JPH08147826A - 回転ヘツド装置の製造方法 - Google Patents

回転ヘツド装置の製造方法

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JPH08147826A
JPH08147826A JP6305531A JP30553194A JPH08147826A JP H08147826 A JPH08147826 A JP H08147826A JP 6305531 A JP6305531 A JP 6305531A JP 30553194 A JP30553194 A JP 30553194A JP H08147826 A JPH08147826 A JP H08147826A
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JP
Japan
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protrusion
bulge
height
drum
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP6305531A
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English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
孝 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、所望する高さの突起を容易に形成す
ることができる回転ヘツド装置の製造方法の実現を目的
とするものである。 【構成】固定及び又は回転ドラムのテープ走行面の所定
位置に所定高さの第1の突起を有する回転ヘツド装置の
製造方法において、固定及び又は回転ドラムのテープ走
行面に第1の突起よりも高さの高い第2の突起を形成す
る第1の工程と、第2の突起の先端部を所望量除去する
ことにより第2の突起から第1の突起を形成する第2の
工程とを設けるようにしたことにより、従来に比べて格
段的に容易に第1の突起を形成することができ、かくし
て所望する高さの突起を容易に形成することができる回
転ヘツド装置の製造方法を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転ヘツド装置の製造方
法に関し、例えばビデオテープレコーダの回転ヘツド装
置の製造方法に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダなどの回転
ヘツド装置においては、通常、図3に示すように、固定
ドラム(主として下ドラム)1のテープ走行面1Aにバ
ルジと呼ばれる50〔μm 〕程度の高さの突起1AXが2
ヶ所突出形成されている。これによりこの種の回転ヘツ
ド装置では、固定ドラム1のテープ走行面1A上をテー
プ(図示せず)が走行する際、当該テープと固定ドラム
1(及び回転ドラム)間に空気層を生じさせて固定ドラ
ム1A(及び回転ドラム)に対するテープの貼り付きや
ビビリ(Stick Slip)を防止し得るようになされてい
る。
【0003】ところでこの種の突起(バルジ)の形成方
法の1つとして、従来、例えば図4に示すように、回転
ヘツド装置の固定ドラム1のテープ走行面1Aを形成す
る周側壁1Bに内側が窪んでなる薄肉部1BXを設け、
ダイと呼ばれる内側面に窪み2Aを有する治具2を、そ
の窪み2Aが薄肉部1BXと対向するように固定ドラム
1のテープ走行面1Aに当接させると共に、図5(A)
に示すように、当該薄肉部1BXを内側からパンチと呼
ばれる治具3で外方向に加圧することにより、図5
(B)に示すようにバルジ1AXを塑性形成する方法
(以下、これを第1のバルジ形成方法と呼ぶ)がある。
【0004】またバルジを形成するもう1つの形成方法
として、図6(A)及び(B)に示すように、第1のバ
ルジ形成方法と同様に固定ドラム1の周側壁1Bに薄肉
部1BXを設け、当該薄肉部1BXの外周面(固定ドラ
ム1のデープ走行面1Aに相当)を切削バイト4と呼ば
れる治具で仕上切削することにより、切削抵抗による弾
性変化のスプリングバツクを利用してバルジ1AXを形
成する方法(以下、これを第2のバルジ形成方法と呼
ぶ)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら第1
及び第2のバルジ形成方法では、パンチ2による固定ド
ラム1の薄肉部1BXへの加圧を停止したときに生じる
突起(バルジ)1AXのもどり量S1 やスプリングバツ
クによるバルジ1AXのもどり量S2 が固定ドラム1の
薄肉部1BXの厚みに大きく左右されるため、形成され
るバルジ1AXの高さのばらつきを抑えるためには、固
定ドラム1の薄肉部1BXの厚みを厳しく管理する必要
がある。しかしながら現実的には固定ドラム1の薄肉部
1BXに対する必要な精度を確保するのが困難であり、
従つて所望の高さのバルジ1AXを形成することが難し
い問題があつた。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、所望する高さの突起を容易に形成することができる
回転ヘツド装置の製造方法を提案しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、固定及び又は回転ドラム(10)
のテープ走行面(10B)の所定位置に所定高さの第1
の突起(10BXB)を有する回転ヘツド装置の製造方
法において、固定及び又は回転ドラム(10)のテープ
走行面(10B)に第1の突起(10BXB)よりも高
さの高い第2の突起(10BX)を形成する第1の工程
と、第2の突起(10BX)の先端部(10BXA)を
所望量除去することにより第2の突起(10BX)から
第1の突起(10BXB)を形成する第2の工程とを設
けるようにした。
【0008】また本発明においては、固定及び又は回転
ドラム(10)の所定位置と対向する、テープ走行面
(10B)を形成する周側壁(10A)の内側部分に凹
部を形成することにより薄肉部10AXを形成する第3
の工程と、固定及び又は回転ドラム(10)の薄肉部
(10AX)を内側から外側方向加圧することにより第
2の突起(10BX)を塑性形成する第4の工程とでな
るようにした。
【0009】さらに本発明においては、第2の工程を、
固定及び又は回転ドラム(10)の軸(K1)を中心軸
として固定及び又は回転ドラム(10)を回転させなが
ら第2の突起(10BX)の先端部(10BXA)を切
削除去することにより行うようにした。
【0010】
【作用】固定及び又は回転ドラム(10)のテープ走行
面(10B)に第1の突起(10BXB)よりも高さの
高い第2の突起(10BX)を形成した後、第2の突起
(10BX)の先端部(10BXA)を所望量除去する
ようにして第1の突起(10BXB)を形成するように
したことにより、従来に比べて格段的に容易に第1の突
起(10BXB)を形成することができ、かくして所望
する高さの突起(10BXB)を容易に形成することが
できる回転ヘツド装置の製造方法を実現できる。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0012】図1(A)及び(B)は、実施例によるビ
デオテープレコーダの回転ヘツド装置の製造方法を示す
ものであり、まず図1(A)に示すように、固定ドラム
10の周側壁10Aの所定位置に内側に凹部を形成する
ようにして薄肉部10AXを設け、続いて固定ドラム1
0のテープ走行面10Bにダイ11をその窪み11Aが
固定ドラム10の薄肉部10AXと対向するように当接
させながらパンチ12を用いて固定ドラム10の周側壁
10Aの内側から外側方向に加圧することによりテープ
走行面10Bに突起10BXを塑性形成する。
【0013】この際ダイ11としては、窪み11Aが従
来よりも大きく(深く)形成されたものを用いるように
し、これにより固定ドラム10のテープ走行面10Bに
形成する突起10BXを、所望するバルジの高さよりも
高く形成するようにする。次いでこの固定ドラム10を
図1(B)に示すように、NC旋盤装置13に装着する
ことによりその軸K1を中心軸として回転させながら、
切削バイト14を用いて突起10BXを含めた固定ドラ
ム10の半径が所望の大きさになるように切削加工す
る。これにより固定ドラム10の高さh11に形成された
突起10BXの先端部(破線部)10BXAが切削さ
れ、かくして図2(A)及び(B)に示すように、所望
の高さh10のバルジ10BXBを形成することができ
る。
【0014】以上の構成において、この回転ヘツド製造
方法では、まず固定ドラム10のテープ走行面10Bに
所望するバルジ10BXBの高さh10よりも高い(高さ
11)突起10BXを形成し(図1(A))、続いてこ
の突起10BXの先端部10BXAを切削除去(図1
(B))することにより所望高さのバルジ10BXBを
形成する(図2(A)及び(B))。従つて固定ドラム
10に形成する薄肉部10AXの肉厚を厳しく管理する
必要性も、当該薄肉部10AXに塑性形成する突起10
BX(図1(A))の高さを厳しく管理する必要性もな
く、かくして従来のバルジ形成方法に比べて格段的に容
易に所望高さのバルジ10BXBを形成することができ
る。
【0015】以上の構成によれば、固定ドラム10のテ
ープ走行面10Bに所望するバルジ10BXBの高さよ
りも高い突起10BXを形成し、続いてこの突起10B
Xの先端部10BXAを切削除去するにより所望高さの
バルジ10BXBを形成するようにしたことにより、従
来のバルジ形成方法に比べて格段的に容易に、かつ正確
に所望高さのバルジ10BXBを形成することができ、
かくして所望する高さのバルジを容易かつ正確に形成す
ることができる回転ヘツド装置の製造方法を実現でき
る。
【0016】また固定ドラム10のテープ走行面10B
に塑性加工によつて突起10BXを塑性形成する際、当
該突起10BXの高さをラフにすることができるため、
塑性加工用の各治具11、12の構造を簡略化すること
ができる。さらに固定ドラム10にのテープ走行面10
Bに突起10BXを塑性形成後、NC旋盤装置13によ
つて当該突起10BXの余分な部分10BXAを切削除
去するようにしたことにより、バルジ10BXBを所望
する高さの±3M程度の誤差で形成することができる。
【0017】さらにこの回転ドラム製造方法によれば、
当該バルジ10BXBの先端部10BXAには固定ドラ
ム10とほぼ同じ曲率の曲面(R)を形成することがで
きるため、テープを、固定ドラム10のテープ走行面1
0B上をバルジ10BXBに引つ掛かることなく滑らか
に走行させることができ、かくしてこの回転ドラム装置
の使用時におけるテープの損傷のおそれを回避させるこ
とができる利点もある。
【0018】なお上述の実施例においては、固定ドラム
10の所定位置にバルジ10BXB(図2(A))の元
となる突起10BXを形成する手段として、パンチ12
及びダイ11(図1(A))を用いた塑性加工により当
該突起10BXを形成するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば従来の第2のバル
ジ形成方法を用いて固定ドラム10の所定位置に所望す
るバルジ10BXBの高さよりも高い突起10BXを形
成するようにしても良く、バルジ10BXBの元となる
突起10BXを固定ドラム10のテープ走行面10Bに
突出形成する方法としては、この他種々の形成方法を適
用できる。
【0019】また上述の実施例においては、固定ドラム
10に形成したバルジ10BXBの元となる突起10B
Xの先端部10BXAを切削除去する方法として、NC
旋盤装置13を用いるようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は、バルジ10BXBの
先端面に固定ドラム10とほぼ同様の曲率を形成するの
であれば、その形成方法としてはこの他種々の方法を適
用できる。
【0020】さらに上述の実施例においては、本発明を
ビデオテープレコーダの回転ヘツド装置の製造に適用す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、要は、固定及び又は回転ドラムのテープ走行面の
所定位置に所定高さの突起を有する回転ヘツド装置であ
るのならば、この他種々の回転ヘツド装置の製造方法と
して適用することができる。
【0021】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、固定及び
又は回転ドラムのテープ走行面の所定位置に所定高さの
第1の突起を有する回転ヘツド装置の製造方法におい
て、固定及び又は回転ドラムのテープ走行面に第1の突
起よりも高さの高い第2の突起を形成する第1の工程
と、第2の突起の先端部を所望量除去することにより第
2の突起から第1の突起を形成する第2の工程とを設け
るようにしたことにより、従来に比べて格段的に容易に
第1の突起を形成することができ、かくして所望する高
さの突起を容易に形成することができる回転ヘツド装置
の製造方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による回転ドラム装置の製造方法の説明
に供する断面図及び平面図である。
【図2】固定ドラムに形成されたバルジを示す断面図及
び斜視図である。
【図3】バルジの説明に供する上面図である。
【図4】従来行われている第1のバルジ形成方法の説明
に供する断面図である。
【図5】従来行われている第1のバルジ形成方法の説明
に供する断面図である。
【図6】従来行われている第2のバルジ形成方法の説明
に供する断面図である。
【符号の説明】
10……固定ドラム、10A……周側壁、10AX……
薄肉部、10B……テープ走行面、10BX……突起、
10BXA……先端部、10BXB……バルジ、11…
…ダイ、12……パンチ、13……NC旋盤装置、14
……切削バイト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定及び又は回転ドラムのテープ走行面の
    所定位置に所定高さの第1の突起を有する回転ヘツド装
    置の製造方法において、 上記固定及び又は回転ドラムの上記テープ走行面に上記
    第1の突起よりも高さの高い第2の突起を形成する第1
    の工程と、 上記第2の突起の先端部を所望量除去することにより上
    記第2の突起から上記第1の突起を形成する第2の工程
    とを具えることを特徴とする回転ヘツド装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】上記第1の工程は、 上記固定及び又は回転ドラムの上記所定位置と対向す
    る、上記テープ走行面を形成する周側壁の内側部分に凹
    部を形成することにより薄肉部を形成する第3の工程
    と、 上記固定及び又は回転ドラムの上記薄肉部を内側から外
    側方向加圧することにより上記第2の突起を塑性形成す
    る第4の工程とでなることを特徴とする請求項1に記載
    の回転ヘツド装置の製造方法。
  3. 【請求項3】上記第2の工程を、 上記固定及び又は回転ドラムの軸を中心軸として上記固
    定及び又は回転ドラムを回転させながら上記第2の突起
    の上記先端部を切削除去することにより行うことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の回転ヘツド装置の
    製造方法。
JP6305531A 1994-11-14 1994-11-14 回転ヘツド装置の製造方法 Pending JPH08147826A (ja)

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