JPH08143779A - 改善された機械的特性を有するビチューメン/ポリマー組成物の製造方法、前記組成物の適用及び前記組成物の製造に使用されるポリマー母液 - Google Patents

改善された機械的特性を有するビチューメン/ポリマー組成物の製造方法、前記組成物の適用及び前記組成物の製造に使用されるポリマー母液

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JPH08143779A
JPH08143779A JP7020489A JP2048995A JPH08143779A JP H08143779 A JPH08143779 A JP H08143779A JP 7020489 A JP7020489 A JP 7020489A JP 2048995 A JP2048995 A JP 2048995A JP H08143779 A JPH08143779 A JP H08143779A
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bitumen
weight
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sulfur
alkyl
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JP7020489A
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Jean-Pascal Planche
ジヤン−パスカル・プランシユ
Claude Lacour
クロード・ラクール
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Societe National Elf Aquitaine
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Societe National Elf Aquitaine
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L95/00Compositions of bituminous materials, e.g. asphalt, tar, pitch

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改善された機械的特性を有するビチューメン
/ポリマー組成物の製造方法と前記組成物の適用、及び
前記組成物の製造に使用されるポリマー母液を提供す
る。 【構成】 ビチューメンもしくはビチューメン混合物、
硫黄架橋性エラストマー、少なくとも1種の官能性オレ
フィンコポリマーから構成されるポリマーアジュバント
及び硫黄供与カップリング剤を100〜230℃で撹拌
下に接触させることにより、改善された機械的特性を有
するビチューメン/ポリマー組成物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改善された機械的特性を
有するビチューメン/ポリマー組成物の製造方法に関す
る。本発明は更に、コーティング、特に道路表面舗装、
混和被覆材又は防水コーティングの製造における前記組
成物の適用、更には前記組成物を得るために使用可能な
ポリマーの母液に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】所定数
の主要機械的品質を有するビチューメン組成物を種々の
表面コーティング、特にアーマーコートとして使用する
ことは知られている。
【0003】これらの機械的品質は実際に一連の機械的
特性を規格化試験により測定することにより評価され、
このうちで最もよく使用される機械的特性は、NF T
66 008規格により定義される環球式試験により
測定した軟化点(℃)、IP80/53規格に従って測
定した脆性点又はフラース点(℃)、NF T 66
004規格に従って測定した針入度(1/10mm)、
NF T 46 002規格に従って測定した引張試験
による流動学的特性として、閾値応力σs(バール)、
閾値伸びεs(%)、破壊強さσr(バール)、破断点
伸びεr(%)である。
【0004】ビチューメン組成物の針入度(略称pe
n)と軟化点(略称TBA)の相関から前記組成物の感
熱性指数を得ることもでき、この相関はプァイファー指
数(略称IP)として知られる。
【0005】この指数は関係式IP=(20−500
A)/(1+50A)[式中、Aは方程式A=(log
10800−log10pen)/(TBA−25)により
表される直線の傾きである]により計算される。
【0006】ビチューメン組成物の感熱性はプァイファ
ー指数の値が大きいほど、換言するならばAの値が小さ
いほど低い。従来のビチューメンではプァイファー指数
は0付近の値をとる。
【0007】一般に、従来のビチューメンは必要な全品
質を同時に備えず、これらの従来のビチューメンに種々
のポリマーを加えてこれらのポリマーの機械的特性を修
正し、ビチューメン単独よりも改善された機械的品質を
有するビチューメン−ポリマー組成物を形成できること
が旧来より知られている。
【0008】ビチューメンに添加可能なポリマーはほと
んどの場合にはポリイソプレン、ブチルゴム、ポリブテ
ン、ポリイソブテン、エチレン/ビニルアセテートコポ
リマー、ポリメタクリレート、ポリクロロプレン、エチ
レン/プロピレン/ジエンターポリマー(EPDM)、
ポリノルボルネン、又はスチレン/共役ジエンランダム
もしくは序列コポリマーのようなエラストマーである。
【0009】ビチューメンに添加するポリマーのうちで
は、スチレン/共役ジエン(特にスチレン/ブタジエン
又はスチレン/イソプレン)のランダム又は序列コポリ
マーがビチューメンに非常に溶解し易く、優れた機械的
及び動的特性、特に非常に良好な粘弾性を与えるので特
に有効である。
【0010】ポリマーをビチューメンに化学的にカップ
リングすることによりビチューメン−ポリマー組成物の
安定性を改善できることも知られており、この改善によ
りビチューメン−ポリマー組成物の使用範囲を更に拡大
することができる。
【0011】スチレンと共役ジエン(例えばブタジエン
又はイソプレン)とのランダム又は序列コポリマーをビ
チューメンにカップリングしたビチューメン−ポリマー
組成物は、文献FR−A−2376188、FR−A−
2429241、FR−A−2528439及びEP−
A−0360656に記載の方法により製造することが
できる。これらの方法によると、130〜230℃で撹
拌下に操作することにより前記コポリマー及び硫黄源を
ビチューメンに加え、次いでこうして形成された混合物
を130〜230℃の温度で撹拌下に少なくとも15分
間維持する。硫黄源は化学的に結合していない硫黄(F
R−A−2376188及びFR−A−242924
1)、ポリ硫化物(FR−A−2528439)又は硫
黄供与加硫促進剤から構成され、該硫黄供与加硫促進剤
は単独で使用してもよいし、化学的に結合していない硫
黄及び/又はポリ硫化物又は非硫黄供与加硫促進剤と併
用してもよく(EP−A−0360656)、コポリマ
ー及び硫黄源をビチューメンに加えるには前記成分をビ
チューメンに直接加えてもよいし(FR−A−2376
188、FR−A−2528439及びEP−A−03
60656)、まず最初に炭化水素油中でコポリマーと
硫黄源の母液を調製した後、該母液をビチューメンに加
えてもよい(FR−A−2429241、FR−A−2
528439及びEP−A−0360656)。
【0012】硫黄架橋性エラストマー、特にスチレンと
共役ジエン(例えばブタジエン又はイソプレン)のラン
ダムコポリマーを硫黄供与カップリング剤の作用下でビ
チューメンにカップリングしたビチューメン/ポリマー
組成物において、該組成物を生成する反応媒体に特定の
官能性ポリオレフィンを加えるならば、特に該組成物の
コンシステンシー(環球式軟化点の増加)、感熱性(プ
ァイファー指数の増加)及び引張試験による機械的特性
を実質的に改善できることが茲に知見された。
【0013】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は100
〜230℃の温度で少なくとも10分間撹拌下に操作す
ることにより、ビチューメン、エラストマー及びカップ
リング剤の各成分を含有する反応媒体中で、ビチューメ
ン又はビチューメン混合物をビチューメンの0.3〜2
0重量%、好ましくは0.5〜10重量%の硫黄架橋性
エラストマーと、硫黄架橋性ポリマーの0.1〜20%
重量、好ましくは0.5〜10重量%に相当する量の遊
離硫黄を供給するのに適した量の硫黄供与カップリング
剤とに接触させる型の、改善された機械的特性を有する
ビチューメン/ポリマー組成物の製造方法であって、該
方法は、前記接触時に反応媒体が更に、ビチューメンの
0.05〜15%重量、好ましくは0.10〜10重量
%のポリマーアジュバントを含有しており、該ポリマー
アジュバントが、エチレン又はプロピレンに由来するモ
チーフx重量%、式:
【0014】
【化11】
【0015】の1種以上のモノマーAに由来するモチー
フy重量%、式:
【0016】
【化12】
【0017】の1種以上のモノマーBに由来するモチー
フz重量%、並びにモノマーA及びBとは異なる1種以
上のモノマーCに由来するモチーフv重量%を含有する
コポリマーから選択される1種以上の官能性オレフィン
ポリマーから構成され、ここでR1はH、CH3又はC2
5を表し、R2は−COOR5、−OR5又は−OOCR
6(式中、R5はC1−C10、好ましくはC1−C6アルキ
ル基を表し、R6はH又はC1−C3アルキル基を表す)
を表し、R3はH、COOH又はCOOR5(式中、R5
は上記と同義である)を表し、R4は−COOH、−O
H、
【0018】
【化13】
【0019】又は
【0020】
【化14】
【0021】の基を表し、x、y、z及びvは40≦x
≦99.7、0≦y≦50、0≦z≦20及び0≦v≦
15となるような数であり、但しy+z≧0.3且つx
+y+z+v=100であることを特徴とする。
【0022】好ましくは、上記コポリマーにおいてx、
y、z及びvは50≦x≦99.5、0≦y≦40、0
≦z≦15及び0≦v≦10であり、但しy+z≧0.
5且つx+y+z+v=100である。
【0023】オレフィンコポリマー中にモチーフ:
【0024】
【化15】
【0025】を供給する式:
【0026】
【化16】
【0027】のモノマーAは特に、ビニルホルメート、
ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチ
レート、式CH2=CH−O−R5(式中、R5はC1−C
10、好ましくはC1−C6アルキル基、特にメチル、エチ
ル、プロピル、ブチルを表す)のビニルエーテル類、夫
々式CH2=CH−COOR5及び式:
【0028】
【化17】
【0029】(式中、R5は上記と同義である)のアル
キルアクリレート類及びアルキルメタクリレート類から
選択される。
【0030】オレフィンコポリマー中にモチーフ:
【0031】
【化18】
【0032】を供給する式:
【0033】
【化19】
【0034】のモノマーBは特に、マレイン酸とその無
水物、アクリル酸、メタクリル酸、式HOOC−CH=
CH−COOR7(式中、R7はC1−C6アルキル基、例
えばメチル、エチル、プロピル、ブチルである)のマレ
イン酸アルキル、夫々式:
【0035】
【化20】
【0036】のグリシジルアクリレート及びグリシジル
メタクリレート、ビニルアルコール並びに式:
【0037】
【化21】
【0038】のグリシジルビニルエーテルから選択され
る。
【0039】オレフィンコポリマー中に任意に存在する
モノマーCは、モノマーA及びBと異なり、ラジカル経
路により重合可能なモノマー、例えばCO、SO2、ア
クリロニトリルである。
【0040】有利には、ポリマーアジュバントを構成し
得るオレフィンコポリマーは、(a)40〜99.7重
量%、好ましくは50〜99重量%のエチレンを含有す
る、エチレン/ビニルアセテートランダムコポリマー及
びエチレン/アルキル(但しC1−C6アルキル、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル)アクリ
レート又はメタクリレートランダムコポリマー、(b)
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸又はその無水
物、グリシジルアクリレート及びグリシジルメタクリレ
ートから選択されるモノマーBと、エチレンとからな
り、80〜99.7重量%、好ましくは85〜99.5
重量%のエチレンを含有するランダムコポリマー、
(c)ビニルアセテート、アルキル(但しC1−C6アル
キル、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキ
シル)アクリレート又はメタクリレートから選択される
モノマーAと、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸
又はその無水物、グリシジルアクリレート及びグリシジ
ルメタクリレートから選択されるモノマーBと、エチレ
ンとからなり、モノマーAに由来するモチーフ0.5〜
40重量%、モノマーBに由来するモチーフ0.5〜1
5重量%及びエチレンに由来するモチーフ残余を含有す
るターポリマー、(d)アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸又はその無水物、グリシジルアクリレート及び
グリシジルメタクリレートから選択されるモノマーB
を、ポリエチレン、特に低密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン及び(a)に定義したランダムコポリマーから選
択されるポリマーから構成される支持体にグラフトする
ことにより形成され、モノマーBに由来するグラフトモ
チーフ0.5〜15重量%を含有するコポリマーから選
択される。
【0041】ポリマーアジュバントを構成するために特
に好適なオレフィンコポリマーは、(i)エチレンと、
アルキル(但しC1−C6アルキル、例えばメチル、エチ
ル、ブチル)アクリレート又はメタクリレートと、マレ
イン酸無水物とからなり、アルキルアクリレート又はメ
タクリレートに由来するモチーフ0.5〜40重量%、
マレイン酸無水物に由来するモチーフ0.5〜15重量
%及びエチレンに由来するモチーフ残余を含有するラン
ダムターポリマー、(ii)エチレンと、アルキル(但
しC1−C6アルキル、例えばメチル、エチル、ブチル)
アクリレート又はメタクリレートと、グリシジルアクリ
レート又はメタクリレートとからなり、アルキルアクリ
レート又はメタクリレートに由来するモチーフ0.5〜
40重量%、グリシジルアクリレート又はメタクリレー
トに由来するモチーフ0.5〜15重量%及びエチレン
に由来するモチーフ残余を含有するランダムターポリマ
ー、(iii)マレイン酸無水物に由来するグラフトモ
チーフ0.5〜15重量%を含有する、マレイン酸無水
物グラフト低密度ポリエチレン及びマレイン酸無水物グ
ラフトポリプロピレンから選択される。
【0042】本発明によると、官能基COOH又はOH
を有するモチーフを含む上記型のオレフィンコポリマー
と、グリシジル官能基を有するモチーフを含む上記型の
オレフィンコポリマーとを併用することによりポリマー
アジュバントを構成してもよい。
【0043】有利には、ポリマーアジュバントを構成す
るために使用されるオレフィンコポリマーは、ASTM
D 1238規格(2.16kgの荷重下で190℃
で実施した試験)に従って測定したコポリマーの流動性
指数が0.3〜3000、好ましくは0.5〜900g
/10分となるような分子量を有する。
【0044】ビチューメン/ポリマー組成物の製造に使
用されるビチューメン又はビチューメン混合物は有利に
は、100℃で0.5×10-42/s〜3×10-22
/s、好ましくは1×10-42/s〜2×10-22
sの動粘度を有する種々のビチューメンから選択され
る。これらのビチューメンは常圧蒸留ビチューメン、減
圧蒸留ビチューメン又はブローンもしくは半ブローンビ
チューメン、更には所定の石油留分又はビチューメンと
真空留分の混合物であり得る。有利には、本発明の組成
物を得るために使用されるビチューメン又はビチューメ
ン混合物は、上記範囲の動粘度に加え、NF T 66
004規格に従って測定した場合に25℃で5〜80
0、好ましくは10〜400の針入度を有する。
【0045】ビチューメン/ポリマー組成物を製造する
ために使用され、該組成物中で架橋される硫黄架橋性エ
ラストマーは、例えばポリイソプレン、ポリノルボルネ
ン、ポリブタジエン、ブチルゴム、エチレン/プロピレ
ン/ジエンターポリマー(EPDM)であり得る。有利
には、前記エラストマーはブタジエン、イソプレン、ク
ロロプレン、ブタジエンカルボキシレート及びイソプレ
ンカルボキシレートのような共役ジエンとスチレンとの
ランダム又は序列コポリマーから選択され、特にランダ
ム鎖をもつかもたないスチレン/ブタジエン、スチレン
/イソプレン、スチレン/クロロプレン、スチレン/ブ
タジエンカルボキシレート、及びスチレン/イソプレン
カルボキシレート序列コポリマーから選択される1種以
上のコポリマーから構成される。スチレン/共役ジエン
コポリマー、特に上記コポリマーの各々は有利には5〜
50重量%のスチレンを含有する。スチレン/共役ジエ
ンコポリマー、特に上記コポリマーの重量平均分子量は
例えば10000〜600000ダルトン、好ましくは
30000〜400000ダルトンである。好ましく
は、スチレン/共役ジエンコポリマーは、上記範囲のス
チレン濃度と重量平均分子量とを有するスチレン/ブタ
ジエン、スチレン/イソプレン、スチレン/ブタジエン
カルボキシレート又はスチレン/イソプレンカルボキシ
レートジ又はトリ序列コポリマーから選択される。
【0046】本発明のビチューメン/ポリマー組成物の
製造に使用される硫黄供与カップリング剤は、元素硫
黄、ヒドロカルビルポリ硫化物、硫黄供与加硫促進剤、
その相互混合物及び/又は非硫黄供与加硫促進剤との混
合物から選択される生成物から構成され得る。特に、硫
黄供与カップリング剤は、1種以上の硫黄供与加硫促進
剤からなる成分CA0〜100重量%と、元素硫黄及び
ヒドロカルビルポリ硫化物から選択される1種以上の加
硫剤からなる成分CB100〜0重量%とを含有する生
成物M、並びに1種以上の非硫黄供与加硫促進剤からな
る成分CCと、0.01〜1、好ましくは0.05〜
0.5の成分CC:生成物M重量比で配合された生成物
Mとを含有する生成物Nから選択される。
【0047】カップリング剤の一部又は全体を構成する
ために使用可能な元素硫黄は有利には、硫黄華、好まし
くはα硫黄の名称で知られるオルト斜方晶形結晶硫黄で
ある。
【0048】カップリング剤の一部又は全体を構成する
ために使用可能なヒドロカルビルポリ硫化物は、文献F
R−A−2528439に記載の一般式:
【0049】
【化22】
【0050】(式中、R8及びR10は飽和もしくは不飽
和1価C1−C20炭化水素基を各々表すか又は、相互に
結合して飽和もしくは不飽和2価C1−C20炭化水素基
を構成し、式中で結合した他の原子基と共に環を形成
し、R9は飽和もしくは不飽和2価C1−C20炭化水素基
であり、−(S)m−はm個の硫黄原子から各々形成さ
れる2価基を表し、mは該2価基間で相互に異なっても
よい1〜6の整数を表し、mの少なくとも一方は2以上
であり、wは0〜10の値をとる整数を表す)に対応す
るものから選択され得る。好適ポリ硫化物は式R11
(S)p−R11’で表され、式中、R11はC6−C16アル
キル基、例えばヘキシル、オクチル、ドデシル、第3ド
デシル、ヘキサデシル、ノニル、デシルを表し、−
(S)p−はp個の硫黄原子の連鎖により形成される2
価基を表し、pは2〜5の整数である。
【0051】カップリング剤が硫黄供与加硫促進剤を含
有する場合には、該加硫促進剤は特に式:
【0052】
【化23】
【0053】(式中、R12は同一又は異なり、C1
12、好ましくはC1−C8炭化水素基、特にアルキル、
シクロアルキルもしくはアリール基を各々表すか又は、
同一窒素原子に固定した2個のR12基は相互に結合して
2−C82価炭化水素基を形成し、uは2〜8の数であ
る)のチウラムポリ硫化物から選択され得る。このよう
な加硫促進剤の例としては、ジペンタメチレンチウラム
ジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフ
ィド、ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィド、テ
トラブチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラ
ムジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィドを
挙げることができる。
【0054】硫黄供与加硫促進剤の他の例としては、ア
ルキルフェノールの二硫化物や、モルホリンジスルフィ
ド及びカプロラクタムN,N’−ジスルフィドのような
二硫化物を更に挙げることができる。
【0055】生成物N型のカップリング剤の成分CCを
形成するために使用可能な非硫黄供与加硫促進剤は、メ
ルカプトベンゾチアゾール及びその誘導体、特に金属ベ
ンゾチアゾールチオレートから選択される硫黄化合物で
あり得、特にベンゾチアゾールスルフェンアミド、式:
【0056】
【化24】
【0057】(式中、R12は同一又は異なり、上記と同
義であり、Yは金属を表し、tはYの原子価を表す)の
ジチオカルバメート、及び式:
【0058】
【化25】
【0059】(式中、R12は上記と同義である)のチウ
ラムモノスルフィドが挙げられる。
【0060】メルカプトベンゾチアゾール型の加硫促進
剤の例としては例えば、メルカプトベンゾチアゾール、
亜鉛、ナトリウム、銅のような金属のベンゾチアゾール
チオレート、ベンゾチアジルジスルフィド、2−ベンゾ
チアゾールペンタメチレンスルフェンアミド、2−ベン
ゾチアゾールチオスルフェンアミド、ヒドロカルビル基
がエチル、イソプロピル、第三ブチル、シクロヘキシル
である2−ベンゾチアゾールジヒドロカルビルスルフェ
ンアミド、及びN−オキシジエチレン−2−ベンゾチア
ゾールスルフェンアミドを挙げることができる。
【0061】上記式のジチオカルバメート型の加硫促進
剤としては、銅、亜鉛、鉛、ビスマス及びセレニウムの
ような金属のジメチルジチオカルバメート、カドミウム
及び亜鉛のような金属のジメチルジチオカルバメート、
カドミウム、亜鉛及び鉛のような金属のジアミルジチオ
カルバメート、並びに鉛又は亜鉛のペンタメチレンジチ
オカルバメート化合物を挙げることができる。
【0062】上記式を有するチウラムモノスルフィドの
例としては、ジペンタメチレンチウラムモノスルフィ
ド、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラエチ
ルチウラムモノスルフィド及びテトラブチルチウラムモ
ノスルフィドを挙げることができる。
【0063】上記類に属さない他の非硫黄供与加硫促進
剤も使用できる。このような加硫促進剤としては例えば
1,3−ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニ
ジン及び酸化亜鉛を挙げることができ、後者化合物は場
合により脂肪酸の存在下で使用される。
【0064】カップリング剤の構成に使用可能な硫黄供
与及び非硫黄供与加硫促進剤の詳細については、参考資
料として本明細書の一部とする文献EP−A−0360
656及びEP−A−0409683、並びに文献FR
−A−2528439の内容を参照されたい。
【0065】上述のようにその組成により、カップリン
グ剤は単成分型でも多成分型でもよく、多成分型のカッ
プリング剤は使用前に形成してもよいし、カップリング
剤を配合すべき媒体中で現場で製造してもよい。予め形
成された多成分型もしくは単成分型のカップリング剤又
は現場で形成される多成分型カップリング剤の成分は、
例えば融解状態でそのまま使用してもよいし、希釈剤
(例えば炭化水素化合物)との混合物(例えば溶液又は
懸濁液)として使用してもよい。
【0066】ビチューメン/ポリマー組成物を生成する
反応媒体は、まず最初にビチューメン又はビチューメン
混合物と硫黄架橋性エラストマーとを含有する混合物を
調製し、次いでこの混合物にカップリング剤を加え、こ
れと同時又はその後にポリマーアジュバントを加えるこ
とにより形成され得る。しかしながら、好適実施態様に
よると、ビチューメン/ポリマー組成物を生成する反応
媒体はビチューメン又はビチューメン混合物、硫黄架橋
性エラストマー及びポリマーアジュバントを含有する混
合物を調製し、次いで得られた混合物に硫黄供与カップ
リング剤を加えることにより形成される。
【0067】この好適実施態様は有利には、ビチューメ
ンに対して上記範囲で選択される値の割合を有するエラ
ストマー及びポリマーアジュバントを使用し、十分な時
間、一般には数十分〜数時間、例えば30分間〜8時
間、100〜230℃、特に120〜190℃の温度で
撹拌下に操作することにより、まず最初に硫黄架橋性エ
ラストマー及びポリマーアジュバントをビチューメン又
はビチューメン混合物と接触させて均質混合物を形成
し、次いで上記範囲で選択された適量の硫黄供与カップ
リング剤を前記混合物に加え、硫黄架橋性エラストマー
及びポリマーアジュバントとビチューメン又はビチュー
メン混合物との混合温度と同一又は異なる100〜23
0℃、特に120〜190℃の温度で少なくとも10分
間、一般には10分間〜5時間、特に30分間〜180
分間、全体を撹拌下に維持し、ビチューメン/ポリマー
組成物を構成する反応生成物を形成することにより実施
される。
【0068】前記好適実施態様において、ビチューメン
又はビチューメン混合物にポリマーアジュバントを加え
る時機は、硫黄架橋性エラストマーより前でも後でもよ
く、同時に加えてもよい。
【0069】ビチューメン/ポリマー組成物を生成する
ビチューメン又はビチューメン混合物、硫黄架橋性エラ
ストマー、ポリマーアジュバント及び硫黄供与カップリ
ング剤をベースとする反応媒体は更に、ポリマーアジュ
バントを構成するコポリマーの官能基と反応することが
可能な1種以上の添加剤を含有し得る。これらの反応性
添加剤は特に第1もしくは第2アミン(特に第1もしく
は第2ポリアミン)、アルコール(特にポリオール)、
酸(特にポリ酸)又は金属塩であり得る。
【0070】アミン型の反応性添加剤は例えば芳香族ジ
アミン[例えば1,4−ジアミノベンゼン、2,4−ジ
アミノトルエン、ジアミノナフタレン、ビス(4−アミ
ノフェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェニル)エ
ーテル、ビス(4−アミノフェニル)メタン];式H2
N−R13−NH2(式中、R13はC2−C12アルキレン又
はC6−C12シクロアルキレン基を表す)で表されるよ
うな脂肪族もしくは脂環式ジアミン(例えばエチレンジ
アミン、ジアミノプロパン、ジアミノブタン、ジアミノ
ヘキサン、ジアミノオクタン、ジアミノデカン、ジアミ
ノドデカン、ジアミノシクロヘキサン、ジアミノシクロ
オクタン、ジアミノシクロドデカン);ポリエチレンポ
リアミンもしくはポリプロピレンポリアミン(例えばジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、テト
ラエチレンペンタアミン、ジプロピレントリアミン);
又は脂肪アミンもしくはポリアミン(即ちアミン基の窒
素原子に結合したC12−C18アルキルもしくはアルケニ
ル基を含むアミン又はポリアミン)である。
【0071】アルコール型の反応添加剤は特に、ポリオ
ール(例えばジオール又はトリオール)、特に式HO−
14−OH(式中、R14は炭化水素基、特にC2−C18
アルキレン、C6−C8アリーレン及びC6−C8シクロア
ルキレンを表す)のジオール及び式:
【0072】
【化26】
【0073】(式中、qは2〜6の数、特に2又は3で
あり、rは少なくとも2の数、例えば2〜20である)
のポリエーテルジオールである。このようなポリオール
の例としては、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ヘ
キサンジオール、オクタンジオール、ポリブタジエンポ
リヒドロキシレートが挙げられる。
【0074】酸型の反応性添加剤は特に、式HOOC−
14−COOH(式中、R14は上記と同義である)のポ
リ酸である。このようなポリ酸の例は例えばフタル酸、
テトラフタル酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、グ
ルタール酸、ポリブタジエンポリカルボキシレートであ
る。
【0075】金属塩型の反応性添加剤は特に、周期表の
I、II、III及びVIII族の金属(特にNa、
K、Li、Mg、Ca、Cd、Zn、Ba、Al、F
e)の水酸化物、酸化物、アルコレート、カルボン酸塩
(例えばギ酸塩、酢酸塩)、メトキシド、エトキシド、
亜硝酸塩、炭酸塩及び重炭酸塩のような化合物である。
【0076】ビチューメン/ポリマー組成物を生成する
反応媒体に加える反応性添加剤の量は、前記反応媒体中
に存在するビチューメンの0.01〜10重量%、特に
0.05〜5重量%であり得る。
【0077】ビチューメン/ポリマー組成物を生成する
反応媒体は更に、ASTM D 86−67規格に従っ
て測定した場合に100〜600℃、特に150〜40
0℃の大気圧蒸留範囲を有する炭化水素油から特に構成
され得る融剤を、ビチューメンの1〜40重量%、特に
2〜30重量%配合し得る。この炭化水素油は、特に芳
香族性状の石油留分、ナフテン−芳香族性状の石油留
分、ナフテン−パラフィン性状の石油留分、パラフィン
性状の石油留分、石炭油及び植物起源の油であり得、融
剤を使用せずに製造したビチューメン−ポリマー組成物
の散布後と同一の機械的特性を得るように、ビチューメ
ンへの添加時に蒸発を制限するために十分「重く」且つ
ビチューメン−ポリマー組成物の散布後に最大限まで除
去できるために十分「軽い」。融剤は反応媒体構成の任
意の時点で加えることができ、融剤の量は現場で所望の
最終用途に適合できるように上記範囲で選択される。
【0078】ビチューメン/ポリマー組成物を生成する
反応媒体は、反応性添加剤及び融剤以外にビチューメン
/ポリマー組成物で従来使用されている添加剤を前記反
応媒体の構成の任意時点で配合してもよく、このような
添加剤としては例えば鉱物表面へのビチューメン/ポリ
マー組成物の接着助長剤又は充填剤(例えばタルク、カ
ーボンブラック、古タイヤ屑)が挙げられる。
【0079】融剤として上記のような炭化水素油を使用
する本発明の方法の1実施態様によると、融剤を構成す
る炭化水素油中の母液として硫黄架橋性エラストマー、
ポリマーアジュバント及びカップリング剤をビチューメ
ンに加える。
【0080】母液は成分、即ち溶剤としての炭化水素
油、硫黄架橋性エラストマー、ポリマーアジュバント及
びカップリング剤を10〜170℃、特に40〜120
℃で十分な時間、例えば約30分間〜約90分間撹拌下
に接触させて、硫黄架橋性エラストマー、ポリマーアジ
ュバント及びカップリング剤を炭化水素油に完全に溶解
させることにより調製される。
【0081】母液中の硫黄架橋性エラストマー、ポリマ
ーアジュバント及びカップリング剤の夫々の濃度は、特
に硫黄架橋性エラストマー、ポリマーアジュバント及び
カップリング剤を溶解させるために使用する炭化水素油
の種類に応じてかなり広い範囲をとり得る。例えば硫黄
架橋性エラストマー、ポリマーアジュバント及びカップ
リング剤の量は夫々有利には炭化水素油の5〜30重量
%、1〜20重量%及び0.005〜6重量%であり得
る。
【0082】母液技術を使用することにより本発明のビ
チューメン/ポリマー組成物を製造するためには、10
0〜230℃、特に120〜190℃の温度で撹拌下に
操作することにより、例えば撹拌下で100〜230
℃、特に120〜190℃の温度に維持したビチューメ
ンに母液を加えることにより、硫黄架橋性エラストマ
ー、ポリマーアジュバント及びカップリング剤を含有す
る母液をビチューメン又はビチューメン混合物と混合
し、次いで得られた混合物を100〜230℃、特に1
20〜190℃の温度、例えば母液とビチューメンを混
合するために使用した温度で10分間以上、一般には1
0分間〜90分間撹拌下に維持し、ビチューメン/ポリ
マー組成物を構成する反応生成物を形成する。
【0083】ビチューメンに混合する母液の量は、ビチ
ューメンに対して所望量の硫黄架橋性エラストマー、ポ
リマーアジュバント及びカップリング剤を供給するよう
に選択され、前記量は上記範囲内である。
【0084】本発明の方法により得られるビチューメン
/ポリマー組成物はそのまま使用してもよいし、可変割
合の種々の特性を有するビチューメンもしくはビチュー
メン混合物又は本発明の組成物で希釈してもよく、夫々
選択された架橋エラストマー及びポリマーアジュバント
濃度を有するビチューメン/ポリマー結合剤を構成す
る。前記濃度は対応する初期ビチューメン/ポリマー組
成物における架橋エラストマー及びポリマーアジュバン
トの夫々の濃度に等しい(非希釈組成物)か又はこれを
下回る(希釈組成物)。種々の特性のビチューメンもし
くはビチューメン混合物又は本発明の組成物による本発
明のビチューメン/ポリマー組成物の希釈は、生成した
ビチューメン/ポリマー結合剤をほとんどすぐに使用す
ることが必要な場合には前記組成物の取得直後に実施
し、生成したビチューメン/ポリマー結合剤を後で使用
する場合にはビチューメン/ポリマー組成物を多少の期
間貯蔵した後に実施する。本発明のビチューメン/ポリ
マー組成物の希釈に使用されるビチューメン又はビチュ
ーメン混合物は、ビチューメン/ポリマー組成物の製造
に適するとして上述したビチューメンから選択すること
ができる。
【0085】希釈すべきビチューメン/ポリマー組成物
よりも低い架橋エラストマー及びポリマーアジュバント
濃度を有するビチューメン/ポリマー結合剤を形成する
ために、ビチューメンもしくはビチューメン混合物又
は、より低い架橋エラストマー及びポリマーアジュバン
ト濃度の本発明の第2の組成物で本発明のビチューメン
/ポリマー組成物を希釈するには、一般に希釈すべきビ
チューメン/ポリマー組成物とビチューメンもしくはビ
チューメン混合物又は本発明の第2のビチューメン/ポ
リマー組成物を適当な割合で100〜230℃、特に1
20〜190℃の温度で撹拌下に接触させる。
【0086】本発明のビチューメン/ポリマー組成物か
ら構成されるか又は、結合剤中に夫々所望の架橋エラス
トマー及びポリマーアジュバント濃度が得られるまで前
記組成物をビチューメンもしくはビチューメン混合物又
は本発明の別のビチューメン/ポリマー組成物で希釈す
ることにより形成されるビチューメン/ポリマー結合剤
は、直接又は水性エマルジョンとした後にアーマーコー
ト型舗装の製造、加熱もしくは常温混和被覆材の製造又
は防水コーティングの製造に適用することができる。
【0087】
【実施例】以下、本発明を非限定的に説明する。
【0088】以下の実施例中、量及び百分率は特に指定
しない限り重量に基づく。
【0089】更に、下記実施例に記載するビチューメン
又はビチューメン/ポリマー組成物の流動学的及び機械
的特性、即ち針入度、環球式軟化点、プァイファー指数
及び引張試験による流動学的特性は上記の通りである。
【0090】実施例1〜8 対照ビチューメン/ポリマー組成物(実施例1、2、5
及び7)及び本発明のビチューメン/ポリマー組成物
(実施例3、4、6及び8)を調製し、物性を評価及び
比較した。
【0091】以下の条件で操作した。
【0092】実施例1(対照):硫黄架橋エラストマー
を含有し且つポリマーアジュバントを含有しないビチュ
ーメン/ポリマー組成物の調製。
【0093】175℃で撹拌下に維持した反応器に、N
F T 66004規格に従って測定した場合に25℃
で68の針入度を有するビチューメン974.2部と、
スチレン25%を含有する分子量100000ダルトン
のスチレン/ブタジエン序列コポリマー25部を導入し
た。175℃で撹拌下に2.5時間混合後、均質塊を得
た。前記均質塊を175℃に維持した後、結晶硫黄0.
8部を加え、全体を前記温度で更に3時間撹拌し、対照
ビチューメン/ポリマー架橋組成物を形成した。
【0094】実施例2(対照):ポリマーアジュバント
を含有し且つ硫黄架橋エラストマーを含有しないビチュ
ーメン/ポリマー組成物の調製。
【0095】175℃で撹拌下に維持した反応器に、実
施例1で使用したビチューメン975部と、エチルアク
リレート24%及びグリシジルメタクリレート8%を含
有し、ASTM D1238規格に従って測定した場合
に6g/10分に等しい値の流動性指数を有するエチレ
ン/エチルアクリレート/グリシジルメタクリレートタ
ーポリマーから構成されるポリマーアジュバント25部
を導入した。175℃で撹拌下に3時間混合後、対照ビ
チューメン/ポリマー非架橋組成物を構成する均質塊を
得た。
【0096】実施例3(本発明):硫黄架橋エラストマ
ー及びポリマーアジュバントを含有するビチューメン/
ポリマー組成物の調製。
【0097】175℃で撹拌下に維持した反応器に、実
施例1で使用したビチューメン974.5部と、実施例
1で使用したスチレン/ブタジエン序列コポリマー1
7.5部を導入し、次いで15分後、実施例2で使用し
たエチレン/エチルアクリレート/グリシジルメタクリ
レートターポリマー7.5部を反応器の内容物に加え
た。175℃で撹拌下に2.5時間混合後、均質塊を得
た。
【0098】前記均質塊を175℃に維持した後、結晶
硫黄0.5部を加え、全体を前記温度で更に3時間撹拌
し、本発明のビチューメン/ポリマー組成物を形成し
た。
【0099】実施例4(本発明):硫黄架橋エラストマ
ー、ポリマーアジュバント及びポリアミン型反応性添加
剤を含有するビチューメン/ポリマー組成物の調製。
【0100】ビチューメン973.5部のみを使用し、
更にターポリマーの添加後で硫黄の添加前に脂肪ポリア
ミン、即ちCECA社から商品名POLYRAM L2
00(登録商標)として市販されているN−獣脂−3−
アミノ−1−プロピル−1,4,5,6−テトラヒドロ
ンピリミジン1部を反応媒体に加えた以外は、実施例3
と同様に操作した。
【0101】実施例5(対照):硫黄架橋エラストマー
を含有し且つポリマーアジュバントを含有しないビチュ
ーメン/ポリマー組成物の調製。
【0102】ビチューメン948.5部、スチレン/ブ
タジエン序列コポリマー50部及び結晶硫黄1.5部を
使用した以外は、実施例1と同様に操作した。
【0103】実施例6(本発明):硫黄架橋エラストマ
ー及びポリマーアジュバントを含有するビチューメン/
ポリマー組成物の調製。
【0104】ビチューメン953.5部、スチレン/ブ
タジエン序列コポリマー35部、エチレン/エチルアク
リレート/グリシジルメタクリレートターポリマー10
部及び結晶硫黄1.5部を使用した以外は、実施例3と
同様に操作した。
【0105】実施例7(対照):ポリマーアジュバント
を含有し且つ硫黄架橋エラストマーを含有しないビチュ
ーメン/ポリマー組成物の調製。
【0106】ビチューメン950部を使用し、ASTM
D 1238規格に従って測定した場合に150g/
10分の値に等しい流動性指数を有しており、18%の
ビニルアセテートを含有するエチレン/ビニルアセテー
トコポリマー50部をターポリマーの代わりに使用した
以外は、実施例2と同様に操作した。
【0107】実施例8(本発明):硫黄架橋エラストマ
ー及びポリマーアジュバントを含有するビチューメン/
ポリマー組成物の調製。
【0108】エチレン/エチルアクリレート/グリシジ
ルメタクリレートターポリマーの代わりに、実施例7で
使用したエチレン/ビニルアセテートコポリマー15部
を使用した以外は、実施例6と同様に操作した。
【0109】実施例1〜8に記載したようにして得られ
たビチューメン/ポリマー組成物の各々及び出発ビチュ
ーメンについて次の特性:25℃の針入度(Pen.2
5)、環球式軟化点(TBA)、プァイファー指数(I
P)、引張試験による流動学的特性、即ち破壊強さ(σ
r)、破断点伸び(εr)を測定した。
【0110】得られた結果を下表にまとめる。
【0111】
【表1】
【0112】上記表の結果から以下の点に着目すること
ができる。
【0113】ビチューメン/硫黄架橋ポリマー組成物
(本発明のビチューメン/ポリマー組成物)中でポリマ
ーアジュバント(エチレン/エチルアクリレート/グリ
シジルメタクリレートターポリマー又はエチレン/ビニ
ルアセテートコポリマー)とエラストマー(スチレン/
ブタジエン序列コポリマー)を併用すると相乗効果が得
られ、本発明のビチューメン/ポリマー組成物の機械的
特性(TBA、IP、σr及びεr)は、エラストマー
及びポリマーアジュバントの合計濃度が同一又はそれ以
下であっても、対照ビチューメン/ポリマー組成物の対
応する機械的特性よりも優れている(例えば本発明の実
施例3と対照実施例1及び2、本発明の実施例6と対照
実施例5、本発明の実施例8と対照実施例7を比較され
たい)。
【0114】ビチューメン/ポリマー組成物中に硫黄架
橋スチレン/ブタジエン序列コポリマーが存在せず、前
記組成物中のエチレン/エチルアクリレート/グリシジ
ルメタクリレートターポリマー濃度が数%であるとき、
このビチューメン/ポリマー組成物は取り扱い不能なゲ
ル形態である(例えば対照実施例2)。
【0115】ビチューメン/ポリマー組成物中に硫黄架
橋スチレン/ブタジエン序列コポリマーが存在せず、前
記組成物中のエチレン/ビニルアセテートコポリマー濃
度が高いとき、このビチューメン/ポリマー組成物は1
80℃の貯蔵温度で不安定である(180℃で3日間維
持後に組成物は相互部分的混合)。
【0116】ポリアミンを加えると、特性、特にプァイ
ファー指数が強化される。

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 100〜230℃の温度で少なくとも1
    0分間撹拌下に操作することにより、ビチューメン、エ
    ラストマー及びカップリング剤の各成分を含有する反応
    媒体中で、ビチューメン又はビチューメン混合物をビチ
    ューメンの0.3〜20重量%の硫黄架橋性エラストマ
    ーと、硫黄架橋性ポリマーの0.1〜20%重量に相当
    する量の遊離硫黄を供給するのに適した量の硫黄供与カ
    ップリング剤とに接触させることにより、改善された機
    械的特性を有するビチューメン/ポリマー組成物を製造
    する方法であって、前記接触時に反応媒体が更に、ビチ
    ューメンの0.05〜15%重量のポリマーアジュバン
    トを含有しており、該ポリマーアジュバントが、エチレ
    ン又はプロピレンに由来するモチーフx重量%、式: 【化1】 の1種以上のモノマーAに由来するモチーフy重量%、
    式: 【化2】 の1種以上のモノマーBに由来するモチーフz重量%、
    並びにモノマーA及びBとは異なる1種以上のモノマー
    Cに由来するモチーフv重量%を含有するコポリマーか
    ら選択される1種以上の官能性オレフィンポリマーから
    構成され、ここでR1はH、CH3又はC25を表し、R
    2は−COOR5、−OR5又は−OOCR6(式中、R5
    はC1−C10アルキル基を表し、R6はH又はC1−C3
    ルキル基を表す)を表し、R3はH、COOH又はCO
    OR5(式中、R5は上記と同義である)を表し、R4
    −COOH、−OH、 【化3】 又は 【化4】 の基を表し、x、y、z及びvは40≦x≦99.7、
    0≦y≦50、0≦z≦20及び0≦v≦15となるよ
    うな数であり、但しy+z≧0.3且つx+y+z+v
    =100であることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 ポリマーアジュバントを構成し得るコポ
    リマーにおいてx、y、z及びvが50≦x≦99.
    5、0≦y≦40、0≦z≦15及び0≦v≦10とな
    るような数であり、但しy+z≧0.5且つx+y+z
    +v=100であることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 ポリマーアジュバントがビチューメンの
    0.1〜10重量%に相当する量で反応媒体中に存在す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 官能性オレフィンコポリマー中のモチー
    フを供給するモノマーAが、ビニルホルメート、ビニル
    アセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレー
    ト、式CH2=CH−O−R5のビニルエーテル類、式C
    2=CH−COOR5のアルキルアクリレート類及び
    式: 【化5】 のアルキルメタクリレート類(式中、R5はC1−C10
    好ましくはC1−C6アルキル基、特にメチル、エチル、
    プロピル、ブチルを表す)から選択されることを特徴と
    する請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 官能性オレフィンコポリマー中のモチー
    フを供給するモノマーBが、マレイン酸とその無水物、
    アクリル酸、メタクリル酸、式HOOC−CH=CH−
    COOR7(式中、R7はC1−C6アルキル基である)の
    マレイン酸アルキル、グリシジルアクリレート、グリシ
    ジルメタクリレート、ビニルアルコール及びグリシジル
    ビニルエーテルから選択されることを特徴とする請求項
    1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 官能性オレフィンコポリマー中のモチー
    フを供給するモノマーCが、CO、SO2、アクリロニ
    トリルから選択されることを特徴とする請求項1から5
    のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 官能性オレフィンコポリマーが、(a)
    40〜99.7重量%、好ましくは50〜99重量%の
    エチレンを含有する、エチレン/ビニルアセテートラン
    ダムコポリマー及びエチレン/アルキル(但しC1−C6
    アルキル)アクリレート又はメタクリレートランダムコ
    ポリマー、(b)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
    酸又はその無水物、グリシジルアクリレート及びグリシ
    ジルメタクリレートから選択されるモノマーと、エチレ
    ンとからなり、80〜99.7重量%、好ましくは85
    〜99.5重量%のエチレンを含有するランダムコポリ
    マー、(c)ビニルアセテート、アルキル(但しC1
    6アルキル)アクリレート又はメタクリレートから選
    択されるモノマーAと、アクリル酸、メタクリル酸、マ
    レイン酸又はその無水物、グリシジルアクリレート及び
    グリシジルメタクリレートから選択されるモノマーB
    と、エチレンとからなり、モノマーAに由来するモチー
    フ0.5〜40重量%、モノマーBに由来するモチーフ
    0.5〜15重量%及びエチレンに由来するモチーフ残
    余を含有するターポリマー、(d)アクリル酸、メタク
    リル酸、マレイン酸又はその無水物、グリシジルアクリ
    レート及びグリシジルメタクリレートから選択されるモ
    ノマーBを、ポリエチレン、特に低密度ポリエチレン、
    ポリプロピレン及び(a)に定義したランダムコポリマ
    ーから選択されるポリマーから構成される支持体にグラ
    フトすることにより形成され、モノマーBに由来するグ
    ラフトモチーフ0.5〜15重量%を含有するコポリマ
    ーからなる群から選択されることを特徴とする請求項1
    から5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 官能性オレフィンコポリマーが、(i)
    エチレンと、アルキル(但しC1−C6アルキル)アクリ
    レート又はメタクリレートと、マレイン酸無水物とから
    なり、アルキルアクリレート又はメタクリレートに由来
    するモチーフ0.5〜40重量%、マレイン酸無水物に
    由来するモチーフ0.5〜15重量%及びエチレンに由
    来するモチーフ残余を含有するランダムターポリマー、
    (ii)エチレンと、アルキル(但しC1−C6アルキ
    ル)アクリレート又はメタクリレートと、グリシジルア
    クリレート又はメタクリレートとからなり、アルキルア
    クリレート又はメタクリレートに由来するモチーフ0.
    5〜40重量%、グリシジルアクリレート又はメタクリ
    レートに由来するモチーフ0.5〜15重量%及びエチ
    レンに由来するモチーフ残余を含有するランダムターポ
    リマー、(iii)マレイン酸無水物に由来するグラフ
    トモチーフ0.5〜15重量%を含有する、マレイン酸
    無水物グラフト低密度ポリエチレン及びマレイン酸無水
    物グラフトポリプロピレンから選択されることを特徴と
    する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ポリマーアジュバントが、官能基−CO
    OH又は−OHを有するモチーフを含む官能性オレフィ
    ンコポリマーと、グリシジル官能基を有するモチーフを
    含む官能性オレフィンコポリマーとを併用することによ
    り構成されることを特徴とする請求項1から8のいずれ
    か一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ポリマーアジュバントを構成するため
    に使用されるオレフィンコポリマーが、ASTM D
    1238規格に従って測定した場合に0.3〜300
    0、好ましくは0.5〜900g/10分の流動性指数
    を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一
    項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ビチューメン又はビチューメン混合物
    が、100℃で0.5×10-42/s〜3×10-22
    /s、好ましくは1×10-42/s〜2×10-22
    sの動粘度を有するビチューメンから選択されることを
    特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 ビチューメン又はビチューメン混合物
    が、NF T 66004規格に従って測定した場合に
    25℃で5〜800、好ましくは10〜400の針入度
    を有することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 硫黄架橋性エラストマーの量がビチュ
    ーメンの0.5〜10重量%に相当することを特徴とす
    る請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 硫黄架橋性エラストマーが、特にブタ
    ジエン、イソプレン、クロロプレン、ブタジエンカルボ
    キシレート及びイソプレンカルボキシレートのような共
    役ジエンとスチレンのランダム又は序列コポリマーから
    選択されることを特徴とする請求項1から13のいずれ
    か一項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 スチレン/共役ジエンコポリマーが5
    〜50重量%のスチレンを含有することを特徴とする請
    求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 スチレン/共役ジエンコポリマーの重
    量平均分子量が10000〜600000ダルトン、好
    ましくは30000〜400000ダルトンであること
    を特徴とする請求項14又は15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 硫黄供与カップリング剤が元素硫黄、
    ヒドロカルビルポリ硫化物、硫黄供与加硫促進剤、その
    相互混合物及び/又は非硫黄供与加硫促進剤との混合物
    から選択されることを特徴とする請求項1から16のい
    ずれか一項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 硫黄供与カップリング剤が、1種以上
    の硫黄供与加硫促進剤からなる成分CA0〜100重量
    %と、元素硫黄及びヒドロカルビルポリ硫化物から選択
    される1種以上の加硫剤からなる成分CB100〜0重
    量%とを含有する生成物M、並びに1種以上の非硫黄供
    与加硫促進剤からなる成分CCと、0.01〜1、好ま
    しくは0.05〜0.5の成分CC:生成物M重量比で
    配合された生成物Mとを含有する生成物Nから選択され
    ることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 まず最初にビチューメン又はビチュー
    メン混合物と硫黄架橋性エラストマーとを含有する混合
    物を調製し、次いでこの混合物にカップリング剤を加
    え、これと同時又はその後にポリマーアジュバントを加
    えることにより、ビチューメン/ポリマー組成物を生成
    する反応媒体を形成することを特徴とする請求項1から
    18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 ビチューメン又はビチューメン混合
    物、硫黄架橋性エラストマー及びポリマーアジュバント
    を含有する混合物を調製し、次いで得られた混合物にカ
    ップリング剤を加えることにより、ビチューメン/ポリ
    マー組成物を生成する反応媒体を形成することを特徴と
    する請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 100〜230℃、特に120〜19
    0℃の温度で十分な時間、一般には数十分間〜数時間、
    例えば約30分間〜8時間撹拌下に操作することによ
    り、適量の硫黄架橋性エラストマー及びポリマーアジュ
    バントをビチューメン又はビチューメン混合物とまず最
    初に接触させて均質混合物を形成し、次いで前記混合物
    に適量のカップリング剤を加え、硫黄架橋性エラストマ
    ー及びポリマーアジュバントとビチューメン又はビチュ
    ーメン混合物との混合温度と同一又は異なる100〜2
    30℃、特に120〜190℃の温度で少なくとも10
    分間、一般には10分間〜5時間、特に30分間〜18
    0分間、全体を撹拌下に維持し、ビチューメン/ポリマ
    ー組成物を構成する反応生成物を形成することを特徴と
    する請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 ポリマーアジュバントを硫黄架橋性エ
    ラストマーよりも前又は後にビチューメン又はビチュー
    メン混合物に加えることを特徴とする請求項21に記載
    の方法。
  23. 【請求項23】 ビチューメン/ポリマー組成物を生成
    する反応媒体が、ポリマーアジュバントを構成するコポ
    リマーの官能基と反応し得る1種以上の添加剤を含有し
    ており、該反応性添加剤が特に、第1もしくは第2アミ
    ン(特に第1もしくは第2ポリアミン)、アルコール
    (特にポリオール)、酸(特にポリ酸)、又は金属塩
    (特に周期表I、II、III及びVIII族の金属の
    化合物)であることを特徴とする請求項1から22のい
    ずれか一項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 ビチューメン/ポリマー組成物を生成
    する反応媒体に加える反応性添加剤の量がビチューメン
    の重量の0.01〜10%、好ましくは0.05〜5%
    に相当することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 ビチューメン/ポリマー組成物を生成
    する反応媒体に、その構成の任意の時点でビチューメン
    又はビチューメン混合物の1〜40重量%、特に2〜3
    0重量%の融剤を加えることを特徴とする請求項1から
    24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記融剤が、ASTM D 86−6
    7規格に従って測定した場合に100〜600℃、特に
    150〜400℃の大気圧蒸留範囲を有する炭化水素油
    から構成されることを特徴とする請求項25に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 炭化水素油が芳香族性状の石油留分、
    ナフテン−芳香族性状の石油留分、ナフテン−パラフィ
    ン性状の石油留分、パラフィン性状の石油留分、石炭油
    及び植物起源の油から選択されることを特徴とする請求
    項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 融剤を構成する炭化水素油中の母液と
    して、硫黄架橋性エラストマー、ポリマーアジュバント
    及びカップリング剤をビチューメン又はビチューメン混
    合物に加えることを特徴とする請求項26又は27に記
    載の方法。
  29. 【請求項29】 母液が炭化水素油の重量を基にして5
    〜30%の硫黄架橋性エラストマー、1〜20%のポリ
    マーアジュバント及び0.005〜6%のカップリング
    剤を含有することを特徴とする請求項28に記載の方
    法。
  30. 【請求項30】 100〜230℃、特に120〜19
    0℃の温度で撹拌下に操作することにより母液をビチュ
    ーメン又はビチューメン混合物と混合し、次いで得られ
    た混合物を100〜230℃、特に120〜190℃の
    温度で少なくとも10分間、一般には10〜90分間撹
    拌下に維持し、ビチューメン/ポリマー組成物を構成す
    る反応生成物を形成することを特徴とする請求項28又
    は29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 ビチューメン/ポリマー結合剤の製造
    における請求項1から30のいずれか一項に記載の方法
    に従って得られたビチューメン/ポリマー組成物の適用
    であって、前記結合剤が前記組成物をそのまま使用する
    ことにより構成されるかあるいは、前記ビチューメン/
    ポリマー組成物をビチューメンもしくはビチューメン混
    合物又は、より低いエラストマー及びポリマーアジュバ
    ント濃度の請求項1から30のいずれか一項に記載のビ
    チューメン/ポリマー組成物で希釈することにより形成
    され、前記ビチューメン/ポリマー結合剤が、直接又は
    水性エマルジョンとした後にコーティング(特にアーマ
    ーコート型舗装)の製造、加熱もしくは常温混和被覆材
    の製造、又は防水コーティングの製造に特に使用可能で
    ある前記適用。
  32. 【請求項32】 (i)ASTM D 86−67規格
    に従って測定した場合に100〜600℃の大気圧蒸留
    範囲を有する炭化水素油と、該油に溶解した(ii)硫
    黄架橋性エラストマー及び(iii)硫黄供与カップリ
    ング剤とを含有する、ビチューメン/ポリマー組成物の
    製造に特に使用可能なポリマー母液であって、該母液が
    溶液中に更に(iv)ポリマーアジュバントを含有して
    おり、該ポリマーアジュバントが、エチレン又はプロピ
    レンに由来するモチーフx重量%、式: 【化6】 の1種以上のモノマーAに由来するモチーフy重量%、
    式: 【化7】 の1種以上のモノマーBに由来するモチーフz重量%、
    並びにモノマーA及びBとは異なる1種以上のモノマー
    Cに由来するモチーフv重量%を含有するコポリマーか
    ら選択される1種以上の官能性オレフィンポリマーから
    構成され、ここでR1はH、CH3又はC25を表し、R
    2は−COOR5、−OR5又は−OOCR6(式中、R5
    はC1−C10アルキル基を表し、R6はH又はC1−C3
    ルキル基を表す)を表し、R3はH、COOH又はCO
    OR5(式中、R5は上記と同義である)を表し、R4
    −COOH、−OH、 【化8】 又は 【化9】 の基を表し、x、y、z及びvは40≦x≦99.7、
    0≦y≦50、0≦z≦20及び0≦v≦15となるよ
    うな数であり、但しy+z≧0.3且つx+y+z+v
    =100であることを特徴とする母液。
  33. 【請求項33】 ポリマーアジュバントを構成し得るコ
    ポリマーにおいてx、y、z及びvが50≦x≦99.
    5、0≦y≦40、0≦z≦15及び0≦v≦10とな
    るような数であり、但しy+z≧0.5且つx+y+z
    +v=100であることを特徴とする請求項32に記載
    の母液。
  34. 【請求項34】 官能性オレフィンコポリマー中のモチ
    ーフを供給するモノマーAがビニルホルメート、ビニル
    アセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレー
    ト、式CH2=CH−O−R5のビニルエーテル類、式C
    2=CH−COOR5のアルキルアクリレート類、及び
    式: 【化10】 のアルキルメタクリレート類(式中、R5はC1−C10
    好ましくはC1−C6アルキル基、特にメチル、エチル、
    プロピル、ブチルを表す)から選択されることを特徴と
    する請求項32又は33に記載の母液。
  35. 【請求項35】 官能性オレフィンコポリマー中のモチ
    ーフを供給するモノマーBが、マレイン酸とその無水
    物、アクリル酸、メタクリル酸、式HOOC−CH=C
    H−COOR7(式中、R7はC1−C6アルキル基であ
    る)のマレイン酸アルキル、グリシジルアクリレート、
    グリシジルメタクリレート、ビニルアルコール及びグリ
    シジルビニルエーテルから選択されることを特徴とする
    請求項32から34のいずれか一項に記載の母液。
  36. 【請求項36】 官能性オレフィンコポリマー中のモチ
    ーフを供給するモノマーCが、CO、SO2、アクリロ
    ニトリルから選択されることを特徴とする請求項32か
    ら35のいずれか一項に記載の母液。
  37. 【請求項37】 官能性オレフィンコポリマーが、
    (a)40〜99.7重量%、好ましくは50〜99重
    量%のエチレンを含有する、エチレン/ビニルアセテー
    トランダムコポリマー及びエチレン/アルキル(但しC
    1−C6アルキル)アクリレート又はメタクリレートラン
    ダムコポリマー、(b)アクリル酸、メタクリル酸、マ
    レイン酸又はその無水物、グリシジルアクリレート及び
    グリシジルメタクリレートから選択されるモノマーと、
    エチレンとからなり、80〜99.7重量%、好ましく
    は85〜99.5重量%のエチレンを含有するランダム
    コポリマー、(c)ビニルアセテート、アルキル(但し
    1−C6アルキル)アクリレート又はメタクリレートか
    ら選択されるモノマーAと、アクリル酸、メタクリル
    酸、マレイン酸又はその無水物、グリシジルアクリレー
    ト及びグリシジルメタクリレートから選択されるモノマ
    ーBと、エチレンとからなり、モノマーAに由来するモ
    チーフ0.5〜40重量%、モノマーBに由来するモチ
    ーフ0.5〜15重量%及びエチレンに由来するモチー
    フ残余を含有するターポリマー、(d)アクリル酸、メ
    タクリル酸、マレイン酸又はその無水物、グリシジルア
    クリレート及びグリシジルメタクリレートから選択され
    るモノマーBを、ポリエチレン、特に低密度ポリエチレ
    ン、ポリプロピレン及び(a)に定義したランダムコポ
    リマーから選択されるポリマーから構成される支持体に
    グラフトすることにより形成され、モノマーBに由来す
    るグラフトモチーフ0.5〜15重量%を含有するコポ
    リマーから選択されることを特徴とする請求項32から
    35のいずれか一項に記載の母液。
  38. 【請求項38】 官能性オレフィンコポリマーが、
    (i)エチレンと、アルキル(但しC1−C6アルキル)
    アクリレート又はメタクリレートと、マレイン酸無水物
    とからなり、アルキルアクリレート又はメタクリレート
    に由来するモチーフ0.5〜40重量%、マレイン酸無
    水物に由来するモチーフ0.5〜15重量%及びエチレ
    ンに由来するモチーフ残余を含有するランダムターポリ
    マー、(ii)エチレンと、アルキル(但しC1−C6
    ルキル)アクリレート又はメタクリレートと、グリシジ
    ルアクリレート又はメタクリレートとからなり、アルキ
    ルアクリレート又はメタクリレートに由来するモチーフ
    0.5〜40重量%、グリシジルアクリレート又はメタ
    クリレートに由来するモチーフ0.5〜15重量%及び
    エチレンに由来するモチーフ残余を含有するランダムタ
    ーポリマー、(iii)マレイン酸無水物に由来するグ
    ラフトモチーフ0.5〜15重量%を含有する、マレイ
    ン酸無水物グラフト低密度ポリエチレン及びマレイン酸
    無水物グラフトポリプロピレンから選択されることを特
    徴とする請求項37に記載の母液。
  39. 【請求項39】 ポリマーアジュバントが、官能基−C
    OOH又は−OHを有するモチーフを含む官能性オレフ
    ィンコポリマーと、グリシジル官能基を有するモチーフ
    を含む官能性オレフィンコポリマーとを併用することに
    より構成されることを特徴とする請求項32から38の
    いずれか一項に記載の母液。
  40. 【請求項40】 硫黄架橋性エラストマーが、特にブタ
    ジエン、イソプレン、クロロプレン、ブタジエンカルボ
    キシレート及びイソプレンカルボキシレートのような共
    役ジエンとスチレンとのランダム又は序列コポリマーか
    ら選択されることを特徴とする請求項32から39のい
    ずれか一項に記載の母液。
  41. 【請求項41】 スチレン/共役ジエンコポリマーが5
    〜50重量%のスチレンを含有することを特徴とする請
    求項40に記載の母液。
  42. 【請求項42】 スチレン/共役ジエンコポリマーの重
    量平均分子量が10000〜600000ダルトン、好
    ましくは30000〜400000ダルトンであること
    を特徴とする請求項40又は41に記載の母液。
  43. 【請求項43】 硫黄供与カップリング剤が元素硫黄、
    ヒドロカルビルポリ硫化物、硫黄供与加硫促進剤、その
    相互混合物及び/又は非硫黄供与加硫促進剤との混合物
    から選択されることを特徴とする請求項32から42の
    いずれか一項に記載の母液。
  44. 【請求項44】 硫黄供与カップリング剤が、1種以上
    の硫黄供与加硫促進剤からなる成分CA0〜100重量
    %と、元素硫黄及びヒドロカルビルポリ硫化物から選択
    される1種以上の加硫剤からなる成分CB100〜0重
    量%とを含有する生成物M、並びに1種以上の非硫黄供
    与加硫促進剤からなる成分CCと、0.01〜1、好ま
    しくは0.05〜0.5の成分CC:生成物M重量比で
    配合された生成物Mとを含有する生成物Nから選択され
    ることを特徴とする請求項43に記載の母液。
  45. 【請求項45】 炭化水素油が150〜400℃の大気
    圧蒸留範囲を有することを特徴とする請求項32から4
    4のいずれか一項に記載の母液。
  46. 【請求項46】 炭化水素油が芳香族性状の石油留分、
    ナフテン−芳香族性状の石油留分、ナフテン−パラフィ
    ン性状の石油留分、パラフィン性状の石油留分、石炭油
    及び植物起源の油から選択されることを特徴とする請求
    項32から45のいずれか一項に記載の母液。
  47. 【請求項47】 炭化水素油の重量を基にして5〜30
    %の硫黄架橋性エラストマー、1〜20%のポリマーア
    ジュバント及び0.005〜6%のカップリング剤を含
    有することを特徴とする請求項32から46のいずれか
    一項に記載の母液。
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