JPH08146739A - 粉体補充カートリッジ受入装置 - Google Patents
粉体補充カートリッジ受入装置Info
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- JPH08146739A JPH08146739A JP6286383A JP28638394A JPH08146739A JP H08146739 A JPH08146739 A JP H08146739A JP 6286383 A JP6286383 A JP 6286383A JP 28638394 A JP28638394 A JP 28638394A JP H08146739 A JPH08146739 A JP H08146739A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- cartridge
- powder
- inner container
- receiving device
- Prior art date
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】装着した新カートリッジの封止を自動的に開封
し旧カートリッジの残留粉体付着部分を外部から遮蔽す
る粉体補充カートリッジ受入装置を提供する。 【構成】装置本体のカートリッジ装着部に装着されたカ
ートリッジ10は、その内容器12が係合部12bでカ
ートリッジ装着部の連結部16に係止し、外容器14が
係合部14cで摺動蓋17の連結部17aに係合する。
連動機構40により、装置本体のカバー20bの閉成に
連動して摺動蓋17が図の右方へ摺動して外容器14を
矢印B方向に押し込み内容器12に対し移動させる。内
容器12下部の開口部12aを封止する封止テープ13
の、封止領域13aと延出領域13cとからなるループ
内を、外容器14下部のテープ係合部14bが摺動し、
ループが回転しながら右方へ移動することで、封止領域
13aの接着部が順次剥離し封止が自動開封される。カ
バー20bを開くと外容器14は元の位置に戻る。
し旧カートリッジの残留粉体付着部分を外部から遮蔽す
る粉体補充カートリッジ受入装置を提供する。 【構成】装置本体のカートリッジ装着部に装着されたカ
ートリッジ10は、その内容器12が係合部12bでカ
ートリッジ装着部の連結部16に係止し、外容器14が
係合部14cで摺動蓋17の連結部17aに係合する。
連動機構40により、装置本体のカバー20bの閉成に
連動して摺動蓋17が図の右方へ摺動して外容器14を
矢印B方向に押し込み内容器12に対し移動させる。内
容器12下部の開口部12aを封止する封止テープ13
の、封止領域13aと延出領域13cとからなるループ
内を、外容器14下部のテープ係合部14bが摺動し、
ループが回転しながら右方へ移動することで、封止領域
13aの接着部が順次剥離し封止が自動開封される。カ
バー20bを開くと外容器14は元の位置に戻る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体の開閉に連動
して粉体補充カートリッジの封止を開封して粉体を受入
れる粉体補充カートリッジ受入装置に関する。
して粉体補充カートリッジの封止を開封して粉体を受入
れる粉体補充カートリッジ受入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ等において、例えば
図7(a),(b) に示すようなトナー補充カートリッジが実
用化されている。同図(a) は、プリンタ1の蓋2を開
き、更に内部の現像部3の蓋4を開いて、トナー補充カ
ートリッジ5を所定の位置に着装したところを示してい
る。この後、つまみ6を図の矢印Aで示す右横方向に引
いてシール部材7を引き出して、トナー補充カートリッ
ジ5の封止を開封する。このシール部材7の引き出し部
分は、同図(b) に示すように、前半はシール部材7の延
出領域7aとして形成されている。この延出領域7a
は、トナー補充カートリッジ5の匡体5aの下部開口5
bを封止しているシール部材7の封止領域7bに連続し
ており、この封止領域のつまみ6とは反対側の封止辺5
cから折り返されている部分である。したがって上記シ
ール部材7の引き出し部分の後半は封止領域7bであ
り、つまみ6によって引き出されることにより、延出領
域7aに続いて封止領域7bが引き出され、つまみ6側
の封止辺5dまで引き剥がされて封止が開封される。こ
れで、匡体5a内部に収容されていたトナー8が下方の
現像部3に落下して、トナーが補充されるようになって
いる。トナー補充後は、トナー補充カートリッジ5を取
り外して廃棄し、蓋4及び2を閉じてトナー補充作業が
完了する。
図7(a),(b) に示すようなトナー補充カートリッジが実
用化されている。同図(a) は、プリンタ1の蓋2を開
き、更に内部の現像部3の蓋4を開いて、トナー補充カ
ートリッジ5を所定の位置に着装したところを示してい
る。この後、つまみ6を図の矢印Aで示す右横方向に引
いてシール部材7を引き出して、トナー補充カートリッ
ジ5の封止を開封する。このシール部材7の引き出し部
分は、同図(b) に示すように、前半はシール部材7の延
出領域7aとして形成されている。この延出領域7a
は、トナー補充カートリッジ5の匡体5aの下部開口5
bを封止しているシール部材7の封止領域7bに連続し
ており、この封止領域のつまみ6とは反対側の封止辺5
cから折り返されている部分である。したがって上記シ
ール部材7の引き出し部分の後半は封止領域7bであ
り、つまみ6によって引き出されることにより、延出領
域7aに続いて封止領域7bが引き出され、つまみ6側
の封止辺5dまで引き剥がされて封止が開封される。こ
れで、匡体5a内部に収容されていたトナー8が下方の
現像部3に落下して、トナーが補充されるようになって
いる。トナー補充後は、トナー補充カートリッジ5を取
り外して廃棄し、蓋4及び2を閉じてトナー補充作業が
完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うにシール部材7を引き出してトナー補充カートリッジ
5の下部開口5bの封止を開封するには、シール部材7
の延出領域7aと封止領域7bとを連続して引き出さね
ばならない。この引き出すシール部材7の総長はトナー
補充カートリッジ5の長手方向の長さのほぼ2倍の長さ
に相当する。つまりトナーを補充するには、プリンタ1
の右横方向に、トナー補充カートリッジ5の長手方向の
長さのほぼ2倍の作業空間が必要とされる。近年OA機
器の小型化や設置場所の省スペース化が希求されている
ときに、上記のようにトナー補充のために装置本体の横
方向に大きな作業空間を必要とするのでは、小型化や省
スペース化の市場の要望に対応していないという問題が
あった。
うにシール部材7を引き出してトナー補充カートリッジ
5の下部開口5bの封止を開封するには、シール部材7
の延出領域7aと封止領域7bとを連続して引き出さね
ばならない。この引き出すシール部材7の総長はトナー
補充カートリッジ5の長手方向の長さのほぼ2倍の長さ
に相当する。つまりトナーを補充するには、プリンタ1
の右横方向に、トナー補充カートリッジ5の長手方向の
長さのほぼ2倍の作業空間が必要とされる。近年OA機
器の小型化や設置場所の省スペース化が希求されている
ときに、上記のようにトナー補充のために装置本体の横
方向に大きな作業空間を必要とするのでは、小型化や省
スペース化の市場の要望に対応していないという問題が
あった。
【0004】また、上記のトナー補充後の使用済みカー
トリッジには、トナー排出後の匡体内部や引き剥がされ
たシール部材の封止領域7bの面にトナーが付着してい
る。これらの残留トナーは、飛散又は他に移転し易く容
易に手や着衣に付着する。このためトナー補充の作業中
は勿論のこと、使用済みカートリッジの廃棄等、補充作
業後の取り扱いにおいても、手や着衣が汚れるという問
題があった。
トリッジには、トナー排出後の匡体内部や引き剥がされ
たシール部材の封止領域7bの面にトナーが付着してい
る。これらの残留トナーは、飛散又は他に移転し易く容
易に手や着衣に付着する。このためトナー補充の作業中
は勿論のこと、使用済みカートリッジの廃棄等、補充作
業後の取り扱いにおいても、手や着衣が汚れるという問
題があった。
【0005】このような汚れの問題は、オフイス内であ
ればともかくとして、家庭内で個人用に使用している場
合には特に解決されなければならぬ問題であるといえ
る。また、上記のように残留トナーの付着部分が外部に
曝されているために、トナー補充後のカートリッジを廃
棄する場合においても、例えばポリ袋等の適宜の包装部
材を用いて廃棄カートリッジを封入して残留トナーの飛
散等を防止する必要がある。このため手数が掛かって面
倒であるという問題もあった。
ればともかくとして、家庭内で個人用に使用している場
合には特に解決されなければならぬ問題であるといえ
る。また、上記のように残留トナーの付着部分が外部に
曝されているために、トナー補充後のカートリッジを廃
棄する場合においても、例えばポリ袋等の適宜の包装部
材を用いて廃棄カートリッジを封入して残留トナーの飛
散等を防止する必要がある。このため手数が掛かって面
倒であるという問題もあった。
【0006】本発明の課題は、装着した新しい粉体補充
カートリッジのシール部材の封止を自動的に開封し、抜
脱した使用済みカートリッジの残留粉体付着部分を自動
的に外部から遮蔽する粉体補充カートリッジ受入装置を
提供することである。
カートリッジのシール部材の封止を自動的に開封し、抜
脱した使用済みカートリッジの残留粉体付着部分を自動
的に外部から遮蔽する粉体補充カートリッジ受入装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
粉体補充カートリッジ受入装置の構成を述べる。本発明
は、第1機体と該第1機体に対し開閉自在な第2機体と
からなる装置本体に配設され、下部の開口部が開封手段
により開封されるべくシール部材により封止され内部に
粉体を収容する粉体補充カートリッジを受入れる粉体補
充カートリッジ受入装置に適用される。
粉体補充カートリッジ受入装置の構成を述べる。本発明
は、第1機体と該第1機体に対し開閉自在な第2機体と
からなる装置本体に配設され、下部の開口部が開封手段
により開封されるべくシール部材により封止され内部に
粉体を収容する粉体補充カートリッジを受入れる粉体補
充カートリッジ受入装置に適用される。
【0008】本発明の粉体補充カートリッジ受入装置
は、上記第1機体に設けられ、上記粉体補充カートリッ
ジを挿入装着する開口を有する装着部と、該装着部の上
記開口の縁に接して水平に進退摺動する摺動部材と、該
摺動部材と上記第2機体間に配設され、上記第1機体に
対する上記第2機体の開成動作に連動して上記摺動部材
を引き出し、上記第1機体に対する上記第2機体の閉成
動作に連動して上記摺動部材を押し込む連動機構とを備
えて構成される。
は、上記第1機体に設けられ、上記粉体補充カートリッ
ジを挿入装着する開口を有する装着部と、該装着部の上
記開口の縁に接して水平に進退摺動する摺動部材と、該
摺動部材と上記第2機体間に配設され、上記第1機体に
対する上記第2機体の開成動作に連動して上記摺動部材
を引き出し、上記第1機体に対する上記第2機体の閉成
動作に連動して上記摺動部材を押し込む連動機構とを備
えて構成される。
【0009】上記摺動部材は、例えば請求項2記載のよ
うに、摺動開閉蓋で構成され、また、例えば請求項3記
載のように、摺動枠で構成される。上記粉体補充カート
リッジは、例えば請求項4記載のように、下部に開口部
を有し内部に粉体を収容する箱状の内容器と、上記開口
部の周辺に接着され該開口部を覆う封止領域と該封止領
域から折り返されて端部を上記内容器に固着される延出
領域とからなるシール部材と、該シール部材の上記固着
部分の近傍で該シール部材の内側に該シール部材と摺動
可能な係合部を有し上記内容器を囲繞すべく該内容器と
相対移動自在に設けられた外容器と、から成り、上記内
容器には、上記粉体補充カートリッジが上記装着部に挿
入装着された際に上記装着部に係止する内容器係合部を
備え、上記外容器には、上記粉体補充カートリッジが上
記装着部に挿入装着された際に上記摺動部材と係合する
外容器係合部を備えて、上記粉体補充カートリッジは、
上記第2機体の上記第1機体に対する開成動作に連動し
て上記摺動部材を介して上記外容器が上記内容器に対し
て移動することで上記シール部材による上記開口部の封
止が開封されるべく構成される。
うに、摺動開閉蓋で構成され、また、例えば請求項3記
載のように、摺動枠で構成される。上記粉体補充カート
リッジは、例えば請求項4記載のように、下部に開口部
を有し内部に粉体を収容する箱状の内容器と、上記開口
部の周辺に接着され該開口部を覆う封止領域と該封止領
域から折り返されて端部を上記内容器に固着される延出
領域とからなるシール部材と、該シール部材の上記固着
部分の近傍で該シール部材の内側に該シール部材と摺動
可能な係合部を有し上記内容器を囲繞すべく該内容器と
相対移動自在に設けられた外容器と、から成り、上記内
容器には、上記粉体補充カートリッジが上記装着部に挿
入装着された際に上記装着部に係止する内容器係合部を
備え、上記外容器には、上記粉体補充カートリッジが上
記装着部に挿入装着された際に上記摺動部材と係合する
外容器係合部を備えて、上記粉体補充カートリッジは、
上記第2機体の上記第1機体に対する開成動作に連動し
て上記摺動部材を介して上記外容器が上記内容器に対し
て移動することで上記シール部材による上記開口部の封
止が開封されるべく構成される。
【0010】そして、例えば請求項5記載のように、上
記粉体はトナーであり、上記装着部がトナーを収納すべ
き現像装置であり、上記粉体補充カートリッジ受入装置
が画像形成装置であるように構成される。
記粉体はトナーであり、上記装着部がトナーを収納すべ
き現像装置であり、上記粉体補充カートリッジ受入装置
が画像形成装置であるように構成される。
【0011】また、上記連動機構は、例えば請求項6記
載のように、上記第1機体に対して上記第2機体が開閉
する回動動作を、上記摺動部材の水平進退動作に変換す
る組み合わせ歯車、ラック等から構成される。
載のように、上記第1機体に対して上記第2機体が開閉
する回動動作を、上記摺動部材の水平進退動作に変換す
る組み合わせ歯車、ラック等から構成される。
【0012】
【作用】この発明は、粉体補充カートリッジを交換する
ために第1機体に対して第2機体を開成すると、連動機
構がその開成に連動して摺動部材を引き出す。第1機体
に設けられた装着部の開口に新たな粉体補充カートリッ
ジを挿入装着すると、粉体補充カートリッジの内容器係
合部が装着部に係止し外容器係合部が摺動部材と係合す
る。このように粉体補充カートリッジの交換装着を完了
して第1機体に対して第2機体を閉成すると、連動機構
がその閉成に連動して摺動部材を押し込む。この押し込
みにより摺動部材に係合している粉体補充カートリッジ
の外容器が押し込まれて、装着部に係止して固定されて
いる内容器に対して相対移動する。これにより、シール
部材による開口部の封止が開封され、粉体補充カートリ
ッジ内の粉体が装着部内に落下補充される。
ために第1機体に対して第2機体を開成すると、連動機
構がその開成に連動して摺動部材を引き出す。第1機体
に設けられた装着部の開口に新たな粉体補充カートリッ
ジを挿入装着すると、粉体補充カートリッジの内容器係
合部が装着部に係止し外容器係合部が摺動部材と係合す
る。このように粉体補充カートリッジの交換装着を完了
して第1機体に対して第2機体を閉成すると、連動機構
がその閉成に連動して摺動部材を押し込む。この押し込
みにより摺動部材に係合している粉体補充カートリッジ
の外容器が押し込まれて、装着部に係止して固定されて
いる内容器に対して相対移動する。これにより、シール
部材による開口部の封止が開封され、粉体補充カートリ
ッジ内の粉体が装着部内に落下補充される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳述する。図1(a) は、一実施例に係わる画像形
成装置(以下、装置本体という)に装着されるトナー補
充カートリッジを下から見上げた斜視図であり、同図
(b) は、その装置本体に挿入直後の側断面図である。同
図(a),(b) に示すトナー補充カートリッジ10は、全体
としてやや大きめのマッチ箱に似た形状をしており、箱
状の内容器12と、この内容器12下部の開口部12a
を封止している封止テープ13と、上記内容器12を囲
繞して内容器12と相対移動自在な外容器14とを有し
ている。
ながら詳述する。図1(a) は、一実施例に係わる画像形
成装置(以下、装置本体という)に装着されるトナー補
充カートリッジを下から見上げた斜視図であり、同図
(b) は、その装置本体に挿入直後の側断面図である。同
図(a),(b) に示すトナー補充カートリッジ10は、全体
としてやや大きめのマッチ箱に似た形状をしており、箱
状の内容器12と、この内容器12下部の開口部12a
を封止している封止テープ13と、上記内容器12を囲
繞して内容器12と相対移動自在な外容器14とを有し
ている。
【0014】上記内容器12は、内部にトナー15を収
容している。この内容器12は、このトナー補充カート
リッジ10が後述する装置本体のカートリッジ装着部に
挿入装着された際にそのカートリッジ装着部の連結部1
6に係止する内容器係合部12bを備えている。これに
よって、内容器12は装置本体に挿入装着されるとカー
トリッジ装着部に固定される。
容している。この内容器12は、このトナー補充カート
リッジ10が後述する装置本体のカートリッジ装着部に
挿入装着された際にそのカートリッジ装着部の連結部1
6に係止する内容器係合部12bを備えている。これに
よって、内容器12は装置本体に挿入装着されるとカー
トリッジ装着部に固定される。
【0015】封止テープ13は、内容器12下部の開口
部12a周辺に接着されて開口部12aを覆う封止領域
13aと、この封止領域13aから折り返されて端部1
3bを内容器12に固着される延出領域13cとから形
成されている。これにより、封止テープ13は、封止領
域13aと延出領域13cとからなるループ(輪)を形
成している。
部12a周辺に接着されて開口部12aを覆う封止領域
13aと、この封止領域13aから折り返されて端部1
3bを内容器12に固着される延出領域13cとから形
成されている。これにより、封止テープ13は、封止領
域13aと延出領域13cとからなるループ(輪)を形
成している。
【0016】外容器14の下部には、内容器12の開口
部12a周辺の前後2辺(図の左右)における封止テー
プ13の固着(接着)部分の近傍に、封止テープ13の
幅に対応するスリット14aが穿設されており、このス
リット14aによって仕切られて細くなった縁部が上記
封止テープ13の固着部分の近傍においてテープ係合部
14bを形成している。このテープ係合部14bは、封
止テープ13の内側すなわち封止領域13aと延出領域
13cとからなるループ内において、封止テープ13と
摺動可能に構成されている。また、上記スリット14a
の近傍には、外容器14の幅方向に延在して下方に突出
するリブ(肋材)14dが設けられている。
部12a周辺の前後2辺(図の左右)における封止テー
プ13の固着(接着)部分の近傍に、封止テープ13の
幅に対応するスリット14aが穿設されており、このス
リット14aによって仕切られて細くなった縁部が上記
封止テープ13の固着部分の近傍においてテープ係合部
14bを形成している。このテープ係合部14bは、封
止テープ13の内側すなわち封止領域13aと延出領域
13cとからなるループ内において、封止テープ13と
摺動可能に構成されている。また、上記スリット14a
の近傍には、外容器14の幅方向に延在して下方に突出
するリブ(肋材)14dが設けられている。
【0017】この外容器14上部の摺動方向の一端に
は、このトナー補充カートリッジ10が装置本体のカー
トリッジ装着部に挿入装着された際に、摺動部材である
摺動開閉蓋17の連結部17aと係合する外容器係合部
14cが設けられている。この係合により、外容器14
は、摺動開閉蓋の摺動に従って摺動し、カートリッジ装
着部16に固定されている内容器12に対して相対的に
移動する。この移動は、図の矢印Bで示すように、内容
器12に固着された封止テープ13の端部13bから離
れる方向へ行われる。この移動に伴ってテープ係合部1
4bが封止テープ13のループ内を摺動し、封止テープ
13のループが回転しながら矢印B方向に移動する。こ
の移動に伴って封止テープ13の封止領域13aの接着
部が順次剥離していき封止が自動的に開封されるように
構成される。
は、このトナー補充カートリッジ10が装置本体のカー
トリッジ装着部に挿入装着された際に、摺動部材である
摺動開閉蓋17の連結部17aと係合する外容器係合部
14cが設けられている。この係合により、外容器14
は、摺動開閉蓋の摺動に従って摺動し、カートリッジ装
着部16に固定されている内容器12に対して相対的に
移動する。この移動は、図の矢印Bで示すように、内容
器12に固着された封止テープ13の端部13bから離
れる方向へ行われる。この移動に伴ってテープ係合部1
4bが封止テープ13のループ内を摺動し、封止テープ
13のループが回転しながら矢印B方向に移動する。こ
の移動に伴って封止テープ13の封止領域13aの接着
部が順次剥離していき封止が自動的に開封されるように
構成される。
【0018】図2(a) は、上記トナー補充カートリッジ
10が装着される画像形成装置の外観を示す斜視図であ
り、同図(b) は、その全体構成を透視的に示す側面図で
ある。本実施例では、LEDプリンタの場合を例として
説明している。同図(a),(b)において、LEDプリンタ
20は、基部20a(第1機体)とカバー20b(第2
機体)とから構成される。このLEDプリンタ20は、
感光体ドラム21と、感光体ドラム21の周面近傍に順
次配設された帯電器22、LEDヘッド23、現像器2
4、転写器25、及びクリーナ26が画像形成部を構成
している。
10が装着される画像形成装置の外観を示す斜視図であ
り、同図(b) は、その全体構成を透視的に示す側面図で
ある。本実施例では、LEDプリンタの場合を例として
説明している。同図(a),(b)において、LEDプリンタ
20は、基部20a(第1機体)とカバー20b(第2
機体)とから構成される。このLEDプリンタ20は、
感光体ドラム21と、感光体ドラム21の周面近傍に順
次配設された帯電器22、LEDヘッド23、現像器2
4、転写器25、及びクリーナ26が画像形成部を構成
している。
【0019】上記LEDヘッド23は、カバー20bに
取り付けられており、カバー20bがヒンジ(回転支
軸)20cを中心にして図の両方向矢印Cで示す開閉方
向に回動することに応じて定位置から脱離し、あるいは
定位置に着装される。
取り付けられており、カバー20bがヒンジ(回転支
軸)20cを中心にして図の両方向矢印Cで示す開閉方
向に回動することに応じて定位置から脱離し、あるいは
定位置に着装される。
【0020】上記の帯電器22は矢印方向に回転する感
光体ドラム21の感光面に初期帯電電荷を付与する装置
であり、LEDヘッド23は画像データに基づく露光を
感光面に行う装置であり、現像器24は上述の露光によ
り感光面に形成された静電潜像を現像ロール24aによ
りトナー像化する装置であり、転写器25はトナー像を
用紙に転写する装置である。また、クリーナ26は感光
面に残留するトナーを除去する装置である。
光体ドラム21の感光面に初期帯電電荷を付与する装置
であり、LEDヘッド23は画像データに基づく露光を
感光面に行う装置であり、現像器24は上述の露光によ
り感光面に形成された静電潜像を現像ロール24aによ
りトナー像化する装置であり、転写器25はトナー像を
用紙に転写する装置である。また、クリーナ26は感光
面に残留するトナーを除去する装置である。
【0021】上記の現像器24は、画像形成に伴って逐
次減少するトナーを補給するための前述したトナー補充
カートリッジ10を装着するカートリッジ装着部24b
を上部に備えている。
次減少するトナーを補給するための前述したトナー補充
カートリッジ10を装着するカートリッジ装着部24b
を上部に備えている。
【0022】また、給紙カセット27は、複数枚数の用
紙が載置され、基部20aに着脱自在に装着される。そ
して、用紙が給紙コロ28により一枚ずつ取り出され、
ガイド29を介して上記の画像形成部へ搬入され、画像
形成されながら定着ロール30へ搬送されるように構成
されている。
紙が載置され、基部20aに着脱自在に装着される。そ
して、用紙が給紙コロ28により一枚ずつ取り出され、
ガイド29を介して上記の画像形成部へ搬入され、画像
形成されながら定着ロール30へ搬送されるように構成
されている。
【0023】定着ロール30はトナー像が転写された用
紙を搬送すると共にトナー像を用紙に熱定着する装置で
ある。そして画像を熱定着された用紙が排紙ガイド31
を介して排紙トレー32上に画像形成面を下向きにして
排出されるように構成されている。
紙を搬送すると共にトナー像を用紙に熱定着する装置で
ある。そして画像を熱定着された用紙が排紙ガイド31
を介して排紙トレー32上に画像形成面を下向きにして
排出されるように構成されている。
【0024】図3は、上記現像器24のカートリッジ装
着部24bに挿入装着されたトナー補充カートリッジ1
0と、このトナー補充カートリッジ10に連結する摺動
開閉蓋17と、この摺動開閉蓋17を装置本体のカバー
20bに連動させる連動機構とを模式的に示す斜視図で
ある。同図に示す構成部分において、図1及び図2に示
した構成部分と同一の構成部分には、図1又は図2に示
した番号と同一の番号を付与して示している。
着部24bに挿入装着されたトナー補充カートリッジ1
0と、このトナー補充カートリッジ10に連結する摺動
開閉蓋17と、この摺動開閉蓋17を装置本体のカバー
20bに連動させる連動機構とを模式的に示す斜視図で
ある。同図に示す構成部分において、図1及び図2に示
した構成部分と同一の構成部分には、図1又は図2に示
した番号と同一の番号を付与して示している。
【0025】以下、連動機構の構成とその動作を、図3
を用いて説明する。図3において、カバー20bは、ヒ
ンジ20cを中心にして回動して完全に開いた(開成が
完了した)状態を示している。
を用いて説明する。図3において、カバー20bは、ヒ
ンジ20cを中心にして回動して完全に開いた(開成が
完了した)状態を示している。
【0026】一方、現像器24において、ホッパー(ト
ナー貯留槽)24dの上部のカートリッジ装着部24b
では、摺動開閉蓋17が図の斜め左手前に引き出されて
いることにより、開口部24cが開口している。その開
口した開口部24cに、交換された新しいトナー補充カ
ートリッジ10が挿入装着されている。この状態におい
て、図1(b) に示したように、トナー補充カートリッジ
10の外容器14は、その外容器係合部14cによって
摺動開閉蓋17の連結部17aと係合している。また、
図3では見えないが、トナー補充カートリッジ10の内
容器12は、これも図1(b) に示したように、その内容
器係合部12bによってカートリッジ装着部24bの連
結部16に係止している。
ナー貯留槽)24dの上部のカートリッジ装着部24b
では、摺動開閉蓋17が図の斜め左手前に引き出されて
いることにより、開口部24cが開口している。その開
口した開口部24cに、交換された新しいトナー補充カ
ートリッジ10が挿入装着されている。この状態におい
て、図1(b) に示したように、トナー補充カートリッジ
10の外容器14は、その外容器係合部14cによって
摺動開閉蓋17の連結部17aと係合している。また、
図3では見えないが、トナー補充カートリッジ10の内
容器12は、これも図1(b) に示したように、その内容
器係合部12bによってカートリッジ装着部24bの連
結部16に係止している。
【0027】一方、連動機構40は、ヒンジ20c、及
びこれらと係合する以下に述べるギア系によって構成さ
れている。すなわち、カバー20bが回動する中心であ
るヒンジ20cにはギア41が係止しており、カバー2
0bが閉成方向に回動すると、ギア41は図の矢印方向
すなわち装置本体の左側面から見て時計回り方向に回転
する。このギア41には、より径の小さなギア42が歯
合しており、このギア42は、上記ギア41の時計回り
方向の回転に応じて反時計回り方向に径の小さい分だけ
より速く回転する。このギア42は、自由回転するシャ
フト43の一端に固定されており、シャフト43の他端
には横向き斜歯歯車44が固定されいる。したがって、
上記ギア42が反時計回り方向に回転すると斜歯歯車4
4も反時計回り方向に回転する。
びこれらと係合する以下に述べるギア系によって構成さ
れている。すなわち、カバー20bが回動する中心であ
るヒンジ20cにはギア41が係止しており、カバー2
0bが閉成方向に回動すると、ギア41は図の矢印方向
すなわち装置本体の左側面から見て時計回り方向に回転
する。このギア41には、より径の小さなギア42が歯
合しており、このギア42は、上記ギア41の時計回り
方向の回転に応じて反時計回り方向に径の小さい分だけ
より速く回転する。このギア42は、自由回転するシャ
フト43の一端に固定されており、シャフト43の他端
には横向き斜歯歯車44が固定されいる。したがって、
上記ギア42が反時計回り方向に回転すると斜歯歯車4
4も反時計回り方向に回転する。
【0028】この横向き斜歯歯車44には縦方向に軸を
有する縦向き斜歯歯車45が歯合しており、この斜歯歯
車45には上記ギア41又は42と同様の平歯車46が
同軸に固着している。上記の斜歯歯車44が上述したよ
うに反時計回り方向に回転すると、これに歯合する斜歯
歯車45は、図の矢印方向すなわち装置本体の上方から
見て反時計回り方向に回転する。したがって、これに固
着している平歯車46も反時計回り方向に回転する。そ
して、平歯車46には、摺動開閉蓋17と一体に形成さ
れているラック(歯板)17bが歯合している。したが
って、平歯車46が上述したように反時計回り方向に回
転すると、ラック17bが図の矢印方向すなわち装置本
体の左から右方向に送り込まれる。これにより、摺動開
閉蓋17に係合しているトナー補充カートリッジ10の
外容器14がカートリッジ装着部24bの右方向に押し
込まれる。
有する縦向き斜歯歯車45が歯合しており、この斜歯歯
車45には上記ギア41又は42と同様の平歯車46が
同軸に固着している。上記の斜歯歯車44が上述したよ
うに反時計回り方向に回転すると、これに歯合する斜歯
歯車45は、図の矢印方向すなわち装置本体の上方から
見て反時計回り方向に回転する。したがって、これに固
着している平歯車46も反時計回り方向に回転する。そ
して、平歯車46には、摺動開閉蓋17と一体に形成さ
れているラック(歯板)17bが歯合している。したが
って、平歯車46が上述したように反時計回り方向に回
転すると、ラック17bが図の矢印方向すなわち装置本
体の左から右方向に送り込まれる。これにより、摺動開
閉蓋17に係合しているトナー補充カートリッジ10の
外容器14がカートリッジ装着部24bの右方向に押し
込まれる。
【0029】すなわち、カバー20bが閉成される回動
に連動して、トナー補充カートリッジ10の外容器14
が、図1(b) で説明したように、内容器12に対して矢
印B方向に相対的に移動する。これによって、トナー補
充カートリッジ10の封止が開封され、トナー15がホ
ッパー24d内に補充される。
に連動して、トナー補充カートリッジ10の外容器14
が、図1(b) で説明したように、内容器12に対して矢
印B方向に相対的に移動する。これによって、トナー補
充カートリッジ10の封止が開封され、トナー15がホ
ッパー24d内に補充される。
【0030】続いて、トナー補充カートリッジ(以下、
単にカートリッジという)10の交換の際における動作
を、図4及び図5のカートリッジ交換状態図を用いて説
明する。尚、図4及び図5においては、説明上主要であ
ると思われる部分には、図1〜図3に示した番号と同一
の番号を付与して示している。また、この動作は、ユー
ザによる装置本体20のカバー20bの開成、旧カート
リッジの取り出し、新カートリッジの挿入装着、及びカ
バー20bの閉成、の4回の操作に対応して行なわれ
る。
単にカートリッジという)10の交換の際における動作
を、図4及び図5のカートリッジ交換状態図を用いて説
明する。尚、図4及び図5においては、説明上主要であ
ると思われる部分には、図1〜図3に示した番号と同一
の番号を付与して示している。また、この動作は、ユー
ザによる装置本体20のカバー20bの開成、旧カート
リッジの取り出し、新カートリッジの挿入装着、及びカ
バー20bの閉成、の4回の操作に対応して行なわれ
る。
【0031】先ず、図4(a) において、装置本体20の
カバー20bを開成する。同図はカバー20bを図の矢
印Dに示すように開きつつあるところを示している。こ
のとき連動機構40は、図3に示した組み合わせ歯車4
1〜46及びラック17bが図3で説明した回転及び移
動方向と全く逆方向に回転及び移動する。すなわち、カ
バー20bの開成に連動して、摺動開閉蓋17が開口部
24c上を左に摺動し、これにより、カートリッジ10
の外容器14をカートリッジ装着部24bの右方から開
口部24c上に引き出す。図4(a) はカバー20bの開
成途上において、その開成途上の状態に対応して外容器
14が途中まで引き出されている状態を示している。
カバー20bを開成する。同図はカバー20bを図の矢
印Dに示すように開きつつあるところを示している。こ
のとき連動機構40は、図3に示した組み合わせ歯車4
1〜46及びラック17bが図3で説明した回転及び移
動方向と全く逆方向に回転及び移動する。すなわち、カ
バー20bの開成に連動して、摺動開閉蓋17が開口部
24c上を左に摺動し、これにより、カートリッジ10
の外容器14をカートリッジ装着部24bの右方から開
口部24c上に引き出す。図4(a) はカバー20bの開
成途上において、その開成途上の状態に対応して外容器
14が途中まで引き出されている状態を示している。
【0032】カバー20bの開成が完了すると、図4
(b) に示すように、外容器14が開口部24cに完全に
引き出されて内容器12を囲繞する。内容器12内には
トナーが無く空であり、残留トナーが付着しているべき
部分は全て内容器12内に内包されて外部から遮蔽され
ている。そして、図4(b) は、図1(b) に示したカート
リッジ10挿入直後の状態と同一である。ここで、図4
(b) に矢印Eで示すように、上方向にカートリッジ10
を持ち上げて装置本体20から抜脱する。この抜脱した
旧カートリッジ10は、付着残留トナーが外部に曝され
ておらず、したがって手や着衣を汚すことなく、そのま
ま廃棄できる。尚、同図に示すスライド板24fは、装
置本体20側から自由摺動するように配設されており、
カートリッジ10の外容器14を下から支持し、その外
容器14の2本のリブ14d間に位置して、外容器14
の摺動に従って摺動する。
(b) に示すように、外容器14が開口部24cに完全に
引き出されて内容器12を囲繞する。内容器12内には
トナーが無く空であり、残留トナーが付着しているべき
部分は全て内容器12内に内包されて外部から遮蔽され
ている。そして、図4(b) は、図1(b) に示したカート
リッジ10挿入直後の状態と同一である。ここで、図4
(b) に矢印Eで示すように、上方向にカートリッジ10
を持ち上げて装置本体20から抜脱する。この抜脱した
旧カートリッジ10は、付着残留トナーが外部に曝され
ておらず、したがって手や着衣を汚すことなく、そのま
ま廃棄できる。尚、同図に示すスライド板24fは、装
置本体20側から自由摺動するように配設されており、
カートリッジ10の外容器14を下から支持し、その外
容器14の2本のリブ14d間に位置して、外容器14
の摺動に従って摺動する。
【0033】次に、図4(c) の矢印Fで示すように、ト
ナー15を収容した新しいカートリッジ10をカートリ
ッジ装着部24bの開口部24cに挿入して装置本体2
0に装着する。これにより、カートリッジ10の内容器
12はカートリッジ装着部24bの連結部16に自動的
に係止し、外容器14は摺動開閉蓋17に自動的に係合
する。
ナー15を収容した新しいカートリッジ10をカートリ
ッジ装着部24bの開口部24cに挿入して装置本体2
0に装着する。これにより、カートリッジ10の内容器
12はカートリッジ装着部24bの連結部16に自動的
に係止し、外容器14は摺動開閉蓋17に自動的に係合
する。
【0034】続いて、図5(a) の矢印Hで示すように、
カバー20bを閉成する。同図は閉成を完了したカバー
20bの後半を切り欠いて内部の状態を示している。上
記カバー20bの閉成に対応して連動する連動機構の動
作は図3に説明した通りである。これにより、図5(a)
に示すように、摺動開閉蓋17によりカートリッジ10
の外容器14が、外部に頭を出している外容器係合部1
4cのみを残して全体がカートリッジ装着部24bの右
側に押し込まれる。
カバー20bを閉成する。同図は閉成を完了したカバー
20bの後半を切り欠いて内部の状態を示している。上
記カバー20bの閉成に対応して連動する連動機構の動
作は図3に説明した通りである。これにより、図5(a)
に示すように、摺動開閉蓋17によりカートリッジ10
の外容器14が、外部に頭を出している外容器係合部1
4cのみを残して全体がカートリッジ装着部24bの右
側に押し込まれる。
【0035】図5(b) は、その状態におけるカートリッ
ジ10及びカートリッジ装着部24bの断面図である。
同図に示すように、カバー20bの閉成に連動した摺動
開閉蓋17が、図の矢印Kで示す右方向への摺動を完了
している。ここまでの間に、図1(b) で説明したよう
に、外容器14のテープ係合部14bが封止テープ13
のループ内を摺動し、これにより封止テープ13のルー
プが回転しながら図の右に移動し、封止領域13aが引
き剥がされて封止が開封され、内容器12内に収容され
ていたトナー15がカートリッジ装着部24bの下方、
すなわちホッパー24dに落下して、トナーが自動的に
補充される。
ジ10及びカートリッジ装着部24bの断面図である。
同図に示すように、カバー20bの閉成に連動した摺動
開閉蓋17が、図の矢印Kで示す右方向への摺動を完了
している。ここまでの間に、図1(b) で説明したよう
に、外容器14のテープ係合部14bが封止テープ13
のループ内を摺動し、これにより封止テープ13のルー
プが回転しながら図の右に移動し、封止領域13aが引
き剥がされて封止が開封され、内容器12内に収容され
ていたトナー15がカートリッジ装着部24bの下方、
すなわちホッパー24dに落下して、トナーが自動的に
補充される。
【0036】このように、装置本体のカバーを開けてト
ナー補充カートリッジを交換装填し単にカバーを閉じる
だけでトナーの補充が行なわれる。しかも交換された廃
棄カートリッジは、付着残留トナーが外部に曝されてお
らず装着時と同様の形態をしており、したがって手や着
衣を汚す虞もない。
ナー補充カートリッジを交換装填し単にカバーを閉じる
だけでトナーの補充が行なわれる。しかも交換された廃
棄カートリッジは、付着残留トナーが外部に曝されてお
らず装着時と同様の形態をしており、したがって手や着
衣を汚す虞もない。
【0037】尚、上記の実施例では、カバー20bを開
成した際に、摺動開閉蓋17が装置本体20の左側に突
出する。このため、従来ほどではないにしても、その突
出する分だけ装置本体の左側にカートリッジ交換のため
の作業空間が必要である。
成した際に、摺動開閉蓋17が装置本体20の左側に突
出する。このため、従来ほどではないにしても、その突
出する分だけ装置本体の左側にカートリッジ交換のため
の作業空間が必要である。
【0038】図6は、装置本体の側方にカートリッジ交
換のための作業空間を全く必要としない他の実施例を示
す図である。尚、同図には連動機構のみを示している。
この実施例において、連動機構を除く装置本体、及びカ
ートリッジの構成は、上述した先の実施例と全く同一で
ある。また、この連動機構においても、多くは図3に示
した連動機構40と同一な構成部分を有しており、した
がって、図6には図3と同一の機構部分には図3と同一
の番号を付与して示し、これらについては説明を省略す
る。図6に示す連動機構50においては、摺動開閉蓋1
7がなく、代って2本の腕とそれら2本の腕を連結する
基部とからなる逆コの字形の摺動枠51が配設される。
摺動枠51の2本の腕と基部とで形成される枠内の大き
さは、カートリッジ装着部24bの開口部24cの大き
さと同じように(又は大きく)構成されている。この摺
動枠51の一方の腕にはラック(歯竿)52が形成され
ており、このラック52は平歯車46と歯合する。また
摺動枠51の基部にはカートリッジ10の外容器14の
外容器係合部14cと係合する連結部53が形成されて
いる。これにより、カバー20bの開閉に連動して、ヒ
ンジ20c、ギア41及び42、シャフト43、斜歯歯
車44及び45、平歯車46、並びにラック52を介し
て摺動枠51が図の左右に摺動する。
換のための作業空間を全く必要としない他の実施例を示
す図である。尚、同図には連動機構のみを示している。
この実施例において、連動機構を除く装置本体、及びカ
ートリッジの構成は、上述した先の実施例と全く同一で
ある。また、この連動機構においても、多くは図3に示
した連動機構40と同一な構成部分を有しており、した
がって、図6には図3と同一の機構部分には図3と同一
の番号を付与して示し、これらについては説明を省略す
る。図6に示す連動機構50においては、摺動開閉蓋1
7がなく、代って2本の腕とそれら2本の腕を連結する
基部とからなる逆コの字形の摺動枠51が配設される。
摺動枠51の2本の腕と基部とで形成される枠内の大き
さは、カートリッジ装着部24bの開口部24cの大き
さと同じように(又は大きく)構成されている。この摺
動枠51の一方の腕にはラック(歯竿)52が形成され
ており、このラック52は平歯車46と歯合する。また
摺動枠51の基部にはカートリッジ10の外容器14の
外容器係合部14cと係合する連結部53が形成されて
いる。これにより、カバー20bの開閉に連動して、ヒ
ンジ20c、ギア41及び42、シャフト43、斜歯歯
車44及び45、平歯車46、並びにラック52を介し
て摺動枠51が図の左右に摺動する。
【0039】このとき摺動枠51の両腕は、カートリッ
ジ装着部24bの上部の蓋(覆い)24eを挟むように
蓋24eの両側面に沿って摺動する。そして、摺動枠5
1の連結部53を有する基部は、カートリッジ装着部2
4bの開口部24cの右端から左端間を摺動し、装置本
体の外側に突出することはない。
ジ装着部24bの上部の蓋(覆い)24eを挟むように
蓋24eの両側面に沿って摺動する。そして、摺動枠5
1の連結部53を有する基部は、カートリッジ装着部2
4bの開口部24cの右端から左端間を摺動し、装置本
体の外側に突出することはない。
【0040】この摺動枠51の摺動に対応して連結部5
3を介してカートリッジ10の外容器14が引き出さ
れ、あるいは押し込まれる。同図は、カバー20bの開
成完了時の状態を示しており、摺動枠51の連結部53
を有する基部は、カートリッジ装着部24bの開口部2
4cの左端にきている。新旧のカートリッジ10は、摺
動枠51の枠内を通してカートリッジ装着部24bの開
口部24cに挿抜される。
3を介してカートリッジ10の外容器14が引き出さ
れ、あるいは押し込まれる。同図は、カバー20bの開
成完了時の状態を示しており、摺動枠51の連結部53
を有する基部は、カートリッジ装着部24bの開口部2
4cの左端にきている。新旧のカートリッジ10は、摺
動枠51の枠内を通してカートリッジ装着部24bの開
口部24cに挿抜される。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、連動機構が装置本体のカバーの閉成に対応して新
たなトナー補充カートリッジの封止部を開封するので、
装置本体のカバーを開けてトナー補充カートリッジを交
換装填し単にカバーを閉じるだけでトナーの補充が行な
われる。したがって、これまでのような汚れを伴い且つ
広い作業空間を必要とする面倒な開封操作が不要となっ
て便利である。また、カバーの開成に対応して使用済の
トナー補充カートリッジの内容器を外容器で囲繞して残
留トナーの付着部分を外部から遮蔽するので、手や着衣
を汚す虞なく旧カートリッジを取り扱って廃棄等の作業
を容易に行うことができ、したがって、トナー補充カー
トリッジの交換作業を快適に行うことができて作業環境
が向上する。
れば、連動機構が装置本体のカバーの閉成に対応して新
たなトナー補充カートリッジの封止部を開封するので、
装置本体のカバーを開けてトナー補充カートリッジを交
換装填し単にカバーを閉じるだけでトナーの補充が行な
われる。したがって、これまでのような汚れを伴い且つ
広い作業空間を必要とする面倒な開封操作が不要となっ
て便利である。また、カバーの開成に対応して使用済の
トナー補充カートリッジの内容器を外容器で囲繞して残
留トナーの付着部分を外部から遮蔽するので、手や着衣
を汚す虞なく旧カートリッジを取り扱って廃棄等の作業
を容易に行うことができ、したがって、トナー補充カー
トリッジの交換作業を快適に行うことができて作業環境
が向上する。
【図1】(a) は一実施例に係わる画像形成装置に装着さ
れるトナー補充カートリッジを下から見上げた斜視図、
(b) はその装置本体に挿入直後の側断面図である。
れるトナー補充カートリッジを下から見上げた斜視図、
(b) はその装置本体に挿入直後の側断面図である。
【図2】(a) はトナー補充カートリッジが装着される画
像形成装置の外観を示す斜視図、(b) はその全体構成を
透視的に示す側面図である。
像形成装置の外観を示す斜視図、(b) はその全体構成を
透視的に示す側面図である。
【図3】一実施例に係わるカートリッジ装着部の連動機
構を模式的に示す斜視図である。
構を模式的に示す斜視図である。
【図4】トナー補充カートリッジの交換状態図(その
1)であり、(a) は装置本体のカバーを開きつつあると
ころを示す斜視図、(b) はカバーの開成が完了した状態
の空のカートリッジを示す側断面図、(c) は新しいカー
トリッジを装着した状態を示す側断面図である。
1)であり、(a) は装置本体のカバーを開きつつあると
ころを示す斜視図、(b) はカバーの開成が完了した状態
の空のカートリッジを示す側断面図、(c) は新しいカー
トリッジを装着した状態を示す側断面図である。
【図5】トナー補充カートリッジの交換状態図(その
2)であり、(a) は装置本体のカバーを閉成した際の内
部状態を示す一部切欠斜視図、(b) はその状態における
カートリッジとカートリッジ装着部の側断面図である。
2)であり、(a) は装置本体のカバーを閉成した際の内
部状態を示す一部切欠斜視図、(b) はその状態における
カートリッジとカートリッジ装着部の側断面図である。
【図6】他の実施例に係わるカートリッジ装着部の連動
機構を模式的に示す斜視図である。
機構を模式的に示す斜視図である。
【図7】(a),(b) は従来のトナー補充の方法を説明する
図である。
図である。
10 トナー補充カートリッジ 12 内容器 12a 開口部 12b 内容器係合部 13 封止テープ 13a 封止領域 13b 端部 13c 延出領域 14 外容器 14a スリット 14b テープ係合部 14c 外容器係合部 14d リブ(肋材) 15 トナー 16 連結部 17 摺動開閉蓋 17a、53 連結部 17b ラック(歯板) 20 LEDプリンタ 20a 基部(第1機体) 20b カバー(第2機体) 20c ヒンジ(回転支軸) 21 感光体ドラム 22 帯電器 23 LEDヘッド 24 現像器 24a 現像ロール 24b カートリッジ装着部 24c 開口部 24d ホッパー(トナー貯留槽) 24e 蓋(覆い) 24f スライド板 25 転写器 26 クリーナ 27 給紙カセット 28 給紙コロ 29 ガイド 30 定着ロール 31 排紙ガイド 32 排紙トレー 40、50 連動機構 41、42、46 ギア(平歯車) 43 シャフト 44、45 斜歯歯車 51 摺動枠 52 ラック(歯竿)
Claims (6)
- 【請求項1】 第1機体と該第1機体に対し開閉自在な
第2機体とからなる装置本体に配設され、下部の開口部
が開封手段により開封されるべくシール部材により封止
され内部に粉体を収容する粉体補充カートリッジを受入
れる粉体補充カートリッジ受入装置において、 前記第1機体に設けられ、前記粉体補充カートリッジを
挿入装着する開口を有する装着部と、 該装着部の前記開口の縁に接して水平に進退摺動する摺
動部材と、 該摺動部材と前記第2機体間に配設され、前記第1機体
に対する前記第2機体の開成動作に連動して前記摺動部
材を引き出し、前記第1機体に対する前記第2機体の閉
成動作に連動して前記摺動部材を押し込む連動機構と、 を有することを特徴とする粉体補充カートリッジ受入装
置。 - 【請求項2】 前記摺動部材は、摺動開閉蓋からなるこ
とを特徴とする請求項1記載の粉体補充カートリッジ受
入装置。 - 【請求項3】 前記摺動部材は、摺動枠からなることを
特徴とする請求項1記載の粉体補充カートリッジ受入装
置。 - 【請求項4】 前記粉体補充カートリッジは、下部に開
口部を有し内部に粉体を収容する箱状の内容器と、前記
開口部の周辺に接着され該開口部を覆う封止領域と該封
止領域から折り返されて端部を前記内容器に固着される
延出領域とからなるシール部材と、該シール部材の前記
固着部分の近傍で該シール部材の内側に該シール部材と
摺動可能な係合部を有し前記内容器を囲繞すべく該内容
器と相対移動自在に設けられた外容器と、からなり、 前記内容器には、前記粉体補充カートリッジが前記装着
部に挿入装着された際に前記装着部に係止する内容器係
合部を備え、前記外容器には、前記粉体補充カートリッ
ジが前記装着部に挿入装着された際に前記摺動部材と係
合する外容器係合部を備えて、 前記粉体補充カートリッジは、前記第1機体に対する前
記第2機体の開成動作に連動して前記摺動部材を介して
前記外容器が前記内容器に対して移動することで前記シ
ール部材による前記開口部の封止が開封されるべく構成
されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
粉体補充カートリッジ受入装置。 - 【請求項5】 前記粉体はトナーであり、前記装着部が
トナーを収納すべき現像装置であり、前記粉体補充カー
トリッジ受入装置が画像形成装置であることを特徴とす
る請求項1、2、3又は4記載の粉体補充カートリッジ
受入装置。 - 【請求項6】 前記連動機構は、前記第1機体に対して
前記第2機体が開閉する回動動作を、前記摺動部材の水
平進退動作に変換する組み合わせ歯車、ラック等からな
ることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の
粉体補充カートリッジ受入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286383A JPH08146739A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 粉体補充カートリッジ受入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286383A JPH08146739A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 粉体補充カートリッジ受入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08146739A true JPH08146739A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17703691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6286383A Withdrawn JPH08146739A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 粉体補充カートリッジ受入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08146739A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102360174A (zh) * | 2006-03-10 | 2012-02-22 | 佳能株式会社 | 处理盒 |
CN103186075A (zh) * | 2011-12-28 | 2013-07-03 | 兄弟工业株式会社 | 盒和设有该盒的图像形成设备 |
US9020369B2 (en) | 2011-12-28 | 2015-04-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridge and image forming apparatus provided therewith |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP6286383A patent/JPH08146739A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102360174A (zh) * | 2006-03-10 | 2012-02-22 | 佳能株式会社 | 处理盒 |
CN103186075A (zh) * | 2011-12-28 | 2013-07-03 | 兄弟工业株式会社 | 盒和设有该盒的图像形成设备 |
US8995847B2 (en) | 2011-12-28 | 2015-03-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridge and image forming apparatus provided therewith |
US9020369B2 (en) | 2011-12-28 | 2015-04-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridge and image forming apparatus provided therewith |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |