JPH08147098A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH08147098A
JPH08147098A JP6286782A JP28678294A JPH08147098A JP H08147098 A JPH08147098 A JP H08147098A JP 6286782 A JP6286782 A JP 6286782A JP 28678294 A JP28678294 A JP 28678294A JP H08147098 A JPH08147098 A JP H08147098A
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Junichi Nishi
淳一 西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力効率が高く小型化にも対応し得る入力装
置を提供する。 【構成】 タッチ検出器13はポインティングデバイス12
のボールへの接触を検出し、その検出信号を入力制御装
置2の制御部21に与える。制御部21はキーボード1のキ
ー11からの信号及びタッチ検出器13の検出信号を選択部
22に与える。入力制御装置2には制御コード,機能コー
ド及び文字コード等がキー11に対応してテーブル化され
た第1キーボードテーブル23、及びポインタの実行コー
ド及び解除コード等がキー11に対応してテーブル化され
た第2キーボードテーブル24が備えられている。選択部
22はキー11及びタッチ検出器13から与えられた信号に基
づいて、ユーザがポインティングデバイス12のボールに
接触していないときは第1キーボードテーブル23を選択
し、ボールに接触しているときは第2キーボードテーブ
ル24を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノートブック型及びサブ
ノートブック型パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置で使用される入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の入力装置の外観を示す平面
図であり、図中30はキーボードである。キーボード30に
は文字キー,カーソル移動キー,機能キー及び制御キー
等,複数のキー31が所定の位置に配置してあり、該キー
31で所要のキー入力がなされる。キーボード30の縁部に
はトラックボール32のボール33が転動自在に設けられて
おり、該ボール33を転動させるとトラックボール32はそ
の回動方向及び回動量を検出して、図示しない画面上の
ポインタを移動させるようになっている。また、キーボ
ード30の縁部にはクリック用のキー34,35がボール33か
ら所定の距離を隔てて設けてある。そして、キー34のク
リック操作によって前記ポインタの座標が決定されて、
その座標上にアイコン等が存在する場合は当該アイコン
の作業画面を表示する。一方、キー35のクリック操作が
行われると、キー34のクリック操作が行われる前の画面
に戻る。
【0003】このような入力装置によってユーザが入力
するには、両手指をキー31上に展開してキー操作を行
い、ポインティング操作を行う場合は、例えば、一方の
手の親指によってボール33を回動し、他方の手をキー3
4,35上に移動してクリック操作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の入
力装置にあっては、キー操作を行いつつトラックボール
等のポインティングデバイスによる操作を行う場合、ユ
ーザはキーからポインティングデバイスに少なくとも片
方の手を移動させなければならず、ブラインドタッチを
行うことが困難になり、更にポインティングデバイスに
よる操作を頻繁に行う場合、手の移動が煩雑であるた
め、入力効率が低いという問題があった。一方、ノート
ブック型及びサブノートブック型パーソナルコンピュー
タ等の携帯用の情報処理装置にあってはより一層の小型
化が要求されており、これに対応すべくポインティング
デバイスを可及的に小型化しなければならない。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは検出手段の検出信号に
基づいて、キーボードの複数のキーに対応してそれぞれ
異なるコードが割り付けられた2つのコードテーブルの
内の一方を選択することによって、入力効率が高く小型
化にも対応し得る入力装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る入力装置
は、複数のキーを有するキーボードと、画面上のポイン
タを移動するポインティングデバイスとを備える入力装
置において、前記ポインティングデバイスへのユーザの
接触を検出する検出手段と、前記キーに対応してそれぞ
れ異なるコードが割り付けられた2つのコードテーブル
と、前記検出手段の検出信号に基づいて、両コードテー
ブルの内の一方を選択する選択手段とを備えることを特
徴とする。
【0007】第2発明に係る入力装置は、第1発明に加
えて、更に、前記選択手段が前記検出信号によって一方
のコードテーブルを選択しているとき、前記キーの操作
の有無を判断する判断手段と、キーの操作が有ると判断
されている間、選択されたコードテーブルを維持する維
持手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】第1発明の入力装置にあっては、画面上のポイ
ンタを移動するポインティングデバイスへのユーザの接
触を、磁気センサ等の検出手段によって検出する。一
方、入力装置にはキーボードに有された複数のキーに対
応して、文字コード及び制御コード等のコードが割り付
けられたコードテーブルが設定されている。また、該コ
ードテーブルとは別に、前記ポインタによってクリック
する場合に用いるコードが割り付けられたクリック用の
コードテーブルが設定されている。クリック用のコード
テーブルは、例えば、キーボードの右半分のキー郡には
実行コードを、左半分のキー郡には解除コードが割り付
けてある。
【0009】そして、選択手段は、前記検出手段の検出
結果に基づいて、ポインティングデバイスへのユーザの
接触がない場合は前記コードテーブルを選択し、接触が
あった場合はクリック用のコードテーブルを選択する。
これによって、ポインティングデバイスの操作中、キー
ボードのキーによってクリックを行うことができ、クリ
ックするためのボタン,キー等を設けることなく、ポイ
ンティングデバイスによる入力が行われる。
【0010】第2発明の入力装置にあっては、選択手段
が、検出手段からの検出信号によって、前述したクリッ
ク用のコードテーブルを選択しているとき、判断手段は
キーボードのキーが操作されているか否かを判断し、キ
ーが操作されている間、維持手段は検出手段らの検出信
号に拘らず、クリック用のコードテーブルを維持する。
これによって、いわゆるドラグ・アンド・ドロップ操作
を行っている間、クリック用のコードテーブルが維持さ
れ、当該操作に支障をきたさない。
【0011】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。図1は本発明に係る入力装置の構
成を示すブロック図であり、図中1はキーボードであ
る。キーボード1には文字キー,カーソル移動キー,機
能キー及び制御キー等,複数のキー11が所定の配列とな
るように設けてあり、キー11からの信号は入力制御装置
2の制御部21に与えられるようになっている。また制御
部21には、導電性のボールを回動自在に備えるトラック
ボール等のポインティングデバイス12から画面上のポイ
ンタ(共に図示せず)を移動させるべく、ボールの回動
方向及び回動量に係る信号もそれぞれ入力され、制御部
21は該信号を図示しない処理装置へ出力する。
【0012】ポインティングデバイス12のボールにはタ
ッチ検出器13が接続してあり、タッチ検出器13は前記ボ
ールにユーザが接触することによって通流する電流によ
り発生する磁界を検出することによって、ボールへのユ
ーザの接触を検出し、その検出信号を前記制御部21に与
える。そして、制御部21はキー11から与えられた信号及
びタッチ検出器13の検出信号を選択部22に与える。
【0013】一方、入力制御装置2には制御コード,機
能コード及び文字コード等がキー11に対応してテーブル
化された第1キーボードテーブル23、及び前記ポインタ
の実行コード及び解除コード等がキー11に対応してテー
ブル化された第2キーボードテーブル24が備えられてい
る。この第2キーボードテーブル24は、例えば、キーボ
ード1の右半分のキー11には実行コードを、左半分のキ
ー11には解除コードが割り付けられている。
【0014】選択部22はキー11及びタッチ検出器13から
与えられた信号に基づいて、後述する如く、ユーザがポ
インティングデバイス12のボールに接触していないとき
は第1キーボードテーブル23を選択し、ボールに接触し
ているときは第2キーボードテーブル24を選択する。従
って、制御部21は、ポインティングデバイス12が操作さ
れていない場合、キー11からの信号に基づいて、第1キ
ーボードテーブル23の制御コード,機能コード及び文字
コード等のコードより該当するコードを読み出し、それ
を出力する。一方、ポインティングデバイス12が操作さ
れている場合、制御部21は、キー11からの信号に基づい
て、第2キーボードテーブル24の実行コード及び解除コ
ードより該当するコードを読み出し、それを出力する。
【0015】図2は、図1に示した選択部22の選択手順
を示すフローチャートである。選択部22は制御部21を介
して得たタッチ検出器13の検出信号に基づいて、ポイン
ティングデバイス12のボールにユーザが接触しているか
否かを判断し(ステップS1)、ボールへの接触がない
場合は第1キーボードテーブル23を選択し(ステップS
2)、ボールが接触されている場合は、第2キーボード
テーブル24を選択する(ステップS3)。
【0016】第2キーボードテーブル24が選択されてい
る場合、選択部22は制御部21を介して得たキー11の信号
に基づいて、該信号の入力が継続されているか否かを判
断し(ステップS4)、継続されている間中、選択部22
はタッチ検出器13の検出信号に拘らず第2キーボードテ
ーブル24を維持する(ステップS5)。これによって、
ドラグ・アンド・ドロップ操作中、ボールへの接触が中
断されても第2キーボードテーブル24が維持される。
【0017】ステップS4において、キー11からの信号
の入力が中断されたと判断されると、選択部22はステッ
プS1に戻って、ユーザがポインティングデバイス12の
ボールに接触しているか否かを判断する。
【0018】なお、本実施例ではポインティングデバイ
スとしてトラックボールを用いた場合について説明して
あるが、本発明はこれに限らず、マウス入力,ペン入力
等のデバイスも用い得ることはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る入力装置
にあっては、クリックするために専用のキーが不要であ
るため、その分、キーボードを小型化することができ
る。また、キーボードのキーでクリックに係る入力を行
うことができるため、手指の移動量が減少し、更に、新
たなブラインドタッチを修得することなく、高効率に入
力操作を行い得る等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入力装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示した選択部の選択手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】従来の入力装置の外観を示す平面図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 入力制御装置 11 キー 12 ポインティングデバイス 13 タッチ検出器 21 制御部 22 選択部 23 第1キーボードテーブル 24 第2キーボードテーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキーを有するキーボードと、画面
    上のポインタを移動するポインティングデバイスとを備
    える入力装置において、 前記ポインティングデバイスへのユーザの接触を検出す
    る検出手段と、前記キーに対応してそれぞれ異なるコー
    ドが割り付けられた2つのコードテーブルと、前記検出
    手段の検出信号に基づいて、両コードテーブルの内の一
    方を選択する選択手段とを備えることを特徴とする入力
    装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記選択手段が前記検出信号によ
    って一方のコードテーブルを選択しているとき、前記キ
    ーの操作の有無を判断する判断手段と、キーの操作が有
    ると判断されている間、選択されたコードテーブルを維
    持する維持手段とを備える請求項1記載の入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006185072A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Fujitsu Component Ltd ポインティングデバイス
JP2010514020A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 邱 波 ヒューマンインタラクション装置、電子装置及びヒューマンインタラクション方法

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