JPH08143182A - 見当ずれ量検出方法 - Google Patents
見当ずれ量検出方法Info
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- JPH08143182A JPH08143182A JP30839794A JP30839794A JPH08143182A JP H08143182 A JPH08143182 A JP H08143182A JP 30839794 A JP30839794 A JP 30839794A JP 30839794 A JP30839794 A JP 30839794A JP H08143182 A JPH08143182 A JP H08143182A
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- mark
- vertical
- marks
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Abstract
(57)【要約】
【目的】印刷用紙に印刷された極めて小さな見当マーク
から見当ずれ量を検出することのできる見当ずれ量の検
出方法を提供する。 【構成】走行印刷物の走行方向と直角方向に一次元に配
列された複数の受光素子から成る受光素子アレイによっ
て矩形状のマークを検出し、受光素子の各々から個別に
出力信号を得るマーク検出過程と、前記マークを検出し
縦辺検出信号を演算出力する縦辺演算過程と、前記マー
クを検出し横辺検出信号を演算出力する横辺演算過程
と、2つのマークの縦辺検出信号から相対的ずれ量であ
る縦見当ずれ量を演算する縦ずれ演算過程と、前記2つ
のマークの横辺検出信号から相対的ずれ量である横見当
ずれ量を演算する横ずれ演算過程と、から成る見当ずれ
量検出方法。
から見当ずれ量を検出することのできる見当ずれ量の検
出方法を提供する。 【構成】走行印刷物の走行方向と直角方向に一次元に配
列された複数の受光素子から成る受光素子アレイによっ
て矩形状のマークを検出し、受光素子の各々から個別に
出力信号を得るマーク検出過程と、前記マークを検出し
縦辺検出信号を演算出力する縦辺演算過程と、前記マー
クを検出し横辺検出信号を演算出力する横辺演算過程
と、2つのマークの縦辺検出信号から相対的ずれ量であ
る縦見当ずれ量を演算する縦ずれ演算過程と、前記2つ
のマークの横辺検出信号から相対的ずれ量である横見当
ずれ量を演算する横ずれ演算過程と、から成る見当ずれ
量検出方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷産業等において複
数の印刷ユニットによって印刷を行う場合のユニット間
の印刷位置のずれを検出する見当ずれ量検出方法に関す
る。
数の印刷ユニットによって印刷を行う場合のユニット間
の印刷位置のずれを検出する見当ずれ量検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は2つの三角形状の見当マークをス
キャニングヘッドで検出し縦方向と横方向との見当ずれ
量を演算する従来の方法を説明する説明図である。図7
において、51は第1の印刷ユニットで印刷された三角
形状の第1の見当マーク、52は第2の印刷ユニットで
印刷された三角形状の第2の見当マーク、53の破線は
スキャニングヘッドの検出ポイント(検出領域の中心)
の軌跡を示すスキャニングラインである。 図7に示す
ようにスキャニングヘッドによって検出される第1の見
当マークの底辺と第2の見当マークの底辺との距離は、
縦見当があっている場合の距離xと縦見当ずれ量Δxと
の和であるx+Δxとなる。
キャニングヘッドで検出し縦方向と横方向との見当ずれ
量を演算する従来の方法を説明する説明図である。図7
において、51は第1の印刷ユニットで印刷された三角
形状の第1の見当マーク、52は第2の印刷ユニットで
印刷された三角形状の第2の見当マーク、53の破線は
スキャニングヘッドの検出ポイント(検出領域の中心)
の軌跡を示すスキャニングラインである。 図7に示す
ようにスキャニングヘッドによって検出される第1の見
当マークの底辺と第2の見当マークの底辺との距離は、
縦見当があっている場合の距離xと縦見当ずれ量Δxと
の和であるx+Δxとなる。
【0003】また、第1の見当マークの斜辺(三角形の
底辺と成す角はθ)と第2の見当マークの斜辺(三角形
の底辺と成す角はθ)との距離は、縦見当と横見当があ
っている場合の距離x’と縦見当と横見当の両方または
いずれか一方の見当ずれ量Δx’との和であるx’+Δ
x’となる。また、第1の見当マークの左辺(三角形の
底辺と成す角は直角)と第2の見当マークの左辺(三角
形の底辺と成す角は直角)との距離は、横見当があって
いる場合の距離yと横見当ずれ量Δyとの和であるy+
Δyとなる。
底辺と成す角はθ)と第2の見当マークの斜辺(三角形
の底辺と成す角はθ)との距離は、縦見当と横見当があ
っている場合の距離x’と縦見当と横見当の両方または
いずれか一方の見当ずれ量Δx’との和であるx’+Δ
x’となる。また、第1の見当マークの左辺(三角形の
底辺と成す角は直角)と第2の見当マークの左辺(三角
形の底辺と成す角は直角)との距離は、横見当があって
いる場合の距離yと横見当ずれ量Δyとの和であるy+
Δyとなる。
【0004】スキャニングヘッドは三角形の斜辺と底辺
を検出し、それは時間軸上の時刻データとして得られる
のであるが、これに印刷用紙の走行速度データを加える
ことによって空間軸上の位置データが得られる。見当が
合っている時の距離x、距離x’は見当合わせが完了し
た時に演算装置に記憶されているから、スキャニングヘ
ッドの検出データであるx+Δxとx’+Δx’から直
ちにΔx、Δx’が求まる。 そしてΔx、Δx’、Δ
yの間には、Δy=(Δx−Δx’)/tanθの関係
があるから、この演算を行ってΔyを得ることができ
る。即ち、縦見当ずれ量(Δx)と横見当ずれ量(Δ
y)を上記演算過程を経て検出することができる。
を検出し、それは時間軸上の時刻データとして得られる
のであるが、これに印刷用紙の走行速度データを加える
ことによって空間軸上の位置データが得られる。見当が
合っている時の距離x、距離x’は見当合わせが完了し
た時に演算装置に記憶されているから、スキャニングヘ
ッドの検出データであるx+Δxとx’+Δx’から直
ちにΔx、Δx’が求まる。 そしてΔx、Δx’、Δ
yの間には、Δy=(Δx−Δx’)/tanθの関係
があるから、この演算を行ってΔyを得ることができ
る。即ち、縦見当ずれ量(Δx)と横見当ずれ量(Δ
y)を上記演算過程を経て検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
見当制御方法においては、見当マークは図7に示すよう
に三角形の形状でありその寸法は数mm〜十数mm(底
辺の長さが約1cm)もの大きさが必要であった。その
ため印刷用紙に余すところ少なく印刷が行われるような
場合には、見当マークを印刷する余白がなくなり、最終
印刷物製品に残ってしまう部分に見当マークを印刷する
か、あるいは見当マークを印刷するために広幅の印刷用
紙を用いて印刷が行われていた。そのため最終印刷物の
品質低下、見栄えが悪い、あるいは印刷用紙に余計な費
用がかかり製造コストが高くなるという問題があった。
そこで本発明の目的は、印刷用紙に印刷された極めて小
さな見当マークから見当ずれ量を検出することのできる
見当ずれ量の検出方法を提供することにある。
見当制御方法においては、見当マークは図7に示すよう
に三角形の形状でありその寸法は数mm〜十数mm(底
辺の長さが約1cm)もの大きさが必要であった。その
ため印刷用紙に余すところ少なく印刷が行われるような
場合には、見当マークを印刷する余白がなくなり、最終
印刷物製品に残ってしまう部分に見当マークを印刷する
か、あるいは見当マークを印刷するために広幅の印刷用
紙を用いて印刷が行われていた。そのため最終印刷物の
品質低下、見栄えが悪い、あるいは印刷用紙に余計な費
用がかかり製造コストが高くなるという問題があった。
そこで本発明の目的は、印刷用紙に印刷された極めて小
さな見当マークから見当ずれ量を検出することのできる
見当ずれ量の検出方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、2つの印刷過程
で走行印刷物の走行方向に所定の間隔をおいて印刷され
た2つの矩形状のマークが通過する領域を、前記走行印
刷物の走行方向と直角方向に一次元に配列された複数の
受光素子から成る受光素子アレイによって検出し、前記
受光素子の各々から個別に出力信号を得るマーク検出過
程と、前記出力信号から、前記走行印刷物の走行方向と
直角な前記マークの辺を検出し縦辺検出信号を演算出力
する縦辺演算過程と、各受光素子の出力信号と各受光素
子の配列とから前記走行印刷物の走行方向と平行な前記
マークの辺の位置を検出し横位置検出信号を演算出力す
る横位置演算過程と、前記2つのマークについての2つ
の縦辺検出信号から、2つのマークの縦辺の縦基準距離
からの相対的ずれ量である縦見当ずれ量を演算する縦ず
れ演算過程と、前記2つのマークについての2つの横位
置検出信号から、2つのマークの横辺の横基準距離から
の相対的ずれ量である横見当ずれ量を演算する横ずれ演
算過程と、から成る見当ずれ量検出方法、である。
によって達成される。即ち、本発明は、2つの印刷過程
で走行印刷物の走行方向に所定の間隔をおいて印刷され
た2つの矩形状のマークが通過する領域を、前記走行印
刷物の走行方向と直角方向に一次元に配列された複数の
受光素子から成る受光素子アレイによって検出し、前記
受光素子の各々から個別に出力信号を得るマーク検出過
程と、前記出力信号から、前記走行印刷物の走行方向と
直角な前記マークの辺を検出し縦辺検出信号を演算出力
する縦辺演算過程と、各受光素子の出力信号と各受光素
子の配列とから前記走行印刷物の走行方向と平行な前記
マークの辺の位置を検出し横位置検出信号を演算出力す
る横位置演算過程と、前記2つのマークについての2つ
の縦辺検出信号から、2つのマークの縦辺の縦基準距離
からの相対的ずれ量である縦見当ずれ量を演算する縦ず
れ演算過程と、前記2つのマークについての2つの横位
置検出信号から、2つのマークの横辺の横基準距離から
の相対的ずれ量である横見当ずれ量を演算する横ずれ演
算過程と、から成る見当ずれ量検出方法、である。
【0007】また本発明は、前記縦辺演算過程は、隣接
する所定数の受光素子の出力信号または前記複数の受光
素子の総和の出力信号がマーク検出レベルと成ったこと
から、前記走行印刷物の走行方向と直角な前記マークの
辺を検出し縦辺検出信号を演算出力する縦辺演算過程で
ある見当ずれ量検出方法、である。
する所定数の受光素子の出力信号または前記複数の受光
素子の総和の出力信号がマーク検出レベルと成ったこと
から、前記走行印刷物の走行方向と直角な前記マークの
辺を検出し縦辺検出信号を演算出力する縦辺演算過程で
ある見当ずれ量検出方法、である。
【0008】
【作用】本発明の見当ずれ量検出方法によれば、下記過
程により縦見当ずれ量と横見当ずれ量が検出される。ま
ずマーク検出過程により、2つの印刷過程で走行印刷物
の走行方向に所定の間隔をおいて印刷された2つの矩形
状のマークが通過する領域を、前記走行印刷物の走行方
向と直角方向に一次元に配列された複数の受光素子から
成る受光素子アレイによって検出し、前記受光素子の各
々から個別に出力信号が得られる。次に縦辺演算過程に
より、前記出力信号から前記走行印刷物の走行方向と直
角な前記マークの辺が検出され縦辺検出信号が演算出力
される。また横位置演算過程により、各受光素子の出力
信号と各受光素子の配列とから前記走行印刷物の走行方
向と平行な前記マークの辺が検出され横位置検出信号が
演算出力される。次に縦ずれ演算過程により、前記2つ
のマークについての2つの縦辺検出信号から2つのマー
クの縦辺の縦基準距離からの相対的ずれ量である縦見当
ずれ量が演算される。また横ずれ演算過程により、前記
2つのマークについての2つの横位置検出信号から、2
つのマークの横辺の横基準距離からの相対的ずれ量であ
る横見当ずれ量が演算される。
程により縦見当ずれ量と横見当ずれ量が検出される。ま
ずマーク検出過程により、2つの印刷過程で走行印刷物
の走行方向に所定の間隔をおいて印刷された2つの矩形
状のマークが通過する領域を、前記走行印刷物の走行方
向と直角方向に一次元に配列された複数の受光素子から
成る受光素子アレイによって検出し、前記受光素子の各
々から個別に出力信号が得られる。次に縦辺演算過程に
より、前記出力信号から前記走行印刷物の走行方向と直
角な前記マークの辺が検出され縦辺検出信号が演算出力
される。また横位置演算過程により、各受光素子の出力
信号と各受光素子の配列とから前記走行印刷物の走行方
向と平行な前記マークの辺が検出され横位置検出信号が
演算出力される。次に縦ずれ演算過程により、前記2つ
のマークについての2つの縦辺検出信号から2つのマー
クの縦辺の縦基準距離からの相対的ずれ量である縦見当
ずれ量が演算される。また横ずれ演算過程により、前記
2つのマークについての2つの横位置検出信号から、2
つのマークの横辺の横基準距離からの相対的ずれ量であ
る横見当ずれ量が演算される。
【0009】また本発明の見当ずれ量検出方法における
前記縦辺演算過程よれば、隣接する所定数の受光素子の
出力信号または前記複数の受光素子の総和の出力信号が
マーク検出レベルと成ったことから、前記走行印刷物の
走行方向と直角な前記マークの辺が検出され縦辺検出信
号が演算出力される。
前記縦辺演算過程よれば、隣接する所定数の受光素子の
出力信号または前記複数の受光素子の総和の出力信号が
マーク検出レベルと成ったことから、前記走行印刷物の
走行方向と直角な前記マークの辺が検出され縦辺検出信
号が演算出力される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の見当制御方法を実施する装置
の構成を示す図である。図1において、1はウェブ上流
にある第1の印刷ユニット、2はウェブ下流にある第2
の印刷ユニット、3は印刷ユニットを通過するウェブ、
4は第1印刷ユニットの印刷版胴、5は第1印刷ユニッ
トの圧胴、6は第2印刷ユニットの印刷版胴、7は第2
印刷ユニットの圧胴、8は第1、第2の印刷ユニットに
よって印刷された見当マークを検出するマークセンサ、
9は第2の印刷ユニット2の印刷版胴軸に取付けられた
その回転を検出するロータリーエンコーダ、10は見当
制御装置本体、11は第1、第2の印刷ユニット間に設
けられ両ユニット間のウェブパスを調節しウェブ流れ方
向の縦見当合わせを行うためのコンペンセータ、12、
13はコンペンセータ11の固定ローラ、14はコンペ
ンセータ11の可動ローラ、15は第2の印刷ユニット
に設けられ印刷版胴6の位置をウェブ流れ方向と直角の
方向に調整し横見当合わせを行うためのサイドレーであ
る。
の構成を示す図である。図1において、1はウェブ上流
にある第1の印刷ユニット、2はウェブ下流にある第2
の印刷ユニット、3は印刷ユニットを通過するウェブ、
4は第1印刷ユニットの印刷版胴、5は第1印刷ユニッ
トの圧胴、6は第2印刷ユニットの印刷版胴、7は第2
印刷ユニットの圧胴、8は第1、第2の印刷ユニットに
よって印刷された見当マークを検出するマークセンサ、
9は第2の印刷ユニット2の印刷版胴軸に取付けられた
その回転を検出するロータリーエンコーダ、10は見当
制御装置本体、11は第1、第2の印刷ユニット間に設
けられ両ユニット間のウェブパスを調節しウェブ流れ方
向の縦見当合わせを行うためのコンペンセータ、12、
13はコンペンセータ11の固定ローラ、14はコンペ
ンセータ11の可動ローラ、15は第2の印刷ユニット
に設けられ印刷版胴6の位置をウェブ流れ方向と直角の
方向に調整し横見当合わせを行うためのサイドレーであ
る。
【0011】以上の構成において動作を説明する。第1
の印刷ユニット1において文字絵柄等とともに第1の見
当マーク(図2、図4参照)が印刷される。また同様に
第2の印刷ユニット2において文字絵柄等とともに第2
の見当マーク(図2、図4参照)が印刷される。これら
第1の見当マークと第2の見当マークはマークセンサ8
によって検出され、その検出信号は見当制御装置本体1
0に出力される。また、第2の印刷ユニット2の印刷版
胴6の回転軸に設けられたロータリーエンコーダ9によ
って印刷版胴6の回転が検出され、その検出信号は見当
制御装置本体10に出力される。また見当制御装置本体
10においては、ロータリーエンコーダ9の検出信号か
らウェブ3の走行速度が演算され、その走行速度とマー
クセンサ8の検出信号から縦見当ずれ量と横見当ずれ量
とが演算される(詳細は後述する)。
の印刷ユニット1において文字絵柄等とともに第1の見
当マーク(図2、図4参照)が印刷される。また同様に
第2の印刷ユニット2において文字絵柄等とともに第2
の見当マーク(図2、図4参照)が印刷される。これら
第1の見当マークと第2の見当マークはマークセンサ8
によって検出され、その検出信号は見当制御装置本体1
0に出力される。また、第2の印刷ユニット2の印刷版
胴6の回転軸に設けられたロータリーエンコーダ9によ
って印刷版胴6の回転が検出され、その検出信号は見当
制御装置本体10に出力される。また見当制御装置本体
10においては、ロータリーエンコーダ9の検出信号か
らウェブ3の走行速度が演算され、その走行速度とマー
クセンサ8の検出信号から縦見当ずれ量と横見当ずれ量
とが演算される(詳細は後述する)。
【0012】図2は本発明の見当ずれ量検出方法におい
て使用されるマークセンサの説明図である。図2におい
て、図1と同一部分には同一符号を付してある(以降本
発明を説明する図において同様とする)。図2におい
て、16は第1の印刷ユニット1で印刷された第1の見
当マークであり、17は第2の印刷ユニット2で印刷さ
れた第2の見当マークである。これら第1,第2の見当
マークは例えば一辺が1〜2mmの大きさの矩形のマー
クである。また、18は第1、第2の見当マークが通過
する領域に光を照射する照明、19は第1、第2の見当
マークをフォトダイオードアレイに結像するためのレン
ズ、20は結像した光像を電気信号に変換するためのフ
ォトダイオードが一次元に(例えば32〜128素子)
配列されたフォトダイオードアレイ、21はフォトダイ
オード、22はGND(グランド)、23はフォトダイ
オードに流れる光電流を電圧に変換するためのOPアン
プ(演算増幅器)、24は光電流を電圧に変換するゲイ
ンを決定する抵抗、25はOPアンプの出力端子であ
る。
て使用されるマークセンサの説明図である。図2におい
て、図1と同一部分には同一符号を付してある(以降本
発明を説明する図において同様とする)。図2におい
て、16は第1の印刷ユニット1で印刷された第1の見
当マークであり、17は第2の印刷ユニット2で印刷さ
れた第2の見当マークである。これら第1,第2の見当
マークは例えば一辺が1〜2mmの大きさの矩形のマー
クである。また、18は第1、第2の見当マークが通過
する領域に光を照射する照明、19は第1、第2の見当
マークをフォトダイオードアレイに結像するためのレン
ズ、20は結像した光像を電気信号に変換するためのフ
ォトダイオードが一次元に(例えば32〜128素子)
配列されたフォトダイオードアレイ、21はフォトダイ
オード、22はGND(グランド)、23はフォトダイ
オードに流れる光電流を電圧に変換するためのOPアン
プ(演算増幅器)、24は光電流を電圧に変換するゲイ
ンを決定する抵抗、25はOPアンプの出力端子であ
る。
【0013】以上の構成において動作を説明する。第
1、または第2の見当マークがマークセンサ8の検出領
域に達すると、照明18によって照らされたそのマーク
の光学像がレンズ19によって、フォトダイオードアレ
イ20に結像される。各フォトダイオード21にはその
像の光量に応じて光電流が誘起される。その際OPアン
プの増幅作用により、各フォトダイオード21の両端子
間には電圧が印加されず、抵抗24を通じて光電流と同
じ電流が流れるように出力端子25に電圧が発生するこ
ととなる。図2に示すようにフォトダイオード21各々
独立にOPアンプ回路が設けられており、出力端子25
から各々独立の出力が得られる。なおこのような回路構
成においては、フォトダイオード21が受光する光量に
比例した電圧が出力端子に現れる。
1、または第2の見当マークがマークセンサ8の検出領
域に達すると、照明18によって照らされたそのマーク
の光学像がレンズ19によって、フォトダイオードアレ
イ20に結像される。各フォトダイオード21にはその
像の光量に応じて光電流が誘起される。その際OPアン
プの増幅作用により、各フォトダイオード21の両端子
間には電圧が印加されず、抵抗24を通じて光電流と同
じ電流が流れるように出力端子25に電圧が発生するこ
ととなる。図2に示すようにフォトダイオード21各々
独立にOPアンプ回路が設けられており、出力端子25
から各々独立の出力が得られる。なおこのような回路構
成においては、フォトダイオード21が受光する光量に
比例した電圧が出力端子に現れる。
【0014】図3は本発明の見当ずれ量検出方法を実施
する回路構成を示すブロック図である。フォトダイオー
ド21の各々から端子が出て各OPアンプ23の反転入
力(図示せず)に接続されており、各OPアンプ23の
各々から出力端子25が演算装置26に接続されてい
る。また演算装置26にはロータリーエンコーダ9の出
力信号も入力され、これらの信号から縦見当ずれ量と横
見当ずれ量が演算され出力される。
する回路構成を示すブロック図である。フォトダイオー
ド21の各々から端子が出て各OPアンプ23の反転入
力(図示せず)に接続されており、各OPアンプ23の
各々から出力端子25が演算装置26に接続されてい
る。また演算装置26にはロータリーエンコーダ9の出
力信号も入力され、これらの信号から縦見当ずれ量と横
見当ずれ量が演算され出力される。
【0015】図4は本発明の見当ずれ検出方法の原理を
説明する図である。図4(A)は縦見当ずれ量、図4
(B)は横見当ずれ量の場合の図である。図4(A)に
おいて、27はマークセンサ8が出力する見当マーク通
過信号、28はその見当マーク通過信号27に含まれる
第1の見当マーク通過パルス、29はその見当マーク通
過信号27に含まれる第2の見当マーク通過パルスであ
る。上段に示すように、見当ずれのない場合の第1の見
当マーク通過パルス28と第2の見当マーク通過パルス
29の時間間隔がTであったとする。このTは演算装置
26の記憶装置に記憶される。そして下段に示すよう
に、第1の見当マーク通過パルス28と第2の見当マー
ク通過パルス29の時間間隔がT’に変化したものとす
る。その場合の見当ずれ量(縦見当ずれ量)は下記の数
1によって表される。
説明する図である。図4(A)は縦見当ずれ量、図4
(B)は横見当ずれ量の場合の図である。図4(A)に
おいて、27はマークセンサ8が出力する見当マーク通
過信号、28はその見当マーク通過信号27に含まれる
第1の見当マーク通過パルス、29はその見当マーク通
過信号27に含まれる第2の見当マーク通過パルスであ
る。上段に示すように、見当ずれのない場合の第1の見
当マーク通過パルス28と第2の見当マーク通過パルス
29の時間間隔がTであったとする。このTは演算装置
26の記憶装置に記憶される。そして下段に示すよう
に、第1の見当マーク通過パルス28と第2の見当マー
ク通過パルス29の時間間隔がT’に変化したものとす
る。その場合の見当ずれ量(縦見当ずれ量)は下記の数
1によって表される。
【数1】 (縦見当ずれ量)=(T−T’)×(印刷物の走行速
度)
度)
【0016】次に横見当ずれ量について説明する。例え
ばフォトダイオードアレイ20においてフォトダイオー
ド21が1mm間隔で配列している場合、×10の拡大
光学系によって検出領域の像がフォトダイオードアレイ
20に結像する場合にフォトダイオード21は検出領域
上で0.1mm間隔で並んでいると見なすことができ
る。図4(B)はこのようにフォトダイオード21が検
出領域上で0.1mm間隔で並んでいる場合の図であ
り、左からフォトダイオード21に番号が付されてい
る。また、フォトダイオード21の検出領域と第1,第
2の見当マークの検出位置が書き込まれている。上段に
示すように、見当ずれのない場合の第1の見当マーク1
6のエッジの位置(番号n)と第2の見当マーク17の
エッジの位置(番号m)の距離がs(m−n;図では
0.2mm)であったとする。この距離sは演算装置2
6の記憶装置に記憶される。そして下段に示すように、
第1の見当マーク16のエッジの位置(番号n’)と第
2の見当マーク17のエッジの位置(番号m’)の距離
がs’(m’−n’;図では0.3mm)に変化したも
のとする。その場合の見当ずれ量(横見当ずれ量;図で
は−0.1mm)は下記の数2によって表される。
ばフォトダイオードアレイ20においてフォトダイオー
ド21が1mm間隔で配列している場合、×10の拡大
光学系によって検出領域の像がフォトダイオードアレイ
20に結像する場合にフォトダイオード21は検出領域
上で0.1mm間隔で並んでいると見なすことができ
る。図4(B)はこのようにフォトダイオード21が検
出領域上で0.1mm間隔で並んでいる場合の図であ
り、左からフォトダイオード21に番号が付されてい
る。また、フォトダイオード21の検出領域と第1,第
2の見当マークの検出位置が書き込まれている。上段に
示すように、見当ずれのない場合の第1の見当マーク1
6のエッジの位置(番号n)と第2の見当マーク17の
エッジの位置(番号m)の距離がs(m−n;図では
0.2mm)であったとする。この距離sは演算装置2
6の記憶装置に記憶される。そして下段に示すように、
第1の見当マーク16のエッジの位置(番号n’)と第
2の見当マーク17のエッジの位置(番号m’)の距離
がs’(m’−n’;図では0.3mm)に変化したも
のとする。その場合の見当ずれ量(横見当ずれ量;図で
は−0.1mm)は下記の数2によって表される。
【数2】(横見当ずれ量)=(s−s’)×(検出領域
上のフォトダイオード間隔)
上のフォトダイオード間隔)
【0017】図5は本発明の見当ずれ量検出方法のフロ
ーを示すフロー図である。まずマーク検出過程により、
2つの印刷過程で走行印刷物の走行方向に所定の間隔を
おいて印刷された2つの矩形状のマークが通過する領域
を、走行印刷物の走行方向と直角方向に一次元に配列さ
れた複数の受光素子から成る受光素子アレイによって検
出し、受光素子の各々から個別に出力信号が得られる
(S1)。出力信号からマークが検出されたか否かが判
定され、否の場合にはS1に戻り、マークが検出された
場合には次のステップに進む(S2)。次に縦辺演算過
程により、隣接する所定数の受光素子の出力信号がマー
ク検出レベルと成ったことから走行印刷物の走行方向と
直角なマークの直角辺が検出され縦辺検出信号が演算出
力される(S3)。また横位置演算過程により、各受光
素子の出力信号と各受光素子の配列とから走行印刷物の
走行方向と平行なマークの平行辺が検出され横位置検出
信号が演算出力される(S4)。
ーを示すフロー図である。まずマーク検出過程により、
2つの印刷過程で走行印刷物の走行方向に所定の間隔を
おいて印刷された2つの矩形状のマークが通過する領域
を、走行印刷物の走行方向と直角方向に一次元に配列さ
れた複数の受光素子から成る受光素子アレイによって検
出し、受光素子の各々から個別に出力信号が得られる
(S1)。出力信号からマークが検出されたか否かが判
定され、否の場合にはS1に戻り、マークが検出された
場合には次のステップに進む(S2)。次に縦辺演算過
程により、隣接する所定数の受光素子の出力信号がマー
ク検出レベルと成ったことから走行印刷物の走行方向と
直角なマークの直角辺が検出され縦辺検出信号が演算出
力される(S3)。また横位置演算過程により、各受光
素子の出力信号と各受光素子の配列とから走行印刷物の
走行方向と平行なマークの平行辺が検出され横位置検出
信号が演算出力される(S4)。
【0018】2つの印刷過程で印刷された2つのマーク
が検出されたか否かが判定され、否の場合はS1に戻
り、2つのマークが検出された場合には次のステップに
進む(S5)。次に縦ずれ演算過程により、2つのマー
クについての2つの縦辺検出信号から2つのマークの縦
辺の縦基準距離からの相対的ずれ量である縦見当ずれ量
が数1に示される方法で演算される(S6)。また横ず
れ演算過程により、2つのマークについての2つの横位
置検出信号から、2つのマークの横辺の横基準距離から
の相対的ずれ量である横見当ずれ量が数1に示される方
法で演算される(S7)。本発明の見当ずれ量検出方法
によれば、上記過程により縦見当ずれ量と横見当ずれ量
が検出される。
が検出されたか否かが判定され、否の場合はS1に戻
り、2つのマークが検出された場合には次のステップに
進む(S5)。次に縦ずれ演算過程により、2つのマー
クについての2つの縦辺検出信号から2つのマークの縦
辺の縦基準距離からの相対的ずれ量である縦見当ずれ量
が数1に示される方法で演算される(S6)。また横ず
れ演算過程により、2つのマークについての2つの横位
置検出信号から、2つのマークの横辺の横基準距離から
の相対的ずれ量である横見当ずれ量が数1に示される方
法で演算される(S7)。本発明の見当ずれ量検出方法
によれば、上記過程により縦見当ずれ量と横見当ずれ量
が検出される。
【0019】図6は本発明の見当ずれ量検出方法におい
て演算過程を実施する演算装置の構成例を示す図であ
る。図6において、30はフォトダイオード21の増幅
器であるOPアンプ23の出力端子25のアナログ信号
を2値化してディジタルデータとする2値化回路であ
り、31はフォトダイオード21の数(例えば32〜1
28素子)に等しい数の信号線からなる2値化回路30
の出力のセンサデータバスである。32は複数(図では
0〜F)のANDゲート回路、33はOR回路、34は
ロータリエンコーダ9の出力信号(リセットと回転パル
スから成る)を計数するカウンタ、35はカウンタ34
の計数値を一時記憶するラッチ、36はセンサデータバ
ス31のデータを一時記憶するラッチ、37はラッチ3
5,36のデータをデータバスのデータ長に合わせてデ
ータバスに出力するマルチプレクサ、38はデータバ
ス、39はアドレスバス、40はCPU(中央演算装
置)、41はROM(読み出し専用の記憶装置)、42
はRAM(記憶消去可能な記憶装置)、43は入出力ポ
ートである。
て演算過程を実施する演算装置の構成例を示す図であ
る。図6において、30はフォトダイオード21の増幅
器であるOPアンプ23の出力端子25のアナログ信号
を2値化してディジタルデータとする2値化回路であ
り、31はフォトダイオード21の数(例えば32〜1
28素子)に等しい数の信号線からなる2値化回路30
の出力のセンサデータバスである。32は複数(図では
0〜F)のANDゲート回路、33はOR回路、34は
ロータリエンコーダ9の出力信号(リセットと回転パル
スから成る)を計数するカウンタ、35はカウンタ34
の計数値を一時記憶するラッチ、36はセンサデータバ
ス31のデータを一時記憶するラッチ、37はラッチ3
5,36のデータをデータバスのデータ長に合わせてデ
ータバスに出力するマルチプレクサ、38はデータバ
ス、39はアドレスバス、40はCPU(中央演算装
置)、41はROM(読み出し専用の記憶装置)、42
はRAM(記憶消去可能な記憶装置)、43は入出力ポ
ートである。
【0020】以上の構成において動作を説明する。フォ
トダイオード21の増幅器であるOPアンプ23の出力
端子25のアナログ信号は、2値化回路30において、
見当マークを検出した場合“1”、見当マークが検出さ
れない場合“0”のデータとなるように2値化レベルが
設定される。見当マークの色によって出力端子の出力に
大きな変化がある場合には、第1の見当マークと第2の
見当マークで異なった2値化レベルを設定することがで
きる。例えばロータリーエンコーダ9の出力信号から第
1の見当マークをマークセンサ8で検出する位置近辺に
印刷版胴6が回転したことを検出しその場合には第1の
見当マーク検出のための2値化レベルが選択され、ロー
タリーエンコーダ9の出力信号から第2の見当マークを
マークセンサ8で検出する位置近辺に印刷版胴6が回転
したことを検出しその場合には第2の見当マーク検出の
ための2値化レベルが選択されるように構成することが
できる。
トダイオード21の増幅器であるOPアンプ23の出力
端子25のアナログ信号は、2値化回路30において、
見当マークを検出した場合“1”、見当マークが検出さ
れない場合“0”のデータとなるように2値化レベルが
設定される。見当マークの色によって出力端子の出力に
大きな変化がある場合には、第1の見当マークと第2の
見当マークで異なった2値化レベルを設定することがで
きる。例えばロータリーエンコーダ9の出力信号から第
1の見当マークをマークセンサ8で検出する位置近辺に
印刷版胴6が回転したことを検出しその場合には第1の
見当マーク検出のための2値化レベルが選択され、ロー
タリーエンコーダ9の出力信号から第2の見当マークを
マークセンサ8で検出する位置近辺に印刷版胴6が回転
したことを検出しその場合には第2の見当マーク検出の
ための2値化レベルが選択されるように構成することが
できる。
【0021】2値化されたデータはセンサデータバス3
1に出力され、センサデータバス31のデータはAND
ゲート回路32およびラッチ36に入力される。AND
ゲート回路32においては隣接するフォトダイオード2
1の組(例えば4〜8つのフォトダイオードから成る
組)のデータを入力としてAND演算が行われる。この
組に属するフォトダイオードの数は矩形の見当マークの
幅に相当する数よりも小さく設定され、見当マークの検
出データがセンサデータバス31に出力された場合に確
実にANDゲート32の出力値が“1”となるようにす
る。ANDゲート回路32はこのような組がマークセン
サのフォトダイオード21の全てを含むように、複数の
ANDゲートによって構成される。ANDゲート32の
出力はORゲート回路33に出力され、ORゲート回路
33においてOR演算が行われる。即ち複数あるAND
ゲートの出力に一つでも“1”がある場合にORゲート
回路33は“1”を出力し、その出力“1”は見当マー
クが検出されたことを示す。
1に出力され、センサデータバス31のデータはAND
ゲート回路32およびラッチ36に入力される。AND
ゲート回路32においては隣接するフォトダイオード2
1の組(例えば4〜8つのフォトダイオードから成る
組)のデータを入力としてAND演算が行われる。この
組に属するフォトダイオードの数は矩形の見当マークの
幅に相当する数よりも小さく設定され、見当マークの検
出データがセンサデータバス31に出力された場合に確
実にANDゲート32の出力値が“1”となるようにす
る。ANDゲート回路32はこのような組がマークセン
サのフォトダイオード21の全てを含むように、複数の
ANDゲートによって構成される。ANDゲート32の
出力はORゲート回路33に出力され、ORゲート回路
33においてOR演算が行われる。即ち複数あるAND
ゲートの出力に一つでも“1”がある場合にORゲート
回路33は“1”を出力し、その出力“1”は見当マー
クが検出されたことを示す。
【0022】ORゲート回路33の出力はラッチ35,
36に出力され、その出力パルスの立ち上がりにおいて
ラッチ35,36は各々カウンタ34の計数値とセンサ
データバス31のデータを記憶する。一方CPU40は
ROM41に格納されているプログラムによって動作し
ており、マルチプレクサ37にラッチ35,36のアド
レスデータを出力して、マルチプレクサ37を介してラ
ッチ35,36に記憶されたデータを順次データバス3
8に読み込んで、データバス38からCPU40にデー
タを取り込みさらにそのデータをRAM42に記憶す
る。この動作は常に行ってRAM42のデータから見当
マークの検出を判定し次の演算に移行することができる
が、ORゲート回路33の出力“1”を割り込みとして
CPU40の動作を開始することにより見当マーク検出
の判定演算をせずに次の演算に移行することができる。
36に出力され、その出力パルスの立ち上がりにおいて
ラッチ35,36は各々カウンタ34の計数値とセンサ
データバス31のデータを記憶する。一方CPU40は
ROM41に格納されているプログラムによって動作し
ており、マルチプレクサ37にラッチ35,36のアド
レスデータを出力して、マルチプレクサ37を介してラ
ッチ35,36に記憶されたデータを順次データバス3
8に読み込んで、データバス38からCPU40にデー
タを取り込みさらにそのデータをRAM42に記憶す
る。この動作は常に行ってRAM42のデータから見当
マークの検出を判定し次の演算に移行することができる
が、ORゲート回路33の出力“1”を割り込みとして
CPU40の動作を開始することにより見当マーク検出
の判定演算をせずに次の演算に移行することができる。
【0023】第1の見当マーク16と第2の見当マーク
17について上記動作が行われることによって、RAM
42には2つの見当マークに対応するラッチ35,36
のデータ、即ちカウンタ34の計数値とセンサデータバ
ス31のデータが記憶されており、それらを元データと
してCPU40によって見当ずれ量の演算が行われる。
演算は、まず見当ずれがない場合の第1の見当マーク1
6検出時のカウンタ34の計数値と第2の見当マーク1
7検出時のカウンタ34の計数値との差から数1におけ
るT×(印刷物の走行速度)が求められ、見当ずれがあ
る場合の第1の見当マーク16検出時のカウンタ34の
計数値と第2の見当マーク17検出時のカウンタ34の
計数値との差から数1におけるT’×(印刷物の走行速
度)が求められ、従って縦見当ずれ量である(T−
T’)×(印刷物の走行速度)が求められる。
17について上記動作が行われることによって、RAM
42には2つの見当マークに対応するラッチ35,36
のデータ、即ちカウンタ34の計数値とセンサデータバ
ス31のデータが記憶されており、それらを元データと
してCPU40によって見当ずれ量の演算が行われる。
演算は、まず見当ずれがない場合の第1の見当マーク1
6検出時のカウンタ34の計数値と第2の見当マーク1
7検出時のカウンタ34の計数値との差から数1におけ
るT×(印刷物の走行速度)が求められ、見当ずれがあ
る場合の第1の見当マーク16検出時のカウンタ34の
計数値と第2の見当マーク17検出時のカウンタ34の
計数値との差から数1におけるT’×(印刷物の走行速
度)が求められ、従って縦見当ずれ量である(T−
T’)×(印刷物の走行速度)が求められる。
【0024】また、見当ずれがない場合の第1の見当マ
ーク16検出時のセンサデータバス31のデータと第2
の見当マーク17検出時のセンサデータバス31のデー
タとの差から数2におけるsが求められ、見当ずれがあ
る場合の第1の見当マーク16検出時のセンサデータバ
ス31のデータと第2の見当マーク17検出時のセンサ
データバス31のデータとの差から数2におけるs’が
求められ、あらかじめ検出領域上のフォトダイオード間
隔は与えられているから横見当ずれ量である(s−
s’)×(検出領域上のフォトダイオード間隔)が求め
られる。そして、演算された見当ずれ量は入出力ポート
43より外部の装置に出力される。
ーク16検出時のセンサデータバス31のデータと第2
の見当マーク17検出時のセンサデータバス31のデー
タとの差から数2におけるsが求められ、見当ずれがあ
る場合の第1の見当マーク16検出時のセンサデータバ
ス31のデータと第2の見当マーク17検出時のセンサ
データバス31のデータとの差から数2におけるs’が
求められ、あらかじめ検出領域上のフォトダイオード間
隔は与えられているから横見当ずれ量である(s−
s’)×(検出領域上のフォトダイオード間隔)が求め
られる。そして、演算された見当ずれ量は入出力ポート
43より外部の装置に出力される。
【0025】以上本発明について実施例を挙げて説明し
たが、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではな
く本発明の技術思想に基づき種々の態様で実施すること
ができ、それらも本発明に含まれることはいうまでもな
い。たとえば実施例においてはマークセンサ8の受光素
子アレイを1つだけ用いた例を示したが、前記マーク検
出過程において2つの印刷過程で走行印刷物の走行方向
に所定の間隔をおいて印刷された2つの矩形状のマーク
を、その所定の間隔をおいた2つの検出領域を有する2
組の受光素子アレイによって検出することができる。そ
のようにすると2つのマークを検出する時間差が小さく
なり見当ずれ量の検出精度を高めることができる。また
実施例においては検出信号に対して2値化を行ったが、
多値化を行うことができる。そのようにすると横位置を
受光素子の配列幅よりも小さな幅に相当する単位で検出
することができ横位置の検出精度を高めることができ
る。
たが、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではな
く本発明の技術思想に基づき種々の態様で実施すること
ができ、それらも本発明に含まれることはいうまでもな
い。たとえば実施例においてはマークセンサ8の受光素
子アレイを1つだけ用いた例を示したが、前記マーク検
出過程において2つの印刷過程で走行印刷物の走行方向
に所定の間隔をおいて印刷された2つの矩形状のマーク
を、その所定の間隔をおいた2つの検出領域を有する2
組の受光素子アレイによって検出することができる。そ
のようにすると2つのマークを検出する時間差が小さく
なり見当ずれ量の検出精度を高めることができる。また
実施例においては検出信号に対して2値化を行ったが、
多値化を行うことができる。そのようにすると横位置を
受光素子の配列幅よりも小さな幅に相当する単位で検出
することができ横位置の検出精度を高めることができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の見当ずれ量検出方
法によれば、走行印刷物の走行方向と直角方向に一次元
に配列された複数の受光素子から成る受光素子アレイと
各受光素子の出力信号を並列して処理することによって
印刷用紙に印刷された極めて小さな見当マークを検出す
ることができ、正確な見当ずれ量を検出することができ
る。
法によれば、走行印刷物の走行方向と直角方向に一次元
に配列された複数の受光素子から成る受光素子アレイと
各受光素子の出力信号を並列して処理することによって
印刷用紙に印刷された極めて小さな見当マークを検出す
ることができ、正確な見当ずれ量を検出することができ
る。
【図1】本発明の見当制御方法を実施する装置の構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】本発明の見当ずれ量検出方法において使用され
るマークセンサの説明図である。
るマークセンサの説明図である。
【図3】本発明の見当ずれ量検出方法を実施する回路構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の見当ずれ検出方法の原理を説明する図
である。
である。
【図5】本発明の見当ずれ量検出方法のフローを示すフ
ロー図である。
ロー図である。
【図6】本発明の見当ずれ量検出方法において演算過程
を実施する演算装置の構成例を示す図である。
を実施する演算装置の構成例を示す図である。
【図7】2つの三角形状の見当マークをスキャニングヘ
ッドで検出し縦方向と横方向との見当ずれ量を演算する
従来の方法を説明する説明図である。
ッドで検出し縦方向と横方向との見当ずれ量を演算する
従来の方法を説明する説明図である。
1 第1の印刷ユニット 2 第2の印刷ユニット 3 ウェブ 4,6 印刷版胴 5,7 圧胴 8 マークセンサ 9 ロータリーエンコーダ 10 見当制御装置本体 11 コンペンセータ 12,13 固定ローラ 14 可動ローラ 15 サイドレー 16 第1の見当マーク 17 第2の見当マーク 18 照明 19 レンズ 20 フォトダイオードアレイ 21 フォトダイオード 22 GND(グランド) 23 OPアンプ(演算増幅器) 24 抵抗 25 出力端子 26 演算装置 27 見当マーク通過信号 28 第1の見当マーク通過パルス 29 第2の見当マーク通過パルス 30 2値化回路 31 センサデータバス 32 ANDゲート回路 33 ORゲート回路 34 カウンタ 35,36 ラッチ 37 マルチプレクサ 38 データバス 39 アドレスバス 40 CPU 41 ROM 42 RAM 43 入出力ポート 51 第1の見当マーク 52 第2の見当マーク 53 スキャニングライン
Claims (2)
- 【請求項1】2つの印刷過程で走行印刷物の走行方向に
所定の間隔をおいて印刷された2つの矩形状のマークが
通過する領域を、前記走行印刷物の走行方向と直角方向
に一次元に配列された複数の受光素子から成る受光素子
アレイによって検出し、前記受光素子の各々から個別に
出力信号を得るマーク検出過程と、 前記出力信号から、前記走行印刷物の走行方向と直角な
前記マークの辺を検出し縦辺検出信号を演算出力する縦
辺演算過程と、 各受光素子の出力信号と各受光素子の配列とから前記走
行印刷物の走行方向と平行な前記マークの辺の位置を検
出し横位置検出信号を演算出力する横位置演算過程と、 前記2つのマークについての2つの縦辺検出信号から、
2つのマークの縦辺の縦基準距離からの相対的ずれ量で
ある縦見当ずれ量を演算する縦ずれ演算過程と、 前記2つのマークについての2つの横位置検出信号か
ら、2つのマークの横辺の横基準距離からの相対的ずれ
量である横見当ずれ量を演算する横ずれ演算過程と、 から成ることを特徴とする見当ずれ量検出方法。 - 【請求項2】前記縦辺演算過程は、隣接する所定数の受
光素子の出力信号または前記複数の受光素子の総和の出
力信号がマーク検出レベルと成ったことから、前記走行
印刷物の走行方向と直角な前記マークの辺を検出し縦辺
検出信号を演算出力する縦辺演算過程であることを特徴
とする請求項1記載の見当ずれ量検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30839794A JPH08143182A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 見当ずれ量検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30839794A JPH08143182A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 見当ずれ量検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143182A true JPH08143182A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17980579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30839794A Pending JPH08143182A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 見当ずれ量検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08143182A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1979117A2 (en) * | 2006-02-03 | 2008-10-15 | Rr Donnelley | Use of a sense mark to control a printing system |
US10279605B2 (en) | 2007-06-29 | 2019-05-07 | R.R. Donnelley & Sons Company | Printing system |
US10370214B2 (en) | 2017-05-31 | 2019-08-06 | Cryovac, Llc | Position control system and method |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP30839794A patent/JPH08143182A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1979117A2 (en) * | 2006-02-03 | 2008-10-15 | Rr Donnelley | Use of a sense mark to control a printing system |
EP1979117A4 (en) * | 2006-02-03 | 2009-02-18 | Rr Donnelley | METHOD OF USING A DETECTION MARK TO CONTROL A PRINTING SYSTEM |
US10279605B2 (en) | 2007-06-29 | 2019-05-07 | R.R. Donnelley & Sons Company | Printing system |
US10370214B2 (en) | 2017-05-31 | 2019-08-06 | Cryovac, Llc | Position control system and method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |