JPH08148256A - 光ビームはんだ付け方法 - Google Patents

光ビームはんだ付け方法

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JPH08148256A
JPH08148256A JP6315750A JP31575094A JPH08148256A JP H08148256 A JPH08148256 A JP H08148256A JP 6315750 A JP6315750 A JP 6315750A JP 31575094 A JP31575094 A JP 31575094A JP H08148256 A JPH08148256 A JP H08148256A
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pressing
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正金 渡辺
Kanetaka Mizuno
金孝 水野
Hikari Okita
光 沖田
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】安定的で信頼性の高いはんだ付け接続を得る光
ビームはんだ付け方法。 【構成】透明押さえガラス板3と基板2との間に、透明
柔軟材6を介在させると、ガラス板3にかかった圧力が
透明柔軟材6で分散されて、接続端子部に多少の凸凹が
あったとしても、基板2に対して均等に圧力がかかり、
接続端子部が密着して充分にはんだが行き渡る。透明柔
軟材6が、接続端子側で面積的に小さい断面形状である
と、接続端子に圧力が集中するので、押さえが緩まな
い。またガラス板にかける加圧をレーザ照射する領域の
周辺部で移動しながら押さえる機構を用いることで、レ
ーザ照射部分は常に加圧がかかり、はんだがリフローす
る際に圧力が弱くなることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブル配線基板
(FPC基板)と絶縁性固体基板とのはんだ付け方法に
関し、特に、レーザビームを用いてはんだをリフローさ
せてはんだ付けする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスエポキシ回路基板やEL素
子のガラス基板等の絶縁性固体基板に、ポリイミド系樹
脂を主材とするフレキシブル配線基板をはんだ付けする
場合には、それぞれの端子部分を重ね合わせて、予め端
子部に盛られたはんだをリフローしてはんだ付けしてい
る。このはんだ付け端子部は、近年の回路素子の小型化
に伴って配線ピッチも細かくなり、はんだ付け箇所とは
んだ付け性能の向上が必要とされてきた。
【0003】このような微細ピッチの配線を効率よくは
んだ付けするには、予め端子部にはんだを盛っておき、
正確に位置合わせさせた基板どうしを、ずれが生じない
ように両基板を固定してはんだをリフローさせる方式が
一般的に行われている。そのリフローの手法としては回
路基板全体を加熱炉に入れることは不経済であり、基板
に影響を与えることから、特開昭62-211886 号公報に示
されるような、部分的な加熱ができるレーザビームをは
んだ部分に照射してリフローさせる光ビームはんだ付け
が利用されている。
【0004】この光ビームはんだ付けは、図1に示すよ
うな配置で、基板1の上にフレキシブル配線端子2を、
接続端子部どうし位置合わせして、その上から透明ガラ
ス押さえ板3をあてがって、止め治具4で固定し、上部
からレーザビーム5を移動させながら照射させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
はんだ付け方法では、接続端子部のはんだメッキ厚のム
ラや歪みにより、平面ガラスで押さえたとしても全ての
接続端子部に充分な圧力が掛からないことが生じる。特
に、接続端子部が微細ピッチとなり、高密度化するに従
って、はんだメッキ厚が薄くなり、充分に圧力が掛から
ない部分が発生して、はんだ付け不足となり、はんだ不
良となる箇所が発生するという問題がある。
【0006】従って本発明の目的は、微細化された配線
の、フレキシブル配線基板と絶縁性固体基板との光ビー
ムはんだ付けで、安定的で信頼性の高いはんだ付け接続
を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の構成は、フレキシブル配線基板と絶縁性固体
基板の接続端子部どうしのはんだ付け接合において、押
さえ透明ガラス板で耐熱性の透明柔軟材を挟んで、はん
だ付け部を加圧固定し、光ビームを前記はんだ付け部に
照射してはんだをリフローさせてはんだ付けすることで
ある。また関連発明の構成は、前記透明柔軟材料が、前
記フレキシブル配線基板の接続端子部を均一に加圧固定
する断面形状を有することを特徴とする。あるいはま
た、前記加圧固定が、光ビーム照射部近傍の前記押さえ
透明ガラスを光ビーム移動に合わせて移動しながら加圧
する機構によることを特徴ある構成とする。
【0008】
【作用】透明押さえガラス板と基板との間に、柔軟性を
有する透明な材料(透明柔軟材)を介在させると、ガラ
ス板にかかった圧力が透明柔軟材で分散されて、接続端
子部に多少の凸凹があったとしても、基板に対して均等
に圧力がかかり、接続端子部が密着して充分にはんだが
行き渡る。透明柔軟材が、接続端子側で面積的に小さい
断面形状であると、接続端子に圧力が集中するので、押
さえが緩まない。またガラス板にかける加圧をレーザ照
射する領域の周辺部で移動しながら押さえる機構を用い
ることで、レーザ照射部分は常に加圧がかかり、はんだ
がリフローする際に圧力が弱くなることがない。
【0009】
【発明の効果】透明柔軟材は、均一に接続端子部を押さ
え、はんだを充分に行き渡らせるので一部の端子にはん
だ不良を発生させることがない。透明柔軟材の断面形状
を端子部に集中させる形状とすることができるので、接
続端子部が薄い構造であっても確実に密着する効果があ
り、加圧する力を半減させることができる。また、加圧
をレーザ照射移動と合わせて移動することで、レーザ照
射領域が確実に加圧され、圧力不足ではんだ不良となる
ことがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図2は、本発明の光ビームはんだ付け方法の様
子を説明する模式図である。回路基板(あるいはEL素
子ガラス基板)1の上にフレキシブル配線基板2が接続
端子が一致するように配置されて、その上から透明柔軟
材6があてがわれ、その上から透明押さえガラス板3で
押さえて、止め治具4で加圧固定してある。なお、基板
の台となる部分は図示していない。透明柔軟材6はガラ
ス板3に圧迫されて潰される形になるので、フレキシブ
ル配線基板2は透明柔軟材6から均等に圧力を受ける。
従って、フレキシブル配線基板2のいずれの端子部でも
上から圧力を加えられた状態となり、回路基板1の端子
部分の凹凸や、フレキシブル配線基板の端子部分の凹凸
があったとしても、その凹凸は透明柔軟材6に吸収され
てしまい、フレキシブル配線基板2と回路基板1とは密
着状態になる。
【0011】その状態を保つために止め治具4は、ネジ
締めもしくはスプリング等で、透明押さえガラス板3を
基板側に圧力がかかるように押さえつける働きをする。
ガラス板3はある程度厚みを持たせてあるため、塑性変
形してしまうことはなく、ほぼ均等に透明柔軟材6を加
圧する。このようにすると、各基板に対して均等に力が
加わる。
【0012】従来基板に対して押さえ漏れを防ぐため
に、かなりの圧力をかけてガラス板3を押さえつけてい
る必要があり、そのため力の分散がうまく成されず、回
路基板に対してダメージを与えないよう注意が必要であ
り、製造工程としてスループットを下げる要因となって
いた。それに対して透明柔軟材6を用いることで圧力が
均等化されるため、従来よりも少ない圧力で押さえガラ
ス板3を固定することができ、止め治具4の取扱いが容
易になって作業性が向上する。
【0013】耐熱性ある透明柔軟材としては、主に透明
合成樹脂材、例えばシリコーンゴムがあり、これは断面
形状も自由に形成でき、また必要に応じて接続端子部の
形状に合わせた形状、大きさにすることができる。さら
に透明柔軟材の厚さも必要に応じて選択して形成でき
る。ただし、押さえガラス板3よりは透明度が劣るため
に、ガラス板3より厚い構成とすることは好ましくな
く、使用する端子部の大きさにもよるが、0.5 〜数mm
程度の厚さで充分である。
【0014】(第二実施例)図3に示すように、レーザ
照射の周囲を、ローラ付の押さえ治具等の移動可能な治
具7で押さえガラス板3を加圧し、レーザビーム5の移
動と同期させることで、常にレーザビーム照射部分は安
定した加圧が成されて、基板どうしが必ず接触している
構成としてある。このような場合、押さえガラス板3
は、端子部の位置合わせがずれないように、図3で図示
しない止め治具4で固定してあるが、押さえガラス板3
の中央部分は止め治具4の押さえポイントから離れてい
るために、フレキシブル配線基板2や回路基板1にかか
る圧力が弱くなっている。そのため、移動可能な治具7
で加圧を補い、押さえガラス板3に対する圧力を一定に
保つ。従ってレーザ照射部分に対しては、常に一定の圧
力が加わることになり、安定したはんだ付けが実施され
る。
【0015】(第三実施例)フレキシブル配線基板2の
接続端子部を均一に加圧固定する断面形状が、図4(a)
、(b) に示すように、接続端子側(下側)が狭くなっ
た半丸もしくは台形形状であると、ガラス板3から受け
る圧力がフレキシブル配線基板2と回路基板1の端子部
分に集中するため、端子部にかかる圧力が高まり、端子
部の浮きをより防ぐことができる。またはもちろん図4
(c) のように、普通の矩形断面でもよい。このような断
面形状であっても、ガラス板3に受けた圧力はそのまま
下側のフレキシブル基板2や回路基板1に伝わり、圧力
は均等化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ビームはんだ付け方法を示す模式的構
成断面図。
【図2】本発明の光ビームはんだ付け方法を示す模式的
構成断面図。
【図3】第二実施例の光ビームはんだ付け方法を示す模
式的構成断面図。
【図4】透明柔軟材の断面形状の実施例。
【符号の説明】
1 回路基板(またはEL素子のガラス基板) 2 フレキシブル配線基板 3 押さえガラス板 4 止め治具 5 レーザビーム 6 透明柔軟材 7 移動可能な止め治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブル配線基板と絶縁性固体基板の
    接続端子部どうしのはんだ付け接合において、 押さえ透明ガラス板で耐熱性の透明柔軟材を挟んで、は
    んだ付け部を加圧固定し、光ビームを前記はんだ付け部
    に照射してはんだをリフローさせてはんだ付けすること
    を特徴とする光ビームはんだ付け方法。
  2. 【請求項2】前記透明柔軟材料が、前記フレキシブル配
    線基板の接続端子部を均一に加圧固定する断面形状を有
    することを特徴とする請求項1に記載の光ビームはんだ
    付け方法。
  3. 【請求項3】前記加圧固定が、光ビーム照射部近傍の前
    記押さえ透明ガラスを光ビーム移動に合わせて移動しな
    がら加圧する機構によることを特徴とする請求項1に記
    載の光ビームはんだ付け方法。
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