JPH08145362A - 多孔2流体噴射装置とこれを装備した噴霧式燃焼装置 - Google Patents

多孔2流体噴射装置とこれを装備した噴霧式燃焼装置

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JPH08145362A
JPH08145362A JP30965394A JP30965394A JPH08145362A JP H08145362 A JPH08145362 A JP H08145362A JP 30965394 A JP30965394 A JP 30965394A JP 30965394 A JP30965394 A JP 30965394A JP H08145362 A JPH08145362 A JP H08145362A
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JP
Japan
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fuel
fuel injection
fluid
air flow
needle
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JP30965394A
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English (en)
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Yoichiro Okubo
陽一郎 大久保
Yoshihisa Gunji
善壽 郡司
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼効率を向上し排気エミッションを低減し
得る多孔2流体噴射装置とこれを装備した噴霧式燃焼装
置を提供する。 【構成】 微粒化用気流通路16の一端に複数のオリフ
ィス19を燃料噴出ニードル15と同芯状に設けると共
に、オリフィス19の対向間距離をD1 、燃料噴出ニー
ドル15の対向間距離をd1 :燃料噴出ニードル15の
外壁間距離d2 とするとき 4≦(D1 /d1 )≦14、d1 <d2 <D1 の関係を満たすように構成し、燃料噴出ニードル15の
噴出端から噴出する流体燃料を、燃料噴出ニードル15
の回りを流通しつつオリフィス19の開口から噴出する
微粒化用気流によって良好に微粒化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多孔2流体噴射装置と
これを装備した噴霧式燃焼装置、特に車載用に適した小
型の多孔2流体噴射装置と噴霧式燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用の小型の多孔2流体噴射装置と噴
霧式燃焼装置は、特開昭62─77522号公報、特開
昭62─206311号公報、特開昭62─24501
1号公報にそれぞれ開示されているように、燃焼用空気
流が導入されて軸芯の回りに旋回する円筒状の旋回室の
一端側に、他端側へ流体燃料を噴霧する単孔の2流体噴
射装置を設け、旋回室の他端側に燃焼室を連設してい
る。
【0003】単孔2流体噴射装置は、流体燃料が先端開
口から噴出する燃料ノイズを空気通路の軸芯位置に配置
し、燃料ノズルの噴出端を、空気通路の先端に設けたオ
リフィスの開口に対面させ、燃焼ノズルの噴出端から噴
出する流体燃料を、燃料ノズルの外側位置を燃料ノズル
の噴出方向に流れる空気流によって微粒化する構成にし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の単孔
2流体噴射装置は、燃料の噴霧角度が狭く、噴霧の貫徹
力が強いので、図4に示すように噴霧の分散が悪く、燃
料噴霧と燃焼用空気流との混合が十分ではない。特に、
燃料の流量を多くすると、燃料噴霧の一部が燃焼せずに
燃焼室を通過することがある。反対に、燃料の流量を少
なくすると、燃料の噴霧が不安定になり、火炎が振動し
て吹き消えることがある。結局、燃焼が良好に行われる
燃料流量の範囲が狭いといった実用上解決すべき課題が
ある。
【0005】また、Yジェットタイプの従来の2孔2流
体噴射弁は、ボイラやガスタービン燃焼器等に実用化さ
れている。しかし、この多孔2流体噴射弁は液体燃料の
微粒化に多量の高速空気流や蒸気流を使用する。このた
め、供給源のエネルギー消費量が極めて大きく実用上問
題がある。またこの多孔2流体噴射弁は燃料流量より少
ない気流で微粒化しようとすると、噴霧粒径が大きくな
り、分布が片寄るという実用上の不具合が生じる。
【0006】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。すなわち、本発明は、少ない気
流又はエネルギーで、液体燃料を微粒化するとともに均
一に噴霧を燃焼室内に分散させて、燃焼器の燃焼効率を
向上させるとともに、排気エミッションを低減させる多
孔2流体噴射装置とこれを装備した噴霧式燃焼装置を提
供することを目的にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体燃料が先
端の開口から噴出する円筒状の燃料噴出ニードルを互い
に間隔を保持して複数設け、微粒化用気流が導入されて
各燃料噴出ニードルの回りに流通する円筒状の微粒化用
気流通路を形成し、微粒化用気流通路の一端に複数のオ
リフィスを燃料噴出ニードルと同芯状に設けると共に、
オリフィスの開口径をD1 、燃料噴出ニードルの開口径
をd1 、燃料噴出ニードルの外壁間距離をd2 とすると
き 4≦(D1 /d1 )≦14、d1 <d2 <D1 の関係を満たすように構成し、燃料噴出ニードルの噴出
端から噴出する流体燃料を、燃料噴出ニードルの回りを
流通しつつオリフィスの開口から噴出する微粒化用気流
によって微粒化する構成にしたことを特徴とする多孔2
流体噴射装置である。
【0008】さらに、本発明は、燃焼用空気が導入され
て軸芯の回りに旋回する円筒状の燃焼用空気流旋回室の
一端側に、他端側へ流体燃料を噴霧する多孔2流体噴出
装置を設け、燃焼用空気流旋回室の他端側に燃焼室を連
設した噴霧式燃焼装置であって、流体燃料が先端の開口
から噴出する円筒状の燃料噴出ニードルを互いに間隔を
保持して複数設け、微粒化用気流が導入されて各燃料噴
出ニードルの回りに流通する円筒状の微粒化用気流通路
を形成し、微粒化用気流通路の一端に複数のオリフィス
を燃料噴出ニードルと同芯状に設けると共に、オリフィ
スの開口径をD1 、燃料噴出ニードルの開口径をd1
燃料噴出ニードルの外壁間距離d2 とするとき 4≦(D1 /d1 )≦14、d1 <d2 <D1 の関係を満たすように構成し、燃料噴出ニードルの噴出
端から噴出する流体燃料を、燃料噴出ニードルの回りを
流通しつつオリフィスの開口から噴出する微粒化用気流
によって微粒化する構成にした多孔2流体噴射装置を装
備したことを特徴とする噴霧式燃焼装置である。
【0009】
【作用・効果】本発明においては、流体燃料は、複数の
燃料噴出ニードルの噴出端から、燃焼用空気流旋回室に
噴出するに際し、複数の燃料噴出ニードルの回りを流通
しつつオリフィスの開口から噴出する微粒化用気流によ
って微粒化される。従って、流体燃料を微粒化する気流
が複数の燃料噴射ノズルの回りから噴出供給するので、
図4に示すように、従来に比して噴霧粒径が小さく燃料
の噴霧が安定化すると共に、噴霧の角度が広くなって噴
霧の貫徹力が弱くなることにより、噴霧の分散が良くな
り、燃料の噴霧が燃焼用空気流と混合し易くなる。そし
て、燃料の流量を多くしても、燃料噴霧の一部が燃焼せ
ずに燃焼室を通過することがない。また、燃料の噴霧が
安定化するので、図6に示すように、従来に比して燃料
の流量を少なくしても、燃料の噴霧ないし火炎が振動し
たり、火炎が吹き消えることがない。このため、本発明
においては、燃料流量の広い範囲にわたって、燃焼が良
好に行われる。
【0010】すなわち、本発明においては、燃料噴出の
運動量と同等またはそれ以下の運動量をもつ気流で、3
0μm程度の微細な燃料噴霧を形成できる。また、本発
明はターンダウン比1:30以上の流量範囲で、上記微
粒化を確保すると共に、噴霧角もほぼ一定の90°を保
つことができる。さらに、本発明は、渦巻燃焼器の軸中
心に燃料噴霧を噴出しないため、安定な循環と死水領域
が形成できる。また、本発明は旋回流の強制渦領域に空
気を伴う噴霧流を噴射することで、混合促進が図れ、煙
や、HC、CO等の排出を低減できる。しかも、本発明
は燃料噴孔が分離独立して形成されているため、燃焼用
空気の巻き込みが容易で、混合が良好となる。また、本
発明は、燃料がニードルから噴出した後、空気流で吹き
飛ばされるため、燃料ダレやそれがカーボン化すること
がない等の実用的効果を奏する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の代表的な一実施例について説
明する。本実施例の多孔2流体噴射装置を備えた噴霧式
燃焼装置は、図1、図2、図3、図5にそれぞれ示すよ
うに、旋回器1の中心部に形成された円筒形状の燃焼用
空気流旋回室2の一端側に、他側へ液体燃料を噴霧する
多孔2流体噴射装置11を同芯状に設けてある。燃焼用
空気流旋回室2の他端側には、第1絞り20を介して旋
回室2より大径の円筒形状の第1燃焼室21が同芯状に
連設されている。第1燃焼室21の中央部即ち多孔2流
体噴射装置11の燃料噴霧領域には、点火栓22の先端
の点火部を突出し、点火栓22の基端の端子に点火源
(図示せず)を接続されている。第1燃焼室21の出口
には、第2絞り24を介して第1燃焼室21より小径の
円筒形状の第2燃焼室25が同芯状に連設されている。
【0012】旋回器1は、図5に示すように、燃焼用空
気流旋回室2の周壁を形成している内周壁3とその外周
り位置に同芯状に配置した円筒形状の外周壁4の前後端
に前端に前端板5と後端板6を設けて、円環状の空気旋
回路7を形成し、外周壁4の一個所にその個所の接線方
向に沿って空気導入管(図示せず)を接続して、空気旋
回路7に接続した空気導入路を形成し、空気導入路に空
気供給源を接続し、内周壁3の4個所に、それぞれ、そ
の個所の内周面の接続方向に沿って空気導入孔を貫設し
て、空気旋回路7を燃焼用空気流旋回室2に接続し、燃
焼用空気流旋回室2にその軸芯の回りに旋回する燃焼用
空気流を導入する構成にしてある。
【0013】多孔2流体噴射装置11は、図1、図2、
図3にそれぞれ示すように、噴射側の先端部を燃焼用空
気流旋回室2の後端板6の中心孔に貫着しており、燃料
供給源12に接続した燃料供給路13からの液体燃料
を、空気供給源9に接続した空気供給路14からの空気
流によって微粒化する多孔2流体噴霧形である。図1に
示すように、燃料供給路13に接続した4〜8個の本例
では8個の中空円筒状の燃料噴出ニードル15を軸芯よ
り40°傾斜する位置に配置し、8個の燃焼噴出ニード
ル15の回りに円筒状の微粒化用気流通路16を同芯状
に形成されている。ここで燃料噴出ニードル15の開口
径d1 は、0.2〜0.8mm好ましく本実施例では
0.5mmである。また燃料噴出ニードル15の外径d
2 は0.7〜1.6mmが好ましく本例では1.3mm
である。微粒化用気流通路16の周壁17の2個所に
は、それぞれ空気導入孔18を貫設し空気供給路14を
介して微粒化用気流通路16に接続されている。そし
て、微粒化用気流通路16にはその軸芯より40°傾斜
する8個の燃料噴出ニードル15の回りに燃焼用空気流
と連通する微粒化用空気流を導入する構成にしてある。
【0014】すなわち、微粒化用気流通路16の先端に
は、8個のオリフィス19を軸芯より40°傾斜する位
置にそれぞれ設け、複数のオリフィス19の環状の開口
に複数の燃料噴出ニードル15の噴出端を図3に示すよ
うに対向配設して、燃料噴出ニードル15の噴出端から
噴出する液体燃料を、燃料噴出ニードル15の回りを流
通しつつオリフィス19の開口から噴出する微粒化用空
気流によって微粒化する構成にしてある。ここでオリフ
ィス19の開口径D1 は1.8〜3.2mmが好ましく
本実施例では2.5mmである。
【0015】このように、本実施例の多孔2流体噴射装
置はオリフィス19の開口径(対向間距離)をD1 燃料
噴出ニードル15の開口径(対向間距離)をd1 、燃料
噴出ニードル15の外径(外壁間距離)をd2 とすると
き 4≦(D1 /d1 )≦14、d1 <d2 <D1 の関係を満たすように構成してある。すなわち、本実施
例の多孔2流体噴射装置は、燃料噴出ニードル15が円
柱で、円周等間隔に数本突出形成されている。そして燃
料噴出ニードル15間の開き角度は60〜100°で本
例では80°程度である。また、燃料噴出ニードル15
の先端が空気オリフィス19の内面につく位置程度で、
オリフィス19の外面より外に突出されていない。さら
に微粒化用流気通路16を燃料通路の外周に配置し、断
熱層となるように構成されている。また、噴射弁先端の
燃料噴出ニードル15の周りには、一体の空気通路空間
を形成している。そして、オリフィス19の開口径
1 、燃料噴出ニードル15の外径d2 、燃料噴出ニー
ドル15の開口径d1 はそれぞれ円形で、同軸的に配置
してある。
【0016】さらに詳述すれば、D1 /d1 =4以下で
は微粒化が著しく悪化するため限界である。また、D1
/d1 =14以上では微粒化用気流を多量に必要とする
ことになり駆動動力が著しく多くなるため限界である。
開口径d1 は小さすぎると微粒化性能が悪くなるととも
に製作が困難になる欠点がある。また、大きすぎると燃
料噴射が不安定になるとともに微粒化性能が悪くなる欠
点がある。したがって、d1 =0.5mmが安定性と微
粒化性能の点でもっともバランスが良い。
【0017】開口径D1 は、小さすぎると気流の噴出速
度が大きくなりすぎて、噴霧が広がらない欠点がある。
また、大きすぎると気流が多量に必要となり駆動動力が
大きすぎる欠点がある。したがって、D1 =2.5mm
が上記の点でもっともバランスが良い。また、燃料噴出
ニードル15の外径d2 は小さすぎると強度が不足する
とともに製作が困難となる欠点がある。大きすぎると微
粒化性能が悪化する欠点がある。したがって、d2
1.3mmが上記の点でもっともバランスが良い。
【0018】
【その他の発明の説明】また、燃料噴出ニードル15の
先端と空気オリフィス19の内側面位置との距離をl1
とし、空気オリフィス19の通路距離をl2 とすると
き、以下の範囲とする。 −(d2 /2)≦l1 ≦l21 =−(d2 /2)より離れると燃料がオリフィ
ス19に付着すると共に微粒化性能が悪くなる欠点があ
る。 l1 =l2 以上では微粒化性能が悪くなるとともに
製作が困難であるし、火炎にさらされて耐久性が悪くな
る欠点がある。 以上の点からl1 =0がもっともバランスが良い。
【0019】また、0.5d1 ≦l2 ≦D1 とする。 l1 =−(d2 /2)以下では微粒化が悪くなると
ともに製作が困難になる欠点がある。 l1 =D1 以上では噴霧がオリフィス19に付着す
るとともに微粒化が悪くなる欠点がある。 以上の点からl2 =2mmがもっともバランスが良い。
【0020】本実施例の多孔2流体噴射装置11におい
ては、オリフィス19の開口径をD1 、燃料噴出ニード
ル15の開口径をd1 、燃料噴出ニードル15の外径を
2とするとき、 4≦(D1 /d1 )≦14、d1 <d2 <D1 の関係を満たすように構成してある。この設定範囲内で
あると、燃料噴出ニードル15の噴出端から噴出する流
体燃料を、燃料噴出ニードル15の周りを流通しつつオ
リフィス19の開口から噴出する微粒化用気流によって
効率良く的確に微粒化することができる。また、本実施
例ではオリフィス19の開口の微粒化用空気流通過面積
を燃料噴出ニードル15の噴出端の開口面積の約8倍以
上で40倍以下に設定している。この設定範囲内である
と、微粒化用空気流の流量を必要最小限にして、図4、
図6に示すように燃料の噴霧ないし火炎を安定を図るこ
とができる。
【0021】また、燃料噴出ニードル15の噴出端の開
口径d1 を本実施例では0.5mmに設定しているが、
これに限らず0.2〜0.8mmの設定範囲内である
と、燃料の流量は1g/s〜30g/sにしても、燃料
の噴霧が振動せずに極めて安定化するのである。また、
燃料噴出ニードル15の噴出端をオリフィス19の開口
面に対向し、オリフィス19の開口から噴出する微粒化
用空気流の縮流部近傍に配置してある。この両者の重な
り具合は0〜2mmが好ましく本実施例の場合、図1、
図3に示すように0である。
【0022】このように配置すると、燃料噴出ニードル
15の噴出端から噴出する燃料は、図4に示すようにオ
リフィス19の開口から噴出する微粒化用空気流(空気
噴射圧力Pは1.1≦P/P0 ≦2.0ここで、P0
燃焼器内圧力である。)に円滑に混合して搬送され、燃
料の噴霧が安定化すると共に微粒化が良好に行われる。 P/P0 =1.1以下では、流量が遅くなりすぎて微
粒化が悪化する。 P/P0 =2.0以上では噴霧角が狭くなるとともに
駆動動力が多くなりすぎる欠点がある。 したがって本実施例の場合:P=1.5P0 がもっとも
バランスが良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の多孔2流体噴射装置を示す縦断図面
【図2】本実施例の多孔2流体噴射装置を示す平面面
【図3】本実施例の多孔2流体噴射装置における燃料噴
出ニードルとオリフィスの関係を示す概要図
【図4】本実施例の多孔2流体噴射装置と従来における
噴霧粒径の対比を示す線図
【図5】本実施例の噴霧式燃焼装置を示す縦断面図
【図6】本実施例の噴霧式燃焼装置と従来におけるNO
x排出の対比を示す線図
【符号の説明】
1 旋回器 2 燃焼用空気流旋回室 11 多孔2流体噴射装置 15 複数の燃料噴出ニードル D1 オリフィスの開口径 d1 燃料噴出ニードルの開口径 d2 燃料噴出ニードルの外壁間距離 16 微粒化用気流通路 19 複数のオリフィス 21 第1燃焼室 25 第2燃焼室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体燃料が先端の開口から噴出する円筒
    状の燃料噴出ニードルを互いに間隔を保持して複数設
    け、 微粒化用気流が導入されて各燃料噴出ニードルの回りに
    流通する円筒状の微粒化用気流通路を形成し、 微粒化用気流通路の一端に複数のオリフィスを燃料噴出
    ニードルと同芯状に設けると共に、オリフィスの開口径
    をD1 、燃料噴出ニードルの開口径をd1 、燃料噴出ニ
    ードルの外壁間距離をd2 とするとき 4≦(D1 /d1 )≦14、d1 <d2 <D1 の関係を満たすように構成し、燃料噴出ニードルの噴出
    端から噴出する流体燃料を、燃料噴出ニードルの回りを
    流通しつつオリフィスの開口から噴出する微粒化用気流
    によって微粒化する構成にしたことを特徴とする多孔2
    流体噴射装置。
  2. 【請求項2】燃焼用空気流が導入されて軸芯の回りに旋
    回する円筒状の燃焼用空気流旋回室の一端側に、他端側
    へ流体燃料を噴霧する多孔2流体噴射装置を設け、燃焼
    用空気流旋回室の他端側に燃焼室を連設した噴霧式燃焼
    装置であって、 流体燃料が先端の開口から噴出する円筒状の燃料噴出ニ
    ードルを互いに間隔を保持して複数設け、 微粒化用気流が導入されて各燃料噴出ニードルの回りに
    流通する円筒状の微粒化用気流通路を形成し、 微粒化用気流通路の一端に複数のオリフィスを燃料噴出
    ニードルと同芯状に設けると共に、オリフィスの開口径
    をD1 、燃料噴出ニードルの開口径をd1 、燃料噴出ニ
    ードルの外壁間距離d2 とするとき 4≦(D1 /d1 )≦14、d1 <d2 <D1 の関係を満たすように構成し、 燃料噴出ニードルの噴出端から噴出する流体燃料を、燃
    料噴出ニードルの回りを流通しつつオリフィスの開口か
    ら噴出する微粒化用気流によって微粒化する構成にした
    多孔2流体噴射装置を装備したことを特徴とする噴霧式
    燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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