JPH08144671A - 浅層大径孔掘削用のドリルストリングス及びこのドリルストリングスを用いた掘削方法 - Google Patents
浅層大径孔掘削用のドリルストリングス及びこのドリルストリングスを用いた掘削方法Info
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- JPH08144671A JPH08144671A JP30964394A JP30964394A JPH08144671A JP H08144671 A JPH08144671 A JP H08144671A JP 30964394 A JP30964394 A JP 30964394A JP 30964394 A JP30964394 A JP 30964394A JP H08144671 A JPH08144671 A JP H08144671A
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Abstract
ドリルストリングス及びこれを用いて省エネルギー、低
騒音及び低振動、高効率迅速施工可能の工法を提供す
る。 【構成】 二重管(2)とビット(3)を有する。該二重管
(2)は内管(4)と外管(5)が同心にかつ相互間に泥水流通
空間(6)を保って配置されて成り、両端部にジョイント
部(7,8)を備える。該ビット(3)は単管(11)、チップ取付
体(12)、チップ(13)を有し、一端部にジョイント部(14)
を備える。該単管(11)は自身の軸線と平行に複数の泥水
流通孔(15)が穿たれる。該チップ取付体(12)は該単管(1
1)の他端部の外周面に放射状に複数個が取付けられ、チ
ップ(13)はこの取付部(17)に取付けられる。該二重管
(2)とビット(3)は互いのジョイント部(7,14)で連結され
て該泥水流通空間(6)と該泥水流通孔(15)が連通してい
る。掘削方法はこのドリルストリングスを用い、三工程
から成っている。
Description
ルストリングス及びこのドリルストリングスを用いた掘
削方法にかかる。本発明は次の分野に主として利用され
る。 (1)水井戸 掘削孔径・・・1,000〜1,500mm 深 度・・・約50〜100m (2)場所打ちコンクリートの基礎杭用孔 掘削孔径・・・1,000〜1,500mm 深 度・・・約50〜100m (3)その他
水とは、地下水面が直接大気と接触している不圧水、河
川の伏流水、及びわずかに被圧している半被圧水で、深
度が80m以浅、多くの場合50m以浅のもの)を取水
する井戸は、規模の大きいもので孔径900〜1,20
0mm程度であり、我が国では、パーカッション式のプ
ルバック工法による掘削が多い。また、ケーシングを回
転させながら地中に押し込みケーシング内を中掘りする
工法もある。
バック工法は、施工に費用と時間がかかるばかりか、騒
音と振動が激しいため、民家の近くで掘削する場合には
トラブルの発生が多く、作業時間の制約を受けることも
通例のようになっている。また、この工法やケーシング
を回転させながら掘削する工法には莫大なエネルギーと
巨大な装備が必要であり、従って工事費が嵩む。
れを用いた掘削工法は、従来工法の欠陥をできるだけ解
消し、仕事量が大きいわりにコンパクトな機械装置によ
り、省エネルギー、低騒音及び低振動、高効率迅速施
工、コストダウンを目的として発明されたものである。
孔掘削用のドリルストリングスは、二重管と、ビットを
有している。該二重管は内管と外管が同心にかつ相互間
に泥水流通空間を保って配置されて成り、かつ両端部に
ジョイント部を備えている。該ビットは単管と、チップ
取付体と、チップを有し、かつ一端部にジョイント部を
備えている。該単管は自身の軸線と平行に複数の泥水流
通孔が穿たれる。該チップ取付体は該単管の他端部の外
周面に放射状に複数個が取付けられ、かつチップの取付
部を有している。
付けられている。該二重管とビットは互いのジョイント
部で連結されて該泥水流通空間と該泥水流通孔が連通し
ている。
適合する外径の環体を有し、該環体は一側に縮径嵌合部
を有し、内周面に内径が該内管の内径と適合する鍔を備
え、該各縮径嵌合部の段面と該鍔の内側面間の各寸法は
それぞれ該内外両管の各端の端面間の寸法と適合してお
り、該両環体は該縮径嵌合部で該外管の各端部に嵌合し
該内外両管に固着されて該内外両管を同心に配置し、該
環体の他側の内又は外印籠部が形成され、それぞれに放
射状に複数個の透孔が穿たれ、該透孔のそれぞれにコマ
が固着され、該両環体にその軸線と平行の複数個の貫通
孔がそれぞれ該透孔及び円錐孔を外れた位置で穿たれて
いる。
たれ、このねじ孔に続いて円錐ブッシュを収容する円錐
面座が穿たれている。該ビットの該ジョイント部は該環
体の該内印籠部に嵌合する外印籠部を備え、この外印籠
部に該環体の透孔と同軸線上に該円錐面座と協働して該
円錐ブッシュを収容する円錐孔が穿たれている。
て閉塞されると共に側孔によって該単管の外周面に開口
し、チップ取付体に一端でこの開口に連通し他端で該単
管の軸線と平行方向へ開口するノズル孔が穿たれてい
る。
チップ取付体の該単管との対向面にこの突起と密接に嵌
合する凹溝が設けられている。該チップ取付体の取付部
の取付面は該チップの移動方向に対し下り傾斜となって
おり、該チップはその取付時に切削刃部が該チップ取付
体から突出している。
ストリングスを用いた掘削方法は、第一から第三の工程
を有している。そして、ここで使われるドリルストリン
グスは[0005]で述べられた構成である。
該二重管の上端をスイベルに連結し、該泥水流通空間に
泥水を供給し、ビットの環体の透孔と単管の泥水流通孔
を通して孔底へ向け噴射させつつドリルストリングスを
回転させかつ押し下げて該ビットで地面をドーナッツ状
に掘削し、掘削層を泥水と共に孔外へ搬出する工程であ
る。第二の工程は該内管の内腔に残った円柱状の地層を
乾燥又は半乾燥状態でハンマーグラブなどで切り取る工
程である。第三の工程は該ドリルストリングスを地上に
引き上げる工程である。
体が設けられ、それぞれにチップが取付けられる。ドリ
ルストリングスは二重管とこのビットをジョイント部で
連結して構成される。この連結により二重管の泥水流通
空間はビットの泥水流通孔が連通する。また、二重管は
必要な長さに応じジョイント部で順次連結される。
させ、上端の二重管にスイベルを接続する。スイベルを
介し泥水流通空間に泥水を圧入しつつ、ドリルストリン
グスを回転しながら押し込み地層を掘削して行く。掘削
孔はドーナッツ状となる。掘り取られた土砂は泥水と共
に外管と掘削孔壁間の隙間を通って上昇し、孔外へ排出
される。
適合する外径の環体を有し、該環体は一側に縮径嵌合部
を有し、内周面に内径が該内管の内径と適合する鍔を備
え、該各縮径嵌合部の段面と該鍔の内側面間の各寸法は
それぞれ該内外両管の各端の端面間の寸法と適合してお
り、該両環体は該縮径嵌合部で該外管端部に嵌合し該内
外両管に固着されて該内外両管を同心に配置し、該環体
の他側の内又は外印籠部が形成され、それぞれに放射状
に複数個の透孔と円錐孔が穿たれ、該透孔のそれぞれに
コマが固着され、該両環体にその軸線と平行の複数個の
貫通孔がそれぞれ該透孔及び円錐孔を外れた位置で穿た
れていると、大径の内管と外管の同心配置が容易かつ正
確で、二重管同志の同軸線上での接続も簡単に行えかつ
強固となり、貫通孔により二重管を通しての泥水循環を
容易に行え、ドリルストリングスの回転時に連結ボルト
に加わる剪断力が軽減される。
たれ、このねじ孔に続いて円錐形状ブッシュを収容する
円錐面座が穿たれていると、連結ボルトは円錐ブッシュ
を介してコマのねじ孔に螺結される。
印籠部に嵌合する外印籠部を備え、この外印籠部に該環
体の透孔と同軸線上に該円錐面座と協働する円錐形状の
透孔が穿たれていると、二重管とビットの連結が簡単で
かつ強固となる。
て閉塞されると共に側孔によって該単管の外周面に開口
し、該チップ取付体に一端でこの開口に連通し他端で該
単管の軸線と平行方向へ開口するノズル孔が穿たれてい
ると、ノズル孔から泥水が噴射するので、掘削土砂の搬
出が確実となる。この栓はチップ取付体の一部であって
もよい。
チップ取付体の該単管との対向面にこの突起と密接に嵌
合する凹溝が設けられていると、該単管と該チップ取付
体との係合が強固となり、該チップが受ける大きな掘削
抵抗により該チップ取付体が該単管に対してずれたり、
外れたりすることがない。
の移動方向に対し下り傾斜となっており、該チップがそ
の取付時に切削刃部が該チップ取付体から突出している
と、該チップは回転移動の際に切削を支障なく行う。
ストリングスの該二重管の上端をスイベルに連結し、該
泥水流通空間に泥水を供給し、ビットの泥水流通孔を通
して孔底へ向け噴射させつつドリルストリングスを回転
させかつ押し下げて該ビットで地面をドーナッツ状に掘
削し、掘削屑を泥水と共に孔外へ搬出する。第二の工程
では該内管の内腔に残った円柱状の地層を乾燥又は半乾
燥状態でハンマーグラブなどで切り取る。第三の工程で
は該ドリルストリングスを地上に引き上げる。
で、二重管2と、ビット3を有する。二重管2は、内管
4と外管5が同心にかつ相互間に泥水流通空間6を保っ
て配置されて、構成され、その両端部にジョイント部
7、8を備えている。
と、チップ13を有し、一端部にジョイント部14を備
えている。単管11は自身の軸線と平行に複数の泥水流
通孔15が穿たれる。
11の他端部の外周面に放射状に複数個がボルト16で
取付けられ、かつチップ13の取付部17を有してい
る。そして、チップ13はこのチップ取付体12の取付
部17にろう付け等により取付けられている。
7と14で連結され、泥水流通空間6と泥水流通孔15
が連通している。図5及び図6は、ドリルストリングス
1用の通常の油圧式の第一チャック機構21、第二チャ
ック機構22、それぞれ第一チャック機構21と連繋さ
れている昇降機構23及び油圧モーターを有する回転駆
動機構24を示している。
を使用して掘削孔Hを掘削する工法を示してある。
せ、スイベル25を上端の二重管2に連結する。そし
て、第一チャック機構21を起動して二重管2の外面を
掴ませる。泥水供給側26から泥水をスイベル25に送
り、二重管2からビット3を通して地面に噴射する。回
転駆動機構24を起動し、かつ昇降機構23を降下方向
へ起動すると、第一チャック機構21は二重管2を掴ま
えたままこれを回転させつつその軸線と平行方向へ移動
し、ビット3の下端部から泥水を噴射しつつこれを地中
に押し込んで地面を掘削する。この際、二重管2の内腔
2′に清水を注水しておくと泥水の内腔内への流入を阻
止し、円柱状の地層Cの崩壊によるドリルストリングス
1の拘留を防げる。
ス1と掘削孔Hの壁面間の隙間を通って孔外へ排出され
る。
地上露出部が短くなったら、スイベル25を外して新た
な二重管2を継ぎ足し、再びスイベル25を接続して掘
削する。ドリルストリングス1の内側の円柱状の地層C
は、随時ハンマーグラブGを用いて取り除く。
第一チャック機構21でドリルストリングス1を掴んだ
まま昇降機構23を上昇方向へ起動すれば、ドリルスト
リングス1は引き上げられる。昇降機構23が上昇工程
の終端に到達したら第二チャック機構22でドリルスト
リングス1を掴持し、第一チャック機構21を開放して
昇降機構23を下降させる。昇降機構23が下限に到達
したら再び第一チャック機構21でドリルストリングス
1を掴み、第二チャック機構22を解放して昇降機構2
3を上昇させる。以下同様の操作を反覆することによ
り、ドリルストリングス1は地上へ引き上げられる。引
き上げたらスイベル25を二重管2から外し、次いで二
重管2同志を順次外し、ドリルストリングス1を完全に
掘削孔Hから抜き取って削孔作業が完了する。
の外径に適合する外径の環体31、32を有している。
そして、両環体31、32は一側に縮径嵌合部33、3
4を有し、内周面に内径が内管4の内径と適合する鍔3
5、36を備えている。各縮径嵌合部33、34の段面
37、38と鍔35、36の内側面39、40間の寸法
L、L′はそれぞれ内外両管4と5の各端面間の寸法と
適合している。これらの環体31と32は縮径嵌合部3
3、34で外管5の各端部に嵌合し、それぞれ外管5及
び内管4と溶接される。
れる。また環体31、32の他側に内又は外印籠部41
と42が形成され、それぞれに放射状に複数個の透孔4
3と円錐孔44が穿たれ、透孔43のそれぞれにコマ4
5が固着される。そして、両環体31、32にその軸線
と平行の複数個の貫通孔46、47がそれぞれ透孔43
及び円錐孔44を外れた位置で穿たれている。
配置が容易かつ正確で、二重管2同志の同軸線上での接
続も、後述するビット3と二重管2の接続用のコマ4
5、円錐ブッシュ53、連結ボルト51を用いて、簡単
に行えかつ強固となり、貫通孔46、47により二重管
2を通しての泥水循環を容易に行え、ドリルストリング
ス1の回転時に連結ボルトに加わる剪断力が軽減され
る。
孔52が穿たれ、このねじ孔に続いて円錐ブッシュ53
を収容する円錐面座54が穿たれている。こうすると、
連結ボルト51は円錐ブッシュ53を介してコマ45の
ねじ孔52に螺結される。
内印籠部41に嵌合する外印籠部61を備え、この外印
籠部に環体31の透孔43と同軸線上に円錐面座54と
協働して円錐ブッシュ53を収容する円錐孔44が穿た
れている。こうすると、連結ボルト51の締結時に円錐
ブッシュ53が円錐孔44及び円錐面座54に密嵌する
ので、二重管2とビット3の連結が簡単でかつ強固とな
る。
5の一端部は栓62によって閉塞されると共に側孔63
によって単管11の外周面に開口し、チップ取付体12
に一端でこの開口に連通し他端で単管11の軸線と平行
方向へ開口するノズル孔64が穿たれている。こうする
と、ノズル孔64から泥水が噴射するので、掘削土砂の
送出が確実となる。この栓62は独立したものの替りに
チップ取付体12の一部でもよい。
れ、チップ取付体12の単管11との対向面にはこの突
起65と密接に嵌合する凹溝66が設けられている。こ
うすると、単管11とチップ取付体12との係合が強固
となり、チップ13が受ける大きな掘削抵抗に対しても
ずれたり、外れたりすることがない。
7はチップ13の移動方向に対し下り傾斜となってお
り、チップ13はその取付時に切削刃部13′がチップ
取付体12から突出している。こうすると、チップ13
は回転移動の際に切削を支障なく行える。
内外管の間に泥水流通空間を形成でき、この泥水流通空
間がビットの単管の泥水流通孔と連通しているので、泥
水をドリルストリングスの内部を通って掘削端から噴出
させることができ、チップもこのビットに簡単に取付け
られ、また取外すこともできる。
配置を容易かつ正確に行え、二重管同志の同軸線上での
接続も簡単かつ強固に行え、二重管を通しての泥水循環
を容易に行え、ドリルストリングスの回転時に連結ボル
トに加わる剪断力を軽減できる。
シュを介してコマのねじ孔に螺結できる。請求項4によ
れば、二重管とビットの連結が簡単で強固にできる。請
求項5によれば、ノズル孔から泥水が噴射するので、掘
削土砂の搬出が確実となる。
の係合が強固となり、チップが受ける大きな掘削抵抗に
対してもずれたり、外れたりすることがない。請求項7
によれば、チップの切削刃部がチップ取付体の下方へ突
出するので、切削を支障なく行える。
効果がある。 (1)掘削土量の体積が少ない。即ち、ドーナッツ状の
部分だけの土砂を、ビットチップで破砕し、この破砕さ
れた土砂を、地上からドリルストリングスの泥水用の通
路に圧送され、循環している泥水の昇流(秒速0.5
m)に乗せて地上に搬送するので、従来工法の多くの場
合のように必要部分以外の余計な掘削を行わない。 (2)掘削流体による掘進率は流体の量が十分に送られ
ているかぎりスピーディーで連続的である。 (3)二重管ドリルパイプ内部に堀り残された残土は、
乾燥又は半乾燥状態になっているので、これをハンマー
グラブで排除するのに効率がよく、また掴み上げた残土
をそのままトラックで搬送することができる。もしこれ
が泥水で攪拌された状態(いわゆるベントナイト泥水)
であると産業廃棄物として特別の処理をしなければなら
ない。 (4)上記(1)〜(3)の理由により、省エネルギー
及びコストダウン化掘削ができる。 (5)ドーナッツドリリング継続中にも、中心部に残っ
た土砂の切取作業を併行することができる。このときド
リリングを中断しても、ポンプによる送泥を継続できる
ので、地層の崩壊によるドリルパイプの抑留の心配はな
い。 (6)低騒音、低振動の作業を行うことができる。 (7)泥水掘削であるため乾式掘削と比べて次のような
利点がある。 ビットの磨耗、損傷が少ない。 刃先が冷却され寿命が長くなる。 循環泥水により掘り屑が連続搬送されるので、ビット
刃先が効率よく常時新しい地肌に接している。
左半分を図2の1−1線に沿って切断した概略正面図で
ある。
断面図で、左側の一部分だけ取り出しかつ符合35で示
された鍔の部分は図2の1−1線に示した場合と同じよ
うな線に沿って切断してある。
構、昇降機構及び回転駆動機構を示すもので図6の5−
5線に沿い一部切断して示す側面図である。
削装置による掘削工法の具体例を示すもので、掘削状態
の側面図である。
面図である。
る。
から引き上げている状態の側面図である。
面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 二重管(2)と、ビット(3)を有し、 該二重管(2)は内管(4)と外管(5)が同心にかつ相互間に
泥水流通空間(6)を保って配置されて成り、かつ両端部
にジョイント部(7,8)を備え、 該ビット(3)は単管(11)と、チップ取付体(12)と、チッ
プ(13)を有し、かつ一端部にジョイント部(14)を備え、 該単管(11)は自身の軸線と平行に複数の泥水流通孔(15)
が穿たれ、 該チップ取付体(12)は該単管(11)の他端部の外周面に放
射状に複数個が取付けられ、かつチップ(13)の取付部(1
7)を有し、 該チップ(13)は該チップ取付体(12)の該取付部(17)に取
付けられており、 該二重管(2)とビット(3)は互いのジョイント部(7,14)で
連結されて該泥水流通空間(6)と該泥水流通孔(15)が連
通していることを特徴とする浅層大径孔掘削用のドリル
ストリングス(1)。 - 【請求項2】 該二重管(2)のジョイント部(7,8)は該外
管(5)の外径に適合する外径の環体(31,32)を有し、該両
環体(31,32)は一側に縮径嵌合部(33,34)を有し、内周面
に内径が該内管(4)の内径と適合する鍔(35,36)を備え、
該各縮径嵌合部(33,34)の段面(37,38)と該鍔(35,36)の
内側面(39,40)間の寸法(L,L')はそれぞれ該内外両管(4,
5)の各端の端面間の寸法と適合しており、該両環体(31,
32)は該縮径嵌合部(33,34)で該外管(5)の各端部に嵌合
し該内外両管(4,5)に固着されて該両管を同心に配置
し、該環体(31,32)の他側に内又は外印籠部(41,42)が形
成され、それぞれに放射状に複数個の透孔(43)と円錐孔
(44)が穿たれ、該透孔(43)のそれぞれにコマ(45)が固着
され、該両環体(31,32)にその軸線と平行の複数個の貫
通孔(46,47)がそれぞれ該透孔(43)及び円錐孔(44)を外
れた位置で穿たれている請求項1に記載の浅層大径孔掘
削用のドリルストリングス(1)。 - 【請求項3】 該コマ(45)は連結ボルト(51)の螺結用の
ねじ孔(52)が穿たれ、このねじ孔に続いて円錐ブッシュ
(53)を収容する円錐面座(54)が穿たれている請求項2に
記載の浅層大径孔掘削用のドリルストリングス(1)。 - 【請求項4】 該ビット(3)の該ジョイント部(14)は該
環体(31)の該内印籠部(41)に嵌合する外印籠部(61)を備
え、この外印籠部に該環体(31)の透孔(43)と同軸線上に
該円錐面座(54)と協働して該円錐ブッシュ(53)を収容す
る円錐孔(44)が穿たれている請求項3に記載の浅層大径
孔掘削用のドリルストリングス(1)。 - 【請求項5】 該単管(11)の該泥水流通孔(15)の一端部
は栓(62)によって閉塞されると共に側孔(63)によって該
単管(11)の外周面に開口し、該チップ取付体(12)に一端
でこの開口に連通し他端で該単管(11)の軸線と平行方向
へ開口するノズル孔(64)が穿たれている請求項1に記載
の浅層大径孔掘削用のドリルストリングス(1)。 - 【請求項6】 該単管(11)の一端部外面に突起(65)が形
成され、該チップ取付体(12)の該単管(11)との対向面に
この突起(65)と密接に嵌合する凹溝(66)が設けられてい
る請求項1に記載の浅層大径孔掘削用のドリルストリン
グス(1)。 - 【請求項7】 該チップ取付体(12)の取付部(17)の取付
面(67)は該チップ(13)の移動方向に対し下り傾斜となっ
ており、該チップ(13)はその取付時に切削刃部(13')が
該チップ取付体(12)から突出している請求項1に記載の
浅層大径孔掘削用のドリルストリングス(1)。 - 【請求項8】 二重管(2)と、ビット(3)を有し、 該二重管(2)は内管(4)と外管(5)が同心にかつ相互間に
泥水流通空間(6)を保って配置されて成り、かつ両端部
にジョイント部(7,8)を備え、 該ビット(3)は単管(11)と、チップ取付体(12)と、チッ
プ(13)を有し、かつ一端部にジョイント部(14)を備え、 該単管(11)は自身の軸線と平行に複数の泥水流通孔(15)
が穿たれ、 該チップ取付体(12)は該単管(11)の他端部の外周面に放
射状に複数個が取付けられ、かつチップ(13)の取付部(1
7)を有し、 該チップ(13)は該チップ取付体(12)の該取付部(17)に取
付けられており、 該二重管(2)とビット(3)は互いのジョイント部(7,14)で
連結されて該泥水流通空間(6)と該泥水流通孔(15)が連
通している浅層大径孔掘削用のドリルストリングス(1)
の該二重管(2)の上端をスイベル(25)に連結し、該泥水
流通空間(6)に泥水を供給し、該ビット(3)の泥水流通孔
(15)を通して孔底へ噴射させつつ該ドリルストリングス
(1)を回転させかつ押し下げて該ビット(3)で地面をドー
ナッツ状に掘削し、掘削屑を泥水と共に孔外へ搬出する
第一の工程と、該内管(4)の内腔に残った円柱状の地層
(C)を乾燥又は半乾燥状態で切り取る第二の工程と、該
ドリルストリングス(1)を地上に引き上げる第三の工程
を有することを特徴とする浅層大径孔掘削用のドリルス
トリングス(1)を用いた掘削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30964394A JP2907739B2 (ja) | 1994-11-19 | 1994-11-19 | 浅層大径孔掘削用のドリルストリングス及びこのドリルストリングスを用いた掘削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30964394A JP2907739B2 (ja) | 1994-11-19 | 1994-11-19 | 浅層大径孔掘削用のドリルストリングス及びこのドリルストリングスを用いた掘削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08144671A true JPH08144671A (ja) | 1996-06-04 |
JP2907739B2 JP2907739B2 (ja) | 1999-06-21 |
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Family Applications (1)
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JP30964394A Expired - Fee Related JP2907739B2 (ja) | 1994-11-19 | 1994-11-19 | 浅層大径孔掘削用のドリルストリングス及びこのドリルストリングスを用いた掘削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2907739B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005097936A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | ▲高▼嶋建設工事株式会社 | 砂礫層又は障害物層を掘削するボーリング施工法とその装置 |
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