JPH08144303A - セグメント成形用型枠装置 - Google Patents

セグメント成形用型枠装置

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JPH08144303A
JPH08144303A JP6283865A JP28386594A JPH08144303A JP H08144303 A JPH08144303 A JP H08144303A JP 6283865 A JP6283865 A JP 6283865A JP 28386594 A JP28386594 A JP 28386594A JP H08144303 A JPH08144303 A JP H08144303A
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JP
Japan
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male screw
bottom plate
mold
handle
segment
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Withdrawn
Application number
JP6283865A
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English (en)
Inventor
Masahiko Wakatsuki
雅彦 若槻
Ryoichi Onobe
良一 小野辺
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Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd, Ishikawajima Construction Materials Co Ltd filed Critical Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全且つ容易に雌ねじ金具を備えるセグメン
トを成形することが出来るセグメント成形用型枠装置を
提供する。 【構成】 上下方向に貫通した貫通孔31aを有する底
板31及びその上に板状のコンクリート打設空間S4を
形成するように立設された側板32を備える型枠30
と、型枠30を支持する脚21と、貫通孔31aからコ
ンクリート打設空間S4に突出後退自在に底板31に対
して螺着された雄ねじ40と、型枠30の縁側に設けら
れた回転自在なハンドル70と、ハンドル70の回転を
雄ねじ40に伝達する回転伝達部50とを備えることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下タンクの壁体を形
成する際に用いられる地下タンク用のセグメントを、簡
便に成形することが出来るセグメント形成用型枠装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LNG、LPGなどの揮発性低温
液体の貯蔵システムとして、これら貯蔵物を周囲の地表
面、または盛土面以下に貯蔵する地下タンクが多く建設
されている。この地下タンクは、貯蔵物の液面が常に地
表面下なので、地震時においても外部へ液が流出するこ
とがなく、また、もし隣接タンクなどに火災が発生して
も、外部に露出している部分が屋根だけのため、その影
響が僅かであるという利点を有している。
【0003】図5は、従来の地下タンク100の一例を
示す図であり、地下タンク100は、以下のように施工
される。即ち、まず、地盤1に地下タンク100を形成
すべきタンク形成空間S1を設定し、地上からその空間
S1の外周を環状に掘削する。そして、その掘削により
形成された筒状の溝に配筋を施すと共にコンクリートを
打設して地中連続壁2を形成する。
【0004】次に、地中連続壁2により土留めされたタ
ンク形成空間S1を掘削し、そのタンク形成空間S1内
に、多数のセグメント3を、地中連続壁2との間に環状
のコンクリート打設空間S2を形成するように複数段に
周設配置し、そのコンクリート打設空間S2に配筋を施
すと共にコンクリートを打設する工程を繰り返すように
して、地中連続壁2、セグメント3、及びその間に打設
されたコンクリート4よりなる壁体5をタンク形成空間
S1の外周に形成する。この際用いられるセグメント3
は、鉄筋コンクリートにより方形または長方形片に形成
されたプレキャスト板である。
【0005】また、壁体5の内壁面、即ち、連設された
セグメント3の表面には、発砲ウレタン等によりなり断
熱効果を有する保冷板6が多数設けられ、その保冷板6
により被覆される。
【0006】また、タンク形成空間S1の底部には、底
盤10が形成される。底盤10は、砂層11、コンクリ
ート層12とによりなり、砂層11には、集水管13が
配設される。
【0007】更に、壁体5と底盤10の表面は、メンブ
レンと称するステンレス鋼の薄板等よりなるシール部材
14により、密閉された貯蔵空間S3を形成するように
被覆される。尚、底盤10とシール部材14との間に
は、発砲ウレタン等により形成れ、断熱効果を有する保
冷層7が設けられる。
【0008】最後に、壁体5の上端に、ドーム状の屋根
15を、貯蔵空間S3の上部を閉塞するように架設し
て、地下タンク100を施工する。
【0009】また、上記施工過程で壁体5を形成する際
に、埋め殺し型枠として用いられるセグメント3は、保
冷板6及びシール部材14をボルトにより装着するた
め、及び打設されたコンクリート4に埋設されるアンカ
ーを螺着するための図6に示す雌ねじ金具3aを備えて
いる。
【0010】そして、そのように雌ねじ金具3aを備え
るセグメント3は、従来、次のようなセグメント成形用
型枠装置300により成形されている。即ち、従来のセ
グメント成形用型枠装置300は、水平に設けられた型
枠301を有しており、その型枠301には、所定位置
に上下方向に貫通した貫通孔301aが形成されてい
る。型枠301の下面には、その貫通孔301aに連通
するようにナット303が装着されており、ナット30
3には、前記保冷板6及びシール部材14をセグメント
3に締着するボルトのねじ部と同型、又はアンカーに設
けられたねじ部と同型のねじ部を有するボルト304
が、型枠301の下方から型枠301の上面に突出する
ように螺着されている。
【0011】従って、セグメント3を成形する場合に
は、まず、型枠301の上面に突出したボルト304に
雌ねじ金具3aを螺着し、配筋を施した後に、その雌ね
じ金具3a及び配筋を埋設するようにコンクリートを打
設する。そして、コンクリートが硬化した後に、型枠3
01の下方に作業員が潜って、ボルト304を雌ねじ金
具3aから取り外し、その後、脱型するようにして行な
われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のセグメ
ント成形用型枠装置300によるセグメント3の成形に
おいては、型枠301の下方に作業員が潜って、型枠3
01の下面に設けられたボルト304を取り外すという
煩雑な作業を行なわなければならず、又、その作業は、
コンクリートを打設された型枠301が重量物であるこ
とから万一の場合の安全面の問題も有している。
【0013】本発明は、上記事情に鑑み、安全且つ容易
に雌ねじ金具を備えるセグメントを成形することが出来
るセグメント成形用型枠装置を提供することを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のセグメン
ト成形用型枠装置は、底板と該底板上に板状のコンクリ
ート打設空間を形成するように立設された側板とを備え
る型枠を有し、前記型枠には、該型枠を支持する支持手
段が設けられ、前記底板には、上下方向に貫通した貫通
孔が形成され、前記底板には、雄ねじが、その上端部を
前記貫通孔から前記コンクリート打設空間に突出後退自
在に螺着され、前記型枠の縁側には、回転自在なハンド
ルが設けられ、前記雄ねじの下部と前記ハンドルとの間
には、ハンドルの回転を前記雄ねじに伝達する回転伝達
部が設けられていることを特徴とする。
【0015】請求項2記載のセグメント成形用型枠装置
は、請求項1記載のセグメント成形用型枠装置であっ
て、前記回転伝達部は、ユニバーサルジョイント部を有
することを特徴とする。
【0016】請求項3記載のセグメント成形用型枠装置
は、請求項1又は2記載のセグメント成形用型枠装置で
あって、前記底板には、前記貫通孔及び前記雄ねじが複
数設けられ、前記回転伝達部は、前記ハンドルの回転を
前記複数の雄ねじに伝達するように構成されていること
を特徴とする。
【0017】請求項4記載のセグメント成形用型枠装置
は、請求項1又は2又は3記載のセグメント成形用型枠
装置であって、前記回転伝達部には、前記雄ねじを前記
コンクリート打設空間から後退させる際に、該雄ねじが
前記底板から外れる前にその回転を阻止するストッパー
が設けられていることを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1記載のセグメント成形用型枠装置は、
型枠の縁側に設けられたハンドルを回転することによ
り、雄ねじの上端部を型枠のコンクリート打設空間に突
出後退させることが出来る。よって、従来のように型枠
の下方に作業員が潜らなくとも、型枠の脇から雄ねじの
突出後退を行なうことが出来る。
【0019】請求項2記載のセグメント成形用型枠装置
は、回転伝達部がユニバーサルジョイント部を有するの
で、ハンドルの設置位置の自由度を高めることが出来る
と共に、その機構の簡素化を図ることが出来る。
【0020】請求項3記載のセグメント成形用型枠装置
は、ハンドルを回転することにより、複数の雄ねじを同
時に突出後退させることが出来るので、作業効率を高め
ることが出来る。
【0021】請求項4記載のセグメント成形用型枠装置
は、雄ねじをコンクリート打設空間から後退させる際
に、雄ねじが底板から外れる前にその回転を阻止するス
トッパーを有するので、雄ねじが底板から外れてしま
い、螺着し直さなければならない事態を防止することが
出来る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明のセグメント成形用型枠装置の一実
施例を示す図であり、セグメント成形用型枠装置200
は、複数の板状の脚21を有しており、脚21上には、
型枠30が水平に支持されている。型枠30は、水平な
底板31と、底板31上に板状のコンクリート打設空間
S4を形成するように底板31の縁部に沿って周設され
立設された側板32とにより構成されている。
【0023】底板31には、所定位置に上下方向に貫通
した複数(本実施例においては四個)の貫通孔31aが
形成されており、底板31の下面には、各貫通孔31a
に連通するように長ナット33が装着されている。長ナ
ット33には、図5に示す保冷板6及びシール部材14
をセグメント3に締着するボルトのねじ部と同型、又は
アンカーに設けられたねじ部と同型のねじ部を有する図
1に示す雄ねじ40が、底板31の下方から貫通孔31
aを介して底板31の上面に突出するように螺着されて
いる。
【0024】雄ねじ40の下端部は、底板31の下面よ
り下方に突出しており、雄ねじ40の下端には、第一回
転軸51が、その回転軸心を雄ねじ40の回転軸心に一
致させて接続されており、第一回転軸51の側面には、
その上端から下端に渡ってキー溝51aが形成されてい
る。
【0025】また、第一回転軸51の下方には、ギヤ設
置板52が脚21、21間に架設されるようにして設け
られており、ギヤ設置板52上において第一回転軸51
直下には、ボックスフレーム53が設置されている。ボ
ックスフレーム53は、底盤53aと、底盤53aの図
1左右端に、それぞれ対向するように立設された側壁5
3b、53bと、側壁53b、53bの上端に架設され
た天盤53cとにより構成されている。
【0026】天盤53cには、各第一回転軸51の直下
に貫通孔53dが形成されており、天盤53c上には、
それぞれ筒状の小歯車用台座54が、貫通孔53dを包
囲するように立設されている。小歯車用台座54には、
それぞれ、図示しないベアリングを介して中央に貫通孔
を有する小歯車55が、水平に回転するように設けられ
ており、小歯車55の内周面には、キー55aが突設さ
れている。そして、第一回転軸51は、小歯車55の貫
通孔、小歯車用台座54及び天盤53cの貫通孔53d
を貫通しており、第一回転軸51のキー溝51aには、
小歯車55のキー55aが係合している。
【0027】また、天盤53cの中央部にも、貫通孔5
3eが形成されており、天盤53c上の中央部には、軸
受56が、貫通孔53eを包囲するように設けられてお
り、軸受56には、第二回転軸57Aが、第一回転軸5
1に平行に軸着している。第二回転軸57Aの上端部
は、軸受56の上方に突出しており、第二回転軸57A
の上端部には、大歯車57Bが、図2に示すように各第
一回転軸51の小歯車55に歯合するように嵌着してい
る。大歯車57Bの下端部は、図1に示すように軸受5
6及び天盤53cの貫通孔53eを貫通して、天盤53
cより下方に突出しており、大歯車57Bの下端部に
は、第一傘歯車58が嵌着しており、第一傘歯車58
は、底盤53a上に設けられた嵌合板58aに、水平方
向に回転自在に支持されている。
【0028】第一傘歯車58には、第二傘歯車59が、
第一傘歯車58の水平な回転を鉛直な回転に変換するよ
うに設けられており、第二傘歯車59は、側壁53bに
直交する第三回転軸60に嵌着しており、第三回転軸6
0は、側壁53bを貫通するように設けられた軸受61
により回転自在に支持されている。
【0029】側壁53bの外側に突出した第三回転軸6
0には、第四回転軸62が接続されており、第四回転軸
62は、板状の脚21に設けられた貫通孔21aを貫通
して型枠30の縁側に突出している。そして、第四回転
軸62の端部には、ハンドル装着用金具63を介して、
ハンドル70が第一回転軸62を回転させるように取り
付けられている。
【0030】尚、第一回転軸51、ギヤ設置板52、ボ
ックスフレーム53、小歯車用台座54、小歯車55、
軸受56、第二回転軸57A、大歯車57B、第一傘歯
車58、第二傘歯車59、第三回転軸60、軸受61、
第四回転軸62、ハンドル装着用金具63は、ハンドル
70の回転を雄ねじ40に伝達する回転伝達部50を構
成する。
【0031】また、各第一回転軸51には、環状のスト
ッパー71が、雄ねじ40が長ナット33から外れる前
に小歯車55の上面に当接する位置に嵌着されている。
【0032】セグメント成形用型枠装置200は、以上
のような構成を有するので、まず、ハンドル70を回す
と、第四回転軸62が回転し、第三回転軸60を介して
設けられた第二傘歯車59が回転する。第二傘歯車59
には、第一傘歯車58が歯合しており、これにより、回
転面が水平となる。すると、第一傘歯車58に設けられ
た鉛直な第二回転軸57Aが回転し、その上端に設けら
れた大歯車57Bが水平に回転するので、大歯車57B
に歯合した四個の小歯車55が同時に回転する。小歯車
55が回転すると、そのキー55aにより第一回転軸5
1が回転するので、第一回転軸51の上端に接続された
雄ねじ40も同時に回転する。雄ねじ40は、型枠30
の底板31に設けられた長ナット32に螺合しているの
で、その回転と共に上下方向に移動する。この際、第一
回転軸51も上下方向に移動しなければならないが、第
一回転軸51と小歯車55とは、第一回転軸51の側面
にその上端から下端に渡って形成されたキー溝51aと
小歯車55に設けられたキー55aとにより係合されて
いるので、第一回転軸51は、上下方向に移動すること
が出来る。
【0033】従って、型枠30の縁側に設けられたハン
ドル70を回転することにより、雄ねじ40の上端部を
型枠30のコンクリート打設空間S4に突出後退させる
ことが出来る。
【0034】本実施例のセグメント成形用型枠装置20
0は、以上のような機能を有するので、図5に示す地下
タンク100の壁体5を形成する際に、埋め殺し型枠と
して用いられ、保冷板6及びシール部材14をボルトに
より装着するため、及び打設されたコンクリート4に埋
設されるアンカーを螺着するための雌ねじ金具3aを備
えたセグメント3を以下のように安全且つ容易に成形す
ることが出来る。
【0035】即ち、セグメント成形用型枠装置200に
よれば、まず、図1に示すように、型枠30の縁側に設
けられたハンドル70を回転することにより、回転伝達
部50を介して四個の雄ねじ40の上端部を、コンクリ
ート型枠30のコンクリート打設空間S4に同時に突出
させることが出来る。
【0036】従って、型枠30の下方に作業員が潜らな
くとも、型枠30の脇からハンドル70を回すだけで、
雄ねじ40をコンクリート打設空間S4に突出させるこ
とが出来るので、その雄ねじ40の突出を容易に行なう
ことが出来る。
【0037】また、ハンドル70を回転することによ
り、四個の雄ねじ40が同時に突出するので、各雄ねじ
40の突出を高い作業効率で行なうことが出来る。
【0038】そこで、雌ねじ金具3aをそれぞれの雄ね
じ40に螺着する。これにより、雌ねじ金具3aを、コ
ンクリート打設空間S4内の所定位置に設置することが
出来る。
【0039】次に、コンクリート打設空間S4内に配筋
を施した後に、雌ねじ金具3a及びその配筋を埋設する
ようにコンクリートを打設する。そして、コンクリート
が硬化し、セグメント3が成形された後に脱型を行な
う。
【0040】脱型においては、まず、各雄ねじ40を後
退させて雌ねじ金具3aから離脱さなければならない。
その離脱、即ち、各雄ねじ40の後退は、ハンドル70
を回転することにより、上述の突出の際と同様に同時に
行なうことが出来る。
【0041】従って、この雄ねじ40の雌ねじ金具3a
からの離脱も、従来のように型枠の下方に作業員が潜ら
なくとも、型枠30の脇からハンドル70を回すだけ
で、容易に行なうことが出来る。
【0042】また、この際、雄ねじ40が底板31に設
けられた長ナット32から離脱する前にストッパー51
が小歯車51の上面に当接するので、雄ねじ40が長ナ
ット33から外れてしまい、螺着し直さなければならな
い事態を防止することが出来る。よって、ハンドル70
により、雄ねじ40を雌ねじ金具3aから離脱する操作
を容易に行なうことが出来る。
【0043】また、ハンドル70を回転することによ
り、四個の雄ねじ40を同時に離脱させることが出来る
ので、その離脱作業を高い作業効率で行なうことが出来
る。
【0044】雌ねじ金具3aからの雄ねじ40の離脱が
完了すると、セグメント3は、型枠30から離脱自在と
なる。よって、セグメント3を脱型することが出来る。
【0045】従って、セグメント成形用型枠装置200
によれば、従来のように型枠の下方に作業員が潜らなく
とも、型枠30の脇からハンドル70を回すだけで、雄
ねじ40の突出後退を行なうことが出来るので、雌ねじ
金具3aを備えるセグメント3の成形を安全且つ容易に
行なうことが出来る。また、雄ねじ40の突出後退の作
業効率を高めることが出来るので、セグメント3の成形
の高サイクル化を図ることが出来る。
【0046】尚、上記実施例のセグメント成形用型枠装
置200においては、複数の雄ねじ40が同時にコンク
リート打設空間S4に突出後退するように設けたが、小
歯車55に代えて傘歯車を設け、その傘歯車を第二傘歯
車59により直接回転させることにより、ハンドル70
を回転させると一個の雄ねじ40だけが突出後退するよ
うに設けてもよいことは勿論である。
【0047】また、特に、型枠30の底板31上におい
てその縁から近い位置に雌ねじ金具3aを設置する場
合、従って、その位置に雄ねじ40をコンクリート打設
空間S4に突出後退自在に設ける場合には、回転伝達部
50等を図3に示すようにしてもよい。即ち、雄ねじ4
0の下方にビーム81を水平に架設し、そのビーム81
の雄ねじ40の直下に貫通孔81aを形成する。そし
て、その貫通孔81aに回転軸82を貫通させて設け、
その回転軸82と雄ねじ40とを接続する。また、回転
軸82には、ストッパー83を設ける。一方、型枠30
の縁を支持している板状の脚21に水平方向に貫通孔2
1aを形成し、その貫通孔21aに軸受用パイプ84を
水平に嵌着し、そのパイプ84内に回転軸85を設け、
回転軸85の脚21の外面側の端部には、ハンドル装着
用金具63を介してハンドル70を設け、その回転軸8
5と雄ねじ40に設けられた回転軸82とを、多数のユ
ニバーサルジョイントを連設して設けられたユニバーサ
ルジョイント部86により接続する。
【0048】すると、ユニバーサルジョイント部86が
あることにより、ハンドル70の設置位置の自由度を高
めることが出来ると共に、その機構の簡素化を図ること
が出来る。よって、セグメント成形用型枠装置200の
製造を容易にすることが出来る。
【0049】また、型枠30の底板31上においてその
縁から更に近い位置に雌ねじ金具3aを設置する場合、
従って、その位置に雄ねじ40をコンクリート打設空間
S4に突出後退自在に設ける場合には、図4に示すよう
に、雄ねじ40に接続した回転軸91の下端に直接ハン
ドル92を設けるようにしてもよい。また、この際に
も、回転軸91は、雄ねじ40の下方に水平に架設した
ビーム93を貫通するように設け、また、回転軸91に
おいてビーム93と底板31との間にストッパー94を
設ける。この場合には、ハンドル92は、型枠30の脇
から容易に操作することが出来る。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載のセグメント成形用型枠装
置によれば、従来のように型枠の下方に作業員が潜らな
くとも、型枠の脇からハンドルを回すだけで、雄ねじの
突出後退を行なうことが出来るので、雌ねじ金具をコン
クリート打設空間に設置するために用いられる雄ねじ
を、容易にコンクリート打設空間に突出させることが出
来る。また、雌ねじ金具を埋設するように打設されたコ
ンクリートが硬化して、そのコンクリートにより形成さ
れたセグメントを脱型する際にも、型枠の脇からハンド
ルを回すだけで、雌ねじ金具に螺着された雄ねじを、雌
ねじ金具から容易に離脱させることが出来る。従って、
雌ねじ金具を備えるセグメントの成形を安全且つ容易に
行なうことが出来る。
【0051】請求項2記載のセグメント成形用型枠装置
によれば、ハンドルの設置位置の自由度を高めることが
出来ると共に、その機構の簡素化を図ることが出来るの
で、装置の製造を容易にすることが出来る。
【0052】請求項3記載のセグメント成形用型枠装置
によれば、雄ねじの突出後退の作業効率を高めることが
出来るので、セグメント成形の高サイクル化を図ること
が出来る。
【0053】請求項4記載のセグメント成形用型枠装置
によれば、ストッパーにより、雄ねじが底板から外れて
しまい、螺着し直さなければならない事態を防止するこ
とが出来るので、ハンドルにより、雄ねじをコンクリー
ト打設空間から後退させて、雌ねじ金具から離脱する操
作を容易にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセグメント成形用型枠装置の一実施
例を示す図である。
【図2】 図1のセグメント成形用型枠装置の回転伝達
部を上方から見た図である。
【図3】 本発明のセグメント成形用型枠装置の別の実
施例を示す図である。
【図4】 本発明のセグメント成形用型枠装置の更に別
の実施例を示す図である。
【図5】 従来の地下タンクの一例を示す図である。
【図6】 従来のセグメント成形用型枠装置の一例を示
す図である。
【符号の説明】
21…脚(支持手段) 30…型枠 31…底板 31a…貫通孔 32…側板 40…雄ねじ 50…回転伝達部 70…ハンドル 71…ストッパー 83…ストッパー 86…ユニバーサルジョイント部 92…ハンドル 94…ストッパー S4…コンクリート打設空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と該底板上に板状のコンクリート打
    設空間を形成するように立設された側板とを備える型枠
    を有し、 前記型枠には、該型枠を支持する支持手段が設けられ、 前記底板には、上下方向に貫通した貫通孔が形成され、 前記底板には、雄ねじが、その上端部を前記貫通孔から
    前記コンクリート打設空間に突出後退自在に螺着され、 前記型枠の縁側には、回転自在なハンドルが設けられ、 前記雄ねじの下部と前記ハンドルとの間には、ハンドル
    の回転を前記雄ねじに伝達する回転伝達部が設けられて
    いることを特徴とするセグメント成形用型枠装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセグメント成形用型枠装
    置であって、 前記回転伝達部は、ユニバーサルジョイント部を有する
    ことを特徴とするセグメント成形用型枠装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のセグメント成形用
    型枠装置であって、 前記底板には、前記貫通孔及び前記雄ねじが複数設けら
    れ、 前記回転伝達部は、前記ハンドルの回転を前記複数の雄
    ねじに伝達するように構成されていることを特徴とする
    セグメント成形用型枠装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3記載のセグメント
    成形用型枠装置であって、 前記回転伝達部には、前記雄ねじを前記コンクリート打
    設空間から後退させる際に、該雄ねじが前記底板から外
    れる前にその回転を阻止するストッパーが設けられてい
    ることを特徴とするセグメント成形用型枠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107460889A (zh) * 2017-09-20 2017-12-12 中铁四局集团有限公司 地下综合管廊施工中的整体移动式支架模板及其施工方法

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