JPH0814475A - 気密検査用シール装置 - Google Patents

気密検査用シール装置

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JPH0814475A
JPH0814475A JP6147992A JP14799294A JPH0814475A JP H0814475 A JPH0814475 A JP H0814475A JP 6147992 A JP6147992 A JP 6147992A JP 14799294 A JP14799294 A JP 14799294A JP H0814475 A JPH0814475 A JP H0814475A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管路の所定の箇所を圧力付加でシールする場
合の気密性能を向上する。 【構成】 管路6の所定の箇所にシール手段20を搬送
して気密に遮断閉塞することで気密検査する気密検査用
シール装置10であって、シール手段20が、ひょうた
ん形状に形成される風船式シール体23を空気圧により
膨張して、離間して接続される2つの伸縮部23a,2
3bを管内面3aの2箇所に気密に密着してシールする
気体シール手段22と、シール体23の膨張した状態で
その2つの伸縮部23a,23bと管内面3aとで形成
される空洞部28に気密補強液体を満たしてシールする
液体シール手段25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス管、水道管等の管
路の気密検査の際に管路の所定の箇所を気密に遮断閉塞
する気密検査用シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設されたガス配管、水道配管等
の埋設管路においては、この管路が金属管の場合、経年
により管路が老朽化して古くなると腐食が進行して錆等
によりピンホール等の欠陥部が発生し漏洩が起るおそれ
がある。この問題の解決策として、管路を埋設状態のま
ま、例えば管内面に液状樹脂等を導入してライニングを
施したり、シールホースやチューブ等を内張りライニン
グするような管路の更生修理工法が提案されている。
【0003】この管路の更生修理は、本来、漏洩の予防
保全を目的とし、漏洩のない管路に更生修理技術を適用
して管路を更生させることが望まれるが、既に漏洩が発
生している管路の場合には、その漏洩箇所を特定し、部
分的な漏洩修理を行う必要が発生する場合もある。
【0004】従来、管路に漏洩が発生しているか否かの
検査方法としては、管路の一端開口部と他端開口部との
間を密閉状態にし、この管内に空気等の気体を導入する
ことで管路内を高圧雰囲気となし、この場合の気体の洩
れを検出することにより漏洩をチェックするようにした
気密検査方法が知られている。また、この種の検査方法
として、従来、例えば実開昭54−99120号公報に
記載のように管路の開口端よりエアバッグを挿入し、管
路の所定箇所においてエアバッグを膨張させることで管
路を密閉状態にする技術も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術のものにあっては、エアバッグを高圧気体で膨張さ
せ、エアバッグと管路内面とを密着させるようにしてい
るが、管路(ガス管路)内にも消費先にガスを供給する
関係上、ある程度のガス圧が負荷されており、特に管路
内面に凹凸がある場合に単体のシール体のみでは確実に
シール出来ない問題点が派生する。
【0006】本発明は、このような点に鑑み、管路の所
定の箇所を圧力付加でシールする場合の気密性能を向上
することができる気密検査用シール装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、管路の所定の箇所にシール手段を搬送して該
管路を気密に遮断閉塞することで気密検査する気密検査
用シール装置において、前記シール手段は、2つの風船
式シール体が連結され、膨張時にひょうたん形状になっ
て伸縮部が管内面の2箇所に気密に密着してシールする
気体シール手段と、シール体の膨張した状態でその2つ
の伸縮部と管内面とで形成される空洞部に気密補強液体
を満たしてシールする液体シール手段とを備えることを
特徴とする。
【0008】この発明において、気体シール手段のシー
ル体の2つの伸縮部は、球状またはそれ以外の形状でも
良く、表面に気密及び液密な性能を向上する材料を塗布
しても良い。液体シール手段は、シール体の伸縮部の膨
張を損なうこと無く気密補強液体を空洞部に供給する構
成であれば良い。
【0009】
【作用】上記構成による本発明では、気密検査の際に、
気体シール手段の風船式シール体は、空気を抜くことで
小型に収縮して容易に管路の所定の箇所に搬送される。
そして管路の所定の箇所で、先ず気体シール手段のシー
ル体に空気を高圧で導入して膨張することで、離間して
接続される2つの伸縮部が管内面の2箇所に気密に密着
してシールされる。次いで、液体シール手段により膨張
したシール体の2つの伸縮部と管内面とで形成される空
洞部に気密補強液体を満たすことで、この液体により気
密性能が増して管路の圧力を高圧化することが可能にな
る。
【0010】そこで管路の開口端部も密閉し、シール手
段の高い気密性能に応じて管路に空気を高圧で導入する
と、管路の全域に高圧空気が行き渡って、管路が例えば
実際のガス使用と同一またはそれより厳しい条件の高圧
雰囲気になる。このためこの高圧雰囲気で管路の圧力低
下状態を検出することで、管路のいずれかに実際のガス
洩れが発生しているか否かを明確に検査することが可能
となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、管路の気密検査方法に適した実施
例の全体の構成について説明する。符号1は道路等の地
下に所定の深度で埋設されるガス管、水道管等の導管で
あり、この導管1からサービスチー等の分岐金具2を介
して細い供給管3が連結される。供給管3は、地中埋設
状態で道路から需要先の宅地側に水平に延びて配管さ
れ、この供給管3がエルボ4、地上に立設する立管5に
連結される。そして立管5に図示しないガスメータ等を
取付けて、需要先にガス等を供給するようになってい
る。
【0012】このような配管において、分岐金具2以降
で互いに連結される供給管3、エルボ4及び立管5の管
路6が金属管の場合に、長期間使用すると、自然腐食,
電食などで腐食して漏洩欠陥部が発生し易くなる。そこ
で管路6の全域を、気密検査方法を用いて漏洩検査する
のである。
【0013】気密検査を実施するため、立管5にガスメ
ータ等を取り外して屈曲した接続管7が接続され、この
接続管7にシール装置10が装着される。またシール作
業後に接続管7に更に検査装置40が装着される。
【0014】シール装置10は、管路挿通装置11、シ
ール手段20及びシール作動装置30を備えて構成され
る。管路挿通装置11は、本体12に収納容器13がモ
ータ14とブレーキ15により回転、停止するように装
着され、収納容器13にコイルワイヤ16が出入り可能
に収納されている。コイルワイヤ16は、ワイヤ16a
を螺旋状に密着して巻付けた長尺の密着巻コイル線材で
あって、比較的強い弾性と屈曲性を有し、密着巻により
全長にねじと同様な螺旋状の溝16bが形成される。コ
イルワイヤ16の先端には、図2に示す非密着巻のコイ
ルスプリング17が、容易に首振り作用して優れた挿通
性を発揮するように取付けられる。また本体12におい
て収納容器13のワイヤ出入り部13aの直前にはねじ
状推進機構18が、ナットとしての突起18aをコイル
ワイヤ16の溝16bに係合して回転推進するように設
けられる。
【0015】この管路挿通装置11の構成により、制御
装置19によりモータ14を駆動して収納容器13と共
にコイルワイヤ16を一方へ回転すると、推進機構18
の固定側の突起18aとコイルワイヤ16の螺旋状の溝
16bとの係合により、コイルワイヤ16が順次回転し
ながら繰り出される。そしてこの回転推進によりコイル
ワイヤ16が管路6の内部をバリ等に対して確実に前進
し、曲り部では屈曲性によりその形状に応じて屈曲し、
段差等では弾性により容易に乗り越えて管路6中を適確
に移動して挿通することが可能になる。
【0016】またモータ14により収納容器13と共に
コイルワイヤ16を逆回転すると、推進機構18により
コイルワイヤ16が逆に引込まれて管路6から後退移動
し、収納容器13に自動的に収納される。こうして自動
的にコイルワイヤ16を管路6に挿通することで、管路
の測長、曲り部等の検出、内部検査、障害物の除去等の
各種作業を行うことが可能になっている。
【0017】シール手段20には、図2(a)に示すよ
うに、コイルワイヤ16の先のコイルスプリング17の
先端金具21に、液体シール手段25と気体シール手段
22とを具備したシール体23が設けられている。該シ
ール体23は、2個の球状伸縮部23a,23bを離間
接続して膨張時にひょうたん形状になって伸縮部が管内
面の2箇所に気密に密着するように形成され、その外周
側は伸縮する弾性繊維材料で、またその内側には気密性
の高いゴム材をコーティングしてなるチューブで構成さ
れている。そして該シール体23には空気または液体を
出し入れするフレキシブルな気体チューブ24が接続さ
れる。
【0018】上述のように構成されるシール体23は、
空気を抜くと両伸縮部23a,23bが伸縮特性により
同図の一点鎖線のように収縮する。また空気を高圧で導
入すると、同図の実線のように両伸縮部23a,23b
が管内径より大きく球状に膨らみ、これら伸縮部23
a,23bが管内面3aの2箇所で気密に密着して遮断
閉塞することが可能になっている。
【0019】また、液体シール手段25は、模擬樹脂等
の気密補強液体を供給する液体チューブ26とエア抜き
チューブ27を有し、これらチューブ26,27が外か
らシール体23の内部を通り、その両伸縮部23a,2
3bの間の細い接続部23cで再び外に開口する。そし
て伸縮部23aの膨張を損なうこと無くその一方から他
方に液体を出し入れするように構成される。そしてひょ
うたん形状のシール体23を膨張した状態で、両伸縮部
23a,23bの間に管内面3aを利用して形成される
空洞部28に、2本のチューブ26,27で気密補強液
体をエア抜きしつつ満たすことで、気密特性を増すよう
になっている。
【0020】シール作動装置30は、シール手段20の
3本のチューブ24,26,27がコイルワイヤ16の
内部全域に挿通され、これらチューブ24,26,27
が収納容器13の後端からその外に取り出される。そし
て気体チューブ24はポンプ31、圧力計32等に接続
し、空気を高圧でシール体23に導入または抜く。また
液体チューブ26はウォータポンプ33に接続して液体
タンク34の気密補強液体を空洞部28に供給したり、
または検査終了後にその空洞部28の液体を吸引回収す
るようになっている。
【0021】検査装置40は、接続管7の開口端部7a
にコイルワイヤ16を含んで気密に装着される密閉体4
1を有し、この密閉体41にポンプ42、圧力計43等
が接続される。そして管路6の両端をシール手段20と
密閉体41で気密に密閉した状態で、ポンプ42により
管路6の内部に空気を、シール手段20の気密特性に応
じた所定の高圧で供給して漏洩欠陥部が発生しているか
否かを検査するようになっている。尚、シール作動装置
30と検査装置40のポンプ、圧力計等は共用すること
もできる。
【0022】次に、気密検査の作業手順について説明す
る。先ず、シール装置10において管路挿通装置11の
コイルスプリング17の先端金具21に、シール手段2
0の液体シール手段25を備えた気体シール手段22を
取付け、その3本のチューブ24,26,27をコイル
ワイヤ16の内部全域に通し、その端部を収納容器13
の外に取り出して準備を整える。そして検査する管路6
の立管5のガスメータを取り外し、接続管7の付近に管
路挿通装置11を設置して、管路挿通装置11のコイル
ワイヤ16の先端の方を管路6に挿入する。
【0023】その後、管路挿通装置11のモータ14を
一方に回転駆動すると、収納容器13と共にコイルワイ
ヤ16が回転して推進機構18によりコイルワイヤ16
が繰り出され、柔軟なコイルスプリング17の首振り作
用により案内されながらコイルワイヤ16が管路6中を
回転推進する。即ち、コイルワイヤ16は、立管5から
エルボ4にその形状に応じ屈曲して挿通し、管接続部等
の段差を容易に乗り越えて更に供給管3に挿通し、これ
によりコイルワイヤ16の先端に取付けられるシール手
段20が順次管路6中を搬送される。この場合に、気体
シール手段22のシール体23は空気を抜くことで小型
に収縮するため、容易に搬送される。
【0024】ここでコイルワイヤ16の螺旋状の溝16
bのピッチと回転速度によりコイルワイヤ16の移動速
度が計算される。また接続管7から供給管3の分岐金具
付近までの管路長さは予め分っているので、これらコイ
ルワイヤ16の移動速度と管路長さにより到達時間が計
算される。そこで所定の時間を経過した時点でブレーキ
15によりコイルワイヤ16の回転推進を止めると、コ
イルワイヤ16の先端のシール手段20が、管路6の最
も奥の供給管3の分岐金具付近のシール箇所に達する。
【0025】その後気体チューブ24の端部をシール作
動装置30のポンプ31に接続して、空気Aを高圧でシ
ール体23に導入する。するとシール体23が供給管3
の内部で、図3のようにひょうたん形状に膨らみ、2つ
の伸縮部23a,23bが離間した2箇所で供給管3の
管内面3aに加圧密着して、気体圧力で遮断閉塞した状
態に保持される。またシール体23を膨張した後に液体
チューブ26の端部をウォータポンプ33に接続して、
気密補強液体Cをシール体23の両伸縮部23a,23
bと管内面3aで形成される空洞部28に供給し、エア
を含んでオーバフローする液体Cをエア抜きチューブ2
7により戻すように循環する。すると気密補強液体Cが
空洞部28に洩れ防止して充満し、この液体Cの存在と
液体重量により管路6の空気が洩れ難くなって、その空
気圧を高圧化することが可能に気密性能が増す。
【0026】この状態で更に、接続管7の開口端部7a
に密閉体41を装着して密閉し、検査装置40のポンプ
42と圧力計43を接続して、ポンプ42により管路6
の内部に空気Bを供給して加圧する。この場合にシール
手段20の高い気密特性に応じて管路6の圧力を高圧化
すると、供給管3からエルボ4、立管5等を介して接続
管7に及ぶ管路6が、長くて複雑に配管される場合に
も、その管路6の全域に高圧空気Bが行き渡る。このた
め管路6は、例えばガス管の場合に実際のガス使用状態
と略同一またはそれより厳しい条件の高圧雰囲気とな
る。
【0027】従って、管路6の高圧雰囲気状態で圧力計
43によりその圧力変化を検出して気密検査するが、こ
の場合に少なくとも実際のガス使用状態と同じ条件で気
密検査される。そこで圧力計43による圧力変化が無い
場合は、実際のガス使用状態でガス洩れに相当する漏洩
欠陥部が無いことが確認される。また管路6のいずれか
の箇所に図示のように欠陥部6aが有る場合は、その欠
陥部6aより空気Bが抜けて圧力低下を生じるが、圧力
が高いことで非常に小さい欠陥部6aからの洩れによる
圧力低下も顕著に表われる。このため圧力計43により
圧力低下が有る場合は、実際のガス洩れは勿論のこと、
その予備に相当する欠陥部6aを発生していることが確
認される。こうして管路6の全域において、実際のガス
使用状態でのガス洩れ及びその予備に相当する欠陥部が
発生しているか否かが、高い精度で簡単に検査される。
【0028】気密検査終了後は、管路6を大気開放して
空気Bを抜く。またシール手段20では、先ず2本のチ
ューブ26,27の一方または両方を使用して空洞部2
8の気密補強液体Cを吸引回収することで、管路6には
液体Cが殆ど残らなくなって、検査後に直ちにガス使用
することが可能になる。次いでシール体23のチューブ
24も大気開放して空気Aを抜くと、そのシール体23
が伸縮特性により自動的に元の小型の形状に収縮する。
【0029】そこで管路挿通装置11のモータ14を他
方に逆回転すると、推進機構18によりコイルワイヤ1
6が逆に引込まれ、管路6から後退移動して収納容器1
3に順次自動的に収納される。このときコイルワイヤ1
6の後退移動に伴い、その先端のシール手段20のシー
ル体23も接続管7側に搬送される。こうして管路挿通
装置11のコイルワイヤ16を管路6に挿通し、その後
シール手段20に空気Aと液体Cを導入し、且つ管路6
に空気Bで圧力付加するだけで、管路6が乾燥状態で簡
単に気密検査される。
【0030】次にシール手段20の他の構成を図2
(b),図2(c)を用いて説明する。図2(b)のも
のは、シール体23に液体チューブ26のみを配設し、
該液体チューブ26に圧力計43を連通させておく。そ
して、シール体23を膨張させた後に液体チューブ26
よりシール体23の両伸縮部23a,23bと管内面3
aで形成される空洞部28に液体を充満させ、空洞部2
8内圧(b圧)が管内圧力(a圧)より大きくなるまで
液体を充満させつづける。そしてb圧>a圧になった時
点で充満を止める。この際、管内圧力より空洞部内圧の
ほうが高いため、管内のガスが空洞部28に入り込むこ
とがなくなり気密性は十分確保される。
【0031】また図2(c)のものは、シール体23の
接続部23cの内側に設定圧力以上で閉じるバルブ23
dを配設する。そしてシール体23に液体を高圧導入し
てシール体23を膨張させるとともに、シール体23に
導入された液体はバルブ23dを介して空洞部28に充
満する。そして予めバルブ23dを管内圧力(a圧)よ
り大きくなった時点閉じるようにしておけば、空洞部2
8内圧(b圧)が管内圧力(a圧)より大きくなった時
点でバルブ23dは閉塞し、気密性は十分確保される。
【0032】尚、長尺の管路6を局部的に細かく気密検
査する場合は、管路6中の複数のコイルワイヤ挿通箇所
で、気体と液体によるシールと検査の作業を繰返すこと
で、簡単に気密検査される。これにより気密検査の精度
が向上し、管路6の漏洩欠陥部の場所を正確に知ること
も可能になる。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によると、
気密検査用シール装置のシール手段が、風船式シール体
を空気圧により膨張して、離間して接続される2つの伸
縮部を管内面の2箇所に気密に密着してシールする気体
シール手段と、シール体の膨張した状態でその2つの伸
縮部と管内面とで形成される空洞部に気密補強液体を満
たしてシールする液体シール手段とを備えて構成される
ので、シール性が高まり、気密性能を向上することがで
きる。このため管路の気密検査を、実際のガス使用状態
に則して精度良く検出することが可能になる。
【0034】液体シール手段は、ひょうたん形状のシー
ル体を有する気体シール手段と組合わせた構成であるか
ら、気密補強液体を確実に保持してシールできる。管路
挿通装置のコイルワイヤの先端にシール手段を取付けて
構成されるので、途中に曲り部や段差を有して配管され
る管路の奥の箇所にシール手段を適確に搬送することが
できる。
【0035】気密検査の際には、管路挿通装置のコイル
ワイヤを管路に挿通し、その後気体と液体によるシール
と検査の作業を繰返すだけであるから、作業が簡単で作
業性も向上する。特に、管路を局部的に細かく気密検査
する場合に有利である。また管路を乾燥状態で気密検査
するので、ガス管等にも適応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気密検査用シール装置の実施例を
示す全体の構成図である。
【図2】管路挿通装置の一部とシール手段を示す断面図
である。
【図3】気密検査の作用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
3a 管内面 6 管路 10 シール装置 20 シール手段 22 気体シール手段 23 シール体 23a,23b 伸縮部 23c 接続部 23d バルブ 25 液体シール手段 28 空洞部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路の所定の箇所にシール手段を搬送し
    て該管路を気密に遮断閉塞することで気密検査する気密
    検査用シール装置において、 前記シール手段は、2つの風船式シール体が連結され、
    膨張時にひょうたん形状になって伸縮部が管内面の2箇
    所に気密に密着してシールする気体シール手段と、シー
    ル体の膨張した状態でその2つの伸縮部と管内面とで形
    成される空洞部に気密補強液体を満たしてシールする液
    体シール手段とを備えることを特徴とする気密検査用シ
    ール装置。
  2. 【請求項2】 液体シール手段は、シール体の内部を通
    りその2つの伸縮部の間の細い接続部から外に開口して
    空洞部に気密補強液体を供給する液体チューブと、空洞
    部のエア抜き手段とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の気密検査用シール装置。
  3. 【請求項3】 気体シール手段は、長尺の密着巻コイル
    ワイヤをねじ状推進機構により回転しながら繰り出しま
    たは引込めて管路中を挿通する管路挿通装置のコイルワ
    イヤ先端金具にシール体を装着し、このシール体に液体
    シール手段の液体チューブを装着することを特徴とする
    請求項1記載の気密検査用シール装置。
  4. 【請求項4】 シール体の気体チューブと液体チューブ
    は、管路挿通装置のコイルワイヤ中に通してシール作動
    装置に、気密検査時にのみ気体を高圧でシール体に導入
    し、且つ気密補強液体を空洞部に供給するように接続す
    ることを特徴とする請求項3記載の気密検査用シール装
    置。
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