JPH0814772B2 - 湯水混合制御装置 - Google Patents

湯水混合制御装置

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JPH0814772B2
JPH0814772B2 JP12603986A JP12603986A JPH0814772B2 JP H0814772 B2 JPH0814772 B2 JP H0814772B2 JP 12603986 A JP12603986 A JP 12603986A JP 12603986 A JP12603986 A JP 12603986A JP H0814772 B2 JPH0814772 B2 JP H0814772B2
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文一 芝
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高温水と低温水の混合比率を調整し最適な混
合湯温を得る温水混合制御装置に関する。
従来の技術 第4図は従来の湯水混合制御装置のブロック図であ
る。(例えば実開昭61-18424号公報) 1は水供給配管、2は高温湯供給配管、3は混合湯出
口である。4は水側弁で、5は湯側弁である。6はサー
ミスタで混合湯温を検知し、湯温信号を制御装置7に通
知する。8はコントローラーで制御装置7に連結され、
給湯湯温を設定するためのもので、設定された温度は制
御装置7にインプットされる。制御装置7は、前記サー
ミスタ6で検知した混合湯温信号とコントローラー8で
設定した設定温度信号より、これらの温度差に基づいて
水側弁4と湯側弁5を操作し混合水の温度を調節する。
しかし、前記湯水混合制御装置において出湯初期より
適温の混合湯温を得るには水側弁4および湯側弁5が同
時に開かなければならず、一方の弁が先に開いてしまえ
ば設定温度とかけ離れた湯が出湯するという欠点があっ
た。
発明が解決しようとする問題点 上記のような構成では、出湯開始時において閉止位置
から設定温度と混合湯温との温度差で決定される付勢量
で水側弁4と湯側弁5を開いた場合、弁の閉止時の水漏
れを防ぐ締め代を通過する時間が水側弁と湯側弁で異な
る。
例えば高温出湯を行う場合は目標温度に早く達するた
め湯側弁5の方が水側弁4より高速に動作するため締め
代分を通過する時間は湯側弁5の方が早くなる。反対に
低温出湯を行う場合は、水側弁4の方が湯側弁5より高
速に動作するため締め代分を通過する時間は水側弁4の
方が早くなる。
水側弁が早く開いた場合、冷水が先に混合湯出口から
出るため使用時に不快感を伴う。逆に湯側弁が早く開い
た場合、熱湯が混合湯出口から出るため非常に危険であ
る。
本発明はこの点をのぞくため考慮されたもので、安全
な湯水混合制御装置を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の湯水混合制御装
置は、水側弁と、湯側弁と、前記水側弁および湯側弁を
付勢する第1および第2の駆動手段と、前記水側弁およ
び湯側弁の閉止位置を設定する閉止位置設定手段と、前
記水側弁および前記湯側弁を通過する湯水の圧力を検出
する圧力検出手段と、混合湯温を検出する混合湯温検出
手段と、湯温設定手段と、前記混合湯温検出手段と前記
湯温設定手段から温度偏差を検出する温度偏差検出手段
と、前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段の付
勢量を設定する付勢量設定手段と、前記水側弁及び前記
湯側弁が駆動され前記圧力検出手段によって検出される
圧力が変化する迄は前記圧力検出手段の出力信号を前記
温度偏差検出手段の出力信号より優先的に前記付勢量設
定手段に出力して前記湯側弁と前記水側弁を等速度で付
勢する優先手段とでなる。
作用 出湯開始時において、水側弁および湯側弁は両方とも
各々の弁に設けた閉止位置設定手段から弁の締め代分
(重なり角度)である角度θを第1の駆動手段および第
2の駆動手段で開成手段方向に駆動する。
閉止位置設定手段の取り付け位置に大きなばらつきが
無い場合は、両方の弁はほぼ同時に開成する直前の位置
に到達している。この状態で圧力検出手段の出力信号が
変化した時は弁が開成し湯水が流れ始めたものと判断
し、それからは温度偏差検出手段の信号により付勢量設
定手段は水側弁および湯側弁の駆動量を調節し設定温度
の湯がでるよう調節する。
この場合2つの弁はほぼ同時に開成するため、出湯直
後に設定温度から大きくはずれた冷水や熱湯が出ること
なく安全である。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第
1図は本発明の湯水混合制御装置の断面図である。9は
水供給配管、10は高温湯供給配管、11は混合湯出口であ
る。12は水側弁で、13は湯側弁である。水側弁12は弁軸
14に固定され、第1の駆動手段15(例えばモーター等)
より付勢される。同様に湯側弁13も弁軸16に固定され、
第2の駆動手段17より付勢される。18は混合湯温検出手
段で、混合湯温を検出する。19は流量検出手段で、出湯
量を検出する。20は制御装置で第1の駆動手段15および
第2の駆動手段17を付勢する。21および22は閉止位置設
定手段(例えばマイクロスイッチ等)である。23および
24は圧力検出手段である。
第2図は水側弁12および湯側弁13の構造である。
第3図は制御装置20の例である。25は湯温設定手段、
26は流量設定手段である。27は前記混合湯温検出手段18
と前記湯温設定手段25から温度偏差を検出する温度偏差
検出手段、28は前記流量検出手段19と前記流量設定手段
26から流量偏差を検出する流量偏差検出手段である。30
は第1の駆動手段15および第2の駆動手段17の付勢量を
設定する付勢量設定手段である。29は出湯開始時、前記
温度偏差検出手段27および流量偏差検出手段28の出力信
号よりも前記圧力検出手段の出力信号を優先的に前記付
勢量設定手段に出力する優先手段である。
次に本発明の構成の動作を説明する。
出湯開始時において、圧力検出手段23および24の出力
信号が変化しない間は優先手段27は温度偏差検出手段25
の信号を用いず、両方の弁がまだ締め代部分を動作中で
水および湯が流れ始めていないため、水側弁12および湯
側弁13はそれぞれ第1の駆動手段15および第2の駆動手
段17により等速度で駆動される。そのため、水側弁12お
よび湯側弁13は閉止位置設定手段21および22から弁の重
なり角度θ(第2図)だけ回転し、弁の重なり部分が無
くなった位置にくる。
弁の回転角度がθより大きくなると水および熱湯が水
側弁12および湯側弁13より流出してくる。
この時、流出した水および熱湯により湯水混合装置内
の圧力が変わり圧力検出手段23および24の圧力信号が変
化するため水側弁12および湯側弁13の開いたことを検出
する。
その後、本来の温度制御を行うため有線手段29は弁が
開成するまで優先していた圧力検出手段23および24の信
号から温度偏差検出手段23または流量偏差検出手段24の
出力信号に切換える。この信号を用いて付勢量設定手段
28は水側弁12および湯側延13の付勢量を決定する。
したがって、弁の開ける位置をそろえてから温度偏差
検出手段14もしくは流量偏差検出手段19の出力量によっ
て決定された付勢量が水側弁12および湯側弁13を開いて
出湯を開始する。
このため、出湯直後に冷水や熱湯が出ることなく安全
である。
発明の効果 以上のように本発明の湯水混合制御装置によれば、弁
の開き始める位置をそろえてから温度偏差検出手段もし
くは流量偏差検出手段の出力量によって決定される付勢
量によって水側弁および湯側弁を開けるため出湯初期よ
り設定湯温での給湯が可能となり、特にシャワー使用時
において、冷水もしくは熱湯が出ることなく安全で使い
勝手が飛躍的に向上する効果を得ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の湯水混合制御装置の断面
図、第2図は同装置の弁の平面図、第3図は同装置の制
御ブロック図、第4図は従来の湯水混合制御装置のブロ
ック図である。 12……水側弁、13……温側弁、18……混合湯温検出手
段、19……流量検出手段、20……制御装置、23,24……
圧力検出手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水量を調節する水側弁と、湯量を調節する
    湯側弁と、前記水側弁を付勢する第1の駆動手段と、前
    記湯側弁を付勢する第2の駆動手段と、前記水側弁およ
    び前記湯側弁の閉止位置手段と、前記水側弁および前記
    湯側弁を通過する湯水の圧力を検出する圧力検出手段
    と、混合湯温を検出する混合湯温検出手段と、湯温設定
    手段と、前記混合湯温検出手段と前記湯温設定手段から
    温度偏差を検出する温度偏差検出手段と、前記第1の駆
    動手段および前記第2の駆動手段の付勢量を設定する付
    勢量設定手段と、前記水側弁及び前記湯側弁が駆動され
    前記圧力検出手段によって検出される圧力が変化する迄
    は前記圧力検出手段の出力信号を前記温度偏差検出手段
    の出力信号より優先的に前記付勢量設定手段に出力して
    前記湯側弁と前記水側弁を等速度で付勢する優先手段と
    からなる湯水混合制御装置。
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