JPH081478A - スライド装置の防護装置 - Google Patents

スライド装置の防護装置

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JPH081478A
JPH081478A JP6136163A JP13616394A JPH081478A JP H081478 A JPH081478 A JP H081478A JP 6136163 A JP6136163 A JP 6136163A JP 13616394 A JP13616394 A JP 13616394A JP H081478 A JPH081478 A JP H081478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
cover
space
guide rail
mounting block
Prior art date
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Pending
Application number
JP6136163A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiko Nakazato
成彦 中里
Satoshi Fukazawa
智 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Industrial Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamakawa Industrial Co Ltd filed Critical Yamakawa Industrial Co Ltd
Priority to JP6136163A priority Critical patent/JPH081478A/ja
Publication of JPH081478A publication Critical patent/JPH081478A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性に優れ、静粛、廉価な防護装置を提供
する。 【構成】 機械のベース1に固設されたガイドレール3
に摺動案内されるスライダ5にはその摺動方向に貫通す
る空間7Cを有する略断面コ字状の取付ブロック7が固
設される。ガイドレール3を上方から覆うカバー11が
空間7Cを貫通して配置され機械の固定部に固設されて
いる。従って、溶接スパッタ等がスライド装置の摺接面
に飛び込むのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスライド装置、特に工作
機械や作業機械に用いられるスライド装置の防護装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスライド装置はガイドレールとこ
れに摺動案内されるスライダとを備え、工作機械におい
ては、刃物回転ヘッドとワークが固定されるテーブル等
とを相対的に案内移動するため、また、作業機械にあっ
ては溶接治具等を所定位置に案内移動するため等に用い
られている。
【0003】従来、かかるスライド装置においては、工
作機械、特に切削装置により生ずる切削クズや溶接機に
より生ずるスパッタ等が、ガイドレールとスライダとの
摺動面に噛込み摺動不良になるのを防止するために、防
護カバーを設けることが行われている。
【0004】この一例として、一端がガイドレール端に
固設され、他端がスライダに固設されてガイドレールを
覆い、スライダの移動に伴なって伸縮するようにした、
紙製または布製の蛇腹式防護カバーが知られている。
【0005】また、他の例としては、断面略コ字状の金
属製カバーを複数個入れ子式に組合せ、同じくスライダ
の移動に合わせて重なり量を異ならせるようにした入れ
子式防護カバーが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の防護カバーにおいては、紙製または布製の蛇腹式
の場合、切削クズに対しては用い得るが溶接機に対して
は耐熱性に乏しいので用いることができないことと、蛇
腹の折目部分に繰返し荷重が作用して疲労破壊が生じ易
く、耐久性が低いという問題がある。またコスト的にも
高いものであった。
【0007】さらに、入れ子式の場合は、寸法が僅かに
異なる複数個のカバーを用意する必要があり、コストが
嵩むと共に、スライダの移動時に音が発生するという問
題がある。
【0008】本発明の目的は、かかる従来の問題を解消
し、廉価で耐久性に富むと共に、スライダの移動に伴な
う音が生ずることのないスライダ装置の防護装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の形態によるスライド装置の防護装置
は、ガイドレールと、該ガイドレールに摺動案内される
スライダとを備えたスライド装置において、スライダの
摺動方向に貫通する空間を有する取付ブロックを前記ス
ライダに固設し、前記ガイドレールの少なくとも上面を
覆い前記空間を貫通するカバーを設けたことを特徴とす
る。
【0010】また、本発明の第2の形態によるスライド
装置の防護装置は、機械のベースに固設されたガイドレ
ールと、該ガイドレールに沿って摺動案内されるスライ
ダと、該スライダの上面に固設されその摺動方向に貫通
する空間を有する取付ブロックと、前記ガイドレールの
少なくとも上面を覆い前記取付ブロックの空間を貫通し
て前記機械に配置されたカバーとを備えたことを特徴と
する。
【0011】ここで、前記取付ブロックは前記ガイドレ
ールを覆う形態の断面略コ字状であり、前記空間も同じ
く断面略コ字状であることが好ましい。
【0012】また、前記取付ブロックは、その上面に移
動体を取付けるための取付穴と前記空間に連通する開口
とを有し、かつ、その下面に前記空間に連通し前記開口
と同心に前記スライダへの取付け用の穴を有してもよ
い。
【0013】さらに、前記カバーは前記空間の形状に対
応した略断面コ字状をしたアルミニウムの押出し成形品
であるのが好ましい。
【0014】
【作用】本発明によれば、スライダの摺動方向に貫通す
る空間を有する取付ブロックがスライダに固設され、ガ
イドレールの少なくとも上面を覆い前記空間を貫通する
カバーが設けられる。
【0015】従って、スライダがガイドレールに案内移
動されると取付ブロックがカバーに影響を与えることな
く同時に移動するので、例えば、取付ブロックに溶接治
具が取付けられたような場合でも、スパッタはカバー上
に落ちガイドレールの摺動面に噛込むことはない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
【0017】図1ないし図3において、1は機械(工作
機械、作業機械のいずれでもよい)のベース、3は該ベ
ース1に不図示のボルトにより固設されたガイドレー
ル、5は該ガイドレールに摺動案内されるスライダであ
り、このガイドレール3およびスライダ5でもってスラ
イド装置が構成され、かかるスライド装置はユニットと
して市販されている。スライダ5の上面には、本実施例
においては4個のボルト穴5Aが穿設されている。
【0018】7は基本的に略断面コ字状をした取付ブロ
ックであり、両側に脚部7A,7Aと両脚部から張出し
た耳部7B,7Bとを備えている。そして、図2に示す
ように、中央部にスライダ5の摺動方向に貫通する略断
面コ字状の空間7Cが形成されている。また、下面には
空間7Cに連通しスライダ5に取付け固定するためのボ
ルト穴7Dが本実施例では4個設けられている。さら
に、上面には、その耳部7Bに不図示の移動体を取付け
るための取付穴7Eが、また中央部には上記ボルト穴7
Dと同心に空間7Cに連通する開口7Fが本実施例では
それぞれ4個づつ穿設されている。ここで、開口7Fは
ボルト穴7Dに挿通されるボルト9を挿入し、締付動作
を行うためのものであり、かかる目的が達成される限り
その形状は問わない。ボルト9は角穴付のボルトであ
り、角レンチ等を用いてスライダ5のボルト穴5Aに螺
着され、取付ブロック7をスライダ5に固設する。
【0019】11は前述の取付ブロック7の空間7Cに
対応した形状である略断面コ字状のカバーであり、両側
に脚部11A,11Aと、両肩に傾斜面部11B,11
Bと、中央に補強用のリブ11Cとを備えている。該カ
バー11はアルミニウムの押出し成形品であり、その一
端部に機械への取付用のフランジ11Dが設けられてい
る。
【0020】上記構成になる本実施例においては、スラ
イダ5が摺動自在に嵌合されたガイドレール1がまず機
械のベース1に固設される。そして、このスライダ5の
上に取付ブロック7を載置し、その上面の開口7Fから
ボルト9を挿入し、取付ブロック7およびスライダ5の
ボルト穴7Dおよび5Aにボルト9を螺合することによ
り、取付ブロック7がスライダに固設される。なお、こ
のとき取付ブロック7の脚部7A下端とベース1との間
には若干の空隙が確保されている。
【0021】その後、この取付ブロック7の空間7Cに
カバー11を挿通し、該カバー11の一端をフランジ1
1Dを介して機械の固定部に取付けることによって、カ
バー11が固設される。かかるカバー11の固設状態で
は、図1に示すように、ガイドレール3およびスライダ
5は上方から完全にカバー11に覆われることになる。
従って、かかる状態でスライダ5および取付ブロック7
はカバー11に何等の影響を与えることなく移動するこ
とができる。
【0022】なお、本実施例では、カバー11はその一
端部のみを機械の固定部に取付けるようにしたが、カバ
ー11はベース1との間に所定の間隙が必要なことか
ら、それが長尺となり片持では不充分な場合には、スラ
イダ5の可動範囲外の他端部にスペーサ等を設置し両持
にしてもよいことはいうまでもない。
【0023】上述したスライド装置の防護装置のセット
が完了した後、取付ブロック7には所望の移動体がその
取付穴7Eを利用してボルト等でもって取付けられる。
かかる移動体としては、例えば、ワークが固設されるテ
ーブルや溶接治具等が挙げられる。
【0024】かくて、切削作業や溶接作動等を行ったと
しても、切削クズや溶接スパッタはカバー11でもって
遮られ、スライド装置の摺動面に入ることが防止される
ので、そのスティック等が未然に防止される。
【0025】なお、上述の実施例においては、一個のガ
イドレールに一個のスライダが用いられた例につき示し
たが、大型のテーブルを用いる場合等には、一個のガイ
ドレールに複数のスライダを用いること、また複数のガ
イドレールを用いることもあり、このような場合にも本
発明が適用できることはいうまでもない。
【0026】さらに、カバー11はアルミニウム製の例
につき説明したが、熱的な影響を受けない場合には、樹
脂成形品を用いることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スライダの移動に伴なう変形部や摺動部がカ
バーに存在しないので、耐久性に優れ、静粛で廉価な装
置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 3 ガイドレール 5 スライダ 7 取付ブロック 7C 空間 11 カバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールと、該ガイドレールに摺動
    案内されるスライダとを備えたスライド装置において、 スライダの摺動方向に貫通する空間を有する取付ブロッ
    クを前記スライダに固設し、 前記ガイドレールの少なくとも上面を覆い前記空間を貫
    通するカバーを設けたことを特徴とするスライド装置の
    防護装置。
  2. 【請求項2】 機械のベースに固設されたガイドレール
    と、 該ガイドレールに沿って摺動案内されるスライダと、 該スライダの上面に固設されその摺動方向に貫通する空
    間を有する取付ブロックと、 前記ガイドレールの少なくとも上面を覆い前記取付ブロ
    ックの空間を貫通して前記機械に配置されたカバーとを
    備えたことを特徴とするスライド装置の防護装置。
  3. 【請求項3】 前記取付ブロックは前記ガイドレールを
    覆う形態の断面略コ字状であり、前記空間も同じく断面
    略コ字状であることを特徴とする請求項1または2に記
    載のスライド装置の防護装置。
  4. 【請求項4】 前記取付ブロックは、その上面に移動体
    を取付けるための取付穴と前記空間に連通する開口とを
    有し、かつ、その下面に前記空間に連通し前記開口と同
    心に前記スライダへの取付け用の穴を有することを特徴
    とする請求項3に記載のスライド装置の防護装置。
  5. 【請求項5】 前記カバーは前記空間の形状に対応した
    略断面コ字状をしたアルミニウムの押出し成形品である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    スライド装置の防護装置。
JP6136163A 1994-06-17 1994-06-17 スライド装置の防護装置 Pending JPH081478A (ja)

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