサで検出後、次の角チップ部品を前記方向変換機構に
受け入れるようにでき、方向変換機構の動作を確実にし
かつ部品詰まり等の不具合発生を迅速に検出できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る角チップ部品供給装置の
実施例を図面に従って説明する。
【0018】図1は本発明の実施例の全体構成を示す正
面図である。この図において、仮想線1で示すのは、チ
ップ部品装着機の供給部ベースであり、該供給部ベース
1上に角チップ部品供給装置の本体フレーム10が載置
されるようになっている。
【0019】本体フレーム10の左側には支持体51が
固定され、この支持体51の左端には、精密ボールスラ
イド11が上下方向に摺動自在に取り付けられ、該精密
ボールスライド11にL字状のホッパーベース12の垂
直部12aが固定されている。角チップ部品を収納する
収納部としてのホッパー13は、前記ホッパーベース1
2の水平部12bに取り付けられており、ホッパー13
の下部貫通部15は水平部12bを貫通している。ま
た、下部貫通部15はホッパー内部の漏斗状空間16の
最下部に連通して下端面に開口する穴部15aを有して
いる。
【0020】また、本体フレーム10に固定された支持
体51の上部には部品分離用部材としての分離整列パイ
プ55が垂直方向(上下方向)にパイプ固定ブロック5
6で立設固定されている。この分離整列パイプ55は例
えば金属製であって、図1に示すように、分離整列パイ
プ55は上部がホッパー13の下部貫通部15の穴部1
5aに嵌まっている。
【0021】本体フレーム10の左側に固定された支持
体51の左端に対し、前記ホッパー13を装着したホッ
パーベース12が精密ボールスライド11よって昇降自
在に取り付けられているが、このホッパーベース12を
上下駆動するためにホッパー昇降用DCモーター42が
支持体51に固定されている。このモーター42は減速
器42Aを持ち、図1及び図2に示すように、その回転
軸にはカム43が固着され、該カム43に固定されたピ
ン43Aはホッパーベース12下端に連結固定されたカ
ムフォロア44の長穴(横長の穴)44aに嵌まってい
る。従って、モーター42の回転によりホッパーベース
12及びホッパー13は往復上下運動を行う。その際、
ホッパー13が下降したときに分離整列パイプ55の上
部が穴部15aの開口からホッパー13内部の漏斗状空
間16内に突出するようになっている。但し、図1及び
図2はホッパー13の上昇位置を示す。
【0022】なお、ホッパー昇降用DCモーター42の
オン、オフはスイッチ45を操作して行うようになって
おり、動作中はスイッチ45はオンであるが、ホッパー
13交換時等の際にはオフとする。
【0023】図3に示すように、分離整列パイプ55は
角チップ部品の長辺を上下方向として1個通過させる断
面形状となった断面方形の貫通穴55aを有しており、
図1及び図4に示すように、該貫通穴55aの下端に接
続、連通する断面方形縦溝17aを有する溝付き板材1
7が垂直方向に立設された支持体51に固定されてい
る。この溝付き板材17は例えば金属製である。図4の
ように、この溝付き板材17に形成された断面方形溝1
7aは上下方向の直線溝であり、この断面方形縦溝17
aの前面開口は透明樹脂等の塞ぎ板18で覆われて、角
チップ部品の落下する上下管路19となっている。従っ
て、分離整列パイプ55の貫通穴55aと上下管路19
とで角チップ部品が重力で落下する部品落下通路21を
構成している。なお、貫通穴55aと同一断面の断面方
形縦溝17aの溝幅は、角チップ部品の厚みよりも僅か
に大きく、溝深さは角チップ部品の短辺(角チップ部品
の幅広面の短辺)の長さよりも僅かに大きく設定されて
いる。前記塞ぎ板18が透明である場合、断面方形縦溝
17aを落下する角チップ部品の様子を外部より透視で
きる利点がある。
【0024】図1に示す如く、部品落下通路21の途中
位置(例えば中間点よりやや下方位置)には、部品検出
センサ22が配置されている。該部品検出センサ22は
光センサであって、透過型であれば断面方形縦溝17a
を挟んで一方が発光部、他方が受光部となっており、角
チップ部品の存在しないときに発光部の光が受光部に入
るように光透過溝又は穴が断面方形縦溝17aを横断す
るように形成されている。そして、センサ22の発光部
と受光部間の断面方形縦溝17aに角チップ部品が存在
してセンサ22が角チップ部品有りを検出したときは、
前記DCモーター42の電源を切り、ホッパー13の動
きを停止して角チップ部品の供給を止めるようにしてい
る。なお、部品通過時、センサ22は瞬間的にオン、オ
フするが、モーター42には慣性があり、事実上停止し
ない。チップ部品20が部品落下通路21の下端より1
列に連なってその整列端がセンサ22の光を継続的にさ
えぎるようになると前記モーター42は停止する。これ
により、部品落下通路21に適切な数の角チップ部品が
存在するようにしている。
【0025】図5乃至図10に示すように、部品落下通
路21の下方には方向変換機構30が設けられている。
この方向変換機構30は、例えば金属製の溝付き円板状
固定部31と、金属製等の偏平有底円筒状回転部32と
を有している。
【0026】溝付き円板状固定部31は、直径方向に断
面方形横溝(水平直線溝)31aを有し、該横溝31a
の前面開口は透明樹脂等の蓋板33で覆われて、管路と
なった横方向固定通路34を構成している。その蓋板3
3と固定部31とは相互に接着等で固着一体化されてお
り、蓋板33は、前記溝付き板材17にビス36で固着
されている。なお、断面方形横溝31aの溝幅は、角チ
ップ部品20の厚みよりも僅かに大きく、溝深さは角チ
ップ部品の短辺の長さよりも僅かに大きく設定されてい
る。前記蓋板33が透明である場合、方向変換機構30
内の角チップ部品20の様子を外部より透視できる利点
がある。
【0027】図6に示すように、溝付き板材17の円形
凹部17cの内側に前記偏平有底円筒状回転部32は配
置されており、前記偏平有底円筒状回転部32の円筒部
32aは固定部31に外接し(固定部外周面に円筒部内
周面が接し)、固定部31の外周面を摺動自在に回転す
るようになっている。そして、円筒部32aには、スリ
ット35が回転部32の中心に対し対称位置にそれぞれ
に形成されている。円筒部32aに形成された対を成す
スリット35は、直径方向に当該円筒部32aの内外周
面間を貫通しており、図8に示すように角チップ部品2
0の長辺の長さに実質的に等しい長さ寸法を有し、幅は
角チップ部品20の厚みよりも僅かに大きく、深さは角
チップ部品20の短辺の長さよりも僅かに大きく設定さ
れている(本実施例ではスリット35は円筒部32aの
前端面に形成された溝で構成されている。)。すなわ
ち、円形凹部17cの上部に開口する部品落下通路21
と連続した通路を構成できるようになっている。
【0028】図6のように、ピニオン37が溝付き板材
17及びその背面側の支持体51に対して軸受38で回
転自在に取り付けられており、該ピニオン37の前側に
偏平有底円筒状回転部32がビス39で固定されてい
る。また、支持体51にはピニオン37とかみ合うラッ
ク40が横方向に摺動自在に設けられており、このラッ
ク40の左右方向の動きによりピニオン37は±90度
回転駆動されるようになっている。
【0029】図7は前記ピニオン37を±90度回転さ
せるために、ラック40を中立位置から左右に動かすた
めのシリンダ機構110を示している。このシリンダ機
構110は、同じストロークのエアーシリンダ111
a,111bを背中合わせにしてスライダ112上に搭
載した構成を持っている。すなわち、支持体51に固定
されたシリンダ取付枠113の水平部に対して前記スラ
イダ112は横方向に摺動自在であり、そのスライダ1
12に各エアーシリンダ111a,111bの本体部が
固定されている。エアーシリンダ111aのピストンロ
ッドはシリンダ取付枠113の端部に固定され、エアー
シリンダ111bのピストンロッドはジョイント114
を介してラック40に一体の延長ロッド40aに連結さ
れている。
【0030】このシリンダ機構110において、両方の
エアーシリンダ111a,111bが縮動状態である図
7に図示の状態では、偏平有底円筒状回転部32が図8
から矢印Aの方向に90度だけ正回転した図9の状態と
なる(図7は図1の裏側から見た図であるため、図7で
ピニオン37が左回転することは図1及び図8では右回
転に相当する。)。また、エアーシリンダ111a,1
11bの一方が縮動、他方が伸動状態であれば、ラック
40は中立位置となり、偏平有底円筒状回転部32は図
8の状態である。エアーシリンダ111a,111bの
両方が伸動状態であれば、回転部32が図8から矢印B
の方向に90度だけ逆回転した図10の状態となる。こ
のように、ピニオン37、ラック40及びシリンダ機構
110により偏平有底円筒状回転部32の回転駆動部を
構成している。
【0031】図1、図5、図8乃至図10に示すよう
に、部品落下通路21の下端部には、部品表裏検出セン
サ120が設けられている。この部品表裏検出センサ1
20は、スリット35に入る直前の、すなわち部品落下
通路21内の最も下に位置する角チップ部品20の表裏
を検出するために支持体51側に固定されており、さら
に部品表裏検出センサ120の光を部品落下通路21に
到達させるための光透過溝又は穴121が溝付き板材1
7に形成されている。この部品表裏検出センサ120は
例えば反射型光センサであり、角チップ部品20のセン
サに対向する面の明るさ(明度)を判別できるものであ
る。例えば角チップ部品20がチップ抵抗である場合、
カーボン抵抗皮膜のある表側は黒く、プリント基板への
装着面となる裏側は白いので、反射型光センサで判別で
きる。
【0032】溝付き板材17の下部には、断面方形横溝
(水平溝)17bが形成されており、前記縦溝17aの
場合と同様に横溝17bの前面開口は図6のように透明
樹脂等の塞ぎ板18で覆われて、角チップ部品20を給
送する横方向管路122となっている。この断面方形横
溝17bは、円形凹部17cの右側に開口しており、固
定部31側の横溝31a及びスリット35と同一断面で
あってそれらと連続した部品通路を構成可能となってい
る。なお、固定部31及び円筒部32aを挟んで断面方
形横溝17bの反対側位置に開口する(円形凹部17c
の左側に開口する)噴気経路125の先端部分が溝付き
板材17に形成されている。図1のように、この噴気経
路125の外部接続口126には圧縮エアーが供給され
るようになっている。
【0033】断面方形横溝17bの途中位置には部品通
過検出センサ130が配設されている。該部品通過検出
センサ130は光センサであって、透過型であれば断面
方形縦溝17bを挟んで一方が発光部、他方が受光部と
なっており、角チップ部品20の存在しないときに発光
部の光が受光部に入るように光透過溝又は穴131が断
面方形横溝17bを横断するように形成されている。そ
して、センサ130の発光部と受光部間の断面方形横溝
17bを角チップ部品20が通過して光が遮られたとき
にセンサ130は角チップ部品通過を検出する。
【0034】図1、図11及び図12に示すように、本
体フレーム10の上辺に沿って直線状シュート61が設
けられている。この直線状シュート61は、本体フレー
ム10に固定で上面に開口する断面方形直線溝63aを
形成した金属製等の直線状ベース63の上面に透明樹脂
等のシュート蓋64を被せたものであり、該シュート蓋
64は上面から蓋取付用螺子65を直線状ベース63側
の螺子穴に螺合することで直線状ベース63に固定され
ている。直線状ベース63部の先端側の上面には、金属
製等の先端側シュート蓋68が蓋取付用螺子69を直線
状ベース63側の螺子穴に螺合することで固定される。
その際、直線状ベース63に固定の位置決めピン63b
に先端シュート蓋68側の位置決め穴68aを嵌合して
おくことで正確に位置決めされた状態で先端シュート蓋
68を固定できる。この結果、断面方形直線溝63aの
上部開口がシュート蓋64,68で閉じられて横方向管
路123が構成され、同一断面で接続、連通する横方向
管路122,123によって横方向部品給送路70が構
成される。この前記横方向部品給送路70は、両端開口
部分を除き実質的に気密状態が好ましい。なお、断面方
形直線溝63aの溝深さは角チップ部品20の厚みより
も僅かに大きく、溝幅は角チップ部品20の短辺の長さ
よりも僅かに大きく設定されている。
【0035】前記直線状ベース63には、断面方形直線
溝63aの先端(右端)位置に部品ストッパ71が設け
られている(直線状ベース63に固定されている)。ま
た、直線状ベース63に固定のガイド72により横方向
に摺動自在にシャッタ73が支持されている。前記部品
ストッパ71は、最先端の角チップ部品20の端部が突
き当たることで該角チップ部品20を部品ピックアップ
位置P(図12の1点鎖線)で位置決めするものであ
り、空気吸引を可能にするため断面方形直線溝63aの
全面を遮らないように隙間が設けられている。前記シャ
ッタ73には、ストッパ71背面にに開口し断面方形直
線溝63aと連通する空気吸引孔74が形成されてい
る。図11に示すシャッタ73は閉状態で、前記先端側
シュート蓋68の先端と付き合わされ、このとき空気吸
引孔73は直線状ベース63の肉薄部63bに設けられ
ている空気吸引孔75に連通するようになっている。ま
た、シャッタ73の先端は、シャッタ閉状態で断面方形
直線溝63aの上面を閉塞し、図12に示す部品ピック
アップ位置Pの部品取出用開口100(シャッタ73が
後退した位置のときの断面方形直線溝63a上方のシャ
ッタ73とシュート蓋68間の隙間)を覆う位置とな
る。
【0036】空気吸引孔75下端の開口に外部接続口7
6が設けられており、これはホースを介して真空発生器
(真空エジェクタ)等の負圧源に接続されている。すな
わち、シャッタ73閉状態では、シャッタ73側の空気
吸引孔74は、直線状ベース63側の空気吸引孔75に
連通状態となり、外部接続口76、ホースを通して負圧
源に接続される。
【0037】図12のようにシャッタ73の全開状態で
は、シャッタ73の底面が空気吸引孔75の上端開口を
塞いで空気吸引経路を遮断するとともに部品取出用開口
100が開いた状態となり、負圧源による空気吸引が継
続していても角チップ部品20には吸引力は働かない。
このように、シャッタ73が開いた状態では吸引力を働
かせないようにしているので、部品取出用開口100に
位置する角チップ部品20に空気の吸い込みに伴う無用
な力が加わるのを防止でき、角チップ部品20の浮き上
がり姿勢の乱れ等を防止できる。
【0038】図13(図1の反対側より見た図)に示す
ように、シャッタ73にはシャッタ開閉アーム81の上
端部のピン81Aが係合されている。シャッタ開閉アー
ム81は、本体フレーム10に固定の支持軸82にて回
動自在に支持されており、下端に係合部83が設けられ
ている。前記支持軸82には回転レバー84も回動自在
に支持されており、該回転レバー84には前記係合部8
3が係合する係合ピン85が設けられており、下端には
連結アーム86の一端部が枢着されている。前記シャッ
タ開閉アーム81と回転レバー84は引張ばね87で連
結されており、シャッタ開閉アーム81の係合部83が
回転レバー側の係合ピン85に係合する向きにそれらを
付勢している。つまり、図13で回転レバー84が左回
転すると、シャッタ開閉アーム81は、係合部83が係
合ピン85に追随する如く左回転し、シャッタ73は左
方向にスライドされ開状態になる。回転レバー84が右
回転すると、シャッタ開閉アーム81は、係合部83が
係合ピン85に押されて右回転し、シャッタ73は右方
向にスライドされ閉状態になる。
【0039】前記連結アーム86の他端部は、操作レバ
ー88に枢着されている。該操作レバー88は、本体フ
レーム10に固定されている支持板89に回動自在に軸
支されており、上部に設けられている操作部91がチッ
プ部品装着機側押下げ部材95の操作力Fを受けて図1
3では左回転するようになっている。なお、この操作力
Fは、図12に示すチップ部品装着機側の吸着ピン(部
品ピックアップピン)2が前記部品ピックアップ位置P
にて角チップ部品20を吸着する動作時に、吸着ピン2
の下降と連動して加えられるようになっている。操作レ
バー88の下端と本体フレーム10との間には引張ばね
92が設けられており、吸着ピン2が上昇位置に復帰し
て操作部91への操作力Fが解除されたときに、操作レ
バー88を右回転させるように付勢している。操作レバ
ー88が駆動源の操作力Fを受けた場合、操作レバー8
8は左回転し、連結アーム86を引っ張り、前記回転レ
バー84を左回転させる。操作レバー88への駆動源の
操作力Fが解除された場合、操作レバー88は引張ばね
92により右回転し、連結アーム86を押し、前記回転
レバー84を図13では右回転させる。
【0040】以上のように、シャッタ73の開閉は、シ
ャッタ開閉アーム81、回転レバー84、連結アーム8
6及び操作レバー88が連動して行われるようになって
いる。その際、シャッタ開閉アーム81と回転レバー8
4を引張ばね87で連結し、シャッタ開閉アーム81の
左回転を回転レバー84の左回転に追随させて行ってい
るので、シャッタ73が開く動作中(図13で左方向に
スライド)に何らかの障害が生じ、シャッタ開閉アーム
81の左回転を妨げる力、すなわち引張ばね87の引っ
張り力以上の力が加わった場合、その力を引張ばね87
が伸張することで吸収し、シャッタ開閉アーム81が回
転レバー84の左回転に無理に追随しないようになって
いる。また、シャッタ開閉アーム81及び回転レバー8
4を右回転させるのを操作レバー88と本体フレーム1
0間に設けた引張ばね92の引っ張り力(操作レバー8
8を右回転方向に付勢する)を利用し連結アーム86を
介して行っていることにより、シャッタ73が閉まる動
作中(右方向にスライド)に何らかの障害が生じ、前記
シャッタ開閉アーム81及び回転レバー84の右回転を
妨げる力、すなわち引張ばね92の引っ張り力以上の力
が加わった場合、操作レバー88の回動が停止し、シャ
ッタ開閉アーム81及び回転レバー84を無理に右回転
させないようになっている。従って、シャッタ73の開
閉の際に、角チップ部品20がシャッタ73と先端側シ
ュート蓋68間の隙間である所の部品取出用開口100
に引っかかったり等して何らかの障害が生じても、無理
に開閉動作が行われないようになっている。
【0041】図1に示すように、前記本体フレーム10
の下辺にはフィーダーロックレバー101及びロック爪
102が取り付けられている。フィーダーロックレバー
101及びロック爪102は、本体フレーム10にそれ
ぞれ枢着されており、両者は連結リンク103を介して
連結されている。なお、図示は省略したが、前記フィー
ダーロックレバー101と本体フレーム10との間には
フィーダーロックレバー101をロック方向(図1の左
回り方向)に付勢するばねが配設されている。前記ロッ
ク爪102は、フィーダーロックレバー101を図1の
仮想線Qのように引き上げた時にチップ部品装着機の供
給部ベース1に設けられたピン104から外れた状態と
なり、ベース1より本体フレーム10及びこれに付属す
る全機構を外すことが可能である。フィーダーロックレ
バー101が図1の実線の状態のときは装着状態とな
り、ロック爪102はピン104に係合するようになっ
ている。
【0042】次に、上記実施例の全体構成の動作説明を
行う。
【0043】まず、ホッパー13内に多数のバルク状の
(ばらの)角チップ部品20を収納しておき、スイッチ
45をオン操作してホッパー昇降用DCモーター42を
回転可能な状態に設定するとともに、方向変換機構30
の偏平有底円筒状回転部32の回転位置を図5のように
横方向固定通路34とスリット35とが一致した状態と
して待機させる。これは、部品落下通路21を落下した
角チップ部品20が直接スリット35内に落下してしま
わないようにするためである。
【0044】部品検出センサ22が部品落下通路21内
の角チップ部品20の1列となった整列端を検出してい
ない場合、DCモーター42は回転し、カム機構を介し
てホッパーベース12及びホッパー13に上下運動を行
わせる。このため、分離整列パイプ55は下部貫通部1
5の穴部15aより漏斗状空間16内に出入りすること
になり、漏斗状空間16内の角チップ部品20を盛り上
げ、下げして僅かに動かす。これに伴いホッパー内のバ
ルク状の角チップ部品20は下部貫通部15の穴部15
aに対し上下している図3に示す分離整列パイプ55の
貫通穴55aに分離状態で入り込む(落下する)。角チ
ップ部品20はパイプ55の貫通穴55aを通って部品
落下通路21の下端方向に重力で落下していくが、当初
は図5のように、部品落下通路21の下端開口が偏平有
底円筒状回転部32の円筒部32aで閉じられているた
め、部品落下通路21に下から上下方向に整列して溜ま
っていく。そして、部品検出センサ22がその配設位置
での角チップ部品20の1列の連なり(整列端)を検出
するまで、DCモーター42の動作は継続される。部品
検出センサ22が角チップ部品20の上下方向の整列し
た連なりを検出するようになると、DCモーター42の
動作を停止し、ホッパー13の上下動を止めて部品落下
通路21への角チップ部品20の供給を停止する。
【0045】前記方向変換機構30は、装置の動作開始
直後においては部品検出センサ22が角チップ部品20
の上下方向の連なりを検出した後に動作を開始するよう
になっている。方向変換機構30は図5の状態で部品落
下通路21内の角チップ部品20の落下を受け止め、通
路21下部の角チップ部品20の停止状態において部品
落下通路21の最下端に位置する角チップ部品20の表
裏を部品表裏検出センサ120で検出する。その後、偏
平有底円筒状回転部32の円筒部32aが図8の中立状
態に戻り、円筒部32aに形成されたスリット35が部
品落下通路21に一致して接続し、連通することで表裏
検出後の角チップ部品20を1個だけスリット35内に
取り込む。
【0046】そして、前記部品表裏検出センサ120の
検出信号が、角チップ部品20の当該センサへの対向面
が表面であることを示している場合、シリンダ機構11
0を作動させて図8の矢印Aのように90度の正回転
(右回転)を偏平有底円筒状回転部32に行わせて図9
のように角チップ部品20が入ったスリット35を直接
横方向部品給送路70の横方向管路122に接続する。
この図9の状態では角チップ部品20はその表面が上向
き(プリント基板への装着面となる裏面は下向き)とな
り、この図9の姿勢になると、スリット35内の角チッ
プ部品20に対して噴気経路125の開口から反対側の
空きスリット35及び横方向固定通路34を通して噴気
が出るとともに、図11の如く直線状シュート61先端
側の部品ピックアップ位置Pの部品取出用開口100が
シャッタ73で密閉された状態となっているので、空気
吸引孔74,75の空気吸引経路による負圧による吸引
力も作用し、この結果、角チップ部品20は図9の矢印
C方向(部品ピックアップ位置P方向)に給送力を受
け、横方向部品給送路70を横方向管路122及び横方
向管路123の順に移動して、図11のように最先端の
角チップ部品20は部品ストッパ71に当接して停止す
る。すなわち、最先端の角チップ部品20は部品取出用
開口100の部品ピックアップ位置Pに位置決め停止さ
れることになる。
【0047】一方、前記部品表裏検出センサ120の検
出信号が、角チップ部品20の当該センサへの対向面が
裏面であることを示している場合、シリンダ機構110
で図8の矢印Bのように90度の逆回転(左回転)を偏
平有底円筒状回転部32に行わせて図10のように角チ
ップ部品20が入ったスリット35を横方向管路122
の反対側の固定部31の横方向固定通路34に接続す
る。この図10の状態においても角チップ部品20はそ
の表面が上向き(プリント基板への装着面となる裏面は
下向き)となり、この図10の姿勢になると、スリット
35内の角チップ部品20に対して噴気経路125の開
口から噴気が出るとともに、図11の如く直線状シュー
ト61先端側の部品ピックアップ位置Pの部品取出用開
口100がシャッタ73で密閉された状態となっている
ので、空気吸引孔74,75の空気吸引経路による負圧
による吸引力も作用し、この結果、矢印D方向の気体流
が発生して角チップ部品20は図10の矢印D方向(部
品ピックアップ位置P方向)に給送力を受け、横方向固
定通路34、空きスリット35、横方向部品給送路70
の横方向管路122及び横方向管路123の順に移動し
て、図11のように最先端の角チップ部品20は部品ス
トッパ71に当接して停止する。
【0048】横方向部品給送路70における横方向管路
122の途中位置にある部品通過検出センサ130が、
角チップ部品20の1個の通過を検出したら方向変換機
構30は再び図8の中立位置に戻り、表裏判別後の角チ
ップ部品20をスリット35に1個受け入れて上述の動
作を繰り返すことができる。
【0049】なお、横方向部品給送路70内の角チップ
部品20の個数が多くなって、角チップ部品20の整列
端が部品通過検出センサ130の光を継続的に遮るよう
になったときは、方向変換機構30の動作を一時停止す
る。
【0050】また、図9又は図10の状態から部品通過
検出センサ130が角チップ部品20の通過を検出でき
ない場合は、角チップ部品20の詰まり等が発生してい
る可能性が高いので、動作停止となる。
【0051】横方向部品給送路70の先端側の部品ピッ
クアップ位置Pに送られた角チップ部品20に対して
は、チップ部品装着機側の吸着ピン2によるピックアッ
プ動作を実行する。すなわち、チップ部品装着機側の吸
着ピン2を下降させるとともに、図13のように操作レ
バー88の操作部91に操作力Fを加え、図13の連結
アーム86、回転レバー84を連動させてシャッタ開閉
アーム81を図13において左回転させ、シャッタ73
を左方向にスライドさせる(図13は図1、図11及び
図12の裏側より見ているため、図12ではシャッタ7
3は右方向にスライドする。)。この結果、シャッタ7
3が開いた状態(部品取出用開口100の全開状態)と
なり、シャッタ73底面が空気吸引孔75の上端開口を
塞いだ状態となり、空気吸引経路が遮断され空気吸引が
角チップ部品20に働かない状態が継続する。そして、
装着機側の吸着ピン2が下降して部品ピックアップ位置
Pにある最先端の角チップ部品20を吸着し、持ち上げ
て移送する。このとき、空気吸引経路が遮断されている
ため、それぞれの角チップ部品20には横方向の給送力
は働かず、相互に緩んだ状態であり、吸着ピン2による
角チップ部品20の取り出しの失敗は無い。
【0052】そして、吸着ピン2が角チップ部品20を
吸着し、上昇することにより、操作レバー88の操作部
91への操作力Fが解除され、引張ばね92により操作
レバー88が図13では右回転し、連結アーム86、回
転レバー84が連動してシャッタ開閉アーム81を右回
転させ、シャッタ73を右方向(図12では左方向)に
スライドさせる。この結果、シャッタ73が閉じられ部
品取出用開口100が閉まり、空気吸引孔74と直線状
ベース63側の空気吸引孔75が連通し、空気吸引孔7
4の空気吸引が有効になる。そして、空気吸引により横
方向部品給送路70内の角チップ部品20は図1の右方
向に給送力を受け、最先端の角チップ部品20が部品ス
トッパ71に当接して部品取出用開口100の部品ピッ
クアップ位置Pに位置決め停止され、吸着ピン2による
部品取り出しの待機状態になる。
【0053】上記実施例によれば以下に述べる効果を得
ることができる。
【0054】(1) ホッパー13を、部品分離用部材と
しての分離整列パイプ55に対して上下動することでバ
ルク状の角チップ部品20を分離、整列する機構におい
て、角チップ部品20の表裏を揃えて整列、給送でき、
角チップ部品20の破損や汚れを殆ど発生させずに供給
可能であり、多様な角チップ部品の供給に応用でき、適
用範囲が広い。
【0055】(2) 方向変換機構30を挟んで前半は部
品落下通路21をほぼ垂直に構成でき、角チップ部品2
0をホッパー13から重力による落下で確実に取り出せ
る。続いて後半は、ほぼ水平に配置した横方向部品給送
路70内を角チップ部品20の後方の噴気と前方の負圧
による吸引で角チップ部品20を確実に給送でき、信頼
性の高い角チップ部品の供給装置が得られる。
【0056】(3) 部品通過検出センサ130を設け
て、この部品通過検出センサ130で方向変換機構30
から角チップ部品20が送出されたことを検出後に、次
の角チップ部品20を方向変換機構30に受け入れるよ
うにしており、方向変換機構30の動作を確実にしかつ
部品詰まり等の不具合発生を迅速に検出できる。
【0057】(4) 部品検出センサー22を部品落下通
路21の途中に設け、部品落下通路21内に一定量以上
の角チップ部品20が存在した場合、ホッパー昇降用D
Cモーター42を停止させてホッパー13の上下動を停
止する構成であり、ホッパー13内の角チップ部品20
を必要以上に撹拌しないため角チップ部品20の損傷を
抑えることができる。
【0058】なお、上記実施例では、方向変換機構30
の偏平有底円筒状回転部32を回転駆動するために、図
6のようにピニオン37とラック40とシリンダ機構1
10とからなる回転駆動部を用いたが、偏平有底円筒状
回転部32を直接モーター駆動することも可能である。
この場合を図14に回転駆動部の変形例として示す。
【0059】図14において、140はパルスモーター
であり、方向変換機構30の偏平有底円筒状回転部32
の延長軸部32bはジョイント141を介してパルスモ
ーター140の回転軸に直結されている。ジョイント1
41には回転検出板142が固定され、この回転検出板
142の回転を検出するために回転検出センサ143が
設けられている。なお、パルスモーター140及び回転
検出センサ143は本体フレームに固定の支持体51側
に図示しない取付金具で固定されている。前記回転検出
センサ143は透過型光センサであり、パルスモータ1
40の原点検出に用いられる。回転検出板142には、
原点検出用スリット又は検出穴が1箇所設けられてい
る。パルスモータ140は原点検出後、パルス信号によ
つて回転を制御される。このような構成により、図8の
偏平有底円筒状回転部32の円筒部32aの中立状態か
ら図9のように90度正転(右回転)させたり、図10
のように90度逆転させたりすることが可能である。な
お、図14中、前述の実施例と同一又は相当部分には同
一符号を付して説明を省略する。
【0060】方向変換機構における偏平有底円筒状回転
部の回転駆動部は、図9の中立状態から正確に±90度
回転可能なものであれば、その他の構成も可能である。
【0061】また、上記実施例では、部品分離用部材と
して分離整列パイプ55を用いたが、分離整列パイプ5
5の代わりに、一対の半割り円筒体に溝を形成して近接
対向又は突き合わせた部品分離用部材を用いることもで
きる。
【0062】また、上記実施例では、角チップ部品の表
裏検出を部品表裏検出センサ120で行ったが、角チッ
プ部品の電極に直接接触可能なプローブを有していて角
チップ部品の電気特性を検出可能な極性検出センサを用
いることができる。この場合には、極性を持つ角チップ
部品の極性検出を実施でき、その検出結果に応じて方向
変換機構の正転、逆転を制御することで、横方向部品給
送路に対して極性を揃えて角チップ部品を給送できる。
【0063】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の角チップ
部品供給装置によれば、角チップ部品を収納した上下動
する収納部と、該収納部内の角チップ部品が1個通過可
能な断面形状の貫通穴又は溝を有する部品落下通路と、
該部品落下通路の途中乃至下端位置に設けられた部品表
裏又は部品極性を検出するセンサと、角チップ部品の向
きを±90度変換して横方向部品給送路に送出する回転
部を持つ方向変換機構とを備えているので、前記部品落
下通路を落下した角チップ部品をスリットで受ける前記
回転部の回転方向を、前記センサの検出結果に応じて制
御、選択して、前記スリットを前記横方向部品給送路に
接続することで、横方向部品給送路に対し部品表裏又は
極性を揃えて角チップ部品を正確に送出することができ
る。このため、表裏や極性を区別して供給する必要のあ
る角チップ部品の供給が可能となり、適用範囲の拡大を
図ることができる。
【0065】また、角チップ部品を収納した上下動する
収納部に対し部品落下通路をほぼ垂直に配設することが
でき、角チップ部品を方向変換機構に対し確実に落下さ
せることができる。方向変換機構からほぼ水平の横方向
部品給送路への角チップ部品の送出は、噴気や空気吸引
を併用することで確実に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る角チップ部品供給装置の実施例の
全体構成を示す一部を断面とした正面図である。
【図2】実施例の一部を省略して示す左側面図である。
【図3】実施例の分離整列パイプを断面としたその周辺
部分の平面図である。
【図4】実施例における部品落下通路を示す部分平断面
図である。
【図5】実施例における方向変換機構の正面図である。
【図6】同平断面図である。
【図7】実施例において方向変換機構を回転駆動するた
めのシリンダ機構の背面図である。
【図8】実施例における方向変換機構であって中立状態
の正面図である。
【図9】同じく偏平有底円筒状回転部が90度正転した
ときの正面図である。
【図10】同じく偏平有底円筒状回転部が90度逆転し
たときの正面図である。
【図11】実施例の部品ピックアップ位置Pにおいてシ
ャッタ閉成時を示す正断面図である。
【図12】同じくシャッタ開成時を示す正断面図であ
る。
【図13】実施例におけるシャッタ開閉のための機構部
分を示す背面図である。
【図14】方向変換機構の回転駆動部の変形例を示す平
断面図である。
【符号の説明】
1 供給部ベース 2 吸着ピン 10 本体フレーム 11 精密ボールスライド 12 ホッパーベース 13 ホッパー 20 角チップ部品 21 部品落下通路 22 部品検出センサ 30 方向変換機構 31 溝付き円板状固定部 32 偏平有底円筒状回転部 32a 円筒部 34 横方向固定通路 35 スリット 42 ホッパー昇降用DCモーター 55 分離整列パイプ 61 直線状シュート 63 直線状ベース 64 シュート蓋 68 先端側シュート蓋 70 横方向部品給送路 71 部品ストッパ 72 ガイド 73 シャッタ 74,75 空気吸引孔 100 部品取出用開口 110 シリンダ機構 120 部品表裏検出センサ 122,123 横方向管路 125 噴気経路 130 部品通過検出センサ 140 パルスモーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角チップ部品を収納した上下動する収納
    部と、該収納部内の角チップ部品が1個通過可能な断面
    形状の貫通穴又は溝を有する部品落下通路と、該部品落
    下通路の途中乃至下端位置に設けられた部品表裏又は部
    品極性を検出するセンサと、 横方向固定通路を有する固定部、該固定部に外接する回
    転部、該回転部の回転駆動部、及び前記回転部に対し直
    径方向で対称位置にそれぞれ形成されていて角チップ部
    品を1個収納可能なスリットを有する方向変換機構と、 前記横方向固定通路と前記スリットとの一致状態にて当
    該スリットに接続する横方向部品給送路とを備え、 前記部品落下通路を落下した角チップ部品を前記スリッ
    トで受ける前記回転部の回転方向を、前記センサの検出
    結果に応じて制御して、前記スリットを前記横方向部品
    給送路に接続することを特徴とする角チップ部品供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記横方向固定通路と前記スリットとの
    一致状態にて前記横方向部品給送路の反対側に位置する
    スリットに連通する噴気経路を有し、該噴気経路からの
    噴気により前記スリット内の角チップ部品を前記横方向
    部品給送路に送出する請求項1記載の角チップ部品供給
    装置。
  3. 【請求項3】 前記横方向部品給送路の先端側の部品ピ
    ックアップ位置に部品取出用開口を設け、該部品取出用
    開口を開閉するためのシャッタを設けるとともに、前記
    横方向部品給送路内を空気吸引する空気吸引経路を設
    け、前記シャッタを閉じた状態で前記横方向部品給送路
    内の空気吸引を行い、前記シャッタを開いた状態で前記
    空気吸引経路を遮断する請求項1又は2記載の角チップ
    部品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記横方向部品給送路の途中位置に部品
    通過検出センサを設け、前記方向変換機構から角チップ
    部品が送出されたことを当該部品通過検出センサで検出
    後、次の角チップ部品を前記方向変換機構に受け入れる
    請求項1,2又は3記載の角チップ部品供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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