JPH081466A - 工具交換装置のグリッパ機構 - Google Patents

工具交換装置のグリッパ機構

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JPH081466A
JPH081466A JP15785494A JP15785494A JPH081466A JP H081466 A JPH081466 A JP H081466A JP 15785494 A JP15785494 A JP 15785494A JP 15785494 A JP15785494 A JP 15785494A JP H081466 A JPH081466 A JP H081466A
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rack
pull rod
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gripper
gripping
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JP15785494A
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Tadashi Uemura
正 植村
Shuhei Tanaka
修平 田中
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具交換装置のグリッパ機構において、把持
腕基部のピニオンを駆動するラックのコスト低減を計
る。 【構成】 支持体に交換軸を支持し、この交換軸の先端
に設けた交換ヘッド25に一対の把持腕43,43を、
その基部45のピニオン40,41を互いに噛合させて
開閉自在に設け、交換ヘッド25には把持腕基部45の
一方のピニオン40に噛合するラック36をプルロッド
24の軸線と直交する方向へ移動自在に備え、ラック3
6とプルロッド24とをプルロッド24の軸線方向移動
をラック36の移動に交換するリンク機構で連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工具交換装置に関するも
ので詳しくは、把持腕基部のピニオンを回動させてグリ
ッパの開閉を行わせるラックを備えたグリッパ機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来自動工具交換装置のグリッパ機構に
は例えば特開昭57−127641号公報に開示されて
いるように、工具を把持する一対の把持腕の基部にピニ
オンを形成し、この各ピニオンとの間にラックを両面に
備えた摺動体を配設し、摺動体の移動でラックと噛合す
る把持腕基部のピニオンを回動させ、把持腕を開閉し工
具の把持、解放を行わせるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術によれ
ば摺動体の両面にラックが形成してあるので加工コスト
が嵩む問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は支持体に中空の交換軸を軸線方向に摺動自在
で、かつ、旋回自在に支持し、この交換軸の先端に設け
た交換ヘッドに一対の把持腕から成るグリッパを互いに
逆方向に突出させ、交換軸に挿通したプルロッドの軸線
方向の移動によって移動するラックを介して把持腕基部
と一体のピニオンを回動させて、把持腕を開閉する工具
交換装置のグリッパ機構において、各グリッパにおける
一対の把持腕基部のピニオンを互いに噛合させ、交換ヘ
ッドには各グリッパに対応して、噛合されたピニオンの
いずれか一方のピニオンに噛合するラックをプルロッド
の軸線と直交する方向へ移動自在に備え、ラックとプル
ロッドとを、前記プルロッドの軸線方向移動をラックの
移動に変換するリンク機構で連結したことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】前記によれば、プルロッドの軸線方向の移動で
ラックとプルロッドとを連結するリンク機構を介してラ
ックをプルロッドの軸線方向と直交する方向に移動させ
ラックと噛合する把持腕基部の一方のピニオン及びこの
一方のピニオンに噛合する他方のピニオンを同時に回動
する。この各把持腕基部のピニオンの回動により支持腕
は大きく開閉する。
【0006】
【実施例】図1において、移動コラム1が下方の本体ベ
ッド(図示省略)上に左右方向にのみ移動自在に案内さ
れている。移動コラム1には、主軸2を回転自在に支持
した主軸ヘッド6を前後方向移動自在に案内したサドル
3が昇降自在に装架されている。従って主軸2は上下、
前後、左右に移動可能になっている。又、本体ベッドか
らは移動コラム1の頂部より上方まで延びた複数の支柱
4が取付けられ、この支柱上端に支持ベース5が固着さ
れ前記移動コラム1の水平移動空間上方に位置されてい
る。
【0007】支持ベース5の上面には公知の工具マガジ
ン10が台座11を介在して固着され、モータ回転によ
り割り出し自在に装備されている。この工具マガジン1
0において、旋回割出しされるマガジンプレート12は
多数の工具ポット14を放射状に備え、工具ポット14
に工具13を着脱自在に備えている。又、台座11には
工具交換装置20が一体に装着してあり、所定の工具交
換位置の主軸2(旧工具T1を装備している)と交換用
の新工具T2を抜き差し自在に保持した所定の工具交換
位置の工具ポット14との間で工具交換するもので図2
〜図5に示すように構成してある。
【0008】この工具交換装置20において、21は図
2に示すように前記台座に固着された支持体22に支持
され軸線CL2方向へ摺動自在で、かつ、回動自在に支
持されている中空の交換軸で工具交換位置の主軸2と工
具交換位置の工具ポット14との中間位置に主軸2と平
行に配設されている。交換軸21の中心には貫通孔23
が形成され、この貫通孔23にはプルロッド24が前後
に移動可能に挿通してある。プルロッド24の先端部は
交換ヘッド25内で後述のリンク支持ブロック31に連
結してある。この交換ヘッド25はヘッドキャップ26
とヘッドボディ27とを備えており、ヘッドキャップ2
6とヘッドボディ27との間がボルトで締着され、前記
交換軸21の先端に一体固着されている。ヘッドキャッ
プ26とヘッドボディ27との間には前記貫通孔23に
通じる収納空間28が形成され、前記リンク支持ブロッ
ク31とこれに連結したプルロッド24とが収納空間2
8内を前後移動するようになっている。又、収納空間2
8に連通してヘッドキャップ26にも貫通孔26aが穿
設されてロックボルト32の頭部が進入可能になってい
る。この貫通孔26aの前端部はヘッドキャップ26に
締着したプレート29で塞がれている。
【0009】次にリンク機構30について説明する。図
3に示すようにプルロッド24先端のリンク支持ブロッ
ク31は、左右方向に長い長方形状のブロックで、中心
がロックボルト32によりプルロッド24軸線上に軸着
され、ロックボルト32との間には僅かな隙間εが設け
てある。又、リンク支持ブロック前後端の中心が球面部
31aに形成されて、プルロッド先端の球面部24aと
ロックボルト32のボルト頭との間に介在されたワッシ
ャ33の球面部33aとによりリンク支持ブロック31
は軸線CL2を中心にして水平方向に隙間ε分だけ傾斜
可能になっている。又、収納空間28上下の案内面28
aに上下面が摺接して軸線CL2回りに回転しないよう
になっている。
【0010】図4に示すようにリンク支持ブロック31
の左右端には連結リンク35の一端がそれぞれ回動自在
に軸着されている。各連結リンク35の他端がピニオン
駆動用の各ラック36にそれぞれピン37を介して軸着
してある。図5に示すように各ラック36はヘッドキャ
ップ26とヘッドボディ27にはさまれてプルロッド2
4の軸線方向と直交する方向へ移動自在に嵌装されてい
る。各ラック36には、後述のピニオン40との対向面
にのみラック歯36aが形成してある。そしてプルロッ
ド24の軸線方向移動によって連結リンク35を介して
ラック36をプルロッド24の軸線線方向と直交する方
向へ移動させるようになっている。
【0011】ピニオン40,41は夫々回動軸42に一
体形成され、回動軸42はリンク支持ブロック31を挾
んだ上下両側に一対ずつ、ヘッドキャップ26とヘッド
ボディ27間にはさまれて回動自在に支持されている。
対となる回動軸42のピニオン40,41は互いに噛合
され、その一方のピニオン40と、ラック36のラック
歯36aとが噛合されている。各回動軸42の後端はヘ
ッドボディ27の側面より突出している。回動軸42の
突出した突出部42aには上下方向に把持腕43が延び
るようにしてその把持腕基部45がキー止めされボルト
により一体締着されて、リンク支持ブロック31を挾ん
だ上下両側で、夫々一対の把持腕43,43から成るグ
リッパ48が互いに逆方向に2組突出されている。各把
持腕43にはそれぞれ先端部に互いに協働して工具13
の把持部46を把持する工具把持部材43aが装着され
工具13を把持する時にその工具13のキー溝に嵌合し
て工具13を把持するようになっている。
【0012】次に動作を説明する。次に使用する新工具
T2を装着した工具ポット14が所定の工具交換位置に
割り出され、加工完了で主軸ヘッド3が所定の工具交換
位置に位置する。すると新工具T2側の開脚状態のグリ
ッパ48の間には次の使用する新工具T2が位置する。
また、旧工具T1側の開脚状態のグリッパ48の間には
主軸2の旧工具T1が位置する。次いでプルロッド24
の後退でリンク支持ブロック31が後退し、連結リンク
35を図5の2点鎖線の位置から実線位置へ移動させて
ラック36を移動させ、一方のピニオン40を回動させ
る。他方のピニオン41は一方のピニオン40により回
動させられ、一対の各グリッパ48の把持腕43,43
は夫々回動軸42を中心として閉じ、主軸2の旧工具T
1と新工具T2とを夫々把持する。
【0013】このように2つの工具T1,T2を把持し
た状態で交換軸21が前進端に至り交換軸21が180
度回転されると交換軸21を後退端に位置させ、新工具
T2を主軸2に、旧工具T1を工具ポット14に夫々挿
着する。次いでプルロッド24を前進させリンク支持ブ
ロック31が前進し、連結リンク35を介してラック3
6を移動させ、前記把持動作と逆の動作が行われて各グ
リッパ48の一対の把持腕43,43は夫々開き、工具
T1,T2を解放する。こうして工具交換が完了し新工
具T2を挿着された主軸2は主軸ヘッド3の移動により
加工を開始する。
【0014】この把持動作において、把持腕43,43
の部品精度、その他の部品の加工、組付のばらつきによ
り、例えば主軸2側の把持腕43,43が先に主軸2の
旧工具T1の把持部46を堅固に(両者間の隙間がな
い)把持する場合がある。この把持腕43,43はそれ
以上閉じることはなく、その位置に保持される。一方新
工具T2側の把持腕43,43の工具把持部材43aと
新工具T2の把持部46との間には、この状態では僅か
な隙間があって堅固に保持されていない。この状態でプ
ルロッド24が更に後退するとリンク支持ブロック31
は球面部31aにより傾斜し、連結リンク35を介して
ラック36を押し上げピニオン40,41を回動する。
新工具T2側の把持腕43,43はその先端部を更に閉
じ新工具T2の把持部46を堅固に把持し新旧の工具T
1,T2は確実に把持腕43,43に把持される。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、交換軸に
挿通したプルロッドの軸線方向の移動によって把持腕を
開閉するグリッパ機構において、プルロッドと、一対の
把持腕基部の互いに噛合うピニオンの一方のピニオンに
噛合するラックとを、リンク機構を介して連結し、プル
ロッドの軸線方向の移動でラックをプルロッドと直交す
る方向へ移動させてグリッパを開閉するので、ラックに
形成するラック歯加工を両面に設ける必要がなく加工コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工具交換装置のグリッパ機構を示す製
図面である。
【図2】図4のII−II断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】交換ヘッド内部の正面図である。
【図5】連結リンク機構を示す説明図である。
【符号の説明】 20 工具交換装置、 21 交換軸、 22 支持
体、24 プルロッド、 25 交換ヘッド、 30
リンク機構、36 ラック、 40,41 ピニオン、
43 把持腕、45 把持腕基部、 48 グリッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に中空の交換軸を軸線方向に摺動
    自在で、かつ、旋回自在に支持し、この交換軸の先端に
    設けた交換ヘッドに一対の把持腕から成るグリッパを互
    いに逆方向に突出させ、交換軸に挿通したプルロッドの
    軸線方向の移動によって移動するラックを介して把持腕
    基部と一体のピニオンを回動させて、把持腕を開閉する
    工具交換装置のグリッパ機構において、各グリッパにお
    ける一対の把持腕基部のピニオンを互いに噛合させ、交
    換ヘッドには各グリッパに対応して、噛合されたピニオ
    ンのいずれか一方のピニオンに噛合するラックをプルロ
    ッドの軸線と直交する方向へ移動自在に備え、ラックと
    プルロッドとを、前記プルロッドの軸線方向移動をラッ
    クの移動に変換するリンク機構で連結したことを特徴と
    する工具交換装置のグリッパ機構。
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